JP2013219442A - 電子装置、イメージセンサおよび電子カメラ - Google Patents

電子装置、イメージセンサおよび電子カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】
従来、シールドできない環境下で使用される電子装置は、外来ノイズによる影響を回避することが難しかった。
【解決手段】
本発明に係る電子装置は、外部から電磁的に誘導されるノイズの周波数に非同期の周波数のクロックを発生するクロック発生回路と、前記クロック発生回路が出力するクロックに同期して動作する電子回路と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子装置、イメージセンサおよび電子カメラに関する。
近年、電子カメラから医療用機器まで様々な分野で電子装置が用いられている。ところが、使用されるクロック周波数の高速化などにより、他装置や自装置内の他回路など外部から電磁的に誘導されるノイズ(以下、外来ノイズと称する)の影響による電子回路の誤動作や品質劣化などが問題となっている。一般的な外来ノイズの対策として、電子装置を金属などの遮蔽体で覆う電磁シールドやGNDの強化などが行われている。一方、ノイズ発生源側の対策として、EMIノイズの周波数スペクトルを分散することにより、発生するノイズのピークパワーを低減するSSCG(Spread Spectrum Clock Generator)技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−217372号公報
ところが、外来ノイズを防止するためにシールドを強化する方法は、シールドできない電子装置の場合に適用できないという問題がある。例えば電子カメラで用いられているイメージセンサは、光学レンズから光を入れる構造にしなければならず、イメージセンサの表面を金属で遮蔽する方法は使用できない。また、通常のシールドでは動作の安全性を十分に確保できない医療機器などでは更なる対策の強化が求められる。さらに、一定周波数の電磁波を発生する通信機器など、輻射パワーが強い電磁波環境の周辺で使用される電子装置の場合、簡単なシールド強化のみでは対策できないという問題がある。
本発明の目的は、シールドできない環境下でも特定周波数の外来ノイズによる影響を回避できる電子装置、イメージセンサおよび電子カメラを提供することである。
本発明に係る電子装置は、外部から電磁的に誘導されるノイズの周波数に非同期の周波数のクロックを発生するクロック発生回路と、前記クロック発生回路が出力するクロックに同期して動作する電子回路と、を備えることを特徴とする。
また、前記クロック発生回路は、予め設定された周波数範囲内で変化する周波数のクロックを発生することを特徴とする。
特に、前記クロック発生回路は、SSCG方式を用いてクロックを発生することを特徴とする。
また、前記クロック発生回路は、前記ノイズ周波数とは異なる複数のクロックを発生する発振回路と、前記複数の発振回路が発生するクロックを切り替えて出力する切替回路とを有し、前記切替回路から出力するクロックを前記ノイズ周波数に非同期の周波数のクロックに切り替えることを特徴とする。
さらに、複数の前記クロック発生回路を設け、前記電子回路を複数の領域に分割し、前記領域毎に前記複数のクロック発生回路が出力するクロックをそれぞれ与えることを特徴とする。
本発明に係るイメージセンサは、前記電子装置を有するイメージセンサにおいて、前記電子回路は、被写体像の光量に応じて電気信号に変換する複数画素が二次元状に配置された撮像回路と、前記撮像回路から読み出された電気信号をAD変換するAD変換回路と、前記撮像回路の複数の画素から電気信号を読み出し、前記AD変換回路でデジタル値に変換するタイミングを生成するタイミング制御回路とで構成され、前記クロック発生回路は、前記タイミング制御回路にクロックを出力することを特徴とする。
特に、前記タイミング制御回路は、画素単位、行単位、フレーム単位の少なくとも1つの読み出しタイミングを前記クロック発生回路が出力するクロックにより生成して前記撮像回路の複数の画素から電気信号を読み出し、前記AD変換回路でデジタル値に変換することを特徴とする。
本発明に係る電子カメラは、前記イメージセンサを搭載することを特徴とする。
本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラは、シールドできない環境下でも特定周波数の外来ノイズによる影響を回避できる。
本発明に係る電子装置103および電子カメラ201の特徴部分を示す図である。 電子カメラ201の構成例を示す図である。 イメージセンサ203の構成例を示す図である。 AD変換の動作例を示す図である。 クロック発生部251の構成例を示す図である。 外来ノイズの撮影画像への写り込み例を示す図である。 外来ノイズの変動周期とサンプリング周期の関係を示す図である。 クロック発生部251bの構成例を示す図である。 イメージセンサ203cの構成例を示す図である。 複数エリアに分割してクロック供給する一例を示す図である。
以下、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラの実施形態について図面を用いて詳しく説明する。尚、以下の実施形態では、電子装置として電子カメラの例を挙げて説明するが、計測機器や医療用機器などクロックに同期して動作する装置であれば同様に適用可能で、特に電磁シールドが難しい装置や強力な電磁シールドが求められる装置に対する特定周波数の外来ノイズによる影響を回避することができる。
ここで、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラは、外来ノイズを発生して周囲の機器に影響を与える側の機器(能動側機器と称する)ではなく、外来ノイズの影響を受ける側の機器(受動側機器と称する)に対応する。そして、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラは、受動側機器として影響を受け易い部分(例えばADコンバータなど)を動作させる基準クロックを可変することにより、特定の周波数で発生する外来ノイズの影響を受動側機器でスペクトル的に分散し、撮影画像など電子回路の出力信号に与える影響を目立たなくすることができる。或いは、基準クロックを既知の外来ノイズの周波数の影響を受けない周波数に変更することにより、外来ノイズの影響を回避することができる。
例えば図1(a)に示すように、クロック発生部101と、クロック発生部101が出力するクロックに同期して動作する電子回路102を有する電子装置103に対して、クロック発生部101が発生する周波数に近い特定周波数の外来ノイズが到来すると、電子回路102の動作に影響を与える。例えば図1(b)に示すように、電子装置103が電子カメラ201である場合、イメージセンサ203のクロック発生部251は画像解像度などを指定する電子カメラ201内の制御信号に基づいて基準クロックを発生し、タイミング制御部252は制御信号により指定される読み出しモードに応じて撮像部253から画像を読み出すタイミング信号を基準クロックから生成する。
この時、クロック発生部251が発生するクロックの周波数に近い周波数の外来ノイズが到来すると、撮像部253から読み出される画像信号に特定周期でノイズが現れ、画質が悪くなるという問題が生じる。
そこで、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラでは、外来ノイズの影響を受けた場合でも画質の劣化を目立たなくすることができる。
(第一実施形態)
図2は、図1(b)で示した電子カメラ201の概念図に対応する本実施形態に係る電子カメラ201の具体的な構成を示すブロック図である。図2において、電子カメラ201は、光学系202と、イメージセンサ203と、画像バッファ204と、画像処理部205と、カメラ制御部206と、表示部207と、メモリカードIF(インターフェース)208と、操作部209とで構成される。尚、図1(b)と同符号のブロックは同じ機能のブロックを示す。また、本実施形態では、クロック発生部251をイメージセンサ203に内蔵しているが、イメージセンサ203とは別に設けてもよい。
図2において、光学系201から入射される被写体光は、イメージセンサ203の受光面に入射される。ここで、光学系201は、ズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りおよびメカニカルシャッターなどで構成され、カメラ制御部206からの指令に応じて、ズームレンズやフォーカスレンズ或いは絞りやメカニカルシャッターなどが撮影条件に応じて制御される。
イメージセンサ203は、例えばCMOS型イメージセンサで構成され、内部のAD変換器により、ほぼ同時に複数画素の画像信号がAD変換される。図2において、イメージセンサ203は、クロック発生部251と、タイミング制御部252と、撮像部253とを有する。撮像部253の受光面には、光電変換部を有する複数の画素が二次元状に配置され、各画素の光電変換部で受光する光量に応じた電気信号に変換する。そして、タイミング制御部252が出力するタイミング信号によって撮像部253から画像信号が読み出され、画像バッファ204に取り込まれる。ここで、クロック発生部251は、PLL回路などによって構成され、カメラ制御部206の指令に従って、イメージセンサ203の動作の基準となるクロックを発生する。また、タイミング制御部252は、クロック発生部251が出力するクロックに同期したタイミング信号を生成し、例えばイメージセンサ203の信号制御やカラム型(スロープ比較型)ADコンバータの比較電圧を生成する回路(DAコンバータやカウンタなどで構成する回路)にクロックやタイミング信号を供給する。また、カメラ制御部206は、クロック発生部251が発生するクロックの周波数を設定したり、操作部209で撮影者が選択した撮影画像の解像度や撮影モードなどに応じて、適切なタイミング信号を生成するようタイミング制御部252を制御する。特に本実施形態では、イメージセンサ203のクロック発生部251に特徴があり、クロック発生部251の詳細な構成例および動作例については後で説明する。
画像バッファ204は、例えば揮発性の高速メモリで構成され、イメージセンサ203が出力する画像を一時的に記憶したり、画像処理部205が画像処理を行う際のバッファメモリとしても使用される。或いは撮影画像やメモリカードIF208に接続されたメモリカード208aに保存されている撮影済の画像などを表示部207に表示する際の表示用バッファとしても使用される。
画像処理部205は、画像バッファ204に取り込まれた画像に対して、ホワイトバランス処理,色補間処理,ガンマ補正処理,彩度強調処理,輪郭強調処理などの一般的な画像処理を行う。さらに電子カメラ201の設定に応じて、JPEG規格などに準拠した画像圧縮方法で撮影画像の圧縮処理を行う。
カメラ制御部206は、内部に記憶されたプログラムに従って動作するCPUで構成され、電子カメラ201全体の動作を制御する。例えばカメラ制御部206は、操作部209のレリーズボタンが押下された場合、光学系202のレンズ制御や絞り制御およびシャッター制御などを行ってイメージセンサ203で被写体画像を撮像する。そして、カメラ制御部206は、イメージセンサ203からAD変換された画像データを読み出して画像バッファ204に取り込む。さらに、カメラ制御部206は、画像処理部205が画像処理後の画像バッファ204の画像(例えばJPEG画像)をメモリカードIF208を介してメモリカード208aに保存したり、表示部207に表示する。
表示部207は、液晶モニタなどで構成され、カメラ制御部206によって撮影画像や電子カメラ201の操作に必要な設定メニュー画面などが表示される。
操作部209は、電源ボタン、レリーズボタン、撮影モード選択ダイヤル、カーソルボタンなどで構成される。ユーザーは、これらの操作ボタンを操作して電子カメラ201を使用する。尚、これらの操作ボタンの操作情報はカメラ制御部206に出力され、カメラ制御部206は操作部209から入力する操作情報に応じて電子カメラ201全体の動作を制御する。
メモリカードIF208は、電子カメラ201にメモリカード208aを接続するためのインターフェースで、カメラ制御部206はメモリカードIF208を介してメモリカード208aとの間で画像データを読み書きする。
以上が電子カメラ201の構成および基本動作である。
[イメージセンサ203の構成例]
次に、電子カメラ201のイメージセンサ203の構成例について図3を用いて説明する。尚、図3において、図2と同符号のブロックは同じ機能のブロックである。
図3の例では、撮像部253はイメージエリア301と出力回路302とで構成される。イメージエリア301は、二次元状に配置された複数の画素p(1,1)から画素p(3,3)までの3行3列の9画素と、垂直シフトレジスタ303とを有する。尚、ここでは説明がわかり易いように3行3列の構成にしたが、実際には数百万画素から数千万画素で構成される。垂直シフトレジスタ303は、タイミング制御部252が出力するタイミング信号に同期して、行選択線(SEL(1)からSEL(3))に順番に選択信号を出力して各画素から光電変換された画像信号を列毎に配置された垂直信号線(VL(1)からVL(3))に読み出す。尚、垂直シフトレジスタ303は、各画素の露光タイミングなども制御するが、図3ではこれらのタイミング信号は省略されている。
ここで、以降の説明において、特定の画素を示す場合は画素p(1,2)のように座標を示す(1,2)などを付加して表記するが、各画素に共通の内容を説明する場合は座標を省略して画素pと表記する。同様に、行選択線や垂直信号線など特定の行や列の信号線やブロックを示す場合は行番号や列番号を示す数字(2)などを付加して表記するが、各行や各列の信号線やブロックに共通の内容を説明する場合は数字を省略して行選択線SELや垂直信号線VLのように表記する。また、以下で説明するサンプルホールド部SH、画像信号の電圧Vr、比較回路CP、電圧Vcp、上位メモリUMおよび下位メモリLMなどについても同様に表記する。
図3において、出力回路302は、各列の垂直信号線VLに読み出された画像信号をタイミング制御部252が出力するタイミング信号に従って同列のサンプルホールド部SHに保持する。
各列のサンプルホールド部SHに保持された画像信号の電圧Vrは、各列の比較回路CPでDAコンバータ304から比較信号線CPLに出力される比較電圧Vc1と比較され、比較結果がデジタル値に変換されて各列の上位メモリUMおよび下位メモリLMに保持される。上位メモリUMおよび下位メモリLMに保持された画像データは、メモリ読出回路306を介して画像データとしてイメージセンサ203から画像バッファ204に読み出される。ここで、外来ノイズはデジタル画像データを得るまでのアナログ信号を扱う回路に大きな影響を与えるので、図3では、イメージセンサ203で光電変換された画像信号がAD変換されるまでの構成および動作を詳しく説明し、デジタル信号に変換後の構成および動作について単にメモリ読出回路306として省略する。尚、メモリ読出回路306を介して読み出された画像データは画像バッファ204に取り込まれる。
ここで、出力回路302は、DAコンバータ304とカウンター305とで量子化ビット幅の上位ビットと下位ビットの二段階で逐次比較するADコンバータを構成する。尚、ADコンバータの構成は、フラッシュ型など他方式に対応したものでも構わず、何れの場合でも本実施形態と同様の効果が得られる。図4は、図3におけるAD変換の動作を説明するための図である。図4において、DAコンバータ304で作られた階段状の基準となる比較電圧Vc1と撮像部253から読み出されたアナログの画像信号の電圧Vrとを逐次比較することにより、アナログの画像信号をデジタル値に変換している。特に本実施形態では、AD変換するための周期を1周期毎に変化させるように動作するが、撮像部253からライン毎に画像信号を読み出す周期を可変したり、フレームレートをフレーム毎に可変するようにしても構わない。
図4において、クロック信号CLKはタイミング制御部252から出力され、カウンター305はクロック信号CLKに同期して変化する値を出力する。図4の例では、先ずカウンター305は量子化ビット幅の上位ビットをクロック信号CLKに同期して変化させ、白レベル電圧VDと黒レベル電圧VS間を大きく4つに分割した電圧に対応するカウント値をDAコンバータ304に出力する。これがDAコンバータ304から比較信号線CPLに出力される比較電圧Vc1で、各列の比較回路CPに入力される。そして、比較回路CPは、サンプルホールド部SHにホールドされた画像信号の電圧Vrと比較電圧Vc1とを比較する。図4の例では、画像信号の電圧Vrは、比較電圧Vc1が電圧V1と電圧V2との間にあるので、これに対応する上位ビットをデコードしたデータが上位メモリUMに書き込まれる。さらに、カウンター305は電圧V1と電圧V2の間に対応する量子化ビット幅において、下位ビットをクロック信号CLKに同期して変化させ、電圧V1と電圧V2の間を細かく4つに分割した電圧に対応するカウント値をDAコンバータ304に出力し、DAコンバータ304で比較電圧Vc1に変換されて、各列の比較回路CPに入力される。そして、比較回路CPは、サンプルホールド部SHにホールドされた画像信号の電圧Vrと比較電圧Vc1とを比較する。図4の例では、画像信号の電圧Vrは、比較電圧Vc1が電圧V3と電圧V4との間にあるので、これに対応する下位ビットをデコードしたデータが下位メモリLMに書き込まれる。
このようにして、各列のサンプルホールド部SHに保持された画像信号は、AD変換されて上位メモリUMおよび下位メモリLMに取り込まれる。そして、各列の上位メモリUMおよび下位メモリLMに取り込まれた画像データは、メモリ読出回路306を介してイメージセンサ203から読み出され画像バッファ204に撮影画像として記憶される。
ここで、イメージセンサ203において、外来ノイズの影響を受け易い回路について説明する。外来ノイズは信号線などに電磁的に誘導されて信号線の電位を変動させるので、アナログ信号で扱われる回路に与える影響が大きくなる。
先ず、撮像部253のイメージエリア301では、各画素で光電変換されて垂直信号線VLに読み出されるアナログの画像信号に外来ノイズが重畳される。そして、出力回路302のサンプルホールド部SHでアナログの画像信号がホールドされ、垂直信号線VLに読み出された画像信号の電圧Vrが確定する。この時点で、ノイズ成分が含まれる画像信号がサンプルホールド部SHで保持されるので、画像信号をサンプルする周期が固定で外来ノイズの周期に近い場合、筋状のノイズが撮影画像に出現する可能性がある。
次に、サンプルホールド部SHで保持された画像信号の電圧VrとDAコンバータ304が出力する比較電圧Vc1とが比較回路CPに入力される信号線についてもアナログ信号で扱われているので、外来ノイズの影響を受け易くなる。例えば図4の場合、外来ノイズによって画像信号の電圧Vrや比較電圧Vc1が変動し、比較回路CPで比較して上位メモリUMまたは下位メモリLMに記憶する周期が固定で外来ノイズの周期に近い場合、筋状のノイズが撮影画像に出現する可能性がある。特に、上位ビットの変換時に外来ノイズの影響を受けた場合、撮影画像に強く影響が現れることになる。
このように、イメージセンサ203は、外来ノイズの影響を受け易い回路を有し、しかも撮像部253の光電変換部に光学系202から光を入射しなければならないので、電磁シールドを施すことができず、外来ノイズに対しては無防備にならざるを得ない。そこで、本実施形態に係るイメージセンサ203では、クロック発生部251が発生するクロックを変動させ、このクロックに基づいてタイミング制御部252が各種のタイミング信号を生成することにより、外来ノイズの影響が目立たないように、撮像部253から画像データを読み出してデジタルデータにAD変換するようになっている。
尚、クロック発生部251およびタイミング制御部252で生成した基準クロックには周波数変調が加えられているため、イメージセンサ203の各部の動作はこれに同期して変動する。ところが、各画素pの光電変換部の電荷の蓄積時間が変動すると、画像の明るさなどが変動することになり、光学系202にメカニカルシャッタを有さない場合(電子シャッタにより露光時間を制御する場合)は問題となる。そこで、垂直シフトレジスタ303による露光時間に関連するタイミング制御には周波数変調されていない一定の同期信号を用いるものとする。この場合、クロック発生部251は、周波数変調されたクロックを発生するPLL回路と、周波数変調されていない固定周波数のクロックを発生するPLL回路とを有する。逆に、外来ノイズの影響を受け易い部分は予め把握できるので(例えば垂直信号線VLや比較信号線CPLなど)、影響を受け易い部分のみ周波数変調されたクロックを使用するようにしてもよい。尚、本実施形態では、クロック発生部251の周波数変調されたクロックを発生する部分の構成および動作を中心に説明し、周波数変調されていない一定の同期信号を生成する部分についての説明は省略する。
次に、クロック発生部251の構成例について説明する。図5は、先に説明したイメージセンサ203のクロック発生部251の一例としてPLLを用いたクロック発生部251aの構成を示すブロック図である。
図5において、クロック発生部251aは、基準発振部401と、VCO402と、分周器403と、位相比較器404と、LPF405と、カウンタ406と、DAC407と、加算器408とを有するPLL回路で構成される。
基準発振部401は、水晶発振器などで構成され、水晶固有の周波数のクロックが出力される。
VCO402は、電圧制御発振器で入力電圧により発振するクロックの周波数を可変することができ、供給する回路に必要な周波数のクロックを出力する。
分周器403は、VCO402が出力するクロックを基準発振器401が出力するクロックに近い周波数に分周する。
位相比較器404は、基準発振器401が出力するクロックと、分周器403が出力するクロックの位相を比較し、位相差を電気信号に変換してLPF405に出力する。
LPF405は、位相比較器404が出力する電気信号の変化を平滑化し、安定した位相差信号を出力し、加算器408を介してVCO402に入力される。
尚、カウンタ406およびDAC407を除き、LPF405の出力電圧を加算器408を介さずに直接VCO402に入力する場合は、一般的なPLL回路を構成し、基準発振器401が出力するクロックに同期した周波数のクロックをVCO402で発生することができる。この場合、VCO402が発生するクロックの周波数は分周器403の分周比によって決まる。例えば基準発振器401が発生するクロックの周波数が25MHzで分周器403の分周比が1/4の場合、VCO402から出力されるクロックの周波数は100MHzとなる。
ここで、先に説明した露光時間に関係するクロック信号は、カウンタ406およびDAC407を除いたPLL回路で構成される。この場合、クロック発生部251aは、周波数が変動するPLL回路と、周波数が変動しないPLL回路の2つの回路を有する。
先に説明したように、クロック発生部251aは、一般的なPLL回路に、カウンタ406と、DAC407と、加算器408とを設けて、VCO402から出力されるクロック周波数を意図的に所定範囲で変動するようになっている。カウンタ406は、基準発振器401が出力するクロックをカウントする。尚、カウンタ406は、カウントアップとカウントダウンとを周期的に繰り返す。
DAC407は、カウンタ406のカウント値を電圧に変換して出力するDA変換器である。
加算器408は、DAC407が出力する電圧をLPF405が出力する電圧に加算して、VCO402に出力する。
これにより、基準発振器401のクロック周波数と分周器403の分周比とで決まるVCO402のクロック周波数は、カウンタ406とDAC407により生成される電圧変化に応じて変動する。例えばカウンタ406とDAC407により生成される電圧変化に応じて変動するVCO402の周波数変動幅が5MHzとすると、先の例ではVCO402が発生するクロックの周波数は100MHz±5MHzとなる。尚、周波数の変化範囲は、カウンタ406のカウント幅やDAC407の量子化基準電圧などによって自由に設定することができる。例えばカウント幅が4ビットで1ビット当たりの電圧が0.1Vの場合は、0.4Vの範囲で電圧を変化させることができ、0.4Vに対応するVCO402のV−F特性に応じてVCO402が出力するクロックの周波数が変化する。
このようにして、クロック発生部251aは、所定範囲内で周期的に変化する周波数のクロックを発生し、タイミング制御部252に出力する。これにより、タイミング制御部252がタイミング信号を生成する基準となるクロックの周波数が変動するので、生成するタイミング信号の周波数も変動し、撮像部253から画像信号を読み出してAD変換するタイミングも変化する。例えば各画素から読み出された画像信号がサンプルホールド回路SHに保持されるタイミングが変化したり、比較回路CPで比較して上位メモリUMや下位メモリLMに取り込まれるタイミングなどが変化する。この結果、特定の周波数の外来ノイズが到来した場合でも、干渉などによる周期的な画像の乱れを防止することができる。
次に、外来ノイズによるイメージセンサ203の撮影画像への影響について用いて説明する。外来ノイズは、DAコンバータ304が出力する比較用の基準信号Vc1やイメージセンサ203の垂直信号線VLに電磁誘導によって重畳され、AD変換値に影響を与える。また、影響を受け易い外来ノイズの周波数は、撮像フレーム単位より短い周期で、1ライン毎にAD変換される時間よりも長い周期を有する。そして、外来ノイズの変化に応じて、AD変換された画像上に横筋や点線が出現する。
図6(a)は、特定周波数の周期性外来ノイズがイメージセンサ203の出力回路302に到来した場合の従来の画像例を示した図である。従来の場合、例えばクロック発生部251aのようなカウンタ406とDAC407による周波数変化がないので、VCO402が出力するクロックの周波数と、外来ノイズの周波数との差により、図6(a)に描いたようなビート状(周期的な横筋)の画像ノイズとなって撮影画像に写り込んでしまう。
これに対して、本実施形態に係る電子カメラ201のイメージセンサ203は、クロック発生部251aが出力するクロックの周波数が所定範囲で変動しているため、図6(b)に示すように横筋が固定した間隔で出現しないようになったり、図6(c)に示すように横筋が細かく分断される。或いは図6(d)及び図6(e)に示すように、横筋が分散されて、画像上の外来ノイズの影響を見え難くすることができる。尚、図6の各図は、説明が分かり易いように、画像上の外来ノイズの影響を誇張して描いてある。
このように、クロックのスペクトルを周波数変調して分散する技術はSSCGとして知られているが、従来はノイズを発生する能動側機器で用いるのが一般的であった。これに対して、本実施形態では、受動側機器のクロックを変動させることによって、外来ノイズの影響を目立たなくしたり回避することができる。
ここで、図5(a)のクロック発生部251aは、VCO402の入力電圧をカウンタ406とDAC407により変化させたが、図5(a)のカウンタ406の代わりに図5(b)に示すようなPN符号など生成多項式により所定ビット数のランダム符号を発生させる擬似ランダム符号発生部410を設けてもよい。これにより、発生させたランダム符号をDAC407で電圧に変換して加算器408に出力することでランダムに変化する周波数のクロックを発生することができる。尚、発生するランダム符合の範囲を限定することでランダムに変化する周波数を所定範囲に制限することができる。
図7は、外来ノイズの周期と、画像信号をAD変換する際のサンプリング周期との関係を示した図である。図7(a)は、周期性の外来ノイズの一例を示した図で、縦軸がノイズ電力、横軸が時間である。図7(a)において、外来ノイズのピークは、時間t1から時間t2、時間t2から時間t3、時間t3から時間t4のように、一定周期dTで変化する。この場合、外来ノイズの特定周波数fnは、fn=c/dT(cは光速)となる。
図7(b)は、従来の画像信号をAD変換する際のサンプリング周期の一例を示した図である。従来は、画像信号を一定周期dtでサンプリングするので、周期dtと周期dTとが近い場合(つまり外来ノイズの周波数とサンプリング周波数とが近い場合)、例えば外来ノイズのピーク付近が時間t1、時間t2、時間t3および時間t4で常にサンプリングされることになり、図6(a)で説明したような周期的なノイズが画像上に出現することになる。これに対して、先の実施形態で説明したように、基準となるクロックの周波数を変化させた場合、クロックから生成されるサンプリング周波数も変化するので、図7(c)のように、サンプリング周期は、周期dt1、dt2、dt3・・・のように異なる周期で変化するので、外来ノイズのサンプリング位置が変化し、図7(b)のように常に外来ノイズのピーク位置をサンプリングすることがないので、画像上に出現する外来ノイズの影響を目立たなくすることができる。
(第2実施形態)
次に、外来ノイズの周波数に影響されない周波数へ切り替える方法について説明する。図5の例では、クロックの周波数を変化させて外来ノイズの影響を目立たなくするようにしたが、本実施形態では、クロックの周波数自体を外来ノイズの周波数に影響されない周波数へ切り替えて、外来ノイズの影響を回避することができる。この方法は、外部ノイズの周波数やノイズの影響(例えば撮影画像上のノイズパターンなど)が予め判っている場合には、SSCGなどで分散したサンプリングを行うよりも、サンプルする周波数を切り替える本実施形態の方法が有効な場合もある。本実施形態では、発振周波数を変更できるようにPLL回路が構成されている。
図8は、第2実施形態に係るイメージセンサ203bの構成例を示す図である。イメージセンサ203bは、クロック発生部251bと、タイミング制御部252と、撮像部253とで構成される。尚、図3および図5と同符号のブロックは同じ機能のブロックを示す。図8のイメージセンサ203bは、クロック発生部251bが異なる。図5で説明したクロック発生部251aの場合、VCO402で発生するクロックの中心周波数は、基準発振器401が出力するクロックの周波数と分周器403の分周比とで決定され、この中心周波数の上下にカウンタ406とDAC407とが出力する電圧変動に応じた周波数幅だけVCO402が出力するクロックの周波数が変化するようになっていた。これに対して、図8のクロック発生部251bは、基準発振器401と、位相比較器404との間に分周器421を配置して、VCO402で発生するクロックの中心周波数自体を切り替えられるようになっている。これにより、タイミング制御部251が出力するタイミング信号の周期も切り替えられるので、例えば図6および図7で説明したように、外来ノイズの周波数とは全く異なる周波数のクロックで動作させることができる。尚、分周器421は、カメラ制御部206によって制御される。
このようにして、外来ノイズの影響がない周波数のクロックで動作させることにより、イメージセンサ203bの撮影画像上への外来ノイズの出現を回避することができる。
(第3実施形態)
次に、複数のクロック発生部を設けて、回路別に動作するクロックを変えることにより、外来ノイズの影響を目立たなくする方法について説明する。これは、複数のクロック発生部を持つことにより、例えば1枚の画像を撮影する回路を複数に分割して、回路別に異なる周波数(非同期を含む)で動作できる。これにより、外来ノイズの影響は撮影画像上の領域によって異なり、結果として画像上の外来ノイズの影響を目立たなくすることができる。
図8は、第3実施形態に係るイメージセンサ203cの構成例を示す図である。イメージセンサ203cは、クロック発生部251と、タイミング制御部252と、第2クロック発生部251cと、第2タイミング制御部252cと、撮像部253cとで構成される。そして、撮像部253cは、イメージエリア301と、出力回路302cとを有する。ここで、図9において、図3と同符号のブロックは同じ機能のブロックを示す。尚、図3と同番号のブロックであってもアルファベットの”c”が付加されたブロックは機能や構成が少し異なる。
出力回路302cは、第1出力回路451と、第2出力回路452とを有する。図9の例では、イメージエリア301の3行3列の画素pのうち、1列目の各画素と2列目の各画素の画像信号は出力回路451に読み出され、3列目の各画素の画像信号は出力回路452に読み出される。
そして、タイミング制御部252は、図3の場合と同様に、クロック発生部251が出力するクロックに基づいて、イメージエリア301の各画素から画像信号を読み出すタイミング信号を生成すると共に第1出力回路451に画像信号をサンプルホールドするタイミング信号やAD変換のためのタイミング信号などを出力する。一方、第2タイミング制御部252cは、第2クロック発生部251cが出力するクロックに基づいて、第2出力回路452に画像信号をサンプルホールドするタイミング信号やAD変換のためのタイミング信号などを出力する。
第1出力回路451において、1列目および2列目の垂直信号線VL(1)およびVL(2)に読み出された画像信号はタイミング制御部252が出力するタイミング信号に従って同列のサンプルホールド部SH(1)およびSH(2)に保持される。各列のサンプルホールド部SH(1)およびSH(2)に保持された画像信号(電圧Vr(1)およびVr(2))は、各列の比較回路CP(1)およびCP(2)でDAコンバータ304から比較信号線CPL1に出力される比較電圧Vc1と比較され、比較結果がデジタル値に変換されて各列の上位メモリUM(1)、UM(2)および下位メモリLM(1)、LM(2)にそれぞれ保持される。
一方、第2出力回路452において、3列目の垂直信号線VL(3)に読み出された画像信号は、第1タイミング制御部252cが出力するタイミング信号に従って同列のサンプルホールド部SH(3)に保持される。サンプルホールド部SH(3)に保持された画像信号(電圧Vr(3))は、同列の比較回路CP(3)で第2DAコンバータ304cから比較信号線CPL2に出力される比較電圧Vc2と比較され、比較結果がデジタル値に変換されて各列の上位メモリUM(3)および下位メモリLM(3)にそれぞれ保持される。
このようにして、イメージセンサ203で光電変換された画像信号がAD変換され、各列の上位メモリUMと下位メモリLMにデジタルの画像データとして取り込まれる。そして、各列の上位メモリUMと下位メモリLMに取り込まれた画像データは、図3のメモリ読出回路306と同様に、メモリ読出回路306cを介して画像データとしてイメージセンサ203cから電子カメラ201の画像バッファ204に読み出される。
このように、本実施形態に係るイメージセンサ203cは、出力回路302cを第1出力回路451と第1出力回路452の2つのエリアに分けて、エリア毎に独立したクロック発生部251およびクロック発生部251cを設けているので、第1出力回路451と第1出力回路452へ出力するクロックやタイミング信号は、互いに非同期で相関を持たない。これにより、外来ノイズに対して撮影画像上に出現するパターンが異なり、外来ノイズの影響を目立ちにくくすることができる。
ここで、クロック発生部251および第2クロック発生部251cは、先に図5で説明したクロック発生部251aや図8で説明したクロック発生部251bの回路を用いることができる。例えばクロック発生部251および第2クロック発生部251cの両方をクロック発生部251aまたはクロック発生部251bで構成してもよいし、クロック発生部251をクロック発生部251a、第2クロック発生部251cをクロック発生部251bで構成してもよい。
尚、図9の例では、説明が分かり易いように、2つのクロック発生部を設けて出力回路302cを2つのエリアに分割した例を示したが、さらに多くの複数のエリアに分割してもよいし、各エリア毎にクロック発生部を設けてもよい。或いは、クロック発生部の数を分割するエリアの数よりも少なくして、いくつかのエリアに同じクロック発生部からクロックを供給するようにしてもよい。例えば図10は、2つのクロック発生部501およびクロック発生部502がそれぞれ出力するクロックを同じ電子回路503(例えばイメージセンサ203の出力回路302など)を4つのエリアに分割した回路(第1回路504、第2回路505、第3回路506および第4回路507)に出力する。図10の例では、クロック発生部501は第1回路504と第3回路506にクロックを出力し、クロック発生部502は第2回路505と第4回路507にクロックを出力する。これにより、隣接した回路が非同期の異なるクロックで動作することになり、エリア分割を行わない場合よりも外来ノイズの影響をさらに目立たなくすることができる。例えば電子回路503がイメージセンサ203である場合、第1回路504は画像エリアA、第2回路505は画像エリアB、第3回路506は画像エリアCおよび第4回路507は画像エリアDにそれぞれ対応し、例えば4つの画像エリアA、B,CおよびDを撮像部253の列方向に分割した場合、図6(a)の例では、撮影画像上に出現する横筋が4つに分断されるので、より目立ちにくくすることができる。
以上、各実施形態で説明してきたように、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラは、シールドできない環境下でも特定周波数の外来ノイズによる影響を少なくすることができる。特に、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラは、能動側機器ではなく、外来ノイズの影響を受ける側の受動側機器に対応し、受動側機器の影響を受け易い部分(例えばADコンバータなど)の基準クロックを可変することにより、特定の周波数で発生する外来ノイズの影響を受動側機器でスペクトル的に分散し、撮影画像など電子回路の出力信号に与える影響を目立たなくすることができる。或いは、基準クロックを既知の外来ノイズの周波数の影響を受けない周波数に変更することにより、外来ノイズの影響を回避することができる。
尚、本発明に係る電子装置、イメージセンサおよび電子カメラについて、各実施形態で例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
101・・・クロック発生部;102・・・電子回路;103・・・電子装置;201・・・電子カメラ;202・・・光学系;203・・・イメージセンサ;204・・・画像バッファ;205・・・画像処理部;206・・・カメラ制御部;207・・・表示部;208・・・メモリカードIF;209・・・操作部;251・・・クロック発生部;252・・・タイミング制御部;253・・・撮像部;301・・・イメージエリア;302・・・出力回路;303・・・垂直シフトレジスタ;304・・・DAコンバータ;305・・・カウンター;351・・・第1クロック発生部;352・・・第2クロック発生部;353・・・第1タイミング制御部;354・・・第2タイミング制御部;401・・・基準発振部;402・・・VCO;403・・・分周器;404・・・位相比較器;405・・・LPF;406・・・カウンタ;407・・・DAC;408・・・加算器;451・・・第1出力回路;452・・・第2出力回路;501・・・クロック発生部;502・・・クロック発生部;503・・・電子回路;504・・・第1回路;505・・・第2回路;506・・・第3回路;507・・・第4回路;p・・・画素;SEL・・・行選択線;VL・・・垂直信号線;SH・・・サンプルホールド部;CP・・・比較回路;UM・・・上位メモリ;LM・・・下位メモリ

Claims (8)

  1. 外部から電磁的に誘導されるノイズの周波数に非同期の周波数のクロックを発生するクロック発生回路と、
    前記クロック発生回路が出力するクロックに同期して動作する電子回路と、
    を備えることを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、
    前記クロック発生回路は、予め設定された周波数範囲内で変化する周波数のクロックを発生する
    ことを特徴とする電子装置。
  3. 請求項2に記載の電子装置において、
    前記クロック発生回路は、SSCG方式を用いてクロックを発生する
    ことを特徴とする電子装置。
  4. 請求項1に記載の電子装置において、
    前記クロック発生回路は、
    前記ノイズ周波数とは異なる複数のクロックを発生する発振回路と、
    前記複数の発振回路が発生するクロックを切り替えて出力する切替回路と
    を有し、
    前記切替回路から出力するクロックを前記ノイズ周波数に非同期の周波数のクロックに切り替える
    ことを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電子装置において、
    複数の前記クロック発生回路を設け、
    前記電子回路を複数の領域に分割し、前記領域毎に前記複数のクロック発生回路が出力するクロックをそれぞれ与える
    ことを特徴とする電子装置。
  6. 請求項1から5に記載の電子装置を有するイメージセンサにおいて、
    前記電子回路は、
    被写体像の光量に応じて電気信号に変換する複数画素が二次元状に配置された撮像回路と、
    前記撮像回路から読み出された電気信号をAD変換するAD変換回路と、
    前記撮像回路の複数の画素から電気信号を読み出し、前記AD変換回路でデジタル値に変換するタイミングを生成するタイミング制御回路と
    で構成され、
    前記クロック発生回路は、前記タイミング制御回路にクロックを出力する
    ことを特徴とするイメージセンサ。
  7. 請求項6に記載のイメージセンサにおいて、
    前記タイミング制御回路は、画素単位、行単位、フレーム単位の少なくとも1つの読み出しタイミングを前記クロック発生回路が出力するクロックにより生成して前記撮像回路の複数の画素から電気信号を読み出し、前記AD変換回路でデジタル値に変換する
    ことを特徴とするイメージセンサ。
  8. 請求項6または7に記載のイメージセンサを搭載することを特徴とする電子カメラ。
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