JP2013218920A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト増加を抑えつつコンタクトの基板のパッド等に対する接触圧及び基板の反りへの追従性を十分に確保することのできるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ10は、絶縁フィルム300とその上に形成された導体部400とからなる接続フィルム200と、ベース部材100とを備えている。ベース部材100に設けられた開口部130は、コンタクト15のピッチ方向と斜交する方向に延びている。ベース部材100の弾性支持部120に取り付けられた導体部400は、開口部130に面している。従って、接続フィルム200の導体部400の展開長をコンタクト15のピッチ方向のサイズよりも大きくすることができる。このため、コンタクト15の高さも大きくとることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板のパッド同士の接続やLGA(Land Grid Array)パッケージと基板との接続に用いられるコネクタに関する。
この種のコネクタとしては、例えば、特許文献1乃至特許文献3に開示されたものがある。
特許文献1及び特許文献2に開示されたコネクタは、シート状の絶縁基体上に導電体を形成し、導電体を絶縁基体と共に折り曲げることで構成されている。
特許文献3のコネクタは、凸部を有する絶縁性の弾性シートにスルーホールを形成し、凸部上からスルーホール内を通って反対側の凸部上に至るように導体をめっき等により形成してコンタクトを構成している。特許文献3のコネクタにおいては、凸部からスルーホールまでの距離を長くすることで対応する導体(傾斜接続部)の長さを長くしてICとの接続時にコンタクトが受ける応力を軽減するために、コンタクトの中心とスルーホールの中心とを結ぶ直線は斜め45度に延びている(特許文献3の0042段落)。
特開2009−38171号公報 特開2002−57416号公報 特開2011−86590号公報
特許文献1記載のコネクタの場合、各コンタクト(端子)の高さは折り返せる導電体の長さ(展開長)によって決まり、更に、その展開長はコンタクトピッチによって決まっている。従って、狭ピッチ化が進んでいくと、十分なコンタクト高さを得ることができなくなり、コンタクトの十分な接触圧と基板が反った場合への追従性が確保できなくなる可能性がある。
特許文献2のコネクタの場合、配線パターンに起因して、LGAパッケージのパッドのようにマトリクス状に配置されたパッドとの接続に適さないという問題がある。
特許文献3のコネクタは、工程が複雑でコストが高く、実現可能性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、コスト増加を抑えつつコンタクトの基板のパッド等に対する接触圧を十分に確保することのできるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、
第1水平方向に複数の行を有し且つ第2水平方向に複数の列を有するマトリクス状に配置された複数のコンタクトを有するコネクタであって、
前記コネクタは、接続フィルムとベース部材とを備えており、
前記ベース部材は、板状の主部と、前記主部に保持された複数の弾性支持部とを備えており、
前記弾性支持部は、前記マトリクス状に配置されており、
前記主部には、前記弾性支持部に夫々対応する複数の開口部が形成されており、
前記開口部の夫々は、前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と直交する垂直方向において前記主部を貫通していると共に、前記第1水平方向及び前記第2水平方向により規定される水平面内において前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と斜交する所定方向へ延びており、
前記弾性支持部の夫々は、前記垂直方向の両端である上端及び下端と、前記上端と前記下端との間に設けられ前記開口部に面する取付面とを有しており、
前記接続フィルムは、絶縁フィルムと、前記絶縁フィルム上に形成されると共に前記弾性支持部に夫々対応する複数の導体部とを備えており、
前記導体部の夫々は、前記絶縁フィルムを介して、対応する前記弾性支持部の前記上端上、前記取付面上及び前記下端上に亘るように取り付けられ、前記開口部に面しており、
前記弾性支持部と前記導体部とは、前記コンタクトを構成している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記導体部の展開長は、前記第1水平方向及び前記第2水平方向における前記弾性支持部のピッチよりも長い
コネクタを提供する。
また、本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記開口部の所定方向におけるサイズは、前記第1水平方向及び前記第2水平方向における前記弾性支持部のピッチよりも大きい
コネクタを提供する。
また、本発明は、第4のコネクタとして、第1乃至第3のいずれかのコネクタであって、
前記絶縁フィルムは、前記所定方向に延びる複数の支持帯部と、前記支持帯部間に設けられた複数の導体支持部とを有しており、
前記導体支持部は、2つの前記支持帯部を連結する固定部と、前記固定部から延びる小片部とからなり、
前記導体部は、前記固定部上から前記小片部上に亘るように形成されており、
前記導体支持部は、前記固定部が前記弾性支持部の前記下端に接続されるようにして、前記弾性支持部に取り付けられている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第5のコネクタとして、第1乃至第4のいずれかのコネクタであって、
前記弾性支持部の前記下端と前記取付面との境界部分は面取りされている又は曲面形成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第6のコネクタとして、第1乃至第5のいずれかのコネクタであって、
前記弾性支持部の前記上端と前記取付面との境界部分は面取りされている又は曲面形成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第7のコネクタとして、第1乃至第6のいずれかのコネクタであって、
前記弾性支持部は、前記主部から上方に突出しており、
前記弾性支持部の前記上端は前記垂直方向において前記主部から離れて位置している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第8のコネクタとして、第1乃至第7のいずれかのコネクタであって、
前記弾性支持部は、前記取付面の背面を有しており、
前記主部には、前記弾性支持部に夫々対応する背側開口部が形成されており、
前記弾性支持部の前記背面は、前記背側開口部に面している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第9のコネクタとして、第8のコネクタであって、
一の前記弾性支持部の前記背面側に位置する前記背側開口部は、他の前記弾性支持部に対応する前記開口部と一体である
コネクタを提供する。
また、本発明は、第10のコネクタとして、第1乃至第9のいずれかのコネクタであって、
前記第1水平方向と前記第2水平方向とは直交しており、
前記所定方向は、前記前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と45度をなしている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第11のコネクタとして、第1乃至第10のいずれかのコネクタであって、
前記接続フィルムは、前記ベース部材を成型する際に少なくとも前記弾性支持部の前記下端と接続されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第12のコネクタとして、第1乃至第11のいずれかのコネクタであって、
前記接続フィルムは、前記弾性支持部の前記上端と接着剤により接続されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第13のコネクタとして、第12のコネクタであって、
前記接着剤は、弾性を有する
コネクタを提供する。
また、本発明は、第14のコネクタとして、第1乃至第13のいずれかのコネクタであって、
前記水平面内において前記ベース部材の外周を囲うように設けられたフレームを更に備えている
コネクタを提供する。
更に、本発明は、第15のコネクタとして、第14のコネクタであって、
前記絶縁フィルムは、前記水平面内において、前記ベース部材よりも大きなサイズを有しており、
前記絶縁フィルムの前記ベース部材が搭載されていない領域には、位置決め孔が形成されており、
前記フレームには、前記位置決め孔に挿入される位置決め突起が形成されている
コネクタ。
また、本発明は、コネクタの製造方法として、
接続フィルムの中間体とベース部材とを備えるコネクタの中間体の一部に対して接着剤を塗布する塗布工程であって、
前記ベース部材は、板状の主部と前記主部に保持された複数の弾性支持部とを備えており、
前記弾性支持部は、第1水平方向に複数の行を有し且つ第2水平方向に複数の列を有するマトリクス状に配置されており、
前記主部には、前記弾性支持部に夫々対応する複数の開口部が形成されており、
前記開口部の夫々は、前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と直交する垂直方向において前記主部を貫通していると共に、前記第1水平方向及び前記第2水平方向により規定される水平面内において前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と斜交する所定方向へ延びており、
前記弾性支持部の夫々は、前記垂直方向の両端である上端及び下端と、前記上端と前記下端との間に設けられ前記開口部に面する取付面とを有しており、
前記接続フィルムの中間体は、絶縁フィルムと、前記所定方向に延びるように前記絶縁フィルム上に形成された複数の導体ベルトとを備えており、
前記接続フィルムには、前記所定方向に延びる2辺と前記導体ベルトと交差しつつ前記2辺を繋ぐ1辺とを有するコの字状の切り込みが入れられており、それによって複数の導体支持部と導体部が前記弾性支持部に対応するようにして形成されており、
前記導体支持部は、前記切り込みにより囲まれた小片部と、小片部の根元と繋がっている固定部とを有しており、
前記導体部は、前記固定部上から前記小片部上に亘るように形成されており、
前記固定部は、対応する前記弾性支持部の前記下端に接合されており、
前記小片部は、前記開口部の下方に延びており、
前記接着剤は、前記弾性支持部の前記上端に対して塗布されている
塗布工程と、
櫛歯治具を前記コネクタの中間体に対してセットする治具セット工程であって、
前記櫛歯治具は、台と、前記台から前記垂直方向において上方に突出した複数の櫛歯とを有しており、
前記櫛歯は、前記開口部に対応して設けられており、前記セットに際して前記開口部に挿入されており、
前記接続フィルムの中間体の前記小片部は、前記セットに際して前記開口部に挿入された前記櫛歯により前記上方に向かうように曲げられ、前記櫛歯よりも前記上方に部分的に突出する
治具セット工程と、
前記櫛歯治具の前記櫛歯上で曲げ治具をスライドさせることにより、前記小片部の前記突出していた部位を前記弾性支持部側に曲げて前記突出していた部位と前記弾性支持部の前記上端とを前記接着剤により接着させて、前記弾性支持部と前記導体支持部と前記導体部とを備えるコンタクトを複数有するコネクタを形成する治具スライド工程と
を備える、コネクタの製造方法を提供する。
また、本発明は、上述したコネクタの製造方法に記載されたコネクタの中間体の製造方法であって、
前記接続フィルムの中間体を作成する工程と、
前記接続フィルムの中間体の前記導体部の形成されていない面上に金型を用いて前記ベース部材を直接成型することで前記導体支持部の前記固定部を前記弾性支持部の前記下端に接合する工程と
を備える、コネクタの中間体の製造方法を提供する。
更に、本発明は、上述したコネクタの中間体の製造方法であって、
前記接続フィルムの中間体を作成する工程は、
前記絶縁フィルム上に前記複数の導体ベルトを形成する工程と、
前記導体ベルトを保護するように前記導体ベルト上から前記絶縁フィルムに対して保護部材を貼付する工程と、
前記絶縁フィルムの前記導体部の形成されていない面から前記絶縁フィルム及び前記導体ベルトに対して前記切り込みを入れる工程と
を備える、製造方法を提供する。
本発明によれば、絶縁フィルムとその上に形成された導体部とからなる接続フィルムと、ベース部材とでコネクタを構成していることから、特許文献3のコネクタにおいて問題となるようなコストの増加を抑えることができる。
また、ベース部材に設けられた開口部がコンタクトのピッチ方向と斜交する方向に延びていること、及び、弾性支持部に取り付けられた導体部が開口部に面していることから、接続フィルムの導体部の展開長は、コンタクトのピッチ方向のサイズよりも大きくすることができる。このため、コンタクトの高さ(垂直方向のサイズ)も大きくとることができる。
本発明の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図1のコネクタを示す底面斜視図である。 図1のコネクタの一部を拡大して示す上面斜視断面図である。 図1のコネクタの一部を拡大して示す底面斜視断面図である。 図1のコネクタの一部を拡大して示す断面図である。 図1のコネクタに含まれる接続フィルムの中間体を製造する工程を示す底面斜視図である。 図6に続く工程を示す底面斜視図である。 接続フィルムの中間体を示す上面斜視図である。ここで、接続フィルムの中間体の底面には保護部材が付されている。 図8の接続フィルムの中間体を示す底面図である。ここで、保護部材は省略されている。 コネクタの中間体を示す上面斜視図である。図示されたコネクタの中間体の底面(即ち、接続フィルムの中間体の底面)には保護部材が付されている。 図10のコネクタの中間体を用いてコネクタを製造する工程を示す上面斜視図である。図10の保護部材は、コネクタの中間体から剥離されている。 図11のコネクタの中間体と櫛歯治具とを示す上面斜視図である。櫛歯治具は、コネクタの中間体に取り付けられている。 図12の状態を示す断面図である。 図12に続く工程を示す上面斜視図である。 図14の状態を示す断面図である。 図14に続く工程を示す上面斜視図である。 第1の応用例によるコネクタを示す分解斜視図である。 図17のコネクタを示す斜視図である。 図18のコネクタの使用方法を説明するための斜視図である。 図19に示されるコネクタが2つの基板に挟まれた状態を示す断面図である。 第2の応用例によるコネクタを示す分解斜視図である。 図21のコネクタを示す斜視図である。 図22のコネクタの使用方法を説明するための斜視図である。 図23に示されるコネクタにLGAパッケージが搭載され、それらが基板に搭載された状態を示す断面図である。
図1乃至図5、図19及び図23を参照して、本発明の実施の形態によるコネクタ10は、コネクタ10の上側(+Z側)に配された基板950のパッド又はLGAパッケージ1000のパッドなどをコネクタ10の下側(−Z側)に配された基板900のパッドなどに対して接続するためのものであり、複数のコンタクト15を有している。図1及び図2に最もよく示されているように、コンタクト15は、X方向(第1水平方向)に複数の行を有し且つY方向(第2水平方向)に複数の列を有するマトリクス状に配置されている。具体的には、本実施の形態におけるコンタクト15は、合計で49個あり、7行x7列のマトリクス状に配置されている。
図1乃至図5に示されるコネクタ10は、ベース部材100と接続フィルム200とを備えている。
図1及び図3乃至図5に示されるように、ベース部材100は、主部110と、主部110に保持された複数の弾性支持部120とを備えている。弾性支持部120は、コンタクト15の基礎をなすものであり、コンタクト15と同様にマトリクス状に配置されている。本実施の形態によるベース部材100は、弾性を有する絶縁材料から一体形成されたものである。但し、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば、弾性支持部120が弾性を有するものである限り、主部110と弾性支持部120とを別部材で構成してもよい。
図1に最も良く示されているように、主部110は、板状の形状を有している。具体的には、本実施の形態による主部110は、正方形のタイル状の形状を有している。
図1乃至図5に示されるように、主部110には、弾性支持部120に夫々対応する複数の開口部130と背側開口部140とが形成されている。各開口部130及び各背側開口部140は、Z方向において主部110を貫通している。
図3乃至図5から理解されるように、本実施の形態においては、所定方向において隣接する弾性支持部120が存在する場合、一の弾性支持部120に対応する開口部130と他の弾性支持部120に対応する背側開口部140とが一体となるように形成されている。換言すると、本実施の形態において、所定方向において隣接する弾性支持部120が存在する場合、それら弾性支持部120の間に存在する貫通孔は、一方の弾性支持部120用の開口部130であると共に他方の弾性支持部120用の背側開口部140である。
更に換言すると、本実施の形態によるベース部材100の主部110には、所定方向に延びる長い溝が複数形成されており、1以上の弾性支持部120が各溝内に設けられ、溝を所定方向において分断している。特に、複数の弾性支持部120が溝内に設けられている場合、それらの弾性支持部120は所定方向において等間隔に並んでいる。これにより、各溝は、複数の貫通孔(開口部130又は背側開口部140)に分けられている。
図1及び図2から理解されるように、本実施の形態による開口部130は、XY面内においてX方向及びY方向の双方と斜交する所定方向へ延びており、従って、開口部130の所定方向におけるサイズは、X方向及びY方向におけるコンタクト15のピッチ(即ち、弾性支持部120のピッチ)よりも大きい。
なお、本実施の形態における所定方向は、X方向及びY方向の双方と45度をなしている。そのため、個々の開口部130の所定方向におけるサイズを最も大きくとることができる。
図5は、所定方向(上述したように、本実施の形態においてはX方向及びY方向の双方と45度をなす方向)と垂直方向(Z方向)とで規定される面と平行な平面でコネクタ10を切断した場合の断面図である。
図5に最も良く示されているように、各弾性支持部120は、Z方向(垂直方向)の両端である上端122及び下端124と、上端122と下端124との間に設けられた取付面126と、取付面126の背面128とを有している。
弾性支持部120は、主部110から+Z側(上方)に突出している。即ち、弾性支持部120の上端122は、Z方向において主部110から離れて位置している。一方、本実施の形態による弾性支持部120の下端124は、主部110の下面と面一となるように構成されている。換言すると、本実施の形態によるコンタクト15は、+Z側においては、ベース部材100の主部110から比較的大きく突出しているが、−Z側においては接続フィルム200の厚みだけベース部材100の主部110から盛り上がっている。この構成から理解されるように、本実施の形態によるコネクタ10は、+Z側に設けられた基板やLGAパッケージのZ方向における寸法バラつき等を特に吸収でき、各コンタクト15は個々のパッドと確実に接続することができる。
取付面126は開口部130に面しており、背面128は背側開口部140に面している。即ち、各弾性支持部120は、所定方向において、開口部130と背側開口部140とに挟まれている。本実施の形態における取付面126は、主として(後述する境界部分を除き)、所定方向と直交している。また、本実施の形態における背面128もまた所定方向と直交している。
本実施の形態において、弾性支持部120の上端122と取付面126との境界部分は曲面形成されており、また、弾性支持部120の下端124と取付面126との境界部分は曲面形成されている。換言すると、弾性支持部120の上端122と取付面126との境界部分及び弾性支持部120の下端124と取付面126との境界部分は、所定方向と垂直方向(Z方向)とで規定される面内において、いずれも円弧状の断面を有している。かかる境界部分の曲面処理は、後述するように、接続フィルム200の一部を弾性支持部120に取り付ける際に接続フィルム200の一部(例えば、導体部400)に対して応力が局所的に加わってしまうことを避けるために行われているものであり、同様の効果を得ることができるのであれば、境界部分は他の形態を有していてもよい。例えば、弾性支持部120の上端122と取付面126との境界部分及び弾性支持部120の下端124と取付面126との境界部分は、面取りされていてもよい。
図1乃至図5に示されるように、接続フィルム200は、絶縁フィルム300と、絶縁フィルム300上に形成された複数の導体部400とを備えている。
図1及び図2から理解されるように、絶縁フィルム300は、上面及び下面の2つの主面を有しており、絶縁フィルム300の上面上にはベース部材100が設けられている。
図2乃至図5から理解されるように、絶縁フィルム300は、所定方向に延びる複数の支持帯部310と、支持帯部310間に設けられた複数の導体支持部320とを有している。このうち、支持帯部310は、ベース部材100の主部110の下面に接続固定されるものであり、導体支持部320をバラバラにしない役割を果たすと共に導体支持部320間の位置関係を維持する役割を果たす。
図1乃至図4から理解されるように、各導体支持部320は、絶縁フィルム300のうち、ベース部材100が設けられている領域内に位置している。
図3乃至図5から理解されるように、各導体支持部320は、2つの支持帯部310を連結する固定部330と、固定部330から延びる舌片状の小片部340とからなる。固定部330は、弾性支持部120の下端124のみに接続固定される。一方、小片部340は、弾性支持部120のみに取り付けられる。即ち、導体支持部320は、固定部330が弾性支持部120の下端124に接続されるようにして、弾性支持部120に取り付けられている。
本実施の形態による接続フィルム200は、ベース部材100を成型する際にベース部材100の下側に接続されている。具体的には、支持帯部310は、ベース部材100を成型する際に主部110の下面に接続固定されており、導体支持部320は、ベース部材100を成型する際に弾性支持部120の下端124と接続固定されている。一方、導体支持部320の小片部340の端部は、弾性支持部120の上端122と接着剤により接続されている。
図1及び図2に示されているように、絶縁フィルム300は、XY平面内において、ベース部材100よりも大きなサイズを有しており、絶縁フィルム300のうち、ベース部材100が設けられていない領域には、位置決め孔350が形成されている。本実施の形態による位置決め孔350は、2つあり、いずれもベース部材100の主部110の対角線を延長した直線状に位置している。図1及び図2から理解されるように、本実施の形態におけるコネクタ10は、位置決め孔350を結ぶ直線に対して、対称に構成されている。本実施の形態によるコンタクト15は、行数と列数とが同数であり、コネクタ10を180度回転させてもコンタクト15の配置には実質的に変更がないことから、位置決め孔350は2つで十分である。なお、位置決め孔350は、3つ以上であってもよい。特に、コンタクト15の行数と列数とが異なるような場合には、3つ以上の位置決め孔350を設けるか、位置決め孔350の個数が2つであったとしても2つの位置決め孔350を結ぶ直線に対してコネクタ10が非対称であることが好ましい。
図5に示されるように、本実施の形態による導体部400は、導体支持部320上に形成されている。具体的には、導体部400は、固定部330上から小片部340上に亘るように形成されている。導体部400は、夫々、弾性支持部120に対応している。
導体部400の夫々は、絶縁フィルム300の導体支持部320を介して、対応する弾性支持部120上に取り付けられ、それにより、コンタクト15を構成している。具体的には、導体部400は、導体支持部320を介して、弾性支持部120の上端122上、取付面126上及び下端124上に亘るように取り付けられている。これにより、弾性支持部120の上側と弾性支持部120の下側とを導体部400で接続することができる。導体部400は、導体支持部320を介して弾性支持部120に支持されている状態において、その弾性支持部120に対応する開口部130に面している。
本実施の形態による導体部400の展開長は、X方向及びY方向における弾性支持部120のピッチよりも長い。従って、弾性支持部120の高さ(即ち、コンタクト15の高さ)を高くすることができる。従って、本実施の形態によれば、各コンタクト15を基板やLGAパッケージのパッドに対して十分な接触圧をもって接触させることができる。
以下、上述したような構造を有するコネクタ10の製造方法について図面を更に用いて説明する。
まず、図6に示されているように、絶縁フィルム300の下面(即ち、絶縁フィルム300の2つの主面のうちの一方)上に複数の導体ベルト230を含む導体パターンを形成する。本実施の形態における導体パターンは、フォトリソグラフィやメッキにより形成されたものであり、Au/Ni/Cuといった多層膜(金属膜)からなる。図から明らかであるように、各導体ベルト230は、所定方向に延びている。
次いで、図7に示されるように、導体ベルト230の保護のために絶縁フィルム300の下面(即ち、絶縁フィルム300の2つの主面のうちの導体ベルト230が形成された主面)に対して導体ベルト230を覆うように保護部材500を貼付する。保護部材500は、片面に粘着剤が設けられた保護テープや保護シートなどからなるものである。この保護部材500の貼付により、総厚が増すことから取り扱い性も向上する。
次いで、図8に示されるように、絶縁フィルム300の上面(即ち、絶縁フィルム300の2つの主面のうちの導体ベルト230が形成されていない主面)に対して切り込み240を入れると共に位置決め孔350及び角孔360を形成して、接続フィルムの中間体220を得る。より具体的には、絶縁フィルム300の上面に対してプレス加工やレーザー加工により複数の切り込み240を形成すると共に、位置決め孔350及び角孔360に対応するように切り込みを入れ、孔内の不要な部分を除去することにより位置決め孔350及び角孔360を構成する。切り込み240は、開口部130に対応するように配置されており、角孔360は、背側開口部140(開口部130とは共通化されていないもの)に対応するように配置されている。
詳しくは、図9に示されるように、切り込み240は、コの字状の形状を有している。切り込み240のコの字状の2辺は、所定方向に延びており、切り込み240のコの字状の残りの1辺は、導体ベルト230と交差しつつ前述の2辺を繋いでいる。この切り込み240により、導体ベルト230は、複数の導体部400に分割されている。これら導体部400は、上述したように、弾性支持部120に夫々対応している。
なお、切り込み240や位置決め孔350及び角孔360形成用の切り込みは、導体ベルト230及び絶縁フィルム300を貫通している必要があるが、続く工程や取り扱い性等を考慮すると、保護部材500は貫通しない方が望ましい。
次いで、図10に示されるように、接続フィルムの中間体220の上面(即ち、導体部400の形成されていない面)上に金型を用いて射出成型法などによりベース部材100を直接成型して、コネクタの中間体20を得ることができる。このベース部材100の接続フィルムの中間体220上への直接成型により、主部110の下面を支持帯部310と接合すると共に導体支持部320の固定部330を弾性支持部120の下端124に接合することができる。この状態において、導体支持部320の小片部340は、対応する開口部130の下側(−Z側)に位置している。なお、接続フィルムの中間体220とベース部材100は他の方法により接合してもよいが、導体支持部320(従って、導体部400)と弾性支持部120との位置合わせ・配列を簡易な手段で正確に行うためには、本実施の形態のように接続フィルムの中間体220上にベース部材100を直接成型することが好ましい。
このようにして、コネクタの中間体20を得た後、弾性支持部120の上端122に対して接着剤を塗布する。本実施の形態において、接着剤は熱硬化型のものを用いたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、他の接着剤を用いることとしてもよい。また、弾性を有する接着剤を用いてもよい。
その後、図11に示されるような櫛歯治具700をコネクタの中間体20の下面側にセットする。詳しくは、櫛歯治具700は、正方形の板状の台710と、台710から+Z方向(上方)に突出した複数の櫛歯720及び位置決め突起730とを有している。櫛歯720は、開口部130に対応して設けられている。即ち、X方向に複数の行を有し且つY方向に複数の列を有するマトリクス状に配置されている。各櫛歯720は、XY平面内において所定方向に長手を有する長方形形状の断面を有しており、上端近傍には櫛歯720を開口部130に挿入しやすくするためのベベル部725が形成されている。位置決め突起730の突出量は、櫛歯720の突出量以下である。位置決め突起730は、位置決め孔350に対応して設けられており、櫛歯720のマトリクスの対角線を延長した線上に位置している。
図12及び図13に示されるように、櫛歯治具700の櫛歯720をベース部材100の開口部130に対して下側(−Z側)から挿入すると共に位置決め突起730を位置決め孔350に挿入すると、接続フィルムの中間体220の導体支持部320(特に、小片部340)とその上に形成された導体部400とは、櫛歯720により取付面126に沿って上方(+Z方向)に向かうように曲げられ、櫛歯720よりも上方(+Z側)に部分的に突出する。このようにして、コンタクト15の下半分(−Z側半分)の形成が行われる。
次いで、図14及び図15に示されるように、少なくとも平らで且つ十分に広い底面を有する曲げ治具800を櫛歯治具700の櫛歯720上でスライドさせることにより、小片部340の突出していた部位を対応する導体部400と共に弾性支持部120側に曲げて小片部340の端部を弾性支持部120の上端122に接着させる。ここで、曲げ治具800のスライドをスムーズに行うため、曲げ治具800のスライドをガイドするガイド部材を用いることとしてもよい。
更に、図16に示されるように、曲げ治具800をスライドさせて曲げ治具800ですべての櫛歯720を覆った状態で(即ち、櫛歯治具700と曲げ治具800とでコネクタ10を挟んだ状態で固定し、弾性支持部120の上端122に塗布した接着剤を固化させる。上述したように、本実施の形態における接着剤は熱硬化型のものであるため、具体的には、櫛歯治具700と曲げ治具800とでコネクタ10を挟んだ状態でクリップ等のようなもので固定し、加熱して接着剤を固化させる。その後、櫛歯治具700と曲げ治具800とを取り外し、コネクタ10を得る。
図17乃至図20を参照すると、第1の応用例によるコネクタ10aは、上述した実施の形態によるコネクタ10(図1参照)に加えて、フレーム600を備えるものである。特に、図19及び図20に示されるように、コネクタ10aは、基板900と基板950に挟まれるようにして両者を接続するためのものである。
詳しくは、図17及び図18に示されるように、フレーム600は、XY平面内においてベース部材100の外周を囲うように設けられている。フレーム600には、上方(+Z側)に突出した2つの位置決め突起610と、下方(−Z側)に突出した2つの位置決め突起620とが設けられている。このうちの下側の位置決め突起620を接続フィルム200の位置決め孔350に挿入し、フレーム600を接続フィルム200に対して接合固定することにより、図18に示されるようなコネクタ10aを得ることができる。
図19及び図20に示されるように、下側の位置決め突起620を下側の基板900の位置決め孔920に挿入し、上側の位置決め突起610を上側の基板950の位置決め孔970に挿入することにより、下側の基板900に形成されたパッド910とコンタクト15との位置決めを行うと共に上側の基板950に形成されたパッド960とコンタクト15との位置決めを行うことができる。図20に示される状態において、基板900の下と基板950の上から圧力を加えるとコンタクト15が変形し、その反力として十分な接触圧が得られ、パッド910とパッド960とがコンタクト15により電気的に接続される。この際、図示されたコネクタ10aは、コンタクト15に対して開口部130と背側開口部140とが設けられていることからコンタクト15は、所定方向の前後の両方において変形することができることから、変形時のコンタクト15の開口部130内における変形量(張出量)を背側に分散させることができ、従って、コンタクト15の変形に伴う断線のおそれを抑制することができる。
図21乃至図24を参照すると、第2の応用例によるコネクタ10bは、上述した実施の形態によるコネクタ10(図1参照)に加えて、フレーム650を備えるものである。特に、図23及び図24に示されるように、コネクタ10bは、基板900とLGAパッケージ1000とを接続するためのものである。
詳しくは、図21及び図22に示されるように、フレーム650は、XY平面内においてベース部材100の外周を囲うように設けられている。フレーム650には、LGAパッケージ1000を受容する受容部660が設けられており、また、下方(−Z側)に突出した2つの位置決め突起670が形成されている。位置決め突起670を接続フィルム200の位置決め孔350に挿入し、フレーム650を接続フィルム200に対して接合固定することにより、図22に示されるようなコネクタ10bを得ることができる。
このように形成されたコネクタ10bは、まず、位置決め突起670を基板900の位置決め孔920に挿入することにより、基板900上のパッド910とコンタクト15との位置決めが行われた状態で基板900上に搭載される。
次いで、図24に示されるように、受容部660内にLGAパッケージ1000を受容させることにより、LGAパッケージ1000のパッド1010とコンタクト15との位置決めも行われる。この状態において、基板900の下側とLGAパッケージ1000の上側から圧力を加えるとコンタクト15が変形し、その反力として十分な接触圧が得られ、パッド910とパッド1010とがコンタクト15により電気的に接続される。
10,10a,10b コネクタ
15 コンタクト
20 コネクタの中間体
100 ベース部材
110 主部
120 弾性支持部
122 上端
124 下端
126 取付面
128 背面
130 開口部
140 背側開口部
200 接続フィルム
220 接続フィルムの中間体
230 導体ベルト
240 切り込み
300 絶縁フィルム
310 支持帯部
320 導体支持部
330 固定部
340 小片部
350 位置決め孔
360 角孔
400 導体部
500 保護部材
600,650 フレーム
610,620,670 位置決め突起
660 受容部
700 櫛歯治具
710 台
720 櫛歯
725 ベベル部
730 位置決め突起
800 曲げ治具
900,950 基板
910,960 パッド
920,970 位置決め孔
1000 LGAパッケージ
1010 パッド

Claims (18)

  1. 第1水平方向に複数の行を有し且つ第2水平方向に複数の列を有するマトリクス状に配置された複数のコンタクトを有するコネクタであって、
    前記コネクタは、接続フィルムとベース部材とを備えており、
    前記ベース部材は、板状の主部と、前記主部に保持された複数の弾性支持部とを備えており、
    前記弾性支持部は、前記マトリクス状に配置されており、
    前記主部には、前記弾性支持部に夫々対応する複数の開口部が形成されており、
    前記開口部の夫々は、前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と直交する垂直方向において前記主部を貫通していると共に、前記第1水平方向及び前記第2水平方向により規定される水平面内において前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と斜交する所定方向へ延びており、
    前記弾性支持部の夫々は、前記垂直方向の両端である上端及び下端と、前記上端と前記下端との間に設けられ前記開口部に面する取付面とを有しており、
    前記接続フィルムは、絶縁フィルムと、前記絶縁フィルム上に形成されると共に前記弾性支持部に夫々対応する複数の導体部とを備えており、
    前記導体部の夫々は、前記絶縁フィルムを介して、対応する前記弾性支持部の前記上端上、前記取付面上及び前記下端上に亘るように取り付けられ、前記開口部に面しており、
    前記弾性支持部と前記導体部とは、前記コンタクトを構成している
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記導体部の展開長は、前記第1水平方向及び前記第2水平方向における前記弾性支持部のピッチよりも長い
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
    前記開口部の所定方向におけるサイズは、前記第1水平方向及び前記第2水平方向における前記弾性支持部のピッチよりも大きい
    コネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記絶縁フィルムは、前記所定方向に延びる複数の支持帯部と、前記支持帯部間に設けられた複数の導体支持部とを有しており、
    前記導体支持部は、2つの前記支持帯部を連結する固定部と、前記固定部から延びる小片部とからなり、
    前記導体部は、前記固定部上から前記小片部上に亘るように形成されており、
    前記導体支持部は、前記固定部が前記弾性支持部の前記下端に接続されるようにして、前記弾性支持部に取り付けられている
    コネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性支持部の前記下端と前記取付面との境界部分は面取りされている又は曲面形成されている
    コネクタ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性支持部の前記上端と前記取付面との境界部分は面取りされている又は曲面形成されている
    コネクタ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性支持部は、前記主部から上方に突出しており、
    前記弾性支持部の前記上端は前記垂直方向において前記主部から離れて位置している
    コネクタ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記弾性支持部は、前記取付面の背面を有しており、
    前記主部には、前記弾性支持部に夫々対応する背側開口部が形成されており、
    前記弾性支持部の前記背面は、前記背側開口部に面している
    コネクタ。
  9. 請求項8記載のコネクタであって、
    一の前記弾性支持部の前記背面側に位置する前記背側開口部は、他の前記弾性支持部に対応する前記開口部と一体である
    コネクタ。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記第1水平方向と前記第2水平方向とは直交しており、
    前記所定方向は、前記前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と45度をなしている
    コネクタ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記接続フィルムは、前記ベース部材を成型する際に少なくとも前記弾性支持部の前記下端と接続されている
    コネクタ。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記接続フィルムは、前記弾性支持部の前記上端と接着剤により接続されている
    コネクタ。
  13. 請求項12記載のコネクタであって、
    前記接着剤は、弾性を有する
    コネクタ。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記水平面内において前記ベース部材の外周を囲うように設けられたフレームを更に備えている
    コネクタ。
  15. 請求項14記載のコネクタであって、
    前記絶縁フィルムは、前記水平面内において、前記ベース部材よりも大きなサイズを有しており、
    前記絶縁フィルムの前記ベース部材が搭載されていない領域には、位置決め孔が形成されており、
    前記フレームには、前記位置決め孔に挿入される位置決め突起が形成されている
    コネクタ。
  16. 接続フィルムの中間体とベース部材とを備えるコネクタの中間体の一部に対して接着剤を塗布する塗布工程であって、
    前記ベース部材は、板状の主部と前記主部に保持された複数の弾性支持部とを備えており、
    前記弾性支持部は、第1水平方向に複数の行を有し且つ第2水平方向に複数の列を有するマトリクス状に配置されており、
    前記主部には、前記弾性支持部に夫々対応する複数の開口部が形成されており、
    前記開口部の夫々は、前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と直交する垂直方向において前記主部を貫通していると共に、前記第1水平方向及び前記第2水平方向により規定される水平面内において前記第1水平方向及び前記第2水平方向の双方と斜交する所定方向へ延びており、
    前記弾性支持部の夫々は、前記垂直方向の両端である上端及び下端と、前記上端と前記下端との間に設けられ前記開口部に面する取付面とを有しており、
    前記接続フィルムの中間体は、絶縁フィルムと、前記所定方向に延びるように前記絶縁フィルム上に形成された複数の導体ベルトとを備えており、
    前記接続フィルムには、前記所定方向に延びる2辺と前記導体ベルトと交差しつつ前記2辺を繋ぐ1辺とを有するコの字状の切り込みが入れられており、それによって複数の導体支持部と導体部が前記弾性支持部に対応するようにして形成されており、
    前記導体支持部は、前記切り込みにより囲まれた小片部と、小片部の根元と繋がっている固定部とを有しており、
    前記導体部は、前記固定部上から前記小片部上に亘るように形成されており、
    前記固定部は、対応する前記弾性支持部の前記下端に接合されており、
    前記小片部は、前記開口部の下方に延びており、
    前記接着剤は、前記弾性支持部の前記上端に対して塗布されている
    塗布工程と、
    櫛歯治具を前記コネクタの中間体に対してセットする治具セット工程であって、
    前記櫛歯治具は、台と、前記台から前記垂直方向において上方に突出した複数の櫛歯とを有しており、
    前記櫛歯は、前記開口部に対応して設けられており、前記セットに際して前記開口部に挿入されており、
    前記接続フィルムの中間体の前記小片部は、前記セットに際して前記開口部に挿入された前記櫛歯により前記上方に向かうように曲げられ、前記櫛歯よりも前記上方に部分的に突出する
    治具セット工程と、
    前記櫛歯治具の前記櫛歯上で曲げ治具をスライドさせることにより、前記小片部の前記突出していた部位を前記弾性支持部側に曲げて前記突出していた部位と前記弾性支持部の前記上端とを前記接着剤により接着させて、前記弾性支持部と前記導体支持部と前記導体部とを備えるコンタクトを複数有するコネクタを形成する治具スライド工程と
    を備える、コネクタの製造方法。
  17. 請求項16に記載されたコネクタの中間体の製造方法であって、
    前記接続フィルムの中間体を作成する工程と、
    前記接続フィルムの中間体の前記導体部の形成されていない面上に金型を用いて前記ベース部材を直接成型することで前記導体支持部の前記固定部を前記弾性支持部の前記下端に接合する工程と
    を備える、コネクタの中間体の製造方法。
  18. 請求項17記載の製造方法であって、
    前記接続フィルムの中間体を作成する工程は、
    前記絶縁フィルム上に前記複数の導体ベルトを形成する工程と、
    前記導体ベルトを保護するように前記導体ベルト上から前記絶縁フィルムに対して保護部材を貼付する工程と、
    前記絶縁フィルムの前記導体部の形成されていない面から前記絶縁フィルム及び前記導体ベルトに対して前記切り込みを入れる工程と
    を備える、製造方法。
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