JP2006066122A - 電気接続箱の接続端子構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリント基板とメス型端子の電気的接続の信頼性を向上させ、機械的強度を向上させた電気接続箱の接続端子構造を提供する。
【解決手段】
平板状のオス型端子20を挟持する端子保持部2を備えるメス型端子10を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けた電気接続箱の接続端子において、前記メス型端子10を、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部2と、当該平板部1の下方に延びる基板挿入部3と、前記平板部1の下部を折り曲げて形成した支持部材4a,4bとから構成し、プリント基板30に形成した取付孔31に基板挿入部3を挿入するとともに、当該基板挿入部3の先端をプリント基板30の裏面で直接半田付けしてプリント基板にメス型端子を取り付けた。
【選択図】 図1
【解決手段】
平板状のオス型端子20を挟持する端子保持部2を備えるメス型端子10を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けた電気接続箱の接続端子において、前記メス型端子10を、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部2と、当該平板部1の下方に延びる基板挿入部3と、前記平板部1の下部を折り曲げて形成した支持部材4a,4bとから構成し、プリント基板30に形成した取付孔31に基板挿入部3を挿入するとともに、当該基板挿入部3の先端をプリント基板30の裏面で直接半田付けしてプリント基板にメス型端子を取り付けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に関し、安価で機械的・電気的性能に優れた電気接続箱用の端子構造に関する。
一般に、自動車用電装品のワイヤハーネスの電気接続部を集約し、ヒューズ等を一箇所にまとめるために電気接続箱が用いられている。
電気接続箱は、ハウジング、バスパー、インシュレーションパネル、ベースなどから構成されるが、近年、自動車のエレクトロニクス化の進展に伴い、電気接続箱の小型化、低コスト化に対する要求が高まっており、バスパー、インシュレーションパネルにより構成される回路部分をプリント基板化し、このプリント基板に接続端子を直接半田付けして部品点数の削減、小型化、低コスト化を実現している。(例えば、特許文献1及び2を参照)
図4及び図5を参照して、従来技術による電気接続箱の接続端子構造を説明する。
図4に示すように、電気接続箱の接続端子構造では、平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部102を備えるメス型端子100が、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けられている。なおメス型端子100は、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部101と、当該平板部101の上部に形成された端子保持部102と、当該平板部101の下方に延びる基板挿入部103とから構成され、前記端子保持部102は、薄板状の平板部101と、当該平板部101の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部111a,111bとから形成される。またプリント基板30にはメス型端子100の基板挿入部103が挿入される取付孔31が形成されている。
図5(a)に示すように、取付孔31に基板挿入部103を挿入することによってプリント基板30に取り付けられたメス型端子100は、端子保持部102に差し込まれた(挿入した)平板状のオス型端子20を、折曲部111a,111bの先端112a,112bで平板部101の表面に押し付けることによって挟持(保持)し、端子間の電気的接続を確保する。つまりメス型端子100の端子保持部102は、平板部101の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部111a,111bがバネとなって、平板部101と折曲部111a,111bとの間隔に挿入された平板状のオス型端子20を平板部101の表面に押し付け、前記平板部101と折曲部111a,111bとで挟み込んでオス型端子20を挟持(保持)する構造となっている。なお平板部101の表面に対して平板状のオス型端子20の表面が沿うにして、端子保持部102にオス型端子が差し込まれる(挿入される)。
また図5(b)に示すように、前記取付孔31に挿入した基板挿入部103がプリント基板30の裏面で直接半田付けされ、プリント基板30にメス型端子100が取り付けられている。なお取付孔31の周囲には、プリント基板30の回路部分に接続するランド部32が形成され、前記ランド部32を覆うようにプリント基板30の裏面で基板挿入部103の先端部を半田付けすることによって、プリント基板30の回路部分とメス型端子100との電気的接続を図っている。
特開平10−189085号公報(図2)
特開2002−270263号公報(図13)
電気接続箱は、ハウジング、バスパー、インシュレーションパネル、ベースなどから構成されるが、近年、自動車のエレクトロニクス化の進展に伴い、電気接続箱の小型化、低コスト化に対する要求が高まっており、バスパー、インシュレーションパネルにより構成される回路部分をプリント基板化し、このプリント基板に接続端子を直接半田付けして部品点数の削減、小型化、低コスト化を実現している。(例えば、特許文献1及び2を参照)
図4及び図5を参照して、従来技術による電気接続箱の接続端子構造を説明する。
図4に示すように、電気接続箱の接続端子構造では、平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部102を備えるメス型端子100が、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けられている。なおメス型端子100は、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部101と、当該平板部101の上部に形成された端子保持部102と、当該平板部101の下方に延びる基板挿入部103とから構成され、前記端子保持部102は、薄板状の平板部101と、当該平板部101の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部111a,111bとから形成される。またプリント基板30にはメス型端子100の基板挿入部103が挿入される取付孔31が形成されている。
図5(a)に示すように、取付孔31に基板挿入部103を挿入することによってプリント基板30に取り付けられたメス型端子100は、端子保持部102に差し込まれた(挿入した)平板状のオス型端子20を、折曲部111a,111bの先端112a,112bで平板部101の表面に押し付けることによって挟持(保持)し、端子間の電気的接続を確保する。つまりメス型端子100の端子保持部102は、平板部101の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部111a,111bがバネとなって、平板部101と折曲部111a,111bとの間隔に挿入された平板状のオス型端子20を平板部101の表面に押し付け、前記平板部101と折曲部111a,111bとで挟み込んでオス型端子20を挟持(保持)する構造となっている。なお平板部101の表面に対して平板状のオス型端子20の表面が沿うにして、端子保持部102にオス型端子が差し込まれる(挿入される)。
また図5(b)に示すように、前記取付孔31に挿入した基板挿入部103がプリント基板30の裏面で直接半田付けされ、プリント基板30にメス型端子100が取り付けられている。なお取付孔31の周囲には、プリント基板30の回路部分に接続するランド部32が形成され、前記ランド部32を覆うようにプリント基板30の裏面で基板挿入部103の先端部を半田付けすることによって、プリント基板30の回路部分とメス型端子100との電気的接続を図っている。
平板部101と折曲部111a,111bとで平板状のオス型端子20を挟持する端子保持部102では、強い挟持力をもたせるために、平板部101の表面と折曲部先端112a,112bとの間隔をオス型端子20の厚みよりも小さくする。
しかしながら、強い挟持力を有する端子保持部102にオス型端子20を挿入した場合、平板部101の表面と折曲部111a,111bの先端112a,112bとの間隔をこじ開けるようにして平板状のオス型端子20を差し込む(挿入する)ため、挿入時にメス型端子100に対して大きな機械的負荷(押圧)がかかる。そして前記機械的負荷(押圧)によって、プリント基板30に対して垂直に配置されている薄板状の平板部101や、プリント基板30に取り付けたメス型端子100の取付部分(以下、取付部分という)が折れ曲り、電気的接続の信頼性や機械的強度が十分とは言い難かった。
しかしながら、強い挟持力を有する端子保持部102にオス型端子20を挿入した場合、平板部101の表面と折曲部111a,111bの先端112a,112bとの間隔をこじ開けるようにして平板状のオス型端子20を差し込む(挿入する)ため、挿入時にメス型端子100に対して大きな機械的負荷(押圧)がかかる。そして前記機械的負荷(押圧)によって、プリント基板30に対して垂直に配置されている薄板状の平板部101や、プリント基板30に取り付けたメス型端子100の取付部分(以下、取付部分という)が折れ曲り、電気的接続の信頼性や機械的強度が十分とは言い難かった。
そこで、この発明によれば、平板状のオス型端子を挟持する端子保持部を備えるメス型端子を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板に取り付けた電気接続箱の接続端子において、前記メス型端子を、プリント基板に対して垂直に配置される薄板状の平板部と、当該平板部の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部と、当該平板部の下方に延びる基板挿入部と、当該平板部の下部を折り曲げて形成した支持部材とから構成し、プリント基板に形成した取付孔に基板挿入部を挿入するとともに、当該基板挿入部の先端をプリント基板の裏面で直接半田付けしてプリント基板にメス型端子を取り付けた。
この発明によれば、プリント基板に対して垂直に配置される薄板状の平板部と、当該平板部の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部と、当該平板部の下方に延びる基板挿入部とから構成されるメス型端子を、電気接続部分の回路部分を基板化したプリント基板に直接半田付けして取り付けた接続端子構造において、平板部の下部に当該平板部を支持する支持部材を設けることによって、端子保持部にオス型端子を差し込む際に、平板部や取付部分の折れ曲りを防止することができ、端子保持部の強い挟持力によってオス型端子とメス型端子との電気的信頼性を確保しつつ、プリント基板に対するメス型端子の電気的信頼性と機械的信頼性を大幅に向上させることができる。
本発明の実施例による電気接続箱の接続端子構造を、図1乃至図3を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例による電気接続箱の接続端子構造を説明する図である。
平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部2を備えるメス型端子10を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けた電気接続箱の接続端子において、図1に示す実施例のメス型端子10は、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部2と、当該平板部1の下方に延びる基板挿入部3と、前記平板部1の下部の左右両端を折り曲げて形成した支持部材4a,4bとから構成される(図1(a)を参照)。
平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部2を備えるメス型端子10を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けた電気接続箱の接続端子において、図1に示す実施例のメス型端子10は、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部2と、当該平板部1の下方に延びる基板挿入部3と、前記平板部1の下部の左右両端を折り曲げて形成した支持部材4a,4bとから構成される(図1(a)を参照)。
電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30には、メス型端子10の基板挿入部3が挿入される取付孔31が形成されている。そして前記取付孔31に挿入した基板挿入部3の先端を、プリント基板30の裏面で直接半田付けして、メス型端子10の平板部1がプリント基板30に対して垂直に配置されるようにメス型端子10を固定する。そしてメス型端子10を直接半田付けしてプリント基板に取り付けることによって、プリント基板30とメス型端子10との電気的接続を図る。
なお取付孔31a,31bの周囲には、プリント基板30の回路部分に接続するランド部(図示せず)が形成され、前記ランド部を覆うようにプリント基板30の裏面で基板挿入部3a,3bの先端を半田付けすることによって、プリント基板30の回路部分とメス型端子10との電気的接続を図っている。
なお取付孔31a,31bの周囲には、プリント基板30の回路部分に接続するランド部(図示せず)が形成され、前記ランド部を覆うようにプリント基板30の裏面で基板挿入部3a,3bの先端を半田付けすることによって、プリント基板30の回路部分とメス型端子10との電気的接続を図っている。
また図1(b)に示すように、メス型端子10の平板部1の上部に形成された端子保持部2は、薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部11a,11bとからなり、端子保持部2に差し込まれた平板状のオス型端子20を、折曲部11a,11bの先端12a,12bで平板部1の表面に押し付けることによって挟持(保持)し、端子間の電気的接続を図っている。
つまりメス型端子10の端子保持部2は、平板部101の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部11a,11bがバネとなって、平板部1と折曲部11a,11bとの間隔に挿入された平板状のオス型端子20を平板部1の表面に押し付け、前記平板部1と折曲部11a,11bとで挟み込んでオス型端子20を挟持(保持)する構造となっている。なお平板部1の表面に対して平板状のオス型端子20の表面が沿うにして、端子保持部2にオス型端子が差し込まれる(挿入される)。
つまりメス型端子10の端子保持部2は、平板部101の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部11a,11bがバネとなって、平板部1と折曲部11a,11bとの間隔に挿入された平板状のオス型端子20を平板部1の表面に押し付け、前記平板部1と折曲部11a,11bとで挟み込んでオス型端子20を挟持(保持)する構造となっている。なお平板部1の表面に対して平板状のオス型端子20の表面が沿うにして、端子保持部2にオス型端子が差し込まれる(挿入される)。
さらに薄板状の平板部1の下部左右両端をそれぞれ互い違いの方向に折り曲げ、当該平板部1の下部に形成した支持部材4a,4bは、端子保持部側(前方)に折り曲げて形成した支持部材4aと、その反対側(後方)に折り曲げて形成した支持部材4bから成る。
そして、プリント基板30の取付孔31にメス型端子10の基板挿入部3を挿入してメス型端子10をプリント基板30に取り付けたときに、前記支持部材4a,4bの底面がプリント基板30の表面に接地するように形成され、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1を支持する。
なお平板部1の左右両端を、平板部1に対して垂直に折り曲げて支持部材4a,4bを形成することが好ましい。
そして、プリント基板30の取付孔31にメス型端子10の基板挿入部3を挿入してメス型端子10をプリント基板30に取り付けたときに、前記支持部材4a,4bの底面がプリント基板30の表面に接地するように形成され、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1を支持する。
なお平板部1の左右両端を、平板部1に対して垂直に折り曲げて支持部材4a,4bを形成することが好ましい。
平板部1の下部左右両端を折り曲げて形成した支持部材4a,4bによって、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1が支えられているため、平板部1の表面に対して垂直方向に大きな力がかかっても、メス型端子10(平板部1)が倒れることがない。また平板部1の下部の左右両端を垂直に折り曲げて支持部材4a,4bを形成したため、支持部材1が形成されている部分では、平板部1がくの字型に折れ曲がる(倒れる)ことがない。
つまり、プリント基板30に取り付けたメス型端子10の端子保持部2にオス型端子20を挿入するにあたって、強い挟持力を持つ端子保持部2にオス型端子を差し込んでも、前記支持部材4a,4bによって平板部1が支持されているため、薄板状の平板部1や取付部分が折れ曲る虞がない。
つまり、プリント基板30に取り付けたメス型端子10の端子保持部2にオス型端子20を挿入するにあたって、強い挟持力を持つ端子保持部2にオス型端子を差し込んでも、前記支持部材4a,4bによって平板部1が支持されているため、薄板状の平板部1や取付部分が折れ曲る虞がない。
続いて図2を参照して、この発明による第2実施例による電気接続箱の接続端子構造を説明する。
平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部2を備えるメス型端子10´を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に取り付けた電気接続箱の接続端子において、図2に示す実施例のメス型端子10´は、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部2と、当該平板部1の下方に延びる基板挿入部3と、前記平板部1の下部左右両端を半円状に折り曲げて形成した支持部材41a,41bとから構成される(図2(a)を参照)。
図1に示す実施例と同様に、メス型端子10´の平板部1の上部に形成された端子保持部2は、薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部11a,11bとからなり、端子保持部2に差し込まれた平板状のオス型端子20を、折曲部11a,11bの先端12a,12bで平板部1の表面に押し付けることによって挟持(保持)し、端子間の電気的接続を図っている(図2(b)を参照)。
また電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30には、メス型端子10´の基板挿入部3が挿入される取付孔31が形成され、当該取付孔31に挿入した基板挿入部3の先端を、プリント基板30の裏面で直接半田付けして、メス型端子10´の平板部1がプリント基板30に対して垂直に配置されるようにメス型端子10´を固定することによってプリント基板30にメス型端子10´を取り付け、プリント基板30とメス型端子10´との電気的接続を図っている。
また電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30には、メス型端子10´の基板挿入部3が挿入される取付孔31が形成され、当該取付孔31に挿入した基板挿入部3の先端を、プリント基板30の裏面で直接半田付けして、メス型端子10´の平板部1がプリント基板30に対して垂直に配置されるようにメス型端子10´を固定することによってプリント基板30にメス型端子10´を取り付け、プリント基板30とメス型端子10´との電気的接続を図っている。
さらに図2に示す実施例では、平板部1の下部左右両端を半円状に折り曲げて支持部材41a,41bを形成した。
前記支持部材41a,41bは、図1に示す実施例と同様に、プリント基板30の取付孔31にメス型端子10´の基板挿入部3を挿入してメス型端子10´をプリント基板30に取り付けたときに、その底面がプリント基板30の表面に接地するように形成され、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1を支持する。
そして支持部材41a,41bによって、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1が支えられているため、平板部1の表面に対して垂直方向に大きな力がかかっても、メス型端子10´(平板部1)が倒れることがない。また平板部1の下部左右両端を折り曲げて支持部材41a,41bを形成したため、支持部材1が形成されている部分では、平板部1がくの字型に折れ曲がる(倒れる)ことがない。
つまり、プリント基板30に取り付けたメス型端子10´の端子保持部2にオス型端子20を挿入するにあたって、強い挟持力を持つ端子保持部2にオス型端子を差し込んでも、前記支持部材41,41bによって平板部1が支持されているため、薄板状の平板部1や取付部分が折れ曲る虞がない。
前記支持部材41a,41bは、図1に示す実施例と同様に、プリント基板30の取付孔31にメス型端子10´の基板挿入部3を挿入してメス型端子10´をプリント基板30に取り付けたときに、その底面がプリント基板30の表面に接地するように形成され、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1を支持する。
そして支持部材41a,41bによって、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1が支えられているため、平板部1の表面に対して垂直方向に大きな力がかかっても、メス型端子10´(平板部1)が倒れることがない。また平板部1の下部左右両端を折り曲げて支持部材41a,41bを形成したため、支持部材1が形成されている部分では、平板部1がくの字型に折れ曲がる(倒れる)ことがない。
つまり、プリント基板30に取り付けたメス型端子10´の端子保持部2にオス型端子20を挿入するにあたって、強い挟持力を持つ端子保持部2にオス型端子を差し込んでも、前記支持部材41,41bによって平板部1が支持されているため、薄板状の平板部1や取付部分が折れ曲る虞がない。
さらに図2に示す実施例では、平板部1の下部左右両端を半円状に折り曲げて形成した支持部材41a,41bは、端子保持部2に挿入された平板状のオス型端子20の先端を、平板部1の表面に押し付けるようにして挟持(保持)する。つまりこの実施例では、平板部1の上部に形成され、平板状のオス型端子20を挟持する端子保持部2によってオス型端子20とメス型端子10´との電気的接続(端子間接続)を図るとともに、オス型端子の先端部を挟持する支持部材41a,41bによってもオス型端子20とメス型端子10´との電気的接続(端子間接続)を図ることができる。
すなわち図1及び図2に示す実施例によれば、電気接続箱の回路部分を形成したプリント基板30に、平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部2を備えるメス型端子10(または10´)を取り付けた電気接続箱の接続端子構造において、プリント基板30に形成した1つの取付孔31にメス型端子10(または10´)の基板挿入部3を挿入し、当該基板挿入部3の先端をプリント基板30の裏面で直接半田付けしてプリント基板30にメス型端子10(または10´)を取り付けたときに、プリント基板30の表面にその底面が接地するように平板部1の下部を折り曲げて形成した支持部材4a,4b(または41a,41b)によって、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1が支持されているため、平板部1や取付部分の折れ曲りが防止され、プリント基板30に対するメス型端子10(または10´)の電気的接続の信頼性が向上し、また十分な機械的強度を確保することができる。
次に図3を参照して、この発明による第3実施例による電気接続箱の接続端子構造を説明する。
平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部2を備えるメス型端子10´´を、電気接続箱の回路部分であるプリント基板30に取り付ける電気接続箱の接続端子において、図3に示す実施例のメス型端子10´´は、プリント基板30に対して垂直に配置される薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部2と、当該平板部1の下部を切り欠いて分割して形成した複数の基板挿入部3a,3bと、前記複数の基板挿入部のうち少なくとも1つの基板挿入部を折り曲げて形成した支持部材42とから構成される(図3(a)を参照)。
図1及び図2に示す実施例と同様に、メス型端子10´´の平板部1の上部に形成された端子保持部2は、薄板状の平板部1と、当該平板部1の上部左右両端を半円状に折り曲げた折曲部11a,11bとからなり、端子保持部2に差し込まれた平板状のオス型端子20を、折曲部11a,11bの先端12a,12bで平板部1の表面に押し付けることによって挟持(保持)し、端子間の電気的接続を図っている(図示せず)。
図3に示す実施例では、平板部下部の2ヶ所を縦方向に切り欠いて3つに分割し、平板部1に沿って下方に延びる左右2つの基板挿入部3a,3bを形成するとともに、左右2つの基板挿入部3a,3bの間にある基板挿入部を折り曲げることによって、平板部1に対して垂直に延びる上脚部42aと、当該上脚部42aに対して垂直に延びる下脚部42bとからなる支持部材を形成した。
なお、下脚部42は平板部1と異なる平面上にあり、平板部1と平行に配置され(つまりプリント基板30に対して垂直に配置され)、下方に延びるとともに、プリント基板30に形成した挿入孔31に挿入される。
なお、下脚部42は平板部1と異なる平面上にあり、平板部1と平行に配置され(つまりプリント基板30に対して垂直に配置され)、下方に延びるとともに、プリント基板30に形成した挿入孔31に挿入される。
なお電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30には、メス型端子10´´の基板挿入部3a,3b及び支持部材42が挿入される取付孔31がそれぞれ形成されている。
そして前記取付孔31に挿入した基板挿入部3a,3b及び支持部材42の先端を、プリント基板30の裏面で直接半田付けして、メス型端子10´´の平板部1がプリント基板30に対して垂直に配置されるようにメス型端子10´´を固定して、プリント基板30にメス型端子10´´を取り付けた。
そして前記取付孔31に挿入した基板挿入部3a,3b及び支持部材42の先端を、プリント基板30の裏面で直接半田付けして、メス型端子10´´の平板部1がプリント基板30に対して垂直に配置されるようにメス型端子10´´を固定して、プリント基板30にメス型端子10´´を取り付けた。
すなわち図3に示す実施例によれば、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板30に、平板状のオス型端子20を挟持(保持)する端子保持部2を備えるメス型端子10´´を取り付けた電気接続箱の接続端子構造において、プリント基板30に形成した複数(3つ)の取付孔31にメス型端子10´´の2つの基板挿入部3a,3b及び支持部材42を挿入し、当該基板挿入部3a,3b及び支持部材42の先端をプリント基板30の裏面で直接半田付けしてプリント基板30にメス型端子10´´を取り付けるため、プリント基板30とメス型端子10´´とのより強固な電気的接続を図ることができる。
またプリント基板30の裏面において2つの基板挿入部3a,3b及び支持部材42の3ヶ所を直接半田付けし、前記3ヶ所の半田付け部分において、それぞれプリント基板30の回路部分との接続を図りつつプリント基板30にメス型端子10´´を取り付けることによって、何れか1ヶ所の半田付け部分に不良が発生しても(何れか1ヶ所の半田接続部が破壊されても)、残りの2つの半田付け部分(半田接続部)で電気的接続を図ることができ、電気的信頼性が高くなる。
さらに複数の基板挿入部のうち少なくとも1つの基板挿入部を折り曲げて形成した支持部材42によって、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1が支持されているため、平板部1や取付部分の折れ曲りが防止され、プリント基板30に対するメス型端子10´´の電気的接続の信頼性が向上し、また十分な機械的強度を確保することができる。
またプリント基板30の裏面において2つの基板挿入部3a,3b及び支持部材42の3ヶ所を直接半田付けし、前記3ヶ所の半田付け部分において、それぞれプリント基板30の回路部分との接続を図りつつプリント基板30にメス型端子10´´を取り付けることによって、何れか1ヶ所の半田付け部分に不良が発生しても(何れか1ヶ所の半田接続部が破壊されても)、残りの2つの半田付け部分(半田接続部)で電気的接続を図ることができ、電気的信頼性が高くなる。
さらに複数の基板挿入部のうち少なくとも1つの基板挿入部を折り曲げて形成した支持部材42によって、プリント基板30に対して垂直に配置される平板部1が支持されているため、平板部1や取付部分の折れ曲りが防止され、プリント基板30に対するメス型端子10´´の電気的接続の信頼性が向上し、また十分な機械的強度を確保することができる。
1 平板部
2 端子保持部
11a,11b 折曲部
12a,12b 先端部
4a,4b、41a,41b、42 支持部材
10、10´、10´´ メス型端子
20 オス型端子
30 プリント基板
31 取付孔
32 ランド部
2 端子保持部
11a,11b 折曲部
12a,12b 先端部
4a,4b、41a,41b、42 支持部材
10、10´、10´´ メス型端子
20 オス型端子
30 プリント基板
31 取付孔
32 ランド部
Claims (5)
- 平板状のオス型端子(20)を挟持する端子保持部(2)を備えるメス型端子(10)を、電気接続箱の回路部分を基板化したプリント基板(30)に取り付けた電気接続箱の接続端子において、
前記メス型端子(10)を、プリント基板(30)に対して垂直に配置される薄板状の平板部(1)と、当該平板部(1)の上部左右両端を半円状に折り曲げて形成した端子保持部(2)と、当該平板部(1)の下方に延びる基板挿入部(3)と、当該平板部(1)の下部を折り曲げて形成した支持部材(4a,4b)とから構成し、
プリント基板(30)に形成した取付孔(31)に前記基板挿入部(3)を挿入するとともに、当該基板挿入部(3)の先端をプリント基板(30)の裏面で直接半田付けすることによって、プリント基板(30)にメス型端子(10)を取り付けたことを特徴とする電気接続箱の接続端子構造。 - 平板部(1)の下部左右両端を、それぞれ互い違いの方向に折り曲げて支持部材(4a,4b)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱の接続端子構造。
- 平板部(1)の下部左右両端を、半円状に折り曲げて支持部材(41a,41b)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱の接続端子構造。
- 支持部材の底面がプリント基板(30)の表面に接地することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電気接続箱の接続端子構造。
- 平板部(1)の下部を縦方向に切り欠いて分割し、平板部(1)に沿って下方に延びる複数の基板挿入部(3a,3b)を形成するとともに、
複数の基板挿入部のうち少なくとも1つを折り曲げて、平板部(1)と異なる平面上にある支持部材(42)を形成したことを特徴とする電気接続箱の接続端子構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004245109A JP2006066122A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 電気接続箱の接続端子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004245109A JP2006066122A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 電気接続箱の接続端子構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006066122A true JP2006066122A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36112445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004245109A Pending JP2006066122A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 電気接続箱の接続端子構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006066122A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007095486A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Yazaki Corp | 端子の取付構造および取付方法 |
US9570825B2 (en) | 2014-11-21 | 2017-02-14 | Yazaki Corporation | Substrate terminal |
US9774118B2 (en) | 2014-11-21 | 2017-09-26 | Yazaki Corporation | Substrate terminal and substrate with terminal |
-
2004
- 2004-08-25 JP JP2004245109A patent/JP2006066122A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007095486A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Yazaki Corp | 端子の取付構造および取付方法 |
US9570825B2 (en) | 2014-11-21 | 2017-02-14 | Yazaki Corporation | Substrate terminal |
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