JP2013217283A - 2段油冷式圧縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸込圧力及び吐出圧力が変化しても、軸受への給油が可能な2段油冷式圧縮装置を提供する。
【解決手段】雌雄一対のスクリュロータ11,16によって気体を圧縮する第1段圧縮部8及び第2段圧縮部9を直列に接続してなる2段油冷式圧縮装置1において、第2段圧縮部9の圧縮途中の閉じ込み空間17から油を抜き出して、第1段圧縮部8と第2段圧縮部9との間の中間軸受21,22に供給する第1給油流路27と、第2段圧縮部9が吐出した気体から油を分離する油分離器2と、油分離器2が分離した油を中間軸受21,22に供給する第2給油流路28とを設け、中間軸受21,22の圧力が第2給油流路2への給油圧力よりも高い場合には、第1給油流路27を介して中間軸受21,22に油を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、油冷式スクリュ圧縮機を直列に接続してなる2段油冷式圧縮装置に関する。
油冷式スクリュ圧縮機では、軸受に潤滑油を供給し、軸受から排出される油を圧縮機の吸込部や閉じ込み部(ロータ室に確定される各歯溝内の閉鎖空間)に排出し、スクリュロータやハウジングの冷却、潤滑及びシールのための油の一部として圧縮したガスと共に吐出させ、油分離器で分離回収する場合が多い。
特許文献1に記載された油冷式スクリュ圧縮機では、軸受から流出する油を冷却してから、圧縮機の閉じ込み部に排出している。油を冷却してから圧縮機の閉じ込み部に排出するのは、熱い油を閉じ込み部に供給すると、ガスが膨張して、閉じ込み部の圧力(歯溝圧力)が上昇し、圧縮機としての性能が低下するためである。また、閉じ込み部に排油するのは、吸込部に排油すると、油に溶け込んだガスが吸込部で油から脱気して、圧縮機の体積効率が低下するためである。
特許文献1にはいわゆる単段機が示されているが、2つの油冷式スクリュ圧縮機を直列に接続してなる2段油冷式圧縮機の場合には、通常、2段目の吐出側の軸受の排油ラインを中間圧力空間(1段目の吐出部および2段目の吸込部)に接続して、1段目の吸込部に油が流れ込むことにより実質的なガスの吸い込み量を低下させることによる性能低下を防止する。
ヒートポンプや冷凍機の場合、外的な要因によって定まる凝縮温度や蒸発温度により、圧縮機の吸込圧力Ps、吐出圧力Pdが変化する。一方、圧縮機の軸受等の給油な必要な箇所には、通常、圧縮機の吐出流路に介設された油分離器から回収された油が、圧縮機の吐出圧力Pdによって供給される。圧縮機が2段圧縮機である場合、1段目の吐出側の軸受及び2段目の吸込側の軸受の排油圧力は1段目の吐出圧力、つまり、1段目と2段目とを接続する中間圧力空間の圧力である中間圧力Pmになる。この中間圧力Pmは、吸込圧力Psに依存し、1段側の吸込容量をVs1、2段側の吸込容量をVs2、冷媒の比熱比をκとすると、概略、Pm=Ps×(Vs1/Vs2)κで表される。
Pd>Pmの場合は、給油圧力(吐出圧力)Pdが排油圧力(中間圧力)Pmより高いため、1段目の吐出側の軸受、2段目の吸込側の軸受には正常に油が供給される。しかし、Pd<Pmの場合は、給油圧力Pdが排油圧力Pmより低いため、1段目の吐出側の軸受及び2段目の吸込側の軸受に油が供給されず、軸受が破損する恐れが生じる。
例えば、冷媒としてR245faを用いた冷凍機において、蒸発温度が30℃、凝縮温度が70℃の場合、吸込圧力Ps=0.18MPa、吐出圧力Pd=0.61MPaである。そして、Vs1/Vs2=3、比熱比κ=1.05とすると、前記式より、中間圧力Pm=0.57MPa<Pdとなる。しかしながら、蒸発温度が40℃に上昇した場合、吸込圧力Ps=0.25MPaとなるため、中間圧力Pm=0.79MPa>Pdとなり、1段目の吐出側の軸受及び2段目の吸込側の軸受には、吐出圧力によって油を供給できない。
特開平6−22587号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、吸込圧力及び吐出圧力が変化しても、軸受への給油が可能な2段油冷式圧縮装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による2段油冷式圧縮装置は、油と共に気体を圧縮する油冷式圧縮機からなる第1段圧縮部及び第2段圧縮部を直列に接続してなり、前記第2段圧縮部の圧縮途中の閉じ込み空間から、前記第1段圧縮部と第2段圧縮部との間の中間軸受まで、連通可能に構成されてなる第1給油流路を有する。
この構成によれば、中間軸受の圧力と略等しい第2段圧縮部の吸込側の圧力(中間圧力)よりも常に高い圧力を有する第2段圧縮部の閉じ込み空間の油を、中間軸受に供給するため、吐出圧力に関係なく中間軸受への油の供給を行える。
また、本発明の2段油冷式圧縮装置は、前記第2段圧縮部が吐出した気体から前記油を分離する油分離器と、前記油分離器が分離した前記油を前記中間軸受に供給する第2給油流路とをさらに有し、前記第1給油流路は、流路を遮断可能な第1開閉弁を備え、前記第2給油流路は、流路を遮断可能な第2開閉弁を備え、前記中間軸受の圧力が前記油分離器から前記第2給油流路に供給される前記油の圧力である給油圧力よりも高い場合には、前記第1開閉弁を開いて、前記第2開閉弁を閉じ、前記中間軸受の圧力が前記給油圧力以下である場合には、前記第1開閉弁を閉じて、前記第2開閉弁を開くようにしてもよい。
この構成によれば、中間軸受の圧力が給油圧力よりも高いときには、中間軸受の圧力と略等しい第2段圧縮部の吸込側の圧力(中間圧力)よりも常に高い圧力を有する第2段圧縮部の閉じ込み空間から中間軸受に、第1給油流路を介して油を供給する一方、中間軸受の圧力が給油圧力以下のときには、従来と同様に油分離器から中間軸受に油を供給するので、長時間の安定した運転ができる。なお、第2段圧縮部の閉じ込み空間から中間軸受に、第1給油流路を介して油を供給するためには、圧縮された気体の一部も中間軸受に戻す必要があり、圧縮機としてのロスが若干生じる。ただし、その状態を中間軸受の圧力が給油圧力よりも高い場合のみに限定することで、圧縮機としてのロスを極力、抑制することができる。
また、本発明の2段油冷式圧縮装置は、前記第1段圧縮部と前記第2段圧縮部とを接続する中間圧力空間の圧力を検出して、前記中間軸受の圧力として扱ってもよい。
この構成によれば、他の目的で中間圧力を検出する場合には、センサを兼用して、構成を簡素化できる。
また、本発明の2段油冷式圧縮装置は、前記第1段圧縮部が吸い込む気体の圧力である吸込圧力と、前記第2段圧縮部が吐出した気体の圧力である吐出圧力とを検出し、前記吸込圧力及び前記吐出圧力から前記中間軸受の圧力を算出してもよい。
この構成によれば、吸込圧力と吐出圧力とは、一般に、圧縮機の運転状態を確認するために検出されるので、それらの値から中間軸受の圧力を算出することで、専用のセンサが必要ない。
また、本発明の2段油冷式圧縮装置は、前記第2給油流路の前記第2開閉弁の上流側に、前記給油圧力を検出する検出器を備えてもよい。
この構成によれば、正確な給油圧力を検出するので、第1給油流路の使用を最低限に留められる。
また、本発明の2段油冷式圧縮装置は、前記第2段圧縮部が吐出した気体の圧力を検出して、前記給油圧力として扱ってもよい。
この構成によれば、給油圧力を検出するための専用のセンサが不要である。
以上のように、本発明の2段油冷式圧縮装置は、吐出圧力が中間圧力よりも低くなったとしても、中間圧力よりも高い圧力を有する第2段圧縮部の閉じ込み空間の油を中間軸受に供給するので、吐出圧力に関係なく中間軸受への油の供給を行える。これにより、中間軸受の損傷を防止できる。
本発明の第1実施形態の2段油冷式圧縮装置を用いたヒートポンプの概略構成図である。 本発明の第2実施形態の2段油冷式圧縮装置を用いたヒートポンプの概略構成図である。 本発明の第3実施形態の2段油冷式圧縮装置を用いたヒートポンプの概略構成図である。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。先ず、図に、本発明の第1実施形態である油冷式2段スクリュ圧縮機1を用いたヒートポンプの構成を示す。このヒートポンプ装置は、油冷式2段スクリュ圧縮機1と、油分離器2と、凝縮器3と、膨張弁4と、蒸発器5とを介設してなり、冷媒(例えばR134aやR245fa)を封入した閉じた冷媒循環流路6を構成する。
油冷式2段スクリュ圧縮機1は、気体である冷媒を圧縮するが、このとき、冷却、潤滑及びシールのために、冷媒に油が混合される。油冷式2段スクリュ圧縮機1が吐出した冷媒は、油分離器2に導入され、冷媒と油とが分離される。
油分離器2において油が除去された冷媒は、凝縮器3に導入される。凝縮器3は、冷媒と水との間で熱交換を行い、水を加熱して温水を製造する熱交換器である。凝縮器3において、冷媒は凝縮して液体になる。
凝縮器3において凝縮した冷媒は、膨張弁4で減圧されて蒸発器5に供給される。蒸発器5は、冷媒と水との間で熱交換を行い、水を冷却して冷水を製造する熱交換器である。蒸発器5において、冷媒は蒸発して気体になる。蒸発器5において、蒸発した冷媒は、油冷式2段スクリュ圧縮機1に再供給される。
油冷式2段スクリュ圧縮機1は、共通のハウジング7の中に第1段圧縮部8と第2段圧縮部9とが形成されている。
第1段圧縮部8は、ハウジング7に形成されたロータ室10に雌雄一対のスクリュロータ11を収容してなり、冷媒循環流路6に接続されるように形成された吸込流路12から冷媒を吸い込んで圧縮し、ハウジング7内に形成された中間圧力空間13に吐出する。スクリュロータ11は、ロータ室10内の空間を区分して複数の閉鎖された閉じ込み空間14を形成し、回転にともなって閉じ込み空間14の容積を小さくすることにより、冷媒を圧縮する。このとき、第1段圧縮部8は、油と共に冷媒を吸い込んで、ハウジング7及びスクリュロータ11の冷却、並びに、スクリュロータ11間及びスクリュロータ11とロータ室10の内壁との間のシール及び潤滑を行うようになっている。
また、第2段圧縮部9も、第1段圧縮部8と同様に、ハウジング7に形成されたロータ室15に雌雄一対のスクリュロータ16を収容してなり、複数の閉鎖された閉じ込み空間17を形成し、中間圧力空間13から冷媒を吸い込んで圧縮し、吐出流路18を介して冷媒循環流路6に吐出する。第1段圧縮部8のスクリュロータ11の一方と第2段圧縮部9のスクリュロータ16の一方とは、その軸がモータ19の出力軸と一体に接続されている。
スクリュロータ11,16は、その軸が、吸込軸受20、中間軸受21,22及び吐出軸受23によって支持されている。ハウジング8には、第1段圧縮部8の吸込側に吸込軸受20を収容する吸込軸受空間24が形成され、第1段圧縮部8と第2段圧縮部9の間に中間軸受21,22を収容する中間軸受空間25が形成され、第2段圧縮部9の吐出側に吐出軸受23を収容する吐出軸受空間26が形成されている。中間軸受空間25は、冷媒の流路となる中間圧力空間13と連通している。
油冷式2段スクリュ圧縮機1は、第2段圧縮部9の閉じ込み空間17から、中間軸受空間25まで連通可能に構成されてなる第1給油流路27と、油分離器2で分離した油を、中間軸受空間25に供給する第2給油流路28とを有する。第1給油流路27及び第2給油流路28は、それぞれ、流路を遮断可能な第1開閉弁29及び第2開閉弁30を備える。すなわち、第1開閉弁29を開くことにより、第1給油流路27を介して、第2段圧縮部9の閉じ込み空間17から、中間軸受空間25までが連通される。なお、第1給油流路27と第2給油流路28とは、図示するように、両者が合流した後に中間軸受空間25に接続されてもよいが、それぞれ、個別に中間軸受空間25に接続されてもよい。また、吸込軸受空間24及び吐出軸受空間26等、油冷式2段スクリュ圧縮機1の油と必要とする他の箇所にも、不図示の流路を介して、油分離器2で分離した油が供給されるようになっている。
また、油冷式2段スクリュ圧縮機1の吐出側の循環流路6には、油冷式2段スクリュ圧縮機1が吐出した冷媒の圧力Pdを検出する吐出圧力検出器31が設けられ、油冷式2段スクリュ圧縮機1の吸込側の循環流路6には、油冷式2段スクリュ圧縮機1が吸い込む冷媒の圧力Psを検出する吸込圧力検出器32が設けられている。そして、油冷式2段スクリュ圧縮機1は、吐出圧力検出器31が検出した吐出圧力Pd及び吸込圧力検出器32が検出した吸込圧力Psに基づいて、第1開閉弁29及び第2開閉弁30を開閉する制御装置33を有する。なお、吐出圧力検出器31及び吸込圧力検出器32は、第1開閉弁29及び第2開閉弁30を制御する制御装置33だけでなく、他の構成要素に対してその検出値を出力してもよい。
制御装置33は、先ず、吸込圧力Psに基づいて、中間圧力空間13の圧力である中間圧力Pmを算出する。中間圧力Pmは、吸込圧力Psに加えて、油冷式2段スクリュ圧縮機1の仕様、つまり、機械的形状によって定まる第1段圧縮部8の吸込容量Vs1と第2段圧縮部9の吸込容量Vs2との比(Vs1/Vs2)と、冷媒の物性である比熱比κとを用いてPm=P×(Vs1/Vs2)κとして算出することができる。
制御装置33は、この中間圧力Pmを中間軸受21,22の圧力とみなし、且つ、吐出圧力Pdを第2給油流路28における油の給油圧力とみなす。つまり、制御装置33は、中間圧力Pmと吐出圧力Pdとを比較し、中間圧力Pmが吐出圧力Pdよりも高い場合には、第1開閉弁29を開いて、第2開閉弁30を閉じ、中間圧力Pmが吐出圧力Pd以下である場合には、第1開閉弁29を閉じて、第2開閉弁30を開く。
中間圧力Pmが吐出圧力Pd以下の場合、第2給油流路28における油の圧力が中間軸受空間25の圧力以上であるので、第2給油流路28の圧力によって中間軸受21,22に油を供給して潤滑できる。また、中間圧力Pmが吐出圧力Pdより高い場合には、第2給油流路28における油の圧力が中間軸受空間25の圧力より低いので、第2給油流路28の圧力では、中間軸受21,22に油を供給することができない。その場合、油冷式2段スクリュ圧縮機1では、第1給油流路27を介して中間軸受空間25に油を供給する。
第1給油流路27が接続された閉じ込み空間17は、中間圧力空間13から吸い込んだ冷媒をさらに圧縮した状態であるため、中間圧力Pmや吐出圧力Pdの値に拘わらず、常に中間圧力Pmよりも高い圧力を有する。したがって、第1給油流路27を介して中間軸受空間25に油を供給すれば、油の供給が途切れて中間軸受21,22が損傷することを防止できる。このとき、油だけでなく、冷媒も一緒に閉じ込み空間17から第1給油流路27を介して中間軸受空間25に供給され、ミスト状の油が中間軸受21,22に供給されることになる場合があるが、その程度の油量でも中間軸受21,22の潤滑には十分である。また、中間軸受21,22を潤滑した油及び吹き抜けた冷媒は、中間圧力空間17を介して、第2段圧縮部9のロータ室15に再度吸い込まれる。
なお、第2段圧縮部9の閉じ込み空間17から中間軸受21,22に、第1給油流路27を介して油を供給するためには、圧縮された冷媒の一部も中間軸受21,22に戻す必要があり、圧縮機としてのロスが若干生じる。ただし、その状態、すなわち、第2段圧縮部9の閉じ込み空間17から中間軸受21,22に、第1給油流路27を介して油とともに冷媒を供給する状態を、中間軸受21,22の圧力が給油圧力よりも高い場合のみに限定することで、圧縮機としてのロスを極力、抑制することができる。
続いて、図2に、本発明の第2実施形態である油冷式2段スクリュ圧縮機1aを用いたヒートポンプの構成を示す。尚、以降の実施形態において先に説明した実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
本実施形態において、吐出圧力検出器31は、油分離器2の内部空間における冷媒の圧力を検出するように設けられている。また、油冷式2段スクリュ圧縮機1aは、中間圧力空間13における冷媒の圧力を検出する中間圧力検出器34を備える。
本実施形態のように、第2給油流路28に供給される油の圧力源となる吐出圧力Pdは、油分離器2において検出してもよい。また、中間軸受21,22を収容する中間軸受空間25の圧力に近似する中間圧力空間13の圧力である中間圧力Pmを中間圧力検出器34によって直接検出するようにしてもよい。
さらに、図3に、本発明の第3実施形態である油冷式2段スクリュ圧縮機1bを用いたヒートポンプの構成を示す。本実施形態の油冷式2段スクリュ圧縮機1bは、第2給油流路28の第2開閉弁30の上流側において油の給油圧力Poを検出する給油圧力検出器35と、中間軸受空間25の圧力Pbを直接検出する軸受圧力検出器36とを備える。
このように、中間軸受空間25の圧力である軸受圧力Pb及び第2給油流路28に供給される油の圧力である給油圧力Poを直接検出すれば、第2給油流路28から中間軸受21,22に油を供給できるか否かをより正確に判断できる。
1,1a,1b…油冷式2段スクリュ圧縮機
2…油分離器
13…中間圧力空間
21,22…中間軸受
25…中間軸受空間
27…第1給油流路
28…第2給油流路
29…第1開閉弁
30…第2開閉弁
31…吐出圧力検出器
32…吸込圧力検出器
33…制御装置
34…中間圧力検出器
35…給油圧力検出器
36…軸受圧力検出器
Pb…軸受圧力
Pd…吐出圧力
Pm…中間圧力
Ps…吸込圧力
Po…給油圧力

Claims (6)

  1. ハウジング内に収容した雌雄一対のスクリュロータによって気体を圧縮し、油によって冷却及び潤滑される第1段圧縮部及び第2段圧縮部を直列に接続してなり、
    前記第2段圧縮部の圧縮途中の閉じ込み空間から、前記第1段圧縮部と第2段圧縮部との間の中間軸受まで、連通可能に構成されてなる第1給油流路を有することを特徴とする2段油冷式圧縮装置。
  2. 前記第2段圧縮部が吐出した気体から前記油を分離する油分離器と、前記油分離器が分離した前記油を前記中間軸受に供給する第2給油流路とをさらに有し、
    前記第1給油流路は、流路を遮断可能な第1開閉弁を備え、
    前記第2給油流路は、流路を遮断可能な第2開閉弁を備え、
    前記中間軸受の圧力が前記油分離器から前記第2給油流路に供給される前記油の圧力である給油圧力よりも高い場合には、前記第1開閉弁を開いて、前記第2開閉弁を閉じ、
    前記中間軸受の圧力が前記給油圧力以下である場合には、前記第1開閉弁を閉じて、前記第2開閉弁を開くことを特徴とする請求項1に記載の2段油冷式圧縮装置。
  3. 前記第1段圧縮部と前記第2段圧縮部とを接続する中間圧力空間の圧力を検出して、前記中間軸受の圧力として扱うことを特徴とする請求項2に記載の2段油冷式圧縮装置。
  4. 前記第1段圧縮部が吸い込む気体の圧力である吸込圧力と、前記第2段圧縮部が吐出した気体の圧力である吐出圧力とを検出し、前記吸込圧力及び前記吐出圧力から前記中間軸受の圧力を算出することを特徴とする請求項2に記載の2段油冷式圧縮装置。
  5. 前記第2給油流路の前記第2開閉弁の上流側に、前記給油圧力を検出する検出器を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の2段油冷式圧縮装置。
  6. 前記第2段圧縮部が吐出した気体の圧力を検出して、前記給油圧力として扱うことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の2段油冷式圧縮装置。
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