JP2000337282A - ２段形スクリュ圧縮機 - Google Patents
２段形スクリュ圧縮機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第１段圧縮部の吸込み効率の向上を可能とし
た２段形スクリュ圧縮機を提供する。 【解決手段】 互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータ
によりガス圧縮する第１段圧縮部３Ｌおよび第２段圧縮
部３Ｈを単一のケーシング１内にタンデム配置した圧縮
機本体Ｃと、第２段圧縮部３Ｈの吐出口から延びる吐出
流路に介設した油分離回収器７の下部の油溜まり部８か
ら第１段圧縮部３Ｌのスクリュロータ２Ｌの少なくとも
吐出側の軸受、軸封部、および第２段圧縮部３Ｈのスク
リュロータ２Ｈの軸受、軸封部、ロータ室を含む注油箇
所に通じる第１給油流路１１と、第１段、第２段圧縮部
３Ｌ，３Ｈ間のケーシング１内の下部に生じる油溜まり
部１２と第１段圧縮部３Ｌのスクリュロータ２Ｌの吸込
側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油流路１３とを
備えた２段形スクリュ圧縮機において、第２給油流路１
３に冷却手段２１を設けてある。
た２段形スクリュ圧縮機を提供する。 【解決手段】 互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータ
によりガス圧縮する第１段圧縮部３Ｌおよび第２段圧縮
部３Ｈを単一のケーシング１内にタンデム配置した圧縮
機本体Ｃと、第２段圧縮部３Ｈの吐出口から延びる吐出
流路に介設した油分離回収器７の下部の油溜まり部８か
ら第１段圧縮部３Ｌのスクリュロータ２Ｌの少なくとも
吐出側の軸受、軸封部、および第２段圧縮部３Ｈのスク
リュロータ２Ｈの軸受、軸封部、ロータ室を含む注油箇
所に通じる第１給油流路１１と、第１段、第２段圧縮部
３Ｌ，３Ｈ間のケーシング１内の下部に生じる油溜まり
部１２と第１段圧縮部３Ｌのスクリュロータ２Ｌの吸込
側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油流路１３とを
備えた２段形スクリュ圧縮機において、第２給油流路１
３に冷却手段２１を設けてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷凍機、ヒ
ートポンプに適用される２段形スクリュ圧縮機に関する
ものである。
ートポンプに適用される２段形スクリュ圧縮機に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばフロンガスの一種であるク
ロロジフルオロメタンを冷媒ガスとする冷凍機、或はヒ
ートポンプに用いられる図７に示す冷凍機用の２段形ス
クリュ圧縮機が公知である（特開平9-268988号公報）。
この圧縮機は、単一のケーシング１内に、互いに噛合う
雌雄一対のスクリュロータ２Ｌ，２Ｈによりガス圧縮す
る低圧側の第１段圧縮部３Ｌおよび高圧側の第２段圧縮
部３Ｈをタンデムに配置した圧縮機本体Ｃを有してい
る。図７において第１段圧縮部３Ｌの右側にはケーシン
グ１を共有するモータ４が設けてあり、このモータ４に
より第１段圧縮部３Ｌの一対のスクリュロータ２Ｌの一
方のロータを駆動している。また、この駆動されるロー
タの軸と第２段圧縮部３Ｈの一対のスクリュロータ２Ｈ
の一方のロータの軸とはカップリングを介して一体回転
可能に結合され、モータ４によりスクリュロータ２Ｌ，
２Ｈが回転させられるようになっている。
ロロジフルオロメタンを冷媒ガスとする冷凍機、或はヒ
ートポンプに用いられる図７に示す冷凍機用の２段形ス
クリュ圧縮機が公知である（特開平9-268988号公報）。
この圧縮機は、単一のケーシング１内に、互いに噛合う
雌雄一対のスクリュロータ２Ｌ，２Ｈによりガス圧縮す
る低圧側の第１段圧縮部３Ｌおよび高圧側の第２段圧縮
部３Ｈをタンデムに配置した圧縮機本体Ｃを有してい
る。図７において第１段圧縮部３Ｌの右側にはケーシン
グ１を共有するモータ４が設けてあり、このモータ４に
より第１段圧縮部３Ｌの一対のスクリュロータ２Ｌの一
方のロータを駆動している。また、この駆動されるロー
タの軸と第２段圧縮部３Ｈの一対のスクリュロータ２Ｈ
の一方のロータの軸とはカップリングを介して一体回転
可能に結合され、モータ４によりスクリュロータ２Ｌ，
２Ｈが回転させられるようになっている。
【０００３】さらに、第１段圧縮部３Ｌの右側の上部に
吸込口５が設けられ、第１段圧縮部３Ｌの図示しない吐
出口と第２段圧縮部３Ｈの吸込口６とは連通している。
なお、例えば冷凍機或はヒートポンプの場合、周知のよ
うにこの第２段圧縮部３Ｈの吐出口から出て、第１段圧
縮部３Ｌの吸込口５に至る冷媒の閉じた循環流路が形成
されており、この循環流路には、第２段圧縮部３Ｈの吐
出口側から順番に、油分離回収器７の他に、少なくとも
凝縮器、膨張弁および蒸発器が介在させてある。
吸込口５が設けられ、第１段圧縮部３Ｌの図示しない吐
出口と第２段圧縮部３Ｈの吸込口６とは連通している。
なお、例えば冷凍機或はヒートポンプの場合、周知のよ
うにこの第２段圧縮部３Ｈの吐出口から出て、第１段圧
縮部３Ｌの吸込口５に至る冷媒の閉じた循環流路が形成
されており、この循環流路には、第２段圧縮部３Ｈの吐
出口側から順番に、油分離回収器７の他に、少なくとも
凝縮器、膨張弁および蒸発器が介在させてある。
【０００４】この油分離回収器７の下部は油溜まり部８
になっており、ここからは、油冷却器９、油フィルタ１
０を経て、第１段スクリュロータ２Ｌの吐出側における
ロータ軸の軸受、軸封部ｃ、第２段圧縮部３Ｈ内のロー
タ室ｂ、および第２段スクリュロータ２Ｈの吐出側にお
けるロータ軸の軸受、軸封部ａ等の注油箇所に通じる第
１給油流路１１が延びている。さらに、第２段圧縮部３
Ｈの吸込口６の箇所の下部に形成される油溜まり部１２
から第１段スクリュロータ２Ｌの吸込口５側におけるロ
ータ軸の軸受、軸封部ｄに通じる第２給油流路１３が設
けてある。
になっており、ここからは、油冷却器９、油フィルタ１
０を経て、第１段スクリュロータ２Ｌの吐出側における
ロータ軸の軸受、軸封部ｃ、第２段圧縮部３Ｈ内のロー
タ室ｂ、および第２段スクリュロータ２Ｈの吐出側にお
けるロータ軸の軸受、軸封部ａ等の注油箇所に通じる第
１給油流路１１が延びている。さらに、第２段圧縮部３
Ｈの吸込口６の箇所の下部に形成される油溜まり部１２
から第１段スクリュロータ２Ｌの吸込口５側におけるロ
ータ軸の軸受、軸封部ｄに通じる第２給油流路１３が設
けてある。
【０００５】そして、冷凍機或はヒートポンプの場合、
図１において矢印Ｉで示すように上記蒸発器から流入し
てきた冷媒ガスを吸込口５から吸込み、圧縮し、軸受、
軸封部ｃ、ｄから流入してくる油とともに第１段圧縮部
３Ｌの吐出口から吐出し、吸込口６から吸込み、第２段
圧縮部３Ｈにより圧縮し、第２段圧縮部３Ｈの吐出口か
ら油分離回収器７に向けて、吐出するようになってい
る。なお、この吐出口から吐出された冷媒ガスは、第１
段圧縮部３Ｌから流入してきた油、ロータ室ｂに供給さ
れた油、軸受、軸封部ａから流入してきた油とともに油
分離回収器７に送られる。
図１において矢印Ｉで示すように上記蒸発器から流入し
てきた冷媒ガスを吸込口５から吸込み、圧縮し、軸受、
軸封部ｃ、ｄから流入してくる油とともに第１段圧縮部
３Ｌの吐出口から吐出し、吸込口６から吸込み、第２段
圧縮部３Ｈにより圧縮し、第２段圧縮部３Ｈの吐出口か
ら油分離回収器７に向けて、吐出するようになってい
る。なお、この吐出口から吐出された冷媒ガスは、第１
段圧縮部３Ｌから流入してきた油、ロータ室ｂに供給さ
れた油、軸受、軸封部ａから流入してきた油とともに油
分離回収器７に送られる。
【０００６】油分離回収器７では、気液分離し、高圧の
冷媒ガスは、矢印IIで示すように油分離回収器７の上部
から上記凝縮器に向けて送り出され、上記膨張弁、上記
蒸発器を経て循環流路内を循環するようになっている。
一方、気液分離され、油溜まり部８に溜められた油は、
第１給油流路１１により軸受、軸封部ａ、ロータ室ｂ、
および軸受、軸封部ｃに供給される。さらに、第２給油
流路１３からは第２段圧縮部３Ｈの吐出口内に比して圧
力の低い油溜まり部１２の油が軸受、軸封部ｄに注入さ
れるようになっている。
冷媒ガスは、矢印IIで示すように油分離回収器７の上部
から上記凝縮器に向けて送り出され、上記膨張弁、上記
蒸発器を経て循環流路内を循環するようになっている。
一方、気液分離され、油溜まり部８に溜められた油は、
第１給油流路１１により軸受、軸封部ａ、ロータ室ｂ、
および軸受、軸封部ｃに供給される。さらに、第２給油
流路１３からは第２段圧縮部３Ｈの吐出口内に比して圧
力の低い油溜まり部１２の油が軸受、軸封部ｄに注入さ
れるようになっている。
【０００７】このように、この圧縮機では、第２段圧縮
部３Ｈの吐出口の圧力とほぼ等しい圧力の油分離回収器
７からの油の供給箇所を、比較的高圧の状態にある軸
受、軸封部ａ、ロータ室ｂおよび軸受、軸封部ｃとし、
圧力の低い軸受、軸封部ｄには、第２段圧縮機本体Ｃ２
の吐出口内に比して圧力の低い油溜まり部１２の油を注
入するように形成してある。そして、例えば冷媒として
クロロジフルオロメタンのように油に溶解し易い冷媒を
用いた場合でも、注油箇所で油が減圧され冷媒ガスがフ
ラッシュして、フラッシュしたガスが圧縮機に吸込まれ
ることによる吸込容量の低下が起こらないようになって
いる。
部３Ｈの吐出口の圧力とほぼ等しい圧力の油分離回収器
７からの油の供給箇所を、比較的高圧の状態にある軸
受、軸封部ａ、ロータ室ｂおよび軸受、軸封部ｃとし、
圧力の低い軸受、軸封部ｄには、第２段圧縮機本体Ｃ２
の吐出口内に比して圧力の低い油溜まり部１２の油を注
入するように形成してある。そして、例えば冷媒として
クロロジフルオロメタンのように油に溶解し易い冷媒を
用いた場合でも、注油箇所で油が減圧され冷媒ガスがフ
ラッシュして、フラッシュしたガスが圧縮機に吸込まれ
ることによる吸込容量の低下が起こらないようになって
いる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】この圧縮機の場合、第
２給油流路１３における油温が６０〜７０℃になり、第
１段圧縮部３Ｌの吸込み側の軸受、軸封部ｄに注入した
油がこの第１段圧縮部３Ｌの吸込みガスを過熱し、第１
段圧縮部３Ｌの吸込み効率を低下させるという問題があ
る。本発明は、斯る従来の問題をなくすことを課題とし
てなされたもので、第１段圧縮部の吸込み効率の向上を
可能とした２段形スクリュ圧縮機を提供しようとするも
のである。
２給油流路１３における油温が６０〜７０℃になり、第
１段圧縮部３Ｌの吸込み側の軸受、軸封部ｄに注入した
油がこの第１段圧縮部３Ｌの吸込みガスを過熱し、第１
段圧縮部３Ｌの吸込み効率を低下させるという問題があ
る。本発明は、斯る従来の問題をなくすことを課題とし
てなされたもので、第１段圧縮部の吸込み効率の向上を
可能とした２段形スクリュ圧縮機を提供しようとするも
のである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第１発明は、互いに噛合う雌雄一対のスクリュロー
タによりガス圧縮する第１段圧縮部および第２段圧縮部
を単一のケーシング内にタンデム配置した圧縮機本体
と、第２段圧縮部の吐出口から延びる吐出流路に介設し
た油分離回収器の下部の油溜まり部から上記第１段圧縮
部のスクリュロータの少なくとも吐出側の軸受、軸封
部、および上記第２段圧縮部のスクリュロータの軸受、
軸封部、ロータ室を含む注油箇所に通じる第１給油流路
と、上記第１段、第２段圧縮部間の上記ケーシング内の
下部に生じる油溜まり部と上記第１段圧縮部のスクリュ
ロータの吸込側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油
流路とを備えた２段形スクリュ圧縮機において、上記第
２給油流路に冷却手段を設けた構成とした。
に、第１発明は、互いに噛合う雌雄一対のスクリュロー
タによりガス圧縮する第１段圧縮部および第２段圧縮部
を単一のケーシング内にタンデム配置した圧縮機本体
と、第２段圧縮部の吐出口から延びる吐出流路に介設し
た油分離回収器の下部の油溜まり部から上記第１段圧縮
部のスクリュロータの少なくとも吐出側の軸受、軸封
部、および上記第２段圧縮部のスクリュロータの軸受、
軸封部、ロータ室を含む注油箇所に通じる第１給油流路
と、上記第１段、第２段圧縮部間の上記ケーシング内の
下部に生じる油溜まり部と上記第１段圧縮部のスクリュ
ロータの吸込側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油
流路とを備えた２段形スクリュ圧縮機において、上記第
２給油流路に冷却手段を設けた構成とした。
【００１０】また、第２発明は、第１発明の構成に加え
て、上記第１給油流路から冷却手段を介して上記第１段
圧縮部のロータ室まで延びる分岐流路を設けた構成とし
た。
て、上記第１給油流路から冷却手段を介して上記第１段
圧縮部のロータ室まで延びる分岐流路を設けた構成とし
た。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態を図
面にしたがって説明する。図１は、第１発明に係る２段
形スクリュ圧縮機を示し、図７に示す２段形スクリュ圧
縮機と共通する部分については、互いに同一番号を付し
て説明を省略する。この２段形スクリュ圧縮機では、第
２給油流路１３に冷却手段２１を設けることにより、第
１段圧縮部３Ｌの吸込み側の軸受、軸封部ｄに冷却した
油を注入するようにしてある。そして、この注入した油
により軸受、軸封部ｄの温度を低く保ち、これにより第
１段圧縮部３Ｌの吸込みガスの温度上昇を抑え、吸込み
効率、圧縮機の性能を向上させ得るようになっている。
面にしたがって説明する。図１は、第１発明に係る２段
形スクリュ圧縮機を示し、図７に示す２段形スクリュ圧
縮機と共通する部分については、互いに同一番号を付し
て説明を省略する。この２段形スクリュ圧縮機では、第
２給油流路１３に冷却手段２１を設けることにより、第
１段圧縮部３Ｌの吸込み側の軸受、軸封部ｄに冷却した
油を注入するようにしてある。そして、この注入した油
により軸受、軸封部ｄの温度を低く保ち、これにより第
１段圧縮部３Ｌの吸込みガスの温度上昇を抑え、吸込み
効率、圧縮機の性能を向上させ得るようになっている。
【００１２】図２は、第１発明に係る２段形スクリュ圧
縮機を示し、図１に示す２段形スクリュ圧縮機と共通す
る部分については、互いに同一番号を付して説明を省略
する。この２段形スクリュ圧縮機では、冷却手段２１を
設けるとともに、第１給油流路１１から冷却手段２２を
介して第１段圧縮部３Ｌのロータ室まで延びる分岐流路
２３を設けてあり、より一層吸込み効率、圧縮機の性能
を向上させ得るようになっている。
縮機を示し、図１に示す２段形スクリュ圧縮機と共通す
る部分については、互いに同一番号を付して説明を省略
する。この２段形スクリュ圧縮機では、冷却手段２１を
設けるとともに、第１給油流路１１から冷却手段２２を
介して第１段圧縮部３Ｌのロータ室まで延びる分岐流路
２３を設けてあり、より一層吸込み効率、圧縮機の性能
を向上させ得るようになっている。
【００１３】なお、冷却手段２１および２２の種類につ
いては、何等限定するものではないが、冷却手段２１お
よび２２の例を挙げれば、図３に示すキャピラリーチュ
ーブ３１、図４に示す水冷式油冷却器３２、図５に示す
空冷式油冷却器３３、図６に示す冷却媒体を流すように
したフィン付きチューブ３４がある。
いては、何等限定するものではないが、冷却手段２１お
よび２２の例を挙げれば、図３に示すキャピラリーチュ
ーブ３１、図４に示す水冷式油冷却器３２、図５に示す
空冷式油冷却器３３、図６に示す冷却媒体を流すように
したフィン付きチューブ３４がある。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第１発
明によれば、互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータに
よりガス圧縮する第１段圧縮部および第２段圧縮部を単
一のケーシング内にタンデム配置した圧縮機本体と、第
２段圧縮部の吐出口から延びる吐出流路に介設した油分
離回収器の下部の油溜まり部から上記第１段圧縮部のス
クリュロータの少なくとも吐出側の軸受、軸封部、およ
び上記第２段圧縮部のスクリュロータの軸受、軸封部、
ロータ室を含む注油箇所に通じる第１給油流路と、上記
第１段、第２段圧縮部間の上記ケーシング内の下部に生
じる油溜まり部と上記第１段圧縮部のスクリュロータの
吸込側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油流路とを
備えた２段形スクリュ圧縮機において、上記第２給油流
路に冷却手段を設けた構成としてある。このため、第１
段圧縮部の吸込み側の軸受、軸封部に冷却した油を注入
するようになり、ある第１段圧縮部の吸込み効率の向
上、圧縮機の性能の向上が可能になるという効果を奏す
る。
明によれば、互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータに
よりガス圧縮する第１段圧縮部および第２段圧縮部を単
一のケーシング内にタンデム配置した圧縮機本体と、第
２段圧縮部の吐出口から延びる吐出流路に介設した油分
離回収器の下部の油溜まり部から上記第１段圧縮部のス
クリュロータの少なくとも吐出側の軸受、軸封部、およ
び上記第２段圧縮部のスクリュロータの軸受、軸封部、
ロータ室を含む注油箇所に通じる第１給油流路と、上記
第１段、第２段圧縮部間の上記ケーシング内の下部に生
じる油溜まり部と上記第１段圧縮部のスクリュロータの
吸込側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油流路とを
備えた２段形スクリュ圧縮機において、上記第２給油流
路に冷却手段を設けた構成としてある。このため、第１
段圧縮部の吸込み側の軸受、軸封部に冷却した油を注入
するようになり、ある第１段圧縮部の吸込み効率の向
上、圧縮機の性能の向上が可能になるという効果を奏す
る。
【００１５】また、第２発明によれば、第１発明の構成
に加えて、上記第１給油流路から冷却手段を介して上記
第１段圧縮部のロータ室まで延びる分岐流路を設けた構
成としてある。このため、第１発明による効果に加え
て、より一層の第１段圧縮部の吸込み効率の向上、圧縮
機の性能の向上が可能になるという効果を奏する。
に加えて、上記第１給油流路から冷却手段を介して上記
第１段圧縮部のロータ室まで延びる分岐流路を設けた構
成としてある。このため、第１発明による効果に加え
て、より一層の第１段圧縮部の吸込み効率の向上、圧縮
機の性能の向上が可能になるという効果を奏する。
【図１】 第１発明に係る２段形スクリュ圧縮機を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】 第２発明に係る２段形スクリュ圧縮機を示す
断面図である。
断面図である。
【図３】 図１、図２に示す２段形スクリュ圧縮機の冷
却手段の一例であるキャピラリーチューブを示す図であ
る。
却手段の一例であるキャピラリーチューブを示す図であ
る。
【図４】 図１、図２に示す２段形スクリュ圧縮機の冷
却手段の一例である水冷式油冷却器を示す図である。
却手段の一例である水冷式油冷却器を示す図である。
【図５】 図１、図２に示す２段形スクリュ圧縮機の冷
却手段の一例である空冷式油冷却器を示す図である。
却手段の一例である空冷式油冷却器を示す図である。
【図６】 図１、図２に示す２段形スクリュ圧縮機の冷
却手段の一例であるフィン付きチューブを示す図であ
る。
却手段の一例であるフィン付きチューブを示す図であ
る。
【図７】 従来の２段形スクリュ圧縮機を示す断面図で
ある。
ある。
１ ケーシング ２Ｌ，２Ｈ スクリュロ
ータ ３Ｌ 第１段圧縮部 ３Ｈ 第２段圧縮部 ４ モータ ５ 吸込口 ６ 吸込口 ７ 油分離回収器 ８ 油溜まり部 ９ 油冷却器 １０ 油フィルタ １１ 第１給油流路 １２ 油溜まり部 １３ 第２給油流路 ２１，２２ 冷却手段 ２３ 分岐流路 ３１ キャピラリーチューブ ３２ 水冷式油冷却器 ３３ 空冷式油冷却器 ３４ フィン付きチュー
ブ Ｃ 圧縮機本体 ａ 軸受、軸封部 ｂ ロータ室 ｃ 軸受、軸封部 ｄ 軸受、軸封部
ータ ３Ｌ 第１段圧縮部 ３Ｈ 第２段圧縮部 ４ モータ ５ 吸込口 ６ 吸込口 ７ 油分離回収器 ８ 油溜まり部 ９ 油冷却器 １０ 油フィルタ １１ 第１給油流路 １２ 油溜まり部 １３ 第２給油流路 ２１，２２ 冷却手段 ２３ 分岐流路 ３１ キャピラリーチューブ ３２ 水冷式油冷却器 ３３ 空冷式油冷却器 ３４ フィン付きチュー
ブ Ｃ 圧縮機本体 ａ 軸受、軸封部 ｂ ロータ室 ｃ 軸受、軸封部 ｄ 軸受、軸封部
【手続補正書】
【提出日】平成１１年６月３日（１９９９．６．３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
Claims (2)
- 【請求項１】 互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータ
によりガス圧縮する第１段圧縮部および第２段圧縮部を
単一のケーシング内にタンデム配置した圧縮機本体と、
第２段圧縮部の吐出口から延びる吐出流路に介設した油
分離回収器の下部の油溜まり部から上記第１段圧縮部の
スクリュロータの少なくとも吐出側の軸受、軸封部、お
よび上記第２段圧縮部のスクリュロータの軸受、軸封
部、ロータ室を含む注油箇所に通じる第１給油流路と、
上記第１段、第２段圧縮部間の上記ケーシング内の下部
に生じる油溜まり部と上記第１段圧縮部のスクリュロー
タの吸込側の軸受、軸封部とを連通させる第２給油流路
とを備えた２段形スクリュ圧縮機において、上記第２給
油流路に冷却手段を設けたことを特徴とする２段形スク
リュ圧縮機。 - 【請求項２】 上記第１給油流路から冷却手段を介して
上記第１段圧縮部のロータ室まで延びる分岐流路を設け
たことを特徴とする請求項１に記載の２段形スクリュ圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11146529A JP2000337282A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ２段形スクリュ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11146529A JP2000337282A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ２段形スクリュ圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000337282A true JP2000337282A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15409715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11146529A Pending JP2000337282A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ２段形スクリュ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000337282A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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