JP2013216253A - 車両前部構造 - Google Patents

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成明 田澤
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Abstract

【課題】両の前突時のエネルギ吸収性能を、少ないスペースで向上させることが可能な車両前部構造を提供すること。
【解決手段】エンジンルームERにおいて、パワーユニット10の後方位置に車幅方向に延在され、操舵操作を前輪に伝達するステアリングラック30と、パワーユニット10の後端部に、ステアリングラック30と車両前後方向に対向して設けられたラック破断用部材40と、ステアリングラック30の操舵操作を前輪側に伝達するラック33を収容するラックハウジング34においてラック破断用部材40と対向する部位に設けられ、鉄製のラック破断用部材40よりも低剛性のアルミニウムにより形成された破断部としてのラックハウジング34と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部の構造に関する。
従来、車両前部のエンジルーム内の搭載物を、車両の前面衝突時(以下、前突時と称する)におけるエンジンの後退を円滑に行なえるように配置することで、前突時のエネルギ吸収を効率良く行なうことは知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−241709号公報
エンジンなどのパワーユニットを搭載したエンジンルームなどの収容スペースでは、パワーユニットの車両後方位置に、ステアリングの操作を車輪側に伝達するステアリングギアボックスおよびステアリングラックが車幅方向に延在して配置されている。
しかしながら、限られた収容スペース内において、パワーユニットとステアリングギアボックスとの間隔を広く確保するのが難しい。特に、パワーユニットから前輪に駆動を伝達する部分であるデファレンシャルを収容するデフケースなどは、前輪と車両前後方向で重なる位置に配置されるため、ステアリングラックとの間隔を確保するのが難しい。
このように、パワーユニットとステアリングギアボックスおよびステアリングラックとの車両前後方向の間隔が確保できない場合、前突時にパワーユニットの後退がステアリングラックなどにより妨げられ、充分なエネルギ吸収が成されないおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、車両の前突時のエネルギ吸収性能を向上させることが可能な車両前部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、パワーユニットの後端部に、ステアリングラックと車両前後方向に対向して設けられたラック破断用部材と、前記ステアリングラックの操舵操作を前輪側に伝達するラックを収容するラックハウジングにおいて前記ラック破断用部材と対向する部位に設けられ、前記ラック破断用部材よりも低剛性の素材により形成された破断部と、を備えていることを特徴とする車両前部構造とした。
本発明では、車両の前突時に、パワーユニットが後退すると、パワーユニットの後端部に設けたラック破断用部材が、その後方のステアリングラックの破断部に衝突する。したがって、ステアリングラックでは、ラック破断用部材よりも低剛性の破断部に応力集中が生じて変形する。
よって、ステアリングラックが変形しない場合と比較して、ステアリングラックの変形分だけ、エネルギ吸収を図ることができるとともに、パワーユニットの後退代を拡大することができる。
図1は実施の形態1の車両前部構造を適用した車両前部のエンジンルームER内の構成を示す平面図である。 図2は実施の形態1の車両前部構造におけるステアリングラック30の要部を示す断面図である。 図3は実施の形態1の車両前部構造の要部を拡大して示す平面図である。 図4は実施の形態1の車両前部構造の要部を拡大して示す側面図である。 図5は実施の形態2の車両前部構造を適用した車両前部のエンジンルームER内の構成を示す平面図である。 図6は実施の形態2の車両前部構造の要部を拡大して示す側面図である。 図7は実施の形態3の車両前部構造の要部を示す平面図である。
以下、本発明の車両前部構造を実現する最良の形態を、図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の車両前部構造を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は実施の形態1の車両前部構造を適用した車両のエンジンルームERを示す平面図である。
パワーユニット10を収容する収容スペースとしてのエンジンルームERは、ダッシュパネル101により図示を省略した車両後方(矢印RR方向)の車室と区画されている。このエンジンルームERに収容されたパワーユニット10は、エンジン11、変速機12、デファレンシャルギア13を備え、車体100に弾性支持されている。なお、エンジンルームERにおいてパワーユニット10の車両前方には、ラジエータ110が設けられている。
デファレンシャルギア13は、パワーユニット10の車両後方側の位置に設置され、このデファレンシャルギア13から、図示を省略した前輪に回転を伝達するアクスルシャフト(図示省略)が矢印RL方向である車幅方向に延在されている。
また、デファレンシャルギア13は、パワーユニット10の外郭を形成するユニットハウジング15の一部としてのデフケース15aに収容されている。このデフケース15aを含むユニットハウジング15は、アルミニウム製のものである。
エンジンルームERにおいて、パワーユニット10の車両後方位置には、ステアリングラック30が車幅方向に延在されている。ステアリングラック30は、図示を省略したステアリングの操舵力を、図示を省略した前輪側に伝達するもので、ステアリングの操舵力はステアリングギアボックス31の部分で、図示を省略したステアリングシャフトに連結された図示を省略したピニオンギアから図2に示すラック33に伝達される。なお、ステアリングギアボックス31には、図示を省略したピニオンギア部分を収容するピニオンケース32が一体に形成されている。
なお、ラック33は、鉄製であり、図2に示すように、アルミニウム製のラックハウジング34に収容され、ラックハウジング34に沿って車幅方向へ移動可能に支持されている。
また、ラックハウジング34には、外周が、凹状の第1凹部34aが形成されている。この第1凹部34aを形成した車幅方向の位置については後述する。
図3に示すように、アルミニウム製のデフケース15aの車両後方側の端部に、こアルミニウム製のデフケース15aおよびラックハウジング34よりも高剛性の鉄製のラック破断用部材40が取り付けられている。すなわち、デフケース15aの合わせ面の一部が外径方向に延長されて略直方体形状を成す取付部15bが形成されており、この取付部15bにラック破断用部材40が取り付けられている。
ラック破断用部材40は、ベース部41と突起部42とを備えている。
ベース部41は、突起部42を支える基部41aと、この基部41aと一体に形成されて、取付部15bを車幅方向から挟む一対の狭持片41b,41bと、を備えている。
ベース部41は、基部41aが取付部15bの後面に当接し、狭持片41b,41bが取付部15bを、車幅方向両側から挟んだ状態で、狭持片41b,41bをボルト43,43により取付部15bに固定されている。
突起部42は、円錐状に形成され、その中心軸を車両後方に沿う方向に向け、頂点をラックハウジング34の第1凹部34aに向けて配置されている。すなわち、ラック破断用部材40は、その取付位置が、車両上下方向で、図4に示すように、突起部42の先端が、ステアリングラック30の軸心近傍の高さに配置され、車幅方向で前述したラックハウジング34の第1凹部34aの車幅方向略中央の配置されるように設定されている。
(実施の形態1の作用)
次に、実施の形態1の作用について説明する。
車両の前面衝突時に、その入力によりラジエータ110が車両後方に移動してパワーユニット10に衝突し、パワーユニット10が、さらに車両後方に移動する場合がある。この場合、パワーユニット10のデフケース15aに設けられたラック破断用部材40の突起部42が、ステアリングラック30のラックハウジング34の第1凹部34aに衝突する。
これにより、第1凹部34aでは、硬質の突起部42の接触点に応力が集中し、ラックハウジング34が破断する。しかも、ラックハウジング34は、第1凹部34aを設けた後ろ側にも第2凹部34bを形成しているため、この破断がより円滑に成される。さらに、ラック破断用部材40は鉄製であるため、同じく鉄製のラック33を変形させることも可能である。
したがって、ラックハウジング34が変形した分だけ、パワーユニット10の後退が可能となり、その分、衝突エネルギの吸収性能を向上できる。
よって、従来と同じエンジンルームERのスペースであれば、衝突エネルギの吸収性能の向上が可能であり、一方、同じ衝突エネルギ吸収性能を確保した場合は、エンジンルームERの省スペース化および軽量化を図ることが可能である。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1の車両前部構造は、以下に列挙する効果を奏する。
a)実施の形態1の車両前部構造は、
車両前部に設けられた駆動源の収容スペースとしてのエンジンルームERに搭載された駆動源を含んで一体化されたパワーユニット10と、
エンジンルームERにおいて、パワーユニット10の後方位置に車幅方向に延在され、操舵操作を前輪に伝達するステアリングラック30と、
パワーユニット10の後端部に、ステアリングラック30と車両前後方向に対向して設けられたラック破断用部材40と、
ステアリングラック30の操舵操作を前輪側に伝達するラック33を収容するラックハウジング34においてラック破断用部材40と対向する部位に設けられ、鉄製のラック破断用部材40よりも低剛性のアルミニウムにより形成された破断部としてのラックハウジング34と、
を備えていることを特徴とする。
したがって、前突時にパワーユニット10が後退すると、パワーユニット10の後端部に設けたラック破断用部材40が、その後方のステアリングラック30の破断部としてのアルミニウム製のラックハウジング34に衝突する。これにより、ステアリングラック30では、ラック33よりも低剛性の破断部としてのラックハウジング34に応力集中が生じて変形する。
よって、ステアリングラック30が変形しない場合と比較して、ステアリングラック30の変形分だけ、エネルギ吸収を図ることができるとともに、パワーユニット10の後退代を拡大することができる。
b)実施の形態1の車両前部構造は、ラック破断用部材40は、パワーユニット10の外郭を形成するユニットハウジング15と別体に形成され、アルミニウム製のユニットハウジング15よりも高剛性の素材である鉄により形成されていることを特徴とする。
よって、ユニットハウジング15が、軽量化などのために低剛性のアルミニウムにより形成されている場合でも、破断部としてのラックハウジング34の変形を容易として、上記a)の効果を、より確実に奏することが可能となる。
c)実施の形態1の車両前部構造は、ラック破断用部材40は、ステアリングラック30に向けて突形状としての円錐状の突起部42を備えていることを特徴とする。
したがって、突起部42によるステアリングラック30における応力集中を、より狭い範囲に生じさせることにより高硬度のステアリングラック30の変形をいっそう確実に行って、上記のエネルギ吸収およびパワーユニット10の後退代の拡大を、より確実に達成できる。
d)実施の形態1の車両前部構造は、ラック破断用部材40が設けられたパワーユニット10の後端部は、パワーユニット10においてデファレンシャルギア13を収容するデフケース15aの後端部であることを特徴とする。
前輪に操舵操作を伝達するステアリングラック30に近接する部位である、同じく前輪に駆動力を伝達するデファレンシャルギア13を収容するデフケース15aにラック破断用部材40を設置することにより、パワーユニット10の後方移動時に、早期にラック破断用部材40をステアリングラック30に衝突させることが可能となる。
加えて、実施の形態1では、ラック破断用部材40の取付箇所として、デフケース15aの合わせ面の一部を外径方向に延長して取付部15bを形成したため、取付部15bの形成が容易であるとともに、取付部15bの厚さの確保が容易である。
e)実施の形態1の車両前部構造は、破断部は、ラック33を収容して車幅方向に延在されたラックハウジング34であり、このラックハウジング34が、鉄製のラック33よりも低剛性の素材であるアルミニウムにより形成されていることを特徴とする。
ラックハウジング34をアルミニウムにより形成したため、操舵系の剛性を確保するためにラック33を鉄により形成していても、ステアリングラック30を変形させて、エネルギ吸収性の向上およびパワーユニット10の後退代の拡大を図ることができる。
f)実施の形態1の車両前部構造は、破断部としてのラックハウジング34は、ラック破断用部材40と対向する部位に、変形促進用の第1凹部34aが形成されていることを特徴とする。
したがって、前突によるパワーユニット10の後退時に、ラック破断用部材40の突起部42が、第1凹部34aに当たり、かつ、衝突負荷を確実にラックハウジング34に入力することができる。これにより、上記a)の効果を、より確実に奏する。
しかも、第1凹部34aは、ラックハウジング34に対して、窪んだ形状に形成したため、突起部42が、第1凹部34a内に当たると、第1凹部34aの内周縁に係合し、第1凹部34aから抜けにくく、衝突負荷の伝達をより確実に行うことができる。
加えて、第1凹部34aを形成したことにより、第1凹部34aを形成しない場合と比較して、パワーユニット10の車両後方への移動代を確保でき、その分、衝突エネルギの吸収性を向上することが可能である。
さらに、本実施の形態1では、ラックハウジング34において、第1凹部34aとは反対側の車両後方側にも第2凹部34bを形成した。
よって、この第2凹部34bを形成しない場合と比較して、ラックハウジング34の変形が容易となり、衝突エネルギの吸収性能およびパワーユニット10の後退代の拡大を図ることができる。
(他の実施の形態)
次に、他の実施の形態の車両前部構造について説明する。
なお、他の実施の形態は、実施の形態1の変形例であるため、実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点のみ説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2の車両前部構造は、図5の平面図および図6の側面図に示すように、実施の形態1とは異なるラック破断用部材240を用いた例である。
このラック破断用部材240は、実施の形態1と同様に、デフケース15aを形成するアルミニウムよりも高剛性の鉄などの金属製のものであり、デフケース15aから突設した取付部15bの後端部を覆って取り付けられている。
そして、このラック破断用部材240は、図5に示すように、上方から見て略V字状の突起部242を有するとともに、この突起部242を、車両前後方向で第1凹部234aに対向させて配置されている。なお、本実施の形態2では、ラック破断用部材240が上下方向に長さを有した形状に形成したため、第1凹部234aおよびこの第1凹部234aと対称に設けられた第2凹部234bも、上下に長さを有した形状に形成している。
したがって、実施の形態2にあっても、実施の形態1と同様の効果a)〜f)で述べた効果を得ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3の車両前部構造は、図7の平面図に示すように、ラック破断用部材40を取り付けるパワーユニット10の後端部に位置するデファレンシャルギア13と、ステアリングラック330のステアリングギアボックス331とが、車幅方向で同位置に配置されている例である。
すなわち、実施の形態1,2では、ラック破断用部材40,240を取り付けるデファレンシャルギア13の車両後方には、ラックハウジング34が配置されていたが、本実施の形態3では、ステアリングギアボックス331が配置されている。このように、車両の仕様によっては、このような配置のものもあり得る。
この場合、ラックハウジング334を、その素材として一般的な鉄により形成し、ステアリングギアボックス331を、破断部として、鉄よりも低剛性のアルミニウムにより形成する。なお、ステアリングラック330の車幅方向両端からは、図7では図示を省略したラックの動きを、前輪側に伝達するタイロッド335,335が前輪側に延在されている。また、ステアリングギアボックス331には、図示を省略したステアリングシャフト側のピニオンギア部分を収容するピニオンケース32が一体に形成されている。
一方、デファレンシャルギア13のデフケース15aには、実施の形態1で示したのと同様のアルミニウムよりも高剛性の鉄などにより形成されたラック破断用部材340を取り付けている。
したがって、車両の前面衝突時に、パワーユニット10が車両後方に移動した場合、ラック破断用部材340が、ステアリングギアボックス331を破断して変形させることができる。
g)実施の形態3の車両前部構造は、破断部は、操舵操作をラック33に伝達するステアリングギアを収容するステアリングギアボックス331であり、このステアリングギアボックス331が、ラック33を収容する鉄製のラックハウジング334よりも低剛性の素材であるアルミニウムにより形成されていることを特徴とする。
したがって、パワーユニット10においてステアリングラック330に最も近くまで車両後方に突出している部位であるデフケース15aの位置の車両後方に、ステアリングギアボックス331が存在している場合でも、エネルギ吸収性能の向上およびパワーユニット10の後退代の拡大を図ることができる。
以上、本発明の車両前部構造を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、パワーユニットの駆動源として、エンジンを示したが、これに限定されず、電動車両のように駆動源として、モータを搭載したものや、ハイブリッド車両のように、駆動源としてエンジン並びにモータを備えたものなどを用いてもよい。
また、実施の形態では、ステアリングラックにおいて操舵操作の伝達部分の構造は特定していないが、操舵をアシストする機構を有しないマニュアルギア、操舵をアシストするいわゆるパワーステアリング構造のもののいずれを用いることもできる。また、パワーステアリングとしても、油圧を用いるもの電動のものなど、その構造はどのようなものを用いてもよい。さらに、電動ステアリングの場合、ピニオン式、ラック同軸式、ラックパラレル式、ラッククロス式など、その構造は限定されない。
また、実施の形態では、ラック破断用部材を、ユニットハウジングのデフケースに設けた例を示したが、パワーユニットの後端部に配置されている部分であれば、このラック破断用部材の設置位置は、デフケースに限定されない。また、この後端部の素材として、破断部よりも高剛性の素材が用いられている場合、ラック破断用部材をユニットハウジングと一体に形成してもよい。さらに、ラック破断用部材と破断部との剛性は、相対的にラック破断用部材が高剛性であれば、実施の形態で示した素材に限定されるものではない。
10 パワーユニット
15a デフケース(後端部)
15b 取付部
30 ステアリングラック
33 ラック
34 ラックハウジング(破断部)
34a 第1凹部
34b 第2凹部
40 ラック破断用部材
42 突起部
240 ラック破断用部材
234a 第1凹部
234b 第2凹部
242 突起部
330 ステアリングラック
331 ステアリングギアボックス(破断部)
334 ラックハウジング
335 タイロッド
340 ラック破断用部材
ER エンジンルーム(収容スペース)

Claims (7)

  1. 車両前部に設けられた駆動源の収容スペースに搭載された駆動源を含んで一体化されたパワーユニットと、
    前記収容スペースにおいて、前記パワーユニットの後方位置に車幅方向に延在され、操舵操作を前輪に伝達するステアリングラックと、
    前記パワーユニットの後端部に、前記ステアリングラックと車両前後方向に対向して設けられたラック破断用部材と、
    前記ステアリングラックの前記操舵操作を前記前輪側に伝達するラックを収容するラックハウジングにおいて前記ラック破断用部材と対向する部位に設けられ、前記ラック破断用部材よりも低剛性の素材により形成された破断部と、
    を備えていることを特徴とする車両前部構造。
  2. 請求項1に記載の車両前部構造において、
    前記ラック破断用部材は、前記パワーユニットの外郭を形成するユニットハウジングと別体に形成され、前記ユニットハウジングよりも高剛性の素材により形成されていることを特徴とする車両前部構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両前部構造において、
    前記ラック破断用部材は、前記ステアリングラックに向けて突形状となった突起部を備えていることを特徴とする車両前部構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両前部構造において、
    前記ラック破断用部材が設けられた前記パワーユニットの後端部は、前記パワーユニットにおいて差動装置を収容するデフケースの後端部であることを特徴とする車両前部構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両前部構造において、
    前記破断部は、前記ラックを収容して車幅方向に延在されたラックハウジングであり、このラックハウジングが、前記ラックよりも低剛性の素材により形成されていることを特徴とする車両前部構造。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両前部構造において、
    前記破断部は、前記操舵操作を前記ラックに伝達するステアリングギアを収容するステアリングギアボックスであり、このステアリングギアボックスが、前記ラックを収容するラックハウジングよりも低剛性の素材により形成されていることを特徴とする車両前部構造。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車両前部構造において、
    前記破断部は、前記ラック破断用部材と対向する部位に、変形促進用の凹部が形成されていることを特徴とする車両前部構造。
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