JP2013215363A - 紐端部装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソケットの傾斜通路を利用し、紐を引っ張った際に、プラグのフック部により当該紐の周囲を締め付けることで、紐の抜けを防止することができる紐端部装着具を提供する。
【解決手段】プラグ40には、ソケット30の一端開口31を閉塞する閉塞部50、閉塞部50から延出し、収納部の一部を形成する複数の弾性脚部、複数の弾性脚部の先端部にそれぞれ位置し、収納部の残りの一部を形成するとともに、紐端部(例えば結び目21)が引っ掛かるフック部70を有し、ソケット30の他端開口には、当該ソケット30の一端開口31から挿入されたフック部70に係合するとともに、他端開口の開口端面に向かって窄まり状に形成された傾斜通路を有し、傾斜通路により、フック部70を他端開口の中心方向に規制する。
【選択図】図1

Description

この発明は、紐端部装着具に関し、ソケットの傾斜通路を利用し、紐を引っ張った際に、プラグのフック部により当該紐の周囲を締め付けることで、紐の抜けを防止することができるようにしたものである。
従来、筒状体のソケットと、ソケットの内側に挿入されるとともに紐の端部を咬持した状態でソケット内に係止されるプラグと、を備えている紐止め具が知られている(例えば特許文献1の段落番号「0024」、段落番号「0025」、段落番号「0028」〜「0030」、図3〜5及び図7参照)。
特許第4496099号公報
しかし、上記した従来の紐止め具では、紐の端部を咬持していたので、編み込んだ紐の場合に、当該紐が強く引かれると、編み込みがほぐれ、抜けてしまうおそれがあるといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、ソケットの傾斜通路を利用し、紐を引っ張った際に、プラグのフック部により当該紐の周囲を締め付けることで、紐の抜けを防止することができるとともに、紐の直径の許容性を向上することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、凹状の内周面に沿って紐を位置させ、当該紐の結び目を段部に仮置きして、ソケットとプラグを組み付けることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、フック部の一端部を互いに連結することで、フック部の剛性を向上することがことができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、複数の弾性脚部の湾曲部を、ソケットの複数のスリットに収めることで、紐端部を収納するプラグの収納部の収納領域を拡大することができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、ソケットとプラグとの組み付け作業を簡便に且つ効率的に行うことができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、紐端部装着具(10)は、例えば図1、図16及び図17に示すように、次の構成からなる。
(1)ソケット(30)
ソケット(30)は、例えば図1、図16及び図17に示すように、両端に開口(31,32)を有する筒状のものである。
(2)プラグ(40)
プラグ(40)は、例えば図1、図16及び図17に示すように、ソケット(30)に挿入され、紐端部(例えば結び目21)を収納する収納部(41)を有するものである。
第2に、ソケット(30)とプラグ(40)との間には、例えば図1、図16及び図17に示すように、プラグ(40)にソケット(30)を挿入した挿入状態において、互いに係合する係合部(例えば係止爪61)と被係合部(例えばスリット34)とのいずれか少なくとも一方を有する。
第3に、プラグ(40)には、例えば図1、図16及び図17に示すように、次の構成を有する。
(1)閉塞部(50)
閉塞部(50)は、例えば図1、図16及び図17に示すように、ソケット(30)の一端開口(31)を閉塞するものである。
(2)弾性脚部(60)
弾性脚部(60)は、例えば図1、図16及び図17に示すように、閉塞部(50)から延出し、収納部(41)の一部を形成するものであり、複数形成されている。
(3)フック部(70)
フック部(70)は、例えば図1、図16及び図17に示すように、複数の弾性脚部(60)の先端部にそれぞれ位置し、収納部(41)の残りの一部を形成するとともに、紐端部(例えば結び目21)が引っ掛かるものである。
第4に、ソケット(30)の他端開口(32)には、例えば図16及び図17に示すように、当該ソケット(30)の一端開口(31)から挿入されたフック部(70)に係合するとともに、他端開口(32)の開口端面に向かって窄まり状に形成された傾斜通路(33)を有し、傾斜通路(33)により、フック部(70)を他端開口(32)の中心方向に規制する。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、フック部(70)は、例えば図8及び図9に示すように、次の構成をそれぞれ有する。
(1)内周面(71)
内周面(71)は、例えば図8、図9及び図16に示すように、紐(20)の外周方向に位置する凹状のものである。
(2)段部(72)
段部(72)は、例えば図8、図9及び図16に示すように、内周面(71)と弾性脚部(60)との間に位置し、紐(20)の結び目(21)を載置するものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、フック部(70)は、例えば図14に示すように、紐(20)の外周方向において隣接する少なくとも二つの一端部が互いに連結され、他端部が互いに接離可能に離れている。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、複数の弾性脚部(60)には、例えば図1、図16及び図17に示すように、ソケット(30)の筒壁の円周方向外向きに突出した湾曲部(62)がそれぞれ形成されている。
第2に、ソケット(30)の筒壁には、例えば図1、図16及び図17に示すように、複数の湾曲部(62)が収まる複数のスリット(34)が形成されている。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、例えば図1、図16及び図17に示すように、ソケット(30)の他端開口(32)から一端開口(31)に紐(20)を通し、当該一端開口(31)から導き出した紐端部を結び、当該結び目(21)の根もと部分にプラグ(40)のフック部(70)を引っ掛け、他端開口(32)から紐(20)を引き出すことで、フック部(70)及び弾性脚部(60)を一端開口(31)からソケット(30)の筒内部に引き込むとともに、係合部(例えば係止爪61)と被係合部(例えばスリット34)とを互いに係合させ、当該係合状態において、傾斜通路(33)により、フック部(70)を縮径させることで紐(20)の外周を締め付けるようにしている。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、ソケットの傾斜通路を利用し、紐を引っ張った際に、プラグのフック部により当該紐の周囲を締め付けることで、紐の抜けを防止することができるとともに、紐の直径の許容性を向上することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、凹状の内周面に沿って紐を位置させ、当該紐の結び目を段部に仮置きして、ソケットとプラグを組み付けることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、フック部の一端部を互いに連結することで、フック部の剛性を向上することがことができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、複数の弾性脚部の湾曲部を、ソケットの複数のスリットに収めることで、紐端部を収納するプラグの収納部の収納領域を拡大することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、ソケットとプラグとの組み付け作業を簡便に且つ効率的に行うことができる。
ソケットに紐を通した状態の分解斜視図である。 ソケットの斜視図である。 ソケットの正面図である。 ソケットの平面図である。 ソケットの側面図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図5のB−B線に沿う断面図である。 プラグの斜視図である。 プラグの正面図である。 プラグの平面図である。 プラグの側面図である。 プラグの底面図である。 図9のC−C線に沿う断面図である。 図9のD−D線に沿う断面図である。 図11のE−E線に沿う断面図である。 ソケット及びプラグに紐を通した状態の分解断面図である。 紐の装着した状態を示す紐端部装着具の断面図である。 組み付け状態の紐端部装着具の正面図である。 組み付け状態の紐端部装着具の側面図である。 組み付け状態の紐端部装着具の底面図である。 図18のF−F線に沿う断面図である。 図19のG−G線に沿う断面図である。
(紐端部装着具10)
図中、10は、紐端部装着具であって、紐20の紐端部に取り付けられ、当該紐端部の端末処理に使用される。
紐20の種類としては、編み込んだ組紐、撚った撚紐のほか、テープ、ワイヤ、ケーブル等がある。
また、紐20の素材は、アクリル、ポリエステル、レーヨン、ゴム、プラスチックブレード等がある。
紐20の紐端部は、図1に示すように、結んで、結び目21を形成している。
なお、紐20の紐端部に、結び目21を形成したが、結ばずに、単にそのままでも良い。
紐端部装着具10は、図1に示すように、大別すると、次のパーツからなる。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(1)ソケット30
(2)プラグ40
なお、紐端部装着具10のパーツは、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(ソケット30)
ソケット30は、図6及び図7に示すように、両端に開口31,32を有する筒状のものである。
ソケット30は、適度な弾性と剛性とを有する熱可塑性合成樹脂、例えばPOMで一体的に成形されている。
なお、ソケット30の素材として、POMを例示したが、これに限定されない。
ソケット30は、図1、図2及び図4に示すように、周囲の四面を平面にカットした略方形に形成され、図3において下方に向かって窄まらせている。
ソケット30は、図1〜7に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)開口31,32
(2)傾斜通路33
(3)スリット34(被係合部)
なお、ソケット30の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(プラグ40)
プラグ40は、図1、図16及び図17に示すように、ソケット30に挿入され、図8及び図9に示すように、結び目21を収納する収納部41を有するものである。
プラグ40は、ソケット30と同様に、適度な弾性と剛性とを有する熱可塑性合成樹脂、例えばPOMで一体的に成形されている。
なお、プラグ40の素材として、POMを例示したが、これに限定されない。
プラグ40は、図1及び図8〜15に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)閉塞部50
(2)弾性脚部60
(3)フック部70
なお、プラグ40の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(開口31,32)
開口31,32は、図6及び図7に示すように、ソケット30の筒内部を同図において上下に貫通し、図2及び図4に示すように、略円形に形成されている。開口31,32は、図6及び図7に示すように、同図において上側に位置し、ソケット30の一端部に開口する一端開口31と、下側に位置し、他端部に開口する他端開口32から構成されている。
一端開口31には、図2及び図4に示すように、次の各部を有する。
なお、一端開口31の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)キー溝31a
キー溝31aは、図2及び図4に示すように、一端開口31の直径方向に位置し、図5〜7に示すように、開口端面から同図において下方に向かって凹状に凹み、一対形成されている。キー溝31aには、図19及び図20に示すように、プラグ40の後述する閉塞部50のキー突起51がはまり込むことで、プラグ40の挿入方向を規制するとともに、一端開口31中での閉塞部50の回転を阻止している。
なお、キー溝31aを一対形成したが、これに限定されず、単数或いは3個以上形成しても良い。
(2)ガイド溝31b
ガイド溝31bは、図2及び図4に示すように、キー溝31aと直交して位置し、一端開口31の円周方向外向きに凹状に凹み、一対形成されている。
また、ガイド溝31bの内側面には、図6に示すように、一端開口31の開口端面からソケット30の筒内部に向かって窄まったテーパー面が形成されている。
ガイド溝31bには、図21に示すように、プラグ40の後述する一対の弾性脚部60がはまり込むことで、プラグ40の挿入方向を規制するとともに、テーパー面により弾性脚部60を徐々に撓ませることで、挿入性を改善することができる。
(傾斜通路33)
傾斜通路33は、図6及び図7に示すように、ソケット30の他端開口32側に位置し、一端開口31から挿入された、プラグ40の後述するフック部70に係合するとともに、他端開口32の開口端面に向かって窄まり状に形成され、フック部70を他端開口32の中心方向に規制するものである。
(スリット34)
スリット34は、図17及び図21に示すように、ソケット30の筒壁に位置し、プラグ40の後述する複数の湾曲部62がそれぞれ収まるものであり、複数、例えば2本形成されている。スリット34は、プラグ40の挿入方向に沿って長く延び、ソケット30の筒壁を内外に貫通している。
また、スリット34は、図21に示すように、プラグ40の後述する係止爪61(係合部)と係合し、弾性脚部60がソケット30の一端開口31から抜けるのを阻止し、被係合部として機能する。
(閉塞部50)
閉塞部50は、図21及び図22に示すように、ソケット30の一端開口31を閉塞するものである。
閉塞部50は、図8〜11に示すように、略円盤形に形成され、図21に示すように、その外径を一端開口31の内径に略一致させている。
閉塞部50には、図8及び図10に示すように、次の各部を有する。
なお、閉塞部50の各部は、次の(1)に限定されない。
(1)キー突起51
キー突起51は、図8及び図10に示すように、閉塞部50の直径方向に位置し、その外周から凸状に張り出し、一対形成されている。
キー突起51は、図19及び図20に示すように、キー溝31aにはまり込むことで、プラグ40の挿入方向が規制されるとともに、一端開口31中での閉塞部50の回転が阻止される。
なお、キー突起51を一対形成したが、これに限定されず、キー溝31aと同数或いは個数が少なくとも足り、単数或いは3個以上形成しても良い。
(弾性脚部60)
弾性脚部60は、図8及び図9に示すように、閉塞部50から複数、例えば2本延出し、収納部41の一部を形成するものである。
弾性脚部60は、閉塞部50の底面に連接し、当該底面の直径方向に一対位置し、棒状に延びている。また、弾性脚部60は、図8に示すように、閉塞部50のキー突起51と直交した位置に設けている。
なお、弾性脚部60の本数として、2本例示したが、これらに限定されず、3本以上としても良い。
弾性脚部60には、図8〜15に示すように、大別すると、次の各部を有する。
(1)係止爪61(係合部)
係止爪61は、図8〜11に示すように、ソケット30とプラグ40との間に位置し、プラグ40にソケット30を挿入した挿入状態において、図21に示すように、ソケット30のスリット34(被係合部)と係合し、弾性脚部60がソケット30の一端開口31から抜けるのを阻止し、係合部として機能する。
係止爪61は、図8〜11に示すように、2本の弾性脚部60の互いに背向する外側面から矩形に凸状に突出し、計2個形成されている。
(2)湾曲部62
湾曲部62は、図8及び図9に示すように、2本の弾性脚部60にそれぞれ位置し、ソケット30の筒壁の円周方向外向きに突出したものである。湾曲部62は、図21に示すように、ソケット30の筒壁を内外に貫通する2本のスリット34にそれぞれ収まるものである。
2個の湾曲部62の互いに背向する外側面の間の距離は、ソケット30の一端開口31の直径を超える長さに設定され、一端開口31を通過する際に、互いに接近する方向に撓み込んで縮径し、一端開口31を通過後、ソケット30の筒内部において樹脂の復元力に復元する。
(フック部70)
フック部70は、図8及び図9に示すように、2本の弾性脚部60の先端部にそれぞれ位置し、収納部41の残りの一部を形成するとともに、図16に示すように、結び目21が引っ掛かるものである。
フック部70は、図14に示すように、平面が略C字形に形成され、紐20の外周方向において隣接する少なくとも二つの一端部が互いに連結され、他端部が互いに接離可能に離れている。
なお、フック部70を略C字形に連続させて1個形成したが、これに限定されず、図示しないが、途中で切り離し、2本の弾性脚部60にそれぞれ形成し、計2個としても良い。
略C字形のフック部70の外径は、ソケット30の一端開口31の直径以下に設定され、一端開口31を通過可能に設定されている。また、略C字形のフック部70の互いに向かい合う自由端部の間隔は、紐20の直径以上に設定されている。
フック部70は、図8、図9及び図16に示すように、次の各部を有する。
なお、フック部70の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)内周面71
内周面71は、図8、図9及び図16に示すように、紐20の外周方向に位置する凹状のものである。
(2)段部72
段部72は、図8、図9及び図16に示すように、内周面71と弾性脚部60との間に位置し、紐20の結び目21を載置するものである。
(取付方法)
つぎに、上記した構成を有するソケット30とプラグ40との取付方法について、図16〜22を用いて説明する。
まず、図1、図16及び図17に示すように、ソケット30の他端開口32から一端開口31に向かって、紐20を通す。
紐20は、図1に示すように、ソケット30の一端開口31から導き出した後、結んで、結び目21を形成する。
その後、図16に示すように、結び目21の根もと部分にプラグ40のフック部70を引っ掛ける。
すなわち、略C字形のフック部70の対向する自由端部の間隔内を通過させて、図16に示すように、紐20をプラグ40の中空の収納部41内に位置させる。
その後、フック部70から下に出た紐20を引くと、図16に示すように、結び目21の根もと部分がフック部70の段部72に載置される。
つぎに、プラグ40の弾性脚部60を、図16及び図17に示すように、ソケット30の一端開口31に合わせて挿入する。
すなわち、プラグ40のキー突起51を、図19及び図20に示すように、ソケット30の一端開口31に形成されたキー溝31aに合わせて挿入する。
キー突起51をキー溝31aに合わせて挿入すると、プラグ40の2本の弾性脚部60が、図21に示すように、ソケット30の一端開口31に形成された2個のガイド溝31bにはまり込む。
なお、弾性脚部60を挿入する代わりに、ソケット30の他端開口32から出た紐20を引いても良い。
その後、ソケット30の他端開口32から出た紐20を引くと、弾性脚部60がソケット30の筒内部に向かって引き込まれる。
なお、このとき、紐20を引く代わりに、プラグ40の閉塞部50をソケット30の一端開口31に向かって押し込んでも良い。
弾性脚部60が引き込まれると、その湾曲部62が、ガイド溝31bの内側面に形成されたテーパー面に押されて徐々に撓み込み、一端開口31を通過可能となる。
湾曲部62は、一端開口31を通過後、図21に示すように、ソケット30の内外に貫通するスリット34にはまり込む。
その後、弾性脚部60の係止爪61が一端開口31を通過すると、樹脂の弾性復元力により「パチン」と節度感を伴って復元し、図21に示すように、スリット34の同図において上端部に引っ掛かり、弾性脚部60がソケット30の一端開口31から上方に抜けるのが阻止される。
また、この状態では、ソケット30の一端開口31が、図21に示すように、プラグ40の閉塞部50により閉塞される。
一方、弾性脚部60の先端部のフック部70は、図21に示すように、ソケット30の他端開口32に形成された傾斜通路33に進む。
フック部70が傾斜通路33を進行すると、当該傾斜通路33が窄まり状に形成されていることから、フック部70が徐々に縮径することで、図21に示すように、その内周面71により紐20の外周を締め付け、プラグ40から紐20が抜けるのを防止する。
こうして、図21に示すように、紐20に紐端部装着具10を装着することで、紐20の結び目21を包み隠すことができる。
一方、紐端部装着具10を装着後、紐20に抜け力が作用した場合にも同様に、フック部70により紐20の外周を締め付けることで、紐端部装着具10から紐20が抜けるのを防止する。
10 紐端部装着具
20 紐 21 結び目(紐端部)
30 ソケット 31 一端開口
31a キー溝 31b ガイド溝
32 他端開口 33 傾斜通路
34 スリット(被係合部)
40 プラグ 41 収納部
50 閉塞部 51 キー突起
60 弾性脚部
61 係止爪(係合部) 62 湾曲部
70 フック部
71 内周面 72 段部

Claims (5)

  1. 両端に開口を有する筒状のソケットと、
    前記ソケットに挿入され、紐端部を収納する収納部を有するプラグと
    からなる紐端部装着具であって、
    前記ソケットと前記プラグとの間には、
    前記プラグに前記ソケットを挿入した挿入状態において、互いに係合する係合部と被係合部とのいずれか少なくとも一方を有し、
    前記プラグには、
    前記ソケットの一端開口を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部から延出し、前記収納部の一部を形成する複数の弾性脚部と、
    前記複数の弾性脚部の先端部にそれぞれ位置し、前記収納部の残りの一部を形成するとともに、前記紐端部が引っ掛かるフック部とを有し、
    前記ソケットの他端開口には、
    当該ソケットの前記一端開口から挿入された前記フック部に係合するとともに、前記他端開口の開口端面に向かって窄まり状に形成された傾斜通路を有し、
    前記傾斜通路により、前記フック部を前記他端開口の中心方向に規制することを特徴とする紐端部装着具。
  2. 前記フック部は、
    紐の外周方向に位置する凹状の内周面と、
    前記内周面と前記弾性脚部との間に位置し、前記紐の結び目を載置する段部とをそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載の紐端部装着具。
  3. 前記フック部は、
    紐の外周方向において隣接する少なくとも二つの一端部が互いに連結され、他端部が互いに接離可能に離れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紐端部装着具。
  4. 前記複数の弾性脚部には、
    前記ソケットの筒壁の円周方向外向きに突出した湾曲部がそれぞれ形成されており、
    前記ソケットの前記筒壁には、
    複数の前記湾曲部が収まる複数のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紐端部装着具。
  5. 前記ソケットの前記他端開口から前記一端開口に紐を通し、当該一端開口から導き出した紐端部を結び、当該結び目の根もと部分に前記プラグの前記フック部を引っ掛け、前記他端開口から前記紐を引き出すことで、前記フック部及び前記弾性脚部を前記一端開口から前記ソケットの筒内部に引き込むとともに、前記係合部と前記被係合部とを互いに係合させ、
    当該係合状態において、前記傾斜通路により、前記フック部を縮径させることで前記紐の外周を締め付けるようにしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紐端部装着具。
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