JP2013215336A - タグ用クリップ - Google Patents

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Kazuyuki Kobayashi
一幸 小林
Shinya Nitta
真也 新田
Hideo Hatanaka
英夫 畑中
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Abstract

【課題】タグに取り付けやすく、また、取り付けたことを確実に了知し得るタグ用クリップを提供する。
【解決手段】オスクリップ本体12とメスクリップ本体14とを折り畳むことにより、オスクリップ本体12に形成されたピン18がメスクリップ本体14に形成されたピン孔34に嵌まる。ピン18の先端外周部には係止片24が放射状に設けられる。この係止片24がバンド穴に係合してピン18がバンド穴から抜けるのが防止される。ピン孔34は、半球状に形成されたフラップ部32の中央に形成される。フラップ部32には、放射状にスリット36が形成され、ピン孔34が拡縮できるように形成される。フラップ部32が半球状に形成されることにより、リストバンドの生地の噛み込みを防止できる。また、ピン18の頭部22が通過した後にピン孔34の内周部でピン18を打って係合音を鳴らすことができ、ピン18にピン孔34が嵌められたことを了知できる。
【選択図】図2

Description

本発明はタグ用クリップに係り、特に両端にタグ穴が形成されたタグを環状に巻き止めるためのタグ用クリップに関する。
従来から、航空機搭乗時等に、スーツケース等の荷物の取手部分等にタグを装着することが行われている。
この種のタグは、通常、プリンタで印字することができるように、シート状の素材が用いられる。このタグは、例えば、荷物の取手部分に環状にして巻き付けて粘着材を利用して装着されるものがある(例えば、特許文献1)。
しかし、粘着材を用いる場合には、タグの保管時に粘着材を保護する剥離紙(台紙)がタグの粘着材に仮着しており、使用時には、この剥離紙がゴミとなってしまう。
また、病院では、患者の取り違え等のミスを防止するため、患者の名前等の情報が印字されたタグ(リストバンド)を患者の手首(あるいは足首)に装着して、患者を管理することが行われている。
この種のタグも、通常、プリンタで印字することができるように帯状に形成され、印字後は専用のクリップを用いて手首に装着される。このクリップは、ピンが形成されたオスクリップと、ピン孔が形成されたメスクリップとで構成され、オスクリップに形成されたピンをリストバンドの両端に形成されたバンド穴に通し、メスクリップに形成されたピン孔に嵌めることにより、タグを環状に巻き止める。
上述した荷物用のタグ及び病院等で使用されるタグのいずれも、容易に外せる構成であると、荷物の紛失や、重大な医療事故に発展するおそれがある。したがって、一度装着したタグは、ハサミ等で切断しない限り外せない構成とする必要がある。このためタグ用クリップも一度ピンをピン孔に嵌めたら、抜けない構成とする必要がある。
特許文献2には、ピンの抜けを防止する構造として、ピンの先端に第1の拡径部である円錐状の係止部を形成するとともに、さらにその先端に第2の拡径部である逆止部を形成すること、及び、ピン孔の内周部の形状を係止部の形状に対応して逆円錐状に形成することが提案されている。
特開2010−191230号公報 特開2005−160551号公報
ところで、ピンに形成される円錐状の係止部は、ピンのホールド性を強化する一方、タグを手首に装着する際、ピンに通したタグ穴がピンから抜けるのを防止する機能も備えている。このため、係止部はタグ穴の径よりも若干大きく形成されるが、特許文献2のように、係止部が円錐状に形成されていると、強い力でピンをタグ穴に通さないと、タグ穴が係止部を乗り越えることができず、装着しにくいという欠点がある。また、タグ穴が係止部を完全に乗り越えていない状態でピンをピン孔に嵌めてしまうという事態が生じやすく、この結果、係止部とピン孔との間にタグの生地を噛み込んで、ピンが嵌めづらくなったり、嵌め込みに多大な力を要したりするという欠点がある。また、タグの生地を噛み込むことにより、ピンがピン孔に嵌まっても、係合音がしなくなり、ピンが確実に嵌まっているのか分かりづらくなるという欠点もある。さらに、タグの生地を噛み込むことにより、ピンの嵌め込みが不完全になり、装着の途中で外れてしまうという問題もある。特に、タグの装着は、片手での作業となるため、タグ穴が係止部を完全に乗り越えていない状態でピンをピン孔に嵌めてしまうという事態が生じやすい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、タグに取り付けやすく、また、取り付けたことを確実に了知し得るタグ用クリップを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、両端にタグ穴が形成されたタグを環状に巻き止めるタグ用クリップにおいて、オスクリップ本体と、メスクリップ本体と、前記オスクリップ本体と前記メスクリップ本体とを折り畳み可能に連結するヒンジと、前記オスクリップ本体に形成され、前記タグ穴が通されるピンと、前記ピンの頂部に形成される傘状の頭部と、前記ピンの外周に放射状に形成され、前記ピンに通された前記タグ穴の周縁に係合して抜け止めする係止片と、前記メスクリップ本体に形成され、前記ピンが収容される収容孔と、前記収容孔の内部に形成され、前記ピンの挿入方向に凸となるように膨出して形成される半球状のフラップ部と、前記フラップ部の中央に形成され、前記ピンの外径と略同じ径で形成されるピン孔と、前記フラップ部に放射状に形成され、前記フラップ部の弾性変形による前記ピン孔の拡縮を可能にするスリットと、からなり、前記オスクリップ本体と前記メスクリップ本体とを折り畳むことにより、前記ピンが前記ピン孔に挿入されること、を特徴とするタグ用クリップである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のタグ用クリップにおいて、前記ピンは、先端にクビレ部が形成され、前記ピン孔は、前記クビレ部の外径と略同じ径で形成されること、を特徴とするタグ用クリップである。
本発明によれば、タグの両端に形成されたタグ穴にオスクリップ本体に形成されたピンを通し、オスクリップ本体とメスクリップ本体とを折り畳むことにより、タグ用クリップを環状に巻き止める。オスクリップ本体に形成されるピンは、オスクリップ本体とメスクリップ本体とを折り畳むことにより、メスクリップ本体に形成されるピン孔に嵌まる。ピンは頂部に傘状の頭部が形成され、ピン孔はピンの外径と略同じ径で形成されるので、一度ピンがピン孔に嵌められると、ピンはピン孔から抜くことができなくなる。また、ピン孔は、ピンの頭部を通すことができるように拡縮可能に形成されるが、このピン孔を拡縮可能にする構造として、本発明では、ピンの挿入方向に凸となるように膨出させて半球状のフラップ部をメスクリップ本体に形成し、そのフラップ部の中央にピンの外径と略同じ径のピン孔を形成するとともに、フラップ部に複数のスリットを形成して、ピン孔が拡縮できるようにしている。これにより、ピン孔にピンの頭部を通す際、ピン孔を構成するフラップ部の先端部分を大きく撓ませることができる。また、これにより、ピンの頭部がピン孔を通過した際にピン孔の内周部分でピンの外周を強く打つことができ、確実に係合音を出すことができる。これにより、ピンがピン孔に嵌まったことを確実に了知することができる。また、本発明によれば、ピンには、ピンに通されたタグ穴の周縁に係合して抜け止めする係止片が設けられているため、ピンをタグ穴に通した後もタグ穴の抜けを防止でき、タグの装着を容易に行うことができる。また、この係止片は放射状に形成されるため、ピンを強い力でタグ穴に嵌めなくても簡単に通すことができ、かつ、確実に抜けも防止することができる。さらに、フラップ部の内周部との間でタグの生地を噛み込むこともない。
また、本発明によれば、ピンには先端にクビレ部が形成され、このクビレ部の外径と略同じ径でピン孔が形成される。ピンをピン孔に嵌めると、ピン孔を構成するフラップ部の先端は、このクビレ部に嵌まる。これにより、ピンが嵌められたメスクリップ本体の軸方向に対する移動を規制でき、ホールド性を増すことができる。また、ピンの径を太くでき、ピンの剛性を確保することができるとともに、係止片の突出量も小さくでき、係止片の剛性も確保することができる。
本発明に係るタグ用クリップの一実施形態を表す平面図である。 本発明に係るタグ用クリップの一実施形態を表す側面図である。 図1の3−3断面図である。 本発明に係るタグ用クリップの使用例を表す部分断面図である。 タグの一例を示す斜視図である。 タグ用クリップの変形例を示す平面図である。 タグ用クリップの変形例を示す側面図である。
以下、添付図面にしたがって本発明に係るタグ用クリップの好ましい実施の形態について詳説する。
≪タグ用クリップの構成≫
図1、図2は、それぞれ本発明に係るタグ用クリップの一実施形態を表す平面図、側面図である。また、図3は、図1の3−3断面図である。
本実施の形態のタグ用クリップ10は、2つのタグ穴にピンを通して、タグを環状に巻き止めるタイプのものである。
図1〜図3に示すように、本実施の形態のタグ用クリップ10は、オスクリップ本体12と、メスクリップ本体14と、オスクリップ本体12とメスクリップ本体14とを折り畳み可能に連結するヒンジ16とで構成される。このタグ用クリップ10は、弾性材料によって全体が一体的に形成される。
オスクリップ本体12は、扁平な薄板状に形成され、その平面形状は、同じ径を有する2つの円の一部を重ねて並べた形状(8の字形状)に形成される。
オスクリップ本体12の上面(メスクリップ本体14と重ね合わされる面)には、各円の中心位置にピン18、18が垂直に立設される。
ピン18は、所定高さを有する円柱状に形成される。このピン18は、使用するタグのタグ穴に対応して形成され、その外径はタグ穴の内径と略同じ径(あるいは、若干小さい径)で形成される(タグ穴が長穴形状の場合は、その短径に対応して形成される。)。
ピン18の先端部には、クビレ部20が形成され、このクビレ部20によってピン18の頂部に頭部22が形成される。
クビレ部20は、ピン18の基端部(図2及び図3における下端部)から所定高さの位置に形成され、ピン18の軸方向に所定の幅をもって形成される。また、後述するように、その外径はメスクリップ本体14に形成されるピン孔34の内径と略同じ径に形成される。
頭部22は、半球状に形成され、クビレ部20の外周から張り出すようにして傘状に形成される。後述するように、この頭部22はピン孔34の逆止部として機能し、その基端部の端面は、オスクリップ本体12の上面と平行になるように平坦に形成される。
また、ピン18の外周には、クビレ部20の下部位置に4つの係止片24、24、…が、放射状に張り出して形成される。各係止片24は、矩形の板片状に形成され、ピン18の基端部から所定高さの位置に形成される。
この係止片24は、タグ用クリップ10をタグに取り付ける際、ピン18を通したタグ穴が、ピン18から外れるのを防止する機能(タグに仮止めしておく機能)を提供する。したがって、係止片24の突出量は、タグ穴の径に対応して設定され、ピン18の中心から先端までの距離(半径)が、タグ穴の半径(タグ穴が長穴の場合は短径の半径)よりも大きくなるように設定される。
なお、本例において、各係止片24は、その先端がピン18の基端部から先端部に向かって下り勾配を呈するよう傾斜して形成される。これにより、ピン18をタグ穴に通す際、通しやすくすることができ、かつ、タグ穴を通した後は、抜けにくくすることができる。
メスクリップ本体14は、所定厚さを有する扁平な板状に形成され、その平面形状は、オスクリップ本体12の平面形状に対応して形成される(同じ径を有する2つの円の一部を重ねて並べた形状(8の字形状))。
メスクリップ本体14の上面(オスクリップ本体12と重ね合わされる面と逆側の面(図1、2において下側の面))には、各円の中心位置に円形状の収容孔30、30が形成される。この収容孔30、30は、オスクリップ本体12に形成されたピン18、18と同じ間隔で形成され、所定の内径をもって形成される。
収容孔30の内部には、半球状のフラップ部32が形成される。フラップ部32は、所定の板厚をもって形成され、ピン18の挿入方向に凸となるように膨出して形成される。したがって、フラップ部32の内部には、ドーム状の空間が形成される。
フラップ部32の中央には、ピン18が嵌められるピン孔34が形成される。ピン孔34は、ピン18の外径と略同じ径で形成される。
また、フラップ部32には、2本のスリット36が放射状に形成される。フラップ部32は、このスリット36により、径方向への弾性変形が可能になり、これにより、フラップ部32の中央に形成されたピン孔34が拡縮可能に形成される。
なお、本例において、フラップ部32は、収容孔30の基端部(図2及び図3において上端部)から先端部に向かって膨出するように形成され、その先端(ピン孔34の上縁部を形成する端面)は平坦に形成される。また、フラップ部32の先端の位置は、収容孔30の先端部よりも低くなるように設定され、ピン18を嵌めた際に、ピン18の頭部22が収容孔30の先端部から突出しないように形成される。
ヒンジ16は、オスクリップ本体12とメスクリップ本体14とを折り畳み可能に連結する。オスクリップ本体12とメスクリップ本体14とは対称に配置され、互いに中央部分をヒンジ16で連結される。
ヒンジ16は、屈曲可能な薄板状に形成され、その中央部に貫通孔38が形成されるとともに、その貫通孔を挟んで対称にクビレ40が形成される。ヒンジ16は、このような貫通孔38及びクビレ40を形成することにより、中央部分で屈曲しやすくすることができる。
オスクリップ本体12とメスクリップ本体14は、図4に示すように、ヒンジ16を中央部分で折り曲げることにより折り畳まれ、互いに重ね合わされる。この折り畳む動作によって、オスクリップ本体12に形成された2つのピン18が、メスクリップ本体14に形成された2つのピン孔34に嵌め込まれる。
本実施の形態のタグ用クリップ10は、以上のように構成される。
なお、上記のように、本実施の形態のタグ用クリップ10は、弾性材料によって全体が一体的に形成される。これにより、スリット36を形成したとき、フラップ部32が弾性変形可能に形成される。
使用する弾性材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、テフロン(登録商標)、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂や熱可塑性エラストマー、ゴム、ウレタン等の他、これら弾性材料の混合剤(ウレタンゴム等)を用いることができる。
また、弾性材料の硬度(弾性係数)は、弾性変形を容易とする程度が好ましく、例えば、タグと同程度か、それ以下の弾性材料を用いることが好ましい。
本例では、素材にポリエチレンを主体とする樹脂が用いられ、いわゆる樹脂成型により全体が一体的に形成される。
≪タグの構成≫
図5は、本実施の形態のタグ用クリップ10によって巻き止められるタグ1の一例を示す斜視図である。
同図に示すように、このタグ1は、表示部2と、表示部2の両側に延びるバンド部3、4とで構成される。
表示部2は、バンド部3、4に比して幅広に形成され、所定の情報(飛行機に搭乗時に使用される場合は、例えば、搭乗者名、便名、空港名、バーコード、二次元コード等の情報)が印字される。
表示部2の両側に延びるバンド部3、4は、左右異なる長さで形成され、短い方のバンド部3には、2つのタグ穴6、6が一定の間隔をもって形成される。一方、長い方のバンド部4には、複数のタグ穴7、7、…が一定の間隔をもって形成される。このバンド部3、4に形成されるタグ穴6、7の形成間隔は、タグ用クリップ10に形成される2つのピン18の間隔と同じ間隔に設定される。また、その径は、ピン18の外径と略同じ径で形成される。
短い方のバンド部3に形成されるタグ穴6、6は、タグ用クリップ10をセットするためのタグ穴であり、長い方のバンド部4に形成されるタグ穴7、7、…は、タグ1の長さ調整用のタグ穴である。以下、短い方のバンド部3に形成されるタグ穴6、6については、長い方のバンド部4に形成されるタグ穴7、7、…と区別するため、セット穴6、6と表記する。
なお、本例では、タグ穴(セット穴6、タグ穴7)の形状を円形状としているが、タグ穴の形状は特に限定されるものではなく、例えば、長穴形状とすることもできる。
≪タグの装着方法≫
本実施の形態のタグ用クリップ10を用いたタグ1の装着方法は、次のとおりである。
まず、図5に示すように、短い方のバンド部3に形成された2つのセット穴6にオスクリップ本体12に形成された2つのピン18を通し、タグ用クリップ10をタグ1に取り付ける。
この際、ピン18は、タグ1の裏面側からセット穴6に挿入する。なお、ピン18は、その頭部22が半球状に形成されているため、スムーズにセット穴6に通すことができる。
また、ピン18は、その先端外周部に係止片24が突出して設けられているので、この係止片24がセット穴6を通過するまでピン18を押し込んで、セット穴6に挿入する。これにより、ピン18に対してセット穴6から抜ける方向の力が働いた場合であっても、係止片24がセット穴6の周縁に係合し、容易に抜けるのが防止される。また、係止片24は、矩形の板片状に形成され、かつ、ピン18の外周に放射状に形成されているため、セット穴6に通す際、無理な力を掛けなくても、スムーズにセット穴に通すことができる。これにより、ピン18をセット穴6に通す作業を簡便に行うことができるとともに、確実にセット穴6に通すことができる。
以上のようにして、タグ用クリップ10をタグ1に取り付けたのち、タグ1を荷物の取手等に巻き付ける。そして、荷物の取手等の太さに合わせて、長い方のバンド部4に形成されたタグ穴7を選択し(隣り合う一組のタグ穴を選択する)、その選択したタグ穴7にピン18を通す。この場合も、ピン18は、係止片24がタグ穴7を通過するまで押し込んで、タグ穴7に挿入する。この作業は、上記のように、ピン18は無理な力を掛けなくても、スムーズに係止片24を乗り越えさせて、タグ穴7に挿入することができる。これにより、確実にピン18をタグ穴7に通すことができる。
係止片24を通過するまでピン18を通すことにより、係止片24がタグ穴7の周縁部に係合し、タグ1が外れるのが防止される。すなわち、仮止めされる。
この後、ヒンジ16によってメスクリップ本体14をオスクリップ本体12に向けて折り畳む。
メスクリップ本体14をオスクリップ本体12に向けて折り畳むと、図4に示すように、メスクリップ本体14に形成されたピン孔34にピン18が嵌め込まれる。
ここで、ピン孔34は、ピン18よりも小さい径で形成されるが(ピン18に形成されたクビレ部20と略同じ径で形成)、拡縮可能に形成されているため、拡径しながらピン18が挿入される。そして、ピン18がクビレ部20まで挿入されると、縮径してピン18のクビレ部20に嵌合する(正確には、ピン孔34を形成するフラップ部32の先端部がクビレ部20に嵌合する)。これにより、ピン18の軸方向の移動が規制され、ピン18がピン孔34から抜けるのが防止される。
また、上記のように、ピン孔34は、一度拡径したのち縮径してピン18のクビレ部20に嵌まるが、クビレ部20に嵌まる際、その内周の縁部でクビレ部20の壁面を打つ。これにより、音(係合音)が鳴り、ピン18がピン孔34に嵌まったことを明確に認識することができる。
また、上記のように、ピン18は、セット穴6及びタグ穴7に通す際、確実に係止片24を通過させて挿入することができるため、ピン18をピン孔34に嵌めても、タグ1の生地を噛み込むことがない。これにより、確実にピン18をピン孔34に嵌めることができる。また、無理な力を掛けずにピン18をピン孔34に嵌めることができる。さらに、確実に係合音を鳴らすことができ、ピン18がピン孔34に嵌まったことを確実に了知することができる。
ピン孔34に嵌まったピン18は、図4に示すように、頭部22のみがフラップ部32から突出する。この頭部22は、メスクリップ本体14の表面から突出することなく、収容孔30に完全に収容される。これにより、引っ掛かり等が発生するのを防止できる。
以上一連の作業でタグ1の装着が完了する。タグ1を巻き止めたタグ用クリップ10は、ピン18がピン孔34から抜けることがないため、確実にタグ1を荷物等に装着することができる。また、生地を噛み込むことなく取り付けることができるため、途中で外れることもない。
≪その他の実施の形態≫
図6、図7は、タグ用クリップの変形例を示す平面図、側面図である。
同図に示すように、本例のタグ用クリップ100は、1つのタグ穴にピンを通して、タグを環状に巻き止めるタイプのものである。
このように、オスクリップ本体112に形成するピン118の数は、特に限定されるものではなく、1つとすることもできる。この場合、メスクリップ本体114に形成するピン孔134も1つとされる。
なお、上記実施の形態で示したタグ用クリップ10のように、2つのピン18を備え、2つのタグ穴にピンを通して、タグを環状に巻き止める構成とすることにより、装着したタグが、ピンを軸に回動するのを防止でき、タグの装着性を向上させることができる。
また、本例のタグ用クリップ100は、上記実施の形態のピン18のようにクビレ部を形成せずに一定の太さで形成している。この場合、ピン18の外径は、ピン孔34の内径と略同じ径で形成される。
このように、ピンには必ずしもクビレ部を設ける必要はないが、クビレ部を形成することにより、ピンの剛性を高めることができる。また、ピンに突出して形成される係止片の突出量も抑えることができ、係止片の剛性も確保することができる。
また、本例のタグ用クリップ100は、3つの係止片124を放射状に配置している。このように、係止片は必ずしも4つである必要はなく、タグ穴の抜けを防止可能に形成されていればよい。したがって、少なくとも2つ形成されていればよい。
また、本例のタグ用クリップ100は、フラップ部132の4箇所にスリット136を形成している。このように、スリット136の形成数は、特に限定されるものではなく、フラップ部132を弾性変形させることができるように形成されていればよい。なお、スリットの数が多すぎると、ピンがピン孔から抜けやすくなるため、必要最小限の数に留めることが好ましい。
また、符号116はヒンジであり、符号138は、ヒンジ116に設けられた貫通孔である。
なお、図示を省略するが、ヒンジ116は、貫通孔138を省略し、幅方向(図6における上下方向)にわたって断面U字型の溝を形成することもできる。すなわち、折り畳みの際、伸張する側(図7における下端側)に断面U字型(図7で説明すると、逆U字型)の溝を形成することにより、折り畳む際に折れ曲げやすくするとともに、外部に突出する突起部分を減少させることができるものである。
上記は一例であって、ヒンジ116には、上記実施の形態のヒンジ16に形成したクビレ40を設け、そのクビレ40の間の貫通孔138を省略して、上記の断面U字型の溝を設けるようにしてもよい。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
各実施形態において、タグ用クリップは、荷物の取手等にタグを装着するときに用いる例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、タグ用クリップは、様々なタグに利用可能である。ここで、タグとは、情報を表示する表示片を意味し、名札やチケット等も含むものとする。そして、タグ用クリップは、これらのタグを、例えば、ボタンホールに通して装着したりするような用途に用いてもよく、取付け対象物はどのような形態であってもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1…タグ、2…表示部、3…バンド部(短)、4…バンド部(長)、6…セット穴(タグ穴)、7…タグ穴、10…タグ用クリップ、12…オスクリップ本体、14…メスクリップ本体、16…ヒンジ、18…ピン、20…クビレ部、22…頭部、24…係止片、30…収容孔、32…フラップ部、34…ピン孔、36…スリット、38…貫通孔、40…クビレ、100…タグ用クリップ、112…オスクリップ本体、114…メスクリップ本体、118…ピン、124…係止片、132…フラップ部、134…ピン孔、136…スリット、138…貫通孔

Claims (2)

  1. 両端にタグ穴が形成されたタグを環状に巻き止めるタグ用クリップにおいて、
    オスクリップ本体と、
    メスクリップ本体と、
    前記オスクリップ本体と前記メスクリップ本体とを折り畳み可能に連結するヒンジと、
    前記オスクリップ本体に形成され、前記タグ穴が通されるピンと、
    前記ピンの頂部に形成される傘状の頭部と、
    前記ピンの外周に放射状に形成され、前記ピンに通された前記タグ穴の周縁に係合して抜け止めする係止片と、
    前記メスクリップ本体に形成され、前記ピンが収容される収容孔と、
    前記収容孔の内部に形成され、前記ピンの挿入方向に凸となるように膨出して形成される半球状のフラップ部と、
    前記フラップ部の中央に形成され、前記ピンの外径と略同じ径で形成されるピン孔と、
    前記フラップ部に放射状に形成され、前記フラップ部の弾性変形による前記ピン孔の拡縮を可能にするスリットと、
    からなり、前記オスクリップ本体と前記メスクリップ本体とを折り畳むことにより、前記ピンが前記ピン孔に挿入されること、
    を特徴とするタグ用クリップ。
  2. 請求項1に記載のタグ用クリップにおいて、
    前記ピンは、先端にクビレ部が形成され、前記ピン孔は、前記クビレ部の外径と略同じ径で形成されること、
    を特徴とするタグ用クリップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027481A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 井上金物株式会社 鎖用手指保護具
JP2021013504A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 日本ブレイディ株式会社 留め具

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