JP2013214622A - 高電圧発生ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトであり且つ多様な機器にも簡単に接続させることができ、高い汎用性を有する高電圧発生ユニットを提案する。
【解決手段】本発明の高電圧発生ユニットは、高電圧部14と定電圧定電流制御部10とが隣接して形成される回路基板2と、回路基板2から突設される高電圧出力用のタブ端子18と、一面側に開口24を有する収納ケース4とを具備する。回路基板2の高電圧部14側を収納ケース4内に挿入し、定電圧定電流制御部10とタブ端子18を開口24から突出させる。この状態で、開口24を通じて収納ケース4内に絶縁樹脂をポッティングし、ポッティング後の絶縁樹脂からタブ端子18を突出させる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の高電圧発生ユニットは、高電圧部14と定電圧定電流制御部10とが隣接して形成される回路基板2と、回路基板2から突設される高電圧出力用のタブ端子18と、一面側に開口24を有する収納ケース4とを具備する。回路基板2の高電圧部14側を収納ケース4内に挿入し、定電圧定電流制御部10とタブ端子18を開口24から突出させる。この状態で、開口24を通じて収納ケース4内に絶縁樹脂をポッティングし、ポッティング後の絶縁樹脂からタブ端子18を突出させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、高電圧部と定電圧定電流制御部とを有する高電圧発生ユニットに関する。
従来から、例えば静電霧化装置のようなイオン発生装置において、高電圧を印加するための高電圧発生ユニットが用いられる(特許文献1等参照)。高電圧発生ユニットでは、回路基板上に高電圧部と定電圧定電流制御部とが形成される。
この高電圧部と定電圧定電流制御部のうち、高電圧部は絶縁体で覆う必要がある。一方、定電圧定電流制御部は、出力精度を確保するためには絶縁体で覆われることが好ましくない。
そこで、図5に示すように、回路基板100のうち高電圧部102側だけをケース104内に収納し、定電圧定電流制御部106側は突出させた状態で、ケース104内を絶縁樹脂108で封止することが行われる。高電圧部102側からは高電圧出力用の高耐圧リード線110が引き出され、この高耐圧リード線110が、イオン発生装置等に電気接続される。
しかし、従来の高電圧発生ユニットにおいて、ケース104内から引き出される高耐圧リード線110は、高耐圧のために大きなリード被覆が必要となる。そのため、この高耐圧リード線110を引き出すケース104のコンパクト化や薄型化が困難であり、ひいては高電圧発生ユニット全体の大型化につながるという問題がある。
また、この高電圧発生ユニットを接続させて用いることのできる装置は、ケース104から引き出される高耐圧リード線110の長さによって、ある程度の制約を受けてしまう。そのため、従来の高電圧発生ユニットは汎用性が低いという問題がある。
本発明は前記問題点に鑑みて発明したものであって、コンパクトであり且つ多様な機器にも簡単に接続させることができ、高い汎用性を有する高電圧発生ユニットを提案することを、課題とする。
前記課題を解決するために、本発明を、下記構成を具備した高電圧発生ユニットとする。
本発明は、高電圧部とこれに接続される定電圧定電流制御部とが隣接して形成される回路基板と、前記回路基板から突設される高電圧出力用のタブ端子と、一面側に開口を有する収納ケースとを具備し、前記回路基板のうち前記高電圧部側を前記収納ケース内に挿入し、前記定電圧定電流制御部と前記タブ端子を前記開口から突出させた状態で、前記開口を通じて前記収納ケース内に絶縁樹脂をポッティングし、ポッティング後の前記絶縁樹脂から前記タブ端子を突出させることを特徴とする高電圧発生ユニットである。
前記回路基板は、ポッティング時に下方に位置される下部基板と、ポッティング時に上方に位置される上部基板とから成り、前記下部基板に前記高電圧部が形成され、前記上部基板に前記定電圧定電流制御部が形成され、前記下部基板の一方の側端部は、前記上部基板よりも段差部分を介して側方に突出し、前記タブ端子は、この段差部分から上方に突設されることが好ましい。
本発明の高電圧発生ユニットは、コンパクトであり且つ多様な機器にも簡単に接続させることができ、高い汎用性を有するものとなる。
本発明を、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態の高電圧発生ユニットの回路基板2が収納ケース4に挿入される前段階を示し、図2,図3には、回路基板2と収納ケース4が一体化された状態を示している。
回路基板2は、全体として横長の略矩形状を有し、その上半部を横長の上部基板6とし、その下半部を同じく横長の下部基板8としている。なお、本文中では、後述のポッティングを行う際の姿勢を基準として、上下等の各方向を用いる。
上部基板6には、定電圧定電流制御部10と入力部12とが、横方向に並んで形成される。入力部12は、DC電圧が入力される部分である。
下部基板8には、高電圧部14と出力部16が形成される。高電圧部14を形成する各部品は、横一列に並べられた配置となっており、横に細長い下部基板8に各部材が高密度で配設されている。定電圧定電流制御部10は、高電圧部14の電圧や電流を検知しながら制御を行うものであり、そのため、高電圧部14と定電圧定電流制御部10とはパターン接続されている。
出力部16は、高電圧部14で発生させた高電圧の出力端子であり、具体的には、高電圧部14の側方に配置されたタブ端子18から成る。タブ端子18は、下部基板8の側端部22から上方へと突設される。
共に横長の矩形状である上部基板6と下部基板8とは、互いの位置を横方向に少しずらして両者6,8間に段差部分20を形成している。この段差部分20が、タブ端子18の突設される部分である。
タブ端子18の配される段差部分20では、この段差部分20を介して、下部基板8の側端部22が上部基板6よりも側方に突出している。そのため、側端部22の上方は絶縁空間Sとなっており、この絶縁空間Sにタブ端子18が位置する。絶縁空間Sに位置するタブ端子18の側方には、距離dを隔てて上部基板6が位置する。
収納ケース4は、絶縁性樹脂で成形された中空部材であり、その上面側に、回路基板2を挿入可能な開口24を有している。収納ケース4には、図1中に白抜き矢印で示すように回路基板2の下部基板8が挿入される。この下部基板8が収納ケース4内で位置決め嵌合された状態で、回路基板2の上部基板6は開口24から上方に突出し、且つ、上部基板6と隣接するタブ端子18も開口24から上方に突出した姿勢に保持される(図2参照)。
ここで、開口24を通じて上方から収納ケース4内に絶縁樹脂26(図3参照)をポッティングすれば、ポッティング後の絶縁樹脂26から上部基板6とタブ端子18とが、同一方向つまり上方向にむけて突出するように形成される。
このように形成された本実施形態の高電圧発生ユニットは、全体に横長且つ薄型の、非常にコンパクトなユニットとなる。そして、出力部16がタブ端子18であるから、このタブ端子18を用いることで多様な機器にも簡単に接続可能である。
本実施形態の高電圧発生ユニットは、例えば図4に示すような静電霧化装置30に用いられる。この静電霧化装置30では、本実施形態の高電圧発生ユニットを、水に対して静電霧化用の電界を印加する静電霧化制御部32として用いている。
この静電霧化装置30は、薄型に成形されたケーシング31内に、同じく薄型のシロッコファン34、低背型の静電霧化部36及び薄型の回路ブロック38を組み込み、全体をユニット化したものである。回路ブロック38は、本実施形態の高電圧発生ユニットを用いた静電霧化制御部32と、静電霧化部36内のぺルチェ素子に電圧を印加して結露水を生成するペルチェ電源制御部40とで形成される。
本発明の実施形態の高電圧発生ユニットは、静電霧化装置30のようなイオン発生装置に限らず、多様な機器用の高電圧発生ユニットとして汎用的に使用可能である。
以上、述べたように、本実施形態の高電圧発生ユニットは、高電圧部14とこれに接続される定電圧定電流制御部10とが隣接して形成される回路基板2と、回路基板2から突設される高電圧出力用のタブ端子18と、一面側に開口24を有する収納ケース4とを具備する。回路基板2のうち高電圧部14側を収納ケース4内に挿入し、定電圧定電流制御部10とタブ端子18を開口24から突出させた状態で、開口24を通じて収納ケース4内に絶縁樹脂26をポッティングする。そして、ポッティング後の絶縁樹脂26からタブ端子18が突出するように設けている。
したがって、本実施形態の高電圧発生ユニットによれば、開口24から突出したタブ端子18に対して、外部から適宜種類の高耐圧リード線等を接続させることで、タブ端子18を介して種々の機器に高電圧を出力することができる。また、収納ケース4は従来のものよりもコンパクト化及び薄型化されたものとなる。
また、本実施形態の高電圧発生ユニットにおいて、回路基板2は、ポッティング時に下方に位置される下部基板8と、ポッティング時に上方に位置される上部基板6とから成る。下部基板8に高電圧部14が形成され、上部基板6に定電圧定電流制御部10が形成される。下部基板8の一方の側端部22は、上部基板6よりも段差部分20を介して側方に突出している。タブ端子18は、この段差部分20から上方に突設される。
そのため、本実施形態の高電圧発生ユニットでは、収納ケース4の開口24から、上部基板6とタブ端子18とが互いに側方に隣接し、且つ互いに上方に突出したコンパクトな構造となり、このコンパクトな構造において、定電圧定電流制御部10とタブ端子18との間で絶縁性は確保される。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。
2 回路基板
4 収納ケース
6 上部基板
8 下部基板
10 定電圧定電流制御部
14 高電圧部
18 タブ端子
20 段差部分
22 側端部
24 開口
26 絶縁樹脂
S 絶縁空間
4 収納ケース
6 上部基板
8 下部基板
10 定電圧定電流制御部
14 高電圧部
18 タブ端子
20 段差部分
22 側端部
24 開口
26 絶縁樹脂
S 絶縁空間
Claims (2)
- 高電圧部とこれに接続される定電圧定電流制御部とが隣接して形成される回路基板と、前記回路基板から突設される高電圧出力用のタブ端子と、一面側に開口を有する収納ケースとを具備し、前記回路基板のうち前記高電圧部側を前記収納ケース内に挿入し、前記定電圧定電流制御部と前記タブ端子を前記開口から突出させた状態で、前記開口を通じて前記収納ケース内に絶縁樹脂をポッティングし、ポッティング後の前記絶縁樹脂から前記タブ端子を突出させることを特徴とする高電圧発生ユニット。
- 前記回路基板は、ポッティング時に下方に位置される下部基板と、ポッティング時に上方に位置される上部基板とから成り、前記下部基板に前記高電圧部が形成され、前記上部基板に前記定電圧定電流制御部が形成され、前記下部基板の一方の側端部は、前記上部基板よりも段差部分を介して側方に突出し、前記タブ端子は、この段差部分から上方に突設されることを特徴とする請求項1に記載の高電圧発生ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012084203A JP2013214622A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | 高電圧発生ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012084203A JP2013214622A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | 高電圧発生ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013214622A true JP2013214622A (ja) | 2013-10-17 |
Family
ID=49587766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012084203A Pending JP2013214622A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | 高電圧発生ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013214622A (ja) |
-
2012
- 2012-04-02 JP JP2012084203A patent/JP2013214622A/ja active Pending
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