JP5480516B2 - 静電霧化装置 - Google Patents

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本発明は、帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置に関し、詳しくは、回路構成の簡略化や信頼性向上のための技術に関する。
帯電微粒子水を発生させることのできる静電霧化装置として、放電電極を冷却して生成した結露水に電圧を印加することによって帯電微粒子水を生成するものが知られている(特許文献1参照)。
この静電霧化装置は図16に示すようなもので、多数の熱電素子2を両側から回路板50で挟み込むことによって熱交換ブロック60を構成している。回路板50は、絶縁基板51の片面に回路パターン52を形成したものであって、一方の回路板50の回路パターン52によって熱電素子2の放熱側の端部同士を電気接続させ、他方の回路板50の回路パターン52によって熱電素子2の吸熱側の端部同士を電気接続させている。
各熱電素子2には、放熱側の回路パターン52に接続させた一対のリード9を介して通電を行う。該通電により、各熱電素子2が吸熱と放熱を行う。
各熱電素子2の吸熱側が接合される回路板50には、熱伝導性の冷却板70を介して放電電極1を接続させている。放電電極1は、基台部1aから柱状の放電部1bを突設したものであり、該基台部1aの底面を冷却板70に接触させている。放電電極1の放電部1bには、高圧印加用のリード13を接続させている。
各熱電素子2の放熱側が接合される回路板50には、放熱部材71を接続させている。放熱部材71には、熱電素子2や回路パターン52を該放熱部材71との間で密閉する筐体75を、ねじ固定させてある。筐体75の内面には、放電電極1の基台部1aや冷却板70を収容する凹所76を形成している。凹所76の中央には貫通孔77を設けており、該貫通孔77を通じて、放電電極1の放電部1bを突出させている。
また、筐体75によって、放電電極1の放電部1bの先端と対向する位置に、リング状の対向電極11を支持させている。図示例では対向電極11と放電電極1とを電気接続させているが、対向電極11は接地させてあってもよい。
上記静電霧化装置においては、放電電極1が保持する水に高電圧を印加するための回路と、各熱電素子2に通電を行うための回路とを、別々に構成している。そのため、回路構成が全体に大型化し、装置のコンパクト化の障害になるという問題がある。
また、放電電極1と外部電源とを直接接続させるために、リード13等の配線を大きく引き出す必要があり、該配線に外力が加わった場合には放電電極1が引っ張られ(図中矢印参照)、放電電極1に破損を生じる虞や、放電電極1と熱電素子2の間で界面に剥離を生じる虞があるといった問題がある。
特開2006−000826号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、静電霧化装置のコンパクト化を実現し、さらに装置の信頼性を高めることを課題とする。
本発明は、放電電極1と、通電による吸熱作用で電電極1を冷却させる熱電素子2と、熱電素子2に通電を行う通電路4とを具備し、放電電極1を冷却して生成した結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を生成する静電霧化装置である。そして、放電電極1と対向する位置に対向電極11を備え、対向電極11側に高電圧を印加するように設け、通電路4の一方の端子を接地端子とし、通電路4の接地端子と熱電素子2の間に放電電極1を電気接続させることで、通電路4中に放電電極1を電気接続させ、放電電極1を接地させるように設けたことを特徴としている。
上記構成から成る本発明の静電霧化装置によれば、放電電極1の結露水に高電圧を印加するための回路と、熱電素子2に通電を行うための回路とを、共通化することができる。そのため、装置全体のコンパクト化が容易となる。また、放電電極1に接続させたリード等に外力が加わり、放電電極1が引っ張られて破損を生じるといった虞も低減される。
本発明の静電霧化装置において、上記通電路4は、熱電素子2の吸熱側または放熱側に接合される電極部5を含むものであり、放電電極1を、該電極部5に対して電気接続させていることが好ましい。このようにすることで、放電電極1と電極部5とを電気接続させるリード等の構造がさらにコンパクト化される。また、放電電極1に接続させたリード等に外力が加わって破損を生じるといった虞がさらに低減される。
放電電極1に電気接続される上記電極部5は、熱電素子2の吸熱側に接合される電極部5であることがさらに好ましい。吸熱側の電極部5は放電電極1に近い側であるから、このようにすることで、放電電極1と電極部5とを電気接続させるための構造がさらにコンパクト化される。また、放電電極1に接続させたリード等に外力が加わって破損を生じるといった虞がさらに低減される。加えて、放電電極1の電気接続は吸熱側の部材間で完結した構造となるので、該構造内の熱移動によって放電電極1の冷却効率が低下することが防止される。
請求項1に係る発明は、装置全体をコンパクトに形成することができるという効果や、放電電極がリードに引っ張られて破損を生じる等の事態を防止して、信頼性を高めることができるという効果や、回路構成がより安全且つ簡単に組まれるという効果を奏する。
また請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加えて、装置全体がさらにコンパクト化されるという効果や、装置の信頼性がさらに高まるという効果を奏する。
また請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明の効果に加えて、装置全体がさらにコンパクト化されるという効果や、装置の信頼性がさらに高まるという効果や、放電電極の冷却性能を確保することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における第1例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 同上の静電霧化装置において対向電極を省いた場合を概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態における第2例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態における第3例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 同上の静電霧化装置において冷却板を省いた場合を概略的に示す側面図である。 同上の静電霧化装置で用いる吸熱側の回路板を概略的に示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同上の回路板の変形例を概略的に示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第1例の静電霧化装置の変形例を概略的に示す側面図である。 第1例の静電霧化装置の他の変形例を概略的に示す側面図である。 第2例の静電霧化装置の変形例を概略的に示す側面図である。 第2例の静電霧化装置の他の変形例を概略的に示す側面図である。 第2例の静電霧化装置のさらに他の変形例を概略的に示す側面図である。 第3例の静電霧化装置の変形例を概略的に示す側面図である。 第3例の静電霧化装置の他の変形例を概略的に示す側面図である。 第3例の静電霧化装置のさらに他の変形例を概略的に示す側面図である。 従来の静電霧化装置を概略的に示す説明図である。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。まず、図1〜図4に基づいて第1例〜第3例の基本構成を説明し、次に、図5〜図15に基づいて各例の変形例を説明する。
図1には、本発明の実施形態における第1例の静電霧化装置の全体構成を概略的に示している。以下においては、第1例の構成のうち図16に示した従来例と同様のものについては詳しい説明を省略し、第1例特有の構成についてのみ詳述する。
第1例の静電霧化装置は、導電性材料から成る放電電極1と、通電による吸熱作用で該放電電極1を冷却させるために配置した複数対の熱電素子2と、該複数の熱電素子2に対して通電を行うための一対のリード9を備えたものである。一対のリード9はそれぞれ駆動回路3に接続させてあり、該リード9と、複数対の熱電素子2同士を電気接続する放熱側および吸熱側の回路パターン52とで、複数対の熱電素子2に順次通電を行うことのできる通電路4を形成している。
熱電素子2としては、BiTe系のペルチェ素子を用い、P型とN型とで対を成すように設けている。なお、熱電素子2は複数対又は一対設けてあればよい。
放電電極1に一端13a側を電気接続させて備えたリード13の他端13b側は、筐体75内の封止空間から外部に引き出した一方のリード9の途中に、電気接続させてある。また、筐体75によって支持する対向電極11は、リード15を通じて駆動回路3に電気接続させてある。
図示のように、駆動回路3には1ポート、2ポート、3ポートが備えてあり、1ポートにリード15を電気接続させ、2ポートに上記一方のリード9(即ち、途中にリード13を電気接続させてあるほうのリード9)を電気接続させ、3ポートに他方のリード9(即ち、途中にリード13を電気接続させていないほうのリード9)を電気接続させている。
上記回路において、駆動回路3の1ポートを接地端子、2ポートをマイナス端子、3ポートをプラス端子とした場合には、2ポートと3ポートの間の通電路4で複数対の熱電素子2に通電を行い、各熱電素子2の吸熱によって放電電極1を冷却して結露水を生成するとともに、該放電電極1にはマイナスの高電圧を印加して、放電電極1表面の結露水に静電霧化現象を生じさせることができる。
2ポートと3ポートは、プラス端子とマイナス端子を逆に設定することも可能である。このとき、各熱電素子2は、放電電極1と接続される方が吸熱側となるように設定する。放電電極1にプラスの高電圧を印加することによっても、放電電極1表面の結露水には静電霧化現象が生じる。
また、上記回路において、1ポートをプラス端子、2ポートを接地端子、3ポートをプラス端子とすることも好適である。このとき、2ポートと3ポートの間の通電路4では複数対の熱電素子2に通電を行い、各熱電素子2の吸熱によって放電電極1を冷却して結露水を生成する。そして、対向電極11にはプラスの高電圧を印加し、放電電極1表面の結露水を、対向電極11に対してマイナスの高電圧が印加された状態にすることで、静電霧化現象を生じさせる。
なお、1ポートをマイナス端子としてもよい。この場合、放電電極1の結露水には対向電極11に対してプラスの高電圧が印加された状態となり、該電圧印加によって、放電電極1表面の結露水には静電霧化現象が生じる。
放電電極1に電気接続される上記リード13は、放電電極1の吸熱方向の熱伝導度よりも低い熱伝導度に形成する。そのため、リード13を熱伝導率の比較的低い金属材料(SUS等)で形成することや、極力細い線(φ0.5以下の銅線、金ワイヤ等)で形成することが好ましい。
ところで、上記対向電極11は省略可能である。図2には対向電極11を備えていない場合について示している。この場合、駆動回路3には1ポートと2ポートを備え、1ポートに上記一方のリード9を電気接続させ、2ポートに他方のリード9を電気接続させる。そして、1ポートをマイナス端子とし、2ポートをプラス端子とすることで、1ポートと2ポートの間の通電路4で複数対の熱電素子2に通電を行い、且つ、放電電極1にはマイナスの高電圧を印加することができる。1ポートと2ポートのプラスとマイナスが逆に設定可能であることは、図1の場合と同様である。
図3には、本発明の実施形態における第2例の静電霧化装置の全体構成を概略的に示している。以下においては、第2例の構成のうち図1や図2に示した第1例と同様のものについては詳しい説明を省略し、第2例特有の構成についてのみ詳述する。
第2例の静電霧化装置では、一端13a側が放電電極1に電気接続されるリード13の他端13b側を、熱電素子2の放熱側を接合させる回路パターン52に対して電気接続させている。換言すると、第2例の静電霧化装置は、熱電素子2の放熱側に接合される電極部5として、放熱側の回路板50上の回路パターン52を備えたものであって、この放熱側の回路パターン52に対して、リード13を介して放電電極1を電気接続させている。
リード13の一端13a側は、放電電極1のうちで筐体75内に収容される部分である基台部1aに対して接合させる。そして、リード13の他端13b側は、同じく筐体75内に収容される放熱側の回路パターン52に対して接合させる。つまり、第2例ではリード13全体が筐体75内に収容されるので、第1例と比較してもさらにコンパクト化が実現される。また、リード13に外力が加わって放電電極1等に破損を生じることも確実に防止される。
図4には、本発明の実施形態における第3例の静電霧化装置の全体構成を概略的に示している。以下においては、第3例の構成のうち図3に示した第2例と同様のものについては詳しい説明を省略し、第3例特有の構成についてのみ詳述する。
第3例の静電霧化装置では、一端13a側が放電電極1に電気接続されるリード13の他端13b側を、熱電素子2の吸熱側を接合させる回路パターン52に対して電気接続させている。換言すると、第3例の静電霧化装置は、熱電素子2の吸熱側と接合させる電極部5として、吸熱側の回路板50上の回路パターン52を備えたものであって、この吸熱側の回路パターン52に対して、リード13を介して放電電極1を電気接続させている。
第3例の静電霧化装置においては、リード13が吸熱側の部材間で完結した配置となり、リード13を介しての熱伝達で放電電極1の冷却効率が低下するという事態が防止される。また、リード13の配置もさらにコンパクト化される。
ところで、放電電極1と吸熱側の電極部5を電気接続させるリード13を、図4に示すような電線以外の部材で構成してもよい。図5、図6には、上記リード13を、吸熱側の回路板50上に配した回路パターンで構成した場合を示している。この場合、吸熱側の回路板50を成す絶縁基板51の表面側から裏面側にかけて回路パターンが形成してあり、該回路パターンから成るリード13の表面側の一端13a側において半田や電導性接着剤で放電電極1を接合させ、該回路パターンから成るリード13の裏面側の他端13b側において吸熱側の電極部5と電気接続させるようになっている。
また、図7に示すように、吸熱側の回路板50を成す絶縁基板51に、表面側から裏面側にまでスルーホール6を貫設してあってもよい。該スルーホール6を通じて、回路パターンからなるリード13を表面側から裏面側にかけて形成することができる。
以上、第1例〜第3例の静電霧化装置の基本的な構成について述べた。以下においては、各例の静電霧化装置の変形例についてさらに述べる。なお、いずれの変形例においても、第1例〜第3例について既述した構成と同様のものについては、詳しい説明を省略する。
図8、図9には、第1例の静電霧化装置の変形例を示している。図8に示す例では、放電電極1の基台部1aの底面に設けた絶縁膜30上に吸熱側の回路パターン52を形成し、該回路パターン52に対して、一対の熱電素子2の吸熱側を半田又は導電性接着剤で接合させている。各熱電素子2の吸熱側は放電電極1上の回路パターン52を介して電気接続され、N型の熱電素子2からP型の熱電素子2への通電によって該放電電極1を冷却するようになっている。
上記構成によれば、図1に示す場合と比較して、吸熱側の回路板50を成す絶縁基板51や、冷却板70が不要であり、装置全体がさらにコンパクト化される。また、熱電素子2の吸熱側の端部と放電電極1との間の界面も削減されるため、冷却効率も向上する。
図9に示す例では、放熱部材71を、熱電素子2の通電方向を長手方向とする棒状に形成してある。放電電極1を囲む筐体75は有底筒状に形成し、その底壁部の中央部分に、長尺状の放熱部材71を貫通固定させ、該放熱部材71の一部を筐体75外に露出させている。
上記構成によれば、熱電素子2から放出される熱を、長尺の放熱用通電部材14を通じて、冷却対象である放電電極1から極力離れた側にまで伝達することができる。そのため、放電電極1の冷却効率が向上する。
図10〜図12には、第2例の静電霧化装置の変形例を示している。図10に示す例において変形させた構成は、図8に基づいて既述した第1例の変形例の場合と同様である。また、図11に示す例において変形させた構成は、図9に基づいて既述した第1例の変形例の場合と同様である。
図12に示す例では、一対の熱電素子2のそれぞれの放熱側に接合される電極部5として、放熱側の回路板50上の回路パターン52を用いるのでなく、図示のような棒状の放熱用通電部材14を備えている。そして、放熱側の電極部5を成す放熱用通電部材14に対して、リード13を介して放電電極1を電気接続させている。
上記放熱用通電部材14は、熱電素子2の通電方向(図中の上下方向)が長手方向となるように接合させた長尺部材であって、導電性および熱伝導性の材料(真鍮、アルミニウム、銅等)からなる。一対の放熱用通電部材14は、有底筒状をなす筐体75の底壁部に貫通接合させてある。筐体75は、その底壁部に、放熱用通電部材14を挿通させるための貫通孔17を一対形成したものであり、絶縁性材料からなる。該絶縁性材料としては、PBT、PPS、ポリカーボネート、液晶ポリマー、ABS等の樹脂が好適に用いられる。両貫通孔17は、隣接する放熱用通電部材14同士の絶縁性を確保するため、所定距離を隔てて並行に形成してある。
図示例では、放熱用通電部材14を棒状部材としているが、熱電素子2の通電方向を長手方向とするものであれば、板状、スパイラル状、蛇腹(コルゲート)状等の他の形状であってもよい。また、放熱用通電部材14を棒状部材とする場合において、その断面形状は多様なものが適用可能であり、丸棒状、角棒状等の形態が好適に用いられる。
一対の放熱用通電部材14の端部には、貫通孔17を通じて筐体75外に突出した部分において、それぞれ大径のリード9の一端側を接合させている。一対の熱電素子2の放熱側同士は、放熱用通電部材14、リード9を含む通電路4を介して電気接続される。リード9は、放熱性の観点から、できるだけ太いものや表面積の大きなものを用いることが好ましい。
放電電極1は絶縁性材料からなり、該放電電極1の基台部1aの底面に設けた回路パターン52に、熱電素子2の吸熱側を接合させている。
上記構成によれば、各熱電素子2の放熱が、直接接合される放熱用通電部材14、さらには筐体75やリード9を介して効率的に行われ、しかも全体の構造がコンパクト化される。また、棒状の放熱用通電部材14を通じて、冷却対象である放電電極1から極力離れた側にまで熱を伝達することで、放電電極1の冷却性能も確保される。
図13〜図15には、第3例の静電霧化装置の変形例を示している。図13に示す例において変形させた構成は、図8に基づいて既述した第1例の変形例の場合と同様であり、図14に示す例において変形させた構成は、図9に基づいて既述した第1例の変形例の場合と同様である。
図15に示す例では、一対の熱電素子2のそれぞれの吸熱側に接合される電極部5として、放電電極1を用いている。つまり、各熱電素子2の吸熱側をそれぞれ放電電極1の基台部1aの底面に接合させ、該放電電極1を通じて熱電素子2の吸熱側を電気接続させている。
また、一対の熱電素子2のそれぞれの放熱側には、棒状の放熱用通電部材14を接合させている。上記放熱用通電部材14は、図12に示す第2例の変形例において既述したものと同様の構成である。
上記構成によれば、リード13を設けることなく、熱電素子2に通電を行うための通電路4中に直接、放電電極1を電気接続させることができる。また、熱電素子2の吸熱側と放電電極1との間には、図4の例にある回路板50、冷却板70等の部材が介在しないので、熱電素子2を一対のみ配置したコンパクトな構造であっても、放電電極1を十分に冷却することができる。
さらに、放電電極1と熱電素子2との間には絶縁体が介在しないので、水の付着によるマイグレーションが防止される。ここでのマイグレーションとは、電流、電圧の存在下で、絶縁体の水の吸着に伴って金属材料が絶縁体の内部あるいは表面上を移動する現象のことである。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各例の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、各例において適宜の設計変更を行うことや、各例の構成を適宜組み合わせて適用することが可能である。
1 放電電極
2 熱電素子
4 通電路
5 電極部
11 対向電極

Claims (3)

  1. 放電電極と、通電による吸熱作用で前記放電電極を冷却させる熱電素子と、前記熱電素子に通電を行う通電路とを具備し、前記放電電極を冷却して生成した結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を生成する静電霧化装置において、前記放電電極と対向する位置に対向電極を備え、前記対向電極側に高電圧を印加するように設け、前記通電路の一方の端子を接地端子とし、前記通電路の前記接地端子と前記熱電素子の間に放電電極を電気接続させることで、前記通電路中に前記放電電極を電気接続させ、前記放電電極を接地させるように設けたことを特徴とする静電霧化装置。
  2. 前記通電路は、前記熱電素子の吸熱側または放熱側に接合される電極部を含むものであり、前記放電電極を、前記電極部に対して電気接続させることを特徴とする請求項1に記載の静電霧化装置。
  3. 前記放電電極に電気接続される前記電極部は、前記熱電素子の吸熱側に接合される電極部であることを特徴とする請求項2に記載の静電霧化装置
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