JP2013212758A - 自動車のシート固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フロアフレームにシートの脚部を固定しても、後部乗員の足置きスペースを確保し、重量の重いシートを支持する自動車のシート固定構造を提供する。
【解決手段】自動車11のシート固定構造は、フロアフレーム14にシート16の脚部21を載せ、脚部21のシート脚後部22から後方へ締結用の後方延出固定部23を延出させ、後方延出固定部23をカバーする固定部カバー24を設けている。フロアフレーム14は、後方延出固定部23の後方締結部26が接触する締結受圧部27と、締結受圧部27に連なる周辺部に上方(矢印a1の方向)へ向け突出し、固定部カバー24の縁31が載るビード38と、を備える。ビード38と固定部カバー24の縁31との間にアンダボデーに敷くカーペット17を挟む。
【選択図】図4
【解決手段】自動車11のシート固定構造は、フロアフレーム14にシート16の脚部21を載せ、脚部21のシート脚後部22から後方へ締結用の後方延出固定部23を延出させ、後方延出固定部23をカバーする固定部カバー24を設けている。フロアフレーム14は、後方延出固定部23の後方締結部26が接触する締結受圧部27と、締結受圧部27に連なる周辺部に上方(矢印a1の方向)へ向け突出し、固定部カバー24の縁31が載るビード38と、を備える。ビード38と固定部カバー24の縁31との間にアンダボデーに敷くカーペット17を挟む。
【選択図】図4
Description
本発明は、車室の床にシートの脚部を取付ける自動車のシート固定構造に関するものである。
自動車のシート固定構造には、シート脚部を固定するシートアウタブラケットを用いて前突荷重をサイドシルに伝達する構造がある。
この構造は、左右のサイドシルに左右に延びるクロスメンバの端を接合し、この端の前面に前方から延びてきたサイドメンバ(フロアフレーム)を接合し、この端にシートアウタブラケットを載せることで上方に突出させ、且つ、サイドシルからフロアトンネルへ向かってシートアウタブラケットを出している。
従って、サイドメンバ(フロアフレーム)に入力された荷重をクロスメンバの端およびシートアウタブラケットを介してサイドシルに分散できる(例えば、特許文献1参照)。
この構造は、左右のサイドシルに左右に延びるクロスメンバの端を接合し、この端の前面に前方から延びてきたサイドメンバ(フロアフレーム)を接合し、この端にシートアウタブラケットを載せることで上方に突出させ、且つ、サイドシルからフロアトンネルへ向かってシートアウタブラケットを出している。
従って、サイドメンバ(フロアフレーム)に入力された荷重をクロスメンバの端およびシートアウタブラケットを介してサイドシルに分散できる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)は、クロスメンバの高さとフロアフレームの高さはほぼ同じで、結果的に、箱形のシートアウタブラケットはフロアフレームから上方に突出するので、後部乗員のフロアフレーム上の足置きスペースが減少する。
また、左右のサイドシルから中央へ向かって箱形のシートアウタブラケットが出るので、足置きスペースが減少する。
また、左右のサイドシルから中央へ向かって箱形のシートアウタブラケットが出るので、足置きスペースが減少する。
本発明は、フロアフレームにシートの脚部を固定しても、後部乗員の足置きスペースを確保し、重量の重いシートを支持する自動車のシート固定構造を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車室の床をなすアンダボデーにシートの脚部を締結した自動車のシート固定構造において、脚部は、そのシート脚後部から後方へ延出させた締結用の後方延出固定部を有し、後方延出固定部をカバーする固定部カバーを設け、アンダボデーは、脚部を載せるフロアフレームを有し、フロアフレームは、後方延出固定部の後方締結部が接触する締結受圧部と、締結受圧部に連なる周辺部に上方へ向け突出し、固定部カバーの縁が載るビードと、を備え、ビードおよび周辺部と固定部カバーの縁との間にアンダボデーに敷くカーペットを挟むことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、フロアフレームは、溝形で、上方へ面を向けた天部と、天部に連なる第1壁部、第2壁部と、を備え、締結受圧部は、天部に設けられて天部から上方へ円形状に突出する円形状隆起部であることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、フロアフレームは、天部と第1壁部とで形成されている第1フレーム角アール部と、天部と第2壁部とで形成されている第2フレーム角アール部と、を備え、ビードは、天部に連続するビード膨出アール部を有し、ビード膨出アール部を第1フレーム角アール部および第2フレーム角アール部のうち少なくとも一方に連続させていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、円形状隆起部は、天部に連続する隆起アール部を有し、隆起アール部を第1フレーム角アール部および第2フレーム角アール部のうち少なくとも一方に連続させていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ビードは、円形状隆起部の外周部から半径方向外方へ放射状に複数延びていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、シートは、左右の前座席であり、脚部は、後方延出固定部をそれぞれ設けた外側脚部と内側脚部と、からなり、アンダボデーは、フロアフレームを載せたフロアパネルと、フロアパネルを、左右の前座席間で盛り上げることで形成したトンネル部と、トンネル部に近接させて設けた別の締結受圧部と、を備え、フロアフレームは、トンネル部に平行にアンダボデーの前部から前座席の下方まで直線フレーム部を延ばし、直線フレーム部に連続して、アンダボデーの左右の端をなすサイドシルへ向かって曲がりフレーム部を延ばし、曲がりフレーム部に外側脚部の後方延出固定部を締結する締結受圧部を設け、内側脚部は、別の締結受圧部に締結されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シートの脚部は、そのシート脚後部から後方へ延出させた締結用の後方延出固定部を有し、後方延出固定部をカバーする固定部カバーを設け、アンダボデーのフロアフレームは、後方延出固定部の後方締結部が接触する締結受圧部と、締結受圧部に連なる周辺部に上方へ向け突出し、固定部カバーの縁が載るビードと、を備え、ビードおよび周辺部と固定部カバーの縁との間にアンダボデーに敷くカーペットを挟むので、後方へ延出した固定部カバーに、後部座席に座った乗員の足を載せて置く足置きスペースを確保することができる。
また、固定部カバーは、乗員の足によって入力される荷重をカーペットを介してビードに分散することができ、後部座席に座った乗員に足を載せられてもがたつくことがないという利点がある。
請求項2に係る発明では、フロアフレームは、溝形で、上方へ面を向けた天部と、天部に連なる第1壁部、第2壁部と、を備え、締結受圧部は、天部に設けられて天部から上方へ円形状に突出する円形状隆起部なので、締結受圧部の強度が向上し、より重量の重いシートを支持することができる。
請求項3に係る発明では、フロアフレームは、天部と第1壁部とで形成されている第1フレーム角アール部と、天部と第2壁部とで形成されている第2フレーム角アール部と、を備え、ビードは、天部に連続するビード膨出アール部を有し、ビード膨出アール部を第1フレーム角アール部および第2フレーム角アール部のうち少なくとも一方に連続させているので、シートの後方延出固定部から締結受圧部(円形状隆起部)に荷重が入力されると、締結受圧部(円形状隆起部)からビードのビード膨出アール部を介してフロアフレームの少なくとも一方(例えば、第2フレーム角アール部)に荷重をほぼ直接伝えて、第2フレーム角アール部に連続する第2壁部に荷重を分散させることができる。従って、より一層重量の重いシートを支持することができる。
請求項4に係る発明では、円形状隆起部は、天部に連続する隆起アール部を有し、隆起アール部を第1フレーム角アール部および第2フレーム角アール部のうち少なくとも一方に連続させているので、シートの後方延出固定部から締結受圧部(円形状隆起部)に荷重が入力されると、締結受圧部(円形状隆起部)から隆起アール部を介してフロアフレームの少なくとも一方(例えば、第1フレーム角アール部)に荷重をほぼ直接伝えて、第2フレーム角アール部に連続する第1壁部に荷重を分散させることができる。従って、より一層重量の重いシートを支持することができる。
請求項5に係る発明では、ビードは、円形状隆起部の外周部から半径方向外方へ放射状に複数延びているので、外方へ放射状に複数延びるビードに固定部カバーの縁が載り、固定部カバーを安定して支持することができる。
請求項6に係る発明では、シートは、左右の前座席であり、脚部は、後方延出固定部をそれぞれ設けた外側脚部と内側脚部と、からなり、アンダボデーは、フロアフレームを載せたフロアパネルと、フロアパネルを、左右の前座席間で盛り上げることで形成したトンネル部と、トンネル部に近接させて設けた別の締結受圧部と、を備え、フロアフレームは、トンネル部に平行にアンダボデーの前部から前座席の下方まで直線フレーム部を延ばし、直線フレーム部に連続して、アンダボデーの左右の端をなすサイドシルへ向かって曲がりフレーム部を延ばし、曲がりフレーム部に外側脚部の後方延出固定部を締結する締結受圧部を設け、内側脚部は、別の締結受圧部に締結されているので、後部座席の足元スペースに余裕があり、居心地がよい。
すなわち、フロアパネルの端に前座席の外側脚部を配置し、フロアパネルの中央に前座席の内側脚部を配置したことによって、前座席の真下の空間を大きく確保することができ、足元スペースに余裕があり、居心地がよい。
すなわち、フロアパネルの端に前座席の外側脚部を配置し、フロアパネルの中央に前座席の内側脚部を配置したことによって、前座席の真下の空間を大きく確保することができ、足元スペースに余裕があり、居心地がよい。
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
自動車11は、図1、図2に示すように、実施例に係る自動車11のシート固定構造を採用している。
シート固定構造は、アンダボデー13のフロアフレーム14およびフロアパネル15にシート16を取付け、アンダボデー13にカーペット17(点模様で示したもの)を敷いている。
シート固定構造は、アンダボデー13のフロアフレーム14およびフロアパネル15にシート16を取付け、アンダボデー13にカーペット17(点模様で示したもの)を敷いている。
次に、自動車11のシート固定構造の主要構成を図1〜図8で説明する。
自動車11のシート固定構造は、車室18の床をなすアンダボデー13にシート16の脚部21を締結した。
この脚部21は、脚部21のシート脚後部22から後方へ延出させた締結用の後方延出固定部23を有し、後方延出固定部23をカバーする固定部カバー24を設けている。
自動車11のシート固定構造は、車室18の床をなすアンダボデー13にシート16の脚部21を締結した。
この脚部21は、脚部21のシート脚後部22から後方へ延出させた締結用の後方延出固定部23を有し、後方延出固定部23をカバーする固定部カバー24を設けている。
アンダボデー13は、脚部21を載せるフロアフレーム14を有する。
フロアフレーム14は、後方延出固定部23の後方締結部26が接触する締結受圧部27と、締結受圧部27に連なる周辺部28に上方(図7の矢印a1の方向)へ向け突出し、固定部カバー24の縁31が載るビード38と、を備える。
シート固定構造は、フロアフレーム14に設けたビード38および周辺部28と脚部21用の固定部カバー24の縁31との間にアンダボデー13に敷くカーペット17を挟む。
フロアフレーム14は、後方延出固定部23の後方締結部26が接触する締結受圧部27と、締結受圧部27に連なる周辺部28に上方(図7の矢印a1の方向)へ向け突出し、固定部カバー24の縁31が載るビード38と、を備える。
シート固定構造は、フロアフレーム14に設けたビード38および周辺部28と脚部21用の固定部カバー24の縁31との間にアンダボデー13に敷くカーペット17を挟む。
また、フロアフレーム14は、溝形で、上方へ面を向けた天部33と、天部33に連なり天部33からフロアパネル15へ向けて延びる第1壁部34、第2壁部35と、を備える。
締結受圧部27は、天部33に設けられて天部33から上方へ円形状に突出する円形状隆起部である。
締結受圧部27は、天部33に設けられて天部33から上方へ円形状に突出する円形状隆起部である。
さらに、フロアフレーム14は、天部33と第1壁部34とで形成されている第1フレーム角アール部36と、天部33と第2壁部35とで形成されている第2フレーム角アール部37と、を備える。
ビード38は、天部33に連続するビード膨出アール部41を有し、ビード膨出アール部41を第1フレーム角アール部36および第2フレーム角アール部37のうち少なくとも一方に連続させている。
ここでは、図8に示す通り、第2フレーム角アール部37にビード膨出アール部41を連続させている。
ここでは、図8に示す通り、第2フレーム角アール部37にビード膨出アール部41を連続させている。
円形状隆起部(締結受圧部27)は、天部33に連続する隆起アール部42を有し、隆起アール部42を第1フレーム角アール部36および第2フレーム角アール部37のうち少なくとも一方に連続させている。
ここでは、図9に示す通り、第1フレーム角アール部36に隆起アール部42を連続させている。
また、ビード38は、円形状隆起部(締結受圧部27)の外周部43から半径方向外方(矢印a2)へ放射状に複数延びている。
また、ビード38は、円形状隆起部(締結受圧部27)の外周部43から半径方向外方(矢印a2)へ放射状に複数延びている。
シート16は、前座席である。
また、脚部21は、後方延出固定部23をそれぞれ設けた外側脚部44と内側脚部45と、からなる。
また、脚部21は、後方延出固定部23をそれぞれ設けた外側脚部44と内側脚部45と、からなる。
また、アンダボデー13は、フロアフレーム14を載せたフロアパネル15と、フロアパネル15を、左右の前座席16a、16b間で盛り上げることで形成したトンネル部46と、トンネル部46に近接させて設けた別の締結受圧部47と、を備える。
さらに、フロアフレーム14は、トンネル部46に平行にアンダボデー13の前部48から前座席16a、16bの下方まで直線フレーム部51を延ばし、直線フレーム部51に連続して、アンダボデー13の左右の端をなすサイドシル52へ向かって曲がりフレーム部53を延ばし、曲がりフレーム部53に外側脚部44の後方延出固定部23を締結する締結受圧部27を設けている。
内側脚部45は、別の締結受圧部47に締結されている。
内側脚部45は、別の締結受圧部47に締結されている。
次に、脚部21の後方延出固定部23、フロアフレーム14の締結受圧部27、フロアフレーム14のビード38、脚部21用の固定部カバー24を詳しく説明していく。
後方延出固定部23は、鋼板製で、後方締結部26をほぼ四角形に形成し、後方締結部26に連ねて周壁56を立設し、周壁56に連ねて固定部カバー24を載せる載置端部57を形成している。後方延出固定部23はフロアフレーム14の締結受圧部27にねじ部材58で締結される。
締結受圧部27は、鋼板にめねじ部61を形成し、めねじ部61の中心を中心にして半径rで平坦部62を形成し、平坦部62に連ねて外周部43を形成し、外周部43を周辺部28に連続させている。
周辺部28は、外周部43の近傍の天部33であり、周辺部28にはビード38(第1ビード71〜第6ビード76)を形成した。
周辺部28は、外周部43の近傍の天部33であり、周辺部28にはビード38(第1ビード71〜第6ビード76)を形成した。
第1ビード71〜第6ビード76は、約45°のピッチで形成されている。
第1ビード71、第5ビード75は、めねじ部61の中心を通り且つ天部33の延びる方向に延びる線Sを幅の中心としたもの。
第1ビード71、第5ビード75は、めねじ部61の中心を通り且つ天部33の延びる方向に延びる線Sを幅の中心としたもの。
第3ビード73は、第1ビード71と第5ビード75との間の中央に設けられ、第1ビード71から約90°の位置に形成したもの。
第2ビード72は、第1ビード71と第3ビード73との間に設けられ、第1ビード71から約45°の位置に形成したもの。
第2ビード72は、第1ビード71と第3ビード73との間に設けられ、第1ビード71から約45°の位置に形成したもの。
第4ビード74は、第3ビード73と第5ビード75との間に設けられ、第1ビード71から約135°の位置に形成したもの。
第6ビード76は、第2ビード72に対向するもの。
これらの第1ビード71〜第6ビード76にカーペット17が載り、カーペット17を第1ビード71〜第6ビード76と固定部カバー24の縁31で挟んでいる。
第6ビード76は、第2ビード72に対向するもの。
これらの第1ビード71〜第6ビード76にカーペット17が載り、カーペット17を第1ビード71〜第6ビード76と固定部カバー24の縁31で挟んでいる。
固定部カバー24は、樹脂製で、後方延出固定部23を除いて外側脚部44をカバーしている脚カバー78の端に、取付け後一体的に連続して後方へ延出したものである。
また、脚カバー78の端にバックアップ部81を形成し、バックアップ部81に貫通した係止穴82を開け、固定部カバー24のカバー本体83に係止穴82に係止する係止爪84を形成している。
また、脚カバー78の端にバックアップ部81を形成し、バックアップ部81に貫通した係止穴82を開け、固定部カバー24のカバー本体83に係止穴82に係止する係止爪84を形成している。
カバー本体83は、後方延出固定部23の載置端部57に載る載せ部85を形成し、載せ部85に連ねてビード38に接触する縁31を設けている。
カーペット17は、既存の生地に後方延出固定部23に対応した開口部87を開けている。この開口部87は、第1ビード71〜第6ビード76に載る大きさで、固定部カバー24の縁31より小さく、固定部カバー24で隠れるものである。
次に、自動車11のシート固定構造の作用を説明する。
シート固定構造では、後方へ延出した固定部カバー24に、後部座席に座った乗員の足を載せて置く足置きスペースを確保することができる。
シート固定構造では、後方へ延出した固定部カバー24に、後部座席に座った乗員の足を載せて置く足置きスペースを確保することができる。
また、固定部カバー24は、乗員の足によって入力される荷重をカーペット17を介してビード38に分散することができ、後部座席に座った乗員に足を載せられてもがたつくことがないという利点がある。
また、シート固定構造では、図4、図6、図8に示す通り、シート16の後方延出固定部23からフロアフレーム14の締結受圧部(円形状隆起部)27に荷重が矢印b1のように入力されると、締結受圧部(円形状隆起部)27からビード38の第3ビード73のビード膨出アール部41を介してフロアフレーム14の少なくとも一方(例えば、第2フレーム角アール部37)に荷重を矢印b2のようにほぼ直接伝えて、天部33に入力しないので、天部33にたわみが起きず、第2フレーム角アール部37に連続する第2壁部35に荷重を分散させることができる。従って、より一層重量の重いシート16を支持することができる。
さらに、図4、図6、図9に示す通り、シート16の後方延出固定部23から締結受圧部(円形状隆起部)27に荷重が矢印b1のように入力されると、締結受圧部(円形状隆起部)27から隆起アール部42を介してフロアフレーム14の少なくとも一方(例えば、第1フレーム角アール部36)に荷重を矢印b3のようにほぼ直接伝えて、天部33に入力しないので、天部33にたわみが起きず、第1フレーム角アール部36に連続する第1壁部34に荷重を分散させることができる。従って、より一層重量の重いシート16を支持することができる。
本発明の自動車のシート固定構造は、自動車に好適である。
11…自動車、13…アンダボデー、14…フロアフレーム、15…フロアパネル、16…シート、16a…左の前座席、16b…右の前座席、17…カーペット、18…車室、21…シートの脚部、22…シート脚後部、23…後方延出固定部、24…固定部カバー、26…後方締結部、27…締結受圧部、28…周辺部、31…固定部カバーの縁、33…天部、34…第1壁部、35…第2壁部、36…第1フレーム角アール部、37…第2フレーム角アール部、38…ビード、41…ビード膨出アール部、42…隆起アール部、43…外周部、44…外側脚部、45…内側脚部、46…トンネル部、47…別の締結受圧部、48…アンダボデーの前部、51…直線フレーム部、52…サイドシル、53…曲がりフレーム部。
Claims (6)
- 車室の床をなすアンダボデーにシートの脚部を締結した自動車のシート固定構造において、
前記脚部は、そのシート脚後部から後方へ延出させた締結用の後方延出固定部を有し、
前記後方延出固定部をカバーする固定部カバーを設け、
前記アンダボデーは、前記脚部を載せるフロアフレームを有し、
前記フロアフレームは、前記後方延出固定部の後方締結部が接触する締結受圧部と、該締結受圧部に連なる周辺部に上方へ向け突出し、前記固定部カバーの縁が載るビードと、を備え、
前記ビードおよび前記周辺部と前記固定部カバーの縁との間に前記アンダボデーに敷くカーペットを挟むことを特徴とする自動車のシート固定構造。 - 前記フロアフレームは、溝形で、上方へ面を向けた天部と、該天部に連なる第1壁部、第2壁部と、を備え、
前記締結受圧部は、前記天部に設けられて前記天部から上方へ円形状に突出する円形状隆起部であることを特徴とする請求項1記載の自動車のシート固定構造。 - 前記フロアフレームは、前記天部と前記第1壁部とで形成されている第1フレーム角アール部と、前記天部と前記第2壁部とで形成されている第2フレーム角アール部と、を備え、
前記ビードは、前記天部に連続するビード膨出アール部を有し、該ビード膨出アール部を前記第1フレーム角アール部および前記第2フレーム角アール部のうち少なくとも一方に連続させていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車のシート固定構造。 - 前記円形状隆起部は、前記天部に連続する隆起アール部を有し、該隆起アール部を前記第1フレーム角アール部および前記第2フレーム角アール部のうち少なくとも一方に連続させていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の自動車のシート固定構造。
- 前記ビードは、前記円形状隆起部の外周部から半径方向外方へ放射状に複数延びていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の自動車のシート固定構造。
- 前記シートは、左右の前座席であり、
前記脚部は、前記後方延出固定部をそれぞれ設けた外側脚部と内側脚部と、からなり、
前記アンダボデーは、前記フロアフレームを載せたフロアパネルと、該フロアパネルを、前記左右の前座席間で盛り上げることで形成したトンネル部と、該トンネル部に近接させて設けた別の締結受圧部と、を備え、
前記フロアフレームは、前記トンネル部に平行に前記アンダボデーの前部から前記前座席の下方まで直線フレーム部を延ばし、該直線フレーム部に連続して、前記アンダボデーの左右の端をなすサイドシルへ向かって曲がりフレーム部を延ばし、該曲がりフレーム部に前記外側脚部の前記後方延出固定部を締結する前記締結受圧部を設け、
前記内側脚部は、前記別の締結受圧部に締結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動車のシート固定構造。
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