JP2013212122A - 飲料組成物およびモナチンの分解を減少させる方法 - Google Patents

飲料組成物およびモナチンの分解を減少させる方法 Download PDF

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Abstract


【課題】モナチンの分解を減少するように変更された配合を有する飲料を提供する。
【解決手段】飲料中の第2の成分であるモナチンの分解を減少させるのに効果的な量であって、かつ飲料の特性の対応する変化を減少させるのに効果的な量でC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物を含む第1の成分を含む飲料が提供される。また、モナチン含有組成物におけるモナチンの分解を防ぐ方法が提供される。
【選択図】なし

Description

本出願は、ここに全てが引用される、2008年9月24日に出願された米国特許出願第12/236985号に優先権を主張し、その恩恵を主張するものである。
本発明は、飲料濃縮物などを含む飲料に関する。詳しくは、本発明は、モナチンの分解を減少するように変更された配合を有する飲料に関する。
飲料用の天然の非栄養性甘味料は、熱および紫外線(UV)ストレスの最中に分解し得る。ある甘味料が分解した場合、その甘味料は、味覚に悪影響を及ぼすおよび/または飲料に望ましくない色合いの変化をもたらす。
モナチンは、飲料に使用できる高強度甘味料である。しかしながら、モナチンは、特に熱および紫外線(UV)ストレスに曝されると、分解し得る。
第1の態様によれば、C6−C3フェニルプロペンカルボニル構造を含む第1の成分と、モナチンである第2の成分とを含む飲料であって、第1の成分が:
から選択される式により表される飲料が提供される。
第2の態様によれば、モナチンの分解を防ぐまたは少なくとも減少させる方法が提供される。この方法は、先のC6−C3フェニルプロペンカルボニル式の任意の1つにより表される第1の成分またはそれらの混合物を、モナチンを含む組成物に添加する工程を有してなる。
第3の態様によれば、先のC6−C3フェニルプロペンカルボニル式の任意の1つにより表される第1の成分またはそれらの混合物を含む非着色飲料であって、第1の成分は、モナチンである第2の成分の分解、および無色からある色への飲料の色または外観の対応する変化を減少させるのに効果的な量である飲料が提供される。
ここに開示された飲料および他の飲料製品のいくつかの例示の実施の形態の以下の説明の恩恵を受けた当業者により、本発明の少なくともある実施の形態は、所望の色合いまたは無色の特性、味覚プロファイル、栄養特性などを提供するのに適した改善されたまたは代わりの配合を有することが認識されるであろう。本発明のまたは本発明のある実施の形態のこれらと他の態様、特徴および利点は、例示の実施の形態の以下の説明から当業者に理解されるであろう。
当業者には、便宜上、ある成分は、ある場合には、飲料製品配合物に加えられる成分の元の形態を参照することによって、ここに記載されることが理解されよう。そのような元の形態は、完成した飲料製品中に見られる成分の形態とは異なってもよい。それゆえ、例えば、本開示による飲料製品のある例示の実施の形態において、異なる甘味料は、典型的に、飲料中に実質的に均一に溶解し、分散されるであろう。同様に、固形物、濃縮物(例えば、果汁濃縮物)などとして特定される他の成分は、典型的に、元の形態のまま残っているのではなく、飲料中で、または飲料濃縮物中で、均一に分散されているであろう。それゆえ、飲料製品配合物の成分の形態への参照は、飲料製品中のその成分の形態についての制限として解釈すべきではなく、むしろ、その成分を、製品配合物の単離成分として記載する便宜上の手段として解釈すべきである。
本開示による飲料または他の飲料製品は、数多くの異なる特定の配合または構成を有してよいことが理解されよう。本開示による飲料製品の配合は、製品の意図する市場区分、所望の栄養特性、風味プロファイルなどの要因に応じて、ある程度異なって差し支えない。例えば、一般に、以下に記載する飲料配合物のいずれを含む特定の飲料の実施の形態の配合に、さらに別の成分を添加することが選択肢としてある。追加の(すなわち、より多くのおよび/または他の)甘味料を添加してもよく、任意のそのような配合物に、香味料、電解質、ビタミン類(例えば、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12、およびそれらの混合物)、果汁または他の果実生成物、味物質(tastants)、マスキング剤など、調味料、および/または炭酸化剤を、任意のそのような配合物に添加して、味覚、口当たり、栄養特性などを変えても差し支えない。
一般に、本開示による飲料は、典型的に、少なくとも水、C6−C3フェニルプロペンカルボニル構造を含む第1の成分、および第2の成分を含み、第2の成分はモナチンであり、第1の成分は、
から選択される式により表される。
これらの構造を単体で、あるいは、もっと大きな構造の一部分として保持するいずれの化合物も、C6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物としての利用に適している。言い換えれば、本発明にかかる、植物から生成または合成により製造されたモナチン安定剤は、モナチンの分解を、少なくともある程度防止または減少させる。モナチン安定剤は、市販されているであろうし、公知技術の手順に従って合成してもよく、また、既知の植物やその抽出物から得たり、単離あるいは抽出したりすることによって供給してもよい。代表的な抽出手順の一例が、B. Buszewski et al., J. Pharm. Biomed. Anal., Vol. 11, no. 3, p. 211-215 (1993) に開示されている。
本発明のある実施の形態によれば、本発明に使用するのに適しているC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物としては、ロスマリン酸、クロロゲン酸、シコリン酸、カフェイン酸、クマリン酸、けい皮酸、フェルラ酸、シナプ酸、カフタル酸、エイクロル酸(eichloric acid)、エキナコサイドおよびこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。C6−C3フェニルプロペンカルボニル式の一般的な構造(a)が、ロスマリン酸やクロロゲン酸、シコリン酸などの物質中に存在していることは、下記に示す構造から明らかである。
不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子がある限り、先の一般的なC6-C3フェニルプロペンカルボニル構造の置換が意図されるということも、これらの物質の構造から明らかである。実際に、広範囲にわたる適切なモナチン安定剤を得るためには、置換が不可欠である。適切な置換基としては、水酸基、メトキシル基、および通常、植物の代謝産物であるフェノール類に見つかるその他の置換基が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、シコリン酸は、先の一般的なC6-C3フェニルプロペンカルボニル構造中の2つの構造(a)を考えると、リストに記載された他の酸のあるものよりも、より効果的なモナチン安定剤であろうということが容易に認識できる。一般に、アリール環へ水酸基を付加するとモナチンの安定化が向上することが知られている。それゆえに、モナチンを安定させる能力は、カフェイン酸(水酸基2つ)>フェルラ酸>クマリン酸>けい皮酸(水酸基なし)であることが認められる。
本発明のある好ましい実施の形態では、植物由来のモナチン安定剤である、上に記載したC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物を、植物の抽出物から得る。本発明に使用するのに適した抽出物としては、ローズマリー抽出物、生コーヒー豆抽出物、ブルーベリー抽出物、ロドデンドロン抽出物、ひまわり種子抽出物(sunflower kernel extract)、チコリ葉抽出物、パープル・コーンフラワー抽出物、レタス抽出物、およびこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。さらに大まかに言うと、シソ科、ツツジ科、キク科のどれかに属する植物の抽出物であれば、利用に適している。下記の表1から分かるように、上記抽出物のそれぞれが、モナチン安定剤として働く、1つ以上のC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物を含んでいる。
当業者には、所定の抽出物に含まれるC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物の量が様々であるということは、容易に認識されるだろう。元々の種が違えば、得られるC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物の量も様々である。その量は、所定の植物の生育段階によっても、異なるであろう。実例として、下記の表2にエキナセア属パープレア種(Echinacea purpurea)の品種‘Magical Ruth’におけるクロロゲン酸とエキナコサイドの含有量の変化が示されている。
さらに、‘Magical Ruth’中のシコリン酸の含有量は、段階Iの4.67%から段階IVの1.42%まで変化する。このことから、早期に収穫すれば、目的のモナチン安定剤を最も多く含む抽出物を得られるだろうと推測される。
本発明に使用するのに適した他のC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物としては、シンナモイルエステル類、クマリン類、カルコン類、フラボン類、クロモン類、イソフラボン類、およびこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。これらのタイプの化合物の多くは、茶類やワイン類だけでなく、果物類、野菜類、ナッツ類、種子類、および花類からも得られる、フラボノイド類と呼ばれる天然物として知られる群から調達することが可能であり、このフラボノイド類は、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗酸化、抗炎症、抗突然変異、抗アレルギーおよびいくつかの酵素に対する抑制活性など、多くの生物学上および薬学上の活性が実証されている。以下の構造から分かるとおり、シンナモイルエステル類、クマリン類、カルコン類、およびフラボン類の各々が、一般的なC6−C3構造を有するのが、以下の構造から分かる。
本発明に使用するのに適したシンナモイルエステル類(香味料)としては、蟻酸シンナミル、酢酸シンナミル、けい皮酸エチル、プロピオン酸シンナミル、α−トルエン酸シンナミル、2−アミノ安息香酸シンナミル、アントラニル酸シンナミル、安息香酸シンナミル、β−フェニルアクリル酸シンナミル、ブタン酸シンナミル、けい皮酸シンナミル、イソ酪酸シンナミル、イソ吉草酸シンナミル、シンナミルメチルケトン、o−アミノ安息香酸シンナミル、フェニル酢酸シンナミル、3−フェニルプロペン酸シンナミルおよびこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子がある限り、一般的なシンナモイルエステル構造の置換が意図されていることが明らかである。要するに、広範囲にわたる適切なモナチン安定剤を得るためには、置換が不可欠である。一般的なシンナモイルエステル構造上の適切な置換基としては、非置換ならびに置換アルキル類はもちろんのこと、直鎖、非直鎖、環状および非環状のアルキル類を含むいずれのアルキル基も含まれが、これらに限定されない。
本発明に使用するのに適したクマリン類としては、クマリン、クメストロール、ダルベルギン、ダフネチン、エスクレチン、シトロプテン、ノラルベルギン(noralbergin)、ウンベリフェロン、スコポレチン、キサントトキソール、プソラレン、ベルガプテン、フラキセチン、およびこれらの組合せを含むが、これらに限定されない。不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子が存在する限り、一般的なクマリン構造に置換が意図されていることが明らかである。要するに、広範囲にわたる適切なビタミン安定剤を得るためには、置換が不可欠である。一般的なクマリン構造に適切な置換基としては、OH、OCH3、C642、PhおよびCH=CHOが挙げられるが、これらに限定されない。下記の表3に、前述の本発明に利用するのに適しているクマリン系化合物の置換基が示されている。
本発明に使用するのに適しているカルコン類としては、カルコン、ポリヒドロキシカルコン類、ブテイン、フロリジン、エキナチン、マレイン、イソリキリチゲニン、フロレチンおよびこれらの組合せを含むが、これらに限定されない。不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子がある限り、一般的なカルコン構造の置換が意図されていることが明らかである。要するに、広範囲にわたる適切なモナチン安定剤を得るためには、置換が不可欠である。一般的なカルコン構造にとっての適切な置換基としては、OH、OCH3およびOGIcが挙げられるが、これらに限定されない。下記の表4に、前述の本発明に利用するのに適しているカルコン系化合物の置換基が示されている。
本発明に利用するのに適しているフラボン類としては、ロイホリン、ジオスミン、アピイン、アピゲニン、ミリセチン、ケンペロール、ルテオリン、モリン、ネオジオスミン、ケルセチン、ルチン、バルカレイン (balcalein)、クプレッスフラボン、ダチセチン、ジオスメチン、フィセチン、ガランギン、ゴッシペチン、ゲラルドール、ヒノキフラボン、スクテラレイン、フラボノール、プリムレチン、プラトール、ロビネチン、クエルセタゲチン、(OH)4フラボン、タンゲレチン、シネンセチン、ホルツネリン、ケンペリド、クリソエリロール、イソラムネチン、ビテキシン、およびこれらの組合せを含むが、これらに限定されない。
フラボン類は、例えばケルセチンのように、本来、苦味があり、かつ、不溶性である。しかしながら、モナチン安定剤として使用する程度であれば、飲料の甘味と酸味によって、苦味が複合的に抑制される現象のおかげで、使用した飲料母体には、一般に関連する苦味は認められない。すべてのモナチン安定剤についての最も好ましい使用量は、所定の実験によって測定される、所望の飲料母体中の溶解度に左右される。
一般的なフラボン構造がロイホリンやルチンといった物質中に存在することは、下記に示す構造から明らかである。
不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子がある限り、一般的なフラボン構造の置換が意図されているが、これらのフラボンの構造から明らかである。要するに、広範囲にわたる適切なビタミン安定剤を取得するためには、置換が不可欠である。適切な置換基としては、OH、ORut、OApioGlc、ONeoHesp、二量体、OCH3およびOGlcが挙げられるが、これらに限定されない。下記の表5に、上に記載した本発明への利用に適しているフラボン系化合物の置換基が示されている。
クロモンなどのクロモン類は本発明への利用に適している。一般的なC6−C3フェニルプロペンカルボニル構造の構造(c)におけるように、不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子がある限り、一般的なクロモン構造の置換が意図されていることが明らかである。要するに、広範囲にわたる適切なモナチン安定剤を得るためには、置換が不可欠である。この一般的な構造にとっての適切な置換基としては、OH、OCH3、OGlcなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明に利用するのに適しているイソフラボン類としては、ダイジン、ダイゼイン、バイオカミンA、プルネチン、ゲニスチン、グリシテイン、グリシチン、ゲニステイン、6,7,4’−トリヒドロキシイソフラボン、7,3’,4’−トリヒドロキシイソフラボンおよびこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。一般的なC6−C3フェニルプロペンカルボニル構造の構造(b)におけるように、不飽和部分が近くにあり、かつ酸化された炭素原子がある限り、一般的な構造における置換が意図されていることが明らかである。要するに、広範囲にわたる適切なモナチン安定剤を得るためには、置換が不可欠である。一般的なイソフラボン構造にとっての適切な置換基としては、OH、OCH3およびOGlcが挙げられるが、これらに限定されない。下記の表6に、本発明に利用するのに適している上に記載したイソフラボン系化合物の置換基が示されている。
本発明の好ましい実施の形態では、一般的な、クマリン、カルコン、フラボン、クロモン、またはイソフラボン構造のいずれかを有する上述のC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物を、植物の抽出物から得ることができる。本発明への利用に適する抽出物としては、セイヨウトチノキ、タンポポ、ユーカリ、レッド・ストリンギーバーク(red stringybark)、ノコギリヤシ、スイカズラ、サンザシ、ノニフルーツ、レッド・クローバー、オレンジ、グレープフルーツ、シトロメロ(citrumelo)、アタニー(attani)、ポメロ(pummelo)、橙、レメロ(lemelo)、夏蜜柑、ソバ、カモミール、およびこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。下記の表7に見られるように、上記抽出物のそれぞれが、植物由来のモナチン安定剤として働く、1つ以上のC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物を含んでいる。
上記のように、表7の植物に関しては、当業者には、所定の抽出物に含まれるC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物の量が様々であるということが、容易に認識されるだろう。元々の種が違えば、得られるC6−C3フェニルプロペンカルボニル化合物の量も様々である。その量もまた、抽出する所定の植物の生育段階や抽出物を得る植物の部位によって異なるであろう。例えば、柑橘系果物の多くでは、フラボン類やフラボノール類の含有量は、フラベド、アルベドおよび果汁嚢と比較して、葉の部分で高くなる。
一般に、上に記載したモナチン安定剤(一般的なC6−C3フェニルプロペンカルボニル構造およびシンナモイルエステル、クマリン、カルコン、フラボン、クロモン、またはイソフラボン構造)のいずれかが、飲料中の安定剤の量が、10ppmから500ppmまでの範囲、好ましくは50ppmから300ppmまでの範囲、さらに好ましくは100ppmから200ppmまでの範囲となるように、本発明にかかるモナチン含有組成物中に十分な量で含まれる。モナチン安定剤を植物の抽出物から得る場合、その抽出物は、飲料中の安定剤の量が前述の量と同じになるように、本発明にかかるモナチン含有組成物中に十分な量で含まれる。複数の抽出物は、様々な量の安定剤を含むことに注意することが重要である。例えば、ある抽出物が5%の有効成分または安定剤を含んでいるとすれば、500ppmの抽出物の使用は、すなわち25ppmの安定剤を使用したことになるであろう。
本発明の第2の態様は、モナチン含有飲料中にモナチンを安定させる量のモナチン安定剤を添加する工程を含む、モナチン含有飲料中のモナチンの分解を防ぐ方法に関する。
飲料としては、濃縮液、フレーバー水、ビタミン強化水、果汁、果汁入りフレーバー飲料、スポーツ飲料、乳製品およびアルコール製品はもちろんのこと、炭酸清涼飲料水、ドリンクサーバー向け飲料(fountain beverages)、フローズンタイプの直ぐに飲める(ready-to-drink)飲料、コーヒー、茶、粉末タイプの清涼飲料を含むが、これらに限定されない。飲料は炭酸ガス入りまたは炭酸ガスの入っていない場合がありうる。飲料は、高温充填される可能性がある。
モナチン含有飲料は、1種類以上の前述のビタミン類を加えることで、補強してもよい。さらに、モナチン安定剤は、また本発明の第1の態様について述べたものと同じである。モナチン含有組成物は、飲料製造のいずれの段階で含まれても、すなわち、シロップや濃縮物、飲料の完成品であっても良いかもしれない。
前述のように、「モナチンを安定させる量」とは、モナチン含有飲料において、モナチンの分解を実質的に減少させるかあるいは防止するのに十分な量を称する。一般に、モナチン安定剤は、約10ppmから約500ppmまでの範囲、好ましくは約50ppmから約300ppmまでの範囲、さらに好ましくは約100ppmから約200ppmまでの範囲で、モナチン含有飲料に加えられる。モナチン安定剤を植物の抽出物から得る場合、その抽出物は、飲料中の安定剤の量が前述の量と同じになるように、本発明にかかるモナチン含有食品組成物中に十分な量で含まれる。
本発明に従ったモナチン含有飲料中のモナチンの分解を防ぐ方法は、必要に応じて、その飲料にソルビン酸、アコニット酸、アブシジン酸、フマル酸、マレイン酸、またはこれらの任意の組合せから選択される非アリールエンカルボニル(non-aryl enoic carbonyl)化合物を添加する工程をさらに含む。非アリールエンカルボニル化合物は、含まれる場合、一般に、約10ppmから約200ppmまでの範囲、好ましくは約25ppmから約100ppmまでの範囲の量で飲料に添加される。
本発明の第3の態様は、モナチンおよびモナチンを安定させる量のモナチン安定剤を含んでなる、安定したモナチン含有飲料に関する。本発明の第3の態様である安定したモナチン含有飲料は、必要に応じて、ソルビン酸、アコニット酸、アブシジン酸、フマル酸、マレイン酸、またはこれらのいずれかの組合せから選択される非アリールエンカルボニル化合物を含むであろう。ビタミン、ビタミン安定剤ならびに非アリールエンカルボニル化合物の量は、本発明の第1ならびに第2の態様に関して先に述べたとおりである。
第4の態様において、一般的なC6−C3フェニルプロペンカルボニル式の内の任意の1つにより表される第1の成分またはそれらの混合物を含む薄く色づいた飲料であって、第1の成分は、モナチンである第2の成分の分解、および第1の色合いから第2の色合いに飲料の色または外観の対応する変化を減少させるのに効果的な量である飲料が提供される。
第5の態様において、一般的なC6−C3フェニルプロペンカルボニル式の内の任意の1つにより表される第1の成分またはそれらの混合物を含む減カロリー(reduced calorie)飲料であって、第1の成分は、モナチンである第2の成分の分解、および飲料の特性の対応する変化を減少させるのに効果的な量であり、その特性が、色合いの変化、沈殿物、臭み(off odor)、およびラクタムの形成である飲料が提供される。
一般に、本開示による飲料は、少なくとも水と、イソクエルシトリン、EMIQ、ミリシトリンまたはそれらの任意の組合せからなる群より選択される第1の成分と、モナチンを含む第2の成分とを含み得る。第1の成分は、C6−C3フェニルプロペノイル部分を有して差し支えなく、これは、二次植物代謝産物による植物抽出物中に見つけられる。第1の成分はアグリコン(炭水化物添加物は含まない)であってよく、あるものは、飲料の溶解度を向上させるためのグリコシド(炭化水素添加物を含む)であってよい。モナチンの分解を防ぐための第1の成分の効果的な量は、飲料中の第1の成分の溶解度により制限され、例えば、約1〜1000ppmに及び得、またモナチンである第2の成分の分解を減少させるためには約10〜200ppmに及び得る。飲料は、香味料と、典型的に、酸味料および/または炭酸化剤も含んでよい。本開示による少なくとも特定の配合物に適するであろう例示の香味料としては、柑橘系香味料、コーラ香味料、スパイス香味料などが挙げられる。二酸化炭素の形態にある炭酸化剤を、発泡のために添加してもよい。他の成分、製造技法、所望の賞味期限などに応じて、所望であれば、保存料を添加しても差し支えない。必要に応じて、カフェインを添加しても差し支えない。ここに開示された飲料のある例示の実施の形態は、特徴的に炭酸水、甘味料、レモン/ライム香味料および/または他の香味料、リン酸、および必要に応じて、着色料などの他の成分を含有する、レモンライム・フレーバーの炭酸飲料である。追加のまた代わりの適切な成分は、本開示の恩恵を受けた当業者により認識されるであろう。
ここに開示された飲料製品は、飲料、すなわち、直ぐに飲める液体配合物、飲料濃縮物などを含む。飲料の例としては、炭酸および非炭酸ソフトドリンク、ドリンクサーバー向け飲料、フローズンタイプの直ぐに飲める飲料、コーヒー飲料、茶飲料、乳製品飲料、粉末タイプのソフトドリンク、並びに液体濃縮物、フレーバー水、強化水、果汁および果汁風味の飲料、スポーツドリンク、およびアルコール製品が挙げられる。「飲料濃縮物」および「シロップ」という用語は、本開示に亘り交換できるように使用されている。考えられる飲料濃縮物の少なくとも特定の例示の実施の形態は、追加成分が添加される初期容積の水により調製される。完全な(full strength)飲料組成物は、飲料濃縮物から、その濃縮物にさらに別の容積の水を添加することによって形成できる。典型的に、例えば、完全な飲料は、約1部の濃縮物を約3から約7部の水と混ぜ合わせることによって、その濃縮物から調製できる。ある例示の実施の形態において、完全な飲料は、1部の濃縮物を5部の水と混ぜ合わせることによって調製される。ある例示の実施の形態において、完全な飲料を形成するために使用される追加の水は、炭酸水である。ある他の実施の形態において、完全な飲料は、濃縮物の形成とその後の希釈を行わずに直接調製される。
水は、ここに開示された飲料中の基本成分であり、典型的に、残りの成分が溶解される、乳化される、懸濁される、または分散されるビヒクルまたは液体部分である。ここに開示された飲料のある実施の形態の製造に精製水を使用して差し支えなく、飲料の味覚、臭い、または外観に悪影響を与えないように、標準的な飲料品質の水を使用して差し支えない。その水は、典型的に、無色透明であり、好ましくないミネラル分、味覚および臭いがなく、有機物質を含まず、アルカリ度が低く、飲料の生産時に適用される業界と政府の基準に基づいて許容される微生物学的品質のものである。ある典型的に実施の形態において、水は、飲料の約80質量%から約99.9質量%のレベルで含まれる。少なくとも特定の例示の実施の形態において、ここに開示された飲料および濃縮物に使用される水は「処理水」であり、これは、随意的な補給、例えば、カルシウムの補給の前に、水のミネラル含有量を実質的に全て除去するために処理された水を称する。
無着色の炭酸ソフトドリンク中にアスコルビン酸を使用すると、ラクタム、モナチンの分解生成物、および無色から望ましくない色合い、例えば、ピンクへの望ましくない色合いの変化を生じることが分かった。ここに用いたように、「色合い(hue)」という用語は、色のスペクトルの位置が割り当てられる所定の色の識別可能な特徴を称する。
ここに開示された飲料の例示の実施の形態において、甘味料のモナチンが含まれる。モナチンに加え、ここに開示された飲料に他の甘味料を添加しても差し支えない。
ここに開示された飲料の様々な実施の形態に使用するのに適した甘味料としては、栄養および非栄養の、天然および人工のすなわち合成の甘味料が挙げられる。所望の栄養特性、飲料の味覚プロファイル、口当たりおよび他の官能要因のために、適切な非栄養甘味料および甘味料の組合せが選択される。少なくとも特定の例示の実施の形態に適した非栄養甘味料の例としては、以下に限られないが、ペプチド系甘味料、例えば、アスパルテーム、ネオテーム、およびアリテーム、並びに非ペプチド系甘味料、例えば、サッカリンナトリウム、サッカリンカルシウム、アセスルファームカリウム、ナトリウムチクロ、カルシウムチクロ、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、およびスクラロースが挙げられる。ある実施の形態において、甘味料はアセスルファームカリウムを含む。少なくとも特定の例示の実施の形態に適した他の非栄養甘味料の例としては、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、グリシルリジン、D−タガトース、エリトリトール、メソ−エリトリトール、マルチトール、マルトース、ラクトース、フラクトオリゴ糖、ラカンカ粉末、ステビオールグリコシド、例えば、レバウディオサイドA、ステビオサイドなどのレバウディオサイド、アセスルファーム、アスパルテーム、他のジペプチド、チクロ、スクラロース、サッカリン、キシロース、アラビアノース、イソマルト、ラクチトール、マルチトール、トレハロース、およびリボース、並びにタウマチン、モネリン、ブラゼイン、L−アラニンおよびグリシンなどのタンパク質甘味料、関連化合物、それらの内の任意のものの混合物が挙げられる。ラカンカ、ステビオールグリコシド、例えば、レバウディオサイドA、ステビオサイドなどのレバウディオサイド、および関連化合物が、天然の非栄養の強力な甘味料である。
ここに開示された飲料の少なくとも特定の例示の実施の形態において、甘味料成分としては、スクロース、液体スクロース、フルクトース、液体フルクトース、グルコース、液体グルコース、リンゴ、チコリ、ハチミツなどの天然源からのグルコース−フルクトースシロップ、例えば、高フルクトース・コーンシロップ、転化糖、メープルシロップ、カエデ糖、ハチミツ、黒糖糖蜜、例えば、マイルドモラセス、ダークモラセス、廃糖蜜、および甜菜糖蜜などのサトウキビ糖蜜、サトウモロコシシロップ、ラカンカ果汁濃縮物および/または他のものなどの栄養で天然の結晶性または液体甘味料が挙げられる。そのような甘味料は、少なくとも特定の例示の実施の形態において、飲料にとっての甘味料の所望のレベルに応じて、飲料の約6質量%から約16質量%などの約0.1質量%から約20質量%の量で含まれる。ここに開示された天然飲料製品のある例示の実施の形態において、所望の飲料の均質性、テキスチャーおよび味覚を達成するために、飲料業界において一般に使用されている標準の液糖を使用して差し支えない。典型的に、そのような標準甘味料は、飲料の風味、色または粘稠度に悪影響を及ぼし得る砂糖ではない固形物を微量も含まない。
非栄養の高効力の甘味料は、典型的に、甘味料の甘味力、飲料を売り込むことになっている国の規制対策、飲料の甘味料の所望のレベルなどにしたがって、飲料の液量オンス(29.57cc)当たりのミリグラムのレベルで利用される。この開示の恩恵を考えると、ここに開示された飲料製品の様々な実施の形態に使用するための適切な追加のまたは代わりの甘味料を選択することは、当業者の能力の範囲内であろう。
ブリックス度(記号°Bx)は、液体中の水に対する溶解したスクロースの質量比の尺度である。これは、液体の比重を測定する検糖計により、またはより簡易には屈折計により、測定される。25°Bxの溶液は、100グラムの液体当たりで25グラムのスクロースを含む。もしくは、別の言い方をすれば、100グラムの溶液中には25グラムのスクロースと75グラムの水が含まれる。
ここに用いたように、「味覚」は、甘味の知覚、甘味の知覚の一時的効果、すなわち、開始と持続の臭み(off-taste)、例えば、苦味と舌を刺すような味、残留する知覚(後味)および触覚の知覚、例えば、こくととろみの組合せを称する。ここに用いたように、「フルカロリー」の飲料配合物は、完全に栄養甘味料により甘くされたものである。「栄養甘味料」という用語は、一般に、典型的な使用量で相当なカロリー量、例えば、飲料8オンス(約240cc)の1杯当たり約5カロリーより多い量を提供する甘味料を称する。ここに用いたように、「効力のある(potent)甘味料」は、砂糖の少なくとも2倍甘い甘味料、すなわち、質量基準で、同等の甘さを達成するのに砂糖の質量の半分以下しか必要としない甘味料を意味する。例えば、効力のある甘味料は、砂糖の10ブリックス度のレベルまで甘くされた飲料において同等の甘さを達成するために、砂糖の質量の半分未満しか必要ないであろう。
ここに用いたように、「減カロリー飲料」は、フルカロリーのもの、典型的に先に市販されているフルカロリーのものと比べて、飲料8オンス(約240cc)の1杯当たりでカロリーが少なくとも25%減少した飲料を意味する。ここに用いたように、「低カロリー飲料」は、飲料8オンス(約240cc)の1杯当たり40カロリー未満である。ここに用いたように、「ゼロカロリー」または「ダイエット」は、飲料1杯、例えば、8オンス(約240cc)当たり5カロリー未満であることを意味する。
ここに開示された飲料濃縮物および飲料は、一般に、飲料配合物中に典型的に見られるもののいずれをも含む追加の成分を含有してもよい。これらの追加の成分は、例えば、典型的に、安定化された飲料濃縮物に加えられる。そのような追加の成分の例としては、以下に限られないが、カフェイン、カラメルおよび他の着色料または染料、消泡剤、増粘剤、乳化剤、茶葉固形物、濁り成分、並びにミネラルおよび非ミネラル栄養補給成分が挙げられる。非ミネラル栄養補給成分の例は、当業者に公知であり、その例としては、ビタミンA、D、E(トコフェロール)、C(アスコルビン酸)、B1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B6、B12、およびK、ナイアシン、葉酸、ビオチン、およびそれらの組合せを含む酸化防止剤およびビタミン類が挙げられる。随意的な非ミネラル栄養補給成分は、典型的に、良好な製造慣行の下で一般に許容される量で含まれる。例示の量は、RDVが規定されている場合、約1%と約100%のRDVの間である。ある例示の実施の形態において、非ミネラル栄養補給成分の例は、規定されている場合、約5%と約20%のRDVの量で含まれる。
ここに開示された飲料の少なくとも特定の実施の形態において、保存料を使用してよい。すなわち、少なくとも特定の実施の形態は、随意的に溶解した保存料系を含有する。4未満のpH、特に3未満のpHの溶液は、典型的に、「微生物安定性(microstable)」であり、すなわち、それらの溶液は、微生物の増殖に抵抗し、それゆえ、さらに別の保存料を必要とせずに、消費前の長期間の貯蔵に適している。しかしながら、所望であれば、追加の保存料系を使用して差し支えない。保存料系を使用する場合、製造中の任意の適切な時に、例えば、ある場合には甘味料の添加前に、保存料系を飲料製品に添加して差し支えない。ここに用いたように、「保存料系」または「保存料」という用語は、以下に限られないが、安息香酸塩、例えば、安息香酸ナトリウム、カルシウムおよびカリウム、ソルビン酸塩、例えば、ソルビン酸ナトリウム、カルシウムおよびカリウム、クエン酸塩、例えば、クエン酸ナトリウムおよびクエン酸カリウム、ポリリン酸塩、例えば、ヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP)、およびそれらの混合物などの公知の化学保存料、並びにアスコルビン酸、EDTA、BHA、BHT、TBHQ、デヒドロ酢酸、二炭酸ジメチル、エトキシキン、ヘプチルパラベン、およびそれらの組合せなどの酸化防止剤を含む、食品および飲料の組成物への使用が承認されている全ての適切な保存料を含む。保存料は、適用される法律および規制の下で指定された最大レベルを超えない量で使用して差し支えない。使用される保存量のレベルは、典型的に、計画された最終製品のpH、並びに特定の飲料配合物の微生物による腐敗の可能性の評価にしたがって調節される。利用される最大レベルは、典型的に、飲料の約0.05質量%である。この開示の恩恵を考えれば、この開示による飲料のために適切な保存料または保存料の組合せを選択することは、当業者の能力の範囲内であろう。
EMIQ、EMIQの前駆体、およびミリシトリンの各々は、ストレス試験後の飲料から回収されたモナチン、並びにストレス試験後に測定された減少したラクトン/ラクタムの形成から測定されるように、モナチンの分解を減少させる(表8〜10を参照)。EMIQ、EMIQの前駆体、およびミリシトリンの各々は、モナチンを含有する飲料中の色合いの変化を阻害する。例えば、EMIQ、EMIQの前駆体、およびミリシトリンの各々は、モナチンを含有する飲料における変色を阻害する。例えば、EMIQ、EMIQの前駆体、およびミリシトリンの各々は、無色からピンク色への、非着色飲料の変色を阻害する。酸化防止剤のEMIQ、EMIQの前駆体、およびミリシトリンの各々は、アスコルビン酸の不在下で、望ましくない色合いの発色をなくす。ミリシトリンは、酸化防止作用を有すると報告されてきた。例えば、Flavia Carla Meotti, et al., “Analysis of the antinociceptive effect of the flavonoid myricitrin,” JPET # 92825, American. Society. for Pharm. and Experimental Therapeutics (2005), published as DOI:10.1124/jpet.105.092825を参照のこと。EMIQ、EMIQの前駆体、および/またはミリシトリンの使用は、レモン/ライム風味の飲料などの、非着色飲料において望ましくない色(例えば、ピンク)の発色を阻害するのに特に有用である。EMIQ、EMIQの前駆体、および/またはミリシトリンの使用は、茶、およびスポーツドリンク並びにニア・ウォーター(水に近い清涼飲料水)などの、薄く着色された飲料における望ましくない色合いの発色を阻害するのに特に有用であり得る。少なくともある実施の形態において、ミリシトリンは、モナチンの分解を減少させ、モナチンが分解するにつれてのピンク色の発色を阻害する上で、EMIQよりもうまく働くことが分かった。実施例2と表10において、用量反応効果が観察される。3%のミリシトリンを含む100μLのサンメリン(登録商標)Y−AFを考えると、300mLの飲料中に3mgが提供され、これは30ppmのフラボノイドと等しい。一方で、15%のEMIQを含む200μLの「サンメリン」AO−300では、300mLの飲料中に30mgが得られ、これは100ppmのフラボノイドと等しい。これらの用量でのストレス試験のデータは、ミリシトリンを使用した場合、EMIQを使用した場合よりも、良好なUV保護を示している。
EMIQ、アスコルビン酸またはミリシトリンは、24時間のUV曝露中のピンクの発色および臭みの発生を防ぐことが分かった。
EMIQは、少なくとも三栄源エフ・エフ・アイ株式会社(日本国)から市販されている酸化防止剤である。米国特許第6572906号明細書を参照のこと。EMIQは一般に、色が退色するのを防ぐ酸化防止剤として見なされている。EMIQはイソクエルシトリンから得られ、このイソクエルシトリンはルチンから得られる。ここに記載されたEMIQの有用な用途は、ルチンおよびイソクエルシトリンを含むEMIQの前駆体に外挿(推定:extraplated)できる。例えば、その全てがここに引用される米国特許出願第11/267376号明細書には、ほぼ全ての植物の二次植物代謝産物に外挿できるC6−C3フェニルプロペノイル部分が開示されている。EMIQ、ルチンおよび他のものの間のわずかな違いは、飲料の溶解度を向上させる単なる炭化水素付加物である。それらは全て必要なC6−C3部分を保持している。
ミリシトリンは、酸化防止作用を有すると報告されてきた。例えば、前出のFlavia Carla Meotti, et al., “Analysis of the antinociceptive effect of the flavonoid myricitrin,” JPET # 92825を参照のこと。ヤマモモ(Chinese bayberry)抽出物は、フラボノイド、すなわち、ミリシトリンを含有し、これは、水、エタノール、メタノールなどを使用して、ヤマモモ(Myrica rubra SIEBOLD)の果実、樹皮または葉からの抽出により得られる。米国特許出願公開第2006/0051472A1号明細書の[0075]段落を参照のこと。
それゆえ、EMIQおよび/またはミリシトリンは、以下に限られないが、低pHで一部または全てにアスコルビン酸を利用した飲料を含む、直ぐに飲める飲料に使用することができ、ここで、EMIQおよび/またはミリシトリンは、モナチンの分解および飲料中の色合いの対応する変化を防ぐまたは減少させ、かつラクタムの形成、沈殿物の形成、および臭みを防ぐまたは減少するように働くことが分かった。
以下は、本発明の特定の実施の形態(すなわち、EMIQを使用した実施の形態)を例証しているが、それを制限することは意図していない。全ての百分率は、別記しない限り、質量によるものである。ボトル入り飲料の熱処理は、サーモスタット制御されたオーブン内で行った。ボトル入り飲料のUV曝露は、サーモスタット制御されたオーブン内においてキセノンアーク燈を備えたAtlas CI5000内で行った。
実施例1
モナチンからのラクトン(可逆)またはラクタム(不可逆)の形成を測定するために、上述したレモン/ライム(「L/L」)風味の飲料の追加の分析を行った。この2種類の分解生成物の蓄積により、時間の経過とともに甘みの影響力が減少し、モナチンを含む飲料を含有する製品の消費者へのうけが低下するであろう。ここで、アスコルビン酸ではなく、EMIQが、熱ストレス条件中に低pHマトリクス内でのモナチンからのラクタムの形成を減少させるかまたはなくすことが分かった。表9は、各々が甘味料として50ppmのモナチンを有する、コーラおよびレモン/ライム(L/L)飲料における追加の試験結果を示している。アスコルビン酸(記載のある場合)の量は333ppmであり、EMIQ(記載のある場合)の量は7.50ppmであった(「サンメリン」AO−3000としての15%のEMIQを50μL=7.5ppm)。ボトル入り飲料の熱処理は、110°F(約43℃)で1週間に亘りサーモスタット制御されたオーブン内で行った。ボトル入り飲料のUV曝露は、86°F(約30℃)で24時間に亘りサーモスタット制御されたオーブン内においてキセノンアーク燈を備えたAtlas CI5000内で行った。
コーラにおいて、熱と光におけるラクトンおよびラクタムの保護が少ないことが明らかなことに留意されたい。これはおそらく、コーラ中のカラメルが示す圧倒的な光感作のためである。著しく高いレベルのC6−C3フェニルプロペノイル部分に関する実験の外挿により、熱と光におけるコーラに必要な保護が向上するであろう。C6−C3フェニルプロペノイル部分によりラクタムの形成が検出不可能なレベルまで減少し、それによって、モナチンの含有量を、したがって、元の50ppmレベルでの所望の甘味強度を保持している、レモン/ライム飲料において、熱と光におけるより明確な保護が、明らかである。
以下は、本発明の特定の実施の形態(すなわち、ミリシトリンを使用した実施の形態)を例証しているが、それを制限することは意図されていない。並行した比較試験において、よりよいモナチンの保護を提供する上で、ミリシトリンは、質量基準で、EMIQよりも良好に機能した。「サンメリン」Y−AFは、ミリシトリンの3%希釈のヤマモモ(Chinese Bayberry)抽出物である。「サンメリン」AO−3000は15%希釈のEMIQである。
ボトル入り飲料のUV曝露は、サーモスタット制御されたオーブン内においてキセノンアーク燈を備えたAtlas CI5000内で行った。表9は、光ストレスにおけるラクタム形成からのL/L飲料の保護を示している。さらなる実験により表10のデータが得られ、モナチンの損失および可逆性ラクトンの形成からのL/L飲料の保護を示した。より重要なことには、表9に対する表10におけるより高いレベルの各保護剤によって、コーラ中のラクタムの形成が減少した。
実施例2
上述したように、モナチンからのラクタム(不可逆)の蓄積により、時間の経過とともに甘みの影響力が減少し、モナチンを含む飲料を含有する製品の消費者へのうけが低下するであろう。
上述した結果は、表8、9および10に特定された飲料から、モナチンを含有する他の飲料に外挿できる。無着色の炭酸ソフトドリンクであるレモン/ライム風味の飲料に関するこれらの表の結果は、以下に限られないが、モナチンを含む、薄い色の飲料、茶、コーラ、スポーツドリンク、およびニア・ウォーターを含む他の飲料に外挿できる。炭酸ソフトドリンクではない「他の」飲料は、一般に、保存料、酸味料、緩衝液、金属封鎖剤、香味料、およびもちろん選択された甘味料などの同様の成分を含む。唯一の重大な違いは、穏やかな酸味料である炭酸とし溶解した不活性ガスの二酸化炭素の存在である。
それゆえ、本発明の別の態様によれば、ルチン、イソクエルシトリン、酵素処理イソクエルシトリン(EMIQ)、ミリシトリン、またはそれらの任意のものの混合物からなる群より選択される安定剤を、モナチンの分解および所望の色から望ましくない色への飲料における対応する変色を減少させるのに効果的な量で含む着色飲料が提供される。この着色飲料は、茶、コーラ、スポーツドリンク、またはニア・ウォーターなどのいかなる種類の着色飲料であっても差し支えない。
モナチンと、EMIQまたはミリシトリンとを含む上述した飲料の各々は、対応する濃縮物を、適切な量および様式で水と混合することにより形成できる。
モナチンと、EMIQまたはミリシトリン(別記しない限り)とを含む上述した飲料の各々は、良好な味覚、口当たりおよび所望の色合いまたは無色を有し、沈殿物が少なく、臭みが少なく、ラクタムの形成が少ないことが分かった。以下の表11は、これらの特性を要約している。色合い、沈殿物および臭いは、目視試験として定性的に観察したのに対し、ラクタムの特性は、分析により測定した(表9、10参照)。
上述した開示および例示の実施の形態の説明の恩恵を考えれば、ここに開示された本発明の一般原理を踏まえて、様々な代わりの実施の形態と異なる実施の形態が可能であるのが当業者には明らかであろう。そのような様々な改変および代わりの実施の形態の全てが本発明の真の範囲および精神に含まれることが当業者には認識されよう。添付の特許を請求の範囲は、そのような改変および代わり実施の形態の全てを包含することが意図されている。本開示および以下の特許請求の範囲における単数形の使用は、特別な場合において、その用語がその特別な場合において具体的に1つおよびたった1つを意味することが意図されていない限り、「少なくとも1つ」を意味する特許上の従来の手法に従う。同様に、「含む」という用語は、オープンエンドであり、追加の項目、特徴、成分などを排除するものではない。

Claims (21)

  1. 飲料であって、
    からなる群より選択される式により表されるC6−C3フェニルプロペンカルボニル構造を含む第1の成分を含有し、
    前記第1の成分が、前記飲料中の第2の成分の分解、および該飲料の特性における対応する変化を減少させるのに効果的な量で含まれ、該第2の成分がモナチンであることを特徴とする飲料。
  2. 前記第1の成分がアグリコンであることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  3. 前記第1の成分がグリコシドであることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  4. 前記第1の成分が、ルチン、イソクエルシトリン、酵素処理イソクエルシトリン(EMIQ)、ミリシトリン、またはそれらの任意のものの混合物からなる群より選択されることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  5. 前記飲料の特性における対応する変化が色合いの変化であることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  6. 前記飲料の特性における対応する変化が沈殿であることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  7. 前記飲料の特性における対応する変化が臭みの発生であることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  8. 前記飲料の特性における対応する変化がラクタムの生成であることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  9. 前記第1の成分がEMIQであることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  10. 前記第1の成分がミリシトリンを含むことを特徴とする請求項1記載の飲料。
  11. 炭酸または非炭酸のレモン/ライム風味の飲料であることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  12. 前記飲料が着色飲料であり、前記第1の成分が、前記飲料中の前記第2の成分の分解、および第1の色合いから第2の色合いへの該飲料における対応する色合いの変化を減少させるのに効果的な量で含まれることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  13. 薄い色の飲料であることを特徴とする請求項12記載の飲料。
  14. 炭酸飲料、茶、スポーツドリンク、およびニア・ウォーターからなる群より選択されることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  15. 減カロリー飲料であることを特徴とする請求項1記載の飲料。
  16. 無着色飲料であって、
    からなる群より選択される式により表されるC6−C3フェニルプロペンカルボニル構造を含む第1の成分を含有し、
    前記第1の成分が、前記飲料中の第2の成分の分解、および無色からある色合いへの該飲料における対応する色合いの変化を減少させるのに効果的な量で含まれ、該第2の成分がモナチンであることを特徴とする無着色飲料。
  17. 前記第1の成分が、ルチン、イソクエルシトリン、酵素処理イソクエルシトリン(EMIQ)、ミリシトリン、またはそれらの任意のものの混合物からなる群より選択されることを特徴とする請求項16記載の無着色飲料。
  18. 前記第1の成分がEMIQであることを特徴とする請求項17記載の無着色飲料。
  19. 前記第1の成分がミリシトリンまたはミリシトリンを含む組成物であることを特徴とする請求項17記載の無着色飲料。
  20. 炭酸または非炭酸のレモン/ライム風味の飲料であることを特徴とする請求項16記載の飲料。
  21. モナチン含有飲料におけるモナチンの分解を防ぐ方法であって、
    少なくとも1種類のモナチン安定化化合物を添加する工程であって、該モナチン安定化化合物が、
    からなる群より選択される式により表されるC6−C3フェニルプロペンカルボニル構造を含む工程、を有してなる方法。
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