JP2013211405A - 半導体装置の製造方法及びレチクル - Google Patents

半導体装置の製造方法及びレチクル Download PDF

Info

Publication number
JP2013211405A
JP2013211405A JP2012080500A JP2012080500A JP2013211405A JP 2013211405 A JP2013211405 A JP 2013211405A JP 2012080500 A JP2012080500 A JP 2012080500A JP 2012080500 A JP2012080500 A JP 2012080500A JP 2013211405 A JP2013211405 A JP 2013211405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
reticle
photoresist film
semiconductor substrate
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012080500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5811007B2 (ja
Inventor
Hajime Yamamoto
源 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2012080500A priority Critical patent/JP5811007B2/ja
Publication of JP2013211405A publication Critical patent/JP2013211405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5811007B2 publication Critical patent/JP5811007B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置の製造方法及びレチクルにおいて、異なる半導体装置同士でレチクルを共用すること。
【解決手段】一部領域Rpに第1乃至第4の部分I〜IVを有し、第1乃至第4の部分I〜IVの各々にマスクパターン55を備えたレチクル50を用いて、ショット領域Rsの第1のコーナ部S1に第1の部分Iの投影像PIを重ねてフォトレジスト膜61に第1の部分Iのマスクパターン55を露光する工程と、ショット領域Rsの第2乃至第4のコーナ部S2〜S4の各々と第2乃至第4の部分II〜IVの各々の投影像PII〜PIVとを重ね、フォトレジスト膜61に第2乃至第4の部分II〜IVのマスクパターン55を露光する工程と、フォトレジスト膜61を現像する工程と、フォトレジスト膜61をマスクにして半導体基板60をエッチングし、パターン60aを形成する工程とを有する半導体装置の製造方法による。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及びレチクルに関する。
LSI等の半導体装置は、イオン注入や絶縁膜の形成等の様々な工程を経て製造されるが、これらの工程で形成される各層の間に位置ずれが生じていると半導体装置が不良になるおそれがある。
そのような位置ずれを防止するために、半導体装置の各層に位置合わせマークやアライメントマークを形成し、これらのマークを位置合わせの目印に使用することにより各層の位置ずれを防止する方法がある。
上記の位置合わせマーク等はフォトリソグラフィとエッチングにより形成されるが、そのフォトリソグラフィで使用するレチクルを異なる半導体装置で共用することが、半導体装置の低コスト化に有用である。
特開平11−168053号公報
半導体装置の製造方法及びレチクルにおいて、異なる半導体装置同士でレチクルを共用することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、半導体基板の上に、第1乃至第4のコーナ部を有する矩形状のショット領域ごとに露光が行われるフォトレジスト膜を形成する工程と、一部領域と、第1の方向に延在する第1の仮想分割線と、前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在して前記第1の仮想分割線と前記一部領域内で交わる第2の仮想分割線とで前記一部領域を分割してなり、それぞれマスクパターンを有する前記第1乃至第4の部分とを備えたレチクルを用いて、前記第1のコーナ部に前記第1の部分の投影像を重ねることにより、前記フォトレジスト膜に前記第1の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第2のコーナ部と前記第2の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第2の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第3のコーナ部と前記第3の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第3の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第4のコーナ部と前記第4の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第4の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、前記第1乃至第4の部分の各々の前記マスクパターンを露光した後、前記フォトレジスト膜を現像する工程と、前記現像の後、前記フォトレジスト膜をマスクにして前記半導体基板をエッチングすることにより、前記マスクパターンに対応したパターンを形成する工程と、前記パターンを形成した後、前記フォトレジスト膜を除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、一部領域を備えた透明基板と、前記一部領域を、第1の方向に延在する第1の仮想分割線と、前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在し前記一部領域内で前記第1の仮想分割線と交わる第2の仮想分割線とで分割してなり、それぞれマスクパターンを有する第1乃至第4の部分とを備え、前記第1の仮想分割線及び第2の仮想分割線の交点は、半導体基板上に形成されたフォトレジスト膜の矩形状のショット領域のいずれかの頂点に対応するレチクルが提供される。
以下の開示によれば、ショット領域の第1〜第4のコーナ部の各々に、レチクルの一部領域の第1〜第4の部分の各々を重ねて露光をする。異なる製品の半導体装置ではショット領域の大きさが変わることがあるが、このように各部分と各コーナ部とを重ねることにより、ショット領域の外側にマスクパターンの潜像がはみ出ることがなく、当該潜像をショット領域の内側に形成することができる。よって、製品ごとにレチクルを用意する必要がなくなり、異なる半導体装置間においてレチクルを共用することができる。
図1は、調査に使用したレチクルの全体平面図である。 図2(a)は、レチクルで1ショットの露光を行ったフォトレジスト膜の平面図であり、図2(b)は、6ショットの露光を行ったフォトレジスト膜の平面図である。 図3は、図2(b)の場合よりもショット領域の幅が狭い製品のフォトレジスト膜の平面図である。 図4は、第1実施形態で使用する露光装置の構成図である。 図5は、第1実施形態に係るレチクルの全体平面図である。 図6(a)、(b)は、第1実施形態において、アライメントマーク用のマスクパターンの一例を示す拡大平面図である。 図7(a)、(b)は、第1実施形態において、位置合わせマーク用のマスクパターンの一例を示す拡大平面図である。 図8は、第1実施形態に係るレチクルの一部領域の拡大平面図である。 図9(a)、(b)は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の拡大平面図(その1)である。 図10(a)、(b)は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の拡大平面図(その2)である。 図11は、第1実施形態において、露光が終了した後の一つのショット領域の拡大平面図である。 図12(a)、(b)は、第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。 図13は、第1実施形態において、第1のマークと第2のマークを形成した後のショット領域の拡大平面図である。 図14は、第1実施形態において、図10(b)の場合よりもショット領域の大きさが小さい製品のフォトレジスト膜に対して露光を行った場合の平面図である。 図15(a)は、レチクルが回転したことが原因で生じるrotationを説明するための模式図であり、図15(b)は、拡大率の誤差が原因で生じるmagnificationを説明するための模式図である。 図16は、第2実施形態に係るレチクルの全体平面図である。 図17(a)、(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図18(a)、(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図19(a)、(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図20(a)、(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図21(a)、(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図22は、第3実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が行った調査について説明する。
フォトリソグラフィにより半導体基板上にレジストパターンを形成する場合には、アライメントマークや位置合わせマーク等のマークを予め半導体基板に形成する。
これらのマークのうち、アライメントマークは、フォトリソグラフィを行う前に露光装置と半導体基板とを位置合わせするのに使用される。また、位置合わせマークは、フォトリソグラフィを行った後に、レジストパターンと半導体基板との位置ずれ量を測定するのに使用される。
ここで、上記のマークと同じ層に他のデバイスパターンがある場合には、各マークはそのデバイスパターンと同時に形成することができる。
しかし、他のデバイスパターンがない場合には、各マークを形成するための専用のフォトリソグラフィを行うことになる。そのような例としては、素子分離絶縁膜等のデバイスパターンがまだ形成されておらず表面が無地の半導体基板に対してフォトリソグラフィを行う場合が挙げられる。
図1は、このような場合において、アライメントマークと位置合わせマークを形成するための専用のフォトリソグラフィで使用するレチクルの全体平面図である。
レチクル1は、石英板等の透明基板2と、その透明基板2の上に形成された遮光帯6とを有する。遮光帯6は、クロム膜等の遮光膜をパターニングしてなり、その内側の領域が露光領域Reとして画定される。
また、露光領域Reの四隅にはマーク形成領域3が設けられ、各々のマーク形成領域3内には上記のアライメントマークと位置合わせマーク用のマスクパターンが形成される。
図2(a)は、このレチクル1で1ショットの露光を行ったフォトレジスト膜の平面図である。
この例では、シリコン基板7の上にフォトレジスト膜8が形成されており、ショット領域Rsに相当する部分のフォトレジスト膜8に対して露光が行われている。そして、その露光により、ショット領域Rsの四隅に上記のマーク形成領域3に対応した潜像8aが形成される。
なお、ショット領域Rsは、レチクル1の露光領域Re(図1参照)に相当する領域であって、ダイシングにより半導体装置を切り出す際の単位となる領域である。
半導体装置の量産工程においては、レチクル1を用いて、ステップアンドリピートにより複数ショットの露光を行う。
図2(b)は、6ショットの露光を行ったフォトレジスト膜の平面図である。
ところで、半導体装置の量産工場では、常に同一種類の半導体装置を製造するということはなく、様々な製品の半導体装置を製造することがある。その場合、製品によって半導体装置の大きさが変わり、それによりショット領域Rsの幅Wが変わることになる。
図3は、図2(b)の場合よりもショット領域Rsの幅Wが狭い製品のフォトレジスト膜の平面図である。
図3に示すように、幅Wが狭い製品に対して上記のレチクル1で露光を行うと、ショット領域Rs内に収まるべき潜像8aがショット領域Rsの外側にはみ出てしまい、隣のショット領域Rs内に潜像8aが形成されてしまう。
よって、ショット領域Rsの大きさが異なる製品間においてレチクル1を共用することができないため、製品毎にレチクル1を作製しなければならず、半導体装置の高コスト化を招いてしまう。
以下に、本実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図4は、第1実施形態で使用する露光装置の構成図である。
この露光装置20は、光源21、第1のミラー22、シャッタ23、フライアイレンズ24、レチクルブラインド25、第2のミラー26、コンデンサレンズ27、レチクルステージ28、縮小投影レンズ29、及び基板ステージ30を有する。
これらのうち、基板ステージ30には露光対象となる半導体基板60が載置され、レチクルステージ28にはレチクル50が保持される。
一方、光源21は、ArFレーザ光等の露光光Lを第1のミラー22に向けて照射し、第1のミラー22で反射した露光光Lはシャッタ23に入射する。なお、使用する露光光Lとしては、例えば、i線、ArFレーザ光、及びKrFレーザ光等がある。
シャッタ23は、露光を行うときにのみ開状態となり、それ以外のときは閉状態となる。開状態のシャッタ23を透過した露光光Lはフライアイレンズ24に入射する。
フライアイレンズ24は、多数の小レンズを集めた構造を有しており、露光光Lの照度分布を均一にしてレチクルブラインド25に露光光Lを照射する。
レチクルブラインド25は、余分な露光光Lを遮光することにより、レチクル50の一部領域にのみ照射される露光光Lを取り出す。
そのレチクルブラインド25を出た露光光Lは、第2のミラー26で反射した後、コンデンサレンズ27によりコリメートされてレチクル50に照射される。
そして、レチクル50を出た露光光Lは、縮小投影レンズ29によって半導体基板60の表面で結像する。
また、ステージ30は水平面内で移動可能であり、ステージ30がレチクル50と相対的に移動することにより、半導体基板60の異なる部分に1ショット単位で露光を行うことができる。
図5は、上記のレチクル50の全体平面図である。
このレチクル50は、石英板等の透明基板51と、その透明基板51上に形成された遮光帯52とを有する。
遮光帯52は、クロム膜等の遮光膜をパターニングしてなり、その内側の領域が露光領域Reとして画定される。
また、露光領域Reの一部領域Rpには複数のマーク形成領域53が設けられる。マーク形成領域53は、アライメントマークや位置合わせマークに対応したマスクパターンが設けられる領域である。
なお、この例では露光領域Reの左下の隅に一部領域Rpを設けているが、一部領域Rpは露光領域Re内の任意の位置に配置し得る。
図6(a)、(b)は、アライメントマーク用のマスクパターン55の一例を示す拡大平面図であり、いずれのマスクパターン55も上記の遮光帯52と同一材料の遮光膜をパターニングして形成される。
このうち、図6(a)のマスクパターン55は格子状であり、図6(b)のマスクパターン55は十字とそれを囲む矩形枠とを有する。
一方、図7(a)、(b)は位置合わせマーク用のマスクパターンの一例を示す拡大平面図である。
図7(a)のマスクパターン56は、四本のストライプを互いに間隔をおいて枠状に設けてなり、図7(b)のマスクパターン56は平面視で正方形である。
上記した各々のマーク形成領域53には、図6及び図7に示したマスクパターン55、56のうち、任意のマスクパターンが設けられる。どのマスクパターン55、56をマーク形成領域53に設けるかは、半導体装置の種類や露光装置20の種類に応じて決定すればよい。
また、一つのマーク形成領域53に、複数のマスクパターン55、56を設けてもよい。
図8は、レチクル50の一部領域Rpの拡大平面図である。
図8に示すように、一部領域Ppは、第1の仮想分割線L1と第2の仮想分割線L2とによって第1〜第4の部分I〜IVに分割される。第1の仮想分割線L1と第2の仮想分割線L2は、それぞれ第1の方向D1とこれに垂直な第2の方向D2に延在し、それらの交点Oは一部領域Ppの中心に位置する。
次に、露光装置20とレチクル50とを用いた半導体装置の製造方法について説明する。
図9〜図10は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の拡大平面図である。
まず、図9(a)に示すように、半導体基板60としてシリコン基板を用意した後、その半導体基板60の上にフォトレジストを塗布し、そのフォトレジストをベークすることによりフォトレジスト膜61を形成する。
次に、図9(b)に示すように、上記した露光装置20とレチクル50とを用い、1ショット分の露光をフォトレジスト膜61に対して行う。
フォトレジスト膜61には、矩形状のショット領域Rsが仮想的に設定される。ショット領域Rsは、ダイシングにより半導体装置を切り出す際の単位となる領域であると共に、本工程よりも後に行われるフォトリソグラフィにおいて1ショットの露光が行われる領域である。
本実施形態では、そのショット領域Rsのコーナ部に、一部領域Rp(図8参照)の投影像Pが重なるように露光を行う。
投影像Pにおいてショット領域Rsと重複させる部分は特に限定されない。本実施形態では、交点O(図8参照)の投影像をショット領域Rsの四つの頂点Vのいずれかに合せると共に、第1の部分Iの投影像PIをショット領域Rsに重複させる。
これにより、ショット領域Rsのコーナ部に、第1の部分Iのマーク形成領域53の潜像T1が得られると共に、残りの第2〜第4の部分II〜IVのマーク形成領域53の潜像T2〜T4が、ショット領域Rsの外側に形成されることになる。
なお、この例では、交点O(図8参照)の投影像をショット領域Rsの左下の頂点Vに対応させているが、ショット領域Rsの残りの三つの頂点のいずれかに交点Oを対応させてもよい。
次に、図10(a)に示すように、一つのショット領域Rsの幅だけ基板ステージ30を横に移動させた後、図9(b)と同様にしてフォトレジスト膜61に対して露光を行う。
そして、このようにショット領域Rsをずらしながら繰り返し露光を行うことにより、図10(b)に示すように、デバイスを切り出す部分のフォトレジスト膜61の全域を露光する。
なお、このように全域を露光するための総ショット数は、半導体基板60から切り出される半導体装置の個数と大差がないので、本実施形態において露光時間が極端に長くなることはない。
また、この方法によれば、各回の露光において、一つのショット領域Rsに隣接する他のショット領域Rsのフォトレジスト膜61にも露光が行われることになる。
図11は、露光が終了した後の一つのショット領域Rsの拡大平面図である。
図11に示すように、一つのショット領域Rsにおいては、その第1〜第4のコーナ部S1〜S4の各々が、各回の露光によって第1〜第4の部分I〜IVの投影像PI〜PIVと重ねられる。これにより、第1〜第4のコーナ部S1〜S4の各々に、マーク形成領域53の潜像T1〜T4が形成されることになる。
これ以降の工程について、図12(a)、(b)を参照しながら説明する。図12(a)、(b)は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図であり、上記した潜像T1とその周囲の拡大断面図に相当する。
まず、図12(a)に示すように、フォトレジスト膜61を現像することにより、潜像T1が形成されていた部分のフォトレジスト膜61に第1の開口61aと第2の開口61bとを形成する。
次に、図12(b)に示すように、そのフォトレジスト膜61をマスクにしたドライエッチングにより第1の開口61aと第2の開口61bの各々の下に凹部を形成し、これらの凹部の各々を第1のパターン60a及び第2のパターン60bとする。
この後に、フォトレジスト膜61を除去する。
図13は、本工程を終了した後のショット領域Rsの拡大平面図である。
図13に示すように、第1のパターン60aと第2のパターン60bは、第1〜第4のコーナ部S1〜S4の各々において複数形成される。
また、これらのパターンのうち、第1のパターン60aは図6(a)、(b)のマスクパターン55を縮小したものであって、アライメントマークとして使用される。
一方、第2のパターン60bは、図7(a)、(b)のマスクパターン56を縮小したものであって、位置合わせマークとして使用される。
既述のように、アライメントマークは、後の工程において半導体基板60と露光装置との位置合わせに使用される。よって、一つのショット領域Rsにアライメントマークを一つだけ設けるのではなく、本実施形態のように第1〜第4のコーナ部S1〜S4の各々にアライメントマークを設け、位置合わせ時に各々のアライメントマークを参照することにより位置合わせが容易となる。
この後は、第1のパターン60aや第1のパターン60bを目印にしながらフォトリソグラフィを行う工程を行うが、その詳細については省略する。
以上説明した本実施形態によれば、図11に示したように、ショット領域Rsの第1〜第4のコーナ部S1〜S4の各々を、レチクル50の第1〜第4の部分I〜IVの投影像PI〜PIVと重ねることにより潜像T1〜T4を得る。
この方法では、半導体装置の種類が変更されてショット領域Rsの大きさが変わっても、投影像PI〜PIVは常にショット領域Rsの内側に位置するため、潜像T1〜T4がショット領域Rsの外側にはみ出ることがない。
図14は、図10(b)の場合よりもショット領域Rsの幅Wが小さい製品のフォトレジスト膜61に対し、本実施形態と同じ方法で露光を行った場合の平面図である。
この場合でも、上記のように潜像T1〜T4がショット領域Rsの内側に位置するようになるため、潜像T1〜T4から得られるパターン60a、60bをそのショット領域Rsに対する位置合わせマークやアライメントマークとして使用することができる。
よって、半導体装置の種類によってショット領域Rsの大きさが変わっても、レチクル50を別のレチクルに交換することなしにそのレチクル50で潜像T1〜T4を得ることができる。これにより、半導体装置の種類ごとにレチクル50を用意する必要がなくなるため、半導体装置の低コスト化を実現することができる。
更に、このレチクル50においては、図5に示したように一部領域Rpに全てのマーク形成領域53を集約したことにより、以下のようにフォトリソグラフィにおける誤差が目立たなくなる。
図15(a)は、フォトリソグラフィにおける誤差のうち、レチクル50が回転したことが原因で生じるrotationを説明するための模式図である。
このようにrotationが生じると、露光領域Reの頂点においてはrotationがない場合と比較してΔYだけの位置ずれが生じる。
これに対し、一部領域Rpにおいては、その一辺の長さが露光領域Reのそれよりも短いためrotationによる影響を受け難く、一部領域Rpの位置ずれは上記のΔYよりも小さいΔyとなる。
一方、図15(b)は、フォトリソグラフィにおける誤差のうち、投影レンズ29(図4参照)等の拡大率の誤差が原因で生じるmagnificationを説明するための模式図である。
このようにmagnificationが生じると、露光領域Reの頂点においてはmagnificationがない場合と比較してΔTだけの位置ずれが生じる。
これに対し、一部領域Rpにおいては、その一辺の長さが露光領域Reのそれよりも短いため、拡大率の誤差による影響を受け難く、その位置ずれは上記のΔTよりも小さいΔtとなる。
よって、このレチクル50を用いた場合に生じる誤差としては、実質的には露光装置20(図4参照)における基板ステージ30の移動量の誤差のみとなる。
例えば、露光装置20の誤差のうち、rotationとdistortionとを合せた誤差のレンジが±20nmであり、基板ステージ30の移動量の誤差のばらつき3σが15nmであるとき、前者の±20nmを実質的に無視でき、後者の15nmのみが誤差として残ることになる。
これにより、フォトリソグラフィにおける誤差が目立たなくなり、フォトレジスト膜に対して精度よく露光を行うことが可能となる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図5に示したように、レチクル50に一部領域Rpを一つだけ設けた。レチクルに設けられる一部領域Rpの個数はこれに限定されない。
図16は、本実施形態に係るレチクル80の全体平面図である。
なお、図16において、第1実施形態におけるのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図16に示すように、本実施形態では、レチクル80に複数の一部領域Rpを設ける。
各々の一部領域Rpには第1実施形態と同様にマーク形成領域53が設けられ、そのマーク形成領域53内にはマスクパターン55、56が形成される。
ここで、マスクパターン55、56の形状は、製造する半導体装置の世代や使用する露光装置の種類によって定められる。そのため、点線円で示すように、マスクパターン55、56の形状が複数種類の露光装置に適した形状となるように、マスクパターン55、56の形状を一部領域Rpごとに変え、露光装置の種類に応じて一部領域Rpを選択するのが好ましい。これにより、半導体装置の世代や露光装置の種類ごとにレチクルを用意する必要がなく、半導体装置の製造コストの低廉化を実現することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、具体的な半導体装置の製造工程に第1実施形態の露光方法を適用する。その半導体装置として、以下ではMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを製造する。
図17〜図22は、本実施形態に係る半導体装置の製造途中におけるショット領域Rsの断面図である。なお、図17〜図22において、第1実施形態と同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、図17(a)に示すように、半導体基板60としてシリコン基板を用意する。
この時点では半導体基板60の表面は無地である。よって、この状態では露光装置と半導体基板60との位置合わせをすることができない。また、仮に半導体装置60の上にレジストパターンを形成しても、そのレジストパターンと半導体基板60との位置ずれ量を測定できない。
そこで、次の工程では、図17(b)に示すように、半導体基板60に位置合わせ等の目印となる第1のパターン60aと第2のパターン60bとを形成する。なお、第1のパターン60aと第2のパターン60bの形成方法は、第1実施形態の図9(a)〜図12(b)におけるのと同じなので、その説明は省略する。
また、第1実施形態で説明したように、第1のパターン60aはアライメントマークとして使用され、第2のパターン60bは位置合わせマークとして使用される。
続いて、図18(a)に示すように、半導体基板60の表面を熱酸化することにより、厚さが約10nm程度の熱酸化膜91を形成する。
次いで、図18(b)に示すように、熱酸化膜91の上にフォトレジストを塗布し、それをベークすることにより第1のフォトレジスト膜92を形成する。
そして、露光装置が第1のフォトレジスト膜92を通じて第1のパターン60aを光学的に認識することにより、第1のパターン60aをアライメントマークとして使用しながら、その露光装置と半導体基板60との位置合わせを行う。
なお、本工程で使用する露光装置としては図4の露光装置20がある。その場合、レチクル50を、第1のフォトレジスト膜92を露光するためのレチクルに交換すればよい。
次に、図19(a)に示すように、その露光装置により第1のフォトレジスト膜92を露光した後、第1のフォトレジスト膜92を現像することにより、第1のレジストパターン92aを形成する。
その第1のレジストパターン92aには、イオン注入用の第1の開口92bの他に、第2のパターン60bの上に第2の開口92cが形成される。
本工程では、第2のパターン60bを位置合わせ用のマークとして使用しながら、第2の開口92cと第2のパターン60bの各々の側面の間隔dを位置ずれ測定器で測定することにより、半導体基板60と第1のレジストパターン92aとの位置ずれ量を測定する。
なお、その測定の結果、位置ずれ量が許容範囲を超えていることが判った場合には、第1のレジストパターン92aを除去した後、再び第1のレジストパターン92aを形成し直す。
続いて、図19(b)に示すように、第1のレジストパターン92aをマスクにしながら、熱酸化膜91を通じて半導体基板60にp型不純物をイオン注入することにより、第1の開口92bの下の半導体基板60のpウェル95を形成する。
この後に、第1のレジストパターン92aは除去される。
次に、図20(a)に示すように、上記の第1のレジストパターン92aと同様の方法を採用して、第3の開口97bと第4の開口97cとを備えた第2のレジストパターン97aを熱酸化膜91の上に形成する。
第1のレジストパターン29aと同様に、第2のレジストパターン97aを露光する際の露光装置と半導体基板60との位置合わせは、第1の凹部60aをアライメントマークとして使用することにより行われる。
また、第2のレジストパターン97aと半導体基板60との位置ずれ量は、第2の凹部60bを位置合わせマークとして使用し、第4の開口97cと第2の凹部60bの各々の側面の間隔dを位置ずれ測定器で測定することにより得られる。
そして、第2のレジストパターン97aをマスクにしながら、熱酸化膜91を通じて半導体基板60にn型不純物をイオン注入することにより、第3の開口97bの下の半導体基板60のnウェル96を形成する。
この後に、第2のレジストパターン97aは除去される。
続いて、図20(b)に示すように、フッ酸をエッチング液として使用するウエットエッチングにより熱酸化膜91を除去した後、エピタキシャル成長法により半導体基板60の上に半導体層100としてシリコン層を20nm〜30nm程度の厚さに形成する。そのエピタキシャル成長法で使用する成膜ガスとしては、例えばシランガスがある。
次に、図21(a)に示すように、pウェル95とnウェル96の間の半導体基板60をドライエッチングして素子分離溝60cを形成する。
そして、その素子分離溝60c内と半導体層100の各々の上に素子分離絶縁膜102としてCVD法で酸化シリコン膜を形成し、その素子分離絶縁膜102で素子分離溝60cを完全に埋め込む。
その後に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により半導体層100の上の余分な素子分離絶縁膜102を研磨して除去し、素子分離溝60c内にのみ素子分離絶縁膜102を残す。
次いで、図21(b)に示すように、半導体層100の表層を熱酸化することにより厚さが約1nm〜2nmのゲート絶縁膜105を形成する。
そして、そのゲート絶縁膜105と素子分離絶縁膜102の各々の上にポリシリコン膜を100nm程度の厚さに形成し、更にそのポリシリコン膜をパターニングすることにより、ゲート絶縁膜105の上にゲート電極106を形成する。
次に、図22に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、ゲート電極106をマスクにするイオン注入により、半導体層100にn型ソースドレインエクステンション107とp型ソースドレインエクステンション111を形成する。なお、n型不純物とp型不純物の打ち分けは不図示のレジストパターンを用いて行われる。
次いで、半導体基板60の上側全面にCVD法で酸化シリコン膜を形成し、その酸化シリコン膜をエッチバックしてゲート電極106の横に絶縁性サイドウォール108として残す。
そして、ゲート電極106と絶縁性サイドウォール108とをマスクにして、pウェル95とnウェル96の各々にイオン注入によりn型ソースドレイン領域109とp型ソースドレイン領域112とを形成する。
以上により、CMOS(Complementary MOS)プロセスによりn型MOSトランジスタTRnとp型MOSトランジスタTRpの基本構造が得られたことになる。これらのトランジスタにおいては、ノンドープの半導体層100がチャネルになる。
このように半導体層100をチャネルにすると、半導体基板60をチャネルにする場合と比較して、n型MOSトランジスタTRnとp型MOSトランジスタTRpの各々の閾値電圧Vthがばらつくのを抑制することができる。
上記した本実施形態によれば、図17(a)に示したように、pウェル95(図19(b))を形成する前のシリコン基板60の表面は無地であり、pウェル95を形成する際のマスクとなる第1のフォトレジスト膜92と露光装置との位置合わせに使用し得る目印がない。
よって、第1実施形態のように第1の凹部60aを形成するための専用のレチクル50を用い、これにより形成された第1のパターン60aをアライメントマークにして露光装置と半導体基板60との位置合わせ等をする実益がある。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 半導体基板の上に、第1乃至第4のコーナ部を有する矩形状のショット領域ごとに露光が行われるフォトレジスト膜を形成する工程と、
一部領域と、第1の方向に延在する第1の仮想分割線と、前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在して前記第1の仮想分割線と前記一部領域内で交わる第2の仮想分割線とで前記一部領域を分割してなり、それぞれマスクパターンを有する前記第1乃至第4の部分とを備えたレチクルを用いて、前記第1のコーナ部に前記第1の部分の投影像を重ねることにより、前記フォトレジスト膜に前記第1の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第2のコーナ部と前記第2の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第2の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第3のコーナ部と前記第3の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第3の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第4のコーナ部と前記第4の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第4の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
前記第1乃至第4の部分の各々の前記マスクパターンを露光した後、前記フォトレジスト膜を現像する工程と、
前記現像の後、前記フォトレジスト膜をマスクにして前記半導体基板をエッチングすることにより、前記マスクパターンに対応したパターンを形成する工程と、
前記パターンを形成した後、前記フォトレジスト膜を除去する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記第1の仮想分割線と前記第2の仮想分割線との交点を前記ショット領域のいずれかの頂点に位置合わせして、前記第1乃至第4の部分のマスクパターンをそれぞれ露光することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記第1乃至第4の部分の前記マスクパターンを露光する工程は、
それぞれ同時に前記ショット領域に隣接する他のショット領域にも前記マスクパターンを露光することを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記マークをアライメントマークとして使用することにより、前記半導体基板と露光装置との位置合わせを行う工程を更に有することを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記パターンを形成する工程の後に、前記半導体基板の上にレジストパターンを形成する工程と、
前記パターンを位置合わせマークとして使用することにより、前記レジストパターンと前記パターンとの位置ずれ量を測定する工程とを更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記第1乃至第4の部分の各々の前記マスクパターンを露光する前において、前記ショット領域の下の前記半導体基板の表面は無地であることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記フォトレジスト膜を除去する工程の後、前記半導体基板の上に半導体層を形成する工程と、
前記半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程とを更に有することを特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 前記半導体層を形成する工程の前に、前記半導体基板の表面に熱酸化膜を形成する工程と、
前記熱酸化膜を通じて前記半導体基板に不純物をイオン注入することにより、前記半導体基板にウェルを形成する工程と、
前記ウェルを形成した後に、前記熱酸化膜を除去する工程と、
前記熱酸化膜を除去した後、前記半導体基板に素子分離溝を形成する工程と、
前記素子分離溝に素子分離絶縁膜を形成する工程とを更に有することを特徴とする付記7に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9) 一部領域を備えた透明基板と、
前記一部領域を、第1の方向に延在する第1の仮想分割線と、前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在し前記一部領域内で前記第1の仮想分割線と交わる第2の仮想分割線とで分割してなり、それぞれマスクパターンを有する第1乃至第4の部分とを備え、
前記第1の仮想分割線及び第2の仮想分割線の交点は、半導体基板上に形成されたフォトレジスト膜の矩形状のショット領域のいずれかの頂点に対応することを特徴とするレチクル。
(付記10) 前記レチクルは前記一部領域を複数有し、
前記複数の一部領域はそれぞれ異なるマスクパターンを有することを特徴とする付記9に記載のレチクル。
1、50…レチクル、2、51…透明基板、3、53…マーク形成領域、6…遮光帯、7…シリコン基板、8…フォトレジスト膜、8a、T1〜T4…潜像、20…露光装置、21…光源、22…第1のミラー、23…シャッタ、24…フライアイレンズ、25…レチクルブラインド、26…第2のミラー、27…コンデンサレンズ、28…レチクルステージ、29…縮小投影レンズ、30…基板ステージ、55、56…マスクパターン、60…半導体基板、60a、60b…第1及び第2のパターン、61…フォトレジスト膜、61a、61b…第1及び第2の開口、60c…素子分離溝、91…熱酸化膜、92…第1のフォトレジスト膜、92a…第1のレジストパターン、92b、92c…第1及び第2の開口、95…pウェル、96…nウェル、100…半導体層、105…ゲート絶縁膜、106…ゲート電極、107…n型ソースドレインエクステンション、108…絶縁性サイドウォール、109…n型ソースドレイン領域、111…p型ソースドレインエクステンション、Re…露光領域、Rs…ショット領域、Rp…一部領域、I〜IV…第1〜第4の部分、O…交点、P…一部領域の投影像、PI〜PIV…第1〜第4の部分の投影像、S1〜S4…第1〜第4のコーナ部、V…頂点、L1…第1の仮想分割線、L2…第2の仮想分割線。

Claims (8)

  1. 半導体基板の上に、第1乃至第4のコーナ部を有する矩形状のショット領域ごとに露光が行われるフォトレジスト膜を形成する工程と、
    一部領域と、第1の方向に延在する第1の仮想分割線と、前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在して前記第1の仮想分割線と前記一部領域内で交わる第2の仮想分割線とで前記一部領域を分割してなり、それぞれマスクパターンを有する前記第1乃至第4の部分とを備えたレチクルを用いて、前記第1のコーナ部に前記第1の部分の投影像を重ねることにより、前記フォトレジスト膜に前記第1の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
    前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第2のコーナ部と前記第2の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第2の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
    前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第3のコーナ部と前記第3の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第3の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
    前記半導体基板と前記レチクルとを相対的に移動させることにより前記第4のコーナ部と前記第4の部分の投影像とを重ねて、前記フォトレジスト膜に前記第4の部分の前記マスクパターンを露光する工程と、
    前記第1乃至第4の部分の各々の前記マスクパターンを露光した後、前記フォトレジスト膜を現像する工程と、
    前記現像の後、前記フォトレジスト膜をマスクにして前記半導体基板をエッチングすることにより、前記マスクパターンに対応したパターンを形成する工程と、
    前記パターンを形成した後、前記フォトレジスト膜を除去する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の仮想分割線と前記第2の仮想分割線との交点を前記ショット領域のいずれかの頂点に位置合わせして、前記第1乃至第4の部分のマスクパターンをそれぞれ露光することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1乃至第4の部分の前記マスクパターンを露光する工程は、
    それぞれ同時に前記ショット領域に隣接する他のショット領域にも前記マスクパターンを露光することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記パターンをアライメントマークとして使用することにより、前記半導体基板と露光装置との位置合わせを行う工程を更に有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記パターンを形成する工程の後に、前記半導体基板の上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記パターンを位置合わせマークとして使用することにより、前記レジストパターンと前記パターンとの位置ずれ量を測定する工程とを更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1乃至第4の部分の各々の前記マスクパターンを露光する前において、前記ショット領域の下の前記半導体基板の表面は無地であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 一部領域を備えた透明基板と、
    前記一部領域を、第1の方向に延在する第1の仮想分割線と、前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在し前記一部領域内で前記第1の仮想分割線と交わる第2の仮想分割線とで分割してなり、それぞれマスクパターンを有する第1乃至第4の部分とを備え、
    前記第1の仮想分割線及び第2の仮想分割線の交点は、半導体基板上に形成されたフォトレジスト膜の矩形状のショット領域のいずれかの頂点に対応することを特徴とするレチクル。
  8. 前記レチクルは前記一部領域を複数有し、
    前記複数の一部領域はそれぞれ異なるマスクパターンを有することを特徴とする請求項7に記載のレチクル。
JP2012080500A 2012-03-30 2012-03-30 半導体装置の製造方法及びレチクル Expired - Fee Related JP5811007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080500A JP5811007B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 半導体装置の製造方法及びレチクル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012080500A JP5811007B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 半導体装置の製造方法及びレチクル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013211405A true JP2013211405A (ja) 2013-10-10
JP5811007B2 JP5811007B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=49529000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012080500A Expired - Fee Related JP5811007B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 半導体装置の製造方法及びレチクル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5811007B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111045290A (zh) * 2019-11-25 2020-04-21 上海华虹宏力半导体制造有限公司 共享对准层光罩的方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584927A (ja) * 1981-06-30 1983-01-12 Nec Ic Microcomput Syst Ltd パタ−ン作成方法
JPS62229923A (ja) * 1986-03-31 1987-10-08 Toshiba Corp 半導体チツプにマ−クを形成する方法
JP2005003965A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Adtec Engineeng Co Ltd 露光装置
JP2009258398A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Sony Corp 駆動基板、表示装置、電子機器、露光ずれ検査方法およびマスク
JP2009283857A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 San Ei Giken Inc 分割露光方法および分割露光装置
JP2011003605A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のアライメント方法、及び表示用パネル基板の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584927A (ja) * 1981-06-30 1983-01-12 Nec Ic Microcomput Syst Ltd パタ−ン作成方法
JPS62229923A (ja) * 1986-03-31 1987-10-08 Toshiba Corp 半導体チツプにマ−クを形成する方法
JP2005003965A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Adtec Engineeng Co Ltd 露光装置
JP2009258398A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Sony Corp 駆動基板、表示装置、電子機器、露光ずれ検査方法およびマスク
JP2009283857A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 San Ei Giken Inc 分割露光方法および分割露光装置
JP2011003605A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のアライメント方法、及び表示用パネル基板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111045290A (zh) * 2019-11-25 2020-04-21 上海华虹宏力半导体制造有限公司 共享对准层光罩的方法
CN111045290B (zh) * 2019-11-25 2024-02-06 上海华虹宏力半导体制造有限公司 共享对准层光罩的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5811007B2 (ja) 2015-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7244533B2 (en) Method of the adjustable matching map system in lithography
TW201428433A (zh) 微影系統及對準系統
US9437415B2 (en) Layer alignment in FinFET fabrication
US9024457B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2008041710A (ja) 照明光学装置、露光方法及び設計方法
JP2011119646A (ja) オーバーレイの方法及びその装置
US20080268350A1 (en) Semiconductor structure
US6815128B2 (en) Box-in-box field-to-field alignment structure
US6878506B2 (en) Method for manufacturing semiconductor device
KR100472411B1 (ko) 반도체 장치의 제조방법 및 오버레이 검사마크를 가진반도체 장치
US7096127B2 (en) Measuring flare in semiconductor lithography
JP5811007B2 (ja) 半導体装置の製造方法及びレチクル
US20170005015A1 (en) Monitor process for lithography and etching processes
JP2001351843A (ja) フォトマスクの作成方法及びアライメント方法
JP2004273612A (ja) 半導体装置及びその製造方法、フォトマスク
JP2002062635A (ja) レチクル及び半導体装置の製造方法
JP3828063B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4529099B2 (ja) レチクル、露光方法および半導体装置の製造方法
US8765495B1 (en) Method of forming pattern of doped region
JPH10213896A (ja) レチクル
JP2016152283A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2017134099A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002072444A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH11297588A (ja) 半導体装置の製造方法と測定装置
JP2013221986A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスクおよびその製造方法並びにそれを用いた半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5811007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees