JP2013209099A - キャップ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】予期せぬ操作により開封されることを防止することを目的とする。
【解決手段】注出筒部21を有する注出キャップ2と注出キャップ2を覆うオーバーキャップ3と注出筒部21を閉塞するシール部材4とを備え、注出キャップ2が雄ねじ部22を有し、オーバーキャップ3が外筒部30と雄ねじ部22に螺着される内キャップ部31と外筒部30及び内キャップ部31にヒンジ部39、38を介して連結された連結部32とを備え、内キャップ部31を雄ねじ部22に対して締め込む第一開封ステップから内キャップ部31を雄ねじ部22に対して緩める第二開封ステップまでの過程において内キャップ部31の係合部33がシール部材4に係合してシール部材4の弱化部42が破断して開封され、第一開封ステップにより内キャップ部31が外筒部30に対して相対的に下降すると共にヒンジ部38、39が屈曲して連結部32が反転変形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体の口部に装着されるキャップ組立体に関する。
この種のキャップ組立体として、従来、例えば下記特許文献1に示されているような、容器本体の口部を閉塞する封止部と、その封止部及び容器本体の口部を覆うと共に容器口部に螺着されたキャップと、からなるキャップ組立体が知られている。このキャップ組立体では、封止部が容器口部に対して薄肉部(弱化部)を介して連結されていると共に、封止部とキャップとの間に係合部が形成されている。
上記した従来のキャップ組立体によれば、キャップを開ける操作、つまり容器口部に螺着したキャップを緩める操作を行うことで、薄肉部が破断して封止部が容器口部から切り離されて開封される。さらに、開封後は、切り離された封止部がキャップと共に容器口部から着脱される。
特開2005−145494号公報
しかしながら、上記した従来のキャップ組立体では、例えば商品の流通時において、キャップを緩める方向に予期せぬ力が作用した場合に、不用意に開封されるおそれがある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、予期せぬ操作により開封されることを防止できるキャップ組立体を提供することを目的としている。
本発明に係るキャップ組立体は、容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に収容された内容物を注出する注出筒部を有する注出キャップと、該注出キャップを覆うオーバーキャップと、前記注出筒部を閉塞するシール部材と、を備えるキャップ組立体であって、前記注出キャップが雄ねじ部を有し、前記オーバーキャップが、前記容器本体に係合された外筒部と、該外筒部の内側に配設されていると共に前記雄ねじ部に螺着される内キャップ部と、前記外筒部と前記内キャップ部との間に配設されて該外筒部及び内キャップ部にそれぞれヒンジ部を介して連結された連結部と、を備え、前記内キャップ部を前記雄ねじ部に対して締め込む第一開封ステップの開始から該第一開封ステップの後に前記内キャップ部を前記雄ねじ部に対して緩める第二開封ステップまでの過程において、前記内キャップ部に設けられた係合部が前記シール部材に係合することで、該シール部材に設けられた弱化部が破断して開封されるように構成されており、前記第一開封ステップによって、前記内キャップ部が前記外筒部に対して相対的に下降すると共に前記ヒンジ部が屈曲して前記連結部が反転変形するように構成されていることを特徴としている。
上記した構成のキャップ組立体では、使用開始前、シール部材によって注出筒部が閉塞され、キャップ組立体が容器本体を密封している。一方、上記した構成のキャップ組立体を使用する際には、まず、内キャップ部を雄ねじ部に対して締め込む(第一開封ステップ)。このとき、内キャップ部が外筒部に対して相対的に下降すると共にヒンジ部が屈曲して連結部が反転変形し、オーバーキャップの外観形状が変形する。次に、内キャップ部を雄ねじ部に対して緩める(第二開封ステップ)。上記した第一開封ステップの開始から第二開封ステップまでの過程で、内キャップ部の係合部がシール部材に係合し、その結果、シール部材に設けられた弱化部が破断して開封される。続いて、内キャップ部を雄ねじ部に対して更に緩めてオーバーキャップを注出キャップから取り外すことで注出筒部が開放され、注出筒部から容器本体内の内容物を注出させることが可能となる。なお、本願における「開封」は、注出筒部が開放された状態を意味するのではなく、オーバーキャップを緩める操作だけで注出筒部を開放させることができるような状態を意味するものとする。
また、本発明に係るキャップ組立体は、前記シール部材が、前記注出筒部の開口部に着脱可能に嵌合して該開口部を閉塞する栓体と、前記注出筒部の外周に周設されていると共に前記弱化部を介して該栓体に連結された下筒体と、を備えており、前記シール部材が、前記下筒体の上方移動が規制されていることで、前記弱化部が破断されない限り前記栓体の嵌合状態が保持されており、前記栓体が、前記第一開封ステップによって前記内キャップ部に嵌合し、前記第二開封ステップにおいて前記内キャップ部と共に上昇するように構成されていることが好ましい。
このようなキャップ組立体の構成では、オーバーキャップが注出キャップから取り外されるときに、内キャップ部に嵌合した栓体が注出筒部から離脱し、注出筒部が開放される。また、使用後に、オーバーキャップを注出キャップに被せて締め込むことで、栓体が注出筒部の開口部に嵌合して注出筒部の開口部を閉塞するように設計することもできる。これにより、使用後のキャップ組立体における液漏れがより確実に防止される。
また、本発明に係るキャップ組立体は、前記第一開封ステップにおいて前記係合部によって前記下筒体が押し下げられて前記弱化部が破断するように構成されていることが好ましい。
このようなキャップ組立体の構成では、第一開封ステップにおいて、弱化部が破断して開封されると共に内キャップ部が外筒部に対して相対的に下降し、ヒンジ部が屈曲して連結部が反転変形する。つまり、開封される時にオーバーキャップの外観形状が変形するので、開封操作を行う際に、キャップ組立体が開封されたことを操作者自身が確実に判別することができる。
また、本発明に係るキャップ組立体は、前記注出筒部が、キャップ軸方向に延在するガイド筒部と、前記ガイド筒部の内側にキャップ軸方向に摺動可能に嵌合された可動筒部と、を備えており、前記シール部材が前記注出キャップの内側に配設され、前記シール部材の外縁と前記注出キャップの内周面とが前記弱化部を介して連結されており、前記第一開封ステップにおいて前記係合部によって前記可動筒部が前記ガイド筒部に沿って押し下げられることで前記可動筒部が前記シール部材を押圧して前記弱化部を破断させるように構成されているキャップ組立体であってもよい。
これにより、第一開封ステップにおいて、可動筒部が押し下げられ、その可動筒部によってシール部材が押圧され、その結果、弱化部が破断して開封される。また、このとき、内キャップ部が外筒部に対して相対的に下降すると共にヒンジ部が屈曲して連結部が反転変形するので、開封操作を行う際に、キャップ組立体が開封されたことを操作者自身が確実に判別することができる。
本発明に係るキャップ組立体によれば、予期せぬ操作により開封されることを防止できる。また、開封操作によって内キャップ部が外筒部に対して相対的に下降すると共に連結部が反転変形するので、開封操作が行われたことを外観で容易に判別することができる。
本発明に係る発明の第一実施形態を示す使用開始前のキャップ組立体の半断面図である。 本発明に係る発明の第一実施形態を示す開封後のキャップ組立体の半断面図である。 本発明に係る発明の第二実施形態を示す使用開始前のキャップ組立体の半断面図である。 本発明に係る発明の第一実施形態を示す開封後のキャップ組立体の半断面図である。
以下、本発明に係るキャップ組立体の第一及び第二の実施形態について、図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
まず、本発明に係るキャップ組立体の第一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すキャップ組立体1は、内容物を収容する容器本体10の口部11に装着されて容器本体10を密封する部材である。図1に示す鎖線Oは、キャップ組立体1の中心軸線Oである。なお、本実施形態では、中心軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、中心軸線Oに対して直交する方向を「径方向」とし、中心軸線O回りに旋回する方向を「周方向」とする。また、キャップ組立体1の閉塞端側を「上側」とし、キャップ組立体1の開放端側を「下側」とする。
図1に示すように、キャップ組立体1には、容器本体10の口部11に装着される注出キャップ2と、注出キャップ2及び容器本体10の口部11を覆うオーバーキャップ3と、注出キャップ2の注出筒部21を閉塞するシール部材4と、を備えている。
注出キャップ2は、中心軸線Oに対して垂直に配設された環状の上段部20と、上段部20の内縁から立設された注出筒部21と、上段部20の外縁から垂下された筒状の雄ねじ部22と、雄ねじ部22の下端から径方向外側に突出した環状の下段部23と、下段部23の外縁から垂下された筒状の装着部24と、下段部23の下面から垂下された嵌合筒部25と、を備えている。
上段部20は、平面視円環状の壁部であり、中心軸線Oを中心にして配設されている。注出筒部21は、容器本体10内に収容された内容物を注出するための筒部であり、中心軸線Oを中心に軸方向に沿って延在していると共に上方に向かって漸次縮径されている。注出筒部21の軸方向中間部の外周面には、径方向外側に突出した係合凸部27が設けられている。この係合凸部27は、注出筒部21の外周面全周に亘って延在する環状の凸条部である。また、注出筒部21の上端には、注出時の液切れを良くするためのリップ部28が設けられており、このリップ部28は、全周に亘って径方向外側に向かって湾曲された形状になっている。
雄ねじ部22は、外周面にねじ山26が形成された円筒部であり、中心軸線Oを中心に軸方向に沿って延在している。下段部23は、容器本体10の口部11の上端の上に配設される平面視円環状の壁部であり、中心軸線Oを中心にして配設されている。装着部24は、容器本体10の口部11の外周にアンダーカット嵌合又は螺合によって装着される筒部であり、中心軸線Oを中心に軸方向に沿って延在している。嵌合筒部25は、容器本体10の口部11の内側に嵌合される筒部であり、装着部24の内側に配置されていると共に中心軸線Oを中心に軸方向に沿って延在している。
シール部材4は、注出筒部21の開口部21aに着脱可能に嵌合して当該開口部21aを閉塞する栓体40と、注出筒部21の外周に周設されていると共に弱化部42を介して栓体40に連結された下筒体41と、を備えている。
栓体40には、注出筒部21の開口部21aの内側に嵌合する嵌合筒部43と、嵌合筒部43の下端を閉塞する閉塞壁部44と、嵌合筒部43の上端から径方向外側に突出したフランジ部45と、フランジ部45の下面から垂下する筒状の外周壁部46と、が備えられている。外周壁部46は、注出筒部21の上部の外周に周設されている。フランジ部45は、注出筒部21の上端の上に配設され、且つ、注出筒部21のリップ部28の外縁よりも径方向外側に突出されている。また、外周壁部46の外周面の上端部には、径方向外側に突出した係合凸部49が設けられている。この係合凸部49は、外周壁部46の外周面全周に亘って延在する環状の凸条部である。
下筒体41は、円筒形状の筒部であり、栓体40の外周壁部46の下方に位置すると共に注出筒部21の外周面との間に間隔をあけて配設されている。この下筒体41の上端には、径方向外側に突出したフランジ部47が全周に亘って形成されている。下筒体41の内周面には、径方向内側に突出した係合凸部48が形成されている。この係合凸部48は、下筒体41の内周面全周に亘って延在する環状の凸条部であり、注出筒部21の係合凸部27に対してアンダーカット嵌合している。これにより、下筒体41の注出筒部21に対する相対的な上方移動が規制されており、その結果、弱化部42が破断されない限り栓体40の注出筒部21に対する嵌合状態が保持されている。
弱化部42は、引張力が作用することで破断可能なブリッジ部であり、栓体40の外周壁部46の下端と下筒体41の上端との間に設けられている。この弱化部42は、周方向に間欠的に配設されている。なお、本実施形態では、弱化部42が周方向に連続的に延在する構成であってもよい。
オーバーキャップ3は、外筒部30と、外筒部30の内側に配設された内キャップ部31と、外筒部30の上端と内キャップ部31の上端の外縁との間に配設された連結部32と、を備えている。
外筒部30は、中心軸線Oを中心にして軸方向に沿って延在する円筒形状の筒部であり、容器本体10に係合するように構成されている。具体的に説明すると、外筒部30の下端は、容器本体10の胴部12と肩部13との間に形成された段差部14に着脱可能且つ中心軸線O回りに回転可能に嵌合される。
内キャップ部31は、雄ねじ部22に螺着される有頂筒状のキャップ部である。この内キャップ部31には、中心軸線Oに対して略垂直に配設された天壁部34と、天壁部34の外縁から垂下された周壁部35と、周壁部35の内側に配設されていると共に天壁部34の下面から垂下された筒状の係合部33と、が備えられている。
天壁部34は、平面視円形の壁部であり、上方に向かって凸状に湾曲している。周壁部35は、中心軸線Oを中心にして軸方向に沿って延在する円筒形状の筒部である。この周壁部35は、雄ねじ部22に螺着される雌ねじ筒部であり、注出キャップ2の下段部23の上方に配置されている。また、周壁部35の上端(天壁部34の外縁)は、外筒部30の上端よりも若干上方に位置している。この周壁部35の内周面には、雄ねじ部22のねじ山26に螺合されるねじ山36が形成されている。
係合部33は、中心軸線Oを中心にして軸方向に沿って延在する円筒形状の筒部である。この係合部33の内側には、シール部材4の栓体40が配置されている。また、係合部33は、シール部材4の下筒体41の上方に位置しており、より具体的には、係合部33の下端は、下筒体41のフランジ部47の上面から離間している。
上記した係合部33の内周面には、径方向内側に突出した係合凸部37が設けられている。この係合凸部37は、係合部33の内周面全周に亘って延在する環状の凸条部であり、シール部材4の栓体40の係合凸部49に対して上方から係合している。係合凸部37は、内キャップ部31の押し下げに伴い栓体40の係合凸部49を乗り越えることが可能であり、且つ、栓体40の係合凸部49を一旦乗り越えた後は、係合凸部49に対してアンダーカット嵌合して栓体40の内キャップ部31に対する相対的な下方移動を規制する。その結果、係合部33にアンダーカット嵌合した栓体40が内キャップ部31と共に上昇することになる。
連結部32は、中心軸線Oを中心とする平面視円環状の壁部である。連結部32の内周縁は、ヒンジ部38を介して内キャップ部31の上端の外縁に連結されており、連結部32の外周縁は、ヒンジ部39を介して外筒部30の上端に連結されている。上記したヒンジ部38、39は屈曲可能な薄肉部であり、連結部32の下面の内縁及び外縁に沿って延在するノッチによって形成されている。これらのヒンジ部38、39を介して外筒部30、連結部32及び内キャップ部31は一体に形成されている。また、連結部32は、全周に亘って径方向内側から外側に向かって下向きに傾斜しており、且つ、連結部32の上面は、天壁部34の上面に対してヒンジ部38を介して略面一的に連続している。その結果、連結部32の上面及び天壁部34の上面は、上方に向かって凸状に湾曲した1つの湾曲面を形成している。
次に、上記した構成からなるキャップ組立体1の作用について説明する。
上記した構成のキャップ組立体1では、使用開始前、図1に示すように、シール部材4によって注出筒部21が閉塞され、キャップ組立体1が容器本体10を密封している。このとき、仮に内キャップ部31を雄ねじ部22に対して緩めるようにオーバーキャップ3を開ける操作を行っても、シール部材4によって注出筒部21が閉塞されたままとなり、容器本体10の密封性が維持される。また、使用開始前、オーバーキャップ3の上面は、上向きに凸の湾曲した曲面となっている。
一方、上記した構成のキャップ組立体1を使用する際には、まず、キャップ組立体1を開封する操作を行う必要がある。この開封操作は、内キャップ部31を雄ねじ部22に対して締め込む第一開封ステップと、第一開封ステップの後に内キャップ部31を雄ねじ部22に対して緩める第二開封ステップと、からなる。
第一開封ステップは、図2に示すように、オーバーキャップ3を容器本体10に対して相対的に中心軸線O回りに回転させることで、内キャップ部31を雄ねじ部22に対して締め込む。これにより、オーバーキャップ3の内キャップ部31が注出キャップ2に対して相対的に下方に移動する。このとき、外筒部30の下端が容器本体10の段差部14に係合しており、外筒部30の下方移動が規制されているので、内キャップ部31が外筒部30に対して相対的に下降する。その結果、ヒンジ部38、39が屈曲して連結部32が反転変形し、連結部32が径方向外側から内側に向かって下向きに傾斜した形態となり、オーバーキャップ3の上面が窪んだ形状となる。
また、第一開封ステップにおいて、上述したように内キャップ部31が注出キャップ2に対して相対的に下方に移動するとき、シール部材4の栓体40は注出筒部21によって下方移動が規制されている。その結果、内キャップ部31はシール部材4に対して相対的に下方移動し、係合部33の係合凸部37が栓体40の係合凸部49を乗り越えて栓体40の係合凸部49に対してアンダーカット嵌合される。また、内キャップ部31がシール部材4に対して相対的に下方移動することで、内キャップ部31の係合部33の下端がシール部材4の下筒体41のフランジ部47の上面に当接して下筒体41を押し下げる。これにより、弱化部42に引張力が作用し、結果として弱化部42が破断してキャップ組立体1が開封される。
第二開封ステップは、第一開封ステップのときの回転方向と反対の方向にオーバーキャップ3を容器本体10に対して相対的に中心軸線O回りに回転させることで、内キャップ部31を雄ねじ部22に対して緩める。これにより、オーバーキャップ3がその上面が窪んだ形状のまま注出キャップ2に対して相対的に上方に移動する。このとき、上述したように栓体40の係合凸部49が内キャップ部31の係合部33の係合凸部37にアンダーカット嵌合されているので、栓体40は内キャップ部31と共に上方に移動する。そして、栓体40が注出筒部21の開口部21aから離脱すると共に内キャップ部31が雄ねじ部22から外れることで、係合部33の内側に栓体40が嵌合した状態でオーバーキャップ3が取り外される。その結果、注出筒部21の開口部21aが開放され、注出筒部21から容器本体10内の内容物を注出させることが可能となる。
また、使用後に、オーバーキャップ3を注出キャップ2に被せて内キャップ部31を雄ねじ部22に締め込むことで、オーバーキャップ3の係合部33に嵌合した栓体40が注出筒部21の開口部21aに再び嵌合し、注出筒部21の開口部21aが閉塞される。
上記したキャップ組立体1によれば、予期せぬ操作により開封されることを防止できる。また、開封操作によって内キャップ部31が外筒部30に対して相対的に下降すると共に連結部32が反転変形するので、開封操作が行われたことを外観で容易に判別することができる。
また、上記したキャップ組立体1によれば、使用後に、オーバーキャップ3を注出キャップ2に被着させることで、栓体40によって注出筒部21の開口部21aが再び閉塞されるので、使用後のキャップ組立体1における液漏れをより確実に防止することができる。
さらに、上記したキャップ組立体1によれば、第一開封ステップにおいて、弱化部42が破断してキャップ組立体1が開封されると共に内キャップ部31が外筒部30に対して相対的に下降すると共に連結部32が反転変形するので、開封操作を行う際に、キャップ組立体1が開封されたことを操作者自身が確実に判別することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係るキャップ組立体の第二実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。なお、上述した第一実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略するものとする。
図3に示すキャップ組立体101は、上述した第一実施形態と異なる注出キャップ102及びシール部材104を備えている。
注出キャップ102の注出筒部121は、環状の上段部20の内縁から立設されたガイド筒部121Aと、ガイド筒部121Aの内側に嵌合された可動筒部121Bと、を備えている。本実施形態では、注出キャップ102のうち、ガイド筒部121A、上段部20、雄ねじ部22、下段部23、装着部24及び嵌合筒部25が一体に形成されており、可動筒部121Bだけが別体に形成されている。
ガイド筒部121Aは、中心軸線Oを中心にして軸方向に延在する直筒状の筒部である。このガイド筒部121Aの内周面には、係合凹部129が形成されている。
可動筒部121Bは、多段状の筒体であり、小径の下筒部121aと、大径の上筒部121bと、下筒部121aの上端と上筒部121bの下端との間に配設された段差部121cと、上筒部121bの上端に設けられたリップ部121dと、を備えている。下筒部121aの下部は、ガイド筒部121A内に軸方向に摺動可能に嵌合されており、この下筒部121aの下部の外周面には、ガイド筒部121Aの係合凹部129に係合する係合凸部121eが形成されている。また、上筒部121bの内側には、内キャップ部31の係合部33が脱着可能に嵌合されており、この係合部33の下端が段差部121cの上面に係止されている。
本実施形態におけるシール部材104は、注出キャップ102の内側に配設されて注出キャップ102の内側を遮蔽する隔壁部であり、中心軸線Oに対して垂直に配設された平面視円形の壁部である。このシール部材104の外縁は、ガイド筒部121Aの下端に弱化部142を介して連結されている。この弱化部142は、シール部材104の外縁に沿って周方向に連続的に延在する薄肉部となっている。ただし、シール部材104の周方向の一部が、屈曲可能であるが破断されない屈曲部143を介してガイド筒部121Aの下端に連結されている。
次に、上記した構成からなるキャップ組立体101の作用について説明する。
上記した構成のキャップ組立体101では、使用開始前、図3に示すように、シール部材104によってガイド筒部121Aの下端が閉塞され、キャップ組立体101が容器本体10を密封している。このとき、仮に内キャップ部31を雄ねじ部22に対して緩めるようにオーバーキャップ3を開ける操作を行っても、シール部材104によってガイド筒部121Aが閉塞されたままとなり、容器本体10の密封性が維持される。
一方、上記した構成のキャップ組立体101を使用する際には、まず、図4に示すように、内キャップ部31を雄ねじ部22に対して締め込む第一開封ステップを行う。これにより、オーバーキャップ3の内キャップ部31が注出キャップ102及び外筒部30に対して相対的に下方に移動する。その結果、ヒンジ部38、39が屈曲して連結部32が反転変形すると共に、内キャップ部31の係合部33が可動筒部121Bを押し下げ、可動筒部121Bの係合凸部121eが係合凹部129から外れて可動筒部121Bがシール部材104を押圧する。その結果、弱化部142に引張力が作用して弱化部142が破断し、キャップ組立体101が開封される。
続いて、内キャップ部31を雄ねじ部22に対してさらに締め込むことで、可動筒部121Bがガイド筒部121Aに対して相対的に下方に移動し、可動筒部121Bの段差部121cがガイド筒部121Aの上端に係止されると共に、可動筒部121Bの係合凸部121eがガイド筒部121Aの下端にアンダーカット嵌合される。また、可動筒部121Bが下方に移動することで、可動筒部121Bによってシール部材104が下方に押し込まれ、屈曲部143が屈曲してシール部材104が回転し、ガイド筒部121Aの下端が開放される。このとき、シール部材104が屈曲部143を介してガイド筒部121Aの下端に連結されているので、シール部材104が注出キャップ102から分離されず、シール部材104が容器本体10内に落下することが防止される。
次に、内キャップ部31を雄ねじ部22に対して緩める第二開封ステップを行う。これにより、オーバーキャップ3がその上面が窪んだ形状のまま注出キャップ102に対して相対的に上方に移動し、注出キャップ102から取り外される。また、このとき、可動筒部121Bの係合凸部121eがガイド筒部121Aの下端にアンダーカット嵌合されているので、可動筒部121Bの上方移動が規制されている。このため、内キャップ部31の上方移動に伴い、係合部33が可動筒部121Bの上筒部121bから引き抜かれ、上筒部121bが開放され、注出筒部121から容器本体10内の内容物を注出させることが可能となる。
上記したキャップ組立体101によれば、第一開封ステップにおいて、弱化部142が破断してキャップ組立体101が開封されると共に、オーバーキャップ3の外観形状が変形するので、開封操作を行う際にキャップ組立体101が開封されたことを操作者自身が確実に判別することができる。
以上、本発明に係るキャップ組立体の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した第一、第二実施形態では、注出キャップ2、102に下段部23及び装着部24が備えられ、雄ねじ部22が容器本体10の口部11の上方に配設されているが、本発明は、雄ねじ部22が容器本体10の口部11に設けられ、下段部23及び装着部24が省略された構成にすることも可能である。また、上記した第一実施形態において、天壁部34を設けなくてもよい。
また、上記した第一、第二実施形態では、第一開封ステップにおいて、弱化部42、142が破断してキャップ組立体1、101が開封されると共に、オーバーキャップ3の外観形状が変形する構成となっているが、本発明は、第一開封ステップの開始から第二開封ステップまでの過程で、弱化部が破断してキャップ組立体が開封される構成であればよい。例えば、第一実施形態と同様の構成において、第一開封ステップにおいて係合部33が下筒体41を押し下げない構成であってもよい。この場合、第一開封ステップにおいて弱化部42が破断されず、第二開封ステップにおいて内キャップ部31と共に栓体40が引き上げられたときに弱化部42に引張力が作用して弱化部42が破断し、キャップ組立体1が開封される。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、101 キャップ組立体
2、102 注出キャップ
3 オーバーキャップ
4、104 シール部材
10 容器本体
11 口部
21、121 注出筒部
22 雄ねじ部
30 外筒部
31 内キャップ部
32 連結部
33 係合部
38、39 ヒンジ部
40 栓体
41 下筒体
42、142 弱化部
121A ガイド筒部
121B 可動筒部

Claims (4)

  1. 容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に収容された内容物を注出する注出筒部を有する注出キャップと、該注出キャップを覆うオーバーキャップと、前記注出筒部を閉塞するシール部材と、を備えるキャップ組立体であって、
    前記注出キャップが雄ねじ部を有し、
    前記オーバーキャップが、
    前記容器本体に係合された外筒部と、
    該外筒部の内側に配設されていると共に前記雄ねじ部に螺着される内キャップ部と、
    前記外筒部と前記内キャップ部との間に配設されて該外筒部及び内キャップ部にそれぞれヒンジ部を介して連結された連結部と、
    を備え、
    前記内キャップ部を前記雄ねじ部に対して締め込む第一開封ステップの開始から該第一開封ステップの後に前記内キャップ部を前記雄ねじ部に対して緩める第二開封ステップまでの過程において、前記内キャップ部に設けられた係合部が前記シール部材に係合することで、該シール部材に設けられた弱化部が破断して開封されるように構成されており、
    前記第一開封ステップによって、前記内キャップ部が前記外筒部に対して相対的に下降すると共に前記ヒンジ部が屈曲して前記連結部が反転変形するように構成されていることを特徴とするキャップ組立体。
  2. 請求項1に記載のキャップ組立体において、
    前記シール部材が、
    前記注出筒部の開口部に着脱可能に嵌合して該開口部を閉塞する栓体と、
    前記注出筒部の外周に周設されていると共に前記弱化部を介して該栓体に連結された下筒体と、
    を備えており、
    前記シール部材が、前記下筒体の上方移動が規制されていることで、前記弱化部が破断されない限り前記栓体の嵌合状態が保持されており、
    前記栓体が、前記第一開封ステップによって前記内キャップ部に嵌合し、前記第二開封ステップにおいて前記内キャップ部と共に上昇するように構成されていることを特徴とするキャップ組立体。
  3. 請求項2に記載のキャップ組立体において、
    前記第一開封ステップにおいて前記係合部によって前記下筒体が押し下げられて前記弱化部が破断するように構成されていることを特徴とするキャップ組立体。
  4. 請求項1に記載のキャップ組立体において、
    前記注出筒部が、キャップ軸方向に延在するガイド筒部と、前記ガイド筒部の内側にキャップ軸方向に摺動可能に嵌合された可動筒部と、を備えており、
    前記シール部材が前記注出キャップの内側に配設され、前記シール部材の外縁と前記注出キャップの内周面とが前記弱化部を介して連結されており、
    前記第一開封ステップにおいて前記係合部によって前記可動筒部が前記ガイド筒部に沿って押し下げられることで前記可動筒部が前記シール部材を押圧して前記弱化部を破断させるように構成されていることを特徴とするキャップ組立体。
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