JP2009269624A - 注出栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】分別回収が容易に行える注出栓を提案する。
【解決手段】内筒1aと外筒1bを同心二重配置にしてその相互間に下向きに開放された環状溝mを形成し該環状溝mに容器の口部を嵌合させて固定保持するベース1と、このベース1の上部に一体的に設けられた環状周壁2と、この環状周壁2の内側に設けられプルリング3bによる閉塞壁3aの引きちぎりによって注出経路を開口させて容器内の内容物の排出を可能とする注出筒3と、この注出筒3を覆い隠す収納空間を有し環状周壁2の外側壁に着脱自在に係合するキャップ4とを備えた注出栓において、外筒1bの下端部に、該外筒1bの全周を取り囲む環状体5を設け、この環状体5と外筒1bとの相互間に、それらを複数箇所においてつなぎ止める薄肉連結片6を配設する。そして、環状体5に、容器の口部を環状溝mから引き抜く際にその回りの少なくとも一箇所を幅方向に沿って分断する弱化部7を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器の口部に装着するのに好適な注出栓に関するものであり、容器の廃棄に際して該注出栓を口部から取り外し容器の構成部材を同材質毎に回収する、いわゆる分別回収につき、その回収率をより一層高めようとするものである。
醤油やドレッシング等の調味材を入れる容器は、その口部に、プルリングの引き起こしにより閉塞壁部を引きちぎって開封するバージンタイプの注出栓が装着されており、容器内の内容物を使い切るまでの間はねじ込み式のキャップやアンダーカットタイプのキャップを注出栓に適合させて容器を密封状態に保持するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2548506号明細書
ところで、この種の容器は、容器本体部分、注出栓(中栓)、キャップはそれぞれ異種材にて構成されているのが普通であり、使用済み容器を廃棄するに当たっては、各構成部材を個別に分別して回収することが資源の有効活用を図るうえで重要になるところ、とくに、注出栓のベースについては、下向きに開放された環状溝部において容器の口部に強固に嵌合しているため簡単に取り外すことができず分別回収を実現するのが難しい状況にあった。
この点に関する先行技術としては、容器体口頸部へ嵌合させる中栓の外筒に適当数の深溝を設け、その溝底部を肉薄の柔軟部ないし破断部とし、中栓の雄ねじ筒外面へ螺合させたキャップ雌ねじ筒下端から外向きフランジ状頂壁を介して垂下する抱持筒を外筒の外面へ嵌着させる一方、外向きフランジ状頂壁に少数の破断容易な連結子を残して切離し溝を周設し溝の各対向面から、締付け方向への雄ねじ筒回動において互いに接する係合突部を設けたノズル兼用中栓付き容器が知られている(例えば、特許文献1参照)が、この中栓付き容器はその構造が比較的複雑であることから高い成形精度でもって効率的に製造するには製造手法について未だ改善の余地が残されていた。
実開平7−2250号公報
本発明の課題は、容器の廃棄に際しては比較的簡単な操作のもとで容器の口部から取り外すことができる注出栓を提案するところにある。
本発明は、内筒と外筒を同心二重配置にしてその相互間に下向きに開放された環状溝を形成し該環状溝に容器の口部を嵌合させて固定保持するベースと、このベースの上部に一体的に設けられた環状周壁と、この環状周壁の内側に設けられプルリングによる閉塞壁の引きちぎりによって注出経路を開口させて容器内の内容物の排出を可能とする注出筒と、この注出筒を覆い隠す収納空間を有し環状周壁の外側壁に着脱自在に係合するキャップとを備えた注出栓であって、
前記外筒の下端部に、該外筒の全周を取り囲む環状体を設け、この環状体と外筒との相互間に、それらを複数箇所においてつなぎ止める薄肉連結片を配設してなり、
前記環状体は、容器の口部を環状溝から引き抜く際にその回りの少なくとも一箇所を幅方向に沿って分断する弱化部を有する、ことを特徴とする注出栓である。
上記の構成になる注出栓においてキャップは、容器の口部突端に位置する天面壁と、この天面壁の縁部に一体的につながり容器の口部側壁を全周にわたって取り囲む周壁と、この周壁の下端にてヒンジを介して反転可能に連結するリングにて構成するのが好ましい。
周壁とリングとの間には、それらを複数箇所にて相互に連結するとともに該環状体からの引き離しによる破断を可能とするブリッジと、凸部を凹部に入れ込み周壁の環状体に対する回動を阻止する回り止めを設けることができる。
注出栓に引き抜き力を加えると、外筒は容器の口部における凸部(凸部と凸部が互いに係合して抜け止めされるアンダーカット係合を形成するための突起)を乗り越えようとして径が拡大され、この時、環状体には該環状体の回りに沿う引張力が作用して該環状体そのものが弱化部から破断することとなり、環状体が破断された状態においては、注出栓の口部に対する嵌合力は小さくなるため該注出栓の取り外しが容易となる。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1〜5は本発明にしたがう注出栓の実施の形態を示した図である。
図における符号1は注出栓のベースである。このベース1は内筒1aと、外筒1bを同心二重に配置してその相互間に下向きに開放された環状溝mを形成するものであって、該環状溝mに容器の口部が嵌合(凸部と凸部を相互に係合させて抜け止めするアンダーカット係合)するようになっている。
また、2はベース1の上部に一体的に設けられた環状周壁、3は環状周壁2の内側に一体的に配置された注出筒である(ベース1、環状周壁2、注出筒3を全て合わせて中栓と呼ぶこともできる)。この注出筒3には注出経路rを閉塞する閉塞壁3aが設けられており、この閉塞壁3aにつながるプルリング3bの引き起こしにより該閉塞壁3aを破断予定溝Sに沿って引きちぎることにより注出経路rを開放することができるようになっている。
4は注出筒3を覆い隠す収納空間を有し、環状周壁2の外側壁に設けられたねじ部に着脱自在に係合するキャップである。このキャップ4は天面壁4aと、この天面壁4aの縁部に一体的につながる周壁4bからなっている。
5は外筒1bの下端部に設けられ該外筒1bの全周を取り囲む環状体である。この環状体5は容器の口部に注出栓を嵌合させる際に外筒1bの径が外側に拡がるのをある程度抑制する箍として機能する。また、6は環状体5と外筒1bとの相互間に配設された薄肉連結片である。この薄肉連結片6は環状体5と外筒1bとをその下端部でつなぎ止めるものであって、間隔をおいてその周りの複数箇所に設けられている。この薄肉連結片6は環状体5を上方へ引き上げるか下方へ引き上げることにより切離すことができる厚さに設定され、その中央部を上方へ向けて凸となるように屈曲させておくことができる。
また、7は環状体5に設けられた弱化部である(図1、3参照)。この弱化部7は切欠等により薄肉化された薄肉部にて形成することができ、外筒1bの拡径(外筒1bの凸部1b′が口部の凸部tを乗り越える際に拡径される。図5参照)によって該環状体5に大きな引張力が付与された時(注出栓を口部から取り外すべく引き抜き力を付加した場合等)該環状体5をその幅方向(図中上下方向)に分断する。
かかる構成になる注出栓は、環状体5が弱化部7において分断された場合、外筒1bが外側へと拡がり易くなり口部に対する嵌合力が弱まるため比較的小さな引き抜き力でもって注出栓の取り外しが可能となる。
図6は本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を示した外観斜視図である。
図における符号8はキャップ4の周壁4bの下端に設けられたリング、9はリング8を反転可能に周壁4bに連結するヒンジ、10キャップ4の周壁4bとリング8とを切離し可能に連結するブリッジ(薄肉片)、11は周壁4bに一体的に設けた凸部11aをリング8の上端に設けた凹部11b(凸部を二つ設けてその間に凹部を形成したもの)に入れ込みキャップ4のリング8に対する回動を阻止する回り止めである。
かかる構成のキャップ4は環状周壁2から取り外した状態でキャップ4とリング8とを相互に離反させる向きに力を加えることによりブリッジ10を破断してリング8を図7に示すように反転させることができるものであり、この反転状態で図8に示す如く再び環状周壁2に取付け、該リング8に指を引っ掛けて上方へ引き上げることで注出栓の取り外しが簡単に行える。
ヒンジ9は帯状体にて構成することが可能であり、その幅端に沿うようにリング8あるいはキャップ4の周壁4bにスリットeを設けておくことによりリング8の反転が容易となる(図6参照)。
また、ヒンジ9が設けられた対向位置でリング8の上端部に指掛け用の凹部12を設けておくことができ(図7参照)、これにより周壁4bとリング8との引き離しが容易に行える。この凹部12にはブリッジ10と同様のブリッジ13を設けることができる。ブリッジ13は指を引っ掛ける突起としてもよいし、ブリッジ13そのものの設置を省略することも可能であり、ブリッジ13の設置を省略した場合には凹部12のみが存在することになる。
とくに上掲図6に示したキャップ4は、合成樹脂を射出成形することにより単一部材として成形できるものであって、部品点数が増える不具合が生じることはない。
回り止め11については凸部11aを周壁4bに設け、凹部11bをリング8に設けた場合について示したが、凹部を周壁4bに、凸部11aをリング8に設けてもよい。また、凸部11aは周壁2の径方向外側へ向けて突出させるタイプの他に下向きに突出させてもよく、キャップのサイズや形状に応じて適宜変更し得る。また、弱化部7は一つ設ける場合について示したが複数設けることができるのはいうまでもない。
分別回収を容易に行うことが可能な注出栓が提供できる。
本発明にしたがう注出栓の実施の形態を示した図である。 図1に示した注出栓の要部拡大図である。 図1に示した注出栓のベースの外筒と環状体の配置状況を示した底面図である。 図1に示した注出栓を容器の口部に嵌合させた状態を示した図である。 図4の要部拡大図である。 本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を示した図である。 図6に示した注出栓におけるキャップの外観斜視図である。 注出栓の取り外し要領の説明図である。
符号の説明
1 ベース
1a 内筒
1b 外筒
2 環状周壁
3 注出筒
3a 閉塞壁
3b プルリング
4 キャップ
5 環状体
6 薄肉連結片
7 弱化部
8 リング
9 ヒンジ
10 ブリッジ
11 回り止め
11a 凸部
11b 凹部
12 凸部

Claims (3)

  1. 内筒と外筒を同心二重配置にしてその相互間に下向きに開放された環状溝を形成し該環状溝に容器の口部を嵌合させて固定保持するベースと、このベースの上部に一体的に設けられた環状周壁と、この環状周壁の内側に設けられプルリングによる閉塞壁の引きちぎりによって注出経路を開口させて容器内の内容物の排出を可能とする注出筒と、この注出筒を覆い隠す収納空間を有し環状周壁の外側壁に着脱自在に係合するキャップとを備えた注出栓であって、
    前記外筒の下端部に、該外筒の全周を取り囲む環状体を設け、この環状体と外筒との相互間に、それらを複数箇所においてつなぎ止める薄肉連結片を配設してなり、
    前記環状体は、容器の口部を環状溝から引き抜く際にその回りの少なくとも一箇所を幅方向に沿って分断する弱化部を有する、ことを特徴とする注出栓。
  2. 前記キャップは、容器の口部突端に位置する天面壁と、この天面壁の縁部に一体的につながり容器の口部側壁を全周にわたって取り囲む周壁と、この周壁の下端にてヒンジを介して反転可能に連結するリングからなり、該リングはその内周面に、係止環状体の拡径を抑制する突起を有する、請求項1記載の注出栓。
  3. 前記周壁とリングとの間に、それらを複数箇所にて相互に連結するとともに該環状体からの引き離しによる破断を可能とするブリッジと、凸部を凹部に入れ込み周壁の環状体に対する回動を阻止する回り止めを設けた請求項1又は2記載の注出栓。
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