JP2013208672A - ロボットハンド、ロボット、及び取外方法 - Google Patents

ロボットハンド、ロボット、及び取外方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被取付部材に取付けられた取付部材の取外しの作業効率が向上したロボットハンド、ロボット、及び取外方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本実施例のロボットハンドは、被取付部材に係合した複数の係合部、前記被取付部材との間に隙間を有し前記複数の係合部に連結した連結部、を含む取付部材の前記連結部の前記被取付部材側を支持する複数の支持部と、前記複数の支持部によって支持された前記連結部の間の部分を前記被取付部材側へ押すことにより、前記取付部材を変形させて前記複数の係合部を前記被取付部材から離脱させる押圧部と、を含む。
【選択図】図13

Description

本発明は、ロボットハンド、ロボット、及び取外方法に関する。
生産現場等において、被取付部材に取付けたれた取付部材を取外す作業を行う場合がある。特許文献1、2には、このような被取付部材と取付部材とが記載されている。
特開2009−135410号公報 特開2010−93368号公報
被取付部材から取付部材の取外し作業の効率が悪いと生産性が低下するおそれがある。
本発明は、被取付部材に取付けられた取付部材の取外しの作業効率が向上したロボットハンド、ロボット、及び取外方法を提供することを目的とする。
本明細書に開示のロボットハンドは、被取付部材に係合した複数の係合部、前記被取付部材との間に隙間を有し前記複数の係合部に連結した連結部、を含む取付部材の前記連結部の前記被取付部材側を支持する複数の支持部と、前記複数の支持部によって支持された前記連結部の間の部分を前記被取付部材側へ押すことにより、前記取付部材を変形させて前記複数の係合部を前記被取付部材から離脱させる押圧部と、を含む。
本明細書に開示のロボットは、前記ロボットハンドと、前記ロボットハンドを装着可能なロボットアームと、を含む。
本明細書に開示の取外方法は、被取付部材に係合する複数の係合部、前記被取付部材との間に隙間を有して前記複数の係合部に連結した連結部、を含む取付部材の前記連結部と前記被取付部材側との間に、複数の支持部を同一軸周りに一方向に回転させて挿入し、前記複数の支持部によって支持された前記連結部の間の部分を前記被取付部材側へ押して前記連結部を変形させて前記複数の係合部を前記被取付部材から離脱させる。
被取付部材に取付けられた取付部材の取外しの作業効率が向上したロボットハンド、ロボット、及び取外方法を提供できる。
図1は、本実施例のロボットの例示図である。 図2は、ロボットの概略図である。 図3A〜3Cは、プリント基板への作業の説明図である。 図4A〜4Cは、プリント基板への作業の説明図である。 図5A〜5Cは、それぞれフレーム、ブリッジ、シールドケースの説明図である。 図6は、本実施例のハンドの説明図である。 図7は、本実施例のハンドの説明図である。 図8は、本実施例のハンドの説明図である。 図9は、制御部が実行する処理の一例を示したフローチャートである。 図10A〜10Cは、ハンドによる取外作業の説明図である。 図11A〜11Cは、ハンドによる取外作業の説明図である。 図12A、12Bは、ハンドによる取外作業の説明図である。 図13は、ハンドによる取外作業の説明図である。 図14は、ハンドによる取外作業の説明図である。 図15A〜15Cは、ハンドによる取外作業の説明図である。 図16A、16Bは、本実施例のハンドとは異なる構造のハンドの説明図である。 図17A、17Bは、本実施例のハンドとは異なる構造のハンドの説明図である。
図1は、本実施例のロボットRの例示図である。ロボットRは、ロボットアーム(以下、アームと称する)RR、アームRRの先端に装着されたロボットハンド(以下、ハンドと称する)RHを含む。アームRRは、ロボットハンドを装着可能なロボットアームの一例である。ロボットRは、詳しくは後述するがプリント基板Pから所定の部材を取外す。図2は、ロボットRの概略図である。ロボットRは、更に制御部C、アーム駆動機構RD、電磁弁機構V、を含む。アーム駆動機構RDはロボットRを駆動するものであり複数のアクチュエータ等を含む。電磁弁機構Vは、詳しくは後述するがハンドRHに圧縮空気を供給してハンドRHを駆動する複数の電磁弁を含む。制御部Cは、CPU、ROM、RAMを含む。ROMには、アーム駆動機構RD、電磁弁機構V、の駆動を制御するためのプログラムが記憶されている。CPUは、操作指令やセンサからの入力に応じてプログラムを読み出して所定の処理を実行する。
次に、プリント基板Pへの作業について説明する。図3A〜4Cは、プリント基板Pへの作業の説明図である。プリント基板Pは、例えば携帯電話の部品であるが、これ以外の電子機器に使用されるものであってもよい。図3Aに示すように、プリント基板Pには、複数の電子部品Eが配置されている。電子部品Eの端子がプリント基板P上に印刷又は塗布された半田と接続するようにして電子部品Eはプリント基板P上に配置されている。
図3Bに示すように、本実施例のロボットRとは異なるロボットのハンドにより、ブリッジ80が取付けられたフレーム70をプリント基板P上に配置する。フレーム70は枠状である。詳しくは後述するが、フレーム70は被取付部材の一例であり、ブリッジ80は被取付部材に取付けられた取付部材の一例である。尚、上記のロボットのハンドは、空気を吸引することによってフレーム70に取付けられたブリッジ80を吸着可能である。このハンドがフレーム70を吸着した状態でプリント基板P上にまでフレーム70、ブリッジ80を搬送し、空気の吸引を停止することにより、フレーム70、ブリッジ80をプリント基板P上に配置する。詳しくは後述するが、ブリッジ80は、フレーム70をハンドによって搬送するためにフレーム70取付けられている。従って、作業の後半ではフレーム70からブリッジ80が取外される。
フレーム70は電子部品Eを囲うようにプリント基板P上に配置される。フレーム70が配置されるプリント基板P上の部分には予め半田が塗布又は印刷されている。プリント基板P上にフレーム70、ブリッジ80、電子部品Eが配置された状態で、プリント基板Pをリフロー炉内で加熱し、半田を溶融する。リフロー炉からプリント基板Pを取り出して半田を凝固させる。これにより、電子部品E、フレーム70はプリント基板Pに実装される。
図3C、4Aに示すように、本実施例のロボットRを用いてフレーム70からブリッジ80を取外す。次に、図4B、4Cに示すように、本実施例のロボットRとは異なるロボットを用いてシールドケース90をフレーム70に組みつける。これにより、電子部品Eはシールドされる。以上のようにしてプリント基板Pへの作業が行われる。
図5A〜5Cは、それぞれフレーム70、ブリッジ80、シールドケース90の説明図である。フレーム70、ブリッジ80、シールドケース90は金属製であり、例えば弾性変形可能なステンレス製である。図5Aに示すように、フレーム70は枠状であり中央に開口74が形成されている。フレーム70は略矩形状である。短辺に相当する外側壁78aには突起79aが形成され、長辺に相当する外側壁78cには3つの突起79cが形成されている。図5Aでは示されていないその他の外側壁にも同様に突起が設けられている。
図5Bに示すように、ブリッジ80は、吸着部84、脚部86a〜86d、直立部87a〜87d、係合部88a〜88dを含む。脚部86a、86bの各長さは、脚部86c、86dの各長さよりも長い。脚部86a〜86dは水平方向に延びている。脚部86a、86bは同一方向に直線状に延びている。脚部86c、86dは、同一方向に直線状に延びている。脚部86a、86bの延びた方向と、脚部86c、86dの延びた方向とは直交している。吸着部84は、脚部86a〜86dが接続された部分に形成されている。吸着部84は、ブリッジ80の略中央部に位置し略円形である。吸着部84は、プリント基板P上にブリッジ80が取付けられたフレーム70を配置する際に、本実施例のハンドRHとは異なるハンドにより吸着される部分である。図3Bに示したように、吸着部84がハンドによって吸着されて、フレーム70及びブリッジ80がプリント基板P上の所定の位置まで搬送される。脚部86a〜86dから任意に選ばれた少なくとも2つは、被取付部材との間に隙間を有し複数の係合部に連結した連結部の一例である。
脚部86aの先端には、係合部88a、孔89aが形成されている。脚部86b〜86dについても同様である。係合部88a〜88dは、フレーム70の4つの外側壁にそれぞれ係合するように折り曲げられている。また、係合部88aには、突起79aと嵌合する孔89aが形成されている。係合部88b〜88dも同様である。直立部87aは、係合部88aから鉛直上方に延び脚部86aに連続している。直立部87b〜87dも同様である。係合部88a、88b間の距離は、フレーム70の2つの短辺間の距離に対応している。係合部88c、88d間の距離は、フレーム70の2つの長辺間の距離に対応している。
ブリッジ80の係合部88a〜88dがフレーム70の外側壁に当接して、孔89aが外側壁78aに形成された突起79aに係合し、孔89cが外側壁78cに形成された一つの突起79cに係合する。また、係合部88b、88dのそれぞれに形成された孔も、フレーム70のその他の外側壁に形成された突起に係合する。これにより、フレーム70にブリッジ80が取付けされる。尚、直立部87a〜87dが鉛直上方に延びていることにより、フレーム70にブリッジ80を取付た場合には、吸着部84、脚部86a〜86dはフレーム70に当接せず、所定の隙間を有して離間する。
図5Cに示すように、シールドケース90は略平板状である。シールドケース90は、略矩形状の天井壁94、天井壁94の各辺から鉛直下方に折り曲げられた外側壁を含む。天井壁94の一方の短辺側には複数の外側壁98aが折り曲げられている。外側壁98aの一つには孔99aが形成されている。天井壁94の他方の短辺側の構造も同様である。天井壁94の一方の長辺側には複数の外側壁98cが折り曲げられている。複数の外側壁98cには、部分的に2つの孔99c、一つの切欠き99c1が形成されている。天井壁94の他方の長辺側の構造も同様である。フレーム70の外側壁とシールドケース90の外側壁とが当接して突起79aに孔99aが係合し、3つの突起79cのそれぞれに2つの孔99cと一つの切欠き99c1とが係合する。また、シールドケース90のその他の外側壁に形成された孔も、フレーム70のその他の外側壁に形成された突起と係合する。これにより、図4Cに示すようにフレーム70にシールドケース90が取付けられる。
図6〜8は、本実施例のハンドRHの説明図である。ハンドRHは、固定板11、支持板13、回転シリンダ22、中継部材30、ストッパ36a、36b、押圧軸40、支持部材50a〜50d等を含む。図6に示すように、固定板11はアームRRの先端に着脱可能となるように固定される。ロボットRの動作によって、ハンドRHをアームRRに取り付けたり、取り外しすることが可能となっている。支持板13は、固定板11に対して垂直方向に延びるようにして固定板11に固定されている。支持板13上には回転シリンダ22が配置されている。図8に示すように、回転シリンダ22は回転軸28を有している。支持板13には回転軸28を逃がすための孔が設けられている。回転軸28は回転シリンダ22の鉛直下方に延びている。回転軸28の先端には中継部材30が連結されている。中継部材30には連結部材32が固定されている。連結部材32には支持部材50a〜50dが固定されている。回転軸28が回転することにより、中継部材30、連結部材32、支持部材50a〜50dが一体的に回転する。回転シリンダ22には、図6に示すように、供給口23a、23bが形成されている。供給口23a、23bは、チューブを介して電磁弁機構Vに含まれる複数の電磁弁の一つに接続されている。電磁弁から供給口23a、23bへ圧縮空気が供給の状態によって、回転軸28の回転が制御される。
回転シリンダ22の上部には回転規制部24、回転規制ブロック26が固定されている。回転規制部24は回転軸28を停止させるためのものであり、回転規制ブロック26は、回転軸28の回転範囲を制限するためのものである。
連結部材32内には、供給口33から連通した空間SPが形成されている。空間SP内には、軸方向に摺動可能な押圧軸40が配置されている。押圧軸40は、軸部42、フランジ部44を含む。軸部42は、連結部材32の下端部に形成された貫通孔を介して連結部材32の外部へ突出している。フランジ部44は、軸部42の基端に形成され軸部42より径が大きい。軸部42周囲にはコイル状のバネSが巻回されている。バネSは、フランジ部44を鉛直上方側に付勢している。電磁弁機構Vに含まれる複数の電磁弁の一つはチューブを介して供給口33に接続される。電磁弁から空間SP内に圧縮空気が供給されると、圧縮空気がバネSの付勢力に抗してフランジ部44を下方に押す。これにより、押圧軸40が下方に移動する。空間SP内への圧縮空気の供給が停止されると、空間SPの内圧が低下してバネSの付勢力に従って押圧軸40は元の位置に復帰する。このようにして押圧軸40は昇降する。
支持部材50a〜50dは、連結部材32の外周部に固定されている。支持部材50aは、固定部52a、延在部54a、爪部56aを含む。固定部52aは、連結部材32の外周部に固定され鉛直下方に延び略直方体である。延在部54aは、固定部52aの下端から水平方向に延びでいる。爪部56aは、延在部54aから延在部54aが延びた方向と略直交するように水平方向に延びている。爪部56b〜爪部56dも、それぞれ固定部52b〜52d、延在部54b〜54d、爪部56b〜56dを含み、支持部材50aと略同様の構造である。ここで、支持部材50a、50bは形状、大きさが同一である。支持部材50c、50dは形状、大きさが同一である。支持部材50a、50bは、押圧軸40を中心として対象に配置されている。同様に支持部材50c、50dは、押圧軸40を中心として対象に配置されている。従って、支持部材50a〜50dは、この順番で押圧軸40の周囲に配置されている。爪部56a、56bの各長さは、爪部56c、56dの各長さよりも長い。詳しくは後述するが、爪部56a〜56dの長さは、それぞれブリッジ80の脚部86a〜86dを支持可能にこれらに対応して設計されている。
延在部54a、爪部56bは、押圧軸40の軸方向に直交する平面から見た場合に、略L字状である。上記平面から見た場合に押圧軸40側の延在部54aと爪部56aとの間の角度は略90度である。同様に、押圧軸40側の延在部54b、爪部56b間の角度、押圧軸40側の延在部54c、爪部56c間の角度、押圧軸40側の延在部54d、爪部56d間の角度も略90度である。従って、延在部54a、爪部56a、延在部54c、爪部56c、延在部54b、爪部56c、延在部54d、爪部56dは、全体で押圧軸40を囲うように延びている。
図6、7に示すように、支持板13の裏面には支持板13の対角線上の角にそれぞれ固定部材35a、35bが固定されている。固定部材35a、35bは、それぞれ、支持板13に固定された部分から鉛直下方に延びている。固定部材35a、35bの先端部には、それぞれ、鉛直下方に延びたストッパ36a、36bが固定されている。ストッパ36a、36bは、支持部材50a〜50dよりも外側に位置する。
次に、ハンドRHにより、プリント基板P上に配置されたフレーム70からブリッジ80を取外す作業について説明する。図9は、制御部Cが実行する処理の一例を示したフローチャートである。図10A〜15Cは、ハンドRHによる取外作業の説明図である。制御部Cは、アーム駆動機構RDを制御してハンドRHをフレーム70、ブリッジ80の上部にまで移動させ、ハンドRHの押圧軸40がブリッジ80の吸着部84の中心に位置するように位置合わせをする(ステップS1)。この位置合わせは、例えば予め制御部CのRAMに記録されたプリント基板P、フレーム70、ブリッジ80の位置情報を参照して行ってもよいし、またはカメラによって撮影された画像に基づいて行ってもよい。
次に、制御部Cは電磁弁機構Vを制御して回転軸28を回転させ、ブリッジ80の上方から見た場合に爪部56a〜56dが脚部86a〜86dに交差しない位置で支持部材50a〜50dを停止させる(ステップS2)。図10A、10Bは、この状態の図である。尚、図10A、10Bにおいては一部符号を省略し、ハンドRHの一部分を省略している。図10Aは、ブリッジ80の上方から見た透視図である。図10Bは、ブリッジ80を横から見た図である。図10Aに示すように、爪部56a〜56dのそれぞれを、脚部86a、86dの間、脚部86c、86bの間、脚部86a、8ccの間、脚部86b、86dの間に位置づける。
次に、図10Cに示すように、制御部Cはアーム駆動機構RDを制御して、爪部56a〜56dが、フレーム70と脚部86a〜86dとの間に位置するまでにハンドRHを下降させる(ステップS3)。
次に、図11A、11Bに示すように、制御部Cは電磁弁機構Vを制御して回転軸28、中継部材30、連結部材32を回転させ、フレーム70とブリッジ80との間に爪部56a〜56dが挿入する(ステップS4)。具体的には、ブリッジ80の上方から見た場合に支持部材50a〜50dを反時計方向に回転させる。これにより、爪部56a〜56dは、それぞれ脚部86a〜86dのフレーム70側に位置する。尚、この状態では、爪部56a〜56dはブリッジ80には当接していない。連結部材32は、被取付部材と連結部との間に挿入されるように複数の支持部を一体的に同一軸周りに一方向に回転させる回転部材の一例である。
次に、図11Cに示すように、制御部Cはアーム駆動機構RDを制御して、爪部56a〜56dがそれぞれ脚部86a〜86dのフレーム70側の面に当接するまでハンドRHを上昇させる(ステップS5)。これにより、脚部86a〜86dのフレーム70側は、それぞれ支持部材50a〜50dにより支持される。支持部材50a〜50dは、取付部材の連結部の被取付部材側を支持する複数の支持部の一例である。
次に、図12A、12Bに示すように、制御部Cは電磁弁機構Vを制御して、押圧軸40を下降させて押圧軸40で吸着部84をフレーム70側に押す(ステップS6)。図12Bに示すように、吸着部84が押圧軸40により押されると、てこの原理によりブリッジ80の係合部88a、88bがフレーム70から離れるように塑性変形する。図13は、係合部88bがフレーム70の外側壁78bから離脱するときの説明図である。図13には、押圧軸40により押される吸着部84の位置である力点PE、爪部56bにより支持される脚部86bの位置である支点F、孔89bの位置である作用点PL、を示している。このようにして、孔89bは突起79bから離脱する。同様の原理で孔89aは突起79aから離脱する。更に押圧軸40が吸着部84を押すことにより、同様の原理で係合部88c、88dはフレーム70から離脱する。
尚、押圧軸40が押す位置は吸着部84に限定されない。押圧軸40が押す位置は、爪部56a、56bによって支持されたブリッジ80の部分の間の位置であり、かつ、爪部56c、56dによって支持されたブリッジ80の部分の間の位置であればよい。このようなブリッジ80の位置を押圧軸40が押すことによって、上述した原理により押圧軸40を変形させることが可能だからである。押圧軸40は、複数の支持部によって支持された連結部の間の部分を被取付部材側へ押すことにより、取付部材を変形させて複数の係合部を被取付部材から離脱させる押圧部の一例である。
制御部Cは電磁弁機構Vを制御して押圧軸40をその位置で停止させ、ハンドRHによりブリッジ80を保持する(ステップS7)。具体的には、電磁弁機構Vの電磁弁を駆動させて空間SPの内圧を大気圧以上の所定の圧力に維持する。この状態で、図14に示すように、制御部Cはアーム駆動機構RDを制御してハンドRHを上昇させ(ステップS8)、ブリッジ80を除去するための場所へハンドRHを移動させる(ステップS9)。尚、図14に示した状態では、ブリッジ80の脚部86a〜86dの下面はそれぞれ爪部56a〜56dにより支持され、ブリッジ80の吸着部84の上面は押圧軸40により押されている。このようにブリッジ80は、爪部56a〜56d、押圧軸40によりブリッジ80が挟まれるようにしてハンドRHに保持されている。
ハンドRHを除去場所にまで移動させた後には、図15Aに示すように、制御部Cは電磁弁機構Vの駆動を停止して押圧軸40をバネSの付勢力に従って上昇させてブリッジ80から離間させる(ステップS10)。尚、図15Aに示すように、支持板13からの爪部56a〜56dの位置は、支持板13からのストッパ36a、36bの先端の位置と略同じである。図10B、10C等ではストッパ36a、36bは省略してある。
次に、制御部Cは電磁弁機構Vを駆動して回転軸28をステップS2で回転させた方向と逆方向に回転させて支持部材50a〜50dを逆回転させる(ステップS11)。これにより、支持部材50a〜50dが逆回転している途中で、爪部56a、56bにそれぞれ支持された脚部86a、86bはそれぞれストッパ36a、36bに当接する。これにより、支持部材50a〜50dに伴ってブリッジ80が逆回転することが規制される。よって、図15Bに示すように、爪部56a〜56dはそれぞれ、逆回転が規制されたブリッジ80の脚部86a〜86dから退避する。これにより、図15Cに示すように、ブリッジ80はハンドRHから落下する。以上のようにして、本実施例のロボットRは、フレーム70からブリッジ80を取外し、ブリッジ80を除去場所にまで移動させることができる。ストッパ36a、36bは、被取付部材から取外された取付部材を複数の支持部が支持した状態で回転部材が一方向とは逆方向の回転する際に、取付部材が複数の支持部に伴って逆回転するのを規制するストッパの一例である。
以上のように、本実施例のロボットRにより、フレーム70に取付けられたブリッジ80の取外しの作業を自動化でき効率的に行うことができる。これにより、プリント基板Pを使用する製品の生産性が向上する。これにより、低コストでプリント基板Pを使用する製品を生産することができる。
次に、本実施例のハンドRHとは異なる構造のハンドRHwについて説明する。図16A〜17Bは、本実施例のハンドRHとは異なる構造のハンドRHwの説明図である。図16Aは、ハンドRHwを上方から見た図であり、図16Bは、ハンドRHwを側面から見た図である。ハンドRHwは、固定板11w、支持板13w、4つの支持シリンダ50w〜50z、押圧軸40wを含む。固定板11wは、垂直方向に延びている。支持板13wは、固定板11wに直交に固定されている。支持シリンダ50w〜50zは、支持板13wの裏面側に固定されている。押圧軸40wは、支持板13wから鉛直下方に延びている。支持シリンダ50w〜50zは、押圧軸40wの周囲に配置されている。支持シリンダ50w〜50zには、それぞれ支持爪54w〜54zを往復動させる。支持シリンダ50w、50yは対向し、それぞれ支持爪54w、54yを逆方向に移動させる。支持シリンダ50x、50zも同様である。支持爪54xは、支持シリンダ50xから鉛直下方に延び、途中で水平方向に折り曲がっている。そのほかの支持爪54w、54y、54zも同様である。
図17A、17Bに示すように、支持爪54w〜54zを、それぞれブリッジ80の脚部86a〜86dとフレーム70との間に挿入され、脚部86a〜86dを支持する。この状態で押圧軸40wに保持された軸部42wが下降して吸着部84を押して変形させることにより、上述したてこの原理によってフレーム70からブリッジ80を取外すことができる。
本実施例のハンドRHでは、図10A、11Aに示したように、支持部材50a〜50dの爪部56a〜56dは、1つの回転シリンダ22によって一体的に同一軸周りに一方向に回転させら、フレーム70とブリッジ80との間に挿入される。このため、本実施例のハンドRHは、小型化、軽量化、低コスト化されている。これにより、作業時間も短縮化される。
また、図14に示したように、ブリッジ80が変形させられてフレーム70から取外された状態で、ブリッジ80は支持部材50a〜50d、押圧軸40によってハンドRHに保持される。このため、フレーム70からブリッジ80を取外した時の支持部材50a〜50d、押圧軸40の状態のままで、ハンドRHはブリッジ80を他の除去場所まで搬送することできる。このため、フレーム70からブリッジ80を取外すための動作とフレーム70から取外されたブリッジ80を保持するための動作とが個別に行われるハンドと比較して、本実施例のハンドRHは動作数が少ない。このため、ハンドRHの動作を制御するためのプログラム等を簡潔にすることができる。
図15Bに示したように、ストッパ36a、36bは、取外されたブリッジ80を支持部材50a〜50dが支持した状態で連結部材32が逆方向に回転することに伴ってブリッジ80が逆回転することを規制する。即ち、図10A、11Aに示した爪部56a〜56dをフレーム70とブリッジ80との間に挿入する際の支持部材50a〜50dの回転方向とは逆方向に回転させる。これにより、支持部材50a〜50dからブリッジ80を離脱させることができる。このように支持部材50a〜50dを逆方向に回転させるという簡単な動作によって、ブリッジ80を所定の除去場所に置くことができる。
本実施例では、支持部材50a〜50dが固定されている連結部材32は、押圧軸40を摺動自在に保持している。これにより、支持部材50a〜50dが固定される部材と押圧軸40を保持する部材とを個別に設けた場合と比較して、本実施例のハンドRHは部品点数を削減されている。また、本実施例では、押圧軸40周囲に支持部材50a〜50dが配置されているのでハンドRHが小型化されている。
また、ハンドRHはフレーム70に直接触れずにブリッジ80を取外すことができる。このため、フレーム70や、フレーム70とプリント基板Pとを接合する半田に大きな負荷をかけずにブリッジ80を取外すことができる。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本実施例では、携帯電話に使用されるプリント基板Pを例に説明したが、携帯電話に使用されるプリント基板には限定されない。例えば、本実施例のようにフレーム70が実装されるプリント基板は、それ以外の電子機器、例えばデスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、プリンタ、スキャナ、ゲーム機、オーディオ機器、ナビゲーション機器、その他の家庭用機器、業務用機器に使用するものであってもよい。
ブリッジ80は取付部品の一例であり、取付部品はブリッジ80のような形状に限定されない。例えば、ブリッジ80は、3つの係合部、この3つの係合部にそれぞれ連結した3つの連結連結部、を備え、3つの連結部が途中で接続されたものであってもよい。この場合には、ハンドRHは、3つの連結部をそれぞれ支持可能な3つの支持部を有してればよい。ブリッジ80は吸着部84を有していなくてもよい。その場合、脚部86a〜86dが連続した部分を押圧軸40により押せばよい。
フレーム70は被取付部品の一例であり、被取付部品はこのような形状に限定されない。例えばフレーム70は、略三角形や略五角形等の略多角形状であってよいし、略円形状のものであってもよい。フレーム70はプリント基板Pに実装されたものには限定されない。
上記実施例において、ハンドRHはブリッジ80を塑性変形させてフレーム70から取外したが、ブリッジ80の剛性によっては弾性変形する程度に変形させてフレーム70から取外してもよい。
支持部材50a〜50dを回転シリンダ22の代わりに、油圧シリンダやステップモータ等のアクチュエータ等によって回転させてもよい。押圧軸40を油圧シリンダやステップモータ等のアクチュエータ等によって昇降させてもよい。
C 制御部
R ロボット
RD アーム駆動機構
RH ロボットハンド
RR ロボットアーム
S バネ
V 電磁弁機構
11 固定板
13 支持板
22 回転シリンダ
28 回転軸
30 中継部材
32 連結部材
40 押圧軸
50a〜50d 支持部材
56a〜56d 爪部
70 フレーム
78a、78b 外側壁
79a、79b 突起
80 ブリッジ
84 吸着部
86a〜86d 脚部
87a〜87d 直立部
88a〜88d 係合部
89a、89b 孔
90 シールドケース

Claims (9)

  1. 被取付部材に係合した複数の係合部、前記複数の係合部に連結した連結部、を含む取付部材の前記連結部を支持する複数の支持部と、
    前記複数の支持部によって支持された前記連結部の間の部分を押すことにより、前記取付部材を変形させて前記複数の係合部を前記被取付部材から離脱させる押圧部と、を含むロボットハンド。
  2. 前記被取付部材と前記連結部との間に挿入されるように前記複数の支持部を一体的に同一軸周りに一方向に回転させる回転部材を含む、請求項1のロボットハンド。
  3. 前記被取付部材から取外された前記取付部材を前記複数の支持部が支持した状態で前記回転部材が前記一方向とは逆方向の回転する際に、前記取付部材が前記複数の支持部に伴って逆回転するのを規制するストッパを含む、請求項2のロボットハンド。
  4. 前記回転部材は、前記複数の支持部が固定され前記押圧部を摺動自在に保持している、請求項2又は3のロボットハンド。
  5. 前記複数の支持部は、前記押圧部の周囲に配置されている、請求項1乃至4の何れかのロボットハンド。
  6. 前記取付部材は、前記係合部が前記被取付部材から離脱した状態で前記複数の支持部及び前記押圧部により保持される、請求項1乃至6の何れかのロボットハンド。
  7. 請求項1乃至6の何れかのの前記ロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを装着可能なロボットアームと、を含むロボット。
  8. 被取付部材に係合する複数の係合部、前記複数の係合部に連結した連結部、を含む取付部材の前記連結部に、複数の支持部を同一軸周りに一方向に回転させて挿入し、
    前記複数の支持部によって支持された前記連結部の間の部分を押して前記連結部を変形させて前記複数の係合部を前記被取付部材から離脱させる、取外方法。
  9. 前記被取付部材から取外された前記取付部材を前記複数の支持部により支持し、
    前記取付部材が前記複数の支持部により保持された状態で前記複数の支持部を前記一方向の逆方向へ回転させ、
    前記複数の支持部の逆方向への回転に伴って前記取付部材が回転するのを規制する、請求項1の取外方法。
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