JP2013208573A - 固液分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固液分離装置において、処理対象の懸濁液から固形物を効率良く回収する。
【解決手段】固形物で懸濁した処理対象液Wが供給される固液分離槽11と、この固液分離槽11内に処理対象液Wに一部浸漬された状態で循環移動可能に配置されて固液分離槽11内に濾液貯留室Sを画成するフィルタ121と、フィルタ121の外周面に付着・堆積した固形物を剥離回収する回収手段13を備える固液分離装置において、液中の懸濁粒子を凝集して粗大化固形物を生成する粗大化固形物生成部2と、固液分離槽11へ、前記粗大化固形物を供給する粗大化固形物供給部3を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、外周面に固液分離処理対象液中の固形物による濾過層を形成する無端のフィルタを用いて前記固形物を分離回収する固液分離装置に関するものである。
昨今、廃棄物の減量や再利用による資源の循環及び有効利用の重要性が高まっており、液体に含まれる微小固形物やその溶媒においても例外ではない。
懸濁液は微小な固形物と液体とで構成され、微小固形物が有用物であれば、これを液体から分離して効率的に回収することで資源として再利用することができる。また、液体分が有用であれば、微小固形物を効率的に除去することで液体を資源として再利用することができる。
例えば、有機性の懸濁液として、洗米排水やでんぷん排水などの食品工場排水が挙げられる。これらの排水中には微小な有機固形物が高濃度で含有されており、固形物を効率的に回収することでメタン発酵などのバイオガス化によるエネルギー回収を見込むことができる。また、回収物によっては飼料化やバイオプラスチック化、堆肥化などが可能となる。一方で、焼酎工場排水などは液体中に高濃度の有機物を含むため、液体用のメタン発酵(UASB法)によるエネルギー回収が見込めるが、固形物が多いと処理が阻害されることがあり、メタン発酵の前段でこのような固形物を除去することが望ましい。
一方、無機性の懸濁液としては、金属加工排水、シリコン系排水、セメント排水などが挙げられる。これらの排水についても、固形物を回収することで固形物もしくは液体分のリサイクルが可能となる。
しかしながら、これら有機性あるいは無機性の固形物は、粒径が150μm以下の微小粒子の占める割合が大きいことから、その回収が難しく、従来は凝集剤を用いて微小な粒子を凝集してフロック化し、沈降もしくは浮上分離していることが多い。ところが、このような浮遊フロックや沈降汚泥は、含水率が98%〜99%と高いことから有効利用は難しく、汚泥として産業廃棄物処理されているのが現状である。このため有効利用というよりも、むしろ懸濁排水処理に莫大な水処理コストがかかることが問題となっている。
ところで、このような懸濁液から微小固形物を分離回収する固液分離装置としては、下記の特許文献1に開示されているような、回転ドラム型の固液分離装置が知られており、製紙業界において、パルプの濃縮や白水処理に用いられている。
図11は、従来の固液分離装置を示すもので、懸濁液である固液分離対象水Wを貯留する固液分離槽101と、この固液分離槽101内に水平軸心を中心として回転可能に配置され、外周壁がワイヤクロスや濾布などによる円筒状のフィルタ102aからなる固液分離ドラム102と、前記フィルタ102aの外周面に付着・堆積した懸濁粒子からなるプレコート層PCを剥離回収する転写ローラ103a及びスクレーパ103b又はカッタからなる回収装置103とを備える。
すなわち、この固液分離装置100は、固液分離槽101内へ固液分離対象水Wを供給する一方、回転する固液分離ドラム102内へ濾過された水(濾水W)を、排水口104を通じて排出することによって、固液分離ドラム102のフィルタ102aの外周面に固液分離対象水W中の微小固形物(懸濁粒子)が付着・堆積したプレコート層PCを形成させ、このプレコート層PC自体の濾過機能を利用して、フィルタ102aのメッシュサイズより粒径の細かい懸濁粒子を分離可能としている。そしてこのようにして固液分離ドラム102のフィルタ102aの外周面にプレコート層PCとして付着・堆積された固形物は、回収装置103によって剥離・回収される。また、固液分離ドラム102の回転速度によって、排水(濾水W)の処理量、プレコート層PCの厚さ、及び濾水Wの水質を調整することができる。
図12は、固液分離ドラム102のフィルタ102aにプレコート層が形成されて行く過程を模式的に示すものである。まず図12における(A)は、フィルタ102aが、図11においてプレコート層PCが回収装置103により剥離回収された直後の位置にある状態を示している。そして図11における反時計方向へ固液分離ドラム102が回転して行くのに伴って、フィルタ102aが固液分離対象水Wの水面下に没入して行くと、没入直後の位置では、固液分離対象水Wがフィルタ102aを通過する際に、まず図12の(B)のように、フィルタ102aのメッシュサイズよりも粒径の大きな粗大化固形物SSが捕捉されると、この捕捉された粗大化固形物SSによる目詰まり現象で、捕捉された粗大化固形物SS自体が濾過作用を奏するようになるので、図12の(C)のように、メッシュサイズよりも粒径の小さな懸濁粒子SSも捕捉され、さらに図12の(D)のように、微小な粒径の懸濁粒子SSも捕捉されるようになって、徐々に懸濁粒子によるプレコート層PCが形成されて行くのである。
しかしながら、この種の固液分離装置100では、微小な懸濁粒子を回収するにあたり、固液分離対象水Wに珪藻土などの濾過助剤を添加するため、廃棄物の量が増大し、しかも回収物のリサイクルが困難になるといった問題があった。
また、固液分離装置の特性として、懸濁粒子の粒径が非常に小さい対象水において、懸濁粒子の高い回収率(除去率)を実現するには、固液分離槽101内における固液分離ドラム102の没入方向において、プレコート層PCの形成を十分に図る必要がある。すなわち懸濁粒子の粒径が非常に小さい対象水の場合、濾水Wの高い清澄性を確保し、言い換えれば固液分離対象水Wからの微小懸濁粒子の高い回収率を確保するには、固液分離ドラム102の回転を低速にする必要があり、このため処理速度が低下する問題があった。
特開2006−334474号公報
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、固液分離装置において、処理対象の懸濁液から固形物を効率良く回収することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る固液分離装置は、固形物で懸濁した処理対象液が供給される固液分離槽と、この固液分離槽内に前記処理対象液に一部浸漬された状態で循環移動可能に配置されて前記固液分離槽内に濾液貯留室を画成するフィルタと、前記フィルタの外周面に付着・堆積した固形物を剥離回収する回収手段を備える固液分離装置において、処理対象液中の懸濁粒子を凝集して粗大化固形物を生成する粗大化固形物生成部と、前記固液分離槽へ、前記粗大化固形物を供給する粗大化固形物供給部を備えることを特徴とするものである。
上記構成の固液分離装置は、固液分離槽内へ処理対象液を供給すると共に、回転する固液分離ドラムの内部空間から、この固液分離ドラム内へ濾過された濾液を排出することによって、固液分離槽内を循環移動するフィルタの外周面に処理対象液中の固形物が付着・堆積した濾過層を形成させ、この濾過層自体による濾過機能を利用して、フィルタの目開きサイズより粒子の細かい懸濁粒子を捕捉し、回収手段によって回収するものである。そして懸濁粒子を凝集した粗大化固形物を固液分離槽へ供給することで、この粗大化固形物がフィルタの外周面に直ちに付着・堆積するので、濾過層の形成及びこの濾過層自体による濾過作用の発現が促されると共に、懸濁粒子の凝集によって微小懸濁粒子が減少するので、清澄性の高い濾液を得ることができる。
請求項2の発明に係る固液分離装置は、請求項1に記載の構成において、固液分離槽内で沈殿した粗大化固形物を前記固液分離槽内におけるフィルタ没入側へ供給する粗大化固形物分画装置を備えることを特徴とするものである。
請求項3の発明に係る固液分離装置は、請求項1又は2に記載の構成において、粗大化固形物供給部が、粗大化固形物を固液分離槽におけるフィルタ浮上側の液面近傍へ供給するものであることを特徴とするものである。
請求項4の発明に係る固液分離装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、粗大化固形物供給部による固液分離槽への処理対象液の流入部に、水平方向への処理対象液の分散手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項5の発明に係る固液分離装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、粗大化固形物生成部が、撹拌機及び凝集剤添加部を有する凝集撹拌槽からなるものであることを特徴とするものである。
本発明に係る固液分離装置によれば、処理速度を低下させることなく懸濁粒子の高い回収率(除去率)を実現することができる。
本発明に係る固液分離装置の好ましい実施の形態を概略的に示す平面図である。 図1におけるII−II’断面図である。 図1におけるIII−III’断面図である。 本発明に係る固液分離装置の実施の形態において、粗大化固形物供給部による固液分離槽への固液分離対象水の流入部の形状例を示す説明図である。 本発明に係る固液分離装置の実施の形態において、粗大化固形物供給部による固液分離槽への固液分離対象水の流入を水平方向へ分散させるための形状をT字形とした例を示す説明図である。 本発明に係る固液分離装置の実施の形態において、粗大化固形物供給部による固液分離槽への固液分離対象水の流入を水平方向へ分散させるために多孔管を用いた例を示す説明図である。 本発明に係る固液分離装置の実施の形態において、粗大化固形物供給部による固液分離槽への固液分離対象水の流入を水平方向へ分散させるための他の形状例を示す説明図である。 図7におけるVIII−VIII’断面図である。 本発明に係る固液分離装置の実施の形態において、粗大化固形物供給部による固液分離槽への固液分離対象水の流入を水平方向へ分散させるための他の形状例を示す説明図である。 図9におけるX−X’断面図である。 従来の技術による固液分離装置の概略構成を示す断面図である。 固液分離ドラムのフィルタにプレコート層が形成されて行く過程を模式的に示す説明図である。
以下、本発明に係る固液分離装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず図1は、本発明に係る固液分離装置の好ましい実施の形態を概略的に示す平面図、図2は、図1におけるII−II’断面図、図3は、図1におけるIII−III’断面図である。これらの図に示す固液分離装置は、固液分離装置本体1と、粗大化固形物生成部2と、粗大化固形物供給部3と、粗大化固形物分画装置4を備える。
固液分離装置本体1は、懸濁水からなる固液分離対象水Wを貯留する固液分離槽11と、この固液分離槽11内に配置された固液分離ドラム12と、この固液分離ドラム12の円筒状のフィルタ121の外周面に固液分離対象水W中の懸濁粒子により形成されたプレコート層PCを剥離回収する固形物回収装置13を備える。なお、固液分離対象水Wは、請求項1に記載された処理対象液に相当するものであり、濾水Wは、請求項1に記載された濾液に相当するものであり、固形物回収装置13は、請求項1に記載された回収手段に相当するものである。
固液分離装置本体1における固液分離ドラム12は、固液分離槽11内の固液分離対象水Wに上部を除く部分が浸漬された状態で、不図示の電動モータ及び減速装置により与えられる駆動力によって、不図示の水平軸を中心として低速回転されるものであって、軸方向一側が開放された形状となっている。そして固液分離ドラム12の円筒状の外周壁はワイヤクロスなどのフィルタ121からなり、開放された側の端部に設けられたシール部材123(図1)が、固液分離槽11の一方の側壁11aの内側面に摺動可能に密接されることによって、この側壁11aとの間に濾水貯留室Sが画成されている。濾水貯留室Sは請求項1に記載の濾液貯留室に相当する。
固液分離ドラム12のフィルタ121としては、メッシュサイズが150μm以下のものが採用される。これは、メッシュサイズが150μmを超えるものでは、初期の固液分離工程においてフィルタ121に予めプレコート剤による層を形成しておかないと、フィルタ121の外周面に固形物の付着・堆積が起こりにくく、すなわちプレコート層PCが形成されにくいからである。また、フィルタ121の材質としては、ステンレス、亜鉛、真鍮、アルミ等の金属からなるワイヤクロス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリテトラフルオロエチレン等の合成樹脂繊維、障子紙などのパルプ繊維、ガラス繊維、炭素繊維及びそれらの繊維素材から構成される濾布を使用することが可能である。
固液分離槽11には、その一方の側壁11aにおける固液分離ドラム12との対向面の下部に位置して排水口11bが開設され、この排水口11bを介して固液分離ドラム12の内周の濾水貯留室Sと連通する排水槽5が設けられ、排水口11bを通じて濾水貯留室Sから排水槽5へ流れ込んだ濾水Wを、排水ポンプP1によって排出するようになっている。また、参照符号14は固液分離槽11の水位を検出する水位センサである。
固液分離ドラム12は図2における反時計方向へ回転するものであり、したがってこの固液分離ドラム12の外周のフィルタ121は、固液分離槽11における参照符号11Aで示される側(以下、フィルタ浮上側11Aという)で固液分離対象水Wの水面から浮上する一方、参照符号11Bで示される側(以下、フィルタ没入側11Bという)で固液分離対象水Wの水面下へ没入するように、水面下と水面上を経由して反時計方向へ循環移動される。
固液分離装置本体1における固形物回収装置13は、固液分離ドラム12のフィルタ121の外周面に形成されたプレコート層PCの表面に、固液分離槽11における固液分離対象水Wの水位より上方で接触しながら、固液分離ドラム12と逆方向へ回転されることによって、前記フィルタ121からプレコート層PCを転写・付着させる転写ローラ131と、この転写ローラ131に転写・付着された回収固形物Cを掻き取るスクレーパ132からなる。
粗大化固形物生成部2は、原水供給口21a及び固液分離対象水流出口21bを有する凝集撹拌槽21を備える。この凝集撹拌槽21には、図3に示すように原水供給口21aから供給される原水Wを撹拌する撹拌機22と、原水Wに凝集剤を添加するための凝集剤添加部23及びpH調整剤を添加するためのpH調整剤添加部24が設けられている。凝集剤添加部23は、図1に示すように、凝集剤貯留槽23aと、この凝集剤貯留槽23aに貯留された凝集剤を凝集撹拌槽21へ送るポンプP2からなり、pH調整剤添加部24も同様に、pH調整剤貯留槽24aと、この凝集剤貯留槽24aに貯留されたpH調整剤を凝集撹拌槽21へ送るポンプP3からなる。すなわちこの粗大化固形物生成部2は、原水供給口21aから凝集撹拌槽21内に供給された原水Wに凝集剤を添加すると共に、撹拌機22で撹拌することによって、原水Wに含まれる懸濁粒子SSaを凝集させて粗大化固形物(フロック)SSbを生成するものである。
凝集撹拌槽21の容積は、小さすぎると凝集剤との反応が不十分となり、大きすぎると凝集により粗大化した固形物(フロック)が再分散する恐れがある。このため、凝集撹拌槽21の容積は、滞留時間が1〜10分となるように設定することが望ましい。したがって、例えば固液分離速度が10L/minの場合には、凝集撹拌槽21の容積は10〜100Lに設定する。
凝集剤添加部23により原水Wに添加する凝集剤としては、無機凝集剤又は高分子凝集剤(一般的にポリマーと言われている)が知られているが、発明者らの試験によれば、高分子凝集剤は高粘性のため、固液分離ドラム12のフィルタ121での固液分離速度(濾過速度)が減少することが確認されていることから、無機凝集剤の方が望ましい。
凝集剤の最適な種類や添加量は、原水W中に含まれる懸濁粒子の種類や濃度等の条件によって異なる。少なくとも発明者らは、下水処理場や食品廃水処理、し尿処理などで発生する余剰汚泥の固液分離手段としては、凝集剤としてPAC(ポリ塩化アルミニウム)もしくはポリ鉄(ポリ硫酸第二鉄)のみを添加し、ポリマーを添加しないことが、高い固形物回収率と回収速度を実現可能であった。
また、凝集剤ごとに凝集に適したpHの範囲があり、例えばPACではpH6〜8、ポリ鉄ではpH9〜11である。原水Wの懸濁粒子濃度や凝集剤の添加量によっては、そのままではpHがこのような適正範囲外になってしまい凝集効果が発揮されないおそれがある。したがって、図示した実施の形態ではpH電極25によって原水WのpHを計測し、計測されたpHの値に応じて、pH調整剤添加部24により酸やアルカリなどのpH調整剤を添加可能としている。
凝集撹拌槽21への原水Wの供給(流入)は、通常は、併設した固液分離槽11の水位を水位センサ14によって検出し、原水Wを凝集撹拌槽21へ送るポンプP4や電動弁MVの駆動を制御すれば良い。しかしながら、凝集撹拌槽21から固液分離槽11への流出配管の閉塞等、何らかの原因によって固液分離槽11の水位と凝集撹拌槽21の水位が連動せずに、凝集撹拌槽21の水位が上昇し、槽外部へ原水W(固液分離対象水W)がオーバーフローするおそれも考えられる。このため、凝集撹拌槽21には水位センサ26を設置し、異常水位が検出された時には前記ポンプP4や電動弁MVにより供給を停止させる制御系を導入することが望ましい。またこの場合、撹拌機22の駆動によって原水Wに生じる撹拌流によって、水位センサ26の検出精度に狂いを生じることがないように、凝集撹拌槽21内に、固液分離対象水流出口21b側へ向かう水流が底部を迂回するように整流板21cを設置し、整流板21cの下流側に水位センサ26を設置する。
また、粗大化固形物生成部2の凝集撹拌槽21は固液分離装置本体1の固液分離槽11と隣接して配置し、凝集撹拌槽21における固液分離対象水流出口21bの下流端部すなわち粗大化固形物供給部3は、粗大化固形物SSbを含んだ原水(固液分離対象水W)を、前記固液分離槽11へ自然流下させるものであることが望ましい。凝集撹拌槽21を固液分離槽11から離れた位置に設置して、固液分離対象水Wをポンプで固液分離槽11へ移送することも可能ではあるが、この場合は、凝集撹拌槽21内で原水W中の懸濁粒子SSaを凝集して生成させた粗大化固形物(フロック)SSbが壊れてしまうおそれがあるからである。
なお、粗大化固形物供給部3による固液分離槽11への固液分離対象水Wの供給は、フィルタ浮上側11Aでもフィルタ没入側11Bでも構わないが、固液分離対象水Wには粗大化固形物SSbだけでなく微小な懸濁粒子SSaも残っているため、フィルタ浮上側11Aへ導入し、沈殿した粗大化固形物SSbを、後述する粗大化固形物分画装置4によって分画し、フィルタ没入側11Bへ供給することが有効である。
図4〜図10は、粗大化固形物生成部2の凝集撹拌槽21から、固液分離対象水Wが固液分離装置本体1の固液分離槽11におけるフィルタ浮上側11Aの水面近傍へ自然流下により流入するようにした粗大化固形物供給部3の種々の形状例を示すものである。
このうち図4に示す粗大化固形物供給部3は、凝集撹拌槽21における固液分離対象水流出口21bからオーバーフロー配管31によって固液分離対象水Wを固液分離槽11におけるフィルタ浮上側11Aの水面近傍へ流下させるものである。この場合、オーバーフロー配管31の先端は固液分離槽11における水面上に開口していても良いが、固液分離対象水W中の粗大化固形物SSbをなるべく壊さないようにする観点からは、図中に一点鎖線で示すように、水面下で開口しているものが好ましい。
さらにこの場合、図5に示すように、オーバーフロー配管31の先端が水面下で水平方向へ開口したT字形などの分岐形状とすれば、このオーバーフロー配管31から流入する固液分離対象水W中の粗大化固形物SSbを水平方向へ分散させることができる。
また、図6に示すように、粗大化固形物生成部2の凝集撹拌槽21における固液分離対象水流出口21bを水面下に開口させ、そこから粗大化固形物供給部3としての多孔管32を固液分離槽11におけるフィルタ浮上側11Aの水面下へ延在させた構造としても良い。なお、この場合は、多孔管32の穴32aの開口径を粗大化固形物SSbの径よりも大きくすることが必要である。しかもこの場合、凝集撹拌槽21から固液分離槽11への固液分離対象水Wの流入は、両槽21,11間の水頭差に依存されることから、配管径を比較的大きくしないと原水供給口21aから凝集撹拌槽21への原水Wの供給量より固液分離槽11への固液分離対象水Wの供給量が小さくなって両槽21,11の水頭差が大きくなり、凝集撹拌槽21からオーバーフローするおそれがあるので、配管径や穴32aの開口径の設計には流量を十分考慮する必要がある。
また、図7及び図8は、粗大化固形物供給部3として、連続した三角堰33を用いた例を示すものである。この三角堰33は、固液分離槽11の内面に水平に取り付けられた樋状の板からなるものであって、上縁に沿って多数のV字形切欠33aが形成されており、水平方向の一端が凝集撹拌槽21の上部に開口した固液分離対象水流出口21bに連通している。
この構成によれば、凝集撹拌槽21の固液分離対象水流出口21bから、粗大化固形物SSbを含む固液分離対象水Wが三角堰33による粗大化固形物供給部3へ流れ込み、この三角堰33に形成された多数のV字形切欠33aから固液分離槽11におけるフィルタ浮上側11Aへ水平方向に分散流入することになる。
また、図9及び図10は、粗大化固形物供給部3として、送水管34と、水平方向へ細長く延びる長孔状の開口部35aが固液分離ドラム12のフィルタ121の外周面と対向するように開設された樋状の仕切り板35を用いた例を示すものである。
この構成でも、凝集撹拌槽21の固液分離対象水流出口21bから送水管34を介して仕切り板35内に流入する粗大化固形物SSbを含む固液分離対象水Wは、仕切り板35の底板35bによって水平方向へ広がり、長孔状の開口部35aから固液分離槽11におけるフィルタ浮上側11Aへ分散流入することになる。
上述した図4〜図10に示す粗大化固形物供給部3は、どれを採用しても良いが、図9及び図10に示すものが最も好ましい。その理由は、固液分離対象水Wが固液分離槽11へ流入する際に下降流が生じにくく、しかも粗大化固形物SSbを壊さずに供給できるからである。なお、仕切り板35の開口部開口部35aの高さは小さすぎると粗大化固形物SSbが詰まりやすくなるため、5〜30mmとするのが望ましい。
説明を図2に戻すと、粗大化固形物分画装置4は、固液分離装置本体1における固液分離槽11の底部に形成した粗大化固形物溜まり41と、この粗大化固形物溜まり41に沈殿した粗大化固形物SSbにより濃縮された濃縮水Wを固液分離槽11におけるフィルタ没入側11Bの水面近傍へ供給する配管42及びポンプP5を備える。
固液分離槽11におけるフィルタ没入側11Bの水面近傍には、粗大化固形物SSbを水平方向に分散流入させるための三角堰43が設けられている。この三角堰43は、先に説明した図7及び図8に示す粗大化固形物供給部3の三角堰33と同様、固液分離槽11の内面に水平に取り付けられた樋状の板からなるものであって、上縁に沿って多数のV字形切欠43aが形成されている。
以上のように構成された固液分離装置は、粗大化固形物生成部2の凝集撹拌槽21から粗大化固形物供給部3を介して固液分離装置本体1の固液分離槽11に供給された固液分離対象水Wを、この固液分離対象水Wに浸漬された固液分離ドラム12の内周の濾水貯留室Sにおける濾水Wとの水頭差によって固液分離ドラム12の円筒状フィルタ121で濾過し、この濾過作用によって前記フィルタ121に捕捉されて堆積した懸濁粒子の層(プレコート層PC)を、固形物回収装置13で回収固形物Cとして回収する一方、濾水貯留室Sへ流入した濾水Wを処理済み水として排出するものである。
粗大化固形物供給部3により固液分離槽11に供給される固液分離対象水Wには、粗大化固形物生成部2の凝集撹拌槽21において、原水供給口21aから凝集撹拌槽21内に供給された原水Wに凝集剤を添加すると共に撹拌機22で撹拌することによって、原水Wに含まれる懸濁粒子SSaが凝集した多くの粗大化固形物(フロック)SSbが含まれており、水より比重が大きい物質からなる同じ成分の固形物の場合、粒子径が大きいほど比表面積が小さくなることによって、沈降速度が速くなるため、固液分離槽11におけるフィルタ浮上側11Aに供給された固液分離対象水Wに含まれる粗大化固形物SSbは徐々に沈下し、固液分離槽11の底部に形成した粗大化固形物溜まり41に溜まる。
粗大化固形物溜まり41への粗大化固形物SSbの沈降によって得られた粗大化固形物濃縮水Wは、粗大化固形物分画装置4のポンプP5の駆動によって、固液分離槽11のフィルタ没入側11Bの水面近傍へ供給される。このため、フィルタ没入側11Bの固液分離対象水W中における粗大化固形物SSbの密度が高く保持される。
また、粗大化固形物分画装置4によって固液分離槽11のフィルタ没入側11Bへ供給される粗大化固形物濃縮水Wは、三角堰43に形成された多数のV字形切欠43aから前記フィルタ没入側11Bの水面近傍へ分散流入するため、水面近傍における粗大化固形物SSbの分布を均一化させることができる。
そしてこのような粗大化固形物SSbの分画供給によって、固液分離槽11におけるフィルタ没入側11Bでは、粗大化固形物SSbの密度が著しく高くなるため、水面上で固形物回収装置13によってプレコート層PCが剥離回収された(プレコート層PCが未形成の)フィルタ121が、図2における反時計方向への固液分離ドラム12の回転に伴って、固液分離対象水Wの水面下に没入して行くと、このプレコート層未形成のフィルタ121の外周面へ速やかに粗大化固形物SSbが捕捉され、プレコート層PCの形成が促される。
このため、フィルタ121に付着した粗大化固形物SSb(プレコート層PC)による濾過作用が速やかに発現されるので、メッシュサイズよりも粒径の小さな懸濁粒子が濾水W中へ流出してしまうのを有効に抑制することができ、すなわち、微小な懸濁粒子SSaの捕捉が効率良く行われ、これら粗大化固形物SSb及び微小懸濁粒子SSaによるプレコート層PCの形成が促進される。
したがって、固液分離槽11の粗大化固形物溜まり41で固液分離対象水Wから沈降分離(分画)された粗大化固形物SSbを高密度で含む粗大化固形物濃縮水Wを、粗大化固形物分画装置4によって、固液分離槽11におけるフィルタ没入側11Bへ供給することによって、プレコート層PCの形成が促進される結果、濾水Wの清澄性を向上させ、かつ固形物の回収率を高めることができ、また固液分離ドラム12の回転速度も、従来よりも上昇させることができる。すなわち、装置規模あたりの固液分離対象水Wの処理速度が高まるため、処理コストを大幅に削減することができる。
1 固液分離装置本体
11 固液分離槽
11A フィルタ浮上側
11B フィルタ没入側
12 固液分離ドラム
121 フィルタ
13 固形物回収装置(回収手段)
2 粗大化固形物生成部
21 凝集撹拌槽
22 撹拌機
3 粗大化固形物供給部
4 粗大化固形物分画装置
PC プレコート層
S 濾水貯留室(濾液貯留室)
SSb 粗大化固形物
原水
固液分離対象水(処理対象液)
濾水(濾液)
粗大化固形物濃縮水

Claims (5)

  1. 固形物で懸濁した処理対象液が供給される固液分離槽と、この固液分離槽内に前記処理対象液に一部浸漬された状態で循環移動可能に配置されて前記固液分離槽内に濾液貯留室を画成するフィルタと、前記フィルタの外周面に付着・堆積した固形物を剥離回収する回収手段を備える固液分離装置において、処理対象液中の懸濁粒子を凝集して粗大化固形物を生成する粗大化固形物生成部と、前記固液分離槽へ、前記粗大化固形物を供給する粗大化固形物供給部を備えることを特徴とする固液分離装置。
  2. 固液分離槽内で沈殿した粗大化固形物を前記固液分離槽内におけるフィルタ没入側へ供給する粗大化固形物分画装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の固液分離装置。
  3. 粗大化固形物供給部が、粗大化固形物を固液分離槽におけるフィルタ浮上側の液面近傍へ供給するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の固液分離装置。
  4. 粗大化固形物供給部による固液分離槽への処理対象液の流入部に、水平方向への処理対象液の分散手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固液分離装置。
  5. 粗大化固形物生成部が、撹拌機及び凝集剤添加部を有する凝集撹拌槽からなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固液分離装置。
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