JP2013207079A - 集光型太陽光発電パネル及び集光型太陽光発電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹型の筐体10開口にフレネルレンズ24aを配置した集光板24を設け、そのレンズによる集光でもって発電素子22により発電する集光型太陽光発電パネルPである。各レンズは、正方形でその受光面積が4cm2を超え、36cm2未満、F値:1以上2未満である。発電素子の半導体チップは、正方形で光電変換効率が30%以上、受光面積が27mm2以下、2.25mm2以上である。筐体の底部の熱伝導度σC、厚みtCとして、広がり熱伝導係数σC・tC≧0.1(W/K)、発電素子の接合部から筐体底部放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦150(K/W)/mm2である。このようにすることによって、パネルの嵩が小さく、薄くなる。また、発電能力も向上する。
【選択図】図3
Description
この構成の太陽光発電パネルは、発電素子(セル)の多数を平面状に隣接して配列し、太陽光をその各発電素子に直接に照射して発電する平板型と、前記透光板をフレネルレンズ等の集光板としてそのレンズで太陽光を集光し発電素子に照射し太陽光エネルギーを濃縮して発電する集光型とがある。
また、太陽光発電パネルの設置態様(太陽光発電装置)としては、屋根等に固定する固定型と、太陽を追尾(追日)する架台に設置される追尾型とがあり、集光型は、太陽の位置で集光位置がずれるため、太陽光発電パネルが常に太陽に向く(直達光が直交する)様に追尾型となっている(特許文献1図1、特許文献2図1参照)。
因みに、追尾電力は、追尾型太陽光発電装置における発電量の0.5%程度である。このため、追尾型は、設置コストはかかるが、メンテナンスコストは固定型と大差はない。
集光レンズが大きいことで焦点距離も長くなるから、筐体も深いものとなり(筐体の側板幅(高さ)が大きく筐体が嵩高いものとなり)、例えば、筐体側板高さ:250mm程度となっている。
このような太陽光発電パネルは、横幅:400mm以上、縦幅:1600mm以上、側板高さ:250mm以上となって、かなりの重量となり、数人で持ち運びしなければならないものとなる。
一方、平面型においては、長辺:800mm程度の長方形で厚さ:50mm程度のものが普及し、その太陽光発電パネルは一人でも運搬できる。
このため、集光型においても、平面型のように小型で薄く、かつ軽いものが要求される。
太陽光エネルギーは、大気圏外(AM-0:エアマス、Air Mass)で、約1.4kW/m2(太陽光定数:1370W/m2)である。
また、春分・秋分での赤道直下南中時の地表表面(AM−1)には、約1.0kW/m2の太陽光エネルギーが降り注ぐ。オゾン層、大気中のオゾン(O3)が紫外線・可視光線を吸収、また大気中の酸素(O2)や水(H2O)が赤外線を吸収するため、大気圏外の太陽光エネルギー(AM-0)は、地表での太陽光エネルギー(AM-1、AM-1.5)と減少する。
ここでは、地表に到達する直達光エネルギーISUNを最大値であるAM-1(1.5)として、ISUN=1000W/m2とする。
上記の集光型の太陽光発電パネルPは、図7に示すように、地表に到達する直達光を、レンズサイズ:一辺Rs(cm)の正方形、厚さtrmmの集光レンズ(フレネルレンズ)で受けて、一辺DS(mm)の正方形、変換効率η%の発電素子22に集光する。以下、正方形の単位を「□」とし、集光レンズが一辺:RScmの正方形であれば、そのレンズの形状を「RScm□」として表すとともに、その一辺RSの正方形レンズをサイズRsと言い、発電素子22が一辺:DSmmの正方形であれば、その発電素子の形状を「DSmm□」として表すとともに、その一辺DSの正方形レンズをサイズDsと言う。
したがって、光学系の損失がないとすれば、発電素子22において、発電量:QGEN=ISUN×η(W)、損失:QLOS=ISUN×(1−η)(W)が発生し、損失QLOSが熱エネルギーとして板厚:tCmmの筐体10底面(底板11)に伝わり、筐体底面の大気と接する側を放熱面として、大気へ放散される。
ここで、以下に使用するパラメータと熱解析の前提を説明する。
1) 発電素子の発熱と放熱面の関係
発電素子22で発生した損失QLOS(熱エネルギー)を放熱面に伝達する際の熱抵抗をRJC(K/W:ケルビン/ワット)とし、損失QLOSは、発電素子22の表面近傍(接合部分:Junction)で発生し、接合−放熱面(筐体底部)までの熱抵抗RJCは、発電素子22のパッケージ、配線材(FPC21)を含めた実装形態に大きく依存する。ここでは、熱抵抗の広がりを無視して、発電素子22の半導体チップサイズDScm□で解析する。
また、発電素子22の接合温度TJ℃と発電素子直下の放熱面(筐体底部)の温度TCMAX℃の間には、TCMAX=TJ−QLOS×RJC(℃)(式(1))なる関係が成り立つ。
まず、正方形の発電素子22と相似形で等間隔にn(i=1,2,3・・・、n)個に分割して、熱の広がりに伴うi番目の領域で放散される熱量QR_i、放散されず残存するQLOS_iと温度TC_iを考えると、以下の関係式が成り立つ。
QLOS=ΣQR_i
TC_(i+1)=TC_i−QLOS_i×RSP_i
ここに、i番目の領域の広がり熱抵抗RSP_iは、次式で与えられる。
RSP_i=(1÷σC)×i_step÷(tC×LS_i)(K/W)
=(i_step÷LS_i)÷(σC×tC)
σC :筐体の熱伝導度 W/mK
i_step :i番目の間隔(mm)
LS_i :i番目の外側の周囲長(mm)
特に、σC・tCは重要なパラメータで、広がり熱伝導係数(W/K:ワット/ケルビン)と呼ぶことにする。
本願では、CPVパネルPの自然対流熱伝達による熱解析において、最大損失が発生するのは、太陽が真上にあり、したがって、放熱面は地表に正対する、すなわち放熱面が下向きの場合を考える。周囲温度Taは、地球上で考えた場合、最高値としてTa=40℃として取り扱うことにする。
図8に、発電素子22の歩留まりとコストの関係を示し、(A)はチップサイズと歩留まりの関係を、(B)はレンズサイズとコスト比及びチップ受光面積(サイズ)の関係を示す。発電素子(半導体チップ)22は、太陽光による光エネルギーを受けて電気エネルギーに変換するが、化合物系半導体からなる発電素子22は理論的変換効率の限界が20%である単結晶シリコン系素子よりも高い。例えば、タンデム構造を有する化合物系半導体の発電素子は、その変換効率は現状40%程度である。
因みに、化合物系半導体の発電素子の理論的変換効率の限界は60%とも言われている。ここでは、発電素子22の変換効率として、30%、40%および60%について検討する。
Yield=exp(−Ddefect×DS 2)
化合物系半導体は、シリコン系半導体に比べて、欠陥密度が大きく、現状の発電素子22では、図8(A)に示す、Ddefect=0.8(図中「.8」)/cm2が、現状の技術レベルである。
このようにすることによって、1つのパネルPで使用する発電素子2の総受光面積は、レンズサイズに依存しないことになる。等面積チップのコスト比は、CPVパネル1台当たりに使用される発電素子について、上記の基準を1とした場合における、面積比例チップサイズでのコスト比を表す。また、上記の規準と等価コストになるチップサイズを、コスト同等チップ受光面積(cm□)として示す。なお、ウエハサイズは6インチを想定した計算結果である。
一方、8cm□以下の小さなレンズサイズの場合は3.84W(η=40%)以下と比較的小さな損失であり、発電素子数は多いが、簡易な放熱による比較的安価な実装形態が可能である、と考えられる。なお、小さなレンズサイズの場合は、安価な実装形態が課題であるとも言える。
η=30%の場合、 DS≦0.69×RS+0.28 (mm□)
η=40%の場合、 DS≦0.57×RS+0.37 (mm□)
で与えられる。図9は、そのレンズサイズに対するコスト同等チップサイズの関係を示す線形近似を示す図である。
ここでは、発電素子22の変換効率η=30%、40%および60%の場合について、筐体底部の放熱面の温度分布について検討する。
表2は、各変換効率において、各々のレンズサイズにおいて発電素子22で発生する損失の最大値を示したものである。同表には、レンズサイズに対応した太陽光エネルギーも示してあり、集光に係る光学系のロスを無視すると、太陽光エネルギーから損失を引いた値が発電量となる。当然に、レンズサイズが大きくなれば、発電量、放熱面の面積は増大する一方、損失も増大する。
1)最高温度は、放熱面の中心である。
2)放熱面の広がり熱伝導係数が0.1より大きい場合には、最高温度は比較的低く、放熱面内での温度差も比較的小さい。逆に放熱面の広がり熱伝導係数が0.1より小さい場合には、最高温度が高くて放熱面内で温度差も大きい。このことから、放熱面の広がり熱伝導係数が重要な要素であることが分る。
3)放熱面の温度分布において、高温となる領域は中心(チップの中心)からRS/4の領域である。
発電素子22の中心、すなわちレンズ24aの中心を原点として、その原点からの距離を「中心からの距離」としている。この図11の結果から以下のことがわかる。
1)放熱面の中心で最高温度となり、最高温度はレンズサイズに対して極小値をもつ。
2)レンズサイズが小さい場合は放熱面における温度差は小さく、レンズサイズが大きい場合は放熱面における温度差は大きい。
3)広がり熱伝導係数σC・tCが小さいと、温度傾斜が急となる。
1)各チップサイズに対して、ほぼ同様に最高温度はレンズサイズに対して極小値をもつ。
2)広がり熱伝導係数σC・tCが大きくなるにつれて極小値はレンズサイズの大きい方に移動する。
3)σC・tC=0.007に相当する樹脂材料に関しては、極小値はレンズサイズ2cm□超である。
4)σC・tC=0.1に相当する金属材料に関しては、極小値はレンズサイズ6cm□未満である。
5)σC・tC≧0.1における極小値は、σC・tC=0.1における極小値と同程度である。
以上から、CPVパネルPにおけるレンズサイズ:Rsとしては、
2<Rs<6 (cm□)
が最適であると、考える。
図13−1〜4に、1cm□から20cm□のレンズサイズに対して、各レンズサイズにおいて0.5mm□から10mm□まで、0.5mm□ステップでチップサイズを変化させた場合の接合温度の解析結果を示す。その各図は、いろいろのパラメータを下記の条件、
図13−1:σC・tC=0.1 W/K RJC=300 (K/W)/mm2
図13−2:σC・tC=0.1 W/K RJC=150 (K/W)/mm2
図13−3:σC・tC=0.007 W/K RJC=300 (K/W)/mm2
図13−4:σC・tC=0.007 W/K RJC=150 (K/W)/mm2
で解析したもので、図13−1〜図13−4については、発電素子22の変換効率η=30%、40%、60%の場合についての結果を(A)〜(C)に図示している。また、接合温度200℃のラインも合わせて図中に図示している。
一方、シリコン系半導体の禁制帯幅1.1eVよりも広い禁制帯幅をもつ化合物系半導体、例えばガリウム砒素(GaAs;禁制帯幅1.4eV)、インジウムリン(InP:禁制帯幅1.35eV)の場合、当然にシリコン系半導体よりも高温で動作し、寿命を確保するための限界接合温度もシリコン系半導体より高い。この実施形態のGaAs系の発電素子22については、半導体材料から限界温度を見積もると、200℃以上であるが、発電素子22の樹脂モールド、ハンダ、電極材料などの実装材料の寿命も影響するため、ここでは、限界接合温度として200℃とする。
1)σC・tC≧0.1W/K(金属材料)、RJC≦300(K/W)/mm2、2<Rs<6(cm□)において、
DS≧0.38×RS+0.14、又は、Ds≧2(mm□)以上
2)σC・tC≧0.1W/K(金属材料)、RJC≦150(K/W)/mm2、2<Rs<6(cm□)において、
DS≧0.27×RS+0.14、又は、Ds≧1.5(mm□)
3)σC・tC≧0.007W/K(樹脂材料)、RJC≦300(K/W)/mm2、2<Rs<6(cm□)において、
DS≧0.174×RS 2―0.609×RS+1.594、又は、Ds≧3(mm□)
4)σC・tC≧0.007W/K(樹脂材料)、RJC≦150(K/W)/mm2、2<Rs<6(cm□)において、
DS≧0.193×RS 2―0.908×RS+1.92、又はDs≧2.5(mm□)
発電素子22の接合部分で発生した損失QLOSSは、実装の形態を介して放熱面に伝導され、放熱面から大気に放散され、発電素子22の接合温度TJ℃と発電素子直下の放熱面(筐体底部)の温度TCMAX℃の間には、上記式(1)のTCMAX=TJ−QLOS×RJC(℃)なる関係が成り立ち、ここでは、RJC=300および150(K/W)mm2と実装形態について説明する。なお、上記熱解析のモデルで説明したように、熱の広がりを無視してチップサイズを上面とした角柱でmm2単位当たりの熱抵抗RJCを計算し、また、上記解析結果をmm2単位当たりの熱抵抗とチップ受光面積から熱抵抗RJCを見積もっている。
CPVパネルPにおいては、シリコン系太陽電池と異なり、光を集光する機構が必須の要件である。ここでは、レンズの焦点距離について検討する。
レンズのF値(F-number)は、焦点距離f(focus)と有効口径φを使って、次のように定義される。
F=f÷φ
ここでは、このF値を使って検討する。
レンズサイズが大きいと、筐体10の高さhが高くなり、小さいほど低くなる。上記したレンズサイズの範囲:2cm<RS<6cmを考えると、2×F<h<6×F(cm)となる。
ここで、CPVパネルPを小型・軽量とするため、F≦2とすると、h<12cm、F≦1.5とすると、h<9cmとなって、高さhを約10cm前後に抑えることができる。
以上から、集光レンズの受光面積は、4cm2を超え、36cm2未満であることが好ましい。
実際には、上記寸法より集光板24は接続部分大きくなり、またその他、配線材21、発電素子22が加わるため、CPVパネルPの総重量は大きくなるが、筐体10の板厚を2mm以下にすれば、F≦2として、同総重量は7.5kg以下にすることが可能である。
なお、色収差等を考えると、レンズの焦点は、点ではなく、5cm□のフレネル集光レンズ24aで2.5mm□程度の大きさを有する。このため、スポットサイズを2.5mm以上とした。
以上から、F値は1以上2未満であることが好ましい。
「同一形状」は、正方形、正六角形などの正多角形、長方形、菱形等の集光板に隙間なく配置できる(さいじつ配置できる)形状であれば、何れでも良いが、長方形、より好ましくは正方形が好ましい。
また、発電素子は、集光レンズの全集光を受ける形状及び大きさを有する受光面(集光を受けるチップ面)を有すれば良いが、その集光レンズと相似形の形状が好ましく、その相似形とする場合、発光素子(チップ)は、劈開方向があるため、強度的から、長方形等の四角形、より好ましくは正方形が好ましい。
このため、集光レンズの受光面積が4cm2を超え36cm2未満であるものとしては、正方形であれば、一辺:2cm(20mm)を超え6cm(60mm)未満、長方形であれば、例えば、長辺:2.5cm、短辺:1.6cmを超え、長辺:6.5cm、短辺:5.5cm以下等となる。
このとき、上記発電素子の半導体チップ(チップ)の受光面積SS>(0.38×RS 2+0.14)2(=DS 2)mm2とすることができる。
このとき、上記発電素子の半導体チップの受光面積Ss>(0.27×RS+0.14)2(=DS 2)mm2とすることができる。
また、その発電素子の半導体チップは、その受光面積が9mm2以上であり、上記筐体の底部の上記広がり熱伝導係数σC・tCが、σC・tC≧0.007(W/K)であり、上記発電素子の接合から上記筐体の底部の放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦300(K/W)/mm2であるとすることもでき、このとき、発電素子の半導体チップの受光面積Ss>(0.174×RS 2―0.609×RS+1.594)2(=DS 2)mm2とすることができる。
また、その発電素子の半導体チップは、その受光面積が6.25mm2以上であり、前記筐体の底部の広がり熱伝導係数σC・tCが、σC・tC≧0.007(W/K)であり、前記発電素子の接合から前記筐体の底部の放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦150(K/W)/mm2であるとすることもでき、このとき、前記発電素子の半導体チップの受光面積Ss>(0.193×RS 2―0.908×RS+1.92)2(=DS 2)mm2であるとしたりすることができる。
すなわち、常時、太陽の一日の運行に追日して、東方向から西方向へ太陽光発電パネルPの受光面を可動とする方位角(回転角)に制御され、太陽高度が低い日の出から高度の高い昼そして再び高度の低くなる日没まで太陽の一日の高度変化に追日して、仰角方向に太陽光発電パネルPの受光面を可動とする仰角(迎え角)に制御されて、パネル受光面を発電効率が最良となる、太陽に向かって各太陽光発電パネルP(受光面)が真っ直ぐ(直角)に向く(受光面が正対する)状態とされる。
また、全天日射計C2によって全天空の日射量を検出し、太陽光直達光計C3によって直達光の日射量を検出し、それらの検出量と発電量との対比によって発電効率等が計算される。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
F 集光型太陽光発電装置のフレーム
P 集光型太陽光発電パネル
Ds 発電素子のチップサイズ
Rs 集光レンズのサイズ
10 太陽光発電パネルの筐体
11 筐体の底板(底部)
12 同側板(側部)
13 補強ビード(補強機構)
15 フレキシブルプリント基板(配線板)位置決め用突起
16 通気孔
18 補強ビード(補強板)
20 太陽光発電パネルPの取付用盲ナット
20a 同ボルト
21 フレキシブルプリント基板(配線板)
22 発電素子
23 逆流防止ダイオード
24 集光板
24a 集光レンズ(フレネルレンズ)
Claims (13)
- 底板の全周囲を側板で囲んだ凹型の筐体と、その筐体の開口に設けられた複数の集光レンズを配置した集光板と、前記筐体内に設けられて前記各集光レンズに対応した発電素子と、前記筐体内に設けられて前記発電素子が実装された配線とからなる集光型太陽光発電パネルであって、
上記各集光レンズは同一形状であり、その受光面積が4cm2を超え、36cm2未満であることを特徴とする集光型太陽光発電パネル。 - 上記発電素子の半導体チップは、光を電気に変換する変換効率が30%以上、受光面積が27mm2以下であることを特徴とする請求項1に記載の集光型太陽光発電パネル。
- 上記発電素子の半導体チップはその受光面積SSが4mm2以上であり、上記筐体の底部は、その熱伝導度をσC、厚みをtCとしたとき、広がり熱伝導係数σC・tC≧0.1(W/K)であり、前記発電素子の接合から前記筐体の底部の放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦300(K/W)/mm2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の集光型太陽光発電パネル。
- 上記集光レンズを等価的に面積が等しい一辺がRScmの正方形形状で表し、かつ、上記発電素子の半導体チップの受光面積SSを等価的に面積が等しい一辺がDSmmの正方形形状で表したとき、
DS=0.38×RS+0.14、 SS>DS 2
なる関係を満足することを特徴とする請求項3に記載の集光型太陽光発電パネル。 - 上記発電素子の半導体チップは、その受光面積SSが2.25mm2以上であり、上記筐体の底部の上記広がり熱伝導係数σC・tCが、σC・tC≧0.1(W/K)であり、前記発電素子の接合から前記筐体の底部の放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦150(K/W)/mm2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の集光型太陽光発電パネル。
- 上記集光レンズを等価的に面積が等しい一辺がRScmの正方形形状で表し、かつ、上記発電素子の半導体チップの受光面積SSを等価的に面積が等しい一辺がDSmmの正方形形状で表したとき、
DS=0.27×RS+0.14、 SS>DS 2
なる関係を満足することを特徴とする請求項5に記載の集光型太陽光発電パネル。 - 上記発電素子の半導体チップは、その受光面積が9mm2以上であり、上記筐体の底部の上記広がり熱伝導係数σC・tCが、σC・tC≧0.007(W/K)であり、上記発電素子の接合から前記筐体の底部の放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦300(K/W)/mm2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の集光型太陽光発電パネル。
- 上記集光レンズを等価的に面積が等しい一辺がRScmの正方形形状で表し、かつ、上記発電素子の半導体チップの受光面積SSを等価的に面積が等しい一辺がDSmmの正方形形状で表したとき、
DS=0.174×RS 2―0.609×RS+1.594、 SS>DS 2
なる関係を満足することを特徴とする請求項7に記載の集光型太陽光発電パネル。 - 上記発電素子の半導体チップは、その受光面積が6.25mm2以上であり、上記筐体の底部の上記広がり熱伝導係数σC・tCが、σC・tC≧0.007(W/K)であり、前記発電素子の接合から前記筐体の底部の放熱面に至る熱抵抗RJCは、RJC≦150(K/W)/mm2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の集光型太陽光発電パネル。
- 上記集光レンズを等価的に面積が等しい一辺がRScmの正方形形状で表し、かつ、上記発電素子の半導体チップの受光面積SSを等価的に面積が等しい一辺がDSmmの正方形形状で表したとき、
DS=0.193×RS 2―0.908×RS+1.92、 SS>DS 2
なる関係を満足することを特徴とする請求項9に記載の集光型太陽光発電パネル。 - 上記複数の集光レンズの受光面積のF値は、1以上2未満であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一つに記載の集光型太陽光発電パネル。
- 上記筐体の高さ(h)が120cm未満であることを特徴とする1乃至11の何れか一つに記載の集光型太陽光発電パネル。
- 請求項1乃至12に記載の何れか一つに記載の集光型太陽光発電パネル(P)を複数備える太陽光発電装置。
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