JP2013206384A - 情報処理システム及びパートナー選定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物の印刷工程において、複数の提携業者(パートナー)の中から、ユーザが注文した印刷量及びその納期に応じられる提携業者の自動選定を行う。
【解決手段】本発明における情報処理システムは、印刷物の作成を受注しプリントパートナーに対し印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、複数のプリントパートナーと所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを記憶した記憶手段と、所定納期で注文された印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定する選定手段と、印刷物の印刷業務を発注する発注手段とを有し、選定手段は、プリントパートナーの生産能力を量る情報に基づく印刷可能量の合計量が注文された印刷物の印刷量を超える二以上のプリントパートナーを選定し、発注手段は、注文された印刷物の印刷量を分割し、二以上のプリントパートナー毎に対し分割した印刷量の印刷業務を発注する。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理システム及びパートナー選定方法に関する。
近年、印刷業者は、紙媒体の印刷物の利用を促すべく、デジタル技術を利用した様々な提案を行っており、ソリューションの1つに、ウェブサイト、Webブラウザを通じて印刷物をワンストップで発注できるクラウドプリンティング(ウェブプリントなどともいう)がある。発注する側(ユーザ)から見ると、いつでも簡単にプリント発注を行うことができる。
ユーザは、ウェブサイトを通じて印刷データを入稿(アップロード)しさえすれば、指定の配送先にその印刷物が配送される。よって発注業務の簡素化になる。また、印刷を受注する側(印刷業者)から見ても、効率的な営業活動と効率的に印刷物を提供する仕組みを実現できる。
具体的に、ユーザはウェブサイト(図1参照)にアクセスし、印刷物の種類、数量、配送先住所等の情報を入力し、印刷物の発注を行う。またオプションで、特殊な印刷・納品等の細かな注文を行うことも可能である。例えば、「新聞折込チラシを20000部作成し、4日後に仙台に18000部、東京に2000部ずつ発送する。」、「製本しページ数100ページものを500部作成する。」、「表紙はフルカラーで表面にラミネート加工する。」、「両面印刷で、うち90ページは白黒で、10ページはカラー印刷する。」等々である。
また、印刷原稿については、印刷物の種類によって入稿の仕方は異なる。例えば、名刺、ポストカードや封筒のような定型形の印刷物であれば、サイト上に提供されているいくつかのデザインやテンプレートの中からフォームを選択のうえ、オンラインでフォームを任意に編集して入稿する(例えば、特許文献1参照)。
また、会社案内や取扱説明書のような自由形の印刷物であれば、ユーザ側が作成した完成原稿(印刷データ)をアップロードする。またときに、ユーザがデザインサービスを利用する場合、要望事項を入力すれば、印刷業者側のデザイナーがデザインを含め完成原稿(印刷データ)を作成してくれるものもある。
以上、諸情報の入力を終えると、クラウドプリンティング・システムは、入力された発注内容に応じて、見積金額や納期を計算し、サイト上にその見積金額や納期を表示させる(例えば、特許文献2、3参照)。サイト運営者は、サイトを通じて注文を受け付けると、早速、デザイン(必要な場合)、印刷、配送等、印刷物納品迄への手配を行う。
ここで、従来、クラウドプリンティングのサイト運営者は、受注量が自社のキャパシティを超える繁忙期には、外注業者を利用しているという実態がある。また、サイト運営者が、デザイナー、印刷工場、倉庫等を所有してない場合には、いずれか又は全て工程に提携業者(パートナー)を利用しているという実態もありうる。
クラウドプリンティング・システムは、このように外注業者を利用する場合、ユーザからの発注を受けた後、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、複数の提携業者(パートナー)の中から、それぞれ各工程における最適な提携業者の選定を行う。そして選定した提携業者に対し、デザイン、印刷、配送等の各工程における作業の発注を行う。
しかしながら、例えば、ユーザの注文した印刷物の量があまり大量であるために、ユーザの希望する納期(特に短納期を希望する場合)に印刷物の印刷が間に合わない場合がある。通常、クラウドプリンティング・システムは、印刷業務の発注先として、複数の提携業者のうち1の印刷業者(プリントパートナーという)を選定して、印刷業務を発注する。しかし、あまりに印刷物量が大量であり、その納期が短い場合には、提携するいずれの印刷業者であっても、納期内にその注文量をこなすことは困難である。
結果、クラウドプリンティング・システムは、印刷業務を発注する提携業者を選定できないため、そのユーザ注文を受注することはできない。この場合、クラウドプリンティング・システムは、ウェブサイト上、例えば「入力された納期では、本注文を受付けることができません。納期を延長するか、印刷量を少なくするなど、注文条件を変更して下さい。」などをユーザに表示せざるをえない。そして、このような場合には、クラウドプリンティング・システムからの印刷物の注文を断念してしまうユーザも発生しうる。これは受注機会の損失である。
本発明では上記のような点に鑑みて、印刷物の印刷工程において、複数の提携業者(パートナー)の中から、ユーザが注文した印刷量及びその納期に応じられる提携業者の自動選定を行う情報処理システム及びパートナー選定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る情報処理システムは、ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、複数の前記プリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、前記記憶手段を参照し、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナー毎の前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手段と、前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手段と、を有し、前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量の合計量が前記印刷物の印刷量を超える二以上のプリントパートナーを選定し、前記発注手段は、前記二以上のプリントパートナー毎の前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量に応じて、前記印刷物の印刷量を分割し、前記二以上のプリントパートナー毎に対し、該分割した印刷量の印刷業務を発注する。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る情報処理システムは、ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、前記複数のプリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、前記記憶手段を参照し、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手段と、前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手段と、を有し、前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーを選定し、前記発注手段は、前記一のプリントパートナーに対し、前記所定納期で前記印刷可能量の印刷業務を発注するとともに、前記所定納期後の納期で残る印刷量の前記印刷物の印刷業務を発注する。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る情報処理システムは、ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、前記複数のプリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、前記記憶手段を参照し、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手段と、前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手段と、を有し、前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーであって、且つ前記所定納期後の最も短い納期で残る前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーを選定し、前記発注手段は、前記一のプリントパートナーに対し、前記所定納期で前記印刷可能量の印刷業務を発注するとともに、前記所定納期後の納期で残る印刷量の前記印刷物の印刷業務を発注する。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るパートナー選定方法は、ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムにおけるパートナー選定方法であって、記憶手段から、複数の前記プリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて読み出す読出手順と、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手順と、前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手順と、を有し、前記プリントパートナー選定手順は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量の合計量が前記印刷物の印刷量を超える二以上のプリントパートナーを選定し、前記発注手順は、前記二以上のプリントパートナー毎の前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量に応じて、前記印刷物の印刷量を分割し、前記二以上のプリントパートナー毎に対し、該分割した印刷量の印刷業務を発注する。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るパートナー選定方法は、ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムにおけるパートナー選定方法であって、記憶手段から、複数の前記プリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて読み出す読出手順と、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手順と、前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手順と、を有し、前記プリントパートナー選定手順は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーを選定し、前記発注手順は、前記一のプリントパートナーに対し、前記印刷可能量の印刷業務を発注する。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、印刷物の印刷工程において、複数の提携業者(パートナー)の中から、ユーザが注文した印刷量及びその納期に応じられる提携業者の自動選定を行う情報処理システム及びパートナー選定方法を提供することができる。
ウェブサイトの一例を示す。 本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100のネットワーク概略構成図を示す。 パートナー選定サーバ1の一実施形態の主要構成を示すハードウェア構成図である。 本実施形態に係るパートナー選定サーバ1の機能ブロック図の一例を示す。 プリントパートナー登録情報を示す一例である。 プリント分野テーブルを示す一例である。 某プリントパートナーの使用可能保有在庫量を示す一例である。 某プリントパートナーの使用可能保有印刷機を示す一例である。 某プリントパートナーの使用可能保有印刷機の某月稼動スケジュール情報を示す一例である。 本実施形態に係るプリントパートナー選定処理を説明するフローチャート図である。 ウェブサイトの注文修正画面の一例を示す。 ウェブサイトの注文確認画面の一例を示す。 本変形例に係るプリントパートナー選定処理を説明するフローチャート図である。 ウェブサイトの注文確認画面(変形例)の一例を示す。 ウェブサイトの注文確認画面(変形例)の一例を示す。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
[システム構成]
(ネットワーク構成)
図2は、本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100のネットワーク概略構成図を示す。本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100は、パートナー選定サーバ1、Webサーバ2を含み構成される。また図に示されるように、クラウドプリンティング・システム100に対し、ユーザ(ユーザPC)、デザインパートナーA、プリントパートナーB、物流パートナーCが、ネットワークを介し接続され構成される。
パートナー選定サーバ1(以下単に選定サーバ1という)は、ユーザからWebサーバ2を介して印刷物の注文を受けると、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、複数の各パートナー(デザインパートナーA、プリントパートナーB、物流パートナーC)の中から、それぞれ各工程における最適なパートナー業者の選定を行うサーバである。例えばWebサーバ2とともにデータセンター等に配置される。
選定サーバ1は、まず印刷物の注文を受けると、提携する複数のデザインパートナーAの中から、ユーザ注文にかなう最適な1のデザインパートナーAの選定を行う。次に、提携する複数のプリントパートナーBの中から、ユーザ注文にかなう最適な1のプリントパートナーBの選定を行う。次に、提携する複数の物流パートナーCの中から、ユーザ注文にかなう最適な1の物流パートナーCの選定を行う。そしてデザイン、印刷、配送等の各工程において、それぞれ各工程における最適な1のパートナーの選定を行った後、選定した各パートナーに対し注文業務の依頼・発注を行う。
より具体的には、選定したデザインパートナーAに対しては、印刷物の注文内容に応じたデザインの注文、完成原稿(印刷データ)の作成依頼を行う。また選定したプリントパートナーBに対しては、デザインパートナーAが作成した完成原稿(印刷データ)の印刷依頼を行う。また選定した物流パートナーCに対しては、プリントパートナーBが印刷した印刷物の配送依頼を行う。そして物流パートナーCにより、ユーザの指定する配送先(納品先)に印刷物が届けられる。
Webサーバ2は、インターネット上に公開されて設けられ、印刷物の注文窓口であるウェブサイト(図1参照)を提供するサーバである。ユーザは、Webサーバ2のウェブサイトにアクセスし、いつでも簡単に注文(発注)を行うことができる。そしてウェブサイトを介して注文された注文内容は、選定サーバ1に渡される。
デザインパートナーAは、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、デザインを担当するデザイン業者である。デザインパートナーAは、図に示されるように複数存在しており、選定サーバ1からのデザインの注文を受けると、注文内容に応じたデザイン、完成原稿(印刷データ)の作成を行う。完成原稿は、選定サーバ1に一旦送信(納品)されるか、又はプリントパートナーBに直接送信される。
プリントパートナーBは、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、印刷を担当する印刷業者である。プリントパートナーBは、図に示されるように全国各地(又は全世界各地)のように広域に渡って複数存在しており、かつ1地域毎においても複数存在する。選定サーバ1からの印刷の注文を受けると、注文内容に従って完成原稿の印刷を行う。印刷された印刷物は選定サーバ1の指定する物流パートナーCに渡される。正確には物流パートナーCは配送業者であるので、印刷物は物流パートナーCにより指定日時において回収される。
物流パートナーCは、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、運送業者、宅配業者、バイク便、郵便等々の配送を担当する配送業者である。物流パートナーCは、図に示されるように全国各地(又は全世界各地)のように広域に渡って複数存在しており、かつ1地域毎においても複数存在する。選定サーバ1からの配送の注文を受けると、指定のプリントパートナーBから指定日時に印刷物を回収し、指定配送先(納品先)にその印刷物の配送を行う。
なお、クラウドプリンティング・システム100の選定サーバ1と、デザインパートナーA、プリントパートナーB、物流パートナーCは、ネットワークを介し接続され、選定サーバ1からの依頼を受ける以上、各パートナーそれぞれにPC端末(非図示)を備えていることはいうまでもない。
なおまた、本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100においては、上述したように定型形の印刷物であれば、Webサーバ2のウェブサイト上に提供されているデザインやテンプレートの中からフォームを選択のうえ、オンラインでフォームを任意に編集して入稿できる。また、自由形の印刷物であれば、ユーザ側が作成した完成原稿(印刷データ)をアップロードして入稿できる。いずれの場合も、デザインパートナーAによるデザインは不要であることから、選定サーバ1はデザインパートナーAの選定を省略し、プリントパートナーBの選定から行えばよい。但し本実施形態においては、ユーザはデザインサービスを利用するものとし、デザイナーパートナーAにより印刷対象となる完成原稿(印刷データ)が作成されるものとして説明を進めていく。
(ハードウェア)
ここで、本実施形態に係る選定サーバ1のハードウェア構成について説明しておく。図3は、パートナー選定サーバ1の一実施形態の主要構成を示すハードウェア構成図である。選定サーバ1は、主要な構成として、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、補助記憶装置14、記憶媒体読取装置15、入力装置16、表示装置17、及び通信装置18を含む構成である。
CPU11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路から構成され、装置全体を制御する回路である。また、ROM12は、CPU11で実行される所定の制御プログラム(ソフトウェア部品)を格納するメモリであり、RAM13は、CPU11がROM12に格納された所定の制御プログラム(ソフトウェア部品)を実行して各種の制御を行うときの作業エリア(ワーク領域)として使用するメモリである。
補助記憶装置14は、汎用のOS(Operating System)、各種プログラムを含む各種情報を格納する装置であり、不揮発性の記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)などが用いられる。
入力装置16は、ユーザが各種入力操作を行うための装置である。入力装置16は、マウス、キーボード、表示装置17の表示画面上に重畳するように設けられたタッチパネルスイッチなどを含む。表示装置17は、各種データを表示画面に表示する装置である。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)などから構成される。
通信装置18は、ネットワークを介して他の機器との通信を行う装置である。有線ネットワークや無線ネットワークなど含む各種ネットワーク形態に応じた通信をサポートする。
(機能)
次に、本実施形態に係る選定サーバ1の主要機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係るパートナー選定サーバ1の機能ブロック図の一例を示す。選定サーバ1は、図に示されるように、入力部110、デザインパートナー選定部120、プリントパートナー選定部130、物流パートナー選定部140、発注部150、記憶部160を含み構成される。
入力部110は、Webサーバ2からユーザの注文内容を入力する機能部である。上述したように、ユーザはWebサーバ2のウェブサイトにアクセスし、印刷物の注文(発注)を行うが、そのウェブサイトを介して注文された注文内容は、選定サーバ1の入力部110に対し渡される。
デザインパートナー選定部120は、ユーザから印刷物のデザイン注文を受けると、デザインパートナーDB161に登録されている複数のデザインパートナーAの中から、ユーザ注文にかなう最適な1のデザインパートナーAの選定を行う。
プリントパートナー選定部130は、ユーザから印刷物の印刷注文を受けると、プリントパートナーDB162に登録されている複数のプリントパートナーBの中から、ユーザ注文にかなう最適なプリントパートナーBの選定を行う。具体的な選定方法については後述する。
物流パートナー選定部140は、ユーザから印刷物の印刷注文を受けると、物流パートナーDB163に登録されている複数の物流パートナーCの中から、ユーザ注文にかなう最適な1の物流パートナーCの選定を行う。
発注部150は、デザインパートナー選定部120、プリントパートナー選定部130、物流パートナー選定部140において選定されたデザインパートナーA、プリントパートナーB、物流パートナーCに対し、それぞれデザイン、プリント、物流(配送)の依頼を行う。また依頼時には、デザインパートナーA、プリントパートナーBにはユーザ注文内容、物流パートナーCには配送日時等の諸情報を含めて依頼を行う。
記憶部160は、デザインパートナーDB161、プリントパートナーDB162、物流パートナーDB163が登録されている記憶手段である。デザインパートナー選定部120、プリントパートナー選定部130、物流パートナー選定部140は、これら各DBの情報に基づき最適なパートナーの選定を行う。
以上これらの機能は、実際には選定サーバ1のCPU11が実行するプログラムによりコンピュータに実現させるものである。なおまた、本実施形態においてはあくまで一構成例であり、各機能部を外部装置や他のサーバに実装することも可能である。例えば、各DBが登録される記憶部160は別サーバにより構築することもできる。
[情報処理]
本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100の情報処理について説明する。即ちパートナー選定サーバ1は、ユーザからWebサーバ2を介して印刷物の注文を受けると、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、各パートナー(デザインパートナーA、プリントパートナーB、物流パートナーC)の中から、それぞれ各工程における最適なパートナーの選定処理を行う。以下、(1)ユーザ注文の入力ステップ、(2)デザインパートナー選定ステップ、(3)プリントパートナー選定ステップ、(4)物流パートナー選定ステップ、(5)パートナー依頼ステップに分けて説明していく。
(1)ユーザ注文の入力ステップ
まず入力ステップにおいて、入力部110はWebサーバ2からユーザの注文内容を入力する。上述したように、ユーザはWebサーバ2のウェブサイト(図1参照)にアクセスし、印刷物の注文(発注)を行うが、そのウェブサイトを介して注文された注文内容は、選定サーバ1の入力部110に対し渡される。
ここでは一例として、例えばユーザより以下の注文内容がオーダーされたものとする。
・ 「会社案内」
・ 納期:短納期(緊急)
・ デザインサービスを利用
・ デザイン要望事項(デザイン概要、文字情報、依頼イメージ図、その他要望事項等々)
・印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工、
・部数:20000
・納品先:東京本社に20000部配送
なお、いうまでもなくWebサーバ2のウェブページ(図1)において、ユーザは注文したい印刷物の種類、納期の種類、デザインサービス利用の有無、デザイン要望事項、特殊な印刷・納品等の細かな注文等を入力することが可能となっており、上述のような注文内容を受け付けることができるようになっている。
また、本実施形態において、ユーザが納期を「短納期」指定の場合、「通常納期」の場合と比べその納期は短期間に設定されている。例えば、その納品は合計6日(デザイン工程に3日、印刷工程に2日、配送工程に1日)である。クラウドプリンティング・システム100は、その納期に間に合うように、工程毎のパートナーを選定する。
(2)デザインパートナー選定ステップ
まず、デザインパートナー選定部120は、ユーザからWebサーバ2を介して印刷物のデザイン注文を受けると、デザインパートナーDB161に登録されている複数のデザインパートナーAの中から、ユーザ注文にかなう最適な1のデザインパートナーAの選定を行う。選定方法の詳細は割愛するが、ユーザ注文のデザイン要望事項(デザイン概要、文字情報、依頼イメージ図、その他要望事項等々))、納期(デザイン工程に3日)にかなうデザインを行うことのできる1のデザインパートナーAが選定される。
なお、本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100においては、上述したようにユーザ側が作成した完成原稿(印刷データ)をアップロードできる。このような場合、デザインパートナーAによるデザインは不要であることから、選定サーバ1は、デザインパートナー選定ステップを省略し、(3)プリントパートナー選定ステップへ進む。
(3)プリントパートナー選定ステップ
(プリントパートナーDB162)
まず図5〜9を参照し、プリントパートナーDB162の具体例について説明する。プリントパートナーDB162は次に示す複数の情報やテーブル等を有する。
図5は、プリントパートナー登録情報を示す一例である。図6は、プリント分野テーブルを示す一例である。図7は、某プリントパートナーの使用可能保有在庫量を示す一例である。図8は、某プリントパートナーの使用可能保有印刷機を示す一例である。図9は、某プリントパートナーの使用可能保有印刷機の某月稼動スケジュール情報を示す一例である。
図5のプリントパートナー登録情報は、予め提携のプリントパートナー毎に、その「所在地」、「営業日」、「対応可能分野」等の情報が登録されている。
「所在地」は、そのプリントパートナーの所在地を示す。「営業日」は、そのプリントパートナーの営業日(曜日、時間帯)を示す。原則、この営業日時間帯がそのプリントパートナーの業務可能時間である。
「対応可能分野」は、そのプリントパートナーが対応可能であるプリント分野を示す。プリントは、そもそも保有する印刷機(印刷機の性能)によって、対応可能な分野は異なるためである。
図6のプリント分野テーブルには、予めプリント分野のカテゴリが登録されている。上述のプリントパートナーの「対応可能分野」を特定するために用いられるものである。勿論、図例のものはあくまで例示であり、この他にも様々なプリント分野があってよい。
図7の某プリントパートナーの使用可能保有在庫量には、あるプリントパートナー(例えば、プリントパートナーB3、B4)が現時点で保有する使用可能な在庫量が登録されている。プリントには、印刷機のほか印刷原料(例えば印刷用紙、トナー、インク等)が必要であり、在庫がなければそもそも印刷業務を行うことができない。よってこの情報は、短納期など緊急を要する場合においてプリントパートナーを選定する際、保有在庫量の有無によっていずれのプリントパートナーを選定すべきかの決定に使用される(保有在庫のないパートナーには依頼不可)。なお、使用可能保有在庫量は、プリントパートナー毎に、現時点で保有する使用可能な在庫量が登録されており、また各プリントパートナーによってリアルタイムに更新されるものとする。
図8の某プリントパートナーの使用可能保有印刷機には、あるプリントパートナー(例えば、プリントパートナーB3、B4)が現時点で保有する印刷機リストが登録されている。プリントパートナーは当然に1台以上の印刷機を保有するが、この情報によりまずその印刷機の台数が把握され、使用可能な保有印刷機の台数が多ければ、生産能力(印刷能力)が高いことが分かる。
図9の某プリントパートナーの使用可能保有印刷機の某月稼動スケジュール情報には、プリントパートナーの保有する印刷機のうち、ある1台(例えばP001)の稼動予定スケジュール情報である。例えば図のものは、あるプリントパートナー(例えば、プリントパートナーB3、B4)の保有する印刷機のうちある1台(P001)の2011年4月のスケジュール表であり、そのプリントパートナーの「営業日」において、保有印刷機(P001)の稼動予定スケジュールの空き状況が示されたものである。「○」は空き、「×」は既に予定が埋まっていることを示し、短納期など緊急を要する場合においてプリントパートナーに対しプリントを依頼する場合、保有印刷機のスケジュールに空きがあり依頼に対応可能なプリントパートナーが選定される。なお、プリントパートナーDB162には全プリントパートナー毎に保有する全印刷機の稼動予定スケジュール情報が登録されており、また全印刷機の稼動予定スケジュール情報はそれぞれのプリントパートナーからの申告等により日々更新されているものとする。なおまた図例では日にち単位でのスケジュールが示されているが、更に詳細に1日の中でも時間帯毎のスケジュールが示されるようにすることもできる。
(プリントパートナー選定処理)
図10は、本実施形態に係るプリントパートナー選定処理を説明するフローチャート図である。上述したように、プリントパートナー選定部130は、ユーザから印刷物のプリント注文を受けると、プリントパートナーDB162に登録されている複数のプリントパートナーBの中から、ユーザ注文にかなう最適なプリントパートナーBの選定を行う。
なお、本実施形態においては、前提として、短納期の場合、印刷工程に対し与えられている納期は、例えば2日である。以下図面を参照しながら具体的に説明する。
S1:まずプリントパートナー選定部130は、入力部110からユーザ注文内容を取得する。ここでは、上述のユーザ注文内容のうちプリントに関するものとして、「会社案内」、短納期(2日)、印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工、部数:20000を取得する。なおまた物流に関するものではあるが、納品先(東京本社)の情報も取得しておく。
S2:プリントパートナー選定部130は、印刷物の納品先を確認し、納品先の所在地と同エリア内(例えば同県、同市内、同地域内等で判定)のプリントパートナーを抽出する。地理的に納品先に近いプリントパートナーで印刷するほうが短納期に資するからである。印刷物はモノであり、納品先への配送が必要となる。よって配送時間を短縮するためには、基本的に納品先(配送地)により近いところに所在するプリントパートナーにて印刷した方が、最終的には納品先により短納期で納品できる。そのためには全国に渡って多くのプリントパートナー網を整備することが重要であることはいうまでもない。
具体的に、ここでのユーザ注文内容からすると、印刷物の納品先は、東京本社に20000部配送することになっている。よって、東京に所在のプリントパートナーであるプリントパートナーB3、プリントパートナーB4を抽出する(図2、5)。
S3:次に、プリントパートナー選定部130は、ユーザ注文内容から注文プリント分野を特定する。具体的に、ここでは、「会社案内」のプリント、また印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工が注文されているので、プリント分野テーブル(図6)を参照すると、印刷(4色印刷)、製本(上製本)、ラミネート(マット)が該当するといえるので、注文プリント分野はNo12、18、22である。
S4:プリントパートナー選定部130は、注文プリント分野を対応可能分野とするプリントパートナーを抽出する。プリントパートナーは、少なくともユーザ注文に応じられる生産能力(印刷能力)を有するプリントパートナーでなくてはならないためである。具体的には、プリントパートナー登録情報(図5)を参照し、「対応可能分野」に12、18、22が登録されているプリントパートナーを抽出する。ここではこれらプリント分野を対応可能分野とするプリントパートナーは、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4である。
S5:次に、プリントパートナー選定部130は、プリントパートナーの現時点での生産能力(印刷能力)を量る情報として、これまで抽出されているプリントパートナーの現時点の保有在庫量(図7)、保有印刷機(図8)、また保有印刷機毎の稼動予定スケジュール(図9)を取得する。なお、保有印刷機毎の稼動予定スケジュール(図9)は、デザイン工程の納期に合わせられ、デザイン出来上がり日時点での保有印刷機毎の稼動予定スケジュールを取得する。つまり例えば、上述の如くデザイン工程の納期が、10日であれば、例えばユーザ注文時点から11日後(デザイン工程の納期日の翌日)の稼動予定スケジュールを取得すればよい。またデザイン工程の納期が、7.5日であれば、例えばユーザ注文時点から8日後(デザイン工程の納期日の翌日)の稼動予定スケジュールを取得すればよい。
S6:次に、プリントパートナー選定部130は、プリントパートナーの保有在庫量、保有印刷機及び稼動予定スケジュールを確認し、ユーザ注文内容に応じられるプリントパートナーを抽出する。即ち、ユーザから注文された印刷物を印刷するに必要な印刷物材料を在庫として保有するプリントパートナーを抽出する。また、プリントパートナーの保有印刷機及び稼動予定スケジュールを確認し、納期内に納品可能な1のプリントパートナーを選定する。これにより、ユーザ注文の印刷物を印刷するだけの印刷能力を有するプリントパートナーが抽出される。
ここで例えば、上述の如く、ユーザ注文内容は、「会社案内」、印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工、部数:20000であるところ、このユーザ注文内容に短納期で応えるには、例えば上質紙20000、ラミネート加工原料などが現時点で在庫に存在することが必要である。しかしながら、図7を参照すると、プリントパートナーB3の保有する上質紙は、15000であり、また、プリントパートナーB4の保有する上質紙は、10000である。よって、この場合、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4のいずれもが、ユーザ注文に応じられるだけの保有在庫量を保有していない。
また、仮にプリントパートナーB3、プリントパートナーB4のいずれかが、十分な保有在庫量(例えば、上質紙20000以上)を保有している場合であっても、使用可能保有印刷機と、使用可能保有印刷機の稼働スケジュールとの兼ね合いから、印刷工程に対し与えられている納期は2日であるとすると、使用可能な印刷機の空きがない場合にも、ユーザ注文に応じられるだけの印刷能力を保有していない。
S7:プリントパートナー選定部130は、1以上のプリントパートナーを抽出できたか否かを判定する。
S8:プリントパートナー選定部130は、1以上のプリントパートナーを抽出できた場合、1のプリントパートナーを選定する。1のプリントパートナーが残っている場合には、そのプリントパートナーを選定する。一方、複数のプリントパートナーが残っている場合には、営業日、保有印刷機の稼働予定スケジュールを考慮し、最も短納期で納品可能な1のプリントパートナーを選定すればよい。
S9:一方、S7で、プリントパートナー選定部130は、1以上のプリントパートナーを抽出できない場合、S4で抽出された複数のプリントパートナー間において、プリントパートナーの保有在庫量、保有印刷機及び稼動予定スケジュールを確認し、今度は、複数のプリントパートナー間において、ユーザ注文内容に応じられる複数のプリントパートナーを抽出する。
具体的に説明する。ここでは、S4で抽出された複数のプリントパートナーは、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4である。S4で抽出された複数のプリントパートナーとするのは、少なくとも、S2、S4を経て、納品先と同エリアであって、注文プリント分野を対応可能分野とするプリントパートナーを対象にするためである。
次に、これらプリントパートナーB3、プリントパートナーB4の保有在庫量合計が、
ユーザ注文に応じられるだけの保有在庫量を保有するかどうかを判定する。再び図7を参照すると、プリントパートナーB3の保有する上質紙は、15000であり、また、プリントパートナーB4の保有する上質紙は、10000である。よって、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4の上質紙の保有在庫量合計は、25000であるので、ユーザ注文に応じられるだけの保有在庫量(例えば、上質紙20000以上)を保有する。
また、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4の使用可能保有印刷機と、使用可能保有印刷機の稼働スケジュールと、印刷工程に対し与えられている納期(例えば、2日)とを考慮し、使用可能な印刷機の空きがあり、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4でもって、納期2日以内に、上質紙20000に対し印刷するだけの印刷能力を保有しているか否かを判定する。そして、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4の印刷能力合計がユーザ注文された印刷量を超えれば、両パートナーによって、ユーザ注文に応じられるだけの印刷能力を実現できる。
以上のように、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4の両パートナーがユーザ注文内容に応じられる場合、プリントパートナー選定部130は、これら両パートナーを抽出できる。
なお、上述例では、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4の2つのプリントパートナーが抽出されたが、場合によっては、例えば、3つ、4つ以上のプリントパートナーによっても、ユーザ注文に応じられるだけの保有在庫量(例えば、上質紙20000以上)を確保できるため、3つ、4つなどのプリントパートナーが抽出される可能性がある。しかし、この場合、印刷業務を発注するプリントパートナー先の数が多くなってしまうことを回避するため、プリントパートナー選定部130は、複数のプリントパートナー間において、ユーザ注文内容に応じられる複数のプリントパートナーを抽出する場合、最小数のプリントパートナーを抽出する。
S10:プリントパートナー選定部130は、複数のプリントパートナーを抽出できたか否かを判定する。
S11:プリントパートナー選定部130は、複数のプリントパートナーを抽出できた場合、その複数のプリントパートナーを選定する。
S12:一方、プリントパートナー選定部130は、複数のプリントパートナーを抽出できない場合、ユーザ注文の納期にかなうプリントパートナーは選定できなかったとして、この時点で選定不可処理を行う。
具体的には、クラウドプリンティング・システムは、ウェブサイト上、例えば「入力された納期では、本注文を受付けることができません。納期を延長するか、印刷量を少なくするなど、注文条件を変更して下さい。」などをユーザに表示することにより、ユーザに対し注文条件の変更を促す(例えば、図11参照)。これにより、ユーザが注文条件を緩和した場合、あらためてプリントパートナーが選定されるため、そのユーザ注文の納期にかなうプリントパートナーが選定され、本注文を受注できる可能性がある。
(4)物流パートナー選定ステップ
物流パートナー選定部140は、ユーザから印刷物のプリント注文を受けると、物流パートナーDB163に登録されている複数の物流パートナーCの中から、最適な1の物流パートナーCの選定を行う。選定方法の詳細は割愛するが、プリントパートナーと同エリア内の物流パートナーであって、納期(配送工程に1日)内に、ユーザ注文の印刷物(例えば、20000部)を配送可能な1の物流パートナーCが選定される。
(5)パートナー依頼ステップ
以上、(1)ユーザ注文の入力ステップ、(2)デザインパートナー選定ステップ、(3)プリントパートナー選定ステップ、(4)物流パートナー選定ステップを説明してきたが、これら(1)〜(4)のステップを経て、選定サーバ1の発注部150は、デザイン、印刷、配送の各工程のそれぞれにおいて、複数のパートナーの中から1のデザインパートナー、1又は複数のプリントパートナー、1の物流パートナーを選定した。従って本パートナー発注ステップにおいて、選定サーバ1の発注部150は、選定したデザインパートナー、プリントパートナー、物流パートナーに対し、デザイン、印刷、配送の各工程の依頼を行う。
上述の如く、クラウドプリンティング・システム100の選定サーバ1と、デザインパートナーA、プリントパートナーB、物流パートナーCは、ネットワークを介し接続され、選定サーバ1からの依頼を受けるため、それぞれにPC端末(非図示)を備えている。よって選定サーバ1からの業務発注は、ネットワークを介しそれぞれにPC端末に対し行われる。
選定サーバ1は、業務発注に際し、それぞれのパートナーに対しユーザ注文内容を伝達する。より具体的に、デザインパートナーに対しては、デザインを行うに必要な情報、つまりユーザ注文内容のうちデザインに関するものとして、「会社案内」、デザインサービスを利用、デザイン要望事項(デザイン概要、文字情報、依頼イメージ図、要望事項等々)、及び納期などの情報を伝える。
また、プリントパートナーに対しては、プリントを行うに必要な情報、つまりユーザ注文内容のうちプリントに関するものとして、「会社案内」、印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工、部数:20000、及び納期などの情報を伝える。
また、上述のように複数のプリントパートナーが選定されている場合には、それら複数のプリントパートナーに対し、プリントを行うに必要な情報を伝える。このとき、部数の配分が問題になるが、最終的には、ユーザ注文の部数が印刷されればよいので、例えば、1のプリントパートナーに対し、そのプリントパートナーが印刷可能な最大印刷量を発注し、以降、他のプリントパートナーには、残る印刷量を発注する方法がある。
また、物流パートナーに対しては、配送を行うに必要な情報、つまり、車種、「会社案内」(配送物の内容を特定)、配送物の配送量(印刷物から算出可)、配送先、印刷物の回収元となるプリントパートナーの所在の情報、及び納期などの情報を伝える。
また、選定サーバ1は、業務発注に際し、それぞれのパートナーに対し工程スケジュール、つまり発注業務が着手可能となる日時を伝えておく必要がある。印刷物が納品されるまでの工程においては、はじめにデザインパートナーが完成原稿を作成し、その完成原稿をプリントパートナーが印刷する。そして印刷された印刷物を物流パートナーが配送する。よって、プリントパートナーには完成原稿が出来上がって印刷可能となる日時を伝えておく必要があり、物流パートナーには印刷物が出来上がって配送可能となる日時を伝えておく必要がある。
最後に、ウェブサイト(図1参照)において、選定サーバ1は、各工程においてパートナーを選定するとともに、デザイン、印刷、配送の工程毎の納期を算出し、そのうえで各工程を合計したものである全体納期を算出し、Webサーバ2にこれを表示させる(例えば図12参照)。ユーザはウェブサイト上、このような納期を確認したうえで、最終的な発注を行なうと、ユーザ注文が確定し、システム上正式にユーザ注文が受け付けられる。
但し、ユーザに対しては、印刷物が納品される迄のデザイン、印刷、配送等の各工程において、具体的にどの提携業者(パートナー)に作業を発注した等の情報を必ずしも知らせなくともよい。本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100は、あくまでウェブサイトを通じて、一元的にユーザからの印刷物の注文を受付けるサービスを提供ものだからである。
以上のように、本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100は、ユーザからウェブサイトを通じて、印刷物の注文があった場合、印刷物を納品すべく、デザイン、印刷、配送の工程毎に、プリントパートナーを選定し、各プリントパートナーに対しユーザ注文にかなう作業を発注する。
また、印刷工程において、ユーザ納期内にユーザ注文量をこなすことのできる1のプリントパートナーを選定できない場合、ユーザ注文量を分割し、複数のプリントパートナーによってユーザ注文量の印刷を行う。これにより、ユーザ注文された印刷物を納期内に納品できるため、納期に間に合わないことによる受注機会の損失を防止し、クラウドプリンティング・システム100の受注量の増大に貢献することができる。
[変形例]
次に、上述の(3)プリントパートナー選定ステップの変形例について説明する。上述のプリントパートナー選定処理(図10)では、クラウドプリンティング・システム100(選定サーバ1)は、ユーザから注文された印刷物の印刷量が多く、その量をこなすことのできる1のプリントパートナーを選定できない場合、印刷量の分割を行って、複数のプリントパートナーに対し、印刷業務の発注を行った。
一方、本変形例において、クラウドプリンティング・システム100(選定サーバ1)は、ユーザから注文された印刷物の印刷量が多く、その量をこなすことのできる1のプリントパートナーを選定できない場合でも、1のプリントパートナーを選定し、その1のプリントパートナーに対し、印刷業務の発注を行う。但し、納期を複数回に分割し、ユーザの希望する第1納期では、そのプリントパートナーが最大限印刷可能な印刷物を印刷し、その後、第2納期で、残る印刷物を印刷するようにする。ユーザによっては、必ずしも一括納品されなくとも、発注した一部量が希望する納期迄に納入されればよい場合もあるからである。以下説明する。
図13は、本変形例に係るプリントパートナー選定処理を説明するフローチャート図である。但し、図10を比べると、図13のS1〜8は、図10のS1〜8と同一であるので、同一番号を付してある。よってここでは、図13のS20から説明する。
S20:S7で、プリントパートナー選定部130は、1以上のプリントパートナーを抽出できない場合、S4で抽出された複数のプリントパートナー間において、プリントパートナーの保有在庫量、保有印刷機及び稼動予定スケジュールを確認し、今度は、ユーザ注文内容に最も近く応じられる1のプリントパートナーを抽出する。
具体的に説明する。ここで例えば、上述の如く、ユーザ注文内容は、「会社案内」、印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工、部数:20000であるところ、このユーザ注文内容に短納期で応えるには、例えば上質紙20000、ラミネート加工原料などが現時点で在庫に存在することが必要である。しかしながら、図7を参照すると、プリントパートナーB3の保有する上質紙は、15000であり、また、プリントパートナーB4の保有する上質紙は、10000である。よって、この場合、プリントパートナーB3、プリントパートナーB4のいずれもが、ユーザ注文に応じられるだけの保有在庫量を保有していない。
しかし、本変形例では、ユーザ注文内容に最も近く応じられるプリントパートナーという観点から、1のプリントパートナーを抽出する。プリントパートナーB3、プリントパートナーB4のうち、保有する上質紙が多いのは、プリントパートナーB3である。そして、使用可能保有印刷機と、使用可能保有印刷機の稼働スケジュールとを考慮のうえ、プリントパートナーB3が15000部の印刷物を納期内に納入可能ということであれば、プリントパートナーB3は、20000部の印刷物を希望するユーザ注文内容に最も近いプリントパートナーといえる。
以上のように、プリントパートナー選定部130は、S7で、1以上のプリントパートナーを抽出できない場合、今度は、ユーザ注文内容に最も近く応じられる1のプリントパートナーを抽出する(例えば、プリントパートナーB3)。
S21:プリントパートナー選定部130は、1のプリントパートナーを抽出できたか否かを判定する。
S22:プリントパートナー選定部130は、1のプリントパートナーを抽出できた場合、その1のプリントパートナーを選定する。
S23:一方、プリントパートナー選定部130は、1のプリントパートナーを抽出できない場合、ユーザ注文の納期にかなうプリントパートナーは選定できなかったとして、この時点で選定不可処理を行う。
具体的には、クラウドプリンティング・システム100は、ウェブサイト上、例えば「入力された納期では、本注文を受付けることができません。納期を延長するか、印刷量を少なくするなど、注文条件を変更して下さい。」などをユーザに表示することにより、ユーザに対し注文条件の変更を促す(例えば、図11参照)。
次に、本変形例に係るパートナー依頼ステップについて言及する。これまで、選定サーバ1の発注部150は、デザイン、印刷、配送の各工程のそれぞれにおいて、複数のパートナーの中から1のデザインパートナー、1のプリントパートナー、1の物流パートナーを選定した。従って本パートナー発注ステップにおいて、選定サーバ1の発注部150は、選定したデザインパートナー、プリントパートナー、物流パートナーに対し、デザイン、印刷、配送の各工程の依頼を行う。
プリントパートナーに対しては、プリントを行うに必要な情報、つまり、「会社案内」、印刷:両面印刷、ページ数1ページ、表紙はフルカラーで表面にラミネート加工、部数:20000、及び納期などの情報を伝える。但し、本変形例では、プリントパートナーに対し、第1納期及びその納期で印刷すべき部数、第2納期及びその納期で印刷すべき部数を伝える。
具体的に上述の例でいえば、選定サーバ1の発注部150は、プリントパートナーB3に対し、第1納期(例えば2日)及び15000部、第2納期(通常納期相当の7日)及び5000部の情報を伝える。
最後に、ウェブサイト(図1参照)において、選定サーバ1は、各工程においてパートナーを選定するとともに、デザイン、印刷、配送の工程毎の納期を算出し、そのうえで各工程を合計したものである全体納期を算出し、Webサーバ2にこれを表示させる(例えば図14、15参照)。ユーザはウェブサイト上、このような納期を確認したうえで、最終的な発注を行なうと、ユーザ注文が確定し、システム上正式にユーザ注文が受け付けられる。そして、特に図14、15の場合、プリントパートナー手配の関係上、ユーザ希望の第1納期(印刷工程2日)において、プリントパートナーが印刷可能な15000部のみが納品され、残る5000部は、通常納期相当の第2納期に納品される。
以上のように、本実施形態に係るクラウドプリンティング・システム100は、ユーザからウェブサイトを通じて、印刷物の注文があった場合、印刷物を納品すべく、デザイン、印刷、配送の工程毎に、プリントパートナーを選定し、各プリントパートナーに対しユーザ注文にかなう作業を発注する。
また、印刷工程において、ユーザ納期内にユーザ注文量をこなすことのできる1のプリントパートナーを選定できない場合、ユーザ納期を分割し、1のプリントパートナーでユーザ注文量の印刷を行う。ユーザによっては、必ずしも一括納品されなくとも、発注した一部量が希望する納期迄に納入されればよい場合もあるところ、これにより、ユーザ注文された印刷物の一部を納期内に納品できるため、納期に間に合わないことによる受注機会の損失を防止し、クラウドプリンティング・システム100の受注量の増大に貢献することができる。
なお、上述の変形例は、S20で、ユーザ注文内容に最も近く応じられる1のプリントパートナーを抽出することにより、結果、上質紙15000を保有するプリントパートナーB3が抽出された。そして、図14、15に示すように、プリントパートナーB3により、第1納期(印刷工程2日)において、プリントパートナーB3が印刷可能な15000部のみが納品され、残る5000部は、その後、プリントパートナーB3により、通常納期相当の第2納期に納品される。
ここで、プリントパートナーB3は、残る5000部を第2納期で納品するが、前提として、第2納期の期間において、プリントパートナーB3の保有印刷機及び稼動予定スケジュールに空きがある必要がある。仮に、プリントパートナーB3は、第1納期後に続く第2納期の期間において、保有印刷機に空きがない場合、残る5000部を第2納期で納品することはできない。
そこで、上述のS20で抽出されたユーザ注文内容に最も近く応じられる1のプリントパートナーB3が、第2納期において、残るユーザ注文内容に応じられる印刷能力を保有しない場合、第1納期及び第2納期を通算して、最も早く、ユーザ注文内容(全量)に応じられるプリントパートナーを抽出するようにすることもできる。
具体的には、上述のS20において、ユーザ注文内容に最も近く応じられる1のプリントパートナーであって、且つ第2納期の期間において、保有印刷機及び稼動予定スケジュールに空きがあるプリントパートナーを抽出する。その結果、例えば、プリントパートナーB3ではなく、プリントパートナーB4が抽出されうる。
この場合、プリントパートナーB4は、次点のプリントパートナーであるため、第1納期において、プリントパートナーB3よりも少ない10000部のみしか納入できないものの、第2納期において、残るユーザ注文内容に応じられる印刷能力を保有しているため(保有印刷機及び稼動予定スケジュールに空きがあるため)、第2納期において、残る10000部を納品できる。
また、さらに、第2納期をできる限り短縮しようとするならば、上述のS20において、ユーザ注文内容に最も近く応じられる1のプリントパートナーであって、且つ最も短い第2納期の期間において、残るユーザ注文内容に応じられる印刷能力を保有するプリントパートナーを抽出する。その結果、第1納期では、納入できる部数は多少減る可能性があるものの、第1納期経過後、最も早く残る印刷物を納入できる。
[総括]
以上、本実施形態によれば、印刷物の印刷工程において、複数の提携業者(パートナー)の中から、ユーザが注文した印刷量及びその納期に応じられる提携業者の自動選定を行う情報処理システム等を提供することが可能となる。
各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。また、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
A デザインパートナー
B プリントパートナー
C 物流パートナー
1 パートナー選定サーバ
2 Webサーバ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 補助記憶装置
15 記憶媒体読取装置
16 入力装置
17 表示装置
18 通信装置
110 入力部
120 デザインパートナー選定部
130 プリントパートナー選定部
140 物流パートナー選定部
150 発注部
160 記憶部
161 デザインパートナーDB
162 プリントパートナーDB
163 物流パートナーDB
100 クラウドプリンティング・システム
特開2007−004348号公報 特開2008−040878号公報 特開2005−339515号公報

Claims (9)

  1. ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、
    複数の前記プリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段を参照し、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナー毎の前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手段と、
    前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手段と、
    を有し、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量の合計量が前記印刷物の印刷量を超える二以上のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手段は、前記二以上のプリントパートナー毎の前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量に応じて、前記印刷物の印刷量を分割し、前記二以上のプリントパートナー毎に対し、該分割した印刷量の印刷業務を発注すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 前記生産能力を量る情報は、印刷物材料の保有在庫量、保有印刷機及び該保有印刷機の稼動スケジュールを含み、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、該プリントパートナーの前記印刷物材料の保有在庫量、保有印刷機及び該保有印刷機の稼動スケジュールに基づく印刷可能量の合計量が前記印刷物の印刷量を超える二以上のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手段は、前記二以上のプリントパートナー毎の前記印刷物材料の保有在庫量、保有印刷機及び該保有印刷機の稼動スケジュールに基づく印刷可能量に応じて、前記印刷物の印刷量を分割し、前記二以上のプリントパートナー毎に対し、該分割した印刷量の印刷業務を発注すること、
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記記憶手段は、前記複数のプリントパートナーと、プリントパートナー毎の所在地とを対応付けて記憶し、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記複数のプリントパートナーの中から、前記印刷物の納品先と前記所在地が同エリアに所在するプリントパートナーを選定すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、
    前記複数のプリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段を参照し、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手段と、
    前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手段と、
    を有し、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手段は、前記一のプリントパートナーに対し、前記所定納期で前記印刷可能量の印刷業務を発注するとともに、前記所定納期後の納期で残る印刷量の前記印刷物の印刷業務を発注すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  5. ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムであって、
    前記複数のプリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段を参照し、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手段と、
    前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手段と、
    を有し、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーであって、且つ前記所定納期後の最も短い納期で残る前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手段は、前記一のプリントパートナーに対し、前記所定納期で前記印刷可能量の印刷業務を発注するとともに、前記所定納期後の納期で残る印刷量の前記印刷物の印刷業務を発注すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  6. 前記生産能力を量る情報は、印刷物材料の保有在庫量、保有印刷機及び該保有印刷機の稼動スケジュールを含み、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、該プリントパートナーの前記印刷物材料の保有在庫量、保有印刷機及び該保有印刷機の稼動スケジュールに基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手段は、前記一のプリントパートナーに対し、前記印刷可能量の印刷業務を発注すること、
    を特徴とする請求項4又は5記載の情報処理システム。
  7. 前記記憶手段は、前記複数のプリントパートナーと、プリントパートナー毎の所在地とを対応付けて記憶し、
    前記プリントパートナー選定手段は、前記複数のプリントパートナーの中から、前記印刷物の納品先と前記所在地が同エリアに所在するプリントパートナーを選定すること、
    を特徴とする請求項4ないし6何れか一項記載の情報処理システム。
  8. ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムにおけるパートナー選定方法であって、
    記憶手段から、複数の前記プリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて読み出す読出手順と、
    前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手順と、
    前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手順と、
    を有し、
    前記プリントパートナー選定手順は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量の合計量が前記印刷物の印刷量を超える二以上のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手順は、前記二以上のプリントパートナー毎の前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量に応じて、前記印刷物の印刷量を分割し、前記二以上のプリントパートナー毎に対し、該分割した印刷量の印刷業務を発注すること、
    を特徴とするパートナー選定方法。
  9. ネットワークを介しユーザから印刷物の作成を受注するとともに、前記印刷物の印刷業務の発注先であるプリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務の発注を行う情報処理システムにおけるパートナー選定方法であって、
    記憶手段から、複数の前記プリントパートナーと、所定納期におけるプリントパートナー毎の印刷物の生産能力を量る情報とを対応付けて読み出す読出手順と、
    前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づき、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能なプリントパートナーを選定するプリントパートナー選定手順と、
    前記ネットワークを介し、選定された前記プリントパートナーに対し、前記印刷物の印刷業務を発注する発注手順と、
    を有し、
    前記プリントパートナー選定手順は、前記所定納期で前記印刷物を印刷可能な一のプリントパートナーが存在しない場合、前記複数のプリントパートナーの中から、プリントパートナーの前記生産能力を量る情報に基づく印刷可能量が前記印刷物の印刷量に最も近い一のプリントパートナーを選定し、
    前記発注手順は、前記一のプリントパートナーに対し、前記印刷可能量の印刷業務を発注すること、
    を特徴とするパートナー選定方法。
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