JP2013206319A - 車両用遠隔支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔からであれ車両状態の詳細な把握を可能として、把握される車両の状態に応じたより広範な遠隔支援を実現することのできる車両用遠隔支援システムを提供する。
【解決手段】車両100には、車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置として車両用表示装置130が設けられている。センター200は、車両100から取得した画像データを可視表示するセンター用表示装置221を備えた遠隔支援部220を有している。遠隔支援部220は、車両100から取得した画像データに基づき、車両100の搭乗者に対する遠隔支援を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された表示装置を通じて遠隔による各種支援を行う車両用遠隔支援システムに関する。
一般に、車両の運転を支援する運転支援システムは、交差点や一時停止位置、カーブ、前方車両の接近等といった車両の減速制御が必要となる交通情報を車載カメラやナビゲーションシステムにより取得している。そして、この取得された車両周辺の交通情報に基づき、音声による減速案内や半強制的に制動力を付与することによる減速支援を行うことによって、ドライバに対する運転支援が行われる。
また最近、車両に搭載されるナビゲーションシステム等は、その高機能化に伴い、操作画面や操作方法が複雑になりつつある。そこで、ナビゲーションシステム等には、車両の運転中にドライバの視認性が低下することを抑制すべく、車両が走行状態にあるときに特定の操作を禁止する機能が設けられている。このため、車両の搭乗者がナビゲーションシステムから特定の情報を得ようとしても、車両が走行状態にあるときには、特定の操作が禁止されているために、所望とする情報を得ることができないこともある。そこで、例えば、特許文献1に記載のシステムは、センターに在中するオペレータとドライバとの対話を通じて、ドライバが要求する情報を特定し、この特定した情報をセンターから車両に配信するようにしている。すなわち、この特許文献1に記載のシステムは、車両が走行状態にあるときに操作が禁止されている操作スイッチが車両走行時に選択されると、車両内に設けられたハンズフリー装置を起動させる。そして、このシステムは、起動させたハンズフリー装置を介して、搭乗者が発した音声を示す音声データをセンターに送信する。センターでは、車両の搭乗者が要求した情報が音声データに基づき特定され、この情報に対応する画像データが生成される。そして、この生成された画像データがセンターから車両に配信され、この配信された画像データが、ナビゲーションシステムを構成する表示装置に可視表示される。これにより、車両が走行状態にあっても、搭乗者は所望とする情報を閲覧することが可能となる。
特開2004−333319号公報
ところで、特許文献1に記載のシステムのように、車両の搭乗者とオペレータとの対話を通じて画像データをセンター側で生成しようとすると、オペレータは、車両の搭乗者との対話をもとに車両の状態や要求される情報を把握するしかない。このため、センターに在中するオペレータは限られた事項しか把握することができず、オペレータによる車両の状態の把握、車両の状態に見合った情報の提供、さらにはナビゲーションシステムの操作案内等も、自ずと限られた範囲のものとならざるを得ない。
また、このような課題は、車両の状態の把握や操作案内等がオペレータ以外に行われるときであっても、概ね共通した課題となっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔からであれ車両状態の詳細な把握を可能として、把握される車両の状態に応じたより広範な遠隔支援を実現することのできる車両用遠隔支援システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、車両に搭載された車両用表示装置を介した遠隔支援を車載機とセンターとの連携により行う車両用遠隔支援システムであって、前記車載機は、前記車両用表示装置による車両状態の表示に供される画像データを前記センターに送信する通信部を備え、前記センターは、前記車載機から送信された画像データを処理して遠隔支援する遠隔支援部を備えることを要旨とする。
上記構成によれば、車両用表示装置による車両状態の表示に供される画像データが、センターに送信される。そして、センターでは、この画像データが処理されることにより、車載機の利用者に対する遠隔支援が行われる。すなわち、センターに送信される画像データは、車両用表示装置による車両状態の表示に供されるものである。このため、センターでは、例えば、車両の状態を示す車速データや加速度データ等の多種多様なデータを車載機から取得せずとも、画像データの処理を通じて、車両用表示装置の表示内容や車載機が利用される車両の状態を認識することが可能となる。これにより、車両用表示装置の表示内容や車載機が利用される車両の状態を遠隔から詳細に把握することが可能となり、把握される車両の状態に応じたより広範な遠隔支援を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、前記遠隔支援部は、前記車載機から送信された画像データを可視表示するセンター用表示装置を備えて構成され、前記センターは、前記センター用表示装置の表示内容に対する処理に基づき生成された支援用データを前記車載機に配信する通信部をさらに備えることを要旨とする。
上記構成によれば、上記遠隔支援部が、車載機から送信された画像データを可視表示するセンター用表示装置によって構成される。このため、センター用表示装置には、車両用表示装置と共通もしくは類似する画像が表示されることとなる。そして、センターでは、センター用表示装置の表示内容に基づき、車両用表示装置の表示内容が認識されることとなる。また、センター用表示装置の表示内容に対する処理を通じて、遠隔支援に用いられる支援用データが生成され、この生成された支援用データが車載機に配信される。これにより、センター用表示装置の表示内容の認識を通じて、車載機の利用者に対する各種支援が遠隔から行われるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、前記遠隔支援部は、前記車載機から送信された画像データに応じた支援用データを自動生成する自動生成部を備えて構成され、前記センターは、前記自動生成部が生成した支援用データを前記車載機に配信する通信部をさらに備えることを要旨とする。
上記構成によれば、遠隔支援部が、車載機から送信された画像データに応じた支援用データを自動生成する自動生成部によって構成される。そして、センターでは、この自動生成部により、遠隔支援に必要な支援用データが自動生成される。このため、センターでは、車両用表示装置に利用される画像データさえ取得できれば、遠隔支援のための支援用データを自動生成することが可能となる。これにより、画像データに基づき行われる遠隔支援の自動化が図られるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、前記センターで生成される支援用データが、前記車両用表示装置による経路案内に用いられる経路案内用のデータ、前記車両用表示装置の操作案内に用いられる操作案内用のデータ、前記車両のボディ系の機器の制御用データ、及び前記車両の制御系の制御用データの少なくとも1つのデータからなることを要旨とする。
上記構成によれば、支援用データとして、例えば、車両用表示装置による経路案内に用いられる経路案内用のデータが生成される。すなわち、車両用表示装置がナビゲーションシステムと連携しており、このナビゲーションシステムによる案内画面等が車両用表示装置に表示されるときには、例えば、目的地の設定や経路選択等の操作コマンドに関するデータが、支援用データとしてセンターから車載機に配信される。これにより、車載機では、こうした操作コマンドに基づき、目的地の設定や経路選択等の操作が遠隔から行われるとともに、その操作態様を示す画像が車両用表示装置に表示されることとなる。よって、目的地の設定や経路選択等が車載機の遠隔から行われるようになるとともに、それら目的地の設定方法や経路選択の方法等を車載機の利用者に提示することが可能となる。
また、上記構成によれば、支援用データとして、車両用表示装置の操作案内に用いられる操作案内用のデータが生成される。すなわち、車両用表示装置には、多種多様な機能が設けられており、この車両用表示装置が有する機能を利用するためには、予め規定された種々の操作が必要となる。そして、上記構成では、例えば、車両用表示装置の操作コマンドに関するデータや、車両用表示装置の操作態様を案内するデータが、支援用データとして車載機に配信される。よって、車両用表示装置には、その操作案内が支援用データに基づき表示されることとなり、車両用表示装置の操作案内を示す画像を利用者に提示することが可能となる。
また一方、上記構成によれば、支援用データとして、例えばエアーコディンショナー等といった車両のボディ系の機器の制御用データが生成される。そして、この制御用データを受信した車載機が、該制御用データをボディ系の機器の制御装置に送信することにより、ボディ系の機器が制御される。また併せて、例えば、制御用データに基づきボディ系の機器が制御され、その状態が変化した旨が車両用表示装置に表示される。このように、本構成によれば、画像データの送信を通じてセンターから配信される制御用データによって、遠隔からのボディ系の機器の制御や、車両用表示装置によるボディ系の機器の状態表示などが実現されるようになる。
さらに、上記構成によれば、支援用データとして、例えばブレーキやステアリング等といった車両の制御系の機器の制御用データが生成される。そして、この制御用データを受信した車載機が、該制御用データを制御系の機器の制御装置に送信することにより、制御系の機器が制御される。また併せて、例えば、制御用データに基づき制御系の機器が制御され、その状態が変化した旨が車両用表示装置に表示される。このように、本構成によれば、画像データの送信を通じてセンターから配信される制御用データによって、遠隔からの制御系の機器の制御や、車両用表示装置による制御系の機器の状態表示などが実現されるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、前記車両用表示装置は、前記車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置からなることを要旨とする。
本発明は、上記構成によるように、車両用表示装置として、車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置を採用して特に有効である。すなわち、このコックピット型の表示装置には、例えば、ナビゲーションシステム等の情報系の機器、ボディ系の機器、制御系の機器等の制御状態が表示されるとともに、これら機器の状態を変更するための操作画面が表示される。よって、この車両用表示装置による表示に供される画像データを車載機からセンターに送信することで、センターでは、車両の搭乗者に近いレベルで支援対象とする車両の状態を把握することが可能となる。また、センターでは、各機器の操作画面が操作されることで、これに連動して、対応する機器を遠隔操作することが可能ともなる。これにより、車両状態の詳細な把握と、把握された車両状態に応じた遠隔支援とが促進されるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、前記画像データは、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのビュー・オブジェクトに基づき分離生成されるものであることを要旨とする。
上記構成によれば、上記画像データが、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのビュー・オブジェクトに基づき分離生成される。このため、例えば、ビュー・オブジェクトを車両用表示装置に担わせるとともに、コントローラ・オブジェクトをセンターに担わせるなど、各オブジェクトを、容易に分離することが可能となる。これにより、画像データに基づく遠隔支援を行う上で、その汎用性が拡大されるようになる。
本発明にかかる車両用遠隔支援システムの第1の実施の形態について、車両用遠隔支援システムが適用される車両及びセンターの概略構成を示すブロック図。 同実施の形態の車両用遠隔支援システムによる遠隔支援態様を示すシーケンス図。 車両用表示装置の表示内容として、その初期画面の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、温度設定の案内態様の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、温度設定の案内態様の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、シート設定の案内態様の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、ミラー設定の案内態様の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、ミラー設定の案内態様の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、ドアロック設定の案内態様の一例を示す図。 車両用表示装置の表示内容として、車庫入れ支援システムの設定案内の一例を示す図。 本発明にかかる車両用遠隔支援システムの第2の実施の形態について、車両用遠隔支援システムが適用される車両及びセンターの概略構成を示すブロック図。 同実施の形態の車両用遠隔支援システムによる遠隔支援態様を示すシーケンス図。
(第1の実施の形態)
以下、本発明にかかる車両用遠隔支援システムを具体化した第1の実施の形態について図1〜図10を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態の車両用遠隔支援システムが適用される車両100は、例えば、各種車載機器や制御装置等が通信線により接続されることにより構成される情報系ネットワーク、ボディ系ネットワーク、及び制御系ネットワーク等の各種ネットワークを有している。
このうち、情報系ネットワークは、例えば、車両100の出発地点から目的地点までの経路案内等を行うナビゲーションシステム101を有している。
また、ボディ系ネットワークは、例えば、車両100の走行速度を検出する車速センサ102、車両100の加速度を検出する加速度センサ103、及び燃料性状や残燃料量等を検出する燃料センサ104を有している。同様に、ボディ系ネットワークは、車両100の周辺を撮像する車載カメラ105、エアーコンディショナを制御するエアコン制御装置106、及びシートポジションを制御するシート制御装置107を有している。また、ボディ系ネットワークは、ドアロックのオン/オフを切り換えるドアロック制御装置108、ウィンドウの開量を調整するウィンドウ制御装置109、及びフェンダーミラーの位置を調整するミラー制御装置110等を備えている。
また一方、制御系ネットワークは、ドライバによる操作に応じてステアリングを制御するステアリング制御装置111、ドライバによるブレーキペダルの踏込み量に応じてブレーキを制御するブレーキ制御装置112、及びエンジンの運転状態を制御するエンジン制御装置113を備えている。また、制御系ネットワークは、例えば、車両100の駐停車や車庫入れを支援するIPA制御装置114を備えている。
こうした情報系ネットワーク、ボティ系ネットワーク、及び制御系ネットワークは、車両100の状態を車両用表示装置130に可視表示するための画像データを生成する画像データ生成部120に接続されている。
画像データ生成部120は、各ネットワークに送信されるデータを取得し、この取得したデータに基づいて車両100の状態を示す画像データを生成する。本実施の形態の画像データ生成部120は、車両100の状態を示す画像データとして、例えば、車両100の走行速度、車載カメラ105により撮像された車両100の周辺環境、及びエアコン制御装置106により管理される車内温度を示す画像データを生成する。また、画像データ生成部120は、例えば、ドアロック制御装置108により管理されるドアロック状態、及びミラー制御装置110により管理されるフェンダーミラーの状態を示す画像データを生成する。さらに、画像データ生成部120は、画像データとして、ナビゲーションシステム101から取得したデータに基づく経路案内画面や、車庫入れ支援用の案内画面を生成する。そして、画像データ生成部120は、生成した画像データを車両用表示装置130に出力する。なお、本実施の形態の画像データは、画像データは、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのビュー・オブジェクトに基づき分離生成される。
車両用表示装置130は、画像データが入力されると、この画像データを可視表示する。また、本実施の形態の車両用表示装置130は、例えば、タッチパネルの操作や別途設けられた選択スイッチの操作等を通じて当該車両用表示装置130が表示する車両100の状態を変更可能な操作画面を表示する。すなわち、本実施の形態の車両用表示装置130は、例えば、フェンダーミラーやシートの位置、ドアロック等を操作可能な操作画面を表示する。また、車両用表示装置130は、例えば、エアコンの設定温度を設定可能な操作画面を表示する。このように、本実施の形態の車両用表示装置130は、車両100の各種の状態を集約して表示するとともに、この集約した車両100の各種の状態を変更するための操作画面を表示する。これにより、車両100の搭乗者は、車両用表示装置130に表示される操作画面をもとに、車両100に搭載された各種機器等を操作することが可能となっている。このように本実施の形態の車両用表示装置130は、車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置として構成されている。なお、この車両用表示装置130の操作画面の操作には、走行規制の対象となる操作も存在する。この種の操作としては、例えば、所定数以上の操作を要する項目や所定時間の注視を要する項目に関する操作が規定されている。
また、車両100は、該車両100をはじめとする各種車両に対する遠隔支援を行うセンター200から配信された支援用データに基づいて各種支援を実行する支援制御部140を有している。支援制御部140は、車室内に設けられた音声装置141に対して車両100の搭乗者が発話すると、この発話した音声を示す音声データを音声装置141から取得する。そして、支援制御部140は、この取得した音声データをセンター200に送信する。また、支援制御部140は、センター200による遠隔支援に先立ち、画像データ生成部120が生成した画像データを該画像データ生成部120から取得する。そして、支援制御部140は、当該支援制御部140が送信した音声データの応答としてセンター200から画像データの要求があったとき、画像データ生成部120から取得した画像データを、車載通信機150を介してセンター200に送信する。これにより、センター200には、車両用表示装置130の表示に用いられる画像データと共通した画像データが送信されることとなる。なお、本実施の形態では、車載通信機150によって上記通信部が構成される。
また、支援制御部140は、センター200で生成された支援用データを該センター200のセンター通信機210と車載通信機150との無線通信を通じて取得すると、この支援用データの種別を識別する。本実施の形態の支援制御部140は、センター200から配信された支援用データが、車両用表示装置130による経路案内に用いられる経路案内用のデータであると識別すると、この識別したデータを車両用表示装置130に出力する。また、支援制御部140は、センター200から配信された支援用データが、車両用表示装置130の操作案内に用いられる操作案内用のデータであると識別すると、この識別したデータを車両用表示装置130に出力する。これにより、車両用表示装置130には、センター200で生成された経路案内用のデータに基づく経路案内画面や、操作案内用のデータに基づく操作案内画面が表示されることとなる。
また、支援制御部140は、センター200から配信された支援用データが、ボディ系ネットワークに接続された各制御装置106〜110等によって制御されるボディ系の機器の制御用データであると識別したとき、この識別した制御用データをボディ系ネットワークに出力する。そして、各制御装置106〜110等が制御用データに応じた処理を実行することにより、制御対象となるボディ系の機器が制御用データに基づき制御される。
同様に、支援制御部140は、センター200から配信された支援用データが、制御系ネットワークに接続された各制御装置111〜114等によって制御される制御系の機器の制御用データであると識別したとき、この識別した制御用データを制御系ネットワークに出力する。そして、各制御装置111〜114等が制御用データに応じた処理を実行することにより、制御対象となる制御系の機器が制御用データに基づき制御される。
なお、本実施の形態では、こうした支援制御部140と車載通信機150とによって上記車載機が構成される。また、本実施の形態では、こうした支援制御部140や上記IPA制御装置114等が、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのモデル・オブジェクトに相当する。
一方、センター200は、車両100をはじめとする車両と無線通信を行うセンター通信機210を備えている。また、センター200は、要求のあった車両に対して遠隔支援を行う遠隔支援部220を備えている。
本実施の形態の遠隔支援部220は、車両100等の車両から送信された画像データを可視表示するセンター用表示装置221を備えている。センター用表示装置221は、車両100等から送信された画像データを取得すると、この取得した画像データを表示する。そして、この画像データに基づき表示される表示内容が、例えば、センター200に在中するオペレータに提示される。これにより、センター200に在中するオペレータは、車両100に設けられた車両用表示装置130に表示されている表示画面と共通もしくは類似する表示画面を、センター用表示装置221にて閲覧することが可能となる。また、本実施の形態の車両用表示装置130及びセンター用表示装置221には、車両100の各種状態が集約された情報が表示される。これにより、センター200に在中するオペレータは、センター用表示装置221の表示内容を確認するだけで、車両100の状態を確認することが可能となる。また、オペレータは、センター用表示装置221の表示内容を確認するだけで、車両100の搭乗者が車両用表示装置130をどの段階まで操作しているかを容易に確認することが可能となる。
なお、センター200には、車両100の搭乗者と対話可能な音声装置223が設けられており、センター200に在中するオペレータは、この音声装置223を介して車両100の搭乗者と通話することが可能となっている。
そして、オペレータにより操作部222が操作されると、この操作内容に追従してセンター用表示装置221の表示内容が変化する。また、この操作部222の操作内容を示す操作コマンドに関するデータが、センター通信機210及び車載通信機150を介して車両100の支援制御部140に送信される。そして、操作コマンドに関するデータが支援制御部140から画像データ生成部120に入力されると、画像データ生成部120は、この操作内容を車両用表示装置130の表示画面に反映させる。この結果、車両用表示装置130の表示画面が、センター200に在中するオペレータによって遠隔操作されることとなる。
なお、本実施の形態では、操作部222によって、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのコントローラ・オブジェクトが構成される。すなわち、本実施の形態では、例えば、モデル・オブジェクト及びビュー・オブジェクトが車両100に搭載される一方、コントローラ・オブジェクトがセンター200に搭載される。
また、本実施の形態の車両用表示装置130及びセンター用表示装置221は、上述のように、車両100の状態を変更するための操作画面を表示することが可能となっており、この操作画面に表示される項目の選択を通じて車室内の温度設定や車庫入れ支援システムの設定等を行うことが可能となっている。よって、本実施の形態では、センター200に在中するオペレータが車両100の搭乗者の要求に応じて車両100の状態を変化させるための操作を行うことにより、例えば、車室内の温度設定や車庫入れ支援システムの設定等が遠隔から行われることとなる。
なお、本実施の形態では、車両100の搭乗者から目的地までの経路案内要求やナビゲーションシステムの設定等の要求があったとき、この要求に応じて操作される操作部222の操作内容を示すデータが、経路案内用のデータとしてセンター200から車両100に配信される。
また、本実施の形態では、車両100の搭乗者から車両用表示装置130の操作案内の要求があったとき、この要求に応じて操作される操作部222の操作内容を示すデータが、操作案内用のデータとしてセンター200から車両100に配信される。
また同様に、本実施の形態では、車両100の搭乗者からボディ系の機器の操作要求や車庫入れ支援システムの設定要求があったとき、この要求に応じて操作される操作部222の操作内容を示すデータが、制御用のデータとしてセンター200から車両100に配信される。
こうして、車両100の搭乗者の要求に応じて支援用データがセンター200から車両100に配信され、この配信された支援用データによる車両用表示装置130の操作案内や各種車載機器の遠隔制御が行われることとなる。
以下、本実施の形態の車両用遠隔支援システムの作用について図2を参照して説明する。
図2に示すように、例えば、車両100の搭乗者が車両用表示装置130の操作案内やボディ系の機器等の操作要求等を発話すると、この音声内容を示す音声データ(命令データ)が車両100からセンター200に送信される。
センター200では、例えば、該センター200に在中するオペレータにより車両100の搭乗者の要求が認識され、認識結果に応じて車両用表示装置130の画像データの送信要求が車両100に対して行われる。次いで、要求された画像データが車両100からセンター200に送信されると、この画像データがセンター200のセンター用表示装置221に表示される。そして、車両100の搭乗者の要求とセンター用表示装置221の表示画面とに応じてオペレータが所定の操作を行うと、この操作内容を示すデータが支援用データとしてセンター200から車両100に配信される。
車両100では、センター200から配信された支援用データが取得されると、取得された支援用データに応じて車両用表示装置130の表示画面が変更される。そして、例えば、車両100の搭乗者が車両用表示装置130の操作案内を要求したとき、要求に応じた操作がセンター200に在中するオペレータにより行われる。これにより、オペレータが行った操作内容が反映された画像が車両用表示装置130に表示される。
また、車両100の搭乗者が目的地までの経路案内の設定を要求したときには、センター200に在中するオペレータにより、目的地設定や経路設定が遠隔から行われる。これにより、車両用表示装置130には、車両100の搭乗者が要求した目的地までの経路を案内する画面が表示される。
また同様に、車両100の搭乗者がエアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定を要求したときには、センター200に在中するオペレータによりエアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定が遠隔から行われる。これにより、エアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定を行うための操作画面が車両用表示装置130に表示されるとともに、エアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定が行われる。
次に、本実施の形態の車両用表示装置130の表示態様の一例を図3〜図10を参照して説明する。なお、センター用表示装置221の表示画面も、これら図3〜図10に示す車両用表示装置130の表示画面と共通もしくは類似したものとなっている。
図3に示すように、車両用表示装置130には、例えば、車両100の走行速度や残燃料量等が表示される画像1が表示される。また、車両用表示装置130には、例えば、フェンダーミラー位置の設定時に選択されるアイコン10、シート位置の設定時に選択されるアイコン20、及びウィンドウ開量の調整時に選択されるアイコン30が表示される。同様に、車両用表示装置130には、例えば、ドアロックのオン/オフの切り換え時に選択されるアイコン40、エアーコンディショナの温度設定時に選択されるアイコン50、及び車庫入れ支援時に選択されるアイコン60等が表示される。
そして、例えば、車両100の搭乗者が「温度設定」の案内を要求すると、図4に例示するように、センター200に在中するオペレータにより「温度設定」のアイコン50が選択される。この結果、例えば、「温度設定」のアイコン50が強調表示されるとともに、該アイコン50の選択を案内する指示マーク2が表示される。また、例えば、センター200に在中するオペレータの画像70が表示される。
こうして、「温度設定」のアイコン50が選択されると、図5に例示するように、車両用表示装置130の表示画面のうち、アイコン10〜60等が表示されていた領域に、現在の設定温度、並びに、設定温度を上げるためのアイコン51及び設定温度を下げるためのアイコン52がそれぞれ表示される。
そして、例えば、現在の設定温度が約「20℃」であるときに車両100の搭乗者が約「25℃」の設定温度を要求したときには、同図5に例示するように、設定温度を上げるためのアイコン51が強調表示されるとともに、このアイコン51が指示マーク2によって案内される。これにより、車両100の搭乗者には、温度設定を行うための一連の操作が提示されるとともに、設定温度が要求した温度に自動的に変更されることとなる。よって、以後、車両100の搭乗者は、提示された表示内容に基づき、設定温度の変更を搭乗者自身で行うことが可能となる。また、このように、数回の選択を要する操作が走行規制の対象となっており、車両100の走行時における設定温度を変更するための操作が禁止されていたとしても、車両100の搭乗者に代わって、センター200に在中するオペレータが設定温度を変更することが可能となる。これにより、車両100の走行時における搭乗者の操作負担が軽減されることともなる。
また、シートポジションの設定案内や変更要求があったときには、先の図3に例示した「シート設定」を示すアイコン20が選択されたのち、図6に示す態様で「シート設定」の変更を案内するための画面が車両用表示装置130に表示される。
同様に、フェンダーミラーの位置の調整案内や変更要求があったときには、先の図3に例示した「ミラー設定」を示すアイコン10が選択されたのち、図7及び図8に順に示す態様で「ミラー設定」の変更を案内するための画面が、車両用表示装置130に段階的に表示される。
また同様に、ドアロック状態の切り換え案内や変更要求があったときには、先の図3に例示した「ドアロック設定」を示すアイコン40が選択されたのち、図9に示す態様で「ドアロック設定」の変更を案内するための画面が車両用表示装置130に表示される。
そして、車庫入れシステムの実行要求があったときには、先の図3に例示した「車庫入れ支援」を示すアイコン60が選択されたのちに、車庫入れ支援の設定がオペレータにより行われる。次いで、図10に示す態様で、車両100後方の状況と車庫入れのための車両操作とを案内するバックガイドモニタ61が表示される。
以上説明したように、本実施の形態にかかる車両用遠隔支援システムによれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)車両用表示装置130による車両状態の表示に供される画像データを、車両100からセンター200に送信した。そして、センター200にて、車両100から画像データを処理して遠隔支援することとした。このため、センター200では、例えば、車両100の状態を示す車速データや加速度データ等の多種多様なデータを車両100から取得せずとも、画像データの処理を通じて、車両用表示装置130の表示内容や車両100の状態を認識することが可能となる。これにより、車両用表示装置130の表示内容や車両100の状態を遠隔から詳細に把握することが可能となり、把握される車両100の状態に応じたより広範な遠隔支援を行うことが可能となる。
(2)センター200に、車両100から送信された画像データを可視表示するセンター用表示装置221を設けた。そして、このセンター用表示装置221の表示内容に対する処理に基づき生成された支援用データを、センター200から車両100に配信した。これにより、センター200に在中するオペレータは、センター用表示装置221の表示内容を確認するだけで、車両100の状態、及び車両用表示装置130の操作状態や設定状況を容易かつ詳細に把握することが可能となる。
(3)経路案内用のデータ、操作案内用のデータ、車両100のボディ系の機器の制御用データ、及び車両100の制御系の制御用データを、支援用データとして、センター200から車両100に配信した。これにより、これら各データによる多様な遠隔支援が実現されるようになる。
(4)車両用表示装置130を、車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置によって構成した。このため、センター200では、車両100の搭乗者に近いレベルで支援対象とする車両状態を把握することが可能となる。また、センター200では、センター用表示装置221に表示される各機器の操作画面が操作されることで、これに連動して、対応する機器を遠隔操作することが可能ともなる。これにより、車両状態の詳細な把握と、把握された車両状態に応じた遠隔支援とが促進されるようになる。
(5)上記画像データを、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのビュー・オブジェクトに基づき分離生成した。これにより、画像データに基づく遠隔支援を行う上で、その汎用性が拡大されるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明にかかる車両用遠隔支援システムの第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に、先の図1及び図2に対応する図である図11及び図12を参照して説明する。なお、本実施の形態にかかる車両用遠隔支援システムも、その基本的な構成は第1の実施の形態と同等であり、図11及び図12においても第1の実施の形態と実質的に同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示し、重複する説明は割愛する。
図11に示すように、本実施の形態のセンター200Aの遠隔支援部220Aは、車両100等から送信された音声データを解析して、搭乗者が発した命令内容を認識する命令音声認識部250を備えている。また、遠隔支援部220Aは、この命令音声認識部250による認識結果に応じた支援用データを生成する自動生成部240を備えている。
なお、本実施の形態では、こうした自動生成部240により上記コントローラ・オブジェクトが実行される。
このうち、命令音声認識部250は、センター通信機210を介して音声データを取得すると、この取得した音声データを解析することにより、搭乗者が発した命令内容を認識する。そして、命令音声認識部250は、認識結果を自動生成部240に出力する。
自動生成部240は、上記経路案内用データを自動生成する経路案内用データ生成部241、上記操作案内用データを自動生成する操作案内用データ生成部242、及びボディ系の機器や制御系の機器を制御するための制御用データを生成する制御用データ生成部243を備えている。また、自動生成部240は、車庫入れ支援制御を実行するための制御データを生成するIPA制御部244を備えている。
このうち、経路案内用データ生成部241は、命令音声認識部250により認識された音声データが目的地の設定や経路案内の要求を示すとき、画像データを車両100から取得する。そして、経路案内用データ生成部241は、この取得した画像データに基づいて、目的地の設定画面や経路案内画面に切り換えるための経路案内用データを生成する。次いで、経路案内用データ生成部241は、この生成した経路案内用データを、要求のあった車両100にセンター通信機210を介して配信する。
操作案内用データ生成部242は、命令音声認識部250により認識された音声データが車両用表示装置130の操作案内の要求を示すとき、画像データを車両100から取得する。そして、操作案内用データ生成部242は、この取得した画像データに基づいて、車両用表示装置130を操作案内するための操作案内用データを生成する。次いで、操作案内用データ生成部242は、この生成した操作案内用データを、要求のあった車両100にセンター通信機210を介して配信する。
制御用データ生成部243は、命令音声認識部250により認識された音声データがボディ系の機器や制御系の機器の制御要求を示すとき、画像データを車両100から取得する。そして、制御用データ生成部243は、この取得した画像データに基づいて、ボディ系の機器や制御系の機器を制御するための制御用データを生成する。次いで、制御用データ生成部243は、この生成した制御用データを、要求のあった車両100にセンター通信機210を介して配信する。
IPA制御部244は、命令音声認識部250により認識された音声データが車庫入れ支援システムの利用案内要求、設定要求、及び実行要求等を示すとき、画像データを車両100から取得する。そして、IPA制御部244は、この取得した画像データに基づいて、こうした要求に応じてIPA制御装置114を制御するための制御用データを生成する。次いで、IPA制御部244は、この生成した制御用データを、要求のあった車両100にセンター通信機210を介して配信する。
次に、本実施の形態の車両用遠隔支援システムの作用を図12を参照して説明する。
図12に示すように、例えば、車両100の搭乗者が車両用表示装置130の操作案内やボディ系の機器等の操作要求等を発話すると、この音声内容を示す音声データ(命令データ)が車両100からセンター200Aに送信される。
センター200Aでは、例えば、命令音声認識部250により車両100の搭乗者の要求内容が認識され、この認識結果に応じて画像データの取得要求が車両100に対して行われる。
車両100では、画像データの取得要求があると、車両用表示装置130の表示に用いられている画像データが要求に応じてセンター200Aに送信される。次いで、要求された画像データが車両100からセンター200Aに送信されると、この画像データが自動生成部240により解析される。これにより、自動生成部240は、画像データによって示される車両100の状態を認識する。そして、これら自動生成部240及び命令音声認識部250の各認識結果に応じて支援用データが生成され、この生成された支援用データがセンター200Aから車両100に配信される。これにより、経路案内用データ、操作案内用データ、ボディ系の機器や制御系の機器を制御するための制御用データ、及び車庫入れ支援制御を実行するための制御データ等が、車両100の搭乗者の要求に応じてセンター200Aから該車両100に配信される。
車両100では、センター200Aから配信された支援用データを取得すると、取得した支援用データに応じて車両用表示装置130の表示画面が変更される。そして、例えば、車両100の搭乗者が車両用表示装置130の操作案内を要求したとき、センター200Aから配信された操作案内用データの処理を通じて、要求に応じた操作を案内するための画像が車両用表示装置130に表示される。
また、車両100の搭乗者が目的地までの経路案内の設定を要求したときには、経路案内用データがセンター200Aから車両100に配信される。そして、この経路案内用データの処理を通じて、車両用表示装置130には、車両100の搭乗者が要求した目的地までの経路を案内する画面が表示される。
また同様に、車両100の搭乗者がエアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定を要求したときには、エアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定を行うための制御用データがセンター200Aから車両100に配信される。そして、この制御用データの処理を通じて、エアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定を行うための操作画面が車両用表示装置130に表示されるとともに、エアコン温度の設定や車庫入れ支援システムの設定が行われる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる車両用遠隔支援システムによれば、前記(1)、(3)〜(5)の効果が得られるとともに、前記(2)に代えて以下の効果が得られるようになる。
(2A)車両100から送信された画像データに応じた支援用データを自動生成する自動生成部240をセンター200Aに設けた。そして、この自動生成部240が自動生成した支援用データを、センター200Aから車両100に配信した。このため、センター200Aでは、車両用表示装置130に利用される画像データさえ取得できれば、遠隔支援のための支援用データを自動生成することが可能となる。これにより、画像データに基づき行われる遠隔支援の自動化が図られるようになる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・上記各実施の形態では、車両用表示装置130による画像表示に供される画像データを、車両100からセンター200、200Aに送信した。これに限らず、例えば、車両100にて、その環境音を示す音声データを取得し、この音声データを車両100からセンター200、200Aに送信してもよい。これによれば、センター200、200Aでは、車両100から送信された音声データに基づいて車両100の状態や走行環境等をより詳細に把握することが可能となる。この他、車両100の状態を示す車両データであれば、画像データとともに車両100からセンター200、200Aに送信してもよく、これら車両データと画像データとに基づく遠隔支援を行うことは可能である。
・上記各実施の形態では、センター200、200Aにて、一台の車両100に搭載された車両用表示装置130に利用される画像データに基づく遠隔支援を行った。これに限らず、複数の車両に車両用表示装置130が搭載されているとき、これら複数の車両用表示装置130に利用される複数の画像データに基づく遠隔支援を、各車両毎に行ってもよい。
・上記第1及び第2の各実施の形態では、支援制御部140や上記IPA制御装置114等によって、モデル・オブジェクトを構成した。これに限らず、モデル・オブジェクトとは、車両用表示装置130に表示される情報の処理や、車両制御の状態を制御するための処理等を行うものであればよく、適宜変更することが可能である。また、上記各実施の形態では、上記画像データを、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのビュー・オブジェクトに基づき分離生成した。これに限らず、画像データとは、車両100に搭載された車両用表示装置130と、センター200に搭載されたセンター用表示装置221とに表示可能なデータであればよく、該画像データを生成するための要素は適宜変更可能である。
・上記各実施の形態では、センター200、200Aから配信する支援用データとして、経路案内用のデータ、操作案内用のデータ、車両100のボディ系の機器の制御用データ、及び車両100の制御系の制御用データを選定した。これに限らず、センター200、200Aが配信する支援用データとしては、経路案内用のデータ、操作案内用のデータ、車両100のボディ系の機器の制御用データ、及び車両100の制御系の制御用データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
・上記各実施の形態では、遠隔支援として、ナビゲーションシステムの設定、車両用表示装置130の操作案内、及びボディ系の機器や車庫入れ支援システムの設定等を遠隔から行った。これに限らず、遠隔支援としては、車両用表示装置130に利用される画像データに基づくものであればよく、センター200、200Aのオペレータによる音声案内のみであってもよい。この場合には、オペレータの音声を示す音声データが上記支援用データとなる。また、この他、遠隔支援としては、車両用表示装置130やセンター用表示装置221の表示内容に基づき行われる支援であればよい。
・上記各実施の形態では、図3〜図10に例示した態様で、ミラー設定、シート設定、ウィンドウ設定、ドアロック設定、温度設定、及び車庫入れ支援システムの設定を行うための画像を車両用表示装置130に表示した。これに限らず、ミラー設定、シート設定、ウィンドウ設定、ドアロック設定、温度設定、及び車庫入れ支援システムのうちの少なくとも1つの要素の設定を行うための画像を車両用表示装置130に表示することとしてもよい。またこの他、車両用表示装置130の表示内容を通じて設定可能な要素は、情報系ネットワーク、ボディ系ネットワーク、及び制御系ネットワークの各ネットワークに接続される機器等であればよく、設定対象や車両用表示装置130の表示内容は適宜変更することが可能である。
・上記各実施の形態では、車両用表示装置として、車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置である車両用表示装置130を採用した。これに限らず、車両用表示装置としては、車両状態を表示可能なものであればよく、車両状態を変更するための操作画面の表示機能を有さないのであってもよい。
・上記第1の実施の形態では、遠隔支援部を、センター用表示装置221、操作部222、及び音声装置223によって構成した。また、上記第2の実施の形態では、遠隔支援部を、車両100から送信された画像データに応じた支援用データを自動生成する自動生成部240によって構成した。これに限らず、遠隔支援部とは、車載機から送信された画像データを処理するものであればよく、適宜変更することは可能である。
・上記各実施の形態では、上記車載機を車両100に搭載された支援制御部140及び車載通信機150によって構成した。これに車載機とは、例えば、車両用表示装置130に利用される画像データをセンター200、200Aに送信可能なものであればよく、例えば、通信機能を有して車両内で利用される車両用情報端末や、スマートフォンの携帯情報端末等であってもよい。
100…車両、101…ナビゲーションシステム、102…車速センサ、103…加速度センサ、104…燃料センサ、105…車載カメラ、106…エアコン制御装置、107…シート制御装置、108…ドアロック制御装置、109…ウィンドウ制御装置、110…ミラー制御装置、111…ステアリング制御装置、112…ブレーキ制御装置、113…エンジン制御装置、114…IPA制御装置、120…画像データ生成部、130…車両用表示装置、140…支援制御部、141…音声装置、150…車載通信機、200…センター、200A…センター、210…センター通信機、220…遠隔支援部、220A…遠隔支援部、221…センター用表示装置、222…操作部、223…音声装置、240…自動生成部、241…経路案内用データ生成部、242…操作案内用データ生成部、243…制御用データ生成部、244…IPA制御部、250…命令音声認識部。

Claims (6)

  1. 車両に搭載された車両用表示装置を介した遠隔支援を車載機とセンターとの連携により行う車両用遠隔支援システムであって、
    前記車載機は、前記車両用表示装置による車両状態の表示に供される画像データを前記センターに送信する通信部を備え、
    前記センターは、前記車載機から送信された画像データを処理して遠隔支援する遠隔支援部を備える
    ことを特徴とする車両用遠隔支援システム。
  2. 請求項1に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、
    前記遠隔支援部は、前記車載機から送信された画像データを可視表示するセンター用表示装置を備えて構成され、
    前記センターは、前記センター用表示装置の表示内容に対する処理に基づき生成された支援用データを前記車載機に配信する通信部をさらに備える
    ことを特徴とする車両用遠隔支援システム。
  3. 請求項1に記載の車両用遠隔支援システムにおいて、
    前記遠隔支援部は、前記車載機から送信された画像データに応じた支援用データを自動生成する自動生成部を備えて構成され、
    前記センターは、前記自動生成部が生成した支援用データを前記車載機に配信する通信部をさらに備える
    ことを特徴とする車両用遠隔支援システム。
  4. 前記センターで生成される支援用データが、前記車両用表示装置による経路案内に用いられる経路案内用のデータ、前記車両用表示装置の操作案内に用いられる操作案内用のデータ、前記車両のボディ系の機器の制御用データ、及び前記車両の制御系の制御用データの少なくとも1つのデータからなる
    請求項2または3に記載の車両用遠隔支援システム。
  5. 前記車両用表示装置は、前記車両状態を変更するための操作画面を表示するコックピット型の表示装置からなる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用遠隔支援システム。
  6. 前記画像データは、モデル・ビュー・コントローラからなるオブジェクトのうちのビュー・オブジェクトに基づき分離生成されるものである
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用遠隔支援システム。
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