JP2013205275A - アライメント機構を備えた円偏光二色性分光光度計 - Google Patents

アライメント機構を備えた円偏光二色性分光光度計 Download PDF

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Abstract

【課題】自動で各機器の位置を正確に調整するためのアライメント機構を備えた円二色分散計を提供する。
【解決手段】PEM20は偏光子18からの直線偏光を交互に周期的に左回り、右回りの円偏光としており、それを試料に照射した後、検出器24で検出し、ロックインアンプ38からAC信号を得、コントロールPC30でVCDスペクトルを測定している。D体の試験用標準試料を試料配置部21に配置し、VCDスペクトルをモニタリングしながら、集光レンズ位置・向き調整機構54は集光レンズ22の位置及び向きを調整し、同時に検出器回転機構56は検出器の向きをアライメントし、参照スペクトルに一致させる。さらにL体のVCDスペクトルをモニタリングしながら、集光レンズ22の位置及び向きと検出器の向きをアライメントし、D体のVCDスペクトルと対称となるように調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は円偏光二色性分光光度計、特に円偏光二色性光度計内の各機器の光学的位置の調整に関する。
ある2つの分子を構成する原子は同じで、同一の化学式で示されるが、その立体構造は異なり、鏡に映したような関係となる場合がある。この関係を鏡像異性体(キラリティー)といい、その立体構造には左掌体(L体)と右掌体(D体)がある。L体とD体の分子量や結合エネルギーは同一であり、密度、融点、沸点、屈折率、熱伝導度などの物理的性質に差異はないため、立体構造を容易に判別できない。
しかし、L体とD体で生化学的性質が全く異なる場合があるので、薬学的・生化学的観点では分子の絶対配置を決定することが必要となる。一般的に多くのキラル分子がもつ旋光性から立体構造が分析されている。
旋光性を分析する際は左円偏光と右円偏光を試料に照射してそれぞれの吸光度の差を測定する。この吸光度の差は極めて小さいことが多く、試料の吸収ピーク付近でのみ大きくなる。そのため、一般的に試料の吸光ピーク付近で試料の旋光性が分析される。
また、従来は紫外・可視光を用いてCDスペクトルを測定する円偏光二色性分光光度計が主流であったが、現在は技術の進展により赤外域を用いてVCDスペクトルを測定する振動円偏光二色性分光光度計(以下、VCD分光器)が多く普及している。CDスペクトルに比べてVCDスペクトルの方が、分子振動状態の遷移に基づく吸収体が多く観測され、CDスペクトルよりも多くの情報が得られる。
VCDスペクトルの測定方法について説明する。L体の吸光度(Aとする)を測定し、D体の吸光度(Aとする)を測定して吸光度の差(ΔA)を求める。(ΔA=A−A)次いで、楕円性θを次の式で求める。
tanθ=ΔA/(A+A
次いで、次の式より分子吸光係数(ε、ε)を求める。
θ・180/π・10・M/c=3300(ε−ε) (Mは分子量、cは濃度)
ここで、ε−εが正であれば右楕円偏光、負であれば左楕円偏光となる。
また、X−Y座標系で、L体のΔAもしくは(ε−ε)を縦軸にとり、波長λを横軸にとり、プロットすると円偏光二色性スペクトル(CDスペクトル)が得られる。L体とD体のCDスペクトルをそれぞれ同じグラフにプロットすると、両者は絶対値が異なる対称型のスペクトルとなる。
VCD分光器にはPEM(光弾性変調器)が用いられる。PEMは透明な石英板に圧電素子を取り付けた機器であり、圧電素子が石英板に電圧を印加することにより、石英板に複屈折が生させる。そして、印加する電圧を所定の周波数で変化させれば、左回り・右回りの円偏光を交互に発生できるのである。
PEMは容易に所望の波長域の光を円偏光に変換することができるが、波長範囲を変更すると、円偏光の光学特性も変化するので、それに合わせてアライメントを変更する必要がある。このとき従来は光学特性の変化に合わせてあらかじめ決められたアライメントが適用され、各機器が同じ位置に調整されていた。
しかし、長年にわたって使用され続けると、VCD分光器を構成する各機器に経年変化が生じ、出荷時点と同様に調整したのでは偏光状態に狂いが生じ、好適なCDスペクトルが得られない場合がある。例えば、同じセルを購入しても使用し続けることにより、それぞれのセルに個体差が生じることがあり、VCDスペクトルのベースラインに起伏が生じる原因となる。また、各機器の個体差は疑似スペクトルの発生の原因にもなり、対称性の良いVCDスペクトルの測定をも妨げるのである。
そこで、各機器の経年変化等により生じる個体差を勘案して、各機器の位置を自動調整するアライメント機構を備えた円偏光二色性分光光度計が求められている。
特開2004−020539
本発明は、適切にアライメントすることによって装置の個体差を吸収し、対称性の良いL体・D体の円偏光二色性スペクトルを測定すること、及びベースライン補正以外の前処理を行うことにより、起伏のあるベースラインの発生の影響を解消すること、という課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動で各機器の位置を適切に調整するためのアライメント機構を備えた円偏光二色性分光光度計を提供することにある。
そこで、VCD分光器に本発明に係るアライメント機構を設置し、試料からの測定光を検出器に照射する検出器側集光レンズや検出器等を自動で調整することにした。
アライメント手順について説明する。まず、検出器側集光レンズの焦点の調整(検出器と検出器側集光レンズ間の距離の調整、以下、距離方向の調整という)し、干渉光をモニタリングして干渉計の固定鏡の位置及び向きを調整した後、干渉光強度を測定して干渉光が正常であることを確認する。次いで、D体(右掌体)・L体(左掌体)それぞれの試験用標準試料を試料配置部に配置し、測定波長範囲ごとに距離方向の調整をして焦点を合わせ、左円偏光・右円偏光の分子吸光係数(ε、ε)を求めていき、VCDスペクトルを取得する。次いで、D体・L体のスペクトルの形状を順番に比較し、それぞれのスペクトルが対象となるように検出器側集光レンズを、試料を透過した測定光に垂直な方向に動かして位置調整(以下、面方向の調整という)し、向きを調整する。
つまり、D体・L体のスペクトルが対象となるというVCDスペクトル特有の原理を利用して、検出器側集光レンズの位置や向きを調整することにしたのである。
ところで、ラマンスペクトルを測定する場合、ピーク検出の前にベースライン補正すれば、蛍光等の外的要因による影響を低減できる。ところが、VCDスペクトルのベースラインはラマンスペクトルと比べて不安定であり、ベースラインに起伏が生じてVCDスペクトルがベースラインよりも低い値となる場合がある。そのため、VCDスペクトルをベースライン補正すると、ピークが+方向にも−方向にも出ることになり、正確にピーク検出できない。そこで、本発明においてはVCDスペクトル取得後、VCDスペクトルを一次微分することにし、ベースラインの影響を受けないようにVCDスペクトルを最適化することにしたのである。
すなわち、本発明に係る円偏光二色性分光光度計は、試料に照射するための測定光を放射する光源と、該光源からの測定光を直線偏光に変換する偏光子と、該直線偏光を右円偏光及び左円偏光に、交互に周期的に変換する光弾性変調器と、該右円偏光又は左円偏光の照射位置に試料を載置するための試料配置部と、該試料配置部上の試料を透過した測定光を集光する検出器側集光レンズと、該検出器側集光レンズにより集光された測定光を検出する検出器と、前記光弾性変調器の電圧周波数と同一周波数の参照信号に同期し、AC信号を取り出すロックインアンプと、該ロックインアンプから得られるAC信号をもとに円偏光二色性スペクトルを得るスペクトル処理機構と、を備えた円偏光二色性分光光度計において、
前記試料配置部に各試験用標準試料を配置する試験用標準試料配置機構と、
試料への距離方向及び試料を透過した測定光に垂直な面方向の前記検出器側集光レンズの位置と、前記検出器側集光レンズの向きと、を調整する集光レンズ位置・向き制御機構と、
前記検出器から取得される円偏光二色性スペクトルを一次微分し、形状を分析するスペクトル形状分析機構と、をさらに備え、
前記試験用標準試料配置機構は、試験用標準試料であるD体とL体の鏡像異性体のうち、一方を前記試料配置部に載置し、
前記スペクトル処理機構は、円偏光二色性スペクトルを取得しており、
前記スペクトル形状分析機構は、前記円偏光二色性スペクトルを一次微分し、その形状を参照スペクトルと比較しており、
前記集光レンズ位置・向き制御機構は、一次微分された前記円偏光二色性スペクトルが該参照スペクトルに一致するように前記検出器側集光レンズの位置及び向きを調整した後、
前記試験用標準試料配置機構は、前記試料配置部に他方の鏡像異性体を載置し、
前記スペクトル処理機構は、円偏光二色性スペクトルを取得し、
前記スペクトル形状分析機構は、該円偏光二色性スペクトルを一次微分した後、D体とL体の円偏光二色性スペクトルの形状を比較しており、
前記集光レンズ位置・向き調整機構は、D体とL体の円偏光二色性スペクトルが波数軸又は波長軸を介して対称となるように前記検出器側集光レンズの位置及び向きを調整することを特徴としている。
それ以外の方法としては、D体とL体のそれぞれに対応する参照スペクトルを用意し、それぞれのVCDスペクトルと、それに対応する参照スペクトルの形状とが一致するように検出器側集光レンズの位置及び向きを調整してもよい。
すなわち、本発明に係る円偏光二色性分光光度計は、試料に照射するための測定光を放射する光源と、該光源からの測定光を直線偏光に変換する偏光子と、該直線偏光を右円偏光及び左円偏光に、交互に周期的に変換する光弾性変調器と、該右円偏光又は左円偏光の照射位置に試料を載置するための試料配置部と、該試料配置部上の試料を透過した測定光を集光する検出器側集光レンズと、該検出器側集光レンズにより集光された測定光を検出する検出器と、前記光弾性変調器の電圧周波数と同一周波数の参照信号に同期し、AC信号を取り出すロックインアンプと、該ロックインアンプから得られるAC信号をもとに円偏光二色性スペクトルを得るスペクトル処理機構と、を備えた円偏光二色性分光光度計において、
前記試料配置部に各試験用標準試料を配置する試験用標準試料配置機構と、
試料への距離方向及び試料を透過した測定光に垂直な面方向の前記検出器側集光レンズの位置と、前記検出器側集光レンズの向きと、を調整する集光レンズ位置・向き制御機構と、
前記検出器から取得される円偏光二色性スペクトルを一次微分し、形状を分析するスペクトル形状分析機構と、をさらに備え、
前記試験用標準試料配置機構は、試験用標準試料であるD体とL体の鏡像異性体を一方ずつ前記試料配置部に載置しており、
前記スペクトル処理機構は、D体とL体それぞれの円偏光二色性スペクトルを取得しており、
前記スペクトル形状分析機構は、D体とL体それぞれを一次微分し、それぞれの形状を対応する参照スペクトルと比較しており、
前記集光レンズ位置・向き制御機構は、それぞれの一次微分された前記円偏光二色性スペクトルが、対応する前記参照スペクトルに一致するように前記検出器側集光レンズの位置及び向きを調整してもよい。
また、検出器側集光レンズ位置や向きが調整されると、光路も変化するので検出器側集光レンズの位置や向きを調整したときは、同時に検出器の向きを調整するのが好ましい。そこで、検出器側集光レンズの位置や向きを調整した後に、検出器信号の強度が最も強くなるように検出器の向きを調整するのが好適である。
すなわち、本発明に係る円偏光二色性分光光度計は、さらに前記検出器を回転させて検出器の向きを調整する検出器回転機構を備え、
前記検出器側集光レンズの位置及び向きが調整された後、前記検出器回転機構は前記検出器を回転して前記検出器からの検出器信号の強度が最も強くなる方向に前記検出器の向きを調整するのが好適である。
上記操作が行われ、検出器側集光レンズを適切な位置・向きに、検出器を適切な向きに調整することにより、各機器の光学的位置が変更される。そのため、アライメント開始前に偏光子の透過軸角度(回転角)を調整していても、アライメント終了後には偏光状態が狂うことがある。偏光子の回転角を再び調整し直すことが必要である。
すなわち、本発明に係る円偏光二色性分光光度計は、さらに前記偏光子の回転角を調整する偏光子回転機構を備え、
前記検出器の向きを調整した後、さらに前記偏光子回転機構は偏光子の回転角θを変更し、前記試験用標準試料の円偏光二色性スペクトルの形状を調整してもよい。
なお、偏光子の回転角については、本発明に係る方法を使用してCDスペクトルで調整する必要はなく、λ/4波長板と検光子を配置し、調整してもよい。
具体的には以下の手順で調整される。まず、前記検出器側集光レンズと前記検出器との間にλ/4波長板と検光子を配置する。測定光をPEMで偏光し、該λ/4波長板を通過させる。次いで、前記検光子を回転させ、前記検光器からのAC信号強度が最大となる角度に前記検光子の回転角を設定する。そして、前記偏光子を回転させ、前記検光器からのAC信号強度が最大となる角度に、前記偏光子の回転角θを設定する。
つまり、検出器側集光レンズ、検出器を本発明に係るアライメントで調整し、その後に従来の方法で偏光子の回転角を設定する場合も、本発明に含まれる。
また、FT−IR分析する場合は光源の後段に干渉計を設置し、光源からの光を干渉計により干渉光として試料に照射してもよい。あらかじめ干渉計の固定鏡をアライメントしておき、試料に干渉光を照射して透過光を検出し、検出器信号をロックインアンプに入力すると、ロックインアンプからAC信号が出力されるので、AC信号からVCDスペクトルを求めてもよい。
さらに、干渉計の後段に光学フィルタを設置することにより、測定対象外の波長域の光を除去され、測定光同士での干渉が減り、インターフェログラムの減衰が緩やかになる。ロックインアンプにて時定数を大きく設定することができるので、好適である。
すなわち、本発明に係る円偏光二色性分光光度計は、さらに前記光源と前記偏光子との間に、干渉光を生じさせる干渉計と、該干渉計と前記偏光子との間に所望の波長域の円偏光を通過させる光学フィルタと、を備えてもよい。
各機器は出荷時点で個体差がなかったとしても長期間使用されると、経年変化することがある。これはスペクトルに起伏のあるベースラインや疑似ピークを起こさせる原因となる。
そこで、本発明においては、各機器の位置を調整するときに試験用標準試料であるD体及びL体それぞれの鏡像異性体のスペクトルを実際に測定し、そのスペクトル形状をモニタリングしながら各機器をアライメントすることにした。測定された試験用標準試料の実際のスペクトルを用いてアライメントすることにしたので、各機器の個体差を勘案したアライメントを可能としたのである。
FT−IRでVCDスペクトルを測定する場合、広い波長範囲の測定光がPEMに入射するため、所望の波長域で円偏光が生じるようにPEMを調整する。
ところが、試料からの光を集光する検出器側集光レンズには色収差があり、測定波長範囲ごとの光学特性に合わせて焦点距離を調整することが必要となる。
また、S/N比を改善するため、波長領域毎に適した検出器が用いられる。検出器を取り換えた場合、最適化が必要となる。例えば、2000〜800cm−1でMCT検出器、4000〜2000cm−1でInSb検出器が用いられており、2000cm−1を境界に検出器を使い分けられる。
本発明のアライメント機構を用いれば、波長域ごと、検出器ごとに自動で最適化でき、大変利便性に優れる。
実際の測定で得られるVCDスペクトルにはベースラインに歪みがあり、ベースライン補正すると、ピークが+方向だけでなく−方向にも発生する。そのため、本発明においてはVCDスペクトルを一次微分してからモニタリングすることにしたので、ベースラインの影響を受けずピーク部分が最適化されるのである。
これによりVCDスペクトルが歪みにくくなり、D体とL体のスペクトルを対称性よく取得することが可能となる。
また、既存の干渉計のオートアライメント機能と組み合わせて用いることも可能である。 最初に既存の装置で干渉計の固定鏡の位置を調整しておき、その後、本発明のアライメント機構で偏光子の回転角θや、検出器側集光レンズの位置と向き、及び検出器の向きを調整する。測定開始時に必要な各機器のアライメントをすべて自動で行うことができ、アライメントを統一することができる。
本発明に係るアライメント機構を備えた赤外円偏光二色性分光光度計の構成を示した図である。 本発明に係るアライメント機構を備えた赤外円偏光二色性分光光度計の動作順序を示したフロー図である。
本発明に係る円偏光二色性分光光度計の一例として、その構成を図1に示した。
赤外円偏光二色性分光光度計は、赤外光を放射する赤外光源10と、該赤外光を干渉光とするマイケルソン干渉計12と、該干渉光を試料が配置されている位置に集光する干渉計側集光レンズ14と、所定の波長域の光を透過させる光学フィルタ16と、干渉光を直線偏光にする偏光子18と、該直線偏光を左円偏光及び右円偏光に、交互に周期的に変換するPEM(光弾性変調器)20と、試料を配置するための試料配置部21と、試料を透過した光を集光する検出器側集光レンズ22と、透過光を検出する検出器24と、を備える。
なお、偏光子18の回転角θを調整する時は集光レンズ22と検出器24の間にλ/4波長板、検光子(図示せず)を設ける。
また、赤外円偏光二色性分光光度計の各機器の位置や向きを調整するための機構として、マイケルソン干渉計12の固定鏡の位置を調整する干渉計アライメントXY調整機構50と、偏光子18の透過軸角度θ(回転角θ)を調整するための赤外偏光子θ調整機構52と、検出器24との距離方向の集光レンズ22の位置、透過光に垂直な面方向の集光レンズ22の位置、及び集光レンズ22の向き調整を行う集光レンズ位置・向き調整機構54と、集光レンズの焦点の位置に検出器24の向きを合わせるための検出器回転機構56と、を備える。
なお、試料は手動で載置しても、オートサンプラー機構58を用いて載置してもよい。また、偏光子18の回転角θを調整する時は、集光レンズ22と検出器24の間にλ/4波長板、検光子を設置し、偏光子を回転させてCD信号強度が最大となる位置に調整すればよい。
円偏光二色性分光光度計の光学機器とその調整機構との関係は以下のとおりである。
(1) 集光レンズ位置・向き調整機構54が検出器側集光レンズ22と検出器24の間の距離を調整し、試料からの透過光を検出するためにレンズ22の焦点を検出器24の位置に調整する。
(2) 干渉計アライメントXY調整機構50は干渉光のセンターバーストの位置が適切となるように、マイケルソン干渉計12の固定鏡の位置を調整する。
(3) 集光レンズ22と検出器24との間にλ/4波長板と検光子(図示なし)を設置し、赤外偏光子θ調整機構52は偏光子18を回転させて、CD信号が最大となる位置に偏光子18の回転角θを設定する。これによりPEM20からの偏光が調整される。
(4) 本発明ではD体及びL体それぞれの標準試料を用いて集光レンズ22の位置及び向きや、検出器24の向きを調整し、D体とL体のVCDスペクトルが対象となるようにしている。
まず、D体及びL体の標準試料を一つずつ試料配置部21に配置し、試料に左円偏光と右円偏光をそれぞれ照射する。集光レンズ位置・向き調整機構54が集光レンズ22の位置や向きを調整した後、検出器回転機構56が検出器の向きを調整し、D体及びL体それぞれのVCDスペクトルの形状が対称となるようにしている。
(5) すでに(3)で偏光子18の回転角θが調整したが、集光レンズ22の位置や向き、検出器24の向きをアライメントすると、PEM20からの偏光が狂うことがある。
そこで、一方の鏡像異性体のVCDスペクトルと、他方のVCDスペクトルとの対称性が向上するように、さらに偏光子18の回転角θを調整する。
また、λ/4波長板と検光子を用いて、偏光子の回転角を設定してもよい。集光レンズ22と検出器24との間にλ/4波長板、検光子(図示なし)を設置し、再び偏光子18の回転角θを調整する。まず、CD信号強度をモニタリングし、検光子の回転角をCD信号強度が最大となるように調整する。次いで、赤外偏光子θ調整機構52が偏光子18を回転させながら、検出器24はCD信号強度をモニタリングし、赤外偏光子θ調整機構52が偏光子18の回転角θをCD信号強度が最大となるように微調整する。
また、検出器からの信号からCD信号を取り出す構成としては、PEM20に与える電圧の周波数以外の信号を取り除く電気フィルタ40と、PEM20に与えられる電圧周波数と同一の周波数を持つ参照信号を生成するPEMコントローラ36と、PEM20の電圧周波数に対応する信号のみをAC信号(インターフェログラム)として取り出すロックインアンプ38と、前記AC信号を取得し、また赤外吸収スペクトルをDC信号として取得するデータ処理回路34と、検出器からの信号を増幅するプリアンプ42と、がある。
また、各機器を制御する機器としては、各機器の自動アライメントを実行するコントロールPC30と、マイケルソン干渉計12の固定鏡の位置、集光レンズ22の位置及び向き、検出器の向きの制御を行う制御用I/O32と、がある。
検出器24からの検出器信号はプリアンプ42で増幅され、電気フィルタ40でPEM20の電圧周波数に対応する信号のみが取り出され、それ以外の信号は除去される。このように電気フィルタ40を設置したのは、事前に不要な信号を除去してロックインアンプで信号が飽和するのを防止するためである。
一方、PEMコントローラ36はPEM20の電圧周波数と同一の参照用信号を生成する。検出器信号と参照用信号がロックインアンプに入力されると、コントロールPC30はロックインアンプからのAC信号をモニタリングしながら、参照信号の位相を検出器信号に合わせる。そして、ロックインアンプ38からはAC信号が得られる。スペクトル処理機構60はAC信号及びDC信号からVCDスペクトルを求め、コントロールPC30のモニタにVCDスペクトルを表示する。
また、集光レンズ22の位置や向き、検出器24の向き、及び偏光子18の回転角θを調整する時は、コントロールPC30からの命令が制御用I/O32を介して、各機器の調整機構まで伝達される。
また、コントロールPC30は、スペクトル処理機構60と、試料配置待ち機構62と、スペクトル形状分析機構64とを備える。
(1) スペクトル処理機構60は、検出器24で得られたAC信号及びDC信号を取得し、VCDスペクトルを作成する。
(2) 試料配置待ち機構62は測定が終了した後に装置の動作を一時停止し、次の試験用標準試料の配置されるまで待ち状態とする。D体とL体の鏡像異性体の試験用標準試料は一方ずつ配置され、VCDスペクトルを測定するときに使用される。
(3) スペクトル形状分析機構64は、D体とL体の一方を試験用標準試料として配置した後に、各VCDスペクトルを測定する。試験用標準試料のVCDスペクトルと、それに対応する参照スペクトルの形状とを比較し、両者のスペクトルの形状が一致しない場合は、コントロールPC30が制御用I/O32を介して各機器を位置調整するよう命令する。具体的には、制御用I/O32から、集光レンズ位置・向き調整機構54へ命令伝達すると、集光レンズ22の位置・向きが調整され、検出器回転機構56へ命令伝達すると、検出器24の向きが調整される。
本発明に係る分光光度計内の各機器についての光学的位置を調整する処理フローを図2に示した。
最初に集光レンズ22の焦点を調整する。試料配置部21にブランク試料を配置し、検出器側集光レンズ22と検出器24との間の距離を変えながらエネルギー値をモニタリングする。検出器エネルギー値が適切となる距離に合わせ、集光レンズ22の焦点を調整する(S10、S12、S14)。
次に、マイケルソン干渉計12の固定鏡をアライメントし、干渉光を調整する。まず、マイケルソン干渉計12を動作させてブランク試料に干渉光を照射し、その透過光をモニタリングしながら、干渉光のセンターバーストの位置が適切となるように、干渉計アライメントXY調整機構50が自動で固定鏡の位置を調整する(S16、S18)。
S12とS18のエネルギー値判定のいずれも条件を満たすまで、集光レンズ22の焦点の位置及びマイケルソン干渉計12の固定鏡の位置を繰り返し調整する。
次に、集光レンズ22と検出器24の間にλ/4波長板と検光子(図示せず)を配置する(S20)。試料配置部21に試料を配置しない状態で、PEM20を動作させ、偏光子を回転させつつ透過光強度をモニタリングする(S24)。そして、透過光強度が最大となるように偏光子18の回転角θを調整する(S26)。これにより偏光子18の回転角が45°に調整される。
次に、集光レンズ22の位置・向き、及び検出器24の向きを調整する。D体試験用標準試料を試料配置部21に配置して(S28)、VCDスペクトルを測定する(S30)。VCDスペクトルを測定する際は、測定波長範囲ごとに集光レンズ22をアライメントし、最適化する。
次いで、VCDスペクトルを一次微分し、これと参照スペクトルを比較し、形状判定する(S32)。事前にVCDスペクトルを一次微分しておけば(図示せず)、ベースラインの起伏によりピークが−方向に出るという不具合が解消され好適に最適化できるのである。もちろん参照スペクトルもそれに対応したものとなっている。
参照スペクトルと一致しない場合は、集光レンズ22の面方向の位置調整、集光レンズ22の向き調整、及び検出器を回転させ検出器24の向き調整(S34)をした後、再度VCDスペクトルを一次微分し、参照スペクトルと比較して形状判定する(S32)。この操作はS32の条件を満たすまで繰り返す。
S32の条件を満たしたら、L体試験用標準試料を試料配置部21に配置し(S36)、同様にL体のVCDスペクトルを測定する(S38)。L体及びD体のスペクトルを比較し、両スペクトルが対称となっているかを判定する(S40)。対称となっていない場合は、集光レンズ22の面方向の位置調整及び集光レンズ22の向きの調整、検出器24を回転させ検出器24の向きの調整(S42)し、再度VCDスペクトルを測定する。この操作はS40の条件を満たすまで繰り返す。
なお、VCDスペクトルの対称性判定に代えて、D体及びL体それぞれの参照スペクトルを用意して集光レンズ22及び検出器24をアライメントし、それぞれと形状が一致するように調整してもよい。
上記操作により集光レンズ22の位置や向きと、検出器24の向きが変更されたので、S24終了時とは光学配置が異なるものとなっている。このまま使用すると、PEM20から楕円偏光が生じることがあるので偏光子18の回転角θを再調整する必要がある。
偏光子18の回転角θを再調整手順について説明する。偏光子18を回転させながらL体のVCDスペクトルをモニタリング(S44)し、D体のVCDスペクトルと対称性を判断し(S46)、対称性が改善されるように偏光子18の回転角θを調節する(S48)。
そして、S46の条件を満たしたら、各機器の位置設定を終了する。
干渉計オートアライメントを本発明のアライメント機構と組み合わせて用いることにより、円偏光二色性分光光度計の各機器のアライメントを一括して行うことができる。
以上のように、本発明のアライメント機構は鏡像異性体のVCDスペクトルが対称となる原理を利用して集光レンズ、検出器等をアライメントするので、各機器の経年劣化による個体差を勘案したオートアライメントを可能としたのである。
10・・・光源
12・・・マイケルソン干渉計
14・・・(干渉計側)集光レンズ
16・・・光学フィルタ
18・・・偏光子
20・・・PEM
21・・・試料配置部
22・・・(検出器側)集光レンズ
24・・・検出器
30・・・コントロールPC
32・・・制御用I/O
34・・・データ処理回路
36・・・PEMコントローラ
38・・・ロックインアンプ
40・・・電気フィルタ(ハイパスフィルタ等)
42・・・プリアンプ
50・・・干渉計アライメントXY調整機構
52・・・赤外偏光子θ調整機構
54・・・(検出器側)集光レンズ位置・角度調整機構
56・・・検出子回転機構

Claims (5)

  1. 試料に照射するための測定光を放射する光源と、該光源からの測定光を直線偏光に変換する偏光子と、該直線偏光を右円偏光及び左円偏光に、交互に周期的に変換する光弾性変調器と、該右円偏光又は左円偏光の照射位置に試料を載置するための試料配置部と、該試料配置部上の試料を透過した測定光を集光する検出器側集光レンズと、該検出器側集光レンズにより集光された測定光を検出する検出器と、前記光弾性変調器の電圧周波数と同一周波数の参照信号に同期し、AC信号を取り出すロックインアンプと、該ロックインアンプから得られるAC信号をもとに円偏光二色性スペクトルを得るスペクトル処理機構と、を備えた円偏光二色性分光光度計において、
    前記試料配置部に各試験用標準試料を配置する試験用標準試料配置機構と、
    試料への距離方向及び試料を透過した測定光に垂直な面方向の前記検出器側集光レンズの位置と、前記検出器側集光レンズの向きと、を調整する集光レンズ位置・向き制御機構と、
    前記検出器から取得される円偏光二色性スペクトルを一次微分し、形状を分析するスペクトル形状分析機構と、をさらに備え、
    前記試験用標準試料配置機構は、試験用標準試料であるD体とL体の鏡像異性体のうち、一方を前記試料配置部に載置し、
    前記スペクトル処理機構は、円偏光二色性スペクトルを取得しており、
    前記スペクトル形状分析機構は、前記円偏光二色性スペクトルを一次微分し、その形状を参照スペクトルと比較しており、
    前記集光レンズ位置・向き制御機構は、一次微分された前記円偏光二色性スペクトルが該参照スペクトルに一致するように前記検出器側集光レンズの位置及び向きを調整した後、
    前記試験用標準試料配置機構は、前記試料配置部に他方の鏡像異性体を載置し、
    前記スペクトル処理機構は、円偏光二色性スペクトルを取得し、
    前記スペクトル形状分析機構は、該円偏光二色性スペクトルを一次微分した後、D体とL体の円偏光二色性スペクトルの形状を比較しており、
    前記集光レンズ位置・向き調整機構は、D体とL体の円偏光二色性スペクトルが波数軸又は波長軸を介して対称となるように前記検出器側集光レンズの位置及び向きを調整することを特徴とする円偏光二色性分光光度計。
  2. 試料に照射するための測定光を放射する光源と、該光源からの測定光を直線偏光に変換する偏光子と、該直線偏光を右円偏光及び左円偏光に、交互に周期的に変換する光弾性変調器と、該右円偏光又は左円偏光の照射位置に試料を載置するための試料配置部と、該試料配置部上の試料を透過した測定光を集光する検出器側集光レンズと、該検出器側集光レンズにより集光された測定光を検出する検出器と、前記光弾性変調器の電圧周波数と同一周波数の参照信号に同期し、AC信号を取り出すロックインアンプと、該ロックインアンプから得られるAC信号をもとに円偏光二色性スペクトルを得るスペクトル処理機構と、を備えた円偏光二色性分光光度計において、
    前記試料配置部に各試験用標準試料を配置する試験用標準試料配置機構と、
    試料への距離方向及び試料を透過した測定光に垂直な面方向の前記検出器側集光レンズの位置と、前記検出器側集光レンズの向きと、を調整する集光レンズ位置・向き制御機構と、
    前記検出器から取得される円偏光二色性スペクトルを一次微分し、形状を分析するスペクトル形状分析機構と、をさらに備え、
    前記試験用標準試料配置機構は、試験用標準試料であるD体とL体の鏡像異性体を一方ずつ前記試料配置部に載置しており、
    前記スペクトル処理機構は、D体とL体それぞれの円偏光二色性スペクトルを取得しており、
    前記スペクトル形状分析機構は、D体とL体それぞれを一次微分し、それぞれの形状を対応する参照スペクトルと比較しており、
    前記集光レンズ位置・向き制御機構は、それぞれの一次微分された前記円偏光二色性スペクトルが、対応する前記参照スペクトルに一致するように前記検出器側集光レンズの位置及び向きを調整することを特徴とする円偏光二色性分光光度計。
  3. 請求項1又は2に記載の装置において、
    前記検出器の向きを調整した後、さらに前記試験用標準試料の円偏光二色性スペクトルの形状を調整し、前記偏光子回転機構は偏光子θの回転角を変更することを特徴とする円偏光二色性分光光度計。
  4. 請求項1〜3に記載の装置において、
    さらに前記偏光子を回転し回転角を調整する偏光子回転機構を備え、
    前記検出器の向きを調整した後、さらに前記偏光子回転機構は偏光子の回転角θを変更し、前記試験用標準試料の円偏光二色性スペクトルの形状を調整することを特徴とする円偏光二色性分光光度計。
  5. 請求項4に記載の装置において、
    さらに前記光源と前記偏光子との間に、干渉光を生じさせる干渉計と、該干渉計と前記偏光子との間に所望の波長域の円偏光を通過させる光学フィルタと、を備えることを特徴とする円偏光二色性分光光度計。
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