JP2013204420A - Egr装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の気筒内でEGRガスを層状化する。
【解決手段】切替装置1のそれぞれユニット17では、カム18の輪郭に追従することにより、吸入空気の流れが、新気を含む第1の流れと、排気ガスを含む流れであって第1の流れとは異なる第2の流れとの間で切り替わる。これにより、気筒内に吸入される吸入空気の流れは、新気を含む流れと排気ガスを含む流れとの間で切り替わり、両方の流れは混合せずに気筒内に吸入される。このため、吸入工程において、気筒内の外周側や下側で濃くしたい新気を先に導入し、その後、内周側や上側で濃くしたいEGRガスを導入することで、EGRガスを充分に層状化することができる。
【選択図】図2
【解決手段】切替装置1のそれぞれユニット17では、カム18の輪郭に追従することにより、吸入空気の流れが、新気を含む第1の流れと、排気ガスを含む流れであって第1の流れとは異なる第2の流れとの間で切り替わる。これにより、気筒内に吸入される吸入空気の流れは、新気を含む流れと排気ガスを含む流れとの間で切り替わり、両方の流れは混合せずに気筒内に吸入される。このため、吸入工程において、気筒内の外周側や下側で濃くしたい新気を先に導入し、その後、内周側や上側で濃くしたいEGRガスを導入することで、EGRガスを充分に層状化することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関の排気ガスを吸気側に還流するEGR装置に関する(以下、還流される排気ガスまたは還流された排気ガスを「EGRガス」と呼ぶことがある。)。
従来から、EGR装置では、内燃機関の気筒内において燃料の燃焼時に(つまり、ピストンが上死点に達した時に、)、EGRガスが所望の濃度分布を形成するようにEGRガスを気筒内に吸入させる要請がある。
例えば、自着火式のディーゼルエンジンの場合、理想的な濃度分布は、気筒内の外周側かつ下側ほどEGRリーンとなり、また、内周側かつ上側ほどEGRリッチとなるものと考えられている。また、ガソリンエンジンの場合、ディーゼルエンジンとは逆の濃度分布を形成するのが理想的と考えられている(以下、EGRガスに関し、理想的な濃度分布を形成することを「EGRガスを層状化する」と称する。)。
例えば、自着火式のディーゼルエンジンの場合、理想的な濃度分布は、気筒内の外周側かつ下側ほどEGRリーンとなり、また、内周側かつ上側ほどEGRリッチとなるものと考えられている。また、ガソリンエンジンの場合、ディーゼルエンジンとは逆の濃度分布を形成するのが理想的と考えられている(以下、EGRガスに関し、理想的な濃度分布を形成することを「EGRガスを層状化する」と称する。)。
そして、EGRガスの層状化を達成するため、例えば、特許文献1のEGR装置によれば、吸気ポートを吸気バルブの直前で仕切り板により上下に仕切り、仕切り板の下側の流路にEGRガスの流路を接続するとともに、仕切り板の上側の流路を弁体により開閉可能としている。そして、吸入工程の初期に上側の流路を閉鎖して下側の流路を通じてEGRガスを気筒内に積極的に導入し、その後に上側の流路を開放する。これにより、ガソリンエンジンに関してEGRガスを層状化することができるとしている。
しかし、特許文献1のEGR装置によれば、弁体による上側の流路の開閉に係わらず、下側の流路ではEGRガスとEGRガス以外の成分とが混合しながら気筒内に吸入されており、EGRガスの層状化は必ずしも充分ではないものと考えられる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、内燃機関の気筒内でEGRガスを層状化することができるEGR装置を提供することにある。
本発明のEGR装置は、所定の駆動源から伝わるトルクにより回転駆動されるカムと、内燃機関に吸入される吸入空気の流れを切り替える流路切替弁とを備え、流路切替弁は、カムの輪郭に追従することにより、吸入空気の流れを、新気を含む第1の流れと、排気ガスを含む流れであって第1の流れとは異なる第2の流れとの間で切り替える。
これにより、吸入空気の流れは、新気を含む流れと排気ガスを含む流れとの間で切り替わり、両方の流れは混合せずに気筒内に吸入される。
これにより、吸入空気の流れは、新気を含む流れと排気ガスを含む流れとの間で切り替わり、両方の流れは混合せずに気筒内に吸入される。
このため、例えば、吸入工程において、気筒内の外周側や下側で濃くしたい成分を先に導入し、その後、流路切替弁を動作させて、内周側や上側で濃くしたい成分を導入することで、EGRガスを充分に層状化することができる。
また、EGRガスを層状化する場合、吸入工程の途中で流路切替弁を動作させる必要があり、流路切替弁の動作には数msもの高速応答が要求される。そこで、本発明では、駆動源により、直接、流路切替弁を動作させるのではなく、カムを介して流路切替弁を動作させることで、高速応答を可能にしている。
また、EGRガスを層状化する場合、吸入工程の途中で流路切替弁を動作させる必要があり、流路切替弁の動作には数msもの高速応答が要求される。そこで、本発明では、駆動源により、直接、流路切替弁を動作させるのではなく、カムを介して流路切替弁を動作させることで、高速応答を可能にしている。
実施形態のEGR装置を実施例に基づき説明する。
〔実施例の構成〕
実施例のEGR装置1の構成を、図1〜図3を用いて説明する。
EGR装置1は、内燃機関2の排気ガスの一部を吸気側に還流するものであり、例えば、車両のエンジンルームに搭載されて内燃機関2の吸排気系統3の一部を構成する。なお、内燃機関2は、例えば4気筒のディーゼルエンジンである。また、吸排気系統3は、EGR装置1とともに、例えば、以下のような構成を備える。
実施例のEGR装置1の構成を、図1〜図3を用いて説明する。
EGR装置1は、内燃機関2の排気ガスの一部を吸気側に還流するものであり、例えば、車両のエンジンルームに搭載されて内燃機関2の吸排気系統3の一部を構成する。なお、内燃機関2は、例えば4気筒のディーゼルエンジンである。また、吸排気系統3は、EGR装置1とともに、例えば、以下のような構成を備える。
すなわち、吸排気系統3は、タービンおよびコンプレッサを有するターボチャージャー、コンプレッサにより加圧された空気を受け入れて内燃機関2の各気筒に導く吸気マニホールド5、コンプレッサと吸気マニホールド5との間の吸気路6に配置され、吸気路6を経て吸気マニホールド5に吸入される空気の流量を増減するスロットル装置7、タービン上流側の排気路8から排気ガスを高圧のまま吸気マニホールド5に還流する高圧EGR流路9、高圧EGR流路9に配置され、高圧EGR流路9を経て吸気マニホールド5に吸入される排気ガス(EGRガス)の流量を増減する高圧EGR装置10を備える。
なお、スロットル装置7および高圧EGR装置10は、内燃機関2の動作を制御する電子制御ユニット(以下、ECUと呼ぶ。)12により動作を制御され、それぞれ、吸気路6を経て吸気マニホールド5に吸入される空気の流量、高圧EGR流路9を経て吸気マニホールド5に吸入されるEGRガスの流量を増減する。また、吸気マニホールド5は、サージタンク13および4つの分岐管14を有し、それぞれの分岐管14は、各気筒の吸気ポート15に接続している。
そして、EGR装置1は、気筒内でEGRガスの層状化を達成するため、吸気ポート15に吸入される吸入空気の流れを、以下に説明する第1の流れと、第2の流れとの間で切り替えるものとして設けられている(以下、EGR装置1を切替装置1と呼ぶ。)。
ここで、第1の流れとは、新気を含む流れであり、例えば、吸気路6およびスロットル装置7を経て吸気マニホールド5に吸入される空気の流れである。また、第2の流れとは、第1の流れとは異なる流れであって排気ガスを含む流れであり、例えば、高圧EGR流路9を経て吸気マニホールド5に吸入されるEGRガスの流れである。
ここで、第1の流れとは、新気を含む流れであり、例えば、吸気路6およびスロットル装置7を経て吸気マニホールド5に吸入される空気の流れである。また、第2の流れとは、第1の流れとは異なる流れであって排気ガスを含む流れであり、例えば、高圧EGR流路9を経て吸気マニホールド5に吸入されるEGRガスの流れである。
また、切替装置1は、例えば、分岐管14ごとに組み入れられた合計4つのユニット17により構成され、高圧EGR流路9は、高圧EGR装置10の下流側で気筒数と同数に分岐し、分岐後の高圧EGR流路9は、それぞれ、1つのユニット17に接続している。
そして、それぞれのユニット17は、以下に説明するカム18、流路切替弁19、揺動部材20および直動部材21等を備え、第1、第2の流れを受け入れるとともに、吸入空気の流れを第1、第2の流れの間で切り替える。
そして、それぞれのユニット17は、以下に説明するカム18、流路切替弁19、揺動部材20および直動部材21等を備え、第1、第2の流れを受け入れるとともに、吸入空気の流れを第1、第2の流れの間で切り替える。
カム18は、駆動源としての電動機23から伝わるトルクにより回転駆動されるものであり、カム18の輪郭(周縁形状)は1つの山18aを有している。ここで、電動機23は、ユニット17ごとに装備されており、すべての電動機23は、内燃機関2に同期するようにECU12により通電制御される。このため、カム18の回転は内燃機関2の動作に同期する。
流路切替弁19は、回転駆動される弁体25と、弁体25にトルクを伝達する揺動体26とを有し、弁体25の回転に応じて、吸入空気の流れを第1の流れと第2の流れとの間で切り替える。また、弁体25の回転軸と揺動体26の揺動軸とは同軸かつ一体に設けられ、揺動体26は、揺動軸を回転中心として2回対称を呈するように2本のアーム26a、26bを有する。そして、一方のアーム26aは直動部材21に係合して直動部材21から推力を受け、他方のアーム26bにはコイルスプリング27の一端が接続している。なお、コイルスプリング27は、圧縮されてセットされており、アーム26bを押すように付勢力を及ぼす。
また、ユニット17には、ユニット17の上流側の分岐管14に接続して第1の流れを受け入れる第1流入ポート29、分岐後の高圧EGR流路9に接続して第2の流れを受け入れる第2流入ポート30、ユニット17の下流側の分岐管14に接続する流出ポート31、および弁体25を収容する弁室32が設けられている。また、弁室32には、第1、第2流入ポート29、30および流出ポート31が開口する。
ここで、弁体25は、第1流入ポート29と流出ポート31とが連通する第1の状態と、第2流入ポート30と流出ポート31とが連通する第2の状態とを切り替えるロータリバルブとして設けられている。そして、弁体25は、第1の状態において、第1流入ポート29および流出ポート31を弁室32に対して開状態に保つとともに、第2流入ポート30を弁室32に対して閉状態に保つ。また、弁体25は、第2の状態において、第2流入ポート30および流出ポート31を弁室32に対して開状態に保つとともに、第1流入ポート29を弁室32に対して閉状態に保つ。
そして、揺動体26は、直動部材21から受けた推力をトルクに変換して弁体25に伝達し、弁体25を第1の状態から第2の状態へ回転移行させる。また、コイルスプリング27の付勢力は、弁体25を第2の状態から第1の状態へ移行させる方向に作用し、揺動体26は、コイルスプリング27の付勢力をトルクに変換して弁体25に伝達し、弁体25を第2の状態から第1の状態へ回転移行させる(以下、弁体25の回転方向に関し、第1の状態から第2の状態へ切り替わる方向(図2において反時計方向)を正方向とし、第2の状態から第1の状態へ切り替わる方向(図2において時計方向)を負方向とする。)。
揺動部材20は、揺動軸の一方側でカム18の当接を受ける短アーム20a、および、短アーム20aよりも長く設けられて揺動軸の他方側で直動部材21の当接を受ける長アーム20bを有し、カム18の輪郭に応じて揺動する。そして、揺動部材20は、カム18から伝わったトルクを直線的な推力として直動部材21に伝達するとともに、いわゆる梃子の原理により、山18aの高さ分に相当する揺動幅を増幅して直動部材21に伝達し、山18aの高さよりも長く直動部材21を前進させる。
直動部材21は、揺動部材20の揺動に応じて直線的に進退するものであり、揺動部材20から伝わる推力により前進して弁体25を正方向に回転させ、第1の状態から第2の状態に移行させる(図2(b)参照。)。また、直動部材21は、揺動体26を介して伝わるコイルスプリング27の付勢力により後退する(図2(a)参照。)。ここで、直動部材21は、部分的に太径化した膨出部21aを有し、アーム26aは膨出部21aと係合することで直動部材21に係合している。
また、直動部材21は、膨出部21aの両側で軸受34a、34bにより進退自在に支持されている。
また、直動部材21は、膨出部21aの両側で軸受34a、34bにより進退自在に支持されている。
〔実施例の作用〕
実施例の切替装置1の作用を説明する。
図2(a)に示すように、カム18が山18a以外の円形の周縁により短アーム20aに当接している間、揺動部材20は揺動せず、直動部材21も静止している。また、弁体25は、コイルスプリング27の付勢力により第1の状態を保っており、吸入空気の流れは第1の流れになっている。
実施例の切替装置1の作用を説明する。
図2(a)に示すように、カム18が山18a以外の円形の周縁により短アーム20aに当接している間、揺動部材20は揺動せず、直動部材21も静止している。また、弁体25は、コイルスプリング27の付勢力により第1の状態を保っており、吸入空気の流れは第1の流れになっている。
やがて、山18aの裾部分が短アーム20aに当接し始めると、揺動部材20は揺動を開始し、直動部材21は前進を開始する。また、弁体25は、直動部材21から伝わる推力によりコイルスプリング27の付勢力に抗して正方向に回転を開始し、吸入空気の流れは、第1の状態から第2の状態に移行する。
その後、山18aの裾部分が、再度、短アーム20aに当接し始めると、弁体25は、コイルスプリング27の付勢力により負方向に回転を開始し、吸入空気の流れは、第2の状態から第1の状態に移行する。また、直動部材21は、揺動体26から伝わるコイルスプリング27の付勢力により後退を開始し、さらに、揺動部材20は、直動部材21から伝わるコイルスプリング27の付勢力により揺動を開始する。この間、短アーム20aは直動部材21から伝わるコイルスプリング27の付勢力により、確実にカム18に当接し続ける。
そして、山18aが短アーム20aに当接している期間を、例えば、内燃機関2における吸入工程開始後、所定時間が経過した時点から吸入工程終了までの期間に合わせることで、吸入工程の前段において第1の状態を実現して新気を含む空気を積極的に気筒内に導入する。そして、吸入工程の後段において第2の状態を実現してEGRガスを積極的に気筒内に導入する。このため、吸入工程の前段において気筒内に導入された空気は、吸入工程の後段において気筒内に導入されたEGRガスにより、気筒内の外周側かつ下側に押されて移動する。そして、吸入工程の後段において気筒内に導入されたEGRガスは、気筒内の内周側かつ上側に留まる。
この結果、気筒内の外周側かつ下側ほどEGRリーンとなり、また、内周側かつ上側ほどEGRリッチとなってEGRガスが層状化され、気筒内はディーゼルエンジンの理想的な濃度分布になる(図3参照。)。
また、気筒内に排気ガスを還流する必要がないときには、電動機23を停止することにより、弁体25を第1の状態に留め、新気を含む空気のみを気筒内に導入する。
また、気筒内に排気ガスを還流する必要がないときには、電動機23を停止することにより、弁体25を第1の状態に留め、新気を含む空気のみを気筒内に導入する。
〔実施例の効果〕
実施例の切替装置1のそれぞれユニット17では、カム18の輪郭に追従することにより、吸入空気の流れが、新気を含む第1の流れと、排気ガスを含む流れであって第1の流れとは異なる第2の流れとの間で切り替わる。
これにより、吸入空気の流れは、新気を含む流れと排気ガスを含む流れとの間で切り替わり、両方の流れは混合せずに気筒内に吸入される。
実施例の切替装置1のそれぞれユニット17では、カム18の輪郭に追従することにより、吸入空気の流れが、新気を含む第1の流れと、排気ガスを含む流れであって第1の流れとは異なる第2の流れとの間で切り替わる。
これにより、吸入空気の流れは、新気を含む流れと排気ガスを含む流れとの間で切り替わり、両方の流れは混合せずに気筒内に吸入される。
このため、吸入工程において、気筒内の外周側や下側で濃くしたい新気を先に導入し、その後、内周側や上側で濃くしたいEGRガスを導入することで、EGRガスを充分に層状化することができる。
また、EGRガスを層状化する場合、吸入工程の途中で弁体25を第1の状態から第2の状態に切り替える必要があり、弁体25の回転には数msもの高速応答が要求される。そこで、電動機23により、直接、弁体25を回転駆動するのではなく、カム18を介して弁体25を回転させることで、高速応答を可能にしている。
また、EGRガスを層状化する場合、吸入工程の途中で弁体25を第1の状態から第2の状態に切り替える必要があり、弁体25の回転には数msもの高速応答が要求される。そこで、電動機23により、直接、弁体25を回転駆動するのではなく、カム18を介して弁体25を回転させることで、高速応答を可能にしている。
また、切替装置1は、カム18の輪郭に応じて揺動する揺動部材20と、揺動部材20の揺動に応じて直線的に進退することで流路切替弁19を動作させる直動部材21とを備える。
これにより、揺動部材20に梃子の原理を適用することで、カム18により、直接、流路切替弁19の弁体25を回転させる場合よりも、流れの切替を安定させることができる。つまり、カム18により、直接、弁体25を回転させようとすると、カム18の山18aを高くする必要があるので、カム18と弁体25側の当接部との当接が不充分になる「ジャンピング」を生じる虞が高まる。そこで、切替装置1に揺動部材20と直動部材21とを装備して揺動部材20に梃子の原理を適用することで、山18aの高さを高めずに弁体25を回転させて流れの切替を安定させることができる。
これにより、揺動部材20に梃子の原理を適用することで、カム18により、直接、流路切替弁19の弁体25を回転させる場合よりも、流れの切替を安定させることができる。つまり、カム18により、直接、弁体25を回転させようとすると、カム18の山18aを高くする必要があるので、カム18と弁体25側の当接部との当接が不充分になる「ジャンピング」を生じる虞が高まる。そこで、切替装置1に揺動部材20と直動部材21とを装備して揺動部材20に梃子の原理を適用することで、山18aの高さを高めずに弁体25を回転させて流れの切替を安定させることができる。
〔変形例〕
切替装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例の切替装置1によれば、カム18の駆動源は、ユニット17ごとに装備された電動機23であり、合計4つの電動機23が装備されていたが、駆動源はこのような態様に限定されない。
切替装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例の切替装置1によれば、カム18の駆動源は、ユニット17ごとに装備された電動機23であり、合計4つの電動機23が装備されていたが、駆動源はこのような態様に限定されない。
例えば、駆動源として1つの電動機23を装備し、1つの電動機23によりそれぞれのユニット17が備えるカム18を駆動してもよい(つまり、4つのカム18を1つの電動機23により同時に駆動してもよい。)。この場合、電動機23の数を削減してコストダウンを達成することができる。
また、内燃機関2のクランクシャフトとカム18の回転軸とを機械的にリンクさせ、内燃機関2によりカム18を駆動するようにしてもよい。この場合、カム18の回転を確実に内燃機関2の動作に同期させることができる。
また、内燃機関2のクランクシャフトとカム18の回転軸とを機械的にリンクさせ、内燃機関2によりカム18を駆動するようにしてもよい。この場合、カム18の回転を確実に内燃機関2の動作に同期させることができる。
また、タービン下流側の排気路8から低圧の排気ガスを吸気路6に還流する低圧EGR流路が吸排気系統3に備わっている場合、低圧EGR流路を経て吸気路6に還流されるEGRガスを第1の流れに含めてもよい。
さらに、実施例の切替装置1によれば、内燃機関2は、4気筒のディーゼルエンジンであったが、気筒数は4に限定されない。また、内燃機関2をガソリンエンジンとしてもよい。
さらに、実施例の切替装置1によれば、内燃機関2は、4気筒のディーゼルエンジンであったが、気筒数は4に限定されない。また、内燃機関2をガソリンエンジンとしてもよい。
1 切替装置(EGR装置) 2 内燃機関(駆動源) 18 カム 19 流路切替弁 20 揺動部材 21 直動部材 23 電動機(駆動源)
Claims (4)
- 所定の駆動源(2、23)から伝わるトルクにより回転駆動されるカム(18)と、
このカム(18)の輪郭に追従することにより、内燃機関(2)に吸入される吸入空気の流れを、新気を含む第1の流れと、排気ガスを含む流れであって前記第1の流れとは異なる第2の流れとの間で切り替える流路切替弁(19)とを備えるEGR装置(1)。 - 請求項1に記載のEGR装置(1)において、
前記カム(18)の輪郭に応じて揺動する揺動部材(20)と、
この揺動部材(20)の揺動に応じて直線的に進退することで前記流路切替弁(19)を動作させる直動部材(21)とを備えるEGR装置(1)。 - 請求項1または請求項2に記載のEGR装置(1)において、
前記カム(18)および前記流路切替弁(19)は前記内燃機関(2)の気筒毎に配置され、
前記駆動源(2、23)は1つの電動機(23)であって全ての前記カム(18)を同時に回転駆動することを特徴とするEGR装置(1)。 - 請求項1または請求項2に記載のEGR装置(1)において、
前記カム(18)および前記流路切替弁(19)は前記内燃機関(2)の気筒毎に配置され、
前記駆動源(2、23)は前記内燃機関(2)であって全ての前記カム(18)を同時に回転駆動することを特徴とするEGR装置(1)。
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