JP2013204222A - トンネル掘進機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トンネル掘進機において、前記カッターヘッドは、複数のローラカッターを装備したローラカッターフレームと、複数のバイトカッターを装備したバイトカッターフレームとを備え、ローラカッターフレームとバイトカッターフレームの一方を前記カッタードラムに固定的に連結する固定連結機構と、前記ローラカッターフレームとバイトカッターフレームの他方を、その複数のカッターにより切羽を掘削する前進位置と、前記一方の複数のカッターにより切羽を掘削するように前記前進位置よりも後退させた後退位置とに亙って位置切換え可能に前記カッタードラムに連結する可動連結機構と、前記他方を前進位置と後退位置とに亙って切換える切換え駆動手段とを設けた。
【選択図】 図3
Description
第1カッターフレームをカッタードラムに固定的に連結し、第2カッターフレームを前進位置と後退位置とに切換え可能にカッタードラムに連結して、岩盤等の硬質地層では第1カッター(複数のローラカッター)で掘削し、軟弱地層では第2カッター(複数のバイトカッター)で掘削するようにしたトンネル掘進機に関する。
請求項3のトンネル掘進機は、請求項1の発明において、前記第1カッターが複数のローラカッターであり、前記第2カッターが複数のバイトカッターであることを特徴としている。
請求項5のトンネル掘進機は、請求項4の発明において、前記複数の第1カッタースポークの前記軸心側内端部は一体的に連結されていることを特徴としている。
請求項7のトンネル掘進機は、請求項4の発明において、前記複数の第2カッタースポークは、前記軸心側において分断されていることを特徴としている。
また、両方のカッターフレームをカッター回転駆動手段で回転駆動するため、カッターヘッドの構造が複雑化することがなく、カッターヘッドにスイベルジョンイトを介して油圧や電力を供給する動力供給系が複雑化することがない。
しかも、掘削時に後方向きの大荷重が作用する方のカッターフレームを第1カッターフレームとすることにより、第1カッターフレーム(ローラカッターフレーム)を固定連結機構によりカッタードラムに強固に連結することができる。
請求項6の発明によれば、前記複数の第2カッタースポークの前記軸心側内端部を一体的に連結する環状部材を有するため、第2カッターフレームの一体性を高めることができる。
へ移動させるように構成して、第2カッタースポークとカッターヘッドの外周リングとの干渉を防止することができる。
このトンネル掘進機SMは、円筒状の胴部材2と、この胴部材2の前端側に配置されたカッターヘッド1と、カッターヘッド1の後側のチャンバー3の後端を仕切る隔壁4と、この隔壁4に回転自在に装着されたカッタードラム5と、このカッタードラム5を介してカッターヘッド1を回転駆動するカッター回転駆動機構6と、複数のシールドジャッキ7と、掘削した土砂や岩石片を排出する排土装置8と、トンネル内面をセグメントSで覆工するエレクタ9と、後部作業デッキ10などを備えている。前記胴部材2、カッターヘッド1、隔壁4、カッタードラム5などは鋼製のものである。
図1、図3に示すように、環状のカッタードラム5は、隔壁4に形成した環状穴の内周側と外周側とに夫々固定されて後方へ突出する内側筒部材15と外側筒部材16の間に、シール兼潤滑部を介して回転自在に装着され、カッタードラム5の前端部がチャンバー3内へ突出し、その前端にカッターヘッド1を連結するための環状板5aが固定されている。
図1〜図3に示すように、前記カッターヘッド1は、複数のローラカッター21を装備したローラカッターフレーム22と、複数のバイトカッター23を装備したバイトカッターフレーム24と、外周リング25と、複数の面板部材26とを備えている。ローラカッターフレーム22とそれに隣接する面板部材26の間には、土砂や岩石片をチャンバー3内へ取り込む開口部27が形成されている。同様に、バイトカッターフレーム24とそれに隣接する面板部材26の間には、土砂や岩石片をチャンバー3内へ取り込む開口部28が形成されている。尚、カッターヘッド1には、チャンバー3内に突出する複数の攪拌棒1a,1bが設けられ、隔壁4にはチャンバー3内に突出する複数の攪拌棒4aが設けられている。
前記ローラカッターフレーム22は、カッターヘッド1の軸心に対して放射方向(半径方向)へ延びる例えば4本のローラカッタースポーク22a〜22dを有し、これらローラカッタースポーク22a〜22dは正面視にて十文字状に配置され、4本のローラカッタースポーク22a〜22dの前記軸心側内端部は一体的に連結されている。尚、ローラカッタースポーク22a〜22dの各々が「第1カッタースポーク」に相当する。
図2〜図5に示すように、バイトカッターフレーム24は、カッターヘッド1の軸心に対して放射方向へ延びる4本の同じ構造のバイトカッタースポーク24aを有し、これらバイトカッタースポーク24aは周方向に隣接するローラカッターフレーム22a〜22dの間の中間位置に配設されている。4本のバイトカッタースポーク24aは、前記軸心側において互いに分断され、ローラカッターフレーム22と干渉しないように構成してある。尚、バイトカッタースポーク24aが「第2カッタースポーク」に相当する。
前記カッターヘッド1は、複数のローラカッター21を装備したローラカッターフレーム22と、複数のバイトカッター23を装備したバイトカッターフレーム24とを備え、ローラカッターフレーム22とバイトカッターフレーム24の一方(本実施例では、ローラカッターフレーム22)を固定連結機構34によりカッタードラム5に固定的に連結し、ローラカッターフレーム22とバイトカッターフレーム24の他方(本実施例では、バイトカッターフレーム24)を可動連結機構36により前進位置と後退位置とに切換え可能にカッタードラム5に連結し、軟弱地層の切羽を掘削する際には切換え駆動手段49によりバイトカッターフレーム24を前進位置に切換えて複数のバイトカッター23により掘削し、岩盤等の硬質地層の切羽を掘削する際には切換え駆動手段49によりバイトカッターフレーム24を後退位置に切換えて複数のローラカッター21で掘削することができる。
図1、図7〜図10に示すように、このトンネル掘進機SMAのローラカッターフレーム及びローラカッターは、実施例1のトンネル掘進機SMのローラカッターフレーム22及びローラカッター21と同じ構造であり、カッターヘッド以外の構造も前記トンネル掘進機SMと同様であるので、図1は本実施例にも適用される。このトンネル掘進機SMAは、バイトカッターフレーム24Aの一部と、可動連結機構50と、切換え駆動手段54とが実施例1と相違しているだけであるので、それらについてのみ説明し、同様の構成部材には同じ符号を付して説明を省略する。
尚、バイトカッターフレーム24Aが「第2カッターフレーム」に相当し、バイトカッタースポーク24bが「第2カッタースポーク」に相当し、複数のバイトカッターが「第2カッター」に相当する。
(1)前記実施例1,2のトンネル掘進機SM,SMAにおいては、ローラカッターフレーム22を固定連結機構34を介してカッタードラム5に固定し、バイトカッターフレーム24,24Aを可動連結機構36,50を介してカッタードラム5に連結する例について説明したが、実施例2のバイトカッターフレーム24Aと同様のバイトカッターフレームを前記固定連結機構34と同様の固定連結機構を介してカッタードラム5に固定し、ローラカッターフレーム22を前記可動連結機構50と同様の可動連結機構を介して前進位置と後退位置とに亙って切換え可能にカッタードラム5に連結してもよい。
(3)その他、当業者であれば、前記実施例に部分的な変更を付加して適宜実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1,1A カッターヘッド
2 胴部材
3 チャンバー
4 隔壁
5 カッタードラム
6 カッター回転駆動手段
21 ローラカッター
22 ローラカッターフレーム
22a〜22d ローラカッタースポーク
23 バイトカッター
24,24A バイトカッターフレーム
24a,24b バイトカッタースポーク
24c 環状部材
34 固定連結機構
36,50 可動連結機構
37 平行リンク機構
37a,37b 第1,第2リンク部
38 支持板
39 角筒部材
49,54 切換え駆動手段
52,53 第1,第2筒体
Claims (9)
- 胴部材の前端側に配置されたカッターヘッドと、機内とチャンバーを仕切る隔壁に回転自在に装着されたカッタードラムと、このカッタードラムを介してカッターヘッドを回転駆動するカッター回転駆動手段とを有するトンネル掘進機において、
前記カッターヘッドは、第1カッターを装備した第1カッターフレームと、前記第1カッターとは異なる第2カッターを装備した第2カッターフレームとを備え、
前記第1カッターフレームを前記カッタードラムに固定的に連結する固定連結機構と、
前記第2カッターフレームを、前記第2カッターにより切羽を掘削する前進位置と、前記第1カッターにより切羽を掘削するように前記前進位置よりも後退させた後退位置とに亙って位置切換え可能に前記カッタードラムに連結する可動連結機構と、
前記第2カッターフレームを前進位置と後退位置とに亙って切換える切換え駆動手段とを備えたことを特徴とするトンネル掘進機。 - 前記前進位置では、前記第2カッターの刃先が前記第1カッターの刃先よりも切羽側に位置し、
前記後退位置では、前記第2カッターの刃先が前記第1カッターの刃先よりも反切羽側に位置することを特徴とする請求項1に記載のトンネル掘進機。 - 前記第1カッターが複数のローラカッターであり、前記第2カッターが複数のバイトカッターであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル掘進機。
- 前記第1カッターフレームは、前記カッターヘッドの軸心に対して放射方向へ延びる複数の第1カッタースポークを有し、前記第2カッターフレームは、前記軸心に対して放射方向へ延びる複数の第2カッタースポークを有することを特徴とする請求項3に記載のトンネル掘進機。
- 前記複数の第1カッタースポークの前記軸心側内端部は一体的に連結されていることを特徴とする請求項4に記載のトンネル掘進機。
- 前記複数の第2カッタースポークの前記軸心側内端部を一体的に連結する環状部材を有することを特徴とする請求項4に記載のトンネル掘進機。
- 前記複数の第2カッタースポークは、前記軸心側において分断されていることを特徴とする請求項4に記載のトンネル掘進機。
- 前記可動連結機構は、前記複数の第2カッタースポークに対応する複数の支持部材であって前記カッタードラムに固定的に連結された複数の支持部材と、前記複数の第2カッタースポークに夫々固定された前記軸心と平行な複数の第1筒体と、これら複数の第1筒体に摺動自在に夫々挿入され且つ後端部が前記複数の支持部材に固定された複数の第2筒体とを有することを特徴とする請求項6に記載のトンネル掘進機。
- 前記可動連結機構は、前記複数の第2カッタースポークに対応する複数の支持部材であってカッタードラムに固定的に連結された複数の支持部材と、前記複数の第2カッタースポークを対応する前記支持部材に夫々連結する複数の平行リンク機構とを有することを特徴とする請求項7に記載のトンネル掘進機。
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