JP2013203950A - 熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP2013203950A
JP2013203950A JP2012076145A JP2012076145A JP2013203950A JP 2013203950 A JP2013203950 A JP 2013203950A JP 2012076145 A JP2012076145 A JP 2012076145A JP 2012076145 A JP2012076145 A JP 2012076145A JP 2013203950 A JP2013203950 A JP 2013203950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
parts
solvent
thermosetting resin
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012076145A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Tanahashi
祐介 棚橋
Masanobu Ishizaka
将暢 石坂
Naoya Kakiuchi
直也 柿内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP2012076145A priority Critical patent/JP2013203950A/ja
Priority to TW102101353A priority patent/TW201402638A/zh
Priority to CN 201310077553 priority patent/CN103360577A/zh
Publication of JP2013203950A publication Critical patent/JP2013203950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】、反り性、寸法安定性、屈曲性に優れ、ポリイミドフィルム等の基材を使用しなくともフレキシブルプリント配線板を製造できるような、熱硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】熱硬化性樹脂組成物は、(A)脂環式エポキシ樹脂、(B)芳香族ジアミン化合物および(C)Tgが250℃以上である溶剤可溶性ポリイミドとTgが250℃以上である溶剤可溶性ポリアミドイミドとの少なくとも一方を含有する。(A)脂環式エポキシ樹脂と(B)芳香族ジアミン化合物の合計量を100質量部としたとき、(C)溶剤可溶性ポリイミドと溶剤可溶性ポリアミドイミドとの合計量が30質量部以上、100質量部以下である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、反り性、寸法安定性および屈曲性に優れたフレキシブルプリント配線板を製造するための熱硬化性樹脂組成物に関するものであり、またこの組成物を用いた樹脂フィルム、銅張板に関するものである。
従来、屈曲可能なフレキシブルプリント配線板に使用される絶縁体には、ポリイミドフィルム等の基材を用いた場合と基材を用いない場合があった。ポリイミド等の基材を用いる場合は、反り性、寸法安定性、屈曲性等は優れているが、ポリイミドフィルム自体の値段が高く、また、基材と銅箔との間に接着剤を使用する必要があるため、高価であった。
一方、ポリイミド等の基材を用いない場合は、一般的にはエポキシ樹脂系やウレタン樹脂系の接着剤がボンディングシートとして用いられてきた。これらは、銅張板やカバーレイにも用いられてきた。こうしたエポキシ樹脂系接着剤やウレタン樹脂系の接着剤は特許文献1(特開2007-224242)、特許文献2(特開2011-105950)に記載されている。
特開2007-224242 特開2011-105950
しかし、従来のエポキシ樹脂系接着剤は、常温時の弾性率が高いためにフレキシブルプリント配線板にした際に反りが大きく、又、Tgが低いために寸法安定性が劣っていた。又、ウレタン樹脂系接着剤は、常温での弾性率が低いために反り性には優れているが、Tgが低いために寸法安定性、信頼性等が劣っていた。
そこで、本発明の課題は、反り性、寸法安定性、屈曲性に優れ、ポリイミドフィルム等の基材を使用しなくともフレキシブルプリント配線板を製造できるような、熱硬化性樹脂組成物を提供することである。
また、本発明の課題は、こうした熱硬化性樹脂を用いて、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板を提供することである。
本発明者らは,上記の目的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、特定組成物によって上記目的が達成できることを見いだし、本発明を完成させたものである。
本発明に係る熱硬化性樹脂組成物は、
(A)脂環式エポキシ樹脂
(B)芳香族ジアミン化合物および
(C)Tgが250℃以上である溶剤可溶性ポリイミドとTgが250℃以上である溶剤可溶性ポリアミドイミドとの少なくとも一方を含有しており、
(A)脂環式エポキシ樹脂と(B)芳香族ジアミン化合物の合計量を100質量部としたとき、(C)溶剤可溶性ポリイミドと溶剤可溶性ポリアミドイミドとの合計量が30質量部以上、100質量部以下であることを特徴とする。
本発明の組成物の硬化物は、反り性、寸法安定性、屈曲性に優れている。そして、ポリイミドフィルム等の基材を使用しなくとも、フレキシブルプリント配線板を製造可能であり、また、絶縁樹脂フィルムや銅張板に極めて適したものであるので、産業上の利点は多大である。
((A) 脂環式エポキシ樹脂)
本発明において、(A)脂環式エポキシ樹脂を用いる理由は、骨格の中に柔軟鎖を導入する事により常温時の弾性率を下げるためである。
脂環式エポキシ樹脂とは、脂環骨格を有する樹脂であり、骨格が脂肪族環式化合物の連鎖によって形成されているエポキシ樹脂である。
脂環式エポキシ樹脂のエポキシ当量の制限は特にないが、通常1000以下、好ましくは100〜500のものを用いる。
脂環式エポキシ樹脂としては、好ましくは2個以上のグリシジル基を持つ脂環式エポキシ樹脂ならば、すべて使用する事ができる。具体的には、1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル、3、4-エポキシシクロヘキセニルメチル-3’、4'-エポキシシクロヘキセンカルボキシレート等が挙げられ、単独または2種類以上組み合わせる事ができる。
代表例としては、ダイセル化学工業(株)製「EHPE-3150」(2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−ブタノールの1,2−エポキシ−4−(2−オキシラニル)シクロヘキセン付加物)などを挙げることができる。
((B)芳香族ジアミン化合物)
(B)芳香族ジアミン化合物を用いる理由は、ある程度の屈曲性を持たせるためである。
芳香族ジアミン化合物とは、芳香族基と二つのアミノ基とを有する化合物である。
好適な実施形態においては、エポキシ樹脂骨格の中にポリメチレン構造を導入することにより、硬化物にある程度の可とう性を持たせることができる。
この場合、主鎖に設けられるポリメチレン基が有するメチレン基の個数は、3個以上が好ましく、また16個以下が好ましい。
芳香族ジアミン化合物は、具体的には、トリメチレン-ビス(4-アミノベンゾアート)やポリ(テトラ/3-メチルテトラメチレンエーテル)グリコールビス(4-アミノベンゾアート) 、 ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート、ポリテトラメチレンオキシドアミノベンゾエート等が挙げられ、単独または2種類以上組み合わせる事ができる。
((C) Tgが250℃以上である溶剤可溶性ポリイミドおよび/または溶剤可溶性ポリアミドイミド)
(C)成分を使用する理由は、屈曲性を持ち、又、Tgを250℃以上にすることにより、ハンダ付け温度や寸法変化率を測定する温度においても体積膨張を小さくして、良好な反り性および寸法安定性にするためである。
Tg(ガラス転移温度)はTMA法で測定する。
(C)溶剤可溶性ポリイミドは、組成物の製造に使用する有機溶剤に可溶性のポリイミド樹脂である。また、(C)溶剤可溶性ポリアミドイミドは、組成物の製造に使用する有機溶剤に可溶性のポリアミドイミド樹脂である。
本発明の組成物は、ポリアミドとポリアミドイミドとの一方のみを含有していてよく、両方を含有していてよい。また、ポリイミドとポリアミドイミドとの両方を含有している場合には、両者の質量比率は特に限定されず、ポリイミド:ポリアミドイミド=1:0〜0:1であってよい。
(C)成分の分子量としては、重量平均分子量(Mw)で50000以下のものが好適であり、35000以下が更に好適である。また、重量平均分子量(Mw)は、20000以上が好ましく、25000以上が更に好ましい。
(C)成分は、フェニルインダン構造を有することが好ましい。更には、ジアミノトリアルキルインダンと、テトラカルボン酸2無水物またはその誘導体とを反応させて得られる完全イミド化した可溶性ポリイミド樹脂が好ましい。ここで、ジアミノトリアルキルインダンとしては、ジアミノトリメチルインダン、ジアミノトリエチルインダンを例示でき、テトラカルボン酸2無水物の誘導体としては、ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物を例示できる。
ジアミノトリメチルフェニルインダンとベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物を反応させて得られる完全イミド化した可溶性ポリイミド樹脂を(1式)に示す。また、ジアミノトリメチルフェニルインダンとテトラカルボン酸2無水物を反応させて得られる完全イミド化した可溶性ポリイミド樹脂も好ましい。
Figure 2013203950
(C)成分は、具体的には、ピーアイ技術研究所社製Q-VR-0163や新日本理化社製SN-20、東洋紡績社製HR-16NN、日立化成工業社製HPC−9100等が挙げられ、単独または2種類以上組み合わせる事ができる。
(組成)
本発明においては、(A)脂環式エポキシ樹脂と(B)芳香族ジアミン化合物の合計量を100質量部としたとき、(C)溶剤可溶性ポリイミド、溶剤可溶性ポリアミドイミドの合計量を30〜100質量部とする。これを30質量部以上とすることによって、樹脂組成物の熱膨張係数が低くなり、硬化物の反り性、寸法安定性が向上する。この観点からは、(C)成分の合計量を50質量部以上とすることが更に好ましい。また、(C)成分の合計量を100質量部以下とすることによって、混合時の溶融粘度が低くなり、成形性が良好となる。この観点からは、(C)成分の合計量を80質量部以下とすることが更に好ましい。
(A)脂環式エポキシ樹脂と(B)芳香族ジアミン化合物の合計量を100質量部としたとき、(B)芳香族ジアミン化合物の量を20質量部以上とすることが好ましく、30質量部以上とすることが更に好ましい。これによって、エポキシ基の反応を完結させる事により信頼性を向上させ、又、適度なフレキ性を有する基板にすることができる。
また、(B)芳香族ジアミン化合物の量を60質量部以下とすることが好ましく、50質量部以下とすることが更に好ましい。これによって、常温時の弾性率を低くすることにより、フレキシブルプリント配線板にした際に反りを低減することができる。
((D) フィラー)
(D)フィラーは、必ずしも添加する必要はない。しかし、フィラーを添加することによって、硬化物の膨張係数を下げ、反り性、寸法安定性を良好にするという観点から有用である。
(A)脂環式エポキシ樹脂と(B)芳香族ジアミン化合物の合計量を100質量部としたとき、フィラーの添加量は、60〜140質量部が好ましく、80〜120質量部が更に好ましい。
フィラーの具体例として、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、シリカ、水酸化アルミニウム等が挙げられ、単独または2種類以上組み合わせる事ができる。
(他の添加剤)
また、本発明の組成物には、必要に応じて硬化促進剤を併用することができる。硬化促進剤としては各種イミダゾール類などの一般的なものを使用することができる。主に反応速度、ポットライフの観点から選択する。例えば、2-メチルイミダゾール、2-ウンデシルイミダゾール、2-ヘプタデシルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、2-フェニルイミダゾール、2-フェニル-4-メチルイミダゾール、1-ベンジル-2-メチルイミダゾール、1-ベンジル-2-フェニルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、1-シアノエチル-2-エチル-4-メチルイミダゾール、1-シアノエチル-2-ウンデシルイミダゾリウムトリメリテイト、1-シアノエチル-2-フェニルイミダゾリウムトリメリテイト、2,4-ジアミノ-6-[2’-メチルイミダゾリル-(1’)]-エチル-s-トリアジン、2,4-ジアミノ-6-[2’-ウンデシルイミダゾリル-(1’)]-エチル-s-トリアジン、2,4-ジアミノ-6-[2’-メチルイミダゾリル-(1’)]-エチル-s-トリアジンイソシアヌル酸付加物、2-フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加物、2-フェニル-4,5-ジヒドロキシメチルイミダゾール、2-フェニル-4-メチル-5-ヒドロキシメチルイミダゾール、2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[1,2-a]ベンズイミダゾール、4,4’-メチレンビス(2-エチル-5-メチルイミダゾール)やTPPなどがある。
さらに本発明の組成物には、難燃性の付与のために難燃剤を添加することができる。ハロゲンフリーの難燃剤としては、縮合型リン酸エステル類、ホスファゼン類、ポリリン酸塩類、HCA(9,10-ジヒドロ-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン-10-オキサイド)誘導体、リン含有フェノキシ樹脂等があるが、特に限定されない。
(熱硬化性樹脂組成物の利用)
本発明の熱硬化性樹脂組成物をBステージ化することにより、樹脂フィルムを得ることができる。すなわち、以上述べてきた本発明の樹脂組成物は、これを好適な混合有機溶剤で希釈してワニスとなし、これを必要に応じて離型処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)上にダイコーターなどで塗布し、乾燥するという通常の方法によりB状態の熱硬化性樹脂フィルムを製造する事が出来る。Bステージとは、樹脂組成物を半硬化させた状態をさす。
又、本発明の熱硬化性樹脂組成物を銅箔に塗工することにより、絶縁樹脂フィルム付き銅箔を製造する事ができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
35質量部の脂環式エポキシ樹脂CEL-2081(ダイセル工業社製)、21質量部の芳香族ジアミン化合物エラスマー250P(イハラケミカル社製)、392質量部のポリアミドイミド樹脂HR-16NN(Tg=304℃、固形分14重量%、東洋紡績社製)、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(実施例2)
37質量部のCEL-2081、14質量部の芳香族ジアミン化合物CUA-4(イハラケミカル社製)、125質量部のHR-16NN、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(実施例3)
18質量部の脂環式エポキシ樹脂TTA21P(Jiangsu
TetraChem社製)、17質量部の芳香族ジアミン化合物エラスマー250P、122質量部のポリイミド樹脂Q-VR-0163(Tg=308℃、固形分20重量%、ピーアイ技術研究所社製)、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(実施例4)
35質量部のCEL-2081、21質量部の芳香族ジアミン化合物エラスマー250P、392質量部のHR-16NN(固形分14重量%、東洋紡績社製)、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾール、80質量部のフィラーSC-2050NNE(固形分70重量%、アドマファイン社製)からなるワニスを作製した。
(比較例1)
16質量部のエピクロン850-S (DIC社製)、24質量部の芳香族ジアミン化合物エラスマー250P、142質量部のHR-16NN、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(比較例2)
25質量部のCEL-2081、22質量部のメラミン変性フェノールノボラック樹脂(固形分60重量%、DIC社製)、202質量部のHR-16NN、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(比較例3)
37質量部のCEL-2081、14質量部のCUA-4、71質量部のQ-VR-0163、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(比較例4)
37質量部のCEL-2081、14質量部の芳香族アミン化合物CUA-4、260質量部のQ-VR-0163、1質量部の2-エチル-4-メチルイミダゾールからなるワニスを作製した。
(特性評価)
実施例1〜4および比較例1〜4の配合物を、38μmポリエチレンテレフタラート(PETフィルム)上にダイコーターで塗布を行い、110℃で乾燥して、25μmのBステージ化した樹脂フィルムを作製した。又、保護フィルムとしてポリエチレンフィルムをラミネートした。
これを18μmの表面処理なし銅箔と重ね合わせ、真空加熱プレスに仕込み180℃120分、1MPaで成形を行い、特性評価を行った。特性結果を表1に示す。
ただし、各特性は以下のように評価した。
弾性率:銅箔エッチング後に、IPC-TM-650
2.4.18.3に準じて測定した。

膨張係数:銅箔エッチング後に、IPC-TM-650
2.4.24.3に準じて測定した。
屈曲性:銅箔エッチング後に、曲率半径0.38mm、荷重500gのMIT試験法により樹脂フィルムが破断するまでの屈曲回数を測定した。
寸法変化率:IPC-TM-650 2.2.4 150℃30minに準じて測定した。
反り性:片側の銅箔をエッチング後に、50mm×50mmに基板を切断して、水平な机の上に基板を置き、机から基板の頂点までの長さを測定した。
成形性:保護フィルムを剥がしたBステージ化した樹脂フィルムを、L/S=30/30の櫛形パターンを形成した基板に、110℃でラミネートを行い、オーブンで180℃120分乾燥した。乾燥後にパターン間にボイドの発生が見られない場合は「○」とし、ボイドが発生した場合は「×」とした。
各例における評価結果および各成分の質量部の数値を表1、表2に示す。
Figure 2013203950
Figure 2013203950
実施例1〜4は優れた成形性、寸法安定性、反り性、屈曲性であることが確認された。
比較例1はエポキシ樹脂に芳香族エポキシ樹脂を使用したために、常温時の弾性率が高くなり、反りが大きくなった。
比較例2は硬化剤にフェノール樹脂を使用したために、屈曲性が劣っていた。
比較例3はポリイミド又は、ポリアミドイミドの量が少ないために、膨張係数が大きくなり、寸法変化率が大きくなった。
比較例4はポリイミド又は、ポリアミドイミドの量が多すぎるために、溶融粘度が高くなり、成形性に悪影響を与えた。

Claims (8)

  1. (A)脂環式エポキシ樹脂
    (B)芳香族ジアミン化合物および
    (C)Tgが250℃以上である溶剤可溶性ポリイミドとTgが250℃以上である溶剤可溶性ポリアミドイミドとの少なくとも一方を含有しており、
    (A)前記脂環式エポキシ樹脂と(B)前記芳香族ジアミン化合物の合計量を100質量部としたとき、(C)前記溶剤可溶性ポリイミドと前記溶剤可溶性ポリアミドイミドとの合計量が30質量部以上、100質量部以下であることを特徴とする、熱硬化性樹脂組成物。
  2. 更に(D)フィラーを含有していることを特徴とする、請求項1記載の組成物。
  3. 硬化物の曲率半径0.38mm、荷重500gのMIT試験法による折り曲げ回数が100回以上であることを特徴とする、請求項1または2記載の組成物。
  4. 硬化物の常温での弾性率が1.5GPa以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の組成物。
  5. 硬化物の25℃〜200℃の熱膨張係数が50ppm/℃以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に記載の組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載の熱硬化性樹脂組成物から作成された、Bステージ化した樹脂フィルム。
  7. 請求項6記載の樹脂フィルムと、この樹脂フィルムの少なくとも片面に接合された銅箔とを有することを特徴とする、銅張板。
  8. 請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載の熱硬化性樹脂組成物からなる層間絶縁材料を含むことを特徴とする、フレキシブルプリント配線板。
JP2012076145A 2012-03-29 2012-03-29 熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板 Pending JP2013203950A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076145A JP2013203950A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板
TW102101353A TW201402638A (zh) 2012-03-29 2013-01-14 熱硬化性樹脂組成物、樹脂薄膜、包銅板及撓性印刷電路板
CN 201310077553 CN103360577A (zh) 2012-03-29 2013-03-11 热固性树脂组合物、树脂膜、覆铜板及柔性印刷布线板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076145A JP2013203950A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013203950A true JP2013203950A (ja) 2013-10-07

Family

ID=49362896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076145A Pending JP2013203950A (ja) 2012-03-29 2012-03-29 熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2013203950A (ja)
CN (1) CN103360577A (ja)
TW (1) TW201402638A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060898A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 京セラケミカル株式会社 2液性注型用エポキシ樹脂組成物、及びコイル部品
JP2017179196A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社タムラ製作所 熱硬化性樹脂組成物
JP2021057395A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 株式会社タムラ製作所 フレキシブルプリント配線基板の製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014118462A1 (de) * 2014-12-11 2016-06-16 At&S Austria Technologie & Systemtechnik Aktiengesellschaft Semiflexible Leiterplatte mit eingebetteter Komponente
CN109757023B (zh) * 2017-11-08 2022-04-26 广东生益科技股份有限公司 印刷线路板及其制作方法
CN112175186B (zh) * 2020-10-29 2022-12-20 深圳市道尔顿电子材料有限公司 聚酰亚胺材料及其制备方法、聚酰亚胺薄膜及其制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060898A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 京セラケミカル株式会社 2液性注型用エポキシ樹脂組成物、及びコイル部品
JP2017179196A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社タムラ製作所 熱硬化性樹脂組成物
JP2021057395A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 株式会社タムラ製作所 フレキシブルプリント配線基板の製造方法
JP7344067B2 (ja) 2019-09-27 2023-09-13 株式会社タムラ製作所 フレキシブルプリント配線基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201402638A (zh) 2014-01-16
CN103360577A (zh) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6593649B2 (ja) 接着剤組成物、フィルム状接着材、接着層、接着シート、樹脂付銅箔、銅張積層板、フレキシブル銅張積層板、プリント配線板、フレキシブルプリント配線板、多層配線板、プリント回路板、及びフレキシブルプリント回路板
KR101312754B1 (ko) 폴리아미드이미드 수지, 이의 수지 조성물, 난연성 접착제 조성물 및 이 조성물을 포함하는 접착제 시트, 커버레이 필름 및 인쇄 배선판
JP5263705B2 (ja) プリプレグ及び積層板
CN107254144B (zh) 树脂组合物和使用其的预浸料以及层压板
TWI658058B (zh) Resin composition, pre-stain and laminate
KR102218936B1 (ko) 폴리아미드이미드 수지를 이용한 접착제 조성물
KR101938895B1 (ko) 에폭시 수지 조성물, 이 에폭시 수지 조성물을 사용한 프리프레그, 지지체가 부착된 수지 필름, 금속박 피복 적층판 및 다층 프린트 배선판
JP2013203950A (ja) 熱硬化性樹脂組成物、樹脂フィルム、銅張板およびフレキシブルプリント配線板
TWI628223B (zh) 一種含有苯並噁嗪的樹脂組合物的製備方法及由其製成的預浸料和層壓板
KR101236642B1 (ko) 수지 조성물, 이를 이용한 프리프레그 및 프린트 배선판
JP2014058592A (ja) 熱硬化性樹脂組成物、bステージ化した樹脂フィルム、金属箔、銅張板および多層ビルドアップ基板
JP6596811B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物、これを用いるプリプレグ、樹脂付フィルム、積層板、多層プリント配線板及び半導体パッケージ
KR20150115523A (ko) 인쇄회로기판용 절연 수지 조성물 및 이를 이용한 제품
US20150057393A1 (en) Insulating resin composition for printed circuit board and products manufactured by using the same
CN102127296B (zh) 氰酸酯树脂组合物及使用其制作的覆铜板
JP5398087B2 (ja) 放熱基板用接着剤および放熱基板
KR100632862B1 (ko) 수지조성물 및 그것을 사용한 프리프레그 및 적층판
JP2015108064A (ja) 難燃性樹脂組成物、bステージ化した樹脂フィルム、樹脂付き金属箔およびカバーレイフィルム
JP5782583B1 (ja) ポリアミドイミド樹脂を用いた接着剤組成物
JP5293075B2 (ja) 金属箔張り積層板及びプリント配線板
JP4676739B2 (ja) 樹脂組成物ならびにそれを用いたプリプレグおよび積層板
JP5460322B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物
CN108727780B (zh) 树脂组合物及其制作的覆铜板
KR101476895B1 (ko) 수지 조성물 및 이를 포함하는 금속박 적층체
JP2014062249A (ja) 絶縁用エポキシ樹脂組成物、絶縁フィルム、プリプレグ及びプリント回路基板