JP2013203706A - 発泡性入浴剤 - Google Patents

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Kunihiro Mizoguchi
訓弘 溝口
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博幸 宮本
Yukako Fujikawa
友佳子 藤川
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Abstract

【課題】 発泡性浴用剤を内部構成物と外部構成物から成る二層構造とし、両層が異色で、且つ香りも異なるようにし、入浴剤が溶解する間に色調と香りを楽しめるようにした。
【解決手段】 内部構成物1と、内部構成物1を被覆する外部構成物2とから構成され、外部構成物1は主浴用成分3と補助浴用成分4とから成り、主浴用成分3として炭酸塩類と有機酸類を配合し、内部構成物1は着色剤5の配合により外部構成物2と異色(白色系と有色系、或いは内部構成物1に第一色素5Aを、外部構成物1に第二色素5Bを配合し、第一色素5Aと第二色素5Bが異色である)であることを特徴とする。
上記発泡性浴用剤において、内部構成物1と外部構成物2の少なくとも一方に香料6を添加し、両方に添加する場合、内部構成物1に第一香料6Aを、外部構成物2に第一香料6Aと異なる第二香料6Bを添加していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入浴時に使用する発泡性入浴剤に関するものである。
現在使用されている浴用剤は、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硼酸、炭酸アルカリ塩等の無機塩類混合物を主成分とし、これに油分、香料、着色料等の補助成分を配合するものであり、血行促進と新陳代射を活発にして、冷え症、疲労回復等に効果を与えるものとして広く一般に普及している。
浴用剤の一種類として発泡性入浴剤が知られているが、この発泡性入浴剤は、一般に浴場中で炭酸ガスを発生させるもので、発泡した泡によって皮膚表面を摩擦し、湯に溶け込んだ炭酸ガスによって、毛細血管を拡張し、新陳代謝を増進させるものである。
従来の発泡性入浴剤は、アルカリ塩類と酸類の配合により、溶解時に中和反応により炭酸ガスを発生せしめるもので、アルカリ塩類としては炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウムのような炭酸塩を、また酸類としては酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸等の有機酸を配合するものである。
特開平04−128218号公報 特開平05−201848号公報 特開平2002−275049号公報 特許登録第2823580号公報 特許登録第3555908号公報
従来の発泡性浴剤は、浴用成分の他に香料、着色料等を配合し、浴湯に香りと色調を与えているが、着色料と香料は浴用成分等と混合されているため、浴剤の全体が均一な香りと色調を醸し出す程度であり、色彩的或いは香り的な効果が薄かった。
そこでこの発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、今まで見落とされていたことに注目し、内部と外部から成る二層構造とし、内部と外部を異色とし、且つ香りも異なるようにし、入浴剤が溶解する間に色調と香りを変え、リラックス感や爽快感を高め、入浴を楽しくするようにしたものである。
上記目的を達成するために、本発明の発泡性浴用剤は、請求項1として、内部構成物と、内部構成物を被覆する外部構成物とから構成され、外部構成物は主浴用成分と補助浴用成分とから成り、主浴用成分として炭酸塩類と有機酸類を配合し、内部構成物は着色剤の配合により外部構成物と異色であることを特徴とする。
請求項2は、請求項1記載の発泡性浴用剤において、内部構成物と外部構成物の少なくとも一方に香料を添加していることを特徴とする。
請求項3は、請求項1または2記載の発泡性浴用剤において、主浴用成分と補助浴用成分から成る外部構成物は白色系で、浴湯に投入して溶けた際には無色系又は乳白色となり、内部構成物は着色剤の配合により有色系であることを特徴とする。
請求項4は、請求項3記載の発泡性浴用剤において、内部構成物は着色剤の他に少なくとも補助浴用成分を配合していることを特徴とする。
ここで外部構成物とは、浴湯内に投入した際、最初に溶ける部分を言い、白色系の主浴用成分と補助浴用成分で構成する場合と、これに着色剤を配合して有色系に構成する場合があり、内部構成物とは、着色剤を配合するものであり、外部構成物の内部に埋設する関係上、外部構成物と相似形を成すことが望ましい。
ここで主浴用成分とは、炭酸塩類(例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、及びセスキ炭酸ナトリウム等)と有機酸類(例えばコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、乳酸等)を言い、主に外部構成物の材料として用いるが、内部構成物の材料として用いることもある。
ここで補助浴用成分とは、例えば保湿剤、酵素類、生薬類、その他成分等を言い、外部構成物及び内部構成物の材料として用いる。
ここで着色剤とは、リボフラビン(ビタミンB2)、カロチン、クロロフィル、クチナシ、色素等を言い、外部構成物を白色系の成分で形成する場合、内部構成物に添加するもので、その色合いは自由である。
ここで無色系とは、白色系の外部構成物が浴湯によって溶けた場合、浴湯に色変化を与えない状態を言い、乳白色とは、白色系の外部構成物が浴湯によって溶けた場合、牛乳の如く色合いとなるものを言う。
請求項5は、請求項4記載の発泡性浴用剤において、内部構成物に着色剤として第一色素を、外部構成物に着色剤として第二色素を配合し、第一色素と第二色素が異色であることを特徴とする。
請求項6は、請求項1,2,3,4または5記載の発泡性浴用剤において、内部構成物に第一香料を、外部構成物に第二香料を添加し、第一香料と第二香料の香りが異なることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発泡性浴用剤において、外部構成物は、加圧によって球状、タマゴ状、楕円状、円盤状、円板状、俵状、三角おにぎり状、又は包み状等に成形されていることを特徴とする。
請求項8は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発泡性浴用剤において、主浴用成分の炭酸塩類として、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、及びセスキ炭酸ナトリウム等から選ばれる1種又は2種以上を用い、有機酸類として、例えばコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、乳酸等から選ばれる1種又は2種以上を用い、補助浴用成分として、保湿剤、酵素類、生薬類、その他成分等から選ばれる1種又は2種以上を用いることを特徴とする。
外部構成物の形状は、球状、タマゴ状、楕円状、円盤状、円板状、俵状、円柱状、三角おにぎり状、又は包み状(隅丸矩形状)に限定されるものではなく、プレス加工可能な形状であれば自由である。内部構成物は、外部構成物の内部に埋設するので、外部から視覚し得ないが、成形上、外部構成物の形状と相似形が望ましい。
ここで第一色素とは、赤色、黄色、緑色、青色、だいだい色、褐色、紫色、黒色等から選択された1色又は2色以上を言い、第二色素とは、第一色素で選択された色素以外の色素で、第一色素と反対色が好ましい。
ここで香料とは、浴用剤に使用されている全ての香料の内の1種、又は1種以上を言い、第一香料とは、内部構成物に添加される香料を言い、第二香料とは、外部構成物に添加される香料を言い、第一香料と第二香料は、完全に異なる香りを醸し出すものから同系統の香りを醸し出すものまで含まれる。
保湿剤として、例えば液状ラノリン、ホホバ油、グリセリン、カゼイン、ステアリルアルコール、オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、脱脂粉乳、スクワラン、海草エキス、ハチミツ、ポリエチレングリコール等からから選ばれる1種又は2種以上を用い、
酵素類として、例えばパパイン、パンクレアチン、蛋白質分解酵素等からから選ばれる1種又は2種以上を用い、
その他成分として、無水ケイ酸、カンフル、サルチル酸メチル、テレピン油、メントール、デキストリン、酸化チタン等からから選ばれる1種又は2種以上を用いる。
本明細書における「主浴用成分」なる語は、発泡成分以外の、浴剤に用いられる各種の成分も含まれる。例えば、温泉成分、その他無機成分:塩化ナトリウム、湯の華、ホウ砂、ホウ酸、硫酸ナトリウム、硫化カリウム、硫化ナトリウム、硫黄、酸化カルシウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、亜硫化鉄、硫酸アルミニウム、メタケイ酸、中性白土、チオ硫酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、カリ石鹸、リン酸水素カルシウム、臭化カリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄、消石灰、過マンガン酸カリウム、リン酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、水酸化ナトリウム、雲母末など。
本発明による発泡性浴用剤は上記のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。
請求項1の発泡性浴用剤(以下、本浴用剤とする。)において、内部構成物は外部構成物の内部に埋設し、外部から視覚不能であるため、外部構成物が溶けるまで存在も不明であるし、色彩や香りも不明である。その結果、内部構成物が溶け初めてからその意外性に感動する。また、本浴用剤を浴湯に投入した場合、先ず浴湯に最初に触れる外部構成物から溶け、その後から着色剤を配合した内部構成物が溶ける。即ち、外部構成剤が略溶け終わる頃より着色剤を配合した内部構成剤が溶け始めるので、浴湯の色彩変化を楽しむことができる。
更に、外部構成物は主浴用成分と補助浴用成分とから形成されているので、浴湯の存在下で両成分が反応して炭酸ガスを生じ、それにより発泡が起こる。即ち、浴湯中で発生した炭酸ガスにより、血液の循環を活発にし、湯ざめを防ぎ、疲労回復を増進させることができる。
請求項2の本浴用剤は、請求項1の特徴に加えて、外部構成物に香料を添加している場合、流通過程にある間も香りを発散するばかりか、浴湯への投入によって先ず外部構成物が溶けるので、外部構成物の溶け具合に応じて香りを浴室内に発散する。反対に、内部構成物に香料を添加している場合、外部構成物が溶け終わり、内部構成物が溶け始める頃より香りを楽しむことができる。
請求項3の本浴用剤は、請求項1または2記載の特徴に加えて、外部構成物は白色系で、内部構成物が有色系であるため、本浴用剤が溶解する間に色彩変化を楽しむことができる。特に、浴湯に溶けた際、浴湯に色変化を与えない白色系の外部構成物であっては、本浴用剤の投入初期には色的な変化はないが、内部構成物が溶け始めると浴湯が着色される。また、浴湯に溶けた際、乳白色となる白色系外部構成物にあっても、内部構成物が溶け始めると浴湯が乳白色から色変化をする。その結果、美して楽しい雰囲気を醸しだし、リラックス感や爽快感を高めることのできる。
請求項4の本浴用剤は、請求項3記載の特徴に加えて、着色剤を配合する内部構成物を、外部構成物と同様の補助浴用成分に着色剤を配合するものであるから、製造工程を簡略化し得る。しかも、外部構成物に占める内部構成物の割合を多くすればするほど、内部構成物に至るまでの溶解が早くなり、色彩変化も早く味わえる。
請求項5の本浴用剤は、請求項4記載の特徴に加えて、内部構成物に第一色素を、外部構成物に第二色素を配合しているので、内外部構成剤の溶け具合(順序)に応じて浴湯の色彩変化を楽しむことができる。即ち、浴湯の色合いを当初から途中で変え、色彩変化を楽しむことができる。
請求項6の本浴用剤は、請求項1,2,3,4または5記載の特徴に加えて、内部構成物に第一香料を、外部構成物に第二香料を添加しているので、流通過程において第二香料の香りを楽しみ、浴湯に投入した場合には、外部構成剤と内部構成物の溶け具合(順序)に応じて香りの変化を楽しむことができる。
請求項7の本浴用剤は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の特徴に加えて、外部構成物はプレス加工によって種々の形態に形成されので、浴湯に投入し、溶けるまで型崩れしにくい。しかも、プレス加工可能な形状であるので、美観的、或いは造形的な形状の浴用剤も量産化も可能である。
請求項8の本浴用剤は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の特徴に加えて、主浴用成分として、炭酸塩類及び有機酸類から選ばれる1種又は2種以上を用い、補助浴用成分として、保湿剤、酵素類、生薬類、その他成分等から選ばれる1種又は2種以上を用いるので、従来と同様の発泡を期待し得る。
本発明発泡性浴用剤における第一実施形態の成分例を示すブロック図である。 第二実施形態の成分例を示すブロック図である。 本発明発泡性浴用剤の第一形状例を示す断面図である。 本発明発泡性浴用剤の第二形状例を示す断面図である。 本発明発泡性浴用剤の第三形状例を示す断面図である。 本発明発泡性浴用剤の製造例を示す工程図である。
本発明による発泡性浴用剤(以下、本浴用剤と略す。)の第一実施形態を図1と図3に基づき説明すれば、内部構成物1と、内部構成物1を被覆する外部構成物2とから構成され、外部構成物2は白色系の主浴用成分3と補助浴用成分4とから成り、主浴用成分3は炭酸塩類と有機酸類とから形成され、その内、内部構成物1は補助浴用成分4の一部に着色剤5を配合し、有色系を成し、内部構成物1と外部構成物2の少なくとも一方に香料6を添加している。
主浴用成分3の炭酸塩類として、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸マグネシウム、及びセスキ炭酸ナトリウム等から選ばれる1種又は2種以上を組合せて用い、有機酸類として、例えばコハク酸(コハク酸−ナトリウム)、フマル酸(フマル酸−ナトリウム)、クエン酸(クエン酸−ナトリウム)、リンゴ酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピリドンカルボン酸、乾燥したマロン酸、酒石酸、乳酸等から選ばれる1種又は2種以上を用い、補助浴用成分4として、保湿剤、酵素類、生薬類、その他成分等から選ばれる1種又は2種以上を用いる。
第一実施形態の本浴用剤は、先ず、補助浴用成分4の一部と着色剤5を用いて内部構成物1を形成し、次いで、図6の如く成形型の雌型8内に外部構成物2の略1/2量を入れ、その外部構成物2にて外部下層2Aを形成し、外部下層2Aの中央上部に先に成形した内部構成物1を配置した後、外部構成物2の残り半量を入れ、外部下層2Aの上に外部上層2Bを形成する。
外部下層2Aと外部上層2Bは同じ成分であるため外部構成物2として一体化する。その結果、内部構成物1は外部構成物2の内部に埋もれる。
その後、成形型の雄型7を雌型8に向けて降下し、加圧することで、第一実施形態の本浴用剤が形成される。
本浴用剤の形状として、例えば球状、タマゴ状、楕円状、円盤状、円板状、俵状、三角おにぎり状、又は包み状等が望ましい。
本浴用剤の第二実施形態を、第一実施形態と相違する点について説明すると、白色系の外部構成物2に酸化チタンを配合する点にある。
第二実施形態の浴用剤は、第一実施形態の浴用剤と同様に白色系であるが、浴湯に投入した際に相違するものである。即ち、第一実施形態の浴用剤は、浴湯に投入した際、外部構成物2から溶け始めるが、外部構成物2が溶けてても浴湯に色変化を与えない無色系であるのに対し、第二実施形態の浴用剤は、外部構成物2に酸化チタンを配合しているため、浴湯に投入し、外部構成物2から溶け始めると、乳白色に変化する。
その結果、第一実施形態の浴用剤は、内部構成物1が溶け初めてから浴湯が着色されるのに対し、第二実施形態の浴用剤は、外部構成物2の溶解により乳白色となり、内部構成物1の溶解により乳白色が着色剤5により色変化する。
本浴用剤の第三実施形態を、第一・第二実施形態と相違する点について説明すると、図2と図5の如く内部構成物1は、着色剤5として第一色素5Aを配合し、外部構成物2は、主浴用成分3と補助浴用成分4に第二色素5Bを配合し、第一色素5Aと第二色素5Bが異色である点にある。
第一色素5Aとして、例えば赤色、黄色、緑色、青色、だいだい色、褐色、紫色、黒色等から選択された1色又は2色以上を用い、第二色素5Bとして、第一色素5Aで選択された色以外で、第一色素5Aと反対色が好ましい。
第三実施形態の本浴用剤を浴湯に投入すれば、浴湯に触れる外部構成物2から溶け始め、主浴用成分3と補助浴用成分4を浴湯に分散すると共に、外部構成物2に配合されていた第二色素5Bによって浴湯が着色される。外部構成物2が溶け終わる頃より内部構成物1が溶け始め、内部構成物1に配合されていた第一色素5Aが浴湯に分散する。
浴湯は、初め第二色素5Bに着色されるため、第一色素5Aが溶けても、第一色素5Aに変わることはなく、第二色素5Bとの混合色となる。
本浴用剤の第四実施形態を、第一〜第三実施形態と相違する点について説明すると、内部構成物1に香料6として第一香料6Aを、外部構成物2に香料6として第二香料6Bを配合し、第一香料6Aと第二香料6Bの香りが相違する点にある。
第一香料6Aとして、従来の浴用剤に使用されている全ての香料類の1種、又は2種以上を用い、第二香料6Bとして、第一香料6Aで選択された香り以外で、第一香料6Aと明確に相違する香りが好ましい。
香料6は、着色剤5と同様に、先ず外部構成物2に配合されている第二香料6から発散し、次いで内部構成物1に配合されている第一香料6Aが発散する。第一香料6Aが発散しても先に発散した第二香料6Bと入れ替わることはなく、第二香料6Bと混ざりあった匂いとなる。
本浴用剤の第五実施形態を、第一〜第四実施形態と相違する点について説明すると、主浴用成分3として、界面活性剤を配合している。
第一〜第五実施形態の本浴用剤において、内部構成物1と外部構成物2の重量割合として採用し得る範囲は、1:200〜80:20である。内部構成物1の割合を多くすればするほど、例えば図4の如く内部構成物1を70重量%、外部構成物2を30重量%で形成すれば、早く色変化や香り変化を楽しめる。
本浴用剤の保湿剤として、例えば液状ラノリン、ホホバ油、グリセリン、カゼイン、ステアリルアルコール、オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、脱脂粉乳、スクワラン、海草エキス、ハチミツ、ポリエチレングリコール等からから選ばれる1種又は2種以上を用いる。
又、酵素類として、例えばパパイン、パンクレアチン、蛋白質分解酵素等からから選ばれる1種又は2種以上を用い、その他成分として、無水ケイ酸、カンフル、サルチル酸メチル、テレピン油、メントール、デキストリン等からから選ばれる1種又は2種以上を用いる。
着色剤5として、リボフラビン(ビタミンB2)、カロチン、クロロフィル、色素から選ばれる1種又は2種以上を用いる。
本浴用剤において、前記例に限定するものではなく、例えば、白色系の外部構成物2にあっては、主浴用成分3に香料6を配合することも可能であるし、有色系の外部構成物2にあっては、主浴用成分3に着色剤5と香料6を配合してとすることも可能である。
また、内部構成物1に主浴用成分3と補助浴用成分4を用い、これに着色剤5と香料6を配合すれば、内部構成物1と外部構成物2を共通の成分から形成することができる。
内部構成物1と外部構成物2に配合する香料6は同一でもよいが、第三実施形態の如く匂いの異なる第一香料6Aと第二香料6Bに分けて配合することが好ましい。
本浴用剤は、説明の便宜上、内部構成物1と外部構成物2から成る二層構造としたが、三層構造又は四層構造にすることも可能であり、その場合、着色剤5の選択により各層毎に色彩が異なるようにすると共に、香料6の選択により各層毎に香りが異なるようにすることが好ましい。
本浴用剤には、前記成分の外に、公知の成分、例えば硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛、硫化カリウム等の硫酸塩或は塩化ナトリウム、塩化アンモニウム等の塩酸塩等を配合することができる。
また、有機酸類として、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸ナトリウム、ピメリン酸、メタケイ酸、ノニ酸、ケイ酸ナトリウム等を配合することもできる。
更に、本浴用剤には、前記成分の他、必要に応じて、生薬粘結剤、精油類、油類、ビタミン類、アミノ酸類を添加することもできる。
有機酸類として、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等の直鎖脂肪酸;シユウ酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;グリコール酸、ヒドロキシアクリル酸、α−オキシ酪酸、タルトロン酸、サリチル酸(o,m,p)、没食子酸、マンデル酸、トロパ酸、アスコルビン酸、グルコン酸等のオキシ酸;桂皮酸、安息香酸、フエニル酢酸、ニコチン酸、カイニン酸、ソルビン酸、ピロリドンカルボン酸、トリメリツト酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸並びにこれら有機酸の酸性塩を配合することもできる。
1 内部構成物
2 外部構成物、2A 外部下層、2B 外部上層
3 主浴用成分
4 補助浴用成分
5 着色剤、5A 第一色素、5B 第二色素
6 香料、6A 第一香料、6B 第二香料
7 雄型
8 雌型

Claims (8)

  1. 内部構成物(1)と、内部構成物(1)を被覆する外部構成物(2)とから構成され、
    外部構成物(1)は主浴用成分(3)と補助浴用成分(4)とから成り、
    主浴用成分(3)として炭酸塩類と有機酸類を配合し、
    内部構成物(1)は着色剤(5)の配合により外部構成物(2)と異色であることを特徴とする発泡性浴用剤。
  2. 内部構成物(1)と外部構成物(2)の少なくとも一方に香料(6)を添加していることを特徴とする請求項1記載の発泡性浴用剤。
  3. 主浴用成分(3)と補助浴用成分(4)から成る外部構成物(1)は白色系で、浴湯に投入して溶けた際には無色系又は乳白色となり、
    内部構成物(1)は着色剤(5)の配合により有色系であることを特徴とする請求項1または2記載の発泡性浴用剤。
  4. 内部構成物(1)は着色剤(5)の他に少なくとも補助浴用成分(4)を配合していることを特徴とする請求項1,2または3記載の発泡性浴用剤。
  5. 内部構成物(1)に着色剤(5)として第一色素(5A)を、
    外部構成物(1)に着色剤(5)として第二色素(5B)を配合し、第一色素(5A)と第二色素(5B)が異色であることを特徴とする請求項1,2または4記載の発泡性浴用剤。
  6. 内部構成物(1)に第一香料(6A)を、外部構成物(1)に第二香料(6B)を添加し、第一香料(6A)と第二香料(6B)の香りが異なることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の発泡性浴用剤。
  7. 外部構成物(2)は、加圧によって球状、タマゴ状、楕円状、円盤状、円板状、俵状、三角おにぎり状、又は包み状等に成形されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の発泡性浴用剤。
  8. 主浴用成分(3)の炭酸塩類として、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、及びセスキ炭酸ナトリウム等から選ばれる1種又は2種以上を用い、有機酸類として、例えばコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、乳酸等から選ばれる1種又は2種以上を用い、補助浴用成分(4)として、保湿剤、酵素類、生薬類、その他成分等から選ばれる1種又は2種以上を用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の発泡性浴用剤。
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