JP2020534248A - 組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、(i)第1の発泡性材料、及び(ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料を含む固体化粧用製品であって、各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、第1の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を包んでいる、固体化粧用製品を提供する。本発明はまた、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩を含む固体化粧用製品を提供する。

Description

本発明は、固体化粧用製品、前記固体化粧用製品を製造するための方法、及びこの方法によって調製される製品に関する。
本発明は、固体化粧用製品、特に、ヒト又は動物の身体と接触して使用する固体化粧用製品に関する。
人気が高まっている浴用製品は、Bath Bomb(登録商標)又はBallistic(登録商標)である。これらの製品は、使用者に体感(experience)をもたらすように主に設計されている。それらは通常、重炭酸ナトリウム及びクエン酸を含有しており、そのため水と接触すると、これらは発泡して二酸化炭素を生じる。この発泡は、使用者に心地よい感覚を提供する。製品はまた、通常、発泡と共に放出される油及び/又は香料を含有している。この放出は、使用者の感覚的体験を増大させる。発泡性製品は、他の用途領域でも使用されてきた。例えば、欧州特許第1191092号明細書は、特に硬質表面を清浄するための、使用時に発泡する清浄化製品を教示している。発泡性製品を早過ぎる活性化から保護するために、発泡性材料は、非発泡性の外層で覆われている。この外層は、内部の発泡性層の水和形態から形成される。
泡立て剤、シャンプー、シャワージェル、及び練り歯磨きなどの界面活性剤製品は、非常によく知られている化粧用製品及びパーソナルケア製品である。泡立て剤製品は、通常、液体の形態で提供される。この製品は、最終使用者に容器入りで販売され、最終使用者によって分注され得る。しかし、包装の使用が必要とされることが欠点である。環境的な観点から、無駄な包装は、リサイクルできるかどうかにかかわらず、重大な問題である。少なくともこの理由のために、浴用の泡を作るための固体材料は人気が高まっている。これらの固体の界面活性剤材料は、Bubble Bar(登録商標)の形態をしていてもよい。例えば、国際公開第00/47181号パンフレットは、固体であり、タブレット又は棒の形態である界面活性剤製品bubble barを開示している。使用に必要な場合、固体製品の一部を棒から「折り取り」、使用することができる。国際公開第00/47181号パンフレットの製品は、酒石英、重炭酸ナトリウム及び界面活性剤を含有する組成物から形成される。これらの製品は環境問題に対処しているが、ある特定の欠点がある。例えば、使用時に、使用者は、例えば固体製品を流水下で保持することによって、製品の必要とされる量を浴用水に当てなければならない。このようにして、必要な泡を生成する。さらに、一部の使用者は、これらの製品ではbath ballisticがもたらし得るのと同じ「体感」がもたらされないと感じる場合がある。
本発明は、使用者に体感の向上をもたらす固体化粧用製品を提供しようとするものである。
欧州特許第1191092号明細書 国際公開第00/47181号パンフレット
本発明の第1の態様によれば、(i)第1の発泡性材料、及び(ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料を含む固体化粧用製品であって、各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、第1の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を包んでいる、固体化粧用製品を提供する。
本発明の第2の態様によれば、(i)第1の発泡性材料、及び(ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料を含む固体化粧用製品であって、各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、第1の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を包んでいる、固体化粧用製品を製造する方法であって、
(i)第1の発泡性材料を調製するステップと;
(ii)第1の発泡性材料を第2の発泡性材料で包むステップと
を含む方法を提供する。
本発明の第3の態様によれば、(i)第1の発泡性材料、及び(ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料を含む固体化粧用製品を製造する方法によって得られた又は得ることができる製品であって、各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、第1の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を包んでおり、方法が、
(i)第1の発泡性材料を調製するステップと;
(ii)第1の発泡性材料を第2の発泡性材料で包むステップと
を含む、製品を提供する。
本発明の第4の態様によれば、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩を含む固体化粧用製品を提供する。
本発明の第5の態様によれば、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩を含む固体化粧用製品を製造する方法であって、
(i)炭酸塩、有機酸性化剤、アルギン酸塩、及びカルシウム塩を接触させるステップと;
(ii)得られた組成物を固めるステップと
を含む方法を提供する。
本発明の第6の態様によれば、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩を含む固体化粧用製品を製造する方法であって、
(i)炭酸塩、有機酸性化剤、アルギン酸塩、及びカルシウム塩を接触させるステップと;
(ii)得られた組成物を固めるステップと
を含む方法によって得られる又は得ることができる製品を提供する。
利点
本発明者らは、驚くべきことに、どちらも水と接触した際に異なる速度で発泡し、発泡性材料の一方がアルギン酸塩を含む、少なくとも2つの層を含む固体化粧用製品を提供することによって、浴用水などの水に入れるとゲルを形成することができる化粧用製品が提供されることを見出した。製品は、製品を水に加える以外に、使用者がゲルを作り、前記ゲルを水全体に分散させる動作を必要としない。これは、流水に加える必要がない。例えば、本製品では、浴槽に水を入れた時点で、製品を水に加えることができる。これは、使用者が水に浸かる前でも後でもかまわない。もちろん、水が流れているときに製品を浴槽に加えることもできる。
次いで、製品中に存在し得る炭酸塩及び有機酸性化剤(又は他の発泡性の一対)は、水と反応して二酸化炭素を発生する。化粧用製品内のこの発泡は、製品の溶解を引き起こす。製品に含有されているアルギン酸塩は、水と反応して、水中にゲル様物質を形成する。製品が発泡すると、ゲルが水に分散する。
驚くべきことに、アルギン酸塩を含む第2の発泡性材料で包まれており、第2の発泡性材料の発泡速度よりも速い発泡速度を有する第1の発泡性材料を提供することによって、アルギン酸塩によって形成されたゲルが、製品が入れられている水域全体により迅速且つ均一に分散され得ることが分かった。より遅く発泡する層にアルギン酸塩を含ませると、アルギン酸塩が化粧用製品の中心部から押し出されるようにアルギン酸塩が製品から分散できるようになることが分かった。この比較的遅い発泡により、アルギン酸塩のより均一な水和が可能になり、均一なゲルが形成されるようになる。このより遅く発泡する材料を含まない場合、アルギン酸塩は水にあまり均一に分散しない傾向があり、その結果、水中に、使用者にとって望ましくない不均一なゲルの凝集物が形成されることが分かった。続いて、水が外側のより遅く発泡するアルギン酸塩含有層を徐々に溶解するにつれて、より速く発泡する材料が水と反応して、発泡速度を増加させる場合がある。この増加した発泡は、外側の発泡性アルギン酸塩含有層の水による溶解で作られた通路を通過する。この層を通過するより速い発泡は、形成されたゲルを化粧用製品の中心部からさらに遠ざけ、したがって、アルギン酸塩含有層によって形成されたゲルを水域全体により迅速且つ均一に分散させることができる。
さらに、発泡速度が異なるため、製品は入れられている水域内で前進することが分かる。これは、ゲルのパターンを作製し、また、水域の広い領域全体にゲルをより完全に且つ均一に分散させることが分かり得る。これは、使用者の体感を高める。
参照を容易にするために、次に、本発明の上記の及びさらなる態様を、適切なセクションの見出しの下に論じる。しかし、各セクション下の教示は、必ずしも特定の各セクションに限定されるものではない。
組成物
本明細書で論じるように、本発明の第1の態様では、(i)第1の発泡性材料、及び(ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料を含む固体化粧用製品であって、各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、第1の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を包んでいる、固体化粧用製品を提供する。
当業者なら、化粧用製品の性質は、製品が食用ではないということを意味することを理解するであろう。したがって、いくつかの実施形態では、本発明は、本明細書で定義する非食用固体化粧用製品を提供する。
本発明の固体化粧用製品は、外部手段、例えば包装などによって支持されていない場合、その物理的形状を実質的に保つことができる組成物である。したがって、それらは、室温で固体、固体様、固体形態、又は固体様形態であると認められる。疑念を排除するために記すと、固体製品は、最高30℃の温度で実質的に固体のままのものである。固体様とは、いくつかの材料が、1日単位では固体であると認められ、さらにもっと長い期間では、例えばガラスなどの非晶質材料に形状変化し得ると理解される。しかし、それらは、実施する目的にとって、固体であるのと同じように固体様であると認められる。
前述のように、本発明の組成物は固体形態であるため、組成物の形状を維持するのに外部包装は必要ない。
本明細書で論じるように、第1及び第2の発泡性材料は、互いに異なる。当業者なら、「互いに異なる」とは、2種(又は3種以上)の材料を、単一の組み合わされた材料が結果として生じるように、混合できないことを必要とすることを理解するであろう。さらに、当業者なら、2種の材料が異なる組成を有することを理解するであろう。これがなければ、第1の発泡性材料の発泡速度は、第2の発泡性材料の発泡速度より大きくなく、材料は異ならない。
本明細書で論じるように、第2の発泡性材料は、第1の発泡性材料を包んでいる。本明細書で使用する場合、用語「包む」は、第2の発泡性材料が第1の発泡性材料を実質的に覆うことを意味する。例えば、第2の発泡性材料は、第1の発泡性材料の外周の少なくとも50%、好ましくは第1の発泡性材料の外周の少なくとも70%、好ましくは第1の発泡性材料の外周の少なくとも80%、好ましくは第1の発泡性材料の外周の少なくとも90%を覆っている。好ましくは、第2の発泡性材料は、第1の発泡性材料を完全に包んでいる。
本明細書で論じるように、第2の発泡性材料(より遅く発泡する材料)が、第1の発泡性材料(より速く発泡する材料)を包んでおり、第2の発泡性材料が第1の発泡性材料を完全に包んでいることが好ましい。このような態様では、水が外側のアルギン酸塩含有層を貫いて徐々に溶解して、いくらかのゲルの初期発生をもたらすことが分かる。水が、より速く発泡する第1の発泡性材料に浸透したとき、次いで発泡が増加する。この増加した発泡は、外側の発泡性アルギン酸塩含有層の水による溶解で作られた通路を通過する。この層を通過するより速い発泡により、アルギン酸塩含有層によって形成されたゲルが水域中に分散することが可能になる。さらに、通路が比較的狭い場合、泡となって出た気体(二酸化炭素)が出ていくことで生じた圧力により、化粧用製品は沈められた水中で前進することがある。これにより、ここでゲルを生成しているデバイスが水域内で移動し、その結果、ゲルが水域の広い領域全体に分散する。これは非常に望ましい。
第1の発泡性材料
第1の発泡性材料は、水と接触すると発泡する適切な材料から選択することができる。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、少なくとも炭酸塩及び有機酸性化剤を含む。これらの材料は、発泡を実現するための任意の適切な量で存在する。当業者は、これらの材料を組み合わせて、所望の発泡速度を提供することができる。
いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸アンモニウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウムである。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、有機酸及び/又は二酸(diacid)である。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酢酸、シュウ酸、グルタル酸、マロン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、クエン酸である。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、酒石英である。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約50〜約80重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約55〜約80重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約60〜約80重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約60〜約75重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約65〜約75重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約70〜約75重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約22〜28重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約24〜約27重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対しておよそ25重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約50〜約80重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)、及び第1の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約60〜約75重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)、及び第1の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約50〜約80重量%の量の重炭酸ナトリウムを含む。いくつかの好ましい実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸を含む。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、第1の発泡性材料に対して約50〜約80重量%の量の重炭酸ナトリウム、及び第1の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸を含む。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、界面活性剤を実質的に含まない。界面活性剤を実質的に含まないとは、第1の発泡性材料が、第1の発泡性材料に対して1重量%未満の量、例えば、第1の発泡性材料に対して0.5重量%未満の量、例えば、第1の発泡性材料に対して0.1重量%未満の量、例えば、第1の発泡性材料に対して0.01重量%未満の量、例えば、第1の発泡性材料に対して0.001重量%未満の量、例えば、第1の発泡性材料に対して0.001重量%未満の量の界面活性剤を含むことを意味する。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、界面活性剤を含まない。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、カルシウム塩を含む。好ましくは、カルシウム塩は、水に溶解するものではない。好ましくは、カルシウム塩は粉末形態である。いくつかの実施形態では、カルシウム塩(好ましくは粉末形態)は、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸乳酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、乳酸カルシウムを含む。
第1の発泡性材料がカルシウム塩を含むいくつかの実施形態では、カルシウム塩は、第1の発泡性材料に対して約0.1〜約20重量%の量で存在する。第1の発泡性材料がカルシウム塩を含むいくつかの実施形態では、カルシウム塩は、第1の発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量で存在する。第1の発泡性材料がカルシウム塩を含むいくつかの実施形態では、カルシウム塩は、第1の発泡性材料に対して約8〜約12重量%の量で存在する。
第2の発泡性材料
第2の発泡性材料は、水と接触すると発泡する適切な材料から選択することができる。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、少なくとも炭酸塩及び有機酸性化剤を含む。これらの材料は、発泡を実現するための任意の適切な量で存在する。当業者は、これらの材料を組み合わせて、所望の発泡速度を提供することができる。
いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸アンモニウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウムである。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、有機酸及び/又は二酸である。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酢酸、シュウ酸、グルタル酸、マロン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、クエン酸である。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、酒石英である。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約35〜約65重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約40〜約60重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約45〜約60重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約45〜約55重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約22〜28重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約24〜約27重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対しておよそ25重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)、及び第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約45〜約55重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)、及び第2の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の重炭酸ナトリウムを含む。いくつかの好ましい実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の重炭酸ナトリウム、及び第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸を含む。
本明細書で論じるように、第2の発泡性材料は、アルギン酸塩を含む。いくつかの実施形態では、アルギン酸塩は、一価陽イオンを含む。いくつかの実施形態では、アルギン酸塩は、二価陽イオンを含む。いくつかの実施形態では、アルギン酸塩は、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、アルギン酸塩は、アルギン酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、約30重量%以下の量、例えば、第2の発泡性材料に対して約1〜約30重量%の量、例えば、第2の発泡性材料に対して約1〜約25重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約5〜約25重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約10〜約20重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、カルシウム塩をさらに含む。好ましくは、カルシウム塩は水に溶解するものではない。好ましくは、カルシウム塩は粉末形態である。いくつかの実施形態では、カルシウム塩(好ましくは粉末形態)は、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸乳酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、乳酸カルシウムをさらに含む。
第2の発泡性材料がカルシウム塩を含むいくつかの実施形態では、カルシウム塩(乳酸カルシウムなど)は、第2の発泡性材料に対して約0.1〜約20重量%の量で存在する。第2の発泡性材料がカルシウム塩を含むいくつかの実施形態では、カルシウム塩(乳酸カルシウムなど)は、第2の発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量で存在する。第2の発泡性材料がカルシウム塩を含むいくつかの実施形態では、カルシウム塩(乳酸カルシウムなど)は、第2の発泡性材料に対して約8〜約12重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、アルギン酸塩及びカルシウム塩を約10:1〜約1:10、例えば約5:1〜約1:5、例えば約2:1〜約1:2、例えばおよそ1:1の重量比で含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、アルギン酸ナトリウム及び乳酸カルシウムを約10:1〜約1:10、例えば約5:1〜約1:5、例えば約2:1〜約1:2、例えばおよそ1:1の重量比で含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量のアルギン酸塩、及び約5〜約15重量%の量のカルシウム塩を含む。いくつかの好ましい実施形態では、第2の発泡性材料は、第2の発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量のアルギン酸ナトリウム、及び第2の発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量の乳酸カルシウムを含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤;
(ii)第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の炭酸塩;及び
(iii)第2の発泡性材料に対して約1〜約25重量%の量のアルギン酸塩
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸;
(ii)第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の重炭酸ナトリウム;及び
(iii)第2の発泡性材料に対して約1〜約30重量%の量のアルギン酸ナトリウム
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量の有機酸性化剤;
(ii)第2の発泡性材料に対して約45〜約55重量%の量の炭酸塩;及び
(iii)第2の発泡性材料に対して約10〜約20重量%の量のアルギン酸塩
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量のクエン酸;
(ii)第2の発泡性材料に対して約45〜約55重量%の量の重炭酸ナトリウム;及び
(iii)第2の発泡性材料に対して約10〜約20重量%の量のアルギン酸ナトリウム
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤;
(ii)第2の発泡性材料に対して約35〜約55重量%の量の炭酸塩;
(iii)第2の発泡性材料に対して約1〜約25重量%の量のアルギン酸塩;及び
(iv)第2の発泡性材料に対して約0.1〜約20重量%の量のカルシウム塩
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸;
(ii)第2の発泡性材料に対して約35〜約55重量%の量の重炭酸ナトリウム;
(iii)第2の発泡性材料に対して約1〜約25重量%の量のアルギン酸ナトリウム;及び
(iv)第2の発泡性材料に対して約0.1〜約20重量%の量の乳酸カルシウム
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量の有機酸性化剤;
(ii)第2の発泡性材料に対して約45〜約55重量%の量の炭酸塩;
(iii)第2の発泡性材料に対して約10〜約20重量%の量のアルギン酸塩;及び
(iv)第2の発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量のカルシウム塩
を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、
(i)第2の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量のクエン酸;
(ii)第2の発泡性材料に対して約45〜約55重量%の量の重炭酸ナトリウム;
(iii)第2の発泡性材料に対して約10〜約20重量%の量のアルギン酸ナトリウム;及び
(iv)第2の発泡性材料に対して約15〜約15重量%の量の乳酸カルシウム
を含む。
さらなる発泡性材料
本発明は、2種の異なる発泡性材料のみに限定されない。さらなる第3の発泡性材料を製品中に組み込んで、例えば、発泡、色又はゲルの生成に関して、さらなる効果を提供することができる。
いくつかの好ましい実施形態では、固体化粧用製品は、水と接触すると発泡する能力がある第3の発泡性材料をさらに含み、第3の発泡性材料は、第1及び第2の発泡性材料とは異なる。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料の発泡速度は、第3の発泡性材料の発泡速度より大きい。したがって、これらの実施形態では、第1の発泡性材料の発泡速度は、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第2の発泡性材料の発泡速度は、第3の発泡性材料の発泡速度より大きい。これらの実施形態では、第3の発泡性材料は、3種の発泡性材料の中で最も小さい発泡速度を有する。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料の発泡速度は、第2の発泡性材料の速度より大きい。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料の発泡速度は、第1の発泡性材料の発泡速度より大きい。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料の発泡速度は、第1の発泡性材料の発泡速度より小さい。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料の発泡速度は、第1の発泡性材料の発泡速度とほぼ同じである。これらの実施形態では、第2の発泡性材料は、3種の発泡性材料の中で最も小さい発泡速度を有する。
好ましくは、第3の発泡性材料は、第2の発泡性材料の表面に配置される1又は2以上の別個の小片である。好ましくは、第3の発泡性材料は、第2の発泡性材料の表面に配置される複数の小片である。或いは、第3の発泡性材料は、第2の発泡性材料の表面に配置される単一の小片として提供されてもよく;例えば、第3の発泡性材料は、第2の発泡性材料を少なくとも部分的に包むことができる。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、第2の発泡性材料を完全に包む。本明細書で使用する場合、「第2の発泡性材料の表面に配置される」とは、第3の発泡性材料が第2の発泡性材料の外面に付着するか、又は、第3の発泡性材料が第2の発泡性材料によって完全には覆われないように第2の発泡性材料中に部分的に埋め込まれることを意味する。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、少なくとも炭酸塩及び有機酸性化剤を含む。
いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸アンモニウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウムである。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、有機酸及び/又は二酸である。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酢酸、シュウ酸、グルタル酸、マロン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、クエン酸である。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、酒石英である。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、第3の発泡性材料に対して約50〜約80重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約55〜約80重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約60〜約75重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約65〜約75重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、第3の発泡性材料に対して約65〜約70重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、第3の発泡性材料に対して約70〜約75重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、第3の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約20〜約30重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約20〜約25重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料の組成は、第1の発泡性材料の組成と実質的に同じである(即ち、第1及び第3の発泡性材料は別個であるが、実質的に同じ量で実質的に同じ構成成分を含む)。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料の組成は、第1の発泡性材料の組成と同じである。そのような実施形態では、第3の発泡性材料の発泡速度は、第2の発泡性材料の発泡速度より大きい。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品の第3の発泡性材料は、界面活性剤を含む。界面活性剤は、皮膚との接触に適していることが当技術分野で公知の界面活性剤から主に選択され得る。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン、ラウリルベタイン、ラウレス−4、及びそれらの混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウムである。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウリルベタインである。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウムとラウリルベタインとの混合物である。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、第3の発泡性材料に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約0.1〜約3重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約0.5〜約2.5重量%の量の界面活性剤(ラウレス硫酸ナトリウムとラウリルベタインとの混合物など)を含む。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品の第3の発泡性材料は、有機酸性化剤に加えて酒石英を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、有機酸性化剤に加えて、第3の発泡性材料に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約0.1〜約4重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約0.5〜約3重量%の量、例えば、第3の発泡性材料に対して約1〜約2重量%の量の酒石英を含む。
驚くべきことに、第3の発泡性材料を供給すると、第2の発泡性材料中のアルギン酸塩によって生成されたゲルが、製品が入れられている水域全体により効率的に分散されることが分かった。特に、第3の発泡性材料が1又は2以上の別個の小片で第2の発泡性材料の表面に配置されている場合、第3の発泡性材料は、第2の発泡性材料中のアルギン酸塩によって形成されたゲルを水に最初に分散させるのに役立ち得る。続いて、水が第2の発泡性材料層に浸透すると、第1の発泡性材料がより急速に発泡し、それによって、形成されたゲルが水全体にさらに押し出される。さらに、第1の発泡性材料によって生成された急速な発泡は、水を介して製品を前進させて、水域全体にゲルを効率的に分散させることができる。
固体化粧用製品
第1の発泡性材料及び第2の発泡性材料を組み合わせて、本発明による固体化粧用製品を調製する。固体化粧用製品は、当然、第1の発泡性材料及び第2の発泡性材料に加えて構成成分を含有することができる。しかし、いくつかの実施形態では、界面活性剤製品は、第1の発泡性材料及び第2の発泡性材料からなる。
第1の発泡性材料及び第2の発泡性材料を任意の適切な比で組み合わせて、所望の固体化粧用製品を提供することができる。第1の発泡性材料と第2の発泡性材料との好ましい比(重量基準)は、90:10〜10:90、80:20〜20:80、70:30〜30:70、60:40〜40:60、55:45〜45:55、及びおよそ50:50である。代替の実施形態では、第1の発泡性材料と第2の発泡性材料との比(重量基準)は、約90:10〜約50:50、例えば、約80:20〜約60:40、例えば、約70:30〜約60:40である。
当業者は、第1及び第2の発泡性材料に基づくこれらの材料の比及び量に基づいて製品を容易に調製することができる。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約10〜約60重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約15〜約50重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約20〜約40重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約20〜約35重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約20〜約30重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約20〜約90重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約20〜約85重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約30〜約85重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約40〜約85重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約50〜約85重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約60〜約80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約60〜約70重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約20重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約10〜約20重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約1〜約10重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約5〜約7重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約20〜約50重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約30〜約40重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約25重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約10〜約20重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約0.5〜約25重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約1〜約20重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約5〜約15重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約0.5〜約15重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約1〜約10重量%の量のカルシウム塩(乳酸カルシウムなど)を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約20重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含み、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約1〜約10重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含み、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約20〜約50重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含み、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約25重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含み、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約0.5〜約25重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)を含む。
固体化粧用製品の構成成分は、最終製品が1g/cm未満の密度を有し、そのために水に浮かぶ、又は1g/cm超の密度を有し、そのために水に沈むように選択することができる。浮かぶ製品は、水面を横切って移動する傾向がある。これは、本明細書に記載するようにゲル及び泡のパターンを生成する。沈む製品は、「間欠泉」又は「渦巻」効果をもたらす傾向がある。好ましくは、固体化粧用製品は、1g/cm未満の密度を有する。
上述のように、いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、水と接触すると発泡する能力がある第3の発泡性材料をさらに含み、第3の発泡性材料は、第1及び第2の発泡性材料とは異なる。これらの実施形態では、第3の発泡性材料は、上で定義した通りである。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約1〜約30重量%の量の第3の発泡性材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約1〜約20重量%の量の第3の発泡性材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約5〜約15重量%の量の第3の発泡性材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約10〜約15重量%の量の第3の発泡性材料を含むことができる。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、
(i)固体化粧用製品に対して約10〜約60重量%の量の第1の発泡性材料;
(ii)固体化粧用製品に対して約20〜約85重量%の量の第2の発泡性材料;及び
(iii)固体化粧用製品に対して約5〜約30重量%の量の第3の発泡性材料
を含む。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、
(i)固体化粧用製品に対して約15〜約35重量%の量の第1の発泡性材料;
(ii)固体化粧用製品に対して約60〜約80重量%の量の第2の発泡性材料;及び
(iii)固体化粧用製品に対して約5〜約20重量%の量の第3の発泡性材料
を含む。
いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約10重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約6〜約8重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約1〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約2〜約4重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約20重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含み、第1の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約1〜約10重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含み、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約20〜約50重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含み、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約25重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含み、第2の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約0.5〜約25重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)を含み、第3の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約5〜約10重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)を含み、第3の発泡性材料は、固体化粧用製品に対して約1〜約5重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など)を含む。
本発明の固体化粧用製品はまた、1又は2以上の化粧用として許容される添加剤を含むことができる。当業者は、そのような組成物中への組み込みに適した、化粧用として許容される添加剤の範囲を承知している。フルーツ及びハーブの抽出物及びジュース、植物油並びに精油はすべて組成物に適合する。天然由来及び合成の両方の色を使用して、界面活性剤製品を着色することができる。炭酸ナトリウムも組成物に組み込むことができる。
いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、1又は2以上の化粧用として許容される添加剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、化粧用として許容される添加剤は、保湿剤、界面活性剤、結合剤、充填剤、乳白剤(opacifier)、精油、ビタミン、芳香剤、香料、着色剤、粘土、植物性バター、植物油、フルーツ及び/又はハーブ抽出物、装飾品物、並びにそれらの混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、保湿剤、界面活性剤、結合剤、充填剤、乳白剤、精油、ビタミン、芳香剤、香料、着色剤、粘土、植物性バター、植物油、フルーツ及び/又はハーブ抽出物、装飾品物、並びにそれらの混合物から選択される1又は2以上の化粧用として許容される添加剤を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、保湿剤、界面活性剤、結合剤、充填剤、乳白剤、精油、ビタミン、芳香剤、香料、着色剤、粘土、植物性バター、植物油、フルーツ及び/又はハーブ抽出物、装飾品物、並びにそれらの混合物から選択される1又は2以上の化粧用として許容される添加剤を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、保湿剤、界面活性剤、結合剤、充填剤、乳白剤、精油、ビタミン、芳香剤、香料、着色剤、粘土、植物性バター、植物油、フルーツ及び/又はハーブ抽出物、装飾品物、並びにそれらの混合物から選択される1又は2以上の化粧用として許容される添加剤を含む。
いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、保湿剤を含む。保湿剤は、ハチミツ、グリセリン、ジプロピレングリコール、モノプロピレングリコール、及びそれらの混合物から選択することができる。いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、ジプロピレングリコール、モノプロピレングリコール、及びそれらの混合物から選択される保湿剤をさらに含む。いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約1重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約0.5重量%の量の保湿剤を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、上記の量の保湿剤を含む発泡性材料であり、保湿剤は上述した通りである。
いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約1重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約0.5重量%の量の界面活性剤を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、上記の量の界面活性剤を含む発泡性材料であり、界面活性剤は上述した通りである。
第1の発泡性材料及び第2の発泡性材料(及び、存在する場合、第3の発泡性材料)の各々は、それぞれ独立に着色剤を含有していてもよい。両方(又はすべて)の材料が着色剤を含有している場合、外側の材料における第1の色が使用時に水に分散するように色を選択することができる。水が内部の材料に浸透したとき、第2の色が分散してよい。この第2の色が第1の色と異なる場合、第2の色は第1の色と組み合わさって、水に色の変化をもたらす。いくつかの好ましい実施形態では、発泡性材料の各々は、着色剤を含む。いくつかの好ましい実施形態では、第1の発泡性材料は、第2の発泡性材料とは異なる着色剤を含む。
いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、発泡性材料に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、発泡性材料に対して約0.01〜約3重量%の量の着色剤を含む。いくつかの実施形態では、発泡性材料の各々は、固体化粧用製品中の着色剤の総量が、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%、例えば、固体化粧用製品に対して約0.01〜約3重量%であるような着色剤を含む。
精油は、精油の周知の性質を基に、所望の香料、処置すべき肌質、及び所望の他の効果に基づいて選択される。精油を添加すると、その匂いをかいだとき、気分を変化させることが知られている。例えば、精油は、眠気又は感覚を刺激する効果を生み出すことが知られている。精油を使用することによって、十分に実証された多くの効果を達成することができる。
一実施形態では、固体化粧用製品中に存在する1又は2以上の精油は、タラゴン、レモンマートル、ジャスミン、イランイラン、ラブダナム、レモングラス、ローズオットー、グレープフルーツ、パチョリ、ローズマリー、アルモアズ、レモン、ネロリ、スイートバイオレット、ラベンダー、オレンジ50フォールド(Orange 50 fold)、バニラ、ペパーミント、ベンゾイン、アジサイ、リツェアクベバ、カルダモン、トンカ、及びカモミールブルーから選択される。一実施形態では、固体化粧用製品中に存在する1又は2以上の精油は、タラゴン、レモンマートル、ラブダナム、及びレモンから選択される。
いくつかの実施形態では、発泡性材料のうちのいずれか1つは、発泡性材料に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、発泡性材料に対して約0.1〜約4重量%の量、例えば、発泡性材料に対して約0.5〜約2.5重量%の量、例えば、発泡性材料に対して約0.5〜約2重量%の量、例えば、第1の発泡性材料に対して約1〜約2重量%の量の香料を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の発泡性材料は、前述の量の香料を含む。いくつかの実施形態では、第2の発泡性材料は、前述の量の香料を含む。いくつかの実施形態では、第3の発泡性材料は、前述の量の香料を含む。いくつかの好ましい実施形態では、発泡性材料の各々は、固体化粧用製品中の香料の総量が、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%、例えば、固体化粧用製品に対して約0.5〜約2重量%、例えば、固体化粧用製品に対して約1〜約2重量%の量であるような香料を含む。
ビタミン、特に、B、C、及びEは、皮膚に非常に有益である。コムギ胚芽油などのビタミンを豊富に含む成分も、ビタミンを皮膚に送達するために使用することができる。一実施形態では、ビタミンは、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、及びそれらの混合物から選択される。ビタミンは任意の適切な供給源から供給されてもよいことを、当業者なら理解されよう。例えば、ビタミンは、合成供給源から、又は天然材料などのビタミン含有量の多い材料を固体化粧用製品に組み込むことによって、供給されてもよい。
本発明における成分は、化粧品用保存剤を必要としない。化粧品用保存剤の使用は、皮膚に炎症を起こさせる可能性を増大させ得る。
固体化粧用製品中に存在してよい装飾品物としては、光沢材、ライスペーパーなどの紙、スパンコール、乾燥した若しくは新鮮な花、乾燥した若しくは新鮮なフルーツ、ハーブ、野菜、それらの一部、又はそれらの混合物などの品物が挙げられる。ポッピングキャンディーなど、他の強化材料も組み込むことができる。これらの装飾品物が、発泡性材料のうちのいずれか1つに含まれていてもよい。好ましくは、これらの装飾品物は、第2の発泡性材料に含まれる。
上記の範囲は、構成成分の各々の好ましい量を提供する。これらの範囲の各々は、単独で用いるか、又は1若しくは2以上の他の構成成分の範囲と組み合わせて、本発明の好ましい態様を提供することができる。
方法
本明細書で論じるように、本発明は、(i)第1の発泡性材料、及び(ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料を含む固体化粧用製品を製造する方法であって、各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、第1の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を包んでおり、方法が、
(i)第1の発泡性材料を調製するステップと;
(ii)第1の発泡性材料を第2の発泡性材料で包むステップと
を含む、方法を提供する。
好ましくは、ステップ(i)の第1の発泡性材料は所定の形状に固まる。第1の発泡性材料を、例えば材料を型に入れることによって、所定の形状に固まらせることができる。ステップ(i)の発泡性材料が固まった後、第2の発泡性材料を、固体の第1の発泡性材料を包むようにその周りに配置する。ステップ(ii)の発泡性材料も所定の形状に通常固まる;例えば、ステップ(ii)の発泡性材料を所定の形状に固まらせる。可能な形状としては、球体、半球体、立方体、直方体、錐体及び円錐体が挙げられる。
本発明の化粧用製品の形状は、限定されていない。化粧用製品は、審美的に心地よい及び/又は製品の使用を助ける形状を備えることができる。例えば、化粧用製品は、それが使用者に人間工学的に許容される形状で固まるように製造することができる。したがって、本発明の方法の一実施形態では、ステップ(i)及び/又はステップ(ii)の混合物を、型に押し込み、固まらせて、次いで出して、化粧用製品を製造する。
上述のように、化粧用製品は、第3の発泡性材料をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、
(iii)第3の発泡性材料を1又は2以上の小片で調製するステップと;
(iv)第3の発泡性材料の1又は2以上の小片を第2の発泡性材料の表面につけるステップと
をさらに含む。
いくつかの実施形態では、ステップ(iii)は、第3の発泡性材料を複数の小片で調製し、ステップ(iv)において、この複数の小片を第2の発泡性材料の表面に各々つける。好ましくは、第3の発泡性材料の1又は2以上の小片を、第2の発泡性材料の外面に付着させる。好ましくは、第3の発泡性材料が第2の発泡性材料によって完全には覆われないが第3の発泡性材料が第2の発泡性材料内に少なくとも部分的に埋め込まれるように、第3の発泡性材料の1又は2以上の小片を第2の発泡性材料の外面につける。
本明細書に記載するように、化粧用製品は、1又は2以上の化粧用として許容される添加剤をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、ステップ(i)及び/又はステップ(ii)の混合物を、上で定義した1又は2以上の化粧用として許容される添加剤と組み合わせるステップをさらに含む。
包まれる発泡性材料は、単一の別個の材料として提供される必要がないことが想定されている。包まれる第1の発泡性材料は、第2の発泡性材料によって囲まれる、材料の「ポケット」として存在してもよく、又は第1の発泡性材料は、第2の発泡性材料の単一の塊中に分散していてもよい。これはエマルションに例えることができる。したがって、一例では、第1の発泡性材料は、材料をいくつかの球体として提供することができる。第1の発泡性材料のこれらの球体は、第2の発泡性材料の単一の塊によって包まれる。
固体化粧用製品
代替の態様では、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩を含む固体化粧用製品を提供する。
当業者が理解しているように、この固体化粧用製品は発泡性製品である。好ましくは、固体化粧用製品は、製品が水に急速に溶解するような発泡速度を有する。製品が水中で急速に泡立つので、これは使用者に体感の向上をもたらす。好ましくは、固体化粧用製品は、製品が水を介して移動するのに十分な発泡速度を有する。これにより、形成されたゲルを水全体に分散させることが可能になる。
したがって、いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、約37℃の温度(典型的な入浴温度)で少なくとも約0.1g/秒、より好ましくは少なくとも約0.2g/秒、より好ましくは少なくとも約0.25g/秒、より好ましくは少なくとも約0.3g/秒、より好ましくは少なくとも約0.35g/秒の溶解速度を有する。
いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸アンモニウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウムである。いくつかの好ましい実施形態では、炭酸塩は、炭酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、有機酸及び/又は二酸である。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酢酸、シュウ酸、グルタル酸、マロン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、クエン酸である。いくつかの好ましい実施形態では、有機酸性化剤は、酒石英である。
いくつかの実施形態では、炭酸塩は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸アンモニウム、及びそれらの混合物から選択される。好ましくは、炭酸塩は、重炭酸ナトリウムである。いくつかの実施形態では、炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど)は、固体化粧用製品に対して約40〜約70重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約45〜約65重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約50〜約60重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、有機酸性化剤は、酒石酸、酒石英、クエン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、マレイン酸、酢酸、シュウ酸、及びそれらの混合物から選択される。好ましくは、有機酸性化剤は、クエン酸である。いくつかの実施形態では、有機酸性化剤(クエン酸など)は、固体化粧用製品に対して約15〜約30重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約20〜約30重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約20〜約25重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、アルギン酸塩は、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される。好ましくは、アルギン酸塩は、アルギン酸ナトリウムである。いくつかの実施形態では、アルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)は、固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約1〜約15重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約5〜約15重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、カルシウム塩は、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸乳酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される。好ましくは、カルシウム塩は、乳酸カルシウムである。いくつかの実施形態では、カルシウム塩(乳酸カルシウムなど)は、固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約1〜約15重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約5〜約15重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、アルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど)及びカルシウム塩(乳酸カルシウムなど)を約10:1〜約1:10、例えば約5:1〜約1:5、例えば約2:1〜約1:2、例えばおよそ1:1の重量比で含む。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、アルギン酸ナトリウム及び乳酸カルシウムを約5:1〜約1:5、例えば約2:1〜約1:2、例えばおよそ1:1の重量比で含む。
いくつかの好ましい実施形態では、固体化粧用製品は、
(a)重炭酸ナトリウム;
(b)クエン酸;
(c)アルギン酸ナトリウム;及び
(d)乳酸カルシウム
を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、固体化粧用製品は、
(a)固体化粧用製品に対して約40〜約70重量%の量の炭酸塩;
(b)固体化粧用製品に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤;
(c)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のアルギン酸塩;及び
(d)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のカルシウム塩
を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、固体化粧用製品は、
(a)固体化粧用製品に対して約40〜約70重量%の量の重炭酸ナトリウム;
(b)固体化粧用製品に対して約15〜約30重量%の量のクエン酸;
(c)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のアルギン酸ナトリウム;及び
(d)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量の乳酸カルシウム
を含む。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、1又は2以上の化粧用として許容される添加剤をさらに含む。いくつかの実施形態では、1又は2以上の化粧用として許容される添加剤は、本明細書に記載する通りである。いくつかの実施形態では、1又は2以上の化粧用として許容される添加剤は、保湿剤、界面活性剤、結合剤、充填剤、乳白剤、精油、ビタミン、芳香剤、香料、着色剤、粘土、植物性バター、植物油、フルーツ及び/又はハーブ抽出物、装飾品物、並びにそれらの混合物からなる群から選択される。これらの添加剤の各々は、本明細書で定義する通りである。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、保湿剤をさらに含む。保湿剤は、ハチミツ、グリセリン、ジプロピレングリコール、モノプロピレングリコール、及びそれらの混合物から選択されてもよい。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、ジプロピレングリコール、モノプロピレングリコール、及びそれらの混合物から選択される保湿剤をさらに含む。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約2.5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.25〜約1重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.25〜約0.75重量%の量の保湿剤(ジプロピレングリコール及び/又はモノプロピレングリコールなど)をさらに含む。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、界面活性剤をさらに含む。界面活性剤は、皮膚との接触に適していることが当技術分野で公知の界面活性剤から主に選択され得る。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドジエタノールアミン、ラウリルベタイン、ラウレス−4、及びそれらの混合物からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウムである。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウリルベタインである。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、ラウレス硫酸ナトリウムとラウリルベタインとの混合物である。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.05〜約2.5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約1重量%の量の界面活性剤(ラウレス硫酸ナトリウムとラウリルベタインとの混合物など)をさらに含む。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、有機酸性化剤に加えて酒石英をさらに含む。いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、有機酸性化剤に加えて、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約1重量%の量の酒石英をさらに含む。
精油は、精油の周知の性質を基に、所望の香料、処置すべき肌質、及び所望の他の効果に基づいて選択される。精油を添加すると、その匂いをかいだとき、気分を変化させることが知られている。例えば、精油は、眠気又は感覚を刺激する効果を生み出すことが知られている。精油を使用することによって、十分に実証された多くの効果を達成することができる。
一実施形態では、固体化粧用製品中に存在する1又は2以上の精油は、タラゴン、レモンマートル、ジャスミン、イランイラン、ラブダナム、レモングラス、ローズオットー、グレープフルーツ、パチョリ、ローズマリー、アルモアズ、レモン、ネロリ、スイートバイオレット、ラベンダー、オレンジ50フォールド、バニラ、ペパーミント、ベンゾイン、アジサイ、リツェアクベバ、カルダモン、トンカ、及びカモミールブルーから選択される。一実施形態では、固体化粧用製品中に存在する1又は2以上の精油は、タラゴン、レモンマートル、ラブダナム、及びレモンから選択される。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.1〜約4重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.5〜約2重量%の量の香料をさらに含む。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は、固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量、例えば、固体化粧用製品に対して約0.01〜約3重量%の量の着色剤をさらに含む。
ビタミン、特に、B、C、及びEは、皮膚に非常に有益である。コムギ胚芽油などのビタミンを豊富に含む成分も、ビタミンを皮膚に送達するために使用することができる。一実施形態では、ビタミンは、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、及びそれらの混合物から選択される。ビタミンが、適切な任意の供給源から供給されてもよいことを当業者なら理解されよう。例えば、ビタミンは、合成供給源から、又は天然材料などのビタミン含有量の多い材料を固体化粧用製品に組み込むことによって、供給されてもよい。
本発明における成分は、化粧品用保存剤を必要としない。化粧品用保存剤の使用は、皮膚に炎症を起こさせる可能性を増大させ得る。
固体化粧用製品中に存在してよい装飾品物としては、光沢材、ライスペーパーなどの紙、スパンコール、乾燥した若しくは新鮮な花、乾燥した若しくは新鮮なフルーツ、ハーブ、野菜、それらの一部、又はそれらの混合物などの品物が挙げられる。ポッピングキャンディーなど、他の強化材料も組み込むことができる。これらの装飾品物が、発泡性材料のうちのいずれか1つに含まれていてもよい。好ましくは、これらの装飾品物は、第2の発泡性材料に含まれる。
いくつかの好ましい実施形態では、固体化粧用製品は、
(a)固体化粧用製品に対して約40〜約70重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど);
(b)固体化粧用製品に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など);
(c)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど);
(d)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のカルシウム塩(乳酸カルシウムなど);及び
(e)固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量の香料
を含む。
いくつかの好ましい実施形態では、固体化粧用製品は、
(a)固体化粧用製品に対して約40〜約70重量%の量の炭酸塩(重炭酸ナトリウムなど);
(b)固体化粧用製品に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤(クエン酸など);
(c)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のアルギン酸塩(アルギン酸ナトリウムなど);
(d)固体化粧用製品に対して約0.1〜約20重量%の量のカルシウム塩(乳酸カルシウムなど);
(e)固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量の香料;及び
(f)固体化粧用製品に対して約0.01〜約5重量%の量の着色剤
を含む。
本発明のこの第4の態様による固体化粧用製品は、本発明の第1の態様に関して上述したような全固体化粧用製品を構成することができる。言い換えると、本発明のこの第4の態様による固体化粧用製品は、本発明の第1の態様に関して記載したように、第1及び第2の発泡性材料並びに任意の第3の発泡性材料の凝集体である全固体化粧用製品を構成することができる。このような実施形態では、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩の各々の量は、この第4の態様に関して上で定義した通りであり、全固体化粧用製品(即ち、第1及び第2の発泡性材料並びに任意の第3の発泡性材料の組合せ)に基づく。
或いは、この第4の態様の固体化粧用製品は、本発明の第1の態様に関して上で定義した第2の発泡性材料を構成してもよい。このような実施形態では、固体化粧用製品中の(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩の各々の量は、第2の発泡性材料に関して上述した通りである。
上記の範囲は、構成成分の各々の好ましい量を提供する。これらの範囲の各々は、単独で用いるか、又は1若しくは2以上の他の構成成分の範囲と組み合わせて、本発明の好ましい態様を提供することができる。
方法
本発明のさらなる態様によれば、(a)炭酸塩;(b)有機酸性化剤;(c)アルギン酸塩;及び(d)カルシウム塩を含む固体化粧用製品を製造する方法であって、
(i)炭酸塩、有機酸性化剤、アルギン酸塩、及びカルシウム塩を接触させるステップと;
(ii)得られた組成物を固めるステップと
を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、固体化粧用製品は所定の形状に固まる。固体化粧用製品を、例えば組成物を型に導入することによって、所定の形状に固まらせることができる。可能な形状としては、球体、半球体、立方体、直方体、錐体及び円錐体が挙げられる。
本発明の化粧用製品の形状は、限定されていない。化粧用製品は、審美的に心地よい及び/又は製品の使用を助ける形状を備えることができる。例えば、化粧用製品は、それが使用者に人間工学的に許容される形状で固まるように製造することができる。したがって、本発明の方法の一実施形態では、ステップ(i)の混合物を、型に押し込み、固まらせて、次いで出して、化粧用製品を製造する。
方法
本発明の一態様では、使用者の皮膚を、本明細書で定義した固体化粧用製品が溶解した、又は本明細書で定義した固体化粧用製品が溶解している水と接触させることを含む方法を提供する。典型的な方法では、許容される温度で浴槽に水を流し込む。使用者は自分の身体を水に浸し、使用者が自分の身体を浸す前又は後に固体化粧用製品を水に落とす。次いで、使用者は、水面上の又はそれが水面下で発泡する際の製品の効果を見ることができる。次いで、使用者は、水中で入浴することができる。
[実施例]
次に、本発明を以下の非限定的な実施例を参照して説明する。
以下の組成を有する固体化粧用製品を調製した。
第1の発泡性材料(20%):
Figure 2020534248
第2の発泡性材料(65%):
Figure 2020534248
第3の発泡性材料(15%):
Figure 2020534248
固体化粧用製品は以下のように調製した:
1.第1の発泡性材料は以下のように調製した:
a.香料及び着色剤を重炭酸ナトリウム粉末に分散させた
b.クエン酸粉末を得られた混合物と接触させ、混合物を第1の型に押し込んだ
2.第3の発泡性材料は以下のように調製した:
a.重炭酸ナトリウムを、酒石英、界面活性剤(ラウレス硫酸ナトリウム)、着色剤、及び香料と混合した
b.クエン酸粉末を得られた混合物と接触させた
c.混合物を複数の小片に分割し、第2の型に入れた
3.第2の発泡性材料は以下のように調製した:
a.重炭酸ナトリウムを、着色剤、香料、及びアルギン酸ナトリウムと混合した
b.クエン酸粉末を得られた混合物と接触させた
4.次いで、第1の発泡性材料を型から取り出し、調製した第2の発泡性材料をその周りに押し付け、第3の発泡性材料の小片が既にその中に入っている第2の型に入れた
5.製品が硬化したら、型から取り出した。
第1の発泡性材料(22.5%):
Figure 2020534248
第2の発泡性材料(67.5%):
Figure 2020534248
第3の発泡性材料(10%):
Figure 2020534248
製品を調製するための方法は、実施例1に関して上で列挙した通りとした。
第1の発泡性材料(25%):
Figure 2020534248
第2の発泡性材料(60%):
Figure 2020534248
第3の発泡性材料(15%):
Figure 2020534248
製品を調製するための方法は、実施例1に関して上で列挙した通りとした。
本発明の範囲及び趣旨から逸脱しない、本発明の様々な改変形態及び変更形態は、当業者には明らかである。本発明を特に好ましい実施形態に関して説明してきたが、特許請求した本発明は、こうした特定の実施形態に必要以上に限定されるべきではないことを理解されたい。実際、化学、生物学又は関連する分野の当業者にとって明らかである、記載された本発明を実施するための様式に対する様々な改変形態は、以下の特許請求の範囲内にあることが意図される。

Claims (34)

  1. (i)第1の発泡性材料、及び
    (ii)アルギン酸塩を含有する第2の発泡性材料
    を含む固体化粧用製品であって、
    前記各発泡性材料が、水と接触すると発泡する能力があり、
    前記第1の発泡性材料の発泡速度が、前記第2の発泡性材料の発泡速度より大きく、
    前記第1及び第2の発泡性材料が、互いに異なり、
    前記第2の発泡性材料が、前記第1の発泡性材料を包んでいる、前記固体化粧用製品。
  2. 第2の発泡性材料が、第1の発泡性材料を完全に包んでいる、請求項1に記載の固体化粧用製品。
  3. アルギン酸塩が、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項1又は2に記載の固体化粧用製品。
  4. 第2の発泡性材料が、前記第2の発泡性材料に対して約5〜約25重量%の量のアルギン酸塩を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  5. 第1の発泡性材料及び第2の発泡性材料が各々、炭酸塩及び有機酸性化剤を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  6. 炭酸塩が、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項5に記載の固体化粧用製品。
  7. 有機酸性化剤が、酒石酸、酒石英、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される、請求項5又は6に記載の固体化粧用製品。
  8. 第1の発泡性材料が、前記第1の発泡性材料に対して約50〜約80重量%の量の炭酸塩、及び前記第1の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤を含む、請求項1〜7のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  9. 第2の発泡性材料が、前記第2の発泡性材料に対して約35〜約60重量%の量の炭酸塩、及び前記第2の発泡性材料に対して約15〜約30重量%の量の有機酸性化剤を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  10. 第1の発泡性材料が、固体化粧用製品に対して約10〜約60重量%の量で存在する、請求項1〜9のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  11. 第2の発泡性材料が、固体化粧用製品に対して約20〜約85重量%の量で存在する、請求項1〜10のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  12. 水と接触すると発泡する能力がある第3の発泡性材料をさらに含み、前記第3の発泡性材料が、第1及び第2の発泡性材料とは異なる、請求項1〜11のいずれかに記載の固体化粧用組成物。
  13. 第3の発泡性材料が、第2の発泡性材料の表面に配置される1又は2以上の別個の小片である、請求項12に記載の固体化粧用製品。
  14. 第2の発泡性材料の発泡速度が、第3の発泡性材料の発泡速度より大きい、請求項12又は13に記載の固体化粧用製品。
  15. 第3の発泡性材料の発泡速度が、第2の発泡性材料の発泡速度より大きい、請求項12又は13に記載の固体化粧用製品。
  16. 第3の発泡性材料が、固体化粧用製品に対して約1〜約30重量%の量で存在する、請求項12〜15のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  17. 発泡性材料のうちのいずれか1つが、カルシウム塩を含む、請求項1〜16のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  18. カルシウム塩が、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸乳酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項17に記載の固体化粧用製品。
  19. カルシウム塩が、発泡性材料に対して約5〜約15重量%の量で存在する、請求項17又は18に記載の固体化粧用製品。
  20. カルシウム塩が、第2の発泡性材料中に存在する、請求項17〜19のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  21. 1g/cm未満の密度を有する、請求項1〜20のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  22. 発泡性材料のうちのいずれか1つが、保湿剤、界面活性剤、結合剤、充填剤、乳白剤、精油、ビタミン、芳香剤、香料、着色剤、粘土、植物性バター、植物油、フルーツ及び/又はハーブ抽出物、装飾品物、並びにそれらの混合物から選択される少なくとも1種の構成成分を含む、請求項1〜21のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  23. 請求項1〜22のいずれかに記載の固体化粧用製品を製造する方法であって、
    (i)第1の発泡性材料を調製するステップと;
    (ii)前記第1の発泡性材料を第2の発泡性材料で包むステップと
    を含む、前記方法。
  24. 第1の発泡性材料及び/又は第2の発泡性材料を所定の形状に固まらせる、請求項23に記載の方法。
  25. (iii)第3の発泡性材料を1又は2以上の小片に調製するステップと;
    (iv)前記第3の発泡性材料の1又は2以上の小片を第2の発泡性材料の表面につけるステップと
    をさらに含む、請求項23又は24に記載の方法。
  26. 請求項23〜25のいずれかに記載の方法によって得られた又は得ることができる製品。
  27. (a)炭酸塩;
    (b)有機酸性化剤;
    (c)アルギン酸塩;及び
    (d)カルシウム塩
    を含む固体化粧用製品。
  28. 炭酸塩が、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項27に記載の固体化粧用製品。
  29. 有機酸性化剤が、酒石酸、酒石英、クエン酸、及びそれらの混合物から選択される、請求項27又は28に記載の固体化粧用製品。
  30. アルギン酸塩が、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項27〜29のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  31. カルシウム塩が、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸乳酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項27〜30のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  32. アルギン酸塩及びカルシウム塩が、約5:1〜約1:5の重量比で存在する、請求項27〜31のいずれかに記載の固体化粧用製品。
  33. 実質的に、実施例を参照して本明細書に定義されている通りの、固体化粧用製品。
  34. 実質的に、実施例を参照して本明細書に定義されている通りの、方法。
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