JP2572691B2 - 複合粉体及びこれを含有する入浴剤組成物 - Google Patents
複合粉体及びこれを含有する入浴剤組成物Info
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Description
びさらっとした感触を向上させる作用を有し、かつ溶解
性に優れ、浴湯に白い塊を生じない人工ミョウバン泉を
調製することのできる入浴剤組成物に関する。
される硫酸アルミニウム塩は、古くから温泉におけるミ
ョウバン泉の成分として知られており、その作用は発汗
を抑制し、収斂作用により肌をさっぱり、さらっとした
感じにすることが知られている。
むため、種々の温泉成分を配合した入浴剤が開発されて
おり、人工ミョウバン泉としての入浴剤の開発も試みら
れている。しかしながら、人工ミョウバン泉を調製すべ
く硫酸アルミニウム塩を配合した場合、硫酸アルミニウ
ム塩が、入浴剤配合成分である他の水溶性無機塩と反応
し、浴湯溶解時に白い水不溶の粒子又は塊を生じ、浴湯
の外観を損ねてしまう。またこの塊は固い粒子となるた
め、肌への感触も悪くなる。さらにこれを炭酸塩と中和
剤からなる発泡性の入浴剤に配合した場合には、さらに
大きな白い水不溶の塊が発生するとともに、白い塊が発
泡時の炭酸ガスを含むために浴湯上に浮き、凝集物を形
成するため、極めて外観が悪くなるという欠点があっ
た。
泉を調製するためには、硫酸アルミニウム塩が他の水溶
性無機塩と共存しても水不溶物を形成しないようにする
必要があり、その手段としては、浴湯のpHを4以下の強
酸性とするか、又は10.5以上の強アルカリ性とするよう
な処方が考えられる。
は強アルカリ性にすると、皮膚をいためるのみならず、
浴槽、風呂釜をいためる結果となり、一般の家庭に普及
させることは困難である。
は、溶解性に優れ、かつ皮膚、風呂釜等をいためること
のない人工ミョウバン泉とすることができる入浴剤組成
物を提供することにある。
明者らは鋭意研究を行った結果、硫酸アルミニウム塩を
水溶性の高分子で処理した複合粉体を配合した入浴剤組
成物が、上記欠点のない人工ミョウバン泉となることを
見い出し、本発明を完成した。
ルミニウム塩を含有する複合粉体及びこれを含有する入
浴剤組成物を提供するものである。
しては、特に限定されるものではないが、硫酸アルミニ
ウム、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸ナトリウムアル
ミニウム、アンモニウムミョウバン等が好ましい。
しては、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニ
ルアルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロース
(CMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロ
キシプロピルセルロース(HPC)、アラビアガム、ゼ
ラチン、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム等が好ま
しい。これら水溶性高分子は1種又は2種以上を混合し
てもよく、使用量は硫酸アルミニウム塩に対し、0.1 〜
20重量倍、特に1〜10重量倍とすることが好まし
い。
塩を含有する複合粉体(以下、本発明粉体という)を製
造する方法は、特に限定されないが、水溶性高分子を直
接もしくは少量の水を加えて加熱溶解し、ここに硫酸ア
ルミニウム塩を加えて加熱混合し、冷却後粉砕する方法
が好ましい。
の優れた溶解性を有し、入浴剤組成物に配合することが
できる。本発明粉体は1種又は2種以上を混合して用い
ることができ、その入浴剤組成物への配合量は硫酸アル
ミニウム塩として 0.1〜20重量%が好ましい。
せしめるのみでも良いが、さらに通常入浴剤に配合され
る成分を含有せしめてもよい。この成分としては、重
曹、炭酸ナトリウム、芒硝、イオウ、ソウジュツ、ビャ
クジュツ、塩化ナトリウム、カノコソウ、ケイガイ、コ
ウボク、センキュウ、トウヒ、トウキ、dl−メントー
ル、l−メントール、ハッカ油、湯の花、色素、グリセ
リン、硫化カリウム、硫化ナトリウム、ジャスミン、酸
化カルシウム、エタノール、d−カンフル、dl−カンフ
ル、ショウキョウ末、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、
硝酸カルシウム、亜硫化鉄、メタケイ酸、カゼイン、無
水ケイ酸、中性白土、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、
ハッカ葉、オウゴン、サンシシ、ブクリョウ、ドクカ
ツ、ショウブ、ガイヨウ、マツブサ、ビャクシ、ジュウ
ヤク、ヒノキ油、橙皮油、サリチル酸メチル、竜脳、チ
オ硫酸ナトリウム、テレビン油、カリ石鹸、リン酸水素
カルシウム、ステアリルアルコール、サリチル酸ナトリ
ウム、臭化カリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウ
ム、硫酸鉄、消石灰、ケイヒ油、ベルガモット油、菖蒲
油、パイン油、ラベンダー油、ヌカ油、米ヌカエキス、
オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、
プロピレングリコール、人工カルルス塩、サフラン、オ
ウバクエキス、デキストリン、過マンガン酸カリウム、
リン酸ナトリウム、ウイキョウ、チンピ、卵黄末、カン
皮末、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、水酸
化ナトリウム、雲母末、カミツレ、脱脂粉乳等が挙げら
れる。さらに、発泡性の入浴剤の場合には、上記入浴剤
成分を始め、他に発泡成分として、セスキ炭酸ナトリウ
ム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム、炭酸カリウム等の炭酸塩と中和剤としてコハク
酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン酸、ピロリ
ドンカルボン酸、リン酸、アミノ酸、フマル酸等の水溶
性で固体の酸を配合せしめることもできる。
り混合して粉末状、顆粒状等とすることができ、さらに
必要により打錠して錠剤とすることもできる。
り、さらっとした感触を付与するとともに、白い水不溶
性粒子又は塊が生じないため、肌への不快感、外観の悪
化がなく、しかも浴槽、風呂釜を傷めない、優れた人工
ミョウバン泉の入浴剤である。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 複合粉体(ミョウバン処理物)の製造: ポリエチレングリコール(平均分子量6000,PEG
6000)を600g加熱ジャケット付1l卓上ニーダ
ーに入れ、80℃の温水を循環しながら加熱溶解する。
次にミョウバン200gを加えて20分間に加熱混合す
る。その後、混合しながら、冷水(室温)を循環させ、
加熱溶融物を冷却混合する。得られた冷却物をミキサー
にて粉砕し、710μm 全通のミョウバン処理物を得
た。 実施例2 複合粉体(硫酸アルミニウム処理物)の製造: PEG6000を500g加熱ジャケット付1l卓上ニ
ーダーに入れ、80℃の温水を循環しながら加熱溶解す
る。次に硫酸アルミニウム100gを加えて20分間に
加熱混合する。その後、混合しながら冷水(室温)を循
環させ、加熱溶融物を冷却混合する。得られた冷却物を
ミキサーにて粉砕し、710μm 全通の硫酸アルミニウ
ム処理物を得た。
入浴時又は後の肌の感触等を専門パネラーにより評価し
た。結果を表1に示す。なお、入浴剤は180lの温湯
に50g/1回を添加しミョウバン又は硫酸アルミニウ
ムとしては3g/1回となるようにした。
るミョウバン、硫酸アルミニウムの優れた溶解性を示
し、且つ入浴時及び入浴後の肌感触がさっぱり、さらっ
とした感触の人工ミョウバン泉であることが確認され
た。
Claims (2)
- 【請求項1】 水溶性高分子と硫酸アルミニウム塩を含
有する複合粉体。 - 【請求項2】 請求項1記載の複合粉体を含有する入浴
剤組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26950191A JP2572691B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合粉体及びこれを含有する入浴剤組成物 |
EP92117622A EP0537737A1 (en) | 1991-10-17 | 1992-10-15 | Bath composition |
US07/962,723 US5370867A (en) | 1991-10-17 | 1992-10-19 | Bath composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26950191A JP2572691B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合粉体及びこれを含有する入浴剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105623A JPH05105623A (ja) | 1993-04-27 |
JP2572691B2 true JP2572691B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=17473307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26950191A Expired - Fee Related JP2572691B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合粉体及びこれを含有する入浴剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101460547B (zh) * | 2006-06-02 | 2012-07-11 | 株式会社钟化 | 含铝盐树脂粉末、其制造方法、含有该树脂粉末的树脂组合物、磷吸附剂、抗菌剂以及抗霉菌剂 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP26950191A patent/JP2572691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05105623A (ja) | 1993-04-27 |
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