JP2013203297A - 自動車の車体フロア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突荷重でサイドシルの前部が車幅方向内側に倒れるのを防止しながら、ダッシュボードロアおよびフロントフロアパネルの接合線へのダストシーラの塗布を可能にする。
【解決手段】 フロアガセット22でサイドシル11およびフロアフレーム15を接続したので、ナローオフセット前面衝突の衝突荷重がサイドシル11の前端に入力したとき、サイドシル11が車幅方向内側に倒れようとする荷重をフロアガセット22を介してフロアフレーム15に伝達し、フロアガセット22がフロアフレーム15から受ける反力でサイドシル11の倒れを防止することができる。しかもフロアガセット22はダッシュボードロアパネル16の後縁とフロントフロアパネル12の前縁との接合線Lの後方に沿って配置されるので、前記接合線Lがフロアガセット22により覆い隠されるのを防止して該接合線Lへのダストシーラの塗布作業を可能にすることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ダッシュボードロアパネルの後縁とフロントフロアパネルの前縁とを車幅方向に延びる接合線で接続し、前記ダッシュボードロアパネルおよび前記フロントフロアパネルの車幅方向外縁を前後方向に延びるサイドシルに接続し、前後方向に延びるフロアフレームを前記サイドシルよりも車幅方向内側において前記ダッシュボードロアパネルおよび前記フロントフロアパネルの上面に接続した自動車の車体フロア構造に関する。
自動車がナローオフセット前面衝突すると、大きな衝突荷重が左右一方のフロントサイドフレームから左右一方のサイドシルの前部に入力され、サイドシルの前部が車幅方向内側に倒れるように変形して車室空間を狭めてしまう問題がある。
そこで、サイドシルの前端から後方に向かって車幅方向内向側に斜めに延びるダイアゴナルメンバをフロアフレームに接続することで、サイドシルが車幅方向内側に倒れようとする荷重をダイアゴナルメンバを介してフロアフレームに伝達し、ダイアゴナルメンバがフロアフレームから受ける反力でサイドシルの倒れを防止するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2003−237636号公報
ところで、ダッシュボードロアパネルの後縁とフロントフロアパネルの前縁とは車幅方向に延びる接合線で重ね合わされてスポット溶接されるが、溶接点間の隙間から車室内に浸水するのを防止するために、前記接合線にダストシーラを塗布する防水処理が必要となる。
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものは、斜め方向に配置されたダイアゴナルメンバが前記接合線の上方を横切るため、ダイアゴナルメンバが邪魔になってダストシーラの塗布作業が阻害される問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、衝突荷重でサイドシルの前部が車幅方向内側に倒れるのを防止しながら、ダッシュボードロアパネルおよびフロントフロアパネルの接合線へのダストシーラの塗布を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ダッシュボードロアパネルの後縁とフロントフロアパネルの前縁とを車幅方向に延びる接合線で接続し、前記ダッシュボードロアパネルおよび前記フロントフロアパネルの車幅方向外縁を前後方向に延びるサイドシルに接続し、前後方向に延びるフロアフレームを前記サイドシルよりも車幅方向内側において前記ダッシュボードロアパネルおよび前記フロントフロアパネルの上面に接続した自動車の車体フロア構造であって、車幅方向に延びて前記サイドシルおよび前記フロアフレームを接続するフロアガセットを、前記接合線に沿って前記フロントフロアパネルの上面に配置したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記フロアガセットを前記サイドシルの車幅方向内面および前記フロアフレームの上面にボルトで接続したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記フロアガセットは、上壁を構成する第1部材と、下壁、前壁および後壁を構成する第2部材とを接続した閉断面の部材であり、前記上壁の車幅方向外端を上向きに折り曲げた第1接続部を前記サイドシルの車幅方向内面に接続し、前記上壁の車幅方向内端を車幅方向内向きに延長した第2接続部を前記フロアフレームの上面に接続し、前記下壁の車幅方向内端を上向きに折り曲げた側壁を前記フロアフレームの車幅方向外面に対峙させたことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記側壁の上端を車幅方向内向きに折り曲げた第3接続部を前記第2接続部に重ね合わせて前記フロアフレームの上面に接続したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項3または請求項4の構成に加えて、前記側壁の車幅方向外側に連なる前記下壁に下方に膨出する膨出部を形成したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項3〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、前記第2接続部をボルトで前記フロアフレームの上面に接続し、前記上壁に前記ボルトの頭部と同じ高さに突出して車幅方向に延びるビードを形成したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項3〜請求項6の何れか1項に加えて、前記下壁に車幅方向に延びるビードを形成したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項3〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、前記第1部材および前記第2部材の接続部に隙間を形成したことを特徴とする自動車の車体フロア構造が提案される。
請求項1の構成によれば、車幅方向に延びるフロアガセットでサイドシルおよびフロアフレームを接続したので、ナローオフセット前面衝突の衝突荷重がサイドシルの前端に入力したとき、サイドシルが車幅方向内側に倒れようとする荷重をフロアガセットを介してフロアフレームに伝達し、フロアガセットがフロアフレームから受ける反力でサイドシルの倒れを防止することができる。しかもフロアガセットはダッシュボードロアパネルの後縁とフロントフロアパネルの前縁との接合線に沿ってフロントフロアパネルの上面に配置されるので、前記接合線がフロアガセットにより覆い隠されるのを防止して該接合線へのダストシーラの塗布作業を可能にすることができる。
また請求項2の構成によれば、フロアガセットをサイドシルの車幅方向内面およびフロアフレームの上面にボルトで接続したので、フロアガセットの取付作業が容易になるだけでなく、ダッシュボードロアパネルおよびフロントフロアフレームの接合線にダストシーラを塗布した後にフロアガセットを取り付けることが可能になり、ダストシーラの塗布作業が一層容易になる。
また請求項3の構成によれば、フロアガセットは、上壁を構成するプレス製品の第1部材と、下壁、前壁および後壁を構成するプレス製品の第2部材とを接続した閉断面の部材であるため、プレス成形が可能な高強度鋼板を使用することが可能になってフロアガセットの強度が増加する。しかも上壁の車幅方向外端を上向きに折り曲げた第1接続部をサイドシルの車幅方向内面に接続し、上壁の車幅方向内端を車幅方向内向きに延長した第2接続部をフロアフレームの上面に接続し、下壁の車幅方向内端を上向きに折り曲げた側壁をフロアフレームの車幅方向外面に対峙させたので、サイドシルの前端から入力される車幅方向内向きの荷重をフロアフレームに確実に伝達して充分な反力を発生させることができる。
また請求項4の構成によれば、側壁の上端を車幅方向内向きに折り曲げた第3接続部を第2接続部に重ね合わせてフロアフレームの上面に接続したので、フロアフレームとフロアガセットとを強固に接続してフロアフレームからフロアガセットに向けて充分な反力を発生させることができる。
また請求項5の構成によれば、側壁の車幅方向外側に連なる下壁に下方に膨出する膨出部を形成したので、膨出部により側壁の高さを増加させてフロアフレームからフロアガセットに向けて充分な反力を発生させることができ、しかも下壁とフロントフロアパネルとの間にメルトシートを配置する空間を確保することができる。
また請求項6の構成によれば、上壁に車幅方向に延びるビードを形成したので、ビードによりフロアガセットの剛性を高めてサイドシルの前端の倒れを一層確実に防止することができるだけでなく、ビードの突出高さを第2接続部をフロアフレームの上面に接続するボルトの頭部と同じにしたので、フロントフロアパネルの上面に敷くフロアカーペットにビードの影響が及ぶことがない。
また請求項7の構成によれば、下壁に車幅方向に延びるビードを形成したので、ビードによりフロアガセットの剛性を高めてサイドシルの前端の倒れを一層確実に防止することができる。
また請求項8の構成によれば、第1部材および第2部材の接続部に隙間を形成したので、錆の発生を防止するために電着塗料槽に車体を漬けたときに前記隙間からフロアガセットの内部に電着塗料を確実に浸入させることができる。
自動車の車体中央部のフレームの斜視図。 図1の2方向矢視図。 図2の3−3線断面図。 図2の4−4線断面図。 図2の5−5線断面図。 図2の6方向分解矢視図。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書における前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向は、運転席に着座した運転者を基準としている。
図1および図2に示すように、左右のサイドシル11,11を接続するフロントフロアパネル12の車幅方向中央部に、前後方向に延びる断面逆U字状のフロアトンネル13が上向きに突設される。左右のサイドシル11,11とフロアトンネル13とが車幅方向に延びるクロスメンバ14,14で接続されており、前後方向に延びる左右のフロアフレーム15,15がクロスメンバ14,14を前から後に貫通した後、車幅方向外側に屈曲してサイドシル11,11の車幅方向内面に接続される。フロントフロアパネル12の前縁とダッシュボードロアパネル16の後縁とが、車幅方向に延びる接合線Lにおいて重ね合わされて接続される。そしてフロントフロアパネル12の上面に沿い、かつ接合線Lの後方に沿うように左右のフロアガセット22,22が車幅方向に配置され、その車幅方向外端がサイドシル11,11の車幅方向内面に接続され、その車幅方向内端がフロアフレーム15,15の前部の上面に接続される。
次に、図2〜図6に基づいて、フロアガセット22,22の構造と、フロアガセット22,22の左右両端をサイドシル11,11およびフロアフレーム15,15に接続する接続部の構造とを詳述する。
フロアガセット22は上側の第1部材17および下側の第2部材18を結合した閉断面の部材であって、高強度鋼板をプレス成形した第1部材17は上壁17aを構成し、高強度鋼板をプレス成形し第2部材18は下壁18a、前壁18bおよび後壁18cを構成する。第1部材17は、上壁17aの車幅方向外端をフランジ状に上向きに折り曲げた第1接続部17bと、上壁17aの車幅方向内端を水平に延長した第2接続部17cと、上壁17aの前縁および後縁から前後に張り出す接合フランジ17d,17dと、上壁17aに形成されて車幅方向に延びる前後2本のビード17e,17eとを備える。第1接続部17bには前後2個のボルト孔17f,17f(図6参照)が形成され、第2接続部17cには前後2個のボルト孔17g,17g(図6参照)が形成される。
第2部材18は、前壁18bの上端および後壁18cの上端をそれぞれ前方および後方に折り曲げた接合フランジ18d,18dと、下壁18aの車幅方向内端を上向きに折り曲げた側壁18eと、側壁18eの上端を車幅方向内向きに折り曲げた第3接続部18fと、側壁18eの下端に連なる下壁18aの車幅方向内側部分を下方に膨出させた膨出部18gと、下壁18aに形成されて車幅方向に延びる1本のビード18hとを備える。
第1部材17の前後の接合フランジ17d,17dの下面を第2部材18の前後の接合フランジ18d,18dの上面に重ね合わせてスポット溶接w1し、かつ第1部材17の第2接続部17cの下面を第2部材18の第3接続部18fの上面に重ね合わせてスポット溶接w2することで、第1部材17および第2部材18が一体に結合されてフロアガセット22が構成される。このとき、第1部材17の前後の接合フランジ17d,17dおよび第2部材18の前後の接合フランジ18d,18dの隣接するスポット溶接w1部分の間に、所定の隙間α(図4および図5参照)が形成される。
サイドシル11はサイドシルインナー19の接合フランジ19a,19bとサイドシルアウター20の接合フランジ20a,20bとを、スチフナ21を挟んで溶接w3した閉断面の部材であって、フロントフロアパネル12の車幅方向外縁の接合フランジ12aがサイドシルインナー19の車幅方向内面の溶接w4される。フロアフレーム15は下面が開放した「コ」字状断面の部材であって、左右の側縁に形成された接合フランジ15a,15bがフロントフロアパネル12の上面に重ね合わされて溶接w5される。
フロアガセット22の第1部材17の第1接続部17bは、サイドシルインナー19の車幅方向内面に重ね合わされ、ボルト孔17f,17fを貫通する2本のボルト23,23および2個のウエルドナット24,24によりサイドシルインナー19に締結される。フロアガセット22の第1部材17の第2接続部17cは、フロアフレーム15の上面に重ね合わされ、ボルト孔17g,17gを貫通する2本のボルト25,25および2個のウエルドナット26,26によりフロアフレーム15に締結される。このとき、フロアガセット22の第2部材18の側壁18eは、フロアフレーム15の車幅方向外側を向く側壁15cに当接する(図3および図4参照)。
フロアガセット22の第2部材18の下壁18aのビード18hの下面と、それに対向するフロントフロアパネル12の上面との間に形成される空間に、加熱により溶融して接着効果を発揮するメルトシート27(図3〜図5参照)が配置される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
サイドシル11およびフロアフレーム15を車幅方向に延びるフロアガセット22で接続したので、自動車がナローオフセット前面衝突したときの衝突荷重がサイドシル11の前端に入力したとき、そのサイドシル11が車幅方向内側に倒れようとする荷重をフロアガセット22を介してフロアフレーム15に伝達し、フロアガセット22がフロアフレーム15から受ける反力でサイドシル11の倒れを防止することができる。
フロントフロアパネル12の前縁とダッシュボードロアパネル16の後縁とが重ね合わされてスポット溶接される接合線Lから車室内に水が浸入するのを防止するために、その接合線L1にダストシーラを塗布する必要があるが、フロアガセット22は接合線Lを上方から覆うことなく、接合線Lの後方に沿って配置されるため、フロアガセット22がダストシーラの塗布作業の邪魔になることが防止される。しかもフロアガセット22は第1部材17および第2部材18を結合して組み立てられた後に、ボルト23,23,25,25でサイドシル11およびフロアフレーム15に締結されるので、接合線Lにダストシーラを塗布した後にフロアガセット22を取付けることが可能となり、ダストシーラの塗布作業が一層容易になる。
またフロアガセット22は、上壁17aを構成するプレス製品の第1部材17と、下壁18a、前壁18bおよび後壁18cを構成するプレス製品の第2部材18とを接続した閉断面の部材であるため、第1部材17および第2部材18に高強度鋼板を使用することが可能になってフロアガセット22の強度が増加する。しかも上壁17aの車幅方向外端を上向きに折り曲げた第1接続部17bをサイドシルインナー19の車幅方向内面に接続し、上壁17aの車幅方向内端を車幅方向内向きに延長した第2接続部17cをフロアフレーム15の上面に接続し、下壁18aの車幅方向内端を上向きに折り曲げた側壁18eをフロアフレーム15の車幅方向外側の側壁15cに当接させたので、サイドシル11の前端から入力される車幅方向内向きの荷重をフロアガセット22を介してフロアフレーム15に確実に伝達し、フロアフレーム15に充分な反力を発生させてサイドシル11の倒れを一層確実に防止することができる。
このとき、第2部材18の側壁18eの上端を車幅方向内向きに折り曲げた第3接続部18fを第1部材17の第2接続部17cに重ね合わせてフロアフレーム15の上面に接続したので、フロアフレーム15とフロアガセット22とを強固に接続してフロアフレーム15からフロアガセット22に向けて充分な反力を発生させることができる。
また第2部材18の側壁18eの車幅方向外側に連なる下壁18aの一部を下方に膨出させて膨出部18gを形成したので、膨出部18gにより側壁18eの高さを増加させてフロアフレーム15からフロアガセット22に向けて充分な反力を発生させることができ(図3および図4参照)、しかも下壁18aとフロントフロアパネル12との間にメルトシート27を配置する空間を確保することができる。
また第1部材17の上壁17aに車幅方向に延びるビード17e,17eを形成し、かつ第2部材18の下壁18aに車幅方向に延びるビード18hを形成したので、ビード17e,17e,18hによりフロアガセット22の剛性を高めてサイドシル11の前端の倒れを一層確実に防止することができる。しかも第1部材17のビード17e,17eの突出高さを第2接続部17cをフロアフレーム15の上面に接続するボルト25,25の頭部と同じにしたので(図4および図5参照)、フロントフロアパネル12の上面に敷くフロアカーペットにビード17e,17eの影響が及ぶことがない。
また第1部材17の接合フランジ17d,17dおよび第2部材18の接合フランジ18d,18dの接続部に隙間αを形成したので(図4および図5参照)、錆の発生を防止するために電着塗料槽に車体を漬けたときに前記隙間αからフロアガセット22の内部に電着塗料を確実に浸入させることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では第2部材18の側壁18eがフロアフレーム15の車幅方向外側の側壁15cに当接しているが、両側壁18e,15c間に微小な隙間を形成し、フロアガセット22に車幅方向内向きの荷重が入力したときに両側壁18e,15cを当接させても良い。
11 サイドシル
12 フロントフロアパネル
15 フロアフレーム
16 ダッシュボードロアパネル
17 第1部材
17a 上壁
17b 第1接続部
17c 第2接続部
17e ビード
18 第2部材
18a 下壁
18b 前壁
18c 後壁
18e 側壁
18f 第3接続部
18g 膨出部
18h ビード
22 フロアガセット
23 ボルト
25 ボルト
L 接合線
α 隙間

Claims (8)

  1. ダッシュボードロアパネル(16)の後縁とフロントフロアパネル(12)の前縁とを車幅方向に延びる接合線(L)で接続し、前記ダッシュボードロアパネル(16)および前記フロントフロアパネル(12)の車幅方向外縁を前後方向に延びるサイドシル(11)に接続し、前後方向に延びるフロアフレーム(15)を前記サイドシル(11)よりも車幅方向内側において前記ダッシュボードロアパネル(16)および前記フロントフロアパネル(12)の上面に接続した自動車の車体フロア構造であって、
    車幅方向に延びて前記サイドシル(11)および前記フロアフレーム(15)を接続するフロアガセット(22)を、前記接合線(L)に沿って前記フロントフロアパネル(12)の上面に配置したことを特徴とする自動車の車体フロア構造。
  2. 前記フロアガセット(22)を前記サイドシル(11)の車幅方向内面および前記フロアフレーム(15)の上面にボルト(23,25)で接続したことを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体フロア構造。
  3. 前記フロアガセット(22)は、上壁(17a)を構成する第1部材(17)と、下壁(18a)、前壁(18b)および後壁(18c)を構成する第2部材(18)とを接続した閉断面の部材であり、前記上壁(17a)の車幅方向外端を上向きに折り曲げた第1接続部(17b)を前記サイドシル(11)の車幅方向内面に接続し、前記上壁(17a)の車幅方向内端を車幅方向内向きに延長した第2接続部(17c)を前記フロアフレーム(15)の上面に接続し、前記下壁(18a)の車幅方向内端を上向きに折り曲げた側壁(18e)を前記フロアフレーム(15)の車幅方向外面に対峙させたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体フロア構造。
  4. 前記側壁(18e)の上端を車幅方向内向きに折り曲げた第3接続部(18f)を前記第2接続部(17c)に重ね合わせて前記フロアフレーム(15)の上面に接続したことを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体フロア構造。
  5. 前記側壁(18e)の車幅方向外側に連なる前記下壁(18a)に下方に膨出する膨出部(18g)を形成したことを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の自動車の車体フロア構造。
  6. 前記第2接続部(17c)をボルト(25)で前記フロアフレーム(15)の上面に接続し、前記上壁(17a)に前記ボルト(25)の頭部と同じ高さに突出して車幅方向に延びるビード(17e)を形成したことを特徴とする、請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の自動車の車体フロア構造。
  7. 前記下壁(18a)に車幅方向に延びるビード(18h)を形成したことを特徴とする、請求項3〜請求項6の何れか1項に記載の自動車の車体フロア構造。
  8. 前記第1部材(17)および前記第2部材(18)の接続部に隙間(α)を形成したことを特徴とする、請求項3〜請求項7の何れか1項に記載の自動車の車体フロア構造。
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