JP2013203006A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】図形の描画処理を効率良く行う。
【解決手段】位置判断部が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、描画データ生成部は、描画領域生成部で生成された描画図形を複数の描画図形に分割し、前記分割した描画図形毎に描画データを生成し、位置判断部が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、描画データ生成部は、描画領域生成部で生成された描画図形を複数の描画図形に分割することなく、前記重なり領域を一つの描画図形として描画データを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、図形の描画を行う画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、文字や図形、または直線や曲線を描画する際、それらの形状や大きさ、位置を確定できる情報(以下、「描画情報」という。)を組み合わせて描画形状を表す画像データを生成するようにしている。特に、曲線部分については、その輪郭上を複数の直線に分割して描画するのが一般的である。このような画像データを構成する1つの画素データは、複数ビットの情報を持つのが一般的となっており、例えば印刷用紙1枚分では大量なデータとなり、それを処理するためには大量のメモリを必要とする(例えば、特許文献1参照)。そこで、近年では、使用するメモリを少なくする観点から描画する図形をすべて画像データにするのではなく、一旦中間データを作成してから最終的に画像データを生成するようになってきている。
この中間データ(以下、「描画データ」という。)は、様々な描画情報を基に描画される図形を比較的単純な形の図形データに分割される。このとき、単純な形としては、X軸に平行な2本の辺と、それを横切る2本の辺とで形作る台形が一般的である。(この描画される図形を、より単純な図形である台形またはそれより単純な図形に分割することを以下、「台形分割」という。)
また、描画される図形等が描画される領域(以下、「クリップ領域」という。)を指定可能にし、指定されたクリップ領域内にのみ図形等を描画するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−1032号公報(段落「0003」) 特開平11−339054号公報(段落「0025」、図1)
従来、例えば図14(a)に示すように、描画する図形として円120と、その円120に含まれる矩形のクリップ領域121とが有る場合、実際に描画されるものは図14(b)に斜線で表したクリップ領域と同じ矩形となる。なお、図14(b)に示した破線の円は、図14(a)示した円120が分かるように表したものであり、実際には描画されない。
この描画領域である矩形を算出する手順を簡単に説明する。まず、入力された円を描画するために、円弧の部分を12本の直線に近似する。例えば、図15に示すように入力された円の描画情報の中心座標(x0、y0)および半径(r)から三角関数等を用いて円弧上の12個の点C1〜点C12の座標を算出する。次に、描画する円の部分を台形分割し、図14(c)に示す三角形(C1、C2、C12)、台形(C2、C3、C11、C12)、台形(C3、C4、C10、C11)、台形(C4、C5、C9、C10)、台形(C5、C6、C8、C9)、三角形(C6、C7、C8)の座標を算出する。次に、算出した6個の三角形および台形のそれぞれについて、図16に示すように入力されたクリップ領域の座標を基にクリップ領域の外側になる部分を削り、クリップ領域の内側になる部分の図形を生成(以下、「クリッピング」という。)し、図14(b)に示す矩形(CW1、CW2、CW3、CW4)を生成する。ここでは、本処理を分かりやすく説明するために、円弧の分割を12本の直線に近似したが、現実的にはより滑らかな曲線を描くために、72本、144本やそれ以上の直線で近似して処理を行う。
しかしながら、従来の技術においては、直線による近似が滑らかになればなるほど、各頂点の座標算出のための複雑な演算が増えることに加え、頂点の座標を算出した後においても台形分割やクリッピングを行う際に、算出した頂点の座標や直線による近似によってできた辺の数に応じて複雑な演算が発生するため、描画範囲が単純な図形である矩形の場合であっても図形を描画する処理に多大な時間がかかってしまい、また頂点の座標を登録するために多くのメモリ領域を使用し、さらに頂点の座標から生成される多数の描画データの登録のために多くのメモリ領域を使用していたため、メモリ領域の使用効率が低下していたという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、図形の描画処理を効率良く行うことを目的とする。
そのため、本発明は、図形を特定する図形情報および前記図形のうち描画する領域を特定する描画領域情報を含む描画情報を入力する入力部と、前記描画情報を解析し、前記図形情報で特定される図形のうち前記描画領域情報で特定される領域内の図形を描画図形として生成する図形解析部と、前記描画図形を特定する描画データを生成する描画データ生成部と、前記描画データから出力イメージデータとなる画像データを生成する画像データ生成部とを備え、前記図形解析部は、前記図形情報で特定される図形の位置と前記描画領域情報で特定される領域の位置との関係を判断する位置判断部と、前記判断結果に基づいて、前記図形情報で特定される図形のうち、前記描画領域情報で特定される領域内の描画図形を生成する描画領域生成部とを有することを特徴とする。
このようにした本発明は、図形の描画処理を効率良く行うことができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 第1の実施例における図形描画処理の説明図 第1の実施例における図形描画処理に入力される描画情報の説明図 第1の実施例における図形描画処理に入力されるクリップ領域情報の説明図 第1の実施例における図形描画処理の概略を示すフローチャート 第1の実施例における描画データの説明図 第1の実施例における図形解析処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における図形解析処理で生成される領域情報の説明図 第2の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 第2の実施例における図形描画処理の説明図 第2の実施例における図形描画処理の説明図 第2の実施例における図形描画処理に入力されるクリップ領域情報の説明図 第2の実施例におけるクリッピング処理および描画データ生成処理の流れを示すフローチャート 従来例における図形描画処理の説明図 従来例における図形描画処理に入力される描画情報の説明図 従来例における図形描画処理に入力されるクリップ領域情報の説明図
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1において、11は出力装置としてのプリンタであり、通信ケーブル9等を介してホストコンピュータ(以下、「ホスト」という。)10と通信可能に接続されている。
プリンタ11は、受信部12と、記憶領域13と、操作部14と、印刷制御部15と、図形解析部16と、描画データ生成部17と、画像データ生成部18と、プロセス制御部19とにより構成されている。
受信部12は、図形を特定する図形情報およびその図形のうち描画する領域を特定する描画領域情報を含む描画情報を入力する入力部であり、ホスト10との間で通信制御を行い、ホスト10から描画情報を受け取るものである。記憶領域13は、受信部12で受け取った描画情報や、各種データの生成・加工工程においてのデータの一時保管(一時記憶)、または生成したデータの保管(登録)を行うメモリ等の記憶部である。操作部14は、プリンタ11の設定等のユーザによる操作を受付ける入力手段を備えたものである。
印刷制御部15は、受信部12で受け取った描画情報から描画する画像データを生成する制御を含め、プリンタ11全体の動作を記憶領域13に記憶された制御プリンタ(ソフトウェア)に基づいて制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御手段である。
図形解析部16は、入力された描画情報を解析し、描画情報に含まれる図形情報で特定される図形のうち、描画情報に含まれる描画領域情報で特定される領域内の図形を描画図形として生成するものである。
この図形解析部16は、受信部12で受け取った描画情報に含まれる描画領域情報で特定される領域(クリップ領域)の位置と、図形情報で特定される図形(描画する図形)の位置との関係を判断するクリップ位置判断部161と、そのクリップ位置判断部161の判断結果に基づいて、図形情報で特定される図形のうち、描画領域情報で特定される領域内の描画図形、すなわち描画すべき図形(矩形領域)を生成する描画領域生成部としての矩形生成部162とを備え、描画すべき図形(描画図形)の形、位置、および大きさを算出するものである。
描画データ生成部17は、図形解析部16で算出された描画図形をより単純な複数の図形に分割する台形分割およびクリッピングを行い、その描画図形の形、位置、および大きさを特定する描画データを生成するものである。
画像データ生成部18は、描画データ生成部17で生成された描画データから出力イメージとなる画像データを生成するものである。
プロセス制御部19は、画像データ生成部18で生成された画像データを受け取り、記録媒体に印刷するものである。
上述した構成の作用について説明する。
まず、プリンタの受信部で受け取った描画情報から画像データを生成し、その画像データをプロセス制御部で出力するまでの図形描画処理の概略を図5の第1の実施例における図形描画処理の概略を示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1〜図4および図6を参照しながら説明する。
S1:プリンタ11の受信部12は、図形情報および描画領域情報を含む描画情報をホスト10から入力する。この描画情報は、例えば図2(a)に示す円20および矩形のクリップ領域21を表し、その円20を表す情報(図形情報)は、図3に示すように、描画する図形を示す「円」、描画方法を示す「塗り潰し描画」、半径rを示す「半径r」、中心点P0の座標(x0、y0)を示す「中心X座標x0、中心Y座標y0」で構成され、クリップ領域21を表す情報(描画領域情報)は、図4に示すように、矩形のクリップ領域であることを示す「クリップ領域」、対角の2点の座標を示す「CW1のX座標、CW1のY座標」、「CW3のX座標、CW3のY座標」により構成されているものとする。なお、CW1の座標を(xcw1、ycw1)、CW3の座標を(xcw3、ycw3)とする。
ここで、本実施例では、図2(a)に示すように、矩形のクリップ領域21の全領域が描画する図形である円20に含まれているものとする。
S2:図形解析部16は、入力された描画情報に基づいて描画領域を算出する図形解析処理を行う。この図形解析処理は、本実施例では、図3および図4に示す描画情報の円20の情報およびクリップ領域21の情報から描画すべき領域が図2(a)に示す矩形CW1、CW2、CW3、CW4となることを算出する。なお、図形解析処理の詳細は後述するものとする。
S3:図形解析部16のクリップ位置判断部161は、図形解析処理で解析され、描画領域として算出された図形が矩形か否かを判断し、矩形でない場合は処理をS4へ移行し、矩形である場合は処理をS5へ移行、すなわちクリップ位置判断部161が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、処理をS4へ移行し、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、処理をS5へ移行する。
S4:S3において、クリップ位置判断部161が、描画領域として算出された図形が矩形でないと判断、すなわち図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、描画データ生成部17は、図形解析部16で生成され、描画領域として算出された描画図形を複数の描画図形に分割、すなわち単純な図形である台形に分割する。
なお、S3において、クリップ位置判断部161が、描画領域として算出された図形が矩形であると判断、すなわち図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、描画データ生成部17は、図形解析部16の矩形生成部162で生成され、描画領域として算出された描画図形を複数の描画図形に分割、すなわち台形分割は行わない。これは矩形生成部162で生成された描画図形は、既にX軸に平行な2本の辺を有する四角形になっているため、台形分割を行う必要がないからである。
ここで、本実施例では、図形解析部16の矩形生成部162で生成され、描画領域として算出された図形は矩形であるため、台形分割は行わない。また、本実施例では、図2(a)に示すように、矩形のクリップ領域21の全領域が描画する図形である円20に含まれているものとして説明しているが、これに限られず、矩形以外の形状のクリップ領域に描画する図形が矩形として含まれている場合も描画領域として算出された図形は矩形となり、台形分割は行わない。
S5:描画データ生成部17は、描画する図形をクリップ領域内の範囲内のみの図形にするクリッピングを行う。本実施例では、クリッピングを行った結果、描画すべき図形がクリップ領域と同様な図形である矩形となっているため、描画すべき図形のすべてがクリップ領域の範囲内となり、クリッピングによって新たに図形が切られてしまうことはない。
S6:クリッピングを行った描画データ生成部17は、描画データを生成する。生成する描画データとしては、例えば矩形であれば、図6(a)に示すように、図形の種類として「矩形」、左上点のX座標およびY座標、矩形の幅および高さとし、台形であれば、図6(b)に示すように、図形の種類として「台形」、左辺の始点のX座標およびY座標、左辺の終点のX座標およびY座標、右辺の始点のX座標およびY座標、右辺の終点のX座標およびY座標としたものである。
ここで、図形解析部16で描画領域として算出された図形が円であり、従来の方法で描画データを生成した場合、その描画データは、分割された多数の三角形や台形の描画図形毎に生成されるが、本実施例では、図形解析部16が描画領域として算出する図形が矩形であるため、生成される描画データは、唯一つの描画図形である矩形CW1、CW2、CW3、CW4として図6(a)に示すように生成される。
S7:画像データ生成部18は、描画データ生成部17で生成された描画データから実際に描画する画素を算出して画像データを生成し、その画像データをプロセス制御部19に渡し、プロセス制御部19で画像データを記録媒体に印刷して出力し、図形描画処理を終了する。
次に、図形解析部が行う図形解析処理を図7の第1の実施例における図形解析処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1および図8を参照しながら説明する。
S101:プリンタ11には複数の描画情報が入力されるが、図形解析部16は、1つの描画情報を取得する。
S102:図形解析部16は、取得した描画情報の種類を判定し、描画情報の種類が、修飾情報と判定すると処理をS103へ移行し、クリップ領域であると判定すると処理をS104へ移行し、描画図形であると判定すると処理をS106へ移行する。
ここで、修飾情報とは、描画情報の中で図形の拡大・縮小、回転、色等を示す情報であり、描画する図形を修飾する情報である。
S103:S102において、描画情報の種類が修飾情報であると判定した図形解析部16は、その修飾情報を記憶領域13に記憶させて登録する。このとき、修飾情報が、図形の拡大・縮小、回転等の情報であった場合は、座標変換用のマトリクスを算出して記憶領域13に記憶させて登録し、処理をS117へ移行する。
S104:S102において、描画情報の種類がクリップ領域であると判定した図形解析部16は、登録された修飾情報が存在する場合、クリップ領域の対角の頂点CW1(xcw1、ycw1)および頂点CW3(xcw3、ycw3)の座標を、それまでの修飾情報に従って座標変換し、頂点CW1´(xcw1´、ycw1´)および頂点CW3´(xcw3´、ycw3´)の座標を算出する。
S105:図形解析部16は、算出した頂点CW1´(xcw1´、ycw1´)および頂点CW3´(xcw3´、ycw3´)の座標を記憶領域13に記憶させて登録し、処理をS117へ移行する。
S106:S102において、描画情報の種類が描画図形であると判定した図形解析部16は、描画する図形が円であるか否かを判定し、円であると判定すると処理をS107へ移行し、円でないと判定すると処理をS114へ移行する。
S107:描画する図形が円であると判定した図形解析部16は、登録された修飾情報が存在する場合、円の中心点P0(x0、y0)および半径rを修飾情報に従って座標変換し、それぞれの中心点P0´(x0´、y0´)および半径r´を算出する。
S108:図形解析部16は、描画情報の円の描画が塗り潰し描画か輪郭描画かを判定し、塗り潰し描画であると判定すると処理をS109へ移行し、輪郭描画であると判定すると処理をS112へ移行する。
なお、本実施例では、図3に示す描画情報が入力されているものとし、図形解析部16は、塗り潰し描画であると判定するものとする。
S109:図形解析部16が塗り潰し描画であると判定すると、図形解析部16のクリップ位置判断部161は、S107で算出した中心点P0´(x0´、y0´)と、クリップ領域を構成する4つの頂点との距離をそれぞれ算出する。
S110:図形解析部16のクリップ位置判断部161は、S109において算出した4つの距離と、円の半径r´とを比較し、算出した4つの距離のすべてが円の半径r´以下であるか否かを判定し、4つの距離のすべてが円の半径r´以下である場合、処理をS111へ移行し、円の半径r´より大きい距離が存在する場合、処理をS112へ移行する。
S111:ここで、算出した4つの距離のすべてが円の半径r´以下であれば、円がクリップ領域を完全に包含する位置関係となる。つまり、図2(b)に示す位置関係となり、描画される部分はクリップ領域と同じ矩形になる。従って、図形解析部16の矩形生成部162は、座標変換した矩形CW1´、CW2´、CW3´、CW4´を描画図形として、例えば図8(b)に示す構成で、矩形の対角の頂点の座標を記憶領域13に記憶させて登録し、処理をS117へ移行する。
この場合、図形解析部16は、後述のS112で説明する描画すべき図形の軌跡の座標を算出する必要がなくなる。
S112:S108において、輪郭描画であると判定、またはS110においてS109で算出した4つの距離のうち一つでも円の半径r´より大きいと判定した図形解析部16は、S107で算出した中心点P0´(x0´、y0´)および半径r´から描画すべき図形の軌跡の座標を算出する。
S113:図形解析部16は、算出した図形の軌跡の座標を記憶領域13に記憶させて登録し、処理をS117へ移行する。
ここで、図2に示す円20が輪郭描画であった場合、この円20を、図2(c)に示すように、12本の直線で近似(以下、「直線近似」という。)して表すと、図8(a)に示すような構成で頂点C1〜頂点C12の座標が記憶領域13に登録される。
S114:S106において、描画する図形が円でないと判定した図形解析部16は、登録された修飾情報が存在する場合、それまでの描画情報に従って描画図形を形作る情報の座標変換を行う。
S115:座標変換を行った図形解析部16は、描画すべき図形の軌跡の座標を算出する。
S116:図形解析部16は、算出した図形の軌跡の座標を記憶領域13に記憶させて登録し、処理をS117へ移行する。
S117:図形解析部16は、描画情報のすべてを処理したか否かを判定し、未処理の描画情報が存在する場合は、処理をS101へ移行して次の描画情報の処理を行う。一方、図形解析部16は、描画情報のすべてを処理したと判定すると図形解析処理を終了する。
このようにプリンタ11が行う図形描画処理では、図形解析部16のクリップ位置判断部161が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、描画データ生成部17は、図形解析部16で生成された描画図形を複数の描画図形に分割し、その分割した描画図形毎に描画データを生成し、一方、図形解析部16のクリップ位置判断部161が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、描画データ生成部17は、矩形生成部162で生成された描画図形を複数の描画図形に分割することなく、その領域を一つの描画図形として描画データを生成する。
特に、本実施例では、描画する図形が円であった場合に、描画する円とクリップ領域との位置関係を判断し、描画する円がクリップ領域を包含する場合は、描画する図形をクリップ領域と同じ領域とすることにより、描画する円を直線近似する際に行う多数の頂点座標の算出処理が不要となり、また描画する円を直線近似する際に行う頂点座標による台形分割やクリッピングの処理も不要となる。
したがって、円の頂点座標に関する複雑な演算をすべて省略することができ、図形の描画処理における処理速度を大幅に改善することができるという顕著な効果を奏する。
また、円に関する多数の頂点座標の情報を登録していた記憶領域が不要となり、多数の描画データを登録するために使用していた記憶領域も少なくなることから、メモリの使用効率も大幅に改善することができる。
なお、本実施例では、クリップ領域を矩形領域として説明したが、クリップ領域が矩形でない比較的頂点数の少ない領域で表されているような場合でも、描画する図形が円である場合、本実施例と同様に、描画する円の半径と、クリップ領域の各頂点と描画する円の中心点の距離との関係から、円の直線近似を行う前に、円を直線近似したときより頂点数の少ない図形で描画する図形を表現することができるため、上述した本実施例の効果を得ることができる。
以上説明したように、第1の実施例では、クリップ位置判断部が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、描画データ生成部は、矩形生成部で生成された描画図形を複数の描画図形に分割することなく、その領域を一つの描画図形として描画データを生成するようにしたことにより、図形の描画処理における処理速度を向上させることができ、また記憶領域の使用量を削減することができ、図形の描画処理を効率よく行うことができるという効果が得られる。
特に、描画する図形が円であった場合に、描画する円と矩形のクリップ領域との位置関係を判断し、描画する円がクリップ領域を包含する場合は、描画する図形をクリップ領域と同じ領域とすることにより、図形の描画処理における処理速度を向上させることができ、また記憶領域の使用量を削減することができ、図形の描画処理を効率よく行うことができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成における描画データ生成部に、矩形統合部を追加したものとなっている。その第2の実施例の構成を図9の第2の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9において、91は出力装置としてのプリンタであり、通信ケーブル9等を介してホスト10と通信可能に接続されている。
プリンタ91は、受信部12と、記憶領域13と、操作部14と、印刷制御部15と、図形解析部16と、描画データ生成部97と、画像データ生成部18と、プロセス制御部19とにより構成されている。
描画データ生成部97は、図形解析部16で算出された図形をより単純な図形に分割する台形分割およびクリッピングを行い、描画データを生成するものである。この描画データ生成部97は、台形分割した複数の描画図形が連続する複数の矩形となったとき、その複数の矩形を統合して一つの矩形の描画データを生成する矩形統合部971を備えている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、プリンタの受信部で受け取った描画情報から画像データを生成し、その画像データをプロセス制御部で出力するまでの図形描画処理の概略を図5の第1の実施例における図形描画処理の概略を示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図2〜図4、図6、および図9〜図12を参照しながら説明する。
S1:プリンタ11の受信部12は、図形情報および描画領域情報を含む描画情報をホスト10から入力する。この描画情報は、例えば図10(a)に示す円20および矩形のクリップ領域101を表し、その円20を表す情報(図形情報)は、図3に示すように、描画する図形を示す「円」、描画方法を示す「塗り潰し描画」、半径rを示す「半径r」、中心点P0の座標(x0、y0)を示す「中心X座標x0、中心Y座標y0」で構成され、クリップ領域101を表す情報(描画領域情報)は、図12に示すように、矩形のクリップ領域であることを示す「クリップ領域」、対角の2点の座標を示す「CW5のX座標、CW5のY座標」、「CW7のX座標、CW7のY座標」で構成されているものとする。なお、CW5の座標を(xcw5、ycw5)、CW7の座標を(xcw7、ycw7)とする。
ここで、本実施例では、図10(a)に示すように、矩形のクリップ領域101に描画する図形である円20の一部が含まれているものとする。
S2:図形解析部16は、第1の実施例と同様に、図7に示すフローチャートに従って、入力された描画情報に基づいて描画領域を算出する図形解析処理を行う。本実施例では、円20とクリップ領域101との位置関係が第1の実施例と異なり、図7のS109において、クリップ領域101を構成する4点の距離を算出し、S110においてS109で算出した距離とS107で算出した円20の半径r´と比較するが、図10(b)に示すように、クリップ領域101の頂点CW5およびCW6に対する円20の中心点P0´からの距離は、円20の半径r´より長い。したがって、図7のS112において円20の直線近似による頂点座標を算出し、S113において記憶領域13に登録する。
ここで、円20を12本の直線で直線近似するとした場合、例えば図8(a)に示すように頂点C1〜頂点C12の座標が記憶領域13に登録される。
S3:図形解析部16のクリップ位置判断部161は、図形解析処理で解析され、描画領域として算出された図形が矩形か否かを判断し、矩形でない場合は処理をS4へ移行し、矩形である場合は処理をS5へ移行、すなわちクリップ位置判断部161が、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、処理をS4へ移行し、図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、処理をS5へ移行する。
S4:S3において、クリップ位置判断部161が、描画領域として算出された図形が矩形でないと判断、すなわち図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、描画データ生成部97は、図形解析部16で生成され、描画領域として算出された描画図形を複数の描画図形に分割、すなわち単純な図形である台形に分割する。
なお、S3において、描画領域として算出された図形が矩形であると判断、すなわち図形情報で特定される図形と、描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断した場合は、既にX軸に平行な2本の辺を有する四角形になっているため、台形分割を行う必要はないが、本実施例では、図形解析部16の矩形生成部162で生成され、描画領域として算出された図形は矩形でないため、台形分割を行う。
描画データ生成部97は、例えば図8(a)に示す頂点C1〜頂点C12で形成される多角形から台形分割を行い、図11に示す三角形(C1、C2、C12)、台形(C2、C3、C11、C12)、台形(C3、C4、C10、C11)、台形(C4、C5、C9、C10)、台形(C5、C6、C8、C9)、三角形(C6、C7、C8)の各頂点の座標を算出する。
S5:描画データ生成部97は、台形分割した各図形の各頂点の座標に基づき、描画する図形をクリップ領域内の範囲内のみの図形にするクリッピングを行う。
S6:クリッピングを行った描画データ生成部97は、描画データを生成する。
本実施例でのS5およびS6の処理の詳細は後述する。
S7:画像データ生成部18は、描画データ生成部97で生成された描画データから実際に描画する画素を算出して画像データを生成し、その画像データをプロセス制御部19に渡し、プロセス制御部19で画像データを記録媒体に印刷して出力し、図形描画処理を終了する。
次に、描画データ生成部が行うクリッピング処理および描画データ生成処理を図13の第2の実施例におけるクリッピング処理および描画データ生成処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図9および図11を参照しながら説明する。
S201:まず、描画データ生成部97は、台形分割した図形のうち描画図形の1つ目である三角形(C1、C2、C12)の座標を記憶領域13から取得する。
S202:描画図形を取得した描画データ生成部97は、Y方向のクリッピングを行う。ここで、登録されているクリッピング領域のY座標は頂点CW5のY座標から頂点CW7のY座標の間の範囲となるが、三角形(C1、C2、C12)の各頂点のY座標は、この範囲外であるため三角形(C1、C2、C12)は描画されない。
S203:描画データ生成部97は、描画図形の有無を判定し、描画図形が無いと判定して処理をS213へ移行する。なお、描画図形が有ると判定すると処理をS204へ移行する。
S213:描画データ生成部97は、すべての描画図形を処理したか否かを判定し、すべての描画図形を処理したと判定すると処理をS219へ移行し、一方すべての描画図形を処理していないと判定すると処理をS201へ移行し、次の描画図形の処理を行う。
本実施例では、S201へ移行し、次の描画図形として台形(C2、C3、C11、C12)を取得し、S202においてY方向のクリッピングを行い、S203において三角形(C1、C2、C12)と同様に台形(C2、C3、C11、C12)は描画図形でないと判定される。
さらに、S201へ移行し、次の描画図形として台形(C3、C4、C10、C11)を取得し、S202においてY方向のクリッピングを行い、S203において三角形(C1、C2、C12)と同様に台形(C3、C4、C10、C11)は描画図形でないと判定される。
またさらに、S201へ移行し、次の描画図形として台形(C4、C5、C9、C10)を取得し、S202においてY方向のクリッピングを行い、S203において台形(C4、C5、C9、C10)は描画図形であると判定される。
ここで、Y方向のクリッピングを行うと、台形(C4、C5、C9、C10)は図11に示すように台形(C41、C5、C9、C101)となる。頂点C41は、線分(C4、C5)上の点であり、頂点C101は、線分(C9、C10)上の点であり、共にクリップ領域101の頂点CW7と同じY座標であるため、頂点C41の座標は、頂点C4および頂点C5の座標から、また頂点C101の座標は、頂点C9および頂点C10の座標から容易に算出することができる。
続いて、S203において台形(C4、C5、C9、C10)は描画図形であると判定され、処理はS204へ移行する。
S204:描画図形が有ると判定した描画データ生成部97は、X方向のクリッピングを行う。
ここで、X方向のクリッピングを行うと、台形(C41、C5、C9、C101)は図11に示すように台形(CW8、P1、P2、CW7)となる。頂点P1および頂点P2は、線分(C5、C9)上の点であり、頂点P1はクリップ領域101の頂点CW5と、頂点P2はクリップ領域101の頂点CW7と同じX座標であるため、頂点P1および頂点P2の座標は、頂点C5および頂点C9の座標から容易に算出することができる。
S205:描画データ生成部97は、描画図形の有無を判定し、描画図形が有ると判定して処理をS206へ移行する。なお、描画図形が無いと判定すると処理をS213へ移行する。
S206:描画図形が有ると判定した描画データ生成部97は、クリッピングした後の図形の形状が台形より複雑な図形、すなわち五角形以上の図形であるか否かを判定し、五角形以上の図形であると判定すると処理をS207へ移行し、五角形未満の図形であると判定すると処理をS208へ移行する。
ここでは、クリッピングした後の図形は台形(CW8、P1、P2、CW7)であるため、S208へ移行する。
S207:なお、S206においてクリッピングした後の図形の形状が五角形以上の図形であると判定した描画データ生成部97は、図5のS4と同様に再度、台形分割を行う。
S208:描画データ生成部97は、クリッピングした後の図形の描画データを生成する。ここでは、台形(CW8、P1、P2、CW7)の描画データは、図6(a)に示すように構成され、左上点のX、Y座標は頂点CW8のX、Y座標となり、幅は頂点CW7と頂点CW8のX座標の差、高さは頂点CW8と頂点CW7のY座標の差となる。
S209:描画データを生成した描画データ生成部97は、その描画データが矩形であるか否かを判定し、矩形であると判定すると処理をS210へ移行し、矩形でないと判定すると処理をS216へ移行する。ここでは、台形(CW8、P1、P2、CW7)の描画データは矩形であるのでS210へ移行する。
S210:描画データが矩形であると判定した描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形が存在するか否かを判定し、存在すると判定すると処理をS211へ移行し、存在しないと判定すると処理をS214へ移行する。ここでは、台形(CW8、P1、P2、CW7)は初めての矩形であるので記憶領域13に一時記憶された矩形は存在せず、処理をS214へ移行する。
S214:描画データ生成部97は、台形(CW8、P1、P2、CW7)を矩形として記憶領域13に一時記憶し、処理をS213へ移行する。S213では、未処理の描画図形が有るため、処理をS201へ移行し、描画データ生成部97は次の描画図形である台形(C5、C6、C8、C9)を取得する。
描画データ生成部97は、S202においてY方向のクリッピングを行うが、台形(C5、C6、C8、C9)は変わらず台形(C5、C6、C8、C9)のままとなり、S203において描画図形が有ると判定されてS204においてX方向のクリッピングを行う。
台形(C5、C6、C8、C9)は、X方向のクリッピングにより五角形(P1、P5、C8、P4、P2)となる。頂点P1および頂点P2については上述した矩形(CW8、P1、P2、CW7)の説明の通りの点であり、頂点P5は線分(C6、C8)上の点であり、クリップ領域101の頂点CW5とX座標が同じであり、頂点P4は線分(C8、C9)上の点であり、クリップ領域101の頂点CW7とX座標が同じである。
描画データ生成部97は、S205において描画図形が有ると判定し、S206において描画図形が五角形以上であるか判定する。ここで、描画図形は五角形(P1、P5、C8、P4、P2)であるため、S207において描画データ生成部97は台形分割を行う。
描画データ生成部97は、五角形(P1、P5、C8、P4、P2)の頂点P4で新たなY座標値が発生しているため、頂点P4を新たな頂点としてそのY座標で五角形(P1、P5、C8、P4、P2)を矩形(P1、P3、P4、P2)と台形(P3、P5、C8、P4)とに分割する。
S208において描画データ生成部97は、分割した矩形(P1、P3、P4、P2)および台形(P3、P5、C8、P4)の描画データを図6(a)(b)に示す構成として生成する。矩形(P1、P3、P4、P2)の描画データは、左上点のX、Y座標が頂点P1のX、Y座標となり、幅が頂点P1と頂点P2のX座標の差、高さが頂点P1と頂点P3のY座標の差となる。また、台形(P3、P5、C8、P4)の描画データは、左辺始点のX、Y座標が頂点P3のX、Y座標、左辺終点のX、Y座標が頂点P5のX、Y座標、右辺始点のX、Y座標が頂点P4のX、Y座標、右辺終点のX、Y座標が頂点C8のX、Y座標となる。
次に、描画データ生成部97は、S209において描画データが矩形であるか否かを判定し、矩形(P1、P3、P4、P2)は矩形であるため、S210において記憶領域13に一時記憶された矩形が存在するか否かを判定し、存在すると判定すると処理をS211へ移行する。ここで、描画データ生成部97は、S214において台形(CW8、P1、P2、CW7)を矩形として記憶領域13に一時記憶したため、処理をS211へ移行する。
S211:記憶領域13に一時記憶された矩形が存在すると判定した描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形と、今回S208において生成した矩形が連続になるか否かの判定を行い、連続になると判定すると処理をS212へ移行し、連続にならないと判定すると処理をS215へ移行する。
ここで、2つの矩形が連続になると判定する条件は、2つの矩形の左上点のX座標および幅が等しく、Y座標に重なり部分がある場合、または2つの矩形の左上点のY座標および高さが等しく、X座標に重なり部分がある場合、すなわち複数の描画矩形が一辺で隣接し、一つの矩形を形成する場合である。
描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形(CW8、P1、P2、CW7)と今回生成した矩形(P1、P3、P4、P2)とが連続するか判定すると、2つの矩形の左上点のX座標および幅が等しく、Y座標は頂点P1を共有し、Y座標に重なり部分があるため、連続していると判定し、処理をS212へ移行する。
S212:描画データ生成部97の矩形統合部971は、記憶領域13に一時記憶された矩形と、今回S208において生成した矩形とを統合して記憶領域13に一時記憶された矩形の座標を更新する。
ここでは、矩形統合部971は、記憶領域13に一時記憶された矩形の左上点のX、Y座標が頂点CW8のX、Y座標、幅が頂点CW7と頂点CW8のX座標の差、高さが頂点CW8と頂点P1のY座標の差となっていたものに対して、Y方向に連続になったので高さのみを頂点CW8と頂点P3のY座標の差に更新し、処理をS213へ移行する。
S215:一方、S211において、連続にならないと判定した描画データ生成部97は、今まで記憶領域13に一時記憶していた矩形を描画データとして記憶領域13に登録し、また今回S208で生成した矩形を新たに記憶領域13に一時記憶し、処理をS213へ移行する。
次に、描画データ生成部97は、S209において台形(P3、P5、C8、P4)が矩形であるか否かを判定し、矩形であると判定すると処理をS210へ移行し、矩形でないと判定すると処理をS216へ移行する。ここでは、台形(P3、P5、C8、P4)の描画データは矩形でないのでS216へ移行する。
S216:描画データが矩形でないと判定した描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形が存在するか否かを判定し、存在すると判定すると処理をS217へ移行し、存在しないと判定すると処理をS218へ移行する。ここでは、記憶領域13に一時記憶された矩形(CW8、P3、P4、CW7)が存在するため、処理をS217へ移行する。
S217:描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形を描画データとして記憶領域13に登録する。ここでは、記憶領域13に一時記憶された矩形(CW8、P3、P4、CW7)を描画データとして記憶領域13に登録する。
S218:描画データ生成部97は、S208において生成した図形の描画データを記憶領域13に登録し、処理をS213へ移行する。これにより、記憶領域13に一時記憶された矩形はなくなる。
S213では、未処理の描画図形が有るため、処理をS201へ移行し、描画データ生成部97は次の描画図形である三角形(C6、C7、C8)を取得する。
描画データ生成部97は、上述した処理と同様にしてS202においてY方向のクリッピングを行い、S204においてX方向のクリッピングを行い、描画図形が三角形(P5、C7、C8)となる。
描画データ生成部97は、S206において描画図形が五角形以上でないと判定してS208において描画データを図6(b)に示す構成(描画図形が三角形の場合、例えば左辺始点X、Y座標と右辺始点X、Y座標を同一の座標とする)で生成し、S209において描画図形は矩形でないと判定してS216へ移行し、S216においては記憶領域13に一時記憶された矩形が存在しないため、S218へ移行し、S218において三角形(P5、C7、C8)を描画データとして記憶領域13に登録し、処理をS213へ移行する。S213では、すべての描画図形の処理が終了したため、処理をS219へ移行する。
S219:すべての描画図形の処理が終了した描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形が存在するか否かを判定し、存在すると判定すると処理をS220へ移行し、存在しないと判定すると本処理を終了する。
S220:記憶領域13に一時記憶された矩形が存在すると判定した描画データ生成部97は、記憶領域13に一時記憶された矩形を描画データとして記憶領域13に登録して本処理を終了する。
このようにして、描画データ生成部はクリッピング処理および描画データ生成処理を行い、図5におけるS5のクリッピングおよびS6の描画データ生成処理を行う。ここで、本実施例では、描画データとして2つの矩形が存在していたが、その2つの矩形を1つの矩形に統合することにより、2つの矩形の描画データが1つの矩形の描画データとなり、描画データから画像データを生成する処理を2回から1回に減らすことができ、画像データ生成処理における処理速度を向上させることができる。また、描画データとして記憶領域13に登録される情報が半分になり、記憶領域の使用量も半減する。
なお、本実施例では、最初に描画図形として入力される図形を、最も効果が大きくなる円として説明したが、本実施例の特徴は、図5のS4における多角形の台形分割後の処理に関わるものであり、入力される図形が円以外の図形であっても、図形解析部16で様々な多角形に変換されるため、上述の説明と同様の効果が得られる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、描画する図形がいかなる図形であっても、その描画する図形を台形分割およびクリッピングしたことによって生成された統合可能な矩形を統合することにより、描画データを減らすことができ、描画データから画像データを生成する画像データ生成処理における処理速度を向上させることができるという効果が得られる。
また、描画データとして記憶領域に登録する情報を減らすことができ、記憶領域の使用効率を改善することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られることなく、画像形成装置をファクシミリ装置、複写機または複合機(MFP)としても良い。
また、画像形成装置は、描画情報から画像データを生成する装置であれば、プリンタドライバ(ソフトウェア)等を備えたホスト側の装置としても良い。
10 ホスト
11 プリンタ
12 受信部
13 記憶領域
14 操作部
15 印刷制御部
16 図形解析部
17、97 描画データ生成部
18 画像データ生成部
19 プロセス制御部
161 クリップ位置判断部
162 矩形生成部
971 矩形統合部

Claims (5)

  1. 図形を特定する図形情報および前記図形のうち描画する領域を特定する描画領域情報を含む描画情報を入力する入力部と、
    前記描画情報を解析し、前記図形情報で特定される図形のうち前記描画領域情報で特定される領域内の図形を描画図形として生成する図形解析部と、
    前記描画図形を特定する描画データを生成する描画データ生成部と、
    前記描画データから出力イメージデータとなる画像データを生成する画像データ生成部とを備え、
    前記図形解析部は、前記図形情報で特定される図形の位置と前記描画領域情報で特定される領域の位置との関係を判断する位置判断部と、前記判断結果に基づいて、前記図形情報で特定される図形のうち、前記描画領域情報で特定される領域内の描画図形を生成する描画領域生成部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記位置判断部が、前記図形情報で特定される図形と、前記描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、前記描画データ生成部は、前記描画領域生成部で生成された描画図形を複数の描画図形に分割し、前記分割した描画図形毎に描画データを生成し、
    前記位置判断部が、前記図形情報で特定される図形と、前記描画領域情報で特定される領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、前記描画データ生成部は、前記描画領域生成部で生成された描画図形を複数の描画図形に分割することなく、前記重なり領域を一つの描画図形として描画データを生成することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記図形情報で特定される図形が円であるとき、
    前記位置判断部が、前記円と、前記描画領域情報で特定される矩形領域との重なり領域が矩形でないと判断したとき、前記描画領域生成部は、前記円を複数の台形に分割し、前記分割した台形のうち前記矩形領域内の台形を描画図形として生成し、
    前記位置判断部が、前記円と、前記描画領域情報で特定される矩形領域との重なり領域が矩形であると判断したとき、前記描画領域生成部は、前記円を複数の台形に分割することなく、前記矩形領域内の前記円の全部を描画図形として生成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記描画データ生成部は、分割した複数の描画図形が連続する複数の矩形となったとき、前記複数の矩形を統合して一つの矩形の描画データを生成する矩形統合部を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記矩形統合部は、前記複数の描画矩形が一辺で隣接し、一つの矩形を形成するとき、前記複数の矩形を統合して一つの矩形の描画データを生成することを特徴とする画像形成装置。
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