JP2013202510A - リン含有水の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消石灰の過剰投入が防止され、水質の良好な処理水を得ることができるリン含有水の処理方法を提供する。
【解決手段】リン含有水に消石灰を添加して、リン含有水中のリンをカルシウム塩として固液分離するリン含有水の処理方法であって、沈殿槽5での固液分離により得られた汚泥の一部を返送して汚泥調整槽9で消石灰と混合し、この混合物をリン含有水に第1反応槽1に添加し、第2反応槽2を経由してリン含有水を処理する方法において、該反応槽2のpHの検出値と、SS計11で検出される返送汚泥の濃度とに基いて汚泥調整槽9への消石灰の添加量を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】リン含有水に消石灰を添加して、リン含有水中のリンをカルシウム塩として固液分離するリン含有水の処理方法であって、沈殿槽5での固液分離により得られた汚泥の一部を返送して汚泥調整槽9で消石灰と混合し、この混合物をリン含有水に第1反応槽1に添加し、第2反応槽2を経由してリン含有水を処理する方法において、該反応槽2のpHの検出値と、SS計11で検出される返送汚泥の濃度とに基いて汚泥調整槽9への消石灰の添加量を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明はリン含有水の処理方法に係り、特に、リン含有水に消石灰を添加してリン含有水中のリンをカルシウム塩として固液分離するに当り、固液分離により得られた汚泥の一部を返送して消石灰と混合してリン含有水に添加するリン含有水の処理方法に関する。さらに詳しくは、消石灰の過剰添加を防止することができるリン含有水の処理方法に関する。
従来、リン含有水の処理方法として、リン含有水に鉄化合物、アルミニウム化合物又はカルシウム化合物を添加してリン含有水中のリンを難溶性の鉄塩、アルミニウム塩又はカルシウム塩として析出させ、析出物を凝集沈殿させて固液分離する方法がある。この方法のうち、鉄化合物、アルミニウム化合物を用いる方法では、鉄化合物やアルミニウム化合物が比較的高価である上に、大量の汚泥が発生することから、カルシウム化合物による処理方法が広く採用されている。
しかしながら、カルシウム化合物を用いる方法でも、多量のカルシウム化合物を必要とし、従って発生する汚泥量が多く、また、pH10以上の強アルカリ性で実施する必要があることから、スケール生成や分離水の中和が必要であるといった問題があった。即ち、リン含有水にカルシウム化合物を添加すると、リン含有水中のリンはCa5(PO4)3OHの形で沈殿するが、この反応を生起させるためにはpH10以上の強アルカリ性とする必要がある。
特開平8−224587号公報には、pH7.5〜11の比較的低いpHでの反応を可能とするために、固液分離により得られた汚泥の一部を消石灰と混合して反応槽にてリン含有水に添加し、この反応槽の反応をpH7.5〜11で行う方法が提案されている。また、特開2001−70951号公報には、返送汚泥と消石灰とを混合する槽のpHを7〜12とすることが記載されている。
このように分離汚泥に消石灰を添加混合すると、汚泥表面に消石灰が吸着し、リン含有水中のリンが汚泥表面で消石灰と反応し、カルシウム塩が汚泥表面に強く吸着した状態にて生成するようになる。これにより、汚泥の凝集性、沈降性が向上する。
従来、反応槽への消石灰供給量を反応槽や消石灰・返送汚泥混合槽のpHに応じて制御することが行われているが、原水リン濃度の変動や反応槽のpH計の不具合などにより消石灰が過剰投入された場合、反応槽流出水中に未溶解の消石灰が残存し、固形物の沈降性が低下し、処理水が白濁することがある。また、消石灰の溶解は高pHほど遅いこと、飽和液のpHは12.4とあまり高くないことなどの理由で、反応槽等のpHに基づく消石灰添加量制御方式では、消石灰過剰投入防止に限界があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、消石灰の過剰投入が防止され、水質の良好な処理水を得ることができるリン含有水の処理方法を提供することを目的とする。
本発明のリン含有水の処理方法は、リン含有水に消石灰を添加して、リン含有水中のリンをカルシウム塩として固液分離するリン含有水の処理方法であって、固液分離により得られた汚泥の一部を返送して消石灰と混合し、この混合物をリン含有水に反応槽にて添加するリン含有水の処理方法において、該反応槽のpHの検出値と、返送汚泥の濃度とに基いて消石灰の添加量を制御することを特徴とするものである。
本発明では、返送汚泥の濃度が所定濃度以上のときには、前記反応槽のpHが目標pHとなるように消石灰の添加量を制御し、返送汚泥濃度が該所定濃度よりも低くなったときには、消石灰添加量をそれまでの添加量よりも所定量減少させることが好ましい。この所定濃度は、例えば20〜35重量%、好ましくは26〜29重量%の間から選定された濃度とされる。
本発明のリン含有水の処理方法において、消石灰と返送汚泥とを混合した混合物を反応槽にてリン含有水に添加することにより、リンのカルシウム塩が汚泥表面に強く吸着した状態で生成する。このリンのカルシウム塩を含む汚泥が固液分離され、分離された汚泥の一部が返送され、消石灰との混合に供される。
本発明では、反応槽への上記混合物の添加量を反応槽のpHと、返送汚泥の濃度とに基づいて制御するので、消石灰の過剰投入が防止される。
即ち、上記方法において、消石灰が過剰に投入されると、固液分離部に汚泥と共に未溶解の消石灰が流入するようになり、固形分の分離性が低下し、処理水が白濁すると共に、分離した汚泥の濃度も低下する。通常の場合、消石灰が適正量添加されているときには、汚泥濃度は約30%(重量%。以下、同様。)であるが、消石灰が過剰添加されると、汚泥濃度は25%以下に低下する。
本発明では、この汚泥濃度の低下が検知されると、消石灰の添加量を減少させ、消石灰の過剰添加を防止する。
消石灰の添加量を減少させるには、それまでの消石灰添加量に比べて定率的又は定量的に減少させるのが好ましい。
本発明において、原水となるリン含有水の種類及びそのリン濃度には特に制限はなく、本発明は、リン酸又はリン酸塩を数ppmから数重量%までの範囲で含有する幅広い廃水、例えば、リン酸製造工場廃水、肥料工場廃水、食品添加剤工場廃水、金属表面処理工場廃水、半導体部品製造工場廃水等の工場廃水の他、一般家庭排水や農業排水、下水処理排水等に適用することができる。
以下に図1を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のリン含有水の処理方法の実施の形態を示す系統図である。
この方法では、原水(リン含有水)を第1反応槽1に導入し、汚泥調整槽9からの消石灰・汚泥混合物と混合した後、第2反応槽2に導入し、さらに反応を進行させ、原水中のリンをカルシウム化合物として析出させる。析出物の少なくとも一部は汚泥に吸着される。この第2反応槽2内の液をpH調整槽3に導入し、硫酸、塩酸等の酸(好ましくは塩酸)を添加してpHを凝集に適したpH(例えばpH8〜10、好ましくはpH9〜10)とした後、凝集槽4に導入する。この凝集槽4にて凝集剤を添加して凝集処理し、凝集処理液を沈殿槽5で固液分離し、分離水を処理水として取り出す。一方、分離汚泥のうちの一部を返送汚泥としてポンプ7及び返送ライン8を介して汚泥調整槽9に送給し、残部は引き抜き汚泥としてライン6から系外へ抜き出す。返送汚泥は、汚泥調整槽9内において消石灰が消石灰スラリー供給ポンプ14から添加され、混合される。この消石灰・汚泥混合物が第1反応槽1に供給される。
なお、この実施の形態では、ポンプ14によって消石灰を汚泥調整槽9に添加しているが、消石灰スラリー循環ラインに弁を設け、この弁を開弁させることによって消石灰を消石灰循環ラインから汚泥調整槽9に添加するように構成してもよい。この場合は、弁を間欠的に開弁させると共に、弁の開弁時間と閉弁時間の比率を変えることにより消石灰添加量が変更される。
第1反応槽1及び第2反応槽2にそれぞれpH計10、15が設けられ、汚泥返送ライン8に汚泥濃度を検知するSS計11が設けられ、これらの検出信号が制御器13に入力される。制御器13は、これらの信号に基づいて消石灰スラリー供給ポンプ14を制御し、汚泥調整槽9への消石灰の添加量を制御する。なお、汚泥調整槽9にもpH計12が設けられ、汚泥調整槽9内のpHを監視しても良い。
汚泥調整槽9での消石灰の汚泥への吸着は比較的速く、また、消石灰の添加制御は第1反応槽1及び/又は第2反応槽2でのpHに基づき行われる。このため、汚泥調整槽9内で汚泥滞留時間は短くて良く、具体的には1時間以内、好ましくは30分以内となる。
第1反応槽1及び第2反応槽2内における汚泥の合計の滞留時間は長いほどリンの除去率が向上するが、過度に長いと反応槽1,2の容量が増大するため、通常は合計で5〜30分程度とするのが好ましい。
このように滞留時間が短い場合には、第1反応槽1で消石灰の反応は平衡に達することは無く(pHは安定せず)、第2反応槽2において消石灰の反応が平衡に達する(pHが安定する)。したがって、ポンプ14(又は消石灰供給弁)による消石灰の添加量の制御は、第2反応槽2内のpHが7〜11、好ましくはpH9〜10となるように調整される。
なお、第1反応槽の滞留時間が十分に長い場合には、第2反応槽は設けなくともよい。この場合には、第1反応槽1内のpHが7〜11、好ましくはpH9〜10となるように消石灰の添加量が制御される。ただし、第2反応槽2を設けた方が反応槽全体での滞留時間を短くすることが可能となり好適である。
このように滞留時間が短い場合には、第1反応槽1で消石灰の反応は平衡に達することは無く(pHは安定せず)、第2反応槽2において消石灰の反応が平衡に達する(pHが安定する)。したがって、ポンプ14(又は消石灰供給弁)による消石灰の添加量の制御は、第2反応槽2内のpHが7〜11、好ましくはpH9〜10となるように調整される。
なお、第1反応槽の滞留時間が十分に長い場合には、第2反応槽は設けなくともよい。この場合には、第1反応槽1内のpHが7〜11、好ましくはpH9〜10となるように消石灰の添加量が制御される。ただし、第2反応槽2を設けた方が反応槽全体での滞留時間を短くすることが可能となり好適である。
第2反応槽2内の液をpH調整槽3に導入してpH8〜10、好ましくは9〜10に調整する。酸としては、前述の通り、硫酸又は塩酸、特に塩酸が好適である。
pH調整槽3内の液は凝集槽4にて凝集処理される。ここで使用される凝集剤としては、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド、尿素−ホルマリン樹脂などのノニオン性高分子凝集剤、ポリアミノアルキルメタクリレート、ポリエチレンイミン、ハロゲン化ポリジアリルアンモニウム、キトサンなどのカチオン性高分子凝集剤、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド部分加水分解物、部分スルホメチル化ポリアクリルアミド、ポリ(2−アクリルアミド)−2−メチルプロパン硫酸塩などのアニオン性高分子凝集剤等の高分子凝集剤を使用することができる。これらの高分子凝集剤の中で、ノニオン性高分子凝集剤及びアニオン性高分子凝集剤は凝集効果に優れているので、特に好適に使用することができる。これらの高分子凝集剤の添加量は、通常の場合、0.5〜5mg/L程度である。
凝集槽4の凝集処理液は沈殿槽5で固液分離され、分離水は処理水として取り出され、放流されるか又は次工程で処理される。
一方、分離汚泥は一部が返送汚泥としてライン8から汚泥調整槽9に送給され、残部は余剰汚泥としてライン6から引き抜かれる。なお、通常の場合、この返送汚泥の返送率は、原水に対して5〜200%程度が好ましい。
この実施の形態では、返送汚泥の濃度をSS計11で検出し、この検出濃度が規定濃度以上、具体的には26〜35%の範囲から選ばれた濃度以上(例えば30%以上)であるときには、第2反応槽2のpHが7〜11特に9〜10となるようにポンプ14(又は消石灰供給弁)を制御して消石灰添加量を制御する。SS計11の検出濃度が上記規定濃度よりも低くなったときには、消石灰の添加が過剰であると判断し、ポンプ14(又は消石灰供給弁)による消石灰添加量を減少させる。
消石灰添加量を減少させるには、それまでの消石灰添加量を定率的に又は定量的に減少させる。例えばそれまでの消石灰添加量の80〜90%の添加量としてもよく、それまでの消石灰添加量から予め設定した所定量だけ減少させるようにしてもよい。
ただし、消石灰添加量を減少させた後、第2反応槽2のpHが目標範囲よりも低くなったときには、第2反応槽2のpHが目標範囲となるように消石灰添加量を増加させる。
消石灰添加量を減少させた後、SS計11の検出濃度が30%以上になったとき、あるいはSS計11の検出濃度が上昇傾向に転じないときには、消石灰添加量制御を減少前の条件に戻す。
消石灰添加量を減少させた後、所定時間(例えば槽1〜4の総滞留時間の1〜3倍)運転を行ってもSS計11の検出濃度が30%以上とならないときには、さらに消石灰添加量を減少させ、上記と同様の制御を行い、必要に応じこれを繰り返す。これにより消石灰の過剰添加が防止され、水質の良好な処理水が得られるようになる。
なお、図1に示す方法は本発明の実施の形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り、図示の方法に何ら限定されるものではない。
例えば、凝集槽4は必ずしも必要とされず、pH調整槽3から沈殿槽5への移送配管に凝集剤を直接注入しても良い。また、本発明では、汚泥を返送することで、凝集性に優れた汚泥を得ることができることから、このような凝集処理を省略しても良い。しかし、生成汚泥のフロック化の促進のためには反応槽と沈殿槽との間に凝集槽を設けるのが好ましい。
また、消石灰の一部を第1反応槽1に添加してもよい。
さらに、固液分離手段としては、沈殿槽の他、遠心分離機、加圧浮上槽や膜分離装置を用いても良いが、本発明で得られる汚泥は沈降性が極めて良好なものであるため、固液分離手段としては沈殿槽が好ましい。
以下に実施例、比較例及び参考例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1
下水を処理している活性汚泥法の処理水(pH7.1,リン酸濃度1.9mg/L)を原水として処理を行った。まず、この原水に水酸化カルシウムをpHが10になるよう添加した後、凝集剤としてポリアクリルアミド部分加水分解物を0.5mg/L添加して凝集沈殿処理した。これを繰り返して、生成した汚泥を集め、これを2L容量の汚泥調整槽9に投入した。このとき、汚泥の濃度は15g/L、pHは9.2であった。この汚泥を2週間、ゆっくり攪拌し続けた。2週間後、この汚泥を5L容量の第1反応槽1に導入し、同時にこの第1反応槽1中に原水を20L/hrの速度で通水した。
下水を処理している活性汚泥法の処理水(pH7.1,リン酸濃度1.9mg/L)を原水として処理を行った。まず、この原水に水酸化カルシウムをpHが10になるよう添加した後、凝集剤としてポリアクリルアミド部分加水分解物を0.5mg/L添加して凝集沈殿処理した。これを繰り返して、生成した汚泥を集め、これを2L容量の汚泥調整槽9に投入した。このとき、汚泥の濃度は15g/L、pHは9.2であった。この汚泥を2週間、ゆっくり攪拌し続けた。2週間後、この汚泥を5L容量の第1反応槽1に導入し、同時にこの第1反応槽1中に原水を20L/hrの速度で通水した。
この第1反応槽1の液を5L容量の第2反応槽2を経て10L容量のpH調整槽3に導入し、硫酸添加によりpH9.0とした。これを凝集槽4に導入し、凝集剤としてポリアクリルアミド部分加水分解物を0.5mg/L添加して凝集沈殿処理した。
この凝集処理液を50L容量の沈殿槽5に導入して固液分離し、分離汚泥を上記汚泥調整槽9に導入すると共に、この汚泥調整槽9に消石灰を添加した。この汚泥調整槽9からの流出汚泥を5L/hrの速度で第1反応槽1に送給し、この処理を継続した。ポンプ14による汚泥調整槽9への消石灰添加量は、第2反応槽2のpHが9.5となるように制御した。
この運転を2ヶ月継続したところ、処理水のpHは8.0、リン濃度は0.15mg/Lとなった。SS計11による返送汚泥濃度は30%であり、処理水に白濁は見られなかった。また、汚泥調整槽9の汚泥濃度は14g/Lであり、汚泥調整槽9内の汚泥の滞留時間は2時間であった。なお、1日当りの引き抜き汚泥量は、系全体の保有汚泥量の1/20とし、系内の汚泥の滞留時間は20日とした。この処理に必要とされた消石灰添加量の平均値は、180g/hであった。
その後、さらに運転を継続したところ、10日目にSS計11の検出濃度が25%に低下し、また沈殿槽5からの処理水に白濁が見られた。そこで、ポンプ14からの消石灰添加量を150g/hに減少させ、2時間経過観察したところ、返送汚泥濃度は30%に回復し、また処理水の白濁も解消した。そこで、ポンプ14からの消石灰添加量を、第1反応槽1のpHが7.0となる制御に戻した。
1 第1反応槽
2 第2反応槽
3 pH調整槽
4 凝集槽
5 沈殿槽
9 汚泥調整槽
11 SS計
2 第2反応槽
3 pH調整槽
4 凝集槽
5 沈殿槽
9 汚泥調整槽
11 SS計
Claims (3)
- リン含有水に消石灰を添加して、リン含有水中のリンをカルシウム塩として固液分離するリン含有水の処理方法であって、
固液分離により得られた汚泥の一部を返送して消石灰と混合し、この混合物をリン含有水に反応槽にて添加するリン含有水の処理方法において、
該反応槽のpHの検出値と、返送汚泥の濃度とに基いて消石灰の添加量を制御することを特徴とするリン含有水の処理方法。 - 請求項1において、返送汚泥の濃度が所定濃度以上のときには、前記反応槽のpHが目標pHとなるように消石灰の添加量を制御し、
返送汚泥濃度が該所定濃度よりも低くなったときには、消石灰添加量をそれまでの添加量よりも減少させることを特徴とするリン含有水の処理方法。 - 請求項2において、返送汚泥の前記所定濃度は、20〜35重量%の間から選定された濃度であることを特徴とするリン含有水の処理方法。
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JP2012074338A JP2013202510A (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | リン含有水の処理方法 |
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Cited By (2)
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CN104085931A (zh) * | 2014-06-27 | 2014-10-08 | 河南新大新材料股份有限公司 | 工业废水处理综合调节系统及调节方法 |
CN107758911A (zh) * | 2016-08-18 | 2018-03-06 | 宜兴市天马环保工程有限公司 | 一种磷化废水处理系统 |
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2012
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CN104085931B (zh) * | 2014-06-27 | 2016-04-06 | 河南易成新能源股份有限公司 | 工业废水处理综合调节系统及调节方法 |
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