JP2013200706A - 入退連動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従業員の施設内外の現在位置を把握し管理することで、有事の際の迅速な対応を可能とする入退連動システムを提供する。
【解決手段】
組織に所属する従業員の現在位置に関するログを取得する1つ以上の第1のシステムから送信された前記ログを受信するログ情報収集部と、ログに基づいて現在位置を推定するポリシを予め記憶するポリシ記憶部と、従業員の現在位置と前記現在位置に対応するグループを予め記憶するグループ化記憶部と、前記ログと記憶された前記ポリシに基づいて従業員の現在位置を推定する現在位置推定部と、推定された前記現在位置に対応するグループを取得し、前記従業員に対するサービスを提供する1つ以上の第2のシステムに前記従業員の前記グループを送信するするグループ化処理部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入退連動システムに関する。
特許文献1によれば、災害が発生した時に、組織に所属する構成員だけでなく、外来者などの避難を要する在館者まで含めて確認するために、平常時、入退館および入退室を管理して在館している施設内居場所データを作成、管理し、災害時、安全管理組織に属する構成員に従って上記施設内居場所データをグループ化し、安否確認の対象者データの作成、安否確認サーバに伝送する災害時安否確認システムが公開されている。
また特許文献2によれば、安否情報管理システムが被災時等の緊急時にのみ利用されるものであり習熟が難しく、被災時にスムーズな運用ができないため、平時には在席識別情報表示データを用いて各従業員の在席状況を把握し、災害時等の緊急時には、各従業員に緊急連絡メールを送信し、前記緊急連絡メールに対する各従業員からの返信状況を、安否識別情報表示データを用いて把握し、安否確認が取れたかどうかを管理する、安否情報管理システムが公開されている。
特開2006ー11721号公報 特開2010ー181974号公報
しかし、特許文献1に記載の災害時安否確認システムでは、災害が発生してから安否確認の対象者データの作成を行うために、災害時にネットワーク切断やサーバ停止などの不慮のシステム障害が発生した場合に、安否確認サーバに確実に安否確認の対象者データが届かない可能性があった。
また、特許文献2に記載の安否情報管理システムでは、緊急時に各従業員に一斉に緊急連絡メールを送信するために、大量の従業員を抱える組織においては、緊急メールの送信完了までに時間がかかってしまい、緊急時の初動対応がスムーズにいかない可能性があった。
前記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、組織に所属する従業員の現在位置に関するログを取得する1つ以上の第1のシステムから送信された前記ログを受信するログ情報収集部と、ログに基づいて現在位置を推定するポリシを予め記憶するポリシ記憶部と、従業員の現在位置と前記現在位置に対応するグループを予め記憶するグループ化記憶部と、前記ログと記憶された前記ポリシに基づいて従業員の現在位置を推定する現在位置推定部と、推定された前記現在位置に対応するグループを取得し、前記従業員に対するサービスを提供する1つ以上の第2のシステムに前記従業員の前記グループを送信するするグループ化処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の入退連動システムによれば、迅速に安否確認を行うことができる。
入退連動システムの全体システム構成を示した図である。 従業員の現在位置の例を示した図である。 入退連動システムのブロック構成を示した図である。 ログ情報のデータを示した図である。 現在位置管理DBのデータを示した図である。 入退連動システム全体の処理の流れを示した図である。 グループ化処理の一例を示した図である。 安否確認処理の一例を示した図である。 安否確認処理の一例を示した図である。 第2実施例におけるグループ化処理の一例を示した図である。 第2実施例における所在管理処理の一例を示した図である。 第3実施例におけるグループ化処理の一例を示した図である。 第4実施例における人員配置DBのデータ構造を示した図である。 第4実施例におけるグループ化処理の一例を示した図である。 第5実施例における避難誘導システムによる管理対象施設の一例を示した図である。 第5実施例におけるグループ化処理の一例を示した図である。 第6実施例における業務データ管理システムとの連携システム構成を示した図である。 第6実施例におけるグループ化処理の動作シーケンスの一例を示した図である。 第6実施例におけるデスクトップ画面のインタフェースの一例を示した図である。 グループ管理DBのデータを示した図である。
入退連動システムは、組織に所属する従業員の現在位置を管理することで、有事の迅速かつ効率良い安否確認などの対応を可能とする。以下、図面を参照しつつ、入退連動システムの実施形態について説明する。
(第1実施例)
入退連動システム1の全体システム構成図を、図1を使って説明する。入退連動システム1は、フラッパーゲート管理システム21、入退室管理システム22、スケジュール管理システム23、PCログイン管理システム24、監視カメラ管理システム25、リモートアクセス管理システム26、携帯端末管理システム27と連動し、また安否確認システム31と連動する。入退連動システム1は、フラッパーゲート管理システム21などからログ情報を収集するログ情報収集部11と、従業員の現在位置をログ情報から推定する現在位置推定部12と、従業員の現在位置を格納する現在位置管理DB13と、安否確認システム31が保有する安否確認送信先DB32のデータを受信し、従業員の現在位置に対応するグループDB15に記憶されたとおりに従業員の現在位置に対応したグループを決定するグループ化処理部14とから構成される。ここで、フラッパーゲート管理システム21、入退室管理システム22、スケジュール管理システム23、PCログイン管理システム24、監視カメラ管理システム25、リモートアクセス管理システム26、携帯端末管理システム27を第一のシステムとし、安否確認システム31、所在管理システム41、人員配置システム51、避難誘導システム61を第2のシステムとする。
なお安否確認システム31は、緊急地震速報33を受信し、安否確認メール34を安否確認送信先DB32に従って従業員に送信するシステムである。
ところで第1実施例では、所在管理システム41、所在管理DB42、所在管理端末43、入室人数管理DB44、電子錠45、人員配置システム51、人員配置DB52、避難誘導システム61、避難経路管理DB62は使用せず、第2実施例以降で後述する。
入退連動システム1により推定する従業員の現在位置の例を、図2を使って説明する。入退連動システム1は、従業員の現在位置を、施設内201と施設外202に大きく分類して把握する。施設内201の現在位置はさらに、打合せ部屋など許可を受けた外来者まで入室可能なレベル1居室211、従業員のみが入室可能なレベル2居室212、サーバ室など限られた従業員のみが入室可能なレベル3居室213、その他施設内210に分類する。施設外202の現在位置はさらに、勤務203状態である在宅勤務220と、外出204状態である外出先230あるいは交通機関231で移動中に分類する。
入退連動システム1は、施設内201かつ勤務203状態にいる従業員に対しては、フラッパーゲート管理システム21、入退室管理システム22、PCログイン管理システム24、監視カメラ管理システム25、スケジュール管理システム23からのログによって、現在位置を確認する。施設外202かつ勤務203状態にいる従業員に対しては、リモートアクセス管理システム26、携帯端末管理システム27、スケジュール管理システム23からのログによって、現在位置を確認する。施設外202かつ外出204状態にいる従業員に対しては、携帯端末管理システム27、スケジュール管理システム23からのログによって、現在位置を確認する。
入退連動システム1のブロック図を、図3を使って説明する。入退連動システム1は、CPU301、メモリ302、記憶装置303、通信部304、電源部305が、入力部306、出力部307、バス308で接続された構成をとる。CPU301は、中央演算処理装置であり、ログ情報収集部11、現在位置推定部12、グループ化処理部14の処理を行う。メモリ302は、CPU301が処理するときに利用する主記憶装置である。記憶装置303は、CPU301への入力データや出力データを保管するための補助記憶装置であり、現在位置管理DB13、グループ管理DB15を保存する。通信部304は、外部ノードとの通信を行う通信装置であり、連動対象である各種システムと通信を行う。電源部305は、入退連動システム1に電源を供給する装置であり、電源コンセント等と接続される。入力部305は、管理者が入力するためのインタフェースであり、例えば、カードリーダ、タッチパネル、キーボード、音声入力などである。出力部305は、管理者にフィードバックを与えるためのインタフェースであり、例えば、画面表示、音声表示、印字などである。
次に図4、図5を使って、入退連動システム1で使用するデータ図を説明する。
ログ情報収集部1が収集するログ情報のデータ図を、図4を使って説明する。図4(a)は、フラッパーゲート管理システム21が出力するログ401の一例であり、日時、従業員ID、フラッパーゲートID、移動方向からなる。図4(b)は、入退室管理システム22が出力するログ402の一例であり、日時、従業員ID、カードリーダIDからなる。図4(c)は、スケジュール管理システム23が出力するログ403の一例であり、日時、従業員ID、時間帯、リマインダ情報からなる。図4(d)は、PCログイン管理システム24が出力するログ404の一例であり、日時、従業員ID、マシン名、IPアドレスからなる。図4(e)は、監視カメラ管理システム25が出力するログ405の一例であり、日時、従業員ID、カメラIDからなる。なお従業員IDは、監視カメラ管理システム25で顔認識された結果である。図4(f)は、リモートアクセス管理システム26が出力するログ406の一例であり、日時、従業員ID、アクセス元IPアドレスからなる。図4(g)は、携帯端末管理システム27が出力するログ407の一例であり、日時、従業員ID、緯度、経度、高さからなる。前記ログ401〜407はすべて、1行のログエントリを0個以上保有する。
現在位置管理DB13で管理する情報のデータ図を、図5を使って説明する。現在位置管理DB13は、従業員ID501、現在位置502、方向503、ログ情報源504、ログ日時505から構成される。現在位置管理DB13は、1行のDBエントリを、組織に所属する従業員の数だけ保有する。従業員ID501には、所員番号や氏名などを格納する。現在位置502には、施設内、施設外、レベル1〜レベル3などの現在位置に関する情報を格納する。方向503には、入室、退室、入館、退館、あるいは移動方向先である地域の情報を格納する。ログ情報源504には、前記ログ401〜407を出力したフラッパーゲート管理システム21〜携帯端末管理システム27を区別する情報を格納する。ログ日時505は、前記ログ401〜407に記録された日時の情報を格納する。
なお前記現在位置502は、現在位置に関してさらに詳細な情報を示すものであっても良い。
グループ管理DB15で管理する情報のデータを、図20を使って説明する。グループ管理DB15は、グループ化レベル1テーブル2001、グループ化レベル2テーブル2002、以下同様なテーブルが階層的に続く構造を持つ。グループ化レベル1テーブル2001は、さらに定義グループ2002、次レベルとの関連2003の列を持つ。次レベルとの関連2003は、グループ化レベル2テーブル2002の定義グループとの関連性について定義する。このような構造により、入退連動システム1の連携先となる様々なシステムに対し現在位置をグループ化するに際し、複数のグループ化レベルで表現できると共に、異なるグループ化レベル間の関連性を維持することができる。
次に入退連動システム1の処理の流れを、図6を使って説明する。
ログ情報収集部11は、フラッパーゲート管理システム21をはじめ携帯端末管理システム27などから、ログ401〜407を収集する。即ち、組織に所属する従業員の現在位置に関するログを取得する1つ以上の第1のシステム(フラッパーゲート管理システム21など)から送信されたログを受信する。なお、ログ情報の収集は、ログ情報収集部11がプル型で集めるものであっても、各システムからのプッシュ型で集めるものであっても良い(ステップ601)。
現在位置推定部12は、ログエントリの数だけ後述するステップ603〜ステップ607を繰り返す(ステップ602)。
現在位置推定部12は、ログ401〜407のログエントリから、従業員IDを取得する(ステップ603)。
現在位置推定部12は、ログ401〜407のログエントリから、日時を取得する(ステップ604)。
現在位置推定部12は、前記ステップ603で取得した従業員IDを用い、現在位置管理DB13を検索し、前記従業員IDに該当するログ日時505を取得する。もし前記ステップ604で取得した日時、ログ日時505よりも最新であるならば、続くステップ606に進む。もし最新でなければ、後述するステップ608に進む(ステップ605)。
現在位置推定部12は、ログ401〜407のログエントリから、従業員の現在位置に関する情報を取得あるいは推定する。ログ401の場合、フラッパーゲートIDと移動方向から、どこのゲートをどの方向に通過したかの情報を取得する。ログ402の場合、カードリーダIDから、どこのドアを通過したかの情報を取得する。ログ403の場合、リマインダ情報から、いつどこにいることが予定されているかを取得する。ログ404の場合、マシン名とIPアドレスから、どの部屋に設置されたPCにログインしたかの情報を取得する。ログ405の場合、カメラIDから、どこに設置されたカメラで従業員を顔認識したかの情報を取得する。ログ406の場合、アクセス元IPアドレスから、どの地域からリモートアクセスしてきたかの情報を取得する。ログ407の場合、緯度、経度から従業員がどの地域にいるかの情報を取得する。これらの情報をもとに、現在位置502と方向503とを割り出す。ただし、ログエントリの日時の項目が最新であっても、前記日時が現在時刻と比較して所定の時間以上経過した場合には、最後に確認された現在位置と方向から現在位置を推定する。例えば、現在位置を推定するポリシはログ毎に異なるが、例えばログ401で、退館してから所定時間未満であれば施設付近と類推し、所定時間以上であれば外出であると推定しても良い。即ち、ログに基づいて現在位置を推定するポリシを予め記憶するポリシ記憶部を更に備え、現在位置推定部は、ログと記憶されたポリシに基づいて従業員の現在位置を推定しても良い。
(ステップ606)。
現在位置推定部12は、前記ステップ605で該当した従業員IDのDBエントリに対して、現在位置502、方向503、ログ情報源504、ログ日時505のデータを更新する(ステップ607)。
現在位置推定部12は、ログエントリ数の分だけ完了したかどうかを判定する。なおログ401〜ログ407のうち、スケジュール管理システム23に係るログ403は、確実に当該場所にいるわけではなく予定される場所の情報が含まれ、他のログに比べ性質が異なるため、ログ403以外のログを使っても従業員の現在場所が分からなかった場合に限り、ログ403を使って現在位置を把握するものであっても良い(ステップ608)。
次にグループ化処理部14は、連動する外部システムの数だけ後述するステップ610を繰り返す。第1実施例では、安否確認システム31を例にとり、以下説明する(ステップ609)。
グループ化処理部14は、安否確認システム31の安否確認送信先DB32に対して、グループ管理DB15に従って安否確認送信先のグループを決定する。即ち、従業員の現在位置と前記現在位置に対応するグループを予め記憶するグループ化記憶部を更に備え、推定された現在位置に対応するグループを取得し、従業員に対するサービスを提供する1つ以上の第2のシステム(安否確認システム31など)に前記従業員の前記グループを送信する。グループ分けの例を、図7を使って後述する。更に、決定したグループを安否確認システムに送信する(ステップ610)。
グループ化処理部14は、連動する外部システムの数だけ処理が終了したかどうかを判断する(ステップ611)。
以上のステップ601〜ステップ611は、定期的に実施するものであっても良く、あるいはログ情報をプッシュ型で収集する場合には、ログ情報を収集することを契機に実施するものであっても良い。あるいは、定期的に実施する場合にも、従業員の職位を更に記憶し、職位の高い人は高い更新頻度で、職位の低い人は低い更新頻度で現在位置管理DB13を更新するものであっても良い。また、グループ化処理部は、第2のシステムである安否確認システムが保有する安否確認送信先DBのDBエントリを受信し、更新された現在位置に従ってグループ化する、あるいは、第2のシステムである所在管理システムが保有する所在管理DBのDBエントリを受信し、更新された現在位置に従ってグループ化する、あるいは、第2のシステムである所在管理システムが保有する入室人数管理DBのDBエントリを受信し、更新された現在位置に従ってグループ化する、あるいは、第2のシステムである人員配置管理システムが保有する人員配置DBのDBエントリを受信し、更新された現在位置に従ってグループ化する、あるいは、第2のシステムである避難誘導システムが保有する避難経路管理DBのDBエントリを受信し、更新された現在位置に従ってグループ化する、あるいは、第2のシステムである業務サーバ管理システムが保有する業務データ受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化しても良い。
ここで図7を使って、前記ステップ610で述べた、安否確認送信先のグループ分けの一例を説明する。安否確認送信先DB32は、従業員ID、送信先メールアドレス、グループ属性、を1行のDBエントリとする0個以上のDBエントリから構成されるデータ構造をもつ。グループ化処理部14は、現在位置管理DB13を参照し、安否確認送信先DB32のDBエントリを、グループ化レベル1(700)、あるいはグループ化レベル2(710)、あるいはグループ化レベル3(720)のいずれかで、前記グループ属性を付与する。
グループ化レベル1(700)では、グループ化処理部14は、現在位置管理DB13の現在位置502を参照し、従業員のグループ属性として、勤務状態701あるいは外出状態702のいずれか一方を付与する。
グループ化レベル2(710)では、グループ化処理部14は、現在位置管理DB13の現在位置502、方向503、ログ日時505を参照し、従業員のグループ属性として、施設内勤務状態711、在宅勤務状態712、退館後所定時間以上状態713、退館後所定時間内状態714のいずれか一方を付与する。
グループ化レベル3(720)では、グループ化処理部14は、現在位置管理DB13の現在位置502、方向503、ログ日時505を参照し、レベル1居室にいる状態721、レベル2居室にいる状態722、レベル3居室にいる状態723、施設内その他にいる状態724、地域Aにいる状態725、地域Bにいる状態726、地域Cにいる状態727、施設付近にいる状態728のいずれか一方を付与する。
なお安否確認送信先DB32のグループ属性に付与する情報は、前記グループ化レベル1(710)〜グループ化レベル3(720)のいずれか一つでも良く、あるいは組み合わせであっても良い。
以上述べてきた入退連動システム1により、連動する安否確認システム31における安否確認処理は、図8あるいは図9に示すように効率化することができる。
図8は、おもに外出先における安否確認処理の一例を示した図である。外出先として、地域A802、地域B803、地域C804、地域D805に単純化し、地域Aにおける地点801で地震などの災害が起きたことを想定する。安否確認システム31は、安否確認送信先DB32が既にグループ分けされているために、地域A802にいる従業員の携帯端末810や、地域A802にて在宅勤務220中の従業員、さらには、地域A802に向かっている交通機関231に乗車中の従業員に対して、大量の従業員を抱える組織であっても効率良く優先的に安否確認メールを送信することができる。
即ち、安否確認システムは、従業員に対応するグループに基づいて安否確認メールと優先度を記憶する安否確認メール記憶部と、従業員に対応するグループに基づく安否確認メールを優先度に基づいて従業員に送信する安否確認メール送信部とを備えても良い。
さらには、地域A802に隣接する地域B803や地域C804にいる従業員に対しても、地域A802に次ぐ優先度で安否確認メールを送信することができる。
図9は、おもに施設内あるいは施設付近における安否確認処理の一例を示した図である。もし施設の付近で災害が発生した場合には、安否確認システム31は、安否確認送信先DB32が既にグループ分けされているために、レベル1居室211にいる従業員に対しては、安否確認メール34aとして、従業員と一緒に避難が必要なお客さまの人数を問い合わせる内容901を送信する。レベル2居室212にいる従業員に対しては、安否確認メールを送信しない。レベル3居室213にいる従業員に対しては、安否確認メール34bとして、システムのシャットダウンなどのシステム維持に関する内容902を送信する。施設付近にいる従業員に対しては、安否確認メール34cとして、施設に戻って避難するかどうかを問い合わせる内容903を送信する。
以上述べてきた実施例1による入退連動システムによれば、従業員の現在位置を定期的に更新して管理し、安否確認送信先をあらかじめグループ化しておくことで、いつ起こるか分からない有事の時にも、迅速に効率良く安否確認処理を行い、さらには適切な初動対応を従業員に促すことができる。
(第2実施例)
第2実施例における入退連動システムのブロック図、データ図、フローチャート図は、第1実施例における入退連動システムと同様であるが、連動先のシステムとして、所在管理システム41の場合について説明する。
所在管理システム41は、図1に示すように、所在管理DB42を保有し、また所在管理端末43と通信回線を通じて接続される構成をとる。
第2実施例における入退連動システムのグループ化処理部14のグループ化処理610の処理の一例を、図10を使って説明する。所在管理DB42は、従業員ID、所属、グループ属性を1行のDBエントリとする、従業員の人数分のDBエントリから構成されるデータ構造をもつ。グループ化処理部14は、現在位置管理DB13を参照し、所在管理DB42のDBエントリを、グループ化レベル1(1000)、あるいはグループ化レベル2(1010)、あるいはグループ化レベル3(1020)のいずれかで、前記グループ属性を付与する。
グループ化レベル1(1000)では、グループ化処理部14は、現在位置管理DB13の現在位置502を参照し、従業員のグループ属性として、施設内状態1001あるいは施設外状態1002のいずれか一方を付与する。
グループ化レベル2(1010)では、グループ化処理部14は、現在位置管理DB13の現在位置502を参照し、従業員のグループ属性として、レベル1居室にいる状態1011、レベル2居室にいる状態1012、レベル3居室にいる状態1013、在宅勤務状態1014、外出状態1015のいずれか一方を付与する。
グループ化レベル3(1020)では、グループ化処理部14は、現在位置管理DB13の現在位置502を参照し、打合せ部屋Aにいる状態1021、打合せ部屋Bにいる状態1022、部署Aにいる状態1023、部署Bにいる状態1024、部署Cにいる状態1025、サーバ室にいる状態1026、在宅勤務の状態1014、外出状態1015のいずれか一方を付与する。
なお所在管理DB42のグループ属性に付与する情報は、前記グループ化レベル(1000)〜グループ化レベル3(1020)のいずれか一つでも良く、あるいは組み合わせであっても良い。
以上述べてきた第2の実施例における入退連動システム1により、連動する所在管理システム41における従業員の所在管理の把握を、図11に示すように効率化することができる。所在管理システムは、従業員の現在位置を表示する表示部を備え、入退連動システムから従業員の現在位置を取得した場合、表示部に表示された現在位置を更新することとしても良い。
図11は、所在管理システム41における所在管理端末43上の画面イメージを示した図である。所在管理端末43は、所在管理DB42のデータを使って、所属ごとのメンバ一覧1101と、表示用のグループ化レベルを指定可能なスライダー1102と、所属ごとの集計表1103とから構成される。管理者がスライダー1102のつまみを変更することで、メンバ一覧1101に表示される現在位置を、グループ化レベル1000、1010、1020に合わせて切り替えて表示する。
以上述べてきた実施例2による入退連動システムによれば、従業員の現在位置を定期的に更新して管理し、所在管理DBをあらかじめグループ化しておくことで、従業員を監督する立場にある者が、今、どこで、誰がいるのかを効率良く把握することができる。また、グループ化レベルをスライダーで容易に切り替え可能であるため、応答性良く従業員の現在位置を把握可能である。
(第3実施例)
第3実施例における入退連動システムのブロック図、データ図、フローチャート図は、第1実施例における入退連動システムと同様であるが、連動先のシステムとして、所在管理システム41の場合について説明する。
所在管理システム41は、図1に示すように、入室人数管理DB44を保有し、また電子錠45と通信回線を通じて接続される。
第3実施例における入退連動システムのグループ化処理部14のグループ化処理610の処理の一例を、図12を使って説明する。入室人数管理DB44は、部屋ID、機密度、グループ属性を1行のDBエントリとする、施設内の部屋の数分のDBエントリから構成されるデータ構造をもつ。グループ化処理部14は、現在位置管理DB13を参照し、従業員の現在位置502を見て、入室人数管理DB44のグループ属性として、2名以上入室あり状態1201、1名入室あり状態1202、入室者なし状態1203のいずれか一方を付与する。
第3の実施例における入退連動システム1により、もし緊急地震速報などの通知を受けた場合に、所在管理システム41は、機密度が高い情報を扱う部屋の電子錠45に対して、入室人数管理DB44を調べ、もし入室者なし状態1203であれば、それ以上の入室を防ぐために、電子錠45をロック状態とする。また、もし1名入室あり状態1202であれば、1回のみ電子錠45の解錠を許可しそれ以降の入室をロック状態とする。
以上述べてきた実施例3による入退連動システムによれば、従業員の現在位置を定期的に更新して管理し、入室人数をあらかじめグループ化しておくことで、いつ起こるか分からない有事の時にも、従業員の避難と、機密度の高い情報を扱う部屋のセキュリティ確保との両立を実現することができる。
(第4実施例)
第4実施例における入退連動システムのブロック図、データ図、フローチャート図は、第1実施例における入退連動システムと同様であるが、連動先のシステムとして、人員管理システム51の場合について説明する。
第4実施例における人員配置DB52のデータ構成を図13に示す。人員配置DBはさらに、従業員の所有スキル管理テーブル1300と、充足度管理テーブル1310から構成される。
所有スキル管理テーブル1300は、従業員ID1301と所有スキル1302を1行のDBエントリとする、従業員の数だけのDBエントリを含む。従業員ID1301には、従業員の所員番号や氏名などを格納する。所有スキル1302には、前記従業員が保有するスキルの識別情報を格納する。所有スキル管理テーブル1300は、従業員が資格取得や教育受講などのタイミングで更新される。
充足度管理テーブル1310は、レベル3居室に該当するサーバ室のサーバ室ID1311、サーバ室の運用に必要なスキル1312、現在の滞在者1313、必要なスキルに対する充足度1314、不足度1315、次候補者1316を1行のDBエントリとする、サーバ室の部屋数だけのDBエントリから構成される。サーバ室ID1311には、各サーバ室の識別情報を格納する。必要スキル1312には、前記サーバ室を運用するのに必要となる必要スキルの識別情報の一覧を格納する。滞在者1313には、現在、前記サーバ室に入室している従業員IDを格納する。充足度1314には、前記従業員が保有するスキルの識別情報の集合和を格納する。不足度1315には、前記サーバ室の運用に不足するスキルの識別情報の一覧を格納する。次候補者1316には、前記サーバ室の付近にいる従業員で、滞在者1313含まれない従業員の従業員IDを格納する。入退連動システムから従業員に対応するグループを受信する人員管理システムは、従業員に対応するグループに基づいて従業員のスキル情報を予め記憶する人員配置記憶部と、従業員の要請を取得した場合、現在位置とスキルに基づいて、出動する従業員を決定する従業員決定部とを備えることとする。
第4実施例における入退連動システム1のグループ化処理部14のグループ化処理610の一例を、図14に示したフローチャートを使って示す。
グループ化処理部14は、現在位置管理DB13を参照し、従業員の現在位置の情報を入手する(ステップ1401)。
グループ化処理部14は、サーバ室の部屋数だけ、以下のステップ1403〜ステップ1407を繰り返す(ステップ1402)。
グループ化処理部14は、前記サーバ室に入室中の従業員を、現在位置管理DB13を使って調べる。その結果を充足度管理テーブル1310の滞在者1313に格納する(ステップ1403)。
グループ化処理部14は、前記充足度管理テーブル1310の滞在者1313と、所有スキル管理テーブル1300とを比較して、各サーバ室にいる滞在者によって満たされているスキルを求め、その結果を充足度1314に格納する(ステップ1404)。
グループ化処理部14は、充足度管理テーブル1310の、必要スキル1312と充足度1314とを比較して、不足しているスキルを求め、不足度1315に格納する(ステップ1405)。
グループ化処理部14は、充足度管理テーブル1310の不足度1315を参照して、不足しているスキルを確認し、当該スキルを所有する従業員を所有スキル管理テーブル1300からリストアップし、前記従業員の現在位置を現在位置管理DB13から求め、該当するサーバ室に近い場所にいる従業員を割り出し、前記従業員を充足度管理テーブル1310の次候補者1316に格納する(ステップ1406)。
以上のステップ1403からステップ1406を、サーバ室分繰り返す(ステップ1407)。
以上述べてきた第4実施例によれば、人員配置システムがサーバ室の運用に必要な従業員を平時に常に把握できているため、大地震などの災害が発生した場合にも、例えば安否確認システムと連携して次候補者に連絡を出すことで、有事にも迅速な人員配置を行うことができる。
(第5実施例)
第5実施例における入退連動システムのブロック図、データ図、フローチャート図は、第1実施例における入退連動システムと同様であるが、連動先のシステムとして、避難誘導システム61の場合について説明する。入退連動システムから従業員に対応するグループを受信する避難誘導システムにおいて、グループ化された避難経路管理DBのDBエントリに従って、グループごとに現在位置から退館口までの避難経路を割り出すこととする。
第5実施例における避難誘導システム61による管理対象施設について、図15を使って説明する。
一例として、管理対象施設は2階建ての施設とし、1Fは、施設内への入退館口1501、打合せ部屋A1502、居室A1503からなる。2Fは、居室B1504、居室C1505、サーバ室A1506からなる。前記打合せ部屋A1502はレベル1、前記居室A1503〜居室C1505はレベル2、サーバ室Aはレベル3の部屋であり、それぞれ入退室管理システムによって管理された電子錠でドアの解錠が管理されている。また、1Fと2Fをつなぐ階段1507がある。
第5実施例におけるグループ化処理部14のグループ化処理610の処理の一例を、図16を使って説明する。図16に示した避難経路管理DB62は、従業員ID、避難経路情報を1行のDBエントリとする、従業員数分のDBエントリから構成されるデータ構造を持つ。
前記グループ化処理部14は、現在位置管理DB13を参照し、現在位置502を調べ、もしいま災害が発生し退館することを想定した場合の避難経路を割り出す。打合せ部屋A1502にいる従業員なら「打合せ部屋A→退館口」ルート1601に避難経路情報をセットする。居室A1503にいる従業員なら「居室A→退館口」ルート1602に避難経路情報をセットする。居室B1504にいる従業員なら「居室B→退館口」ルート1603に避難経路情報をセットする。居室C1505にいる従業員なら「居室C→退館口」ルート1604に避難経路情報をセットする。サーバA1506にいる従業員なら「サーバ室A→居室C→退館口」ルート1605に避難経路情報をセットする。入館はしているが、どこかの部屋に入室していない従業員なら、最後に退室を確認した部屋のルート1601〜1605を割り当てるか、あるいは、単に入館している状態から「入館→退館口」ルート1606を割り当てる。
以上述べてきた、第5実施例による入退連動システムによれば、従業員の避難経路情報を平時に常に把握しているため、もし施設内の一部で火災などの災害が発生した場合に、従業員がどの経路を取って避難すべきか、あるいは、火災を避けて避難するにはどの経路が適切か、あるいは、隣の部屋が火災のために、窓から逃げた方が良いなどの判断を、避難誘導システムが迅速に判断することができ、適切な避難誘導指示につなげることができる。
(第6実施例)
第6実施例における入退連動システムのブロック図、データ図、フローチャート図は、第1実施例における入退連動システムと同様であるが、連動先のシステムとして、図17に示す業務データ管理システム71、デスクトップ管理システム81の場合について説明する。入退連動システムから従業員に対応するグループを受信する業務データ管理システムにおいて、従業員に対応する業務データを予め記憶する業務データ記憶部と、デスクトップの位置情報を予め記憶するデスクトップ記憶部と、従業員の現在位置とデスクトップの位置情報が同一の場合、従業員の業務データをデスクトップに表示する表示部を備えることとする。
まず図17を使って、業務データ管理システム71、デスクトップ管理システム18を説明する。
業務データ管理システム71は、業務データ72を保持する。業務データ72は、業務データを格納した電子ファイルと共に、業務タイプや作成日などのメタデータが付与されたデータである。
デスクトップ管理システム81は、デスクトップデータ82を保持する。デスクトップデータ82は、従業員ID、IPアドレスやMACアドレスなどの展開先のPCの識別子、デスクトップ情報から構成されるデータである。
さらに第6実施例で述べる入退連動システム1では、図17に示すように、居室1701、電子錠付きドア1702、PC1711〜1716から構成される。各PC1711〜1716は居室1701の机上に設置され、ネットワーク1703を経由して業務データ管理システム71、デスクトップ管理システム81と接続される。
次に第6実施例で述べるグループ化処理の動作シーケンスを、図18を使って説明する。動作シーケンスは、入退連動システム1、業務データ管理システム71、デスクトップ管理システム81、PC1711〜1716が連動して実現する。
入退連動システム1は、実施例1で述べたように、現在位置管理DB13を常に最新版に保つ。グループ化処理部14は、現在位置管理DB13を参照し、図5に示した現在位置管理DB13の現在位置502と方向503を見て、続くステップ1811以降の処理を切り替える(ステップ1801)。
もし方向503がある部屋への「入室」であるならば、グループ化処理部14は、現在位置502を参照して居室1701への従業員の入室を確認し、さらに図1に示したスケジュール管理システム23に従業員の本日の予定を問い合わせ、前記予定に該当する業務データ72を業務データ管理システム71から検索する。前記検索は、業務データ72に付与されたメタデータを使って行う(ステップ1811)。
グループ化処理部14は、デスクトップ管理システム81の前記従業員に該当するデスクトップデータ82を用意する。さらに居室1701に設置されたPC1711〜1716のうち、前記従業員に該当するPC1711の電源をONするものであっても良い(ステップ1812)。
前記PC1711では、従業員のログイン待ち状態で待機する(ステップ1813)。
前記PC1711に、前記従業員がログインし、業務に着手できる状態となる(ステップ1814)。
ここで、ステップ1814により表示されるデスクトップ画面のインタフェースの一例を、図19を使って説明する。
デスクトップ画面1900は、スケジュール管理システム23から入手した従業員の本日の予定一覧表示領域1901と、本日のスケジュールに従って作業すべき複数の作業領域1902、1903、1904からなる。作業領域1902では、さらに、業務データ72として検索された、テンプレート1905、過去に作成されたデータなどの関連データ1906を表示する。さらに作業領域1902では、作業終了時に従業員がチェックする仕掛りラジオボタン1907、完了ラジオボタン1908、作業終了ボタン1909を表示する。
従業員は、作業領域1902〜1904を使って業務を行い、前記業務が完了すれば、完了ラジオボタン1908にチェックをつけ、作業終了ボタン1909を押下する。まだ前記業務が完了していなければ、仕掛りラジオボタン1907にチェックをつけ、作業終了ボタン1909を押下する。作業終了ボタン1909が押下されることで、前記デスクトップ画面1900では、前記作業領域1902がクローズする。
ふたたび図18に戻り、前記ステップ1802で現在位置管理DB13の現在位置502と方向503が施設からの「退館」であるならば、グループ化処理部14は、PC1711の電源切り忘れがないかどうかを、電源がOFFでないか、あるいは、シャットダウン中でないかを見て判定し、もし切り忘れであればPC1711のOSをシャットダウンする(ステップ1821)。
グループ化処理部14は、デスクトップ管理システム81と連携し、従業員の作業領域1902〜1904で作成された業務データの保存を開始する(ステップ1822)。
作業領域1902〜1904毎に、仕掛りラジオボタン1907にチェックがついているかどうかを確認する(ステップ1823)。
仕掛りラジオボタン1907にチェックがついていれば、業務データ管理システム71は、本データはまだ仕掛り中であると判断し、作業領域1902〜1904のまま保管する(ステップ1824)。
完了ラジオボタン1908にチェックがついていれば、業務データ管理システム71は、作業領域1902〜1904から作業データのみを抽出し、作業データを保管する(ステップ1825)。
作業データの保管にあたっては、作成者、作成日時、タイトルなどからメタデータを自動生成、付与する。次に作業を行う従業員が検索を容易にするためのメタデータであれば良い(ステップ1826)。
業務データ管理システム71は、従業員の業務ログを生成し記録する(ステップ1827)。
第6実施例では、PCへの業務データ用意の例を述べてきたが、他にも、打合せ部屋に設置されたPCに、従業員の入室時に打合せ用のデータを用意することや、あるいは、打合せ部屋に設置されたプロジェクタに、従業員の入室時に打合せ用のデータを表示することや、あるいは、打合せ部屋に設置されたホワイトボードに板書した内容を、従業員の退室時にコピーして電子ファイル保管し、従業員のメールアドレスに送信する、などの形態であっても良い。
以上述べてきた第6実施例による入退連動システムによれば、業務データ管理システムとデスクトップ管理システムとの連動により、入室するだけで従業員が本日の作業に迅速に着手することができ、また退館するだけで本日の作業データを次に検索しやすいようにメタデータを付与し保管するために、従業員は居室内での生産性を高めることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施例の入退連動システムによれば、平時に、従業員に関連するDB、例えば安否確認送信先をあらかじめグループ分けまで行うことで、いつ発生するか分からない有事にも、迅速に安否確認を行うことができる。
また本実施例の入退連動システムによれば、平時に従業員に関連するDB、例えば安否確認送信先を在室者や外出者などとあらかじめグループ分けすることで、災害時に、明らかに安否確認が判明している在室者に対して安否確認メール送信の優先度を下げ、外出者に対して安否確認メール送信の優先度を上げることで、大量に従業員に抱える組織でも効率良く安否確認を行うことができる。
また本実施例の入退連動システムによれば、施設内の部屋毎に入室人数を定期的に確認し、入室者がいない部屋をグループ分けしておくことで、有事に、入室者がいない機密度の高い情報を扱う部屋をロックすることで、セキュリティを確保することができる。即ち、入退連動システムから従業員に対応するグループを受信する所在管理システムは、グループ化された入室人数管理DBのDBエントリに従って、入室者がいなければ電子錠をロックする、あるいは、入室者が1名であれば電子錠を1回のみ解錠を許可し以降の入室をロックしても良い。オートロックだけでは、コピーされた鍵などで解錠される可能性が残ります。本実施例では、部屋を完全にロックしてそれ以上入室させず、以降の解錠は管理サーバからのみ行うことを目的とします。
さらに本実施例の入退連動システムによれば、サーバ室などの運用にスキルを要する部屋の近くにいる従業員を、平時に定期的に更新しておくことで、有事にも迅速に必要な従業員を割り当てることができる。
さらに本実施例の入退連動システムによれば、従業員ごとに異なる避難誘導経路を、平時に現在位置から定期的に更新しておくことで、有事にも迅速に避難誘導の指示を出すことができる。
さらに本実施例の入退連動システムによれば、居室に入室したタイミングに合わせて本日の業務データをあらかじめ用意し、施設から退館したタイミングに合わせて業務データを適切に保存するため、従業員の居室内での作業の生産性を上げることができる。
1 入退連動システム
11 ログ情報収集部
12 現在位置推定部
13 現在位置管理DB
14 グループ化処理部
15 グループ管理DB
21 フラッパーゲート管理システム
22 入退室管理システム
23 スケジュール管理システム
24 PCログイン管理システム
25 監視カメラ管理システム
26 リモートアクセス管理システム
27 携帯端末管理システム
31 安否確認システム
32 安否確認送信先DB
33 緊急地震速報
34 安否確認メール
41 所在管理システム
42 所在管理DB
43 所在管理端末
44 入室人数管理DB
45 電子錠
51 人員配置システム
52 人員配置DB
61 避難誘導システム
62 避難経路管理DB
71 業務データ管理システム
72 業務データ
81 デスクトップ管理システム
82 デスクトップデータ
301 CPU
302 メモリ
303 記憶装置
304 通信部
305 電源部
306 入力部
307 出力部
308 バス

Claims (10)

  1. 組織に所属する従業員の現在位置に関するログを取得する1つ以上の第1のシステムから送信された前記ログを受信するログ情報収集部と、
    ログに基づいて現在位置を推定するポリシを予め記憶するポリシ記憶部と、
    従業員の現在位置と前記現在位置に対応するグループを予め記憶するグループ化記憶部と、
    前記ログと記憶された前記ポリシに基づいて従業員の現在位置を推定する現在位置推定部と、
    推定された前記現在位置に対応するグループを取得し、 前記従業員に対するサービスを提供する1つ以上の第2のシステムに前記従業員の前記グループを送信するするグループ化処理部と、を備える
    ことを特徴とする入退連動システム。
  2. 請求項1記載の入退連動システムにおいて、
    前記第1のシステムは、フラッパーゲート管理システム、入退室管理システム、スケジュール管理システム、PCログイン管理システム、監視カメラ管理システム、リモートアクセス管理システム、携帯端末管理システムのいずれか1つ以上であり、
    前記ログ収集部は、
    前記第1のシステムであるフラッパーゲート管理システムから、従業員の入館あるいは退館情報を含む前記ログを収集する、あるいは、
    前記第1のシステムである入退室管理システムから、従業員の入室あるいは退室情報を含む前記ログを収集する、あるいは、
    前記第1のシステムであるスケジュール管理システムから、従業員の予定場所を含む前記ログを収集する、あるいは、
    前記第1のシステムであるPCログイン管理システムから、所定の場所に設置されたPCへの従業員のログインを含む前記ログを収集する、あるいは、
    前記第1のシステムである監視カメラ管理システムから、所定の場所に設置されたカメラで顔認識された従業員の情報を含む前記ログを収集する、あるいは、
    前記第1のシステムであるリモートアクセスシステムから、従業員のリモートアクセス元に関する情報を含む前記ログを収集する、あるいは、
    前記第1のシステムである携帯端末管理システムから、従業員の所持する携帯端末の位置情報を含む前記ログを収集する、
    ことを特徴とする入退連動システム。
  3. 請求項2記載の入退連動システムにおいて、前記現在位置推定部は、
    所定の従業員に対する現在位置に関する情報が、前記第1のシステムであるスケジュール管理システム以外から収集される前記ログから得られなかった場合、前記第1のシステムであるスケジュール管理システムの前記ログから、現在位置を推定する、ことを特徴とする入退連動システム。
  4. 請求項1記載の入退連動システムにおいて、
    前記第2のシステムは、安否確認システム、所在管理システム、人員配置システム、避難誘導システム、業務サーバ管理システムのいずれか1つ以上であり、
    前記グループ化処理部は、
    前記第2のシステムである安否確認システムが保有する安否確認送信先DBのDBエントリを受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化する、あるいは、
    前記第2のシステムである所在管理システムが保有する所在管理DBのDBエントリを受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化する、あるいは、
    前記第2のシステムである所在管理システムが保有する入室人数管理DBのDBエントリを受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化する、あるいは、
    前記第2のシステムである人員配置管理システムが保有する人員配置DBのDBエントリを受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化する、あるいは、
    前記第2のシステムである避難誘導システムが保有する避難経路管理DBのDBエントリを受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化する、あるいは、
    前記第2のシステムである業務サーバ管理システムが保有する業務データ受信し、更新された前記現在位置に従ってグループ化する ことを特徴とする入退連動システム。
  5. 請求項4に記載の入退連動システムから前記従業員に対応する前記グループを受信する前記第2のシステムである安否確認システムにおいて、
    従業員に対応するグループに基づいて安否確認メールと優先度を記憶する安否確認メール記憶部と、
    前記従業員に対応する前記グループに基づく前記安否確認メールを前記優先度に基づいて前記従業員に送信する安否確認メール送信部とを備えることを特徴とする、安否確認システム。
  6. 請求項4に記載の入退連動システムから前記従業員に対応する前記グループを受信する前記第2のシステムである所在管理システムにおいて、
    前記従業員の現在位置を表示する表示部を備え、
    入退連動システムから前記従業員の現在位置を取得した場合、前記表示部に表示された前記現在位置を更新する
    ことを特徴とする、所在管理システム。
  7. 請求項4に記載の入退連動システムから前記従業員に対応する前記グループを受信する前記第2のシステムである所在管理システムにおいて、
    グループ化された前記入室人数管理DBのDBエントリに従って、入室者がいなければ電子錠をロックする、あるいは、入室者が1名であれば電子錠を1回のみ解錠を許可し以降の入室をロックする、
    ことを特徴とする、所在管理システム。
  8. 請求項4に記載の入退連動システムから前記従業員に対応する前記グループを受信する前記第2のシステムである人員配置システムにおいて、
    従業員に対応するグループに基づいて前記従業員のスキル情報を予め記憶する人員配置記憶部と、
    従業員の要請を取得した場合、前記現在位置と前記スキルに基づいて、出動する従業員を決定する従業員決定部とを備える ことを特徴とする、人員配置システム。
  9. 請求項4に記載の前記入退連動システムから前記従業員に対応する前記グループを受信する前記第2のシステムである避難誘導システムにおいて、
    グループ化された前記避難経路管理DBのDBエントリに従って、グループごとに現在位置から退館口までの避難経路を割り出す、
    ことを特徴とする、避難誘導システム。
  10. 請求項4に記載の前記入退連動システムから前記従業員に対応する前記グループを受信する前記第2のシステムである業務データ管理システムにおいて、
    前記従業員に対応する業務データを予め記憶する業務データ記憶部と、
    デスクトップの位置情報を予め記憶するデスクトップ記憶部と、
    前記従業員の現在位置と前記デスクトップの位置情報が同一の場合、前記従業員の業務データをデスクトップに表示する表示部を備える ことを特徴とする、業務データ管理システム。
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