JP4335756B2 - 災害時安否確認システム - Google Patents
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Description
また、別の災害時安否確認システムは、情報提供者が使用する情報提供コンピュータ装置及び利用者が使用する携帯端末に対し通信ネットワークを介してそれぞれ接続可能なサーバ装置であって、利用者が使用する携帯端末の宛先情報を少なくとも記憶する利用者情報記憶手段と、情報提供コンピュータ装置から提供される緊急情報を受信する緊急情報受信手段と、受信された緊急情報に応じて利用者の応答を求める安否確認要求を作成し、この作成された安否確認要求を利用者情報記憶手段に記憶された宛先情報をもとに利用者が使用する携帯端末に向け送信する第1の送信手段と、安否確認要求の送信に対する利用者の携帯端末からの応答を受信する応答受信手段と、応答の受信状況に基づいて、利用者に係わる安否確認情報を作成する安否管理手段と、を具備する(例えば、特許文献2参照。)。
災害時安否確認システム(以下、安否確認システムと称す。)1は、図1に示すように、アクセスコントロールシステム2、安否確認サーバ3、安否確認サーバ3にアクセスし、安否確認対象者を確認できる安否確認端末としての携帯電話4から構成されている。
アクセスコントロールシステム2と安否確認サーバ3は、第1の通信回線8により接続されている。また、安否確認サーバ3と携帯電話4は、第2の通信回線9により接続されている。
ACS2が管理を担当する領域(以下、管理領域と称す。)6として、建物の1つのフロアを例に挙げて以下説明する。この管理領域6には、内側に区切られた2つの居室12a、12b、居室12a、12b間をつなぐ通路などからなる共用部7が設けられている。また、この管理領域6には、この管理領域6に入退館する人のための入退館口11が設けられる。その入退館口11は、扉21が備えられている。さらに、居室12a、12bには、この居室12a、12bに入退室する人のための出入口25が設けられる。その出入口25は、扉26が備えられている。
この扉21、26は、ACS2による個人認証の結果に基づき解錠される。
入館用カードリーダ13、退館用カードリーダ14、入室用カードリーダ22、退室用カードリーダ23、受付端末17は、ACSコントローラ10に通信回線20を介して接続されている。入館用カードリーダ13、退館用カードリーダ14、入室用カードリーダ22、退室用カードリーダ23は、IDカードからID番号を読み取り、ACSコントローラ10にID番号を伝送する。
また、個人認証手段31は、出入口25に備えられる入室用カードリーダ22および退室用カードリーダ23から伝送されるID番号により常勤者データベース36および外来者データベース37に記憶されている常勤者個人認証データおよび外来者個人認証データを検索し、一致するID番号があるとき、入退室を許可し、出入口25に備えられる扉26を解錠して在館者が入退室できるようにする。
同時に、個人認証手段31は、ID番号が入館用カードリーダ13から伝送され、入館が許可されたとき、在館者管理手段33にそのID番号の入館者が共用部7に入ったことを通知する。また、ID番号が退館用カードリーダ14から伝送され、退館が許可されたとき、在館者管理手段33にそのID番号の退館者が外部に退館したことを通知する。
また、個人認証手段31は、退館者が外来者であると判断したとき、その外来者の情報を個人データ管理手段32に伝送する。
常勤者データベース36は、図3に示すように、すべての常勤者を安全管理組織に従い区分けし、安全管理者の配下として常勤者が割り当てられた常勤者個人認証データが記憶されている。常勤者個人認証データは、安全管理者名、管理配下名、ID番号、常駐場所からなる。
外来者データベース37は、図4に示すように、外来者用のIDカード15を発行する度に受付端末17から送られてくる外来者名、受付で付与されたID番号、応対者名、安全管理者名からなる外来者個人認証データが登録されている。安全管理者名は、応対者により常勤者個人認証データを検索して求めている。また、外来者が退館し、個人認証手段31から退館する外来者のID番号が伝送されると、個人データ管理手段32は、該当する外来者の外来者個人認証データを外来者データベース37から削除する。
在館者データベース38は、図5に示すように、在館者名、ID番号、常勤と応対との区別、応対の場合の応対者名、居場所、安全管理者名からなる施設内居場所データが登録されている。
在館者管理手段33は、ID番号に基づき、常勤者個人認証データおよび外来者個人認証データから在館者名、ID番号、常勤と応対との区別、応対の場合の応対者名、安全管理者名を求める。
安否確認対象者データは、図6に示すように、安全管理組織に従い安全管理者単位にデータファイル化されている。安否確認対象者データは、安否確認対象者名、避難前の居場所、常勤または応対の区別から構成されている。
安否情報送付手段35は、在館者データベース38を安全管理者毎にグルーピング化し、グルーピング化された在館者に関する氏名、居場所、常勤または応対の区別のデータをデータファイル化し、安否確認対象者データを作成する。
安否情報送付手段35は、安否確認対象者データを第1の通信回線8を介して安否確認サーバ3に送信する。
さらに、安否確認サーバ3は、安否確認ファイルが格納されている。安否確認ファイルは、図7に示す安否確認組織表と、それにリンクしている安全管理者毎の図8に示す安否確認対象者シートと、から構成されている。安否確認組織表は、安全管理者毎に安否確認対象シート番号、携帯番号、予め決められる避難場所からなるデータが登録されている。安否確認組織表は、定期的に更新されていて、最新のデータが登録されている。
安否確認対象者シートは、災害時にACSコントローラ10から伝送される安否確認対象者データに基づき、作成される。安否確認対象者シートは、安否確認対象者名、常勤と応対の区別、災害避難する前の最終の居場所および安否状況が登録される。
安否確認サーバ3は、安全管理者が携帯電話4で安否確認ファイルにアクセスするとき、その携帯電話4の番号と安否確認組織表に登録されている携帯番号とが同一の安否確認対象シートにリンクし、安否確認対象者シートの安否確認対象者データをアクセスした携帯電話4に返信する。
常勤者が入退館口11の入館用カードリーダ13からID番号を入力すると、そのID番号が個人認証手段31に伝送される。個人認証手段31は、常勤者データベース36および外来者データベース37をそのID番号で検索し、一致するID番号の有無を判断する。常勤者は常勤者データベース36に登録されているので、一致するID番号が存在し、入館が許可され、解錠された入退館口11の扉21を開けて入館できる。
同時に、個人認証手段31は、そのID番号により常勤者データベース36から常勤者名、ID番号および安全管理者名を抽出し、それらの情報に常勤、居場所としての共用部7からなる情報を加味して在館者管理手段33に伝送する。在館者管理手段33は、伝送されてきた情報に基づき、その常勤者に係わる施設内居場所データを作成し、在館者データベース38に登録する。
次に、この常勤者が共用部7を経由して、居室A12aの入室用カードリーダ22からID番号を入力すると、そのID番号が在館者管理手段33に伝送される。在館者管理手段33は、そのID番号により在館者データベース38を検索し、同一のID番号が見つけたとき、その常勤者に係わる施設内居場所データのうち居場所を共用部7から居室A12aに更新する。
次に、この常勤者が居室A12aから退室したとき、在館者データベース38のその常勤者の施設内居場所データのうち居場所を共用部7に更新する。
次に、この常勤者が退館用カードリーダ14からID番号を入力すると、ID番号が個人認証手段31に伝送される。個人認証手段31は、伝送されてきたID番号により常勤者データベース36および外来者データベース37を検索し、ID番号が一致したとき、扉21を解錠する。同時に、個人認証手段31は、常勤者データベース36または外来者データベース37のいずれで一致したか検出する。常勤者であるから、常勤者データベース36で一致する。そこで、個人認証手段31は、在館者管理手段33にID番号と退館したことを伝送する。在館者管理手段33は、在館者データベース38からその常勤者の施設内居場所データを削除する。
外来者は、受付において氏名、応対者名などが聴取される。受付では、聴取した情報を受付端末17から入力する。この受付端末17に接続されたカード発行機16によりIDカードが作成される。受付は、このIDカードを外来者に支給する。
受付端末17は、ACSコントローラ10に接続されているので、入力された聴取した情報が送られる。個人データ管理手段32は、外来者データベース37を更新する。
個人認証手段31は、外来者であるので、外来者データベース37で一致したID番号が見つかるので、外来者データベース37からそのID番号に係わる施設内居場所データを削除する。このようにすることにより、IDカードが持ち帰られても、次回の来館のときそのまま入館することはできない。
災害が発生したとき、無停電電源などによりバックアップされているACSコントローラ10において災害発生時の在館者データベース38から施設内居場所データを読み出し、在館者を安全管理者でグループ化して安否確認対象者データを作成し、生きている通信回線を選んで安否確認サーバ3にその安否確認対象者データを送信する。
在館者は、あらかじめ定められた避難場所に避難する。
安全管理者は、避難場所から携帯電話4を用いて安否確認サーバ3にアクセスして、安否確認対象者データを読み出しにいく。そして、避難場所に避難している被管理人を安否確認対象者データに基づいて点呼し、安否を確認する。
安全管理者は、その確認結果を携帯電話4から安否確認サーバ3に送信する。
安否確認サーバ3は、その確認結果に基づき安否確認対象者シートに安否状況を追加する。
そして、上位の安全管理者、家族などが安否確認サーバ3にアクセスすることにより、避難した氏名、安否状況などを確認することができる。
Claims (3)
- 個人識別により安全管理組織に属する各常勤者の施設内の居場所の管理を行うアクセスコントロールシステムと、災害時に第1の通信回線を介して上記アクセスコントロールシステムに接続され、安否確認の対象者の氏名を保管する安否確認サーバと、無線通信により上記安否確認サーバに接続されるとともに可搬可能で、且つ上記安否確認の対象者の氏名の一覧を読み出す安否確認端末と、を備える災害時安否確認システムであって、
上記アクセスコントロールシステムは、
平常時、入退館および入退室を管理して在館している上記常勤者の施設内居場所データを作成、管理し、災害時、上記施設内居場所データを上記安全管理組織に従ってグループ化して上記安否確認の対象者の氏名の一覧を作成し、上記安否確認サーバに伝送するACSコントローラを有し、
上記安否確認端末に上記安否確認サーバから読み出された上記安否確認の対象者の氏名の一覧を表示されるとともに上記安否確認の対象者の安否の点呼結果が入力された上記安否確認端末から上記安否確認サーバに伝送することを特徴とする災害時安否確認システム。 - 上記ACSコントローラは、
平常時、上記安全管理組織に属さない外来者を応対する上記常勤者が属する上記安全管理組織の一員と見なして入退館および入退室を管理して上記施設内居場所データに含め、災害時には、上記外来者のものも含めて上記施設内居場所データをグループ化して上記安否確認の対象者の氏名の一覧を作成することを特徴とする請求項1に記載する災害時安否確認システム。 - 上記安否確認端末は、
上記読み出された安否確認の対象者の氏名の一覧に対応して入力された点呼結果を上記安否確認サーバに送信し、
上記安否確認サーバは、
上記点呼結果に基づき上記安否確認の対象者毎に避難状況を書き換えることを特徴とする請求項1または2に記載する災害時安否確認システム。
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