JP2013199967A - 流量制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプールに加わる圧力のアンバランスを抑制しながら、スプールのエロージョンの発生を防止することが可能な流量制御弁を提供する。
【解決手段】ポンプ100からの作動流体流量を制御する流量制御弁102であって、スプール20と、スプール収容穴10aと、スプールの両端に画成される第1圧力室23及び第2圧力室24と、スプールを付勢する付勢部材25と、第1圧力室からバイパス通路40へ作動流体を導くバイパスポート27と、バイパスポート27に対向する位置に凹設された複数の穴29aから構成される対向凹部29とを備え、スプールは、環状溝20bと、環状溝と第1圧力室23との間に形成されスプール収容穴の内周に摺接するランド部20aとを有し、ランド部は環状のランド溝20cを有し、対向凹部29の穴の径は、ランド部の幅より小さく、かつランド部における第1圧力室23とランド溝20cとの間の幅より大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、ポンプから流体圧機器に供給される作動流体の流量を制御する流量制御弁に関する。
ポンプから流体圧機器に供給される作動流体の流量を制御する流量制御弁が知られている。
特許文献1には、ベーンポンプの吐出側通路に絞りを設け、絞りの前後差圧に応じてスプールを摺動させることで、吐出側通路を流れる作動油の一部をバイパス通路を介して吸入側通路へと還流させることが開示されている。さらに、スプールが環状溝を有し、環状溝より圧力室側にランド部を有することが開示されている。
特開平5−32170号公報
上記従来の技術では、絞りの前後差圧が増大してスプールがバネの付勢力に抗して摺動すると、流量制御弁の圧力室の余剰流量がバイパス通路を介して吸入側通路へと還流する。作動油の流れが生じると、バイパス通路の圧力が相対的に低下するので、この圧力差によってスプールがバイパス通路側へと押し付けられる。
すると、スプールの軸方向の滑りが悪くなるとともに、スプールとスプールを収容するスプール収容穴の内周との間で摩耗が生じる可能性がある。
そこで、スプール収容穴の内周であってバイパス通路に対向する位置に凹部を設けることが考えられる。これにより、圧力室の余剰流量が直接バイパス通路に流れるのに加えて凹部から環状溝を通ってバイパス通路へと流れるので、スプールに加わる圧力のアンバランスを解消することができる。
しかし、圧力室から凹部を通過して環状溝へと流れる作動油の流れは噴流となるので、噴流を直接受ける部分にエロージョンが発生する可能性がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、スプールに加わる圧力のアンバランスを抑制しながら、スプールのエロージョンの発生を防止することが可能な流量制御弁を提供することを目的とする。
本発明は、ポンプから吐出される作動流体の一部をバイパス通路を通じてポンプ吸込側に戻すことによってポンプから流体圧機器に供給される作動流体の流量を制御する流量制御弁であって、ポンプから吐出された作動流体の流れに抵抗を付与する絞りの前後差圧に応じて移動するスプールと、スプールが摺動自在に収容されるスプール収容穴と、スプールの両端に画成され、絞りの上流及び下流の作動流体がそれぞれ導かれる第1圧力室及び第2圧力室と、第2圧力室に収装され、スプールを第1圧力室が収縮する方向へと付勢する付勢部材と、スプール収容穴の内周に形成され、絞りの前後差圧の増加によってスプールが付勢部材の付勢力に抗して移動するのに伴って第1圧力室からバイパス通路へ作動流体を導くバイパスポートと、スプール収容穴の内周であってバイパスポートに対向する位置に凹設された、複数の穴から構成される対向凹部と、を備え、スプールは、絞りの前後差圧の増加によってスプールが付勢部材の付勢力に抗して移動するのに伴って第1圧力室から対向凹部に流入した作動流体をバイパスポートへと導く環状溝と、環状溝と第1圧力室との間に形成されスプール収容穴の内周に摺接するランド部と、を有し、ランド部は、ランド部の外周に形成され、絞りの前後差圧の増加によってスプールが付勢部材の付勢力に抗して移動するのに伴って第1圧力室から対向凹部に流入した作動流体をバイパスポートへ導く環状のランド溝を有し、対向凹部の穴の径は、ランド部の幅より小さく、かつランド部における第1圧力室とランド溝との間の幅より大きい、ことを特徴とする。
本発明によれば、バイパスポートに対向する位置に凹設された対向凹部の穴の径が、ランド部の幅より小さいので、スプールの位置によらず対向凹部の穴がランド部を跨ぐように位置することを避けることができる。よって、第1圧力室と環状溝とを直接的に連通することによって発生する噴流を防止してエロージョンの発生を防止することができる。
さらに、ランド部に環状のランド溝が形成され、対向凹部の穴の径が、ランド部における第1圧力室とランド溝との間の幅より大きいので、第1圧力室の作動流体が穴及びランド溝を介してバイパス通路へと導かれることで対向凹部内の圧力を低下させることができ、スプールに加わる圧力のアンバランスを抑制することができる。
本実施形態における流量制御弁を備える油圧回路を示す図である。 本実施形態における流量制御弁の断面を示す断面図である。 本実施形態における流量制御弁の対向凹部の複数の穴について説明した図である。 本実施形態における流量制御弁の動作について説明した図である。 本実施形態における流量制御弁の動作について説明した図である。 本実施形態における流量制御弁の動作について説明した図である。 対向凹部の穴の一例について示した図である。 比較例における流量制御弁の断面を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における流量制御弁102を備える油圧回路を示す図である。図2は、流量制御弁102の断面を示す断面図である。
図1に示すように、流量制御弁102は、ポンプカートリッジ101から吐出された作動油の流量を制御し、所望の流量を油圧機器に供給するものである。図2に示すように、流量制御弁102は、通常、ポンプ100内に一体的に収装される。つまり、ポンプ100は、作動油を吐出するポンプカートリッジ101と、吐出油の流量を制御する流量制御弁102と、を備える(図1)。
ポンプ100は、作動油を圧送することが可能なポンプであり、例えばベーンポンプである。
流量制御弁102は、ポンプカートリッジ101から吐出された作動油の流れに抵抗を付与する絞り21の前後差圧に応じて移動するスプール20を有し、ポンプカートリッジ101から吐出される作動油の一部をスプール20からバイパス通路40を通じて吸込通路41に戻すことによってポンプカートリッジ101から油圧機器に供給される作動油の流量を制御するものである。吸込通路41はオイルタンク42とポンプカートリッジ101とを接続し、絞り21は吐出通路14に介装される。
スプール20は、ポンプボディ10に形成されたスプール収容穴10aに摺動自在に挿入される。スプール収容穴10aの開口部にはキャップ50が螺着される。
スプール20の両端には、絞り21の上流及び下流の作動油がそれぞれ導かれる第1圧力室23及び第2圧力室24が画成される。このように、第1圧力室23にはポンプカートリッジ101から吐出された作動油が直接導かれるのに対して、第2圧力室24には絞り21にて減圧された作動油が導かれる。第2圧力室24には、第1圧力室23を収縮させる方向にスプール20を付勢する付勢部材としてのスプリング25が収装される。したがって、スプール20は、絞り21の前後差圧に基づく荷重とスプリング25の付勢力とが釣り合った位置にてバランスする。
スプール収容穴10aの内周には、絞り21上流の吐出通路14の作動油を第1圧力室23に導く吐出ポート26と、第1圧力室23からバイパス通路40へ作動油を導くバイパスポート27と、絞り21下流の吐出通路14の作動油を導圧通路43を通じて第2圧力室24に導く背圧ポート28とが形成される。
バイパスポート27は、絞り21の前後差圧が小さくスプリング25が伸長した状態ではスプール20のランド部20aによって閉じられた状態となり、絞り21の前後差圧の増加に伴いスプール20がスプリング25の付勢力に抗して移動するのに伴って開口する。
スプール収容穴10aの内周には、バイパスポート27と対向する位置、つまりスプール収容穴10aの軸心を中心としてバイパスポート27と対称な位置に凹状に窪んだ対向凹部29が凹設される。また、スプール20の外周には、第1圧力室23から対向凹部29に流入した作動油をバイパスポート27へ導く環状の環状溝20bが形成される。
ここで、スプール収容穴10aに対向凹部29が設けられない場合には、第1圧力室23とバイパス通路40との圧力差によってスプール20がバイパスポート27側に押されスプール収容穴10aの内周に押し付けられるので、スプール20の摺動性が損なわれる可能性がある。そこで、スプール収容穴10aに対向凹部29を設けることによって、作動油を対向凹部29及び環状溝20bを経由してバイパスポート27へ流入させ、スプール20に作用する圧力バランスを保つことができる。これにより、スプール収容穴10aに対するスプール20の摺動性が良好となる。
しかし、対向凹部29が単一の穴によって構成される場合には、図8に示すように、作動流体が第1圧力室23から対向凹部29を介して環状溝20bへと勢い良く流れ込むことになる。この流れは噴流となって環状溝20bの内壁にエロージョンが発生する可能性がある。
つまり、圧力バランスを優先するとエロージョンが発生し、エロージョンの防止を優先すると圧力バランスが低下することになる。
そこで、本実施形態では、対向凹部29をスプール収容穴10aの内周に凹設された複数の穴29aによって構成した。さらに、ランド部20aの外周には、第1圧力室23から対向凹部29に流入した作動油をバイパスポート27へ導く環状のランド溝20cが形成される。
図3は、本実施形態における流量制御弁102の対向凹部29の複数の穴29aについて説明した図である。図3の中段は、流量制御弁102のバイパスポート27及び対向凹部29付近を拡大して示した図である。図3の上段は、対向凹部29をスプール収容穴10aの中から見た図である。図3の下段は、バイパスポート27をスプール収容穴10aの中から見た図である。
バイパスポート27は単一の穴によって構成される。対向凹部29はバイパスポート27と同一の内径Dを有する。対向凹部29は、周方向に均等に配置される4つの同径dの穴29aと、これら4つの穴29aの間の隙間を埋める中心に配置される穴29aとを有する。これらの穴29aは全て同径でも異径でもよく、また個数も2つ以上であればいくつでもよい。
穴29aの径dは、ランド部20aの幅Lより小さく設定される。これにより、スプール20の位置にかかわらず、穴29aがランド部20aを跨ぐように配置されることを防止できる。つまり、穴29aがランド部20aを跨ぐようにスプール20が位置する場合(図8の場合)に第1圧力室23から環状溝20bまでが直接的に連通して噴流が生じることを防止することができる。
また、穴29aの径dは、ランド部20aにおける第1圧力室23とランド溝20cとの間の幅Lsより大きく設定される。これにより、スプール20が移動してバイパスポート27が開いた場合に、第1圧力室23から直接バイパスポート27に抜ける流路に加えて、第1圧力室23から対向凹部29の穴29aを経由してランド溝20cからバイパスポート27へと抜ける流路を確保することができるので、スプール20の上下の圧力バランスの悪化を抑制することができる。
以上をまとめると、穴29aの径d、ランド部20aの幅L、対向凹部29の径D、及びランド部20aにおける第1圧力室23とランド溝20cとの間の幅Lsは、Ls<d<L<Dの関係を有するように設定すればよいことになる。
次に、図4〜図6を参照して本実施形態における流量制御弁102の動作について説明する。各図において、下段は流量制御弁102のバイパスポート27及び対向凹部29付近を拡大して示した図であり、上段はランド部20aと対向凹部29とが対向する様子を模式的に示した図である。
図4を参照してバイパスポート27が閉じた状態について説明する。
ポンプ回転速度が低くポンプカートリッジ101から吐出される作動油の流量が少ない場合には、絞り21での圧力損失が小さいため、第1圧力室23と第2圧力室24との圧力差は小さい。そのため、スプール20はスプリング25の付勢力によって付勢されて、バイパスポート27はスプール20のランド部20aによって閉じられた状態となる。この状態では、第1圧力室23の作動油はバイパスポート27へと流入しない。
図5を参照してバイパスポート27が開いた状態について説明する。
ポンプ回転速度が高くなりポンプカートリッジ101から吐出される作動油の流量が多くなれば、絞り21での圧力損失が大きくなるため、第1圧力室23と第2圧力室24との圧力差は大きくなる。そのため、スプール20はスプリング25を圧縮しながら移動し、それに伴って第1圧力室23がバイパスポート27に連通する。さらに、第1圧力室23が対向凹部29の穴29aに連通する。これにより、第1圧力室23の作動油の一部は、バイパスポート27に流入すると共に、対向凹部29の穴29aを通じてランド溝20cからバイパスポート27に流入する。また、ランド溝20cに流入した作動油の一部は、ランド溝20cに開口する穴29a(図5上段の上下の穴)を介して環状溝20bへも流入する。
対向凹部29の穴29aのうち第1圧力室23に開口する面積は小さい(図5上段)ので、第1圧力室23から対向凹部29の穴29aに流入する作動油の流量は小さい。よって、対向凹部29の穴29aに流入する作動油が噴流となって周囲にエロージョンが発生することはない。同様に、一旦ランド溝20cに流入してから、さらに穴29aを介して環状溝20bへと流入する作動油の流れは、エロージョンを発生するほどの噴流とはならない。
また、第1圧力室23から直接バイパスポート27へ流入する流路に加えて、第1圧力室23から対向凹部29及びランド溝20cを介してバイパスポート27へ流入する流路、並びに第1圧力室23から対向凹部29、ランド溝20c、対向凹部29、及び環状溝20bを介してバイパスポート27へ流入する流路を確保することができるので、スプール20の図5中の上下の圧力差によってスプール20がバイパス通路40側に押し付けられることを抑制することができる。
図6を参照してバイパスポート27が図5に示す状態よりさらに開いた状態について説明する。
スプール20がスプリング25を圧縮しながらさらに移動すると、第1圧力室23とバイパスポート27及び対向凹部29との開口面積がより大きくなる。これにより、第1圧力室23の作動油の一部は、バイパスポート27に流入すると共に、対向凹部29の穴29aを通じてランド溝20cからバイパスポート27に流入する。さらに、ランド溝20cは左側の穴29aと中心の穴29a及び上下の穴29aとを連通させるので、ランド溝20cに流入した作動油の一部が中心の穴29a及び上下の穴29aを通じて環状溝20bへと流入する。環状溝20bへと流入した作動油は下方へと抜けてバイパスポート27に流入する。
対向凹部29の穴29aのうち第1圧力室23に開口する面積が小さい(図6上段)ことは、前述のとおりである。さらに、ランド溝20cと環状溝20bとの圧力はほぼ等しいのでランド溝20cから中心の穴29aを通じて環状溝20bへと流入する作動油量は少なく抑えられる。よって、第1圧力室23からランド溝20cへ流入する作動油、及び、ランド溝20cから環状溝20bへ流入する作動油、が噴流となって周囲にエロージョンが発生することはない。
また、第1圧力室23から直接バイパスポート27へ流入する流路に加えて、第1圧力室23から対向凹部29を介してランド溝20c又は環状溝20bからバイパスポート27へ流入する流路を確保することができるので、スプール20上下の圧力差によってスプール20がバイパス通路40側へ押し付けられることを抑制することができる。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
バイパスポート27に対向する位置に凹設された対向凹部29の穴29aの径dが、ランド部20aの幅Lより小さいので、スプール20の位置によらず対向凹部29の穴29aがランド部20aを跨ぐように位置することを避けることができる。よって、第1圧力室23と環状溝20bとが直接的に連通することがないので、噴流を防止してエロージョンの発生を防止することができる。
さらに、ランド部20aに環状のランド溝20cが形成され、対向凹部29の穴29aの径dが、ランド部20aにおける第1圧力室23とランド溝20cとの間の幅Lsより大きいので、第1圧力室23の作動流体が穴29a及びランド溝20cを介してバイパス通路40へと導かれることで対向凹部29内の圧力を低下させることができ、スプール20に加わる圧力のアンバランスを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、本実施形態では、対向凹部29の穴を5つの穴29aによって構成したが、穴の数は2つ以上であればよく、例えば図7に示すように多数の穴29bを有していてもよい。また、穴29aの径は全て同径である必要はなく種々の径を有する穴の集合としてもよい。
また、本実施形態では、対向凹部の穴29aをスプール収容穴10aに凹設した穴29aとして説明したが、当該穴29aをポンプボディ10に直接加工するのではなく、穴を有する円板状部材を対向凹部29に圧入してもよい。これにより、ポンプボディ10には対向凹部29としての単一の穴を形成するだけでよいので、流量制御弁102の製造コストを抑えることができる。
10a スプール収容穴
20 スプール
20a ランド部
20b 環状溝
20c ランド溝
21 絞り
23 第1圧力室
24 第2圧力室
25 スプリング(付勢部材)
27 バイパスポート
29 対向凹部
29a 穴
40 バイパス通路
101 ポンプカートリッジ
102 流量制御弁

Claims (2)

  1. ポンプから吐出される作動流体の一部をバイパス通路を通じてポンプ吸込側に戻すことによって前記ポンプから流体圧機器に供給される作動流体の流量を制御する流量制御弁であって、
    前記ポンプから吐出された作動流体の流れに抵抗を付与する絞りの前後差圧に応じて移動するスプールと、
    前記スプールが摺動自在に収容されるスプール収容穴と、
    前記スプールの両端に画成され、前記絞りの上流及び下流の作動流体がそれぞれ導かれる第1圧力室及び第2圧力室と、
    前記第2圧力室に収装され、前記スプールを前記第1圧力室が収縮する方向へと付勢する付勢部材と、
    前記スプール収容穴の内周に形成され、前記絞りの前後差圧の増加によって前記スプールが前記付勢部材の付勢力に抗して移動するのに伴って前記第1圧力室から前記バイパス通路へ作動流体を導くバイパスポートと、
    前記スプール収容穴の内周であって前記バイパスポートに対向する位置に凹設された、複数の穴から構成される対向凹部と、
    を備え、
    前記スプールは、前記絞りの前後差圧の増加によって前記スプールが前記付勢部材の付勢力に抗して移動するのに伴って前記第1圧力室から前記対向凹部に流入した作動流体を前記バイパスポートへと導く環状溝と、前記環状溝と前記第1圧力室との間に形成され前記スプール収容穴の内周に摺接するランド部と、を有し、
    前記ランド部は、前記ランド部の外周に形成され、前記絞りの前後差圧の増加によって前記スプールが前記付勢部材の付勢力に抗して移動するのに伴って前記第1圧力室から前記対向凹部に流入した作動流体を前記バイパスポートへ導く環状のランド溝を有し、
    前記対向凹部の前記穴の径は、前記ランド部の幅より小さく、かつ前記ランド部における前記第1圧力室と前記ランド溝との間の幅より大きい、
    ことを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記対向凹部は、前記バイパスポートの径以下の径を有する凹部と、前記凹部に圧入された複数の穴を有するプレートと、から構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
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