JP2013199860A - タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレードと、ブレードの先端部側に間隙を介して設けられると共にブレードに対して相対回転する構造体とを備え、前記間隙に流体が流通されるタービンにおいて、ブレードの先端部と構造体との間隙を通過する流体の漏洩流量の低減を図れるようにする。
【解決手段】ブレード50の先端部には、構造体10の回転軸方向の上流側に向く段差面53A〜53Dを有して他方側に突出する複数のステップ部52A〜52Dを設け、構造体には、各ステップ部の周面54A〜54Dに向けて延出し、対応するステップ部の周面との間に微小隙間H1〜H4を形成するシールフィン124A〜124Dを設ける。そして、構造体の回転軸方向に沿って微小隙間から上流側の段差面に至る距離L1〜L4は、上流側のステップ部よりも下流側のステップ部の方を小さく設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、発電プラント、化学プラント、ガスプラント、製鉄所、船舶等に用いられるタービンに関する。
周知のように、蒸気タービンの一種として、ケーシングと、ケーシングの内部に回転自在に設けられた軸体(ロータ)と、ケーシングの内周部に固定配置された複数の静翼と、これら複数の静翼の下流側において軸体に放射状に設けられた複数の動翼とを備えたものがある。このような蒸気タービンのうち衝動タービンの場合は、蒸気(流体)の圧力エネルギーを静翼によって速度エネルギーに変換し、この速度エネルギーを動翼によって回転エネルギー(機械エネルギー)に変換している。また、反動タービンの場合は、動翼内でも圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、蒸気が噴出する反動力により回転エネルギー(機械エネルギー)に変換される。
この種の蒸気タービンでは、動翼の先端部と、動翼を囲繞して蒸気の流路を形成するケーシングとの間に径方向の間隙が形成され、また、静翼の先端部と軸体との間にも径方向の間隙が形成されているのが通常である。しかし、動翼先端部とケーシングとの間隙を下流側に通過する漏洩蒸気は、動翼に対して回転力を付与しない。また、静翼先端部と軸体との間隙を下流側に通過する漏洩蒸気は、その圧力エネルギーが静翼によって速度エネルギーに変換されないため、下流側の動翼に対して回転力をほとんど付与しない。したがって、蒸気タービンの性能向上のためには、前記間隙を通過する漏洩蒸気の流量(漏洩流量)を低減することが重要となる。
従来では、例えば特許文献1のように、動翼の先端部に、軸方向上流側から下流側に向かって高さが次第に高くなる複数のステップ部を設け、ケーシングに、各ステップ部に向けて延出する複数のシールフィンを設け、各ステップ部と各シールフィンの先端との間に微小隙間を形成した構造のタービンが提案されている。
このタービンでは、上流側から前記間隙に入り込んだ流体がステップ部の段差面に衝突することで、段差面の上流側に主渦が発生し、段差面の下流側(前記微小隙間の上流側近傍)に剥離渦が発生する。そして、微小隙間の上流側近傍に生じる剥離渦によって、微小隙間を通り抜ける漏れ流れの低減化が図られている。すなわち、動翼の先端部とケーシングとの間隙を通過する漏洩流体の流量(漏洩流量)の低減化が図られている。
特開2011−080452号公報(図6)
ところで、前述したように複数のステップ部及びシールフィンを設けたタービンでは、動翼先端部とケーシングとの間隙における流体の圧力(静圧)や密度が、軸方向の上流側から下流側に向かうにしたがって小さくなるため、下流側の微小隙間を通り抜ける流体の流速が、上流側の微小隙間を通り抜ける流体の流速よりも速くなる。
したがって、下流側に位置するステップ部において発生する主渦の速度(回転速度)は、上流側に位置するステップ部において発生する主渦の速度(回転速度)よりも速くなる。特に、主渦のうち段差面に沿って径方向に流れる流速が下流側の主渦ほど速いことで、下流側のステップ部において発生する剥離渦ほど径方向に延びた形状となってしまう。このように剥離渦の形状が延びてしまうと、剥離渦のうちシールフィンの先端側からステップ部に向かう径方向への流れの速度成分の最大位置が、シールフィンの先端から基端側に離れる(微小隙間から径方向に離れる)ため、この剥離渦の下流側の微小隙間を通り抜ける漏れ流れを低減する縮流効果が小さくなってしまい、また、静圧低減効果も小さくなってしまう。その結果、従来のタービンでは、漏洩流量の低減化に限界が生じる、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、漏洩流量の低減をさらに図ることが可能なタービンを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のタービンは、ブレードと、前記ブレードの先端部側に間隙を介して設けられると共に、前記ブレードに対して相対回転する構造体と、を備え、前記間隙に流体が流通されるタービンであって、前記ブレードの先端部、及び、前記構造体のうち前記ブレードの先端部に対向する部位のいずれか一方には、前記構造体の回転軸方向の上流側に向く段差面を有して他方側に突出する複数のステップ部が、前記回転軸方向に並べて設けられ、前記他方には、各ステップ部の周面に向けて延出し、対応するステップ部の周面との間に微小隙間を形成するシールフィンが設けられ、前記構造体の回転軸方向に沿って前記微小隙間から上流側の前記段差面に至る距離は、少なくとも隣り合う二つで、上流側のステップ部に対して下流側のステップ部の方が小さく設定されていることを特徴とする。
上記タービンでは、従来の場合と同様に、上流側から前記間隙に入り込んだ流体が各ステップ部の段差面に衝突することで、段差面の上流側には主渦が発生する。また、各ステップ部の段差面と周面との角部(エッジ)において主渦から一部の流れが剥離することにより、段差面の下流側に位置する各ステップ部の周面上には、主渦と反対方向に回る剥離渦が発生する。この剥離渦は、シールフィンの先端からステップ部の周面に向かうダウンフローを生じさせるため、剥離渦がシールフィンの先端とステップ部との間の微小隙間を通過する流体の縮流効果を奏する。
そして、このように発生する剥離渦の直径は、ステップ部の段差面からその下流側の微小隙間に至る前記距離に比例する傾向にある。すなわち、前記距離が小さいほど、剥離渦の直径が小さくなる傾向がある。したがって、上記タービンによれば、下流側のステップ部の段差面と周面との角部において剥離する流れが、上流側のステップ部の段差面と周面との角部において主渦から剥離する流れよりも速くても、下流側の剥離渦の直径を小さく抑えることができる。
このように下流側の剥離渦の直径が小さく抑えられることで、下流側の剥離渦のうちシールフィンの先端側からステップ部の周面に向かう径方向への流れの速度成分の最大位置を、シールフィンの先端に近づけることができる。このため、下流側の剥離渦による前記ダウンフローを強めることができ、その結果として、この剥離渦の下流側に位置する微小隙間を通過する流体の漏れ流れを小さくすることができる、すなわち、縮流効果を向上させることができる。
また、下流側の剥離渦の直径が小さく抑えられることで、この剥離渦内における静圧を低減できるため、この剥離渦の下流側に位置する微小隙間の上流側と下流側との差圧を小さくすることができる。すなわち、この差圧の低減に基づいて下流側に位置する微小隙間を通り抜ける漏れ流れを小さくする静圧低減効果も向上させることができる。
そして、前記タービンにおいては、前記距離が、前記下流側に位置する前記ステップ部ほど小さく設定されていると、さらによい。
上記タービンによれば、下流側の剥離渦ほどその直径を小さく抑える傾向が強まるため、下流側の微小隙間ほど、前述した剥離渦による縮流効果及び静圧低減効果を効果的に向上させることができる。
また、前記タービンにおいては、隣り合う二つのステップ部のうち、少なくとも下流側のステップ部の前記段差面には、前記周面に連なるように、前記上流側から下流側に向かって傾斜する傾斜面が形成されていてもよい。
この構成では、下流側のステップ部のうち段差面の上流側に生じる主渦において、下流側のステップ部の段差面と周面との角部から剥離する流れの向きが、傾斜面によって径方向に対して軸方向下流側に傾くため、下流側のステップ部の周面上に生じる剥離渦の直径をさらに小さく抑えることができる。したがって、前述した剥離渦による縮流効果及び静圧低減効果をさらに向上させることができる。
さらに、前記タービンにおいては、少なくとも隣り合う二つの前記ステップ部の前記段差面に、前記傾斜面が形成され、前記傾斜面の傾斜角度は、前記上流側のステップ部に対して下流側のステップ部の方が大きく設定されていると、さらによい。
この構成では、隣り合う二つのステップ部の段差面の周面上に生じる剥離渦の直径を小さくすることができる。また、下流側のステップ部に形成される傾斜面の傾斜角度が、上流側のステップ部に形成される傾斜面の傾斜角度よりも大きいことで、下流側のステップ部の周面上に発生する剥離渦の直径を、上流側のステップ部の周面上に発生する剥離渦の直径よりも小さく抑える傾向を強めることができる。したがって、前述した剥離渦による縮流効果及び静圧低減効果をさらに向上させることができる。
本発明によれば、複数のステップ部及びシールフィンを設けたタービンであっても、
下流側に位置するステップ部において発生する剥離渦による縮流効果及び静圧低減効果を向上させることができるため、ブレードの先端部と構造体との間隙を通過する漏洩流量の低減をさらに図ることが可能となる。
本発明に係る蒸気タービンを示す概略構成断面図である。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図1における要部Iを示す拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの作用説明図である。 図2に示す構成において、距離Lと微小隙間Hとの縦横比L/Hと、微小隙間Hを通過する蒸気の流量係数Cdとの関係を示すグラフである。 本発明の第二実施形態を示す図であって、図1における要部Iを示す拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンの作用説明図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜4を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る蒸気タービン1は、ケーシング(構造体)10と、ケーシング10に流入する蒸気(流体)Sの量と圧力を調整する調整弁20と、ケーシング10の内方に回転自在に設けられ、動力を図示しない発電機等の機械に伝達する軸体(ロータ)30と、ケーシング10に保持された静翼40と、軸体30に設けられた動翼(ブレード)50と、軸体30を軸回りに回転可能に支持する軸受部60と、を備えて大略構成されている。
ケーシング10は、その内部空間を気密に封止するように形成され、蒸気Sの流路を画成する本体部11と、本体部11の内壁面に強固に固定されたリング状の仕切板外輪12と、を備えている。
調整弁20は、ケーシング10の本体部11内部に複数個取り付けられており、それぞれ図示しないボイラから蒸気Sが流入する調整弁室21と、弁体22と、弁座23と、蒸気室24とを備えている。この調整弁20では、弁体22が弁座23から離れることで蒸気流路が開き、これによって、蒸気Sが蒸気室24を介してケーシング10の内部空間に流入するようになっている。
軸体30は、軸本体31と、軸本体31の外周から径方向外側に延出した複数のディスク32とを備えている。この軸体30は、回転エネルギーを、図示しない発電機等の機械に伝達するようになっている。
また、軸受部60は、ジャーナル軸受装置61及びスラスト軸受装置62を備えており、ケーシング10の本体部11内部に挿通された軸体30を本体部11の外側において回転可能に支持している。
静翼40は、軸体30を囲繞するように放射状に多数配置されて環状静翼群を構成しており、それぞれ前述した仕切板外輪12に保持されている。すなわち、静翼40はそれぞれ仕切板外輪12から径方向内側に延出している。
静翼40の延出方向の先端部は、ハブシュラウド41によって構成されている。このハブシュラウド41は、同一の環状静翼群をなす複数の静翼40を連結するようにリング状に形成されている。ハブシュラウド41には軸体30が挿通されているが、ハブシュラウド41は軸体30との間に径方向の間隙を介して配されている。
そして、複数の静翼40からなる環状静翼群は、ケーシング10や軸体30の回転軸方向(以下、軸方向と記す)に間隔をあけて六つ形成されており、蒸気Sの圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して、軸方向下流側に隣接する動翼50側に案内するようになっている。
動翼50は、軸体30を構成するディスク32の外周部に強固に取り付けられ、軸体30から径方向外側に延出している。この動翼50は、各環状静翼群の下流側において、放射状に多数配置されて環状動翼群を構成している。
前述した環状静翼群と上記環状動翼群とは、一組一段とされている。すなわち、蒸気タービン1は、六段に構成されている。これら動翼50の先端部は、周方向に延びるチップシュラウド51となっている。
動翼50の先端部をなすチップシュラウド51は、図2に示すように、ケーシング10の仕切板外輪12との間に径方向の間隙を介して対向配置されている。そして、チップシュラウド51には、段差面53(53A〜53D)を有して仕切板外輪12側に突出する四つのステップ部52(52A〜52D)が、軸体30の軸方向に並べて設けられている。
動翼50から四つのステップ部52A〜52Dの外周面(周面)54A〜54D(54)に至る四つのステップ部52A〜52Dの突出高さは、軸方向の上流側から下流側に向かうにしたがって漸次高くなるように設定されている。これにより、各ステップ部52の段差面53は、軸方向の上流側に向いている。また、本実施形態では、各ステップ部52の段差面53が径方向に平行しており、四つの段差面53A〜53Dの高さが同一に設定されている。さらに、本実施形態では、各ステップ部52の外周面54が軸方向に平行している。
一方、仕切板外輪12には、チップシュラウド51に対応する部位に周方向に延びる環状溝121が形成されており、本実施形態では、環状溝121が仕切板外輪12の内周面から径方向外側に窪んで形成されている。前述したチップシュラウド51は、この環状溝121内に入り込むように配されている。
そして、前述した四つのステップ部52A〜52Dに対向するように径方向内側に向く環状溝121の底部には、五つの環状凹部122(122A〜122E)が軸方向に並べて形成されている。そして、軸方向の上流側に位置する四つの環状凹部122A〜122Dは、上流側から下流側に向かって、段差により漸次拡径して形成されている。一方、最も下流側に位置する一つの環状凹部122Eは、上流側に隣り合う四段目の環状凹部122Dよりも縮径して形成されている。
また、軸方向に隣り合う二つの環状凹部122,122の境界に位置する各端縁部(エッジ部)123(123A〜123D)には、チップシュラウド51に向けて径方向内側に延出するシールフィン124(124A〜124D)が設けられている。これら端縁部123及びシールフィン124の軸方向位置は、各ステップ部52の外周面54に対向するように設定されている。具体的に説明すれば、四つのシールフィン124A〜124Dは、軸方向に間隔をあけて配列され、四つのステップ部52A〜52Dに1:1で対応するように設けられている。そして、本実施形態では、四つのシールフィン124A〜124Dが軸方向に等間隔で配列されている。
また、上流側に位置する三つのシールフィン124A〜124Cは、各シールフィン124のうち下流側に向く面と各シールフィン124の下流側に位置する環状凹部122(122B〜122D)の上流側の内側面125(125B〜125D)とが同一平面をなすように配されている。一方、最も下流に位置する一つのシールフィン124D(第四シールフィン124D)は、第四シールフィン124Dのうち上流側に向く面と第四シールフィン124Dの上流側に位置する環状凹部122Dの下流側の内側面125Eとが同一平面をなすように配されている。
そして、各ステップ部52の外周面54と各シールフィン124の先端との間には、径方向の微小隙間H(H1〜H4)が画成されている。微小隙間Hの各寸法は、ケーシング10や動翼50の熱伸び量、動翼50の遠心伸び量等を考慮した上で、両者が接触しない安全な範囲で、最小のものに設定されている。そして、本実施形態では、四つの微小隙間H1〜H4の寸法が同一に設定されている。
また、本実施形態では、軸方向に沿って各微小隙間H(各シールフィン124)から上流側に位置するステップ部52の段差面53に至る距離L(各微小隙間Hから上流側の段差面53に至る各ステップ部52の外周面54の長さ寸法L)が、下流側に位置するステップ部52ほど小さくなるように設定されている。
すなわち、最も上流側に位置する一段目のステップ部52Aの外周面54A上の第一微小隙間H1から一段目のステップ部52Aの段差面53Aに至る軸方向の距離L1(第一距離L1)と、二段目のステップ部52Bの外周面54B上の第二微小隙間H2から二段目のステップ部52Bの段差面53Bに至る軸方向の距離L2(第二距離L2)と、三段目のステップ部52Cの外周面54C上の第三微小隙間H3から三段目のステップ部52Cの段差面53Cに至る軸方向の距離L3(第三距離L3)と、四段目のステップ部52Dの外周面54D上の第四微小隙間H4から四段目のステップ部52Dの段差面53Dに至る軸方向の距離L4(第四距離L4)との関係は、以下の式(1)を満足する。
L1>L2>L3>L4・・・(1)
さらに言い換えれば、本実施形態では、前記距離Lと微小隙間Hとの縦横比L/Hが、下流側に位置するステップ部52ほど小さくなるように設定されている。
そして、以上のようにシールフィン124が設けられることで、チップシュラウド51と仕切板外輪12との間には、四つのキャビティC(C1〜C4)が軸方向に配列して形成されている。各キャビティCは、各ステップ部52に対応するシールフィン124と、このシールフィン124に対して軸方向上流側に対向する隔壁との間に形成されている。
具体的に説明すれば、軸方向の最も上流側に形成される第一キャビティC1は、一段目のステップ部52Aに対応する第一シールフィン124Aと、第一シールフィン124Aの軸方向上流側に対向する一段目の環状凹部122Aの上流側の内側面125Aとの間に形成されている。
また、第一キャビティC1の下流側に隣り合う第二キャビティC2は、二段目のステップ部52Bに対応する第二シールフィン124Bと、第二シールフィン124Bの軸方向上流側に対向する第一シールフィン124A及び二段目の環状凹部122Bの上流側の内側面125Bとの間に形成されている。
さらに、第二キャビティC2の下流側に隣り合う第三キャビティC3は、第二キャビティC2の場合と同様に、三段目のステップ部52Cに対応する第三シールフィン124Cと、第二シールフィン124B及び三段目の環状凹部122Cの上流側の内側面125Cとの間に形成されている。
また、第三キャビティC3に隣り合う第四キャビティC4は、四段目のステップ部52Dに対応する第四シールフィン124D及び四段目の環状凹部122Dの下流側の内側面125Eと、第四シールフィン124Dの軸方向上流側に対向する第三シールフィン124C及び四段目の環状凹部122Dの上流側の内側面125Dとの間に形成されている。
さらに、本実施形態では、各キャビティCのうち、各環状凹部122の底面(径方向内側に向く面)と、各環状凹部122の内側面125やシールフィン124との隅部が、丸みを帯びるように形成されている。これにより、各環状凹部122の底面と、環状凹部122の内側面125やシールフィン124の軸方向上流側、下流側の面とが滑らかに連なっている。このようにキャビティCの隅部が丸みを帯びていることで、後述するように、キャビティC内に発生する主渦MVの形状に近づくため、キャビティCの隅部における主渦MVのエネルギー損失を小さく抑えることができる(図3参照)。
また、本実施形態では、前述した距離Lを除いて四つのキャビティC1〜C4の各部寸法が同一に設定されている。例えば、シールフィン124からその軸方向上流側に対向する隔壁に至る軸方向距離(キャビティCの軸方向寸法W(W1〜W4))や、環状凹部122の底面からステップ部52の段差面53の下端(径方向内方端)に至る径方向距離(キャビティの径方向寸法D(D1〜D4))が、四つのキャビティC1〜C4で同一に設定されている。なお、各キャビティCの径方向寸法Dと軸方向寸法Wとの比D/W(キャビティの縦横比D/W)は、後述するように、同一のキャビティC内に発生する剥離渦SVの大きさが主渦MVよりも小さくなるように、1.0に近くなるように設定されることが好ましい(図3参照)。
次に、上述した構成の蒸気タービン1の動作について説明する。
まず、調整弁20(図1参照)を開状態とすると、図示しないボイラから蒸気Sがケーシング10の内部空間に流入する。
ケーシング10の内部空間に流入した蒸気Sは、各段における環状静翼群と環状動翼群とを順次通過する。この際には、圧力エネルギーが静翼40によって速度エネルギーに変換され、静翼40を経た蒸気Sのうちの大部分が同一の段を構成する動翼50間に流入し、動翼50により蒸気Sの速度エネルギーが回転エネルギーに変換されて、軸体30に回転が付与される。一方、蒸気Sのうちの一部(例えば、数%)は、静翼40から流出した後、図3に示すように、環状溝121内(動翼50のチップシュラウド51とケーシング10の仕切板外輪12との間隙)に流入する、いわゆる、漏洩蒸気となる。
ここで、環状溝121内に流入した蒸気Sは、まず、第一キャビティC1に流入すると共に一段目のステップ部52Aの段差面53Aに衝突して、上流側に戻るように流れる。これにより、第一キャビティC1内には、反時計回り(第一回転方向)に回る主渦MV1が発生する。
その際、特に一段目のステップ部52Aの段差面53Aと外周面54Aとの角部(エッジ)において、主渦MV1から一部の流れが剥離されることで、一段目のステップ部52Aの外周面54A上には、主渦MV1と反対の時計回り(第二回転方向)に回る剥離渦SV1が発生する。
この剥離渦SV1は、一段目のステップ部52Aと第一シールフィン124Aとの間の第一微小隙間H1の上流側近傍に位置している。特に、剥離渦SV1のうち径方向内側に向かうダウンフローが第一微小隙間H1の直前で生じるため、第一キャビティC1から第一微小隙間H1を通って下流側の第二キャビティC2に流入する漏れ流れを低減する縮流効果が、上記剥離渦SV1によって得られる。
そして、蒸気Sが、第一キャビティC1から第一微小隙間H1を通り抜けて第二キャビティC2内に流入すると、二段目のステップ部52Bの段差面53Bに衝突して、上流側に戻るように流れる。これにより、第二キャビティC2内には、第一キャビティC1に生じる主渦MV1と同一の第一回転方向に回る主渦MV2が発生する。
また、二段目のステップ部52Bの段差面53Bと外周面54Bとの角部において主渦MV2から一部の流れが剥離されることで、二段目のステップ部52Bの外周面54B上には、主渦MV2と反対方向(第二回転方向)に回る剥離渦SV2が発生する。
さらに、蒸気Sが第二微小隙間H2を通過して第三キャビティC3内に流入すると、第一、第二キャビティC1,C2の場合と同様に、三段目のステップ部52Cの段差面53Cに衝突して上流側に戻るように流れ、第三キャビティC3内には、第一回転方向に回る主渦MV3が発生する。また、三段目のステップ部52Cの外周面54C上には、第二回転方向に回る剥離渦SV3が発生する。
同様にして、蒸気Sが第三微小隙間H3を通過して第四キャビティC4内に流入すると、四段目のステップ部52Dの段差面53Dに衝突することで、第四キャビティC4内には、第一回転方向に回る主渦MV4が発生する。また、四段目のステップ部52Dの外周面54D上には、第二回転方向に回る剥離渦SV4が発生する。
ここで、チップシュラウド51と仕切板外輪12との間隙における蒸気Sの圧力(静圧)や密度は、従来の場合と同様に、軸方向の上流側から下流側に向かうほど小さくなるため、各微小隙間H(H1〜H3)から下流側のキャビティC(C2〜C4)に入り込む蒸気Sの流速や、下流側のキャビティC(C2〜C4)内に生じる主渦MV(MV2〜MV4)の速度(回転速度)が速くなる。特に、下流側において発生する主渦MV(MV2〜MV4)ほど、段差面53に沿って径方向外側に向けて流れる流速が速くなるため、下流側のステップ部52の外周面54上に生じる剥離渦SV(例えば剥離渦SV2〜SV4)の直径は、上流側のステップ部52の外周面54上に生じる剥離渦SV(例えば剥離渦SV1)の直径よりも大きくなる虞がある。
これに対し、本実施形態では、軸方向に沿って微小隙間Hから上流側の段差面53に至る距離L(L1〜L4)が、前述した式(1)を満たすように設定されている。そして、この距離L(縦横比L/H)が小さいほど、ステップ部52の外周面54上に形成される剥離渦SVの直径は小さくなる傾向にあるため、下流側の剥離渦SV2〜SV4の直径を小さく抑えることができる。
したがって、本実施形態に係る蒸気タービン1によれば、下流側の剥離渦SV2〜SV4の直径が小さく抑えられることで、下流側の剥離渦SV2〜SV4のうちシールフィン124B〜124Dの先端側からステップ部52B〜52Dの外周面54B〜54Dに向かう径方向内側への流れの速度成分の最大位置を、シールフィン124B〜124Dの先端に近づけることができる。このため、下流側の剥離渦SV2〜SV4のうち微小隙間H2〜H4の直前で生じるダウンフローを強めることができる。その結果として、下流側に位置する微小隙間H2〜H4を通過する蒸気Sの漏れ流れを小さく抑えることができる、すなわち、縮流効果を向上させることができる。
また、下流側の剥離渦SV2〜SV4の直径が小さく抑えられることで、この剥離渦SV2〜SV4内の静圧を低減できるため、剥離渦SV2〜SV4の下流側に位置する微小隙間H2〜H4の上流側と下流側との差圧を小さくすることができる。例えば、第三キャビティC3内の剥離渦SV3の直径が小さく抑えられることで、上流側の第三キャビティC3内における静圧と、下流側の第四キャビティC4における静圧との静圧差を小さくすることができる。したがって、この差圧の低減に基づいて下流側に位置する微小隙間H2〜H4を通り抜ける漏れ流れを小さくする静圧低減効果も向上させることができる。
特に、本実施形態では、距離L(L1〜L4)が前述した式(1)を満たすように設定されていることで、下流側の剥離渦SVほどその直径を小さく抑える傾向が強まるため、下流側の微小隙間Hほど、前述した剥離渦SVによる縮流効果及び静圧低減効果を効果的に向上させることができる。
以上のことから、本実施形態の蒸気タービン1によれば、動翼50のチップシュラウド51とケーシング10の仕切板外輪12との間隙を通過する漏洩流量の低減を図ることが可能である。
なお、上述した効果は、図4に示すように、発明者が実施した実験の結果からも明らかである。
図4(a)〜(c)に示す各グラフは、同一のステップ部52における縦横比L/Hと、対応する微小隙間Hを通過する蒸気Sの流量係数Cdとの関係を、第二微小隙間H2(二段目のステップ部52B)、第三微小隙間H3(三段目のステップ部52C)及び第四微小隙間H4(四段目のステップ部52D)について実験した結果である。このグラフでは、流量係数Cdが小さいほど、微小隙間Hを通過する蒸気Sの流量が小さいことを示している。
このグラフによれば、各微小隙間H2〜H4について、流量係数Cdを最小とする縦横比L/Hの最適値が存在することが分かる。そして、第二微小隙間H2における縦横比L/Hの最適値は3.0であり(図4(a)参照)、第三微小隙間H3における縦横比L/Hの最適値は2.5である(図4(b)参照)。また、第四微小隙間H4における縦横比L/Hの最適値は2.2である(図4(c)参照)。すなわち、下流側に位置する微小隙間Hほど、流量係数Cdを最小とする縦横比L/Hの最適値が小さくなる、言い換えれば、最適な距離Lが小さくなる、ということが分かる。
また、上記第一実施形態の構成では、四つのキャビティCの大きさが下流側ほど小さくならないように、仕切板外輪12に、四つのステップ部52A〜52Dに対応づけて五つの環状凹部122A〜122E(特に上流側の四つの環状凹部122A〜122D)が形成されている。このため、特に下流側のキャビティC(例えば第三キャビティC3や第四キャビティC4)における前記距離Lを微小かつ精度よく設定しなくても、同一のキャビティC内に発生する剥離渦SVの大きさを、容易に主渦MVの大きさよりも小さくすることが可能である。
さらに、上記第一実施形態の構成では、各ステップ部52の段差面53が径方向に平行している、すなわち、後述する第二実施形態の構成のように傾斜していないため、チップシュラウド51の軸方向の寸法を容易に短く設定することも可能である。
〔第二実施形態〕
次に、図5,6を参照して本発明の第二実施形態について説明する。
この実施形態では、第一実施形態の蒸気タービン1と比較して、各ステップ部52の形状のみが異なっており、その他の構成については第一実施形態と同様である。本実施形態では、第一実施形態と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の各ステップ部52(52A〜52D)の段差面53(53A〜53D)には、同一のステップ部52の外周面54(54A〜54D)に連なるように、上流側から下流側に向かって傾斜する傾斜面56(56A〜56D)が形成されている。
また、四つの傾斜面56A〜56Dは、径方向に対する傾斜角度θ1〜θ4が、下流側に向かうほど大きく設定されている。
すなわち、四つのステップ部52(52A〜52D)のうち、最も上流側に位置する一段目のステップ部52Aの段差面53Aに形成された傾斜面56Aの傾斜角度θ1、二段目のステップ部52Bの段差面53Bに形成された傾斜面56Bの傾斜角度θ2、三段目のステップ部52Cの段差面53Cに形成された傾斜面56Cの傾斜角度θ3、及び、四段目のステップ部52Dの段差面53Dに形成された傾斜面56Dの傾斜角度θ4は、
θ1<θ2<θ3<θ4・・・(2)
を満たすように設定されている。
なお、図示例では、各傾斜面56が各段差面53の全体に形成されているが、これに限ることは無く、例えば、同一のステップ部52の外周面54に連なる段差面53の上端部分(径方向外方端部分)にのみ形成され、段差面53の下端部分(径方向内方端部分)は径方向に平行していてもよい。
以上のように構成される本実施形態の蒸気タービンにおいて、図6に示すように、蒸気Sが環状溝121内に流入した場合には、第一実施形態の場合と同様に、各キャビティC(C1〜C4)内には、第一回転方向に回る主渦MV(MV1〜MV4)、及び、第二回転方向に回る剥離渦SV(SV1〜SV4)が発生する。
したがって、この実施形態の蒸気タービン1によれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態では、各ステップ部52の段差面53に傾斜面56が形成されていることで、各キャビティC内に生じる主渦MVにおいて、各ステップ部52の段差面53と外周面54との角部から剥離する流れの向きが、傾斜面56によって径方向に対して軸方向下流側に傾くことになる。これにより、各ステップ部52の外周面54上に生じる剥離渦SVの直径を小さく抑えることができる。
また、本実施形態では、下流側のステップ部52B〜52Dに形成される傾斜面56B〜56Dの傾斜角度θ2〜θ4が、上流側のステップ部52Aに形成される傾斜面56Aの傾斜角度θ1よりも大きいことで、下流側のステップ部52B〜52Dの外周面54B〜54D上に発生する剥離渦SV2〜SV4の直径を、上流側のステップ部52Aの外周面54A上に発生する剥離渦SV1の直径よりも小さく抑える傾向を強めることが可能である。
以上のことから、下流側の剥離渦SV2〜SV4による縮流効果及び静圧低減効果をさらに向上させることができる。
特に、本実施形態では、傾斜角度θ1〜θ4が前述した式(2)を満たすように設定されていることで、下流側の剥離渦SVほどその直径を小さく抑える傾向が強まるため、下流側の微小隙間Hほど、前述した剥離渦SVによる縮流効果及び静圧低減効果をより効果的に向上させることができる。
したがって、本実施形態の蒸気タービン1によれば、動翼50のチップシュラウド51とケーシング10の仕切板外輪12との間隙を通過する漏洩流量を、第一実施形態の場合と比較して、さらに低減させることが可能である。
なお、上記第二実施形態において、各傾斜面56は、各々の傾斜角度を一定とした断面直線状に形成されているが、これに限ることはなく、例えば、各ステップ部52の外周面54に近づくにしたがって径方向に対する傾斜角度が変化する断面円弧状に形成されてもよい。また、各傾斜面56は、これら断面直線状の部分と断面円弧状の部分とを適宜組み合わせて形成されてもよい。
このように、傾斜面56の一部あるいは全体が断面円弧状に形成されれば、段差面53に沿う主渦MVの流れが滑らかになるため、主渦MVのエネルギー損失を小さく抑えることができる。
なお、このように傾斜面56が断面円弧状の部分を有する構成において、断面円弧状の部分が外周面54に連なる場合には、断面円弧状の部分と外周面54との角部における断径方向と面円弧状の部分との相対的な角度を、径方向に対する傾斜面56の傾斜角度として設定すればよい。また、傾斜面56の断面直線状の部分が外周面54に連なる場合は、上記第二実施形態の場合と同様に、径方向と断面直線状の部分との相対的な角度を、径方向に対する傾斜面56の傾斜角度として設定すればよい。
なお、傾斜面56の一部あるいは全体を断面円弧状にする場合は、傾斜面56に沿って流れる流体の発生を防止する観点からは、径方向に対する傾斜角度が漸次小さくなる断面円弧形状の方が、傾斜角度が漸次大きくなる断面円弧形状よりも、望ましい。
さらに、上記第二実施形態のように、四つの傾斜面56A〜56Dの傾斜角度は、式(2)を満たすように設定されることに限らず、少なくとも隣り合う二つのステップ部52,52において、傾斜面56の傾斜角度が上流側のステップ部52に対して下流側のステップ部52の方が大きく設定されていればよい。
例えば、三段目のステップ部52Cの傾斜面56Cの傾斜角度θ3(第三傾斜角度θ3)を、二段目のステップ部52Bの傾斜面56Bの傾斜角度θ2(第二傾斜角度θ2)よりも小さく設定した場合、前述の第二傾斜角度θ2を、一段目のステップ部52Aの傾斜面56Aの第一傾斜角度θ1に対して同等以上に設定したり、四段目のステップ部52Dの傾斜面56Dの第四傾斜角度θ4を、前述の第三傾斜角度θ3に対して同等以上に設定したりしてもよい。
また、上記第二実施形態では、傾斜面56が、全ての段差面53に形成されているが、少なくとも隣り合う二つのステップ部52,52のうち下流側のステップ部52の段差面53に形成されていればよい。
例えば、三段目のステップ部52Cの段差面53Cにのみ傾斜面56Cを形成し、他のステップ部52A,52B,52Dの段差面53A,53B,53Dには傾斜面56Cが形成されていなくてもよい。また、例えば、一段目、三段目のステップ部52A,52Cの段差面53A,53Cのみに傾斜面56A,56Cを形成し、二段目、四段目のステップ部52B,52Dの段差面53B,53Dには傾斜面56B,56Dが形成されていなくてもよい。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、四つの微小隙間H1〜H4の寸法は、上記実施形態のように最小となるように同一に設定されることが好ましいが、互いに異なっていても構わない。なお、この場合には、距離Lと微小隙間Hとの縦横比L/Hが下流側のものほど小さくなるように四つの距離L1〜L4を設定することがより好ましい。
また、軸方向に沿って各微小隙間H(各シールフィン124)から上流側に位置するステップ部52の段差面53に至る距離Lは、前述した式(1)を満たすように設定されることに限らず、少なくとも隣り合う二つで、上流側のステップ部52に対して下流側のステップ部52の方が小さく設定されていればよい。
具体的に説明すれば、例えば、第三微小隙間H3から三段目のステップ部52Cの段差面53Cに至る第三距離L3を、第二微小隙間H2から二段目のステップ部52Bの段差面53Bに至る第二距離L2よりも小さく設定した場合、前述の第二距離L2を、第一微小隙間H1から一段目のステップ部52Aの段差面53Aに至る第一距離L1に対して同等以上に設定したり、第四微小隙間H4から四段目のステップ部52Dの段差面53Dに至る第四距離L4を、前述の第三距離L3に対して同等以上に設定したりしてもよい。
さらに、上記実施形態では、四つの段差面53A〜53Dの高さが同一に設定されているが、同一でなくてもよい。
また、上記実施形態では、四つのシールフィン124A〜124Dが軸方向に等間隔で配列されているが、等間隔でなくてもよい。
さらに、上記実施形態では、各キャビティCの一部の隅部が丸みを帯びているが、例えば全ての隅部が丸みを帯びていてもよいし、例えば全ての隅部が丸みを帯びていなくてもよい。
また、上記実施形態では、環状溝121の底部に、段差により漸次拡径された四つの環状凹部122A〜122Dと、四段目の環状凹部122Dよりも縮径された五段目の環状凹部122Eとを形成しているが、これに限ることは無く、例えば、環状溝121の底部を略同径に形成しても構わない。この場合には、四つのキャビティC1〜C4の大きさが、下流側に向かうにしたがって小さくなる。
さらに、上記実施形態では、距離Lを除いて四つのキャビティC1〜C4の各部寸法が同一に設定されているが、同一でなくてもよい。
また、上記実施形態では、チップシュラウド51にステップ部52を四つ設け、これによってキャビティCも四つ形成しているが、ステップ部52やこれに対応するキャビティCは少なくとも複数であればよく、例えば二つであっても、三つ、あるいは五つ以上であってもよい。
さらに、シールフィン124や環状凹部122は、ケーシング10の仕切板外輪12に形成されるとしたが、例えば仕切板外輪12を設けずに、ケーシング10の本体部11に直接形成してもよい。
また、上記実施形態では、複数のステップ部52がチップシュラウド51に設けられると共に、シールフィン124がケーシング10に設けられているが、例えば、複数のステップ部52をケーシング10に設けると共に、シールフィン124をチップシュラウド51に設けてもよい。
さらに、上記実施形態のように縮流効果及び静圧低減効果を発揮する構成は、動翼50の先端部をなすチップシュラウド51とケーシング10との間隙に形成されることに限らず、例えば、静翼40の先端部をなすハブシュラウド41と軸体30との間隙に形成されてもよい。すなわち、静翼40を本発明の「ブレード」とし、軸体30を本発明の「構造体」としてもよい。この場合でも、上述した全ての実施形態と同様の効果が得られる。
そして、上記実施形態では、本発明を復水式の蒸気タービンに適用したが、他の型式の蒸気タービン、例えば、二段抽気タービン、抽気タービン、混気タービン等のタービン型式に本発明を適用することもできる。
また、上記実施形態では、本発明を蒸気タービンに適用したが、ガスタービンにも本発明を適用することができ、さらには、回転翼のある全てのものに本発明を適用することができる。
1…蒸気タービン(タービン)、10…ケーシング(構造体)、11…本体部、12…仕切板外輪、30…軸体、40…静翼、41…ハブシュラウド、50…動翼(ブレード)、51…チップシュラウド、52,52A,52B,52C,52D…ステップ部、53,53A,53B,53C,53D…段差面、54,54A,54B,54C,54D…外周面、56,56A,56B,56C,56D…傾斜面、121…環状溝、124,124A,124B,124C,124D…シールフィン、C,C1,C2,C3,C4…キャビティ、H,H1,H2,H3,H4…微小隙間、L,L1,L2,L3,L4…距離、S…蒸気(流体)、θ1,θ2,θ3,θ4…傾斜角度

Claims (4)

  1. ブレードと、
    前記ブレードの先端部側に間隙を介して設けられると共に、前記ブレードに対して相対回転する構造体と、を備え、
    前記間隙に流体が流通されるタービンであって、
    前記ブレードの先端部、及び、前記構造体のうち前記ブレードの先端部に対向する部位のいずれか一方には、前記構造体の回転軸方向の上流側に向く段差面を有して他方側に突出する複数のステップ部が、前記回転軸方向に並べて設けられ、
    前記他方には、各ステップ部の周面に向けて延出し、対応するステップ部の周面との間に微小隙間を形成するシールフィンが設けられ、
    前記構造体の回転軸方向に沿って前記微小隙間から上流側の前記段差面に至る距離は、少なくとも隣り合う二つで、上流側のステップ部に対して下流側のステップ部の方が小さく設定されていることを特徴とするタービン。
  2. 前記距離が、前記下流側に位置する前記ステップ部ほど小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のタービン。
  3. 隣り合う二つのステップ部のうち、少なくとも下流側のステップ部の前記段差面には、前記周面に連なるように、前記上流側から下流側に向かって傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタービン。
  4. 少なくとも隣り合う二つの前記ステップ部の前記段差面に、前記傾斜面が形成され、
    前記傾斜面の傾斜角度は、前記上流側のステップ部に対して下流側のステップ部の方が大きく設定されていることを特徴とする請求項3に記載のタービン。
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