JP2013199079A - 触知プリンター - Google Patents

触知プリンター Download PDF

Info

Publication number
JP2013199079A
JP2013199079A JP2012069573A JP2012069573A JP2013199079A JP 2013199079 A JP2013199079 A JP 2013199079A JP 2012069573 A JP2012069573 A JP 2012069573A JP 2012069573 A JP2012069573 A JP 2012069573A JP 2013199079 A JP2013199079 A JP 2013199079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braille
dispenser
plot
tactile
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012069573A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Ono
純夫 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heishin Ltd
Original Assignee
Heishin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heishin Ltd filed Critical Heishin Ltd
Priority to JP2012069573A priority Critical patent/JP2013199079A/ja
Priority to PCT/JP2013/058267 priority patent/WO2013146581A1/ja
Publication of JP2013199079A publication Critical patent/JP2013199079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B21/00Teaching, or communicating with, the blind, deaf or mute
    • G09B21/02Devices for Braille writing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/32Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for printing in Braille or with keyboards specially adapted for use by blind or disabled persons

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Abstract

【課題】装置構成及び動作がシンプルであり、点字や点図をなすプロットの形成対象であるワーク、及び硬化液を広範に亘って選択可能な触知プリンターの提供を目的とした。
【解決手段】触知プリンター10は、入力デバイス20と、出力デバイス30として機能するディスペンサ40と、移動機構70として機能するロボットアーム72と、動作制御を行うための制御装置80とを備えている。制御装置80には、入力デバイス20により入力された文字情報や図形情報を点字や点図をなすプロットPの形成パターンに変換する変換エンジン85が設けられている。触知プリンター10は、入力デバイス20を介して入力された言葉を変換エンジン85において変換処理し、その変換結果に基づいてディスペンサ40及びロボットアーム72を作動させることによりワークW上に点字や点図を記すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、点字や点図をはじめとする触覚による知覚(触知)を可能とした三次元的標示を任意のワークに対して形成可能な触知プリンターに関する。
従来、下記特許文献1や特許文献2に開示されているように、紙あるいはプラスチック製シート等の裏側から、ピン等を用いて押圧することにより点字に相当する凹凸を形成することが可能な点字プリンターが提供されている。また、下記特許文献3に開示されている液体噴射装置のように、記録媒体である紙に吸収されない水銀等の液体を記録媒体に対して噴射することにより変性させ、点字に相当する凹凸を形成するものがある。
また、下記特許文献4や特許文献5に開示されているように、インクジェットヘッドより普通紙に形成したインク像に対し、熱膨脹性の粉体を吹き付けて粉体像を形成したものを加熱機構により加熱することによって点字に相当する凸部を形成する点字プリンタが提供されている。
特開2008−30278号公報 特開昭51−5125号公報 特開2011−131459号公報 特開2001−353907号公報 特開昭49−14221号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に開示されている従来技術においては、点字の形成対象であるワークが専用紙、専用シート等に限定され、ユーザーが希望する任意のワークに対して点字を記すことができないという問題がある。また、特許文献3に開示されている液体噴射装置を用いた場合についても、点字を記すためのワークが、液体の噴射により変形可能な紙やシートに限定されるという問題がある。
また、従来技術の点字プリンタ等は、装置構成が極めて複雑かつ大型である。そのため、従来技術の点字プリンタは、学校あるいは一般家庭等への設置に適さず、ごく限られた施設等に設置できるに過ぎないという問題がある。従って、従来技術の点字プリンタは、ごく限られた人あるいは施設において使用されているに過ぎず、目の不自由な人の家族等が手軽に使用できるものではない。
上記特許文献4,5に開示されている点字プリンタにおいては、普通紙にインク像を形成するためのインクに加え、粉体像を形成するための熱膨脹性の粉体が必要になる。この点字プリンタにおいては、熱膨張性を有する特殊な粉体、及びこの粉体を定着させることが可能な特殊なインクを用いる必要があり、点字をなすプロットの形成に使用可能な素材が極めて限定される。
また、特許文献4,5の点字プリンタは、点字をなすプロットの形成対象たるワークとして、普通紙を用いることができるものの、少なくとも普通紙に対して一旦インク像を形成する工程、熱膨張性の粉体を吹き付ける工程、当該粉体を加熱装置によって加熱して固定する工程の各工程を経る必要がある。そのため、特許文献4,5の点字プリンタは、点字を形成するために複雑かつ時間のかかる作業が必要であり、スムーズかつ手軽に点字を形成できるものではない。さらに、前述した各工程を実施するために、インクの吐出装置、粉体の吐出装置、及び加熱装置等を必要とするため、特許文献4,5の点字プリンタは、装置構成が複雑かつ大がかりなものとなってしまう。
また、視覚障害者には、視覚を持たないいわゆる「全盲者」に加え、残存視覚を有するいわゆる「弱視者」が存在する。現状において、視覚障害者のうち全体の約7割を「弱視者」が占めている。また、視覚障害者のうち点字の識字率は約10%と言われており、後発的に視覚障害者となった者の多くは点字が識別できなくても、文字の輪郭が分かれば記載されている意味内容を理解できるという実情がある。また、図形や記号で記された文字以外の情報についても、ワーク上に立体的に記されていれば、視覚障害者は比較的容易に意味内容を判別することができるという実情がある。従って、上述した点字プリンタのようなものではなく、点字を読めない視覚障害者であっても、ワークに記載されている意味内容を容易に理解可能な三次元的標示を任意のワーク上に形成可能な装置の提供が求められている。しかしながら、現状においては、そのような要望を満足できるような装置が提供されていない。
さらに、上述した従来技術の点字プリンタは、点字の形成を目的としたものであり、地図あるいは図形等をなす輪郭線等をプロットによって描画した点図を作成(図形点訳)することができない。従来技術において、点図を作成する際には、手作業に頼らざるを得ず、点字により文章作成を行う以上に熟練を要し、相当の手間がかかるという問題がある。そのため、従来より提供されている視覚障害者用の本や教科書等の出版物においては、可能な限り図の使用を回避し、文章表現を多用する傾向にある。そのため、従来技術においては、点図の作成にも容易に対応可能な触知プリンタの提供が求められている。
また、触覚による知覚を可能とする三次元標示を任意のワークに形成したいという要望は、視覚障害者が使用する点字等に限定されず、様々な分野において存在する。具体的には、いわゆるヒューマンエラーのように、人為的過誤や失敗により意図しない結果を生じることを防止するための三次元的な標示として、物の種類等を触覚により知覚可能とした標示を各種ボトルあるいは容器等に付したものが多数提供されている。このようなヒューマンエラー防止用の標示は、容器等の製造時に一体的に形成されることが多く、使用者の意図及び希望に添った標示を形成できないという問題がある。
そこで、本発明は、装置構成及び動作がシンプルであり、点字や点図をはじめとする触覚による知覚(触知)を可能とする三次元標示を任意のワークに対して形成可能な触知プリンターの提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の触知プリンターは、触覚により識別可能な三次元的標示を形成するためのものである。本発明の触知プリンターは、ワークに対して硬化液を吐出させ塗布することが可能なディスペンサと、入力前記三次元的標示の形成パターンに係るパターンデータに基づき前記ディスペンサと前記ワークとを相対移動させる移動機構とを備えており、前記ディスペンサによって塗布された硬化液により、前記三次元的標示を前記ワーク上に形成可能であり、前記ディスペンサが、動力を受けて偏心回転する雄ねじ型のロータと、内周面が雌ねじ型に形成されたステータとを有する一軸偏心ねじポンプ機構を備えたものであることを特徴としている。
本発明の触知プリンターは、作製したい三次元標示に係るパターンデータを準備することにより、移動機構によりディスペンサとワークとが相対移動し、ディスペンサによって塗布された硬化液によって任意の三次元的標示を任意のワーク上に形成することができる。また、本触知プリンターは、既存の物品をワークとし、三次元標示を後付けで形成することができる。従って、本発明によれば、ワークを選択することなく三次元標示を記すことが可能な触知プリンターを提供することができる。
本発明において、ディスペンサから吐出させる硬化液は、ワーク上において硬化するものであればいかなる物であっても良い。そのため、本発明の触知プリンターは、ワーク及び硬化液として所望のものを選択し、三次元標示を記すことができる。
また、本発明の触知プリンターは、ディスペンサ及び移動機構を備えていれば良く、装置構成が極めてシンプルである。また、本発明の触知プリンターにおいて用いられるディスペンサについても、一軸偏心ねじポンプ機構を備えたものであるため、装置構成が極めてシンプルであり、清掃等のメンテナンスも容易に実施できる。従って、本発明によれば、シンプルかつコンパクトな構成の触知プリンターを提供できる。
本発明の触知プリンターは、ディスペンサとして一軸偏心ねじポンプを採用したものであるため、ワークに対する硬化液の吐出量を任意かつ精度良く調整することができる。従って、本発明の触知プリンターによれば、ワーク上に高精度であって、触覚により容易に識別可能な三次元標示を形成することができる。
本発明の触知プリンターは、移動機構によりディスペンサとワークとを相対移動させつつ、ディスペンサにより硬化液を吐出させるシンプルな動作を行うだけで、三次元標示を形成することができる。従って、本発明によれば、動作がシンプルな触知プリンターを提供することができる。
また、上述した本発明の触知プリンターは、文字、図形、若しくは記号を三次元的標示としてワーク上に形成可能であることが望ましい。
本発明の触知プリンターは、三次元的標示として文字、図形、若しくは記号、若しくはこれらの組み合わせを立体的に形成することができる。具体的には、上述した点字ではなく、目の見える人が一般的に用いている文字を三次元的標示として立体的に形成することができる。これにより、例えば後発的に視覚障害者となる等して輪郭が判別できれば文字を認識できるような視覚障害者にとって有効な三次元標示を任意のワーク上に形成することが可能となる。また、本発明の触知プリンターによれば、視覚障害者用の標示に限らず、上述したいわゆるヒューマンエラー防止用の三次元標示等を任意のワークに形成することも可能となる。
また、いわゆるレリーフのように、人の顔や絵画等の画像を示す三次元標示等についても本発明の触知プリンターによって形成することができる。これにより、従来であれば視覚障害者が認識できなかった写真に写っている人の顔の形状、絵画等について、視覚障害者が触覚により認識することが可能となる。さらに、立体地図のように地図を立体的に示した三次元標示、地図あるいは図形等をなす輪郭線等をプロットによって描画した点図等についても、本発明の触知プリンターを用いることにより、手作業に頼ることなく容易かつ精度良く形成することができる。これにより、視覚障害者用の本や教科書等の出版物において、点字のみならず点図による表現も多用したものの提供に資することが可能となる。
上述した本発明の触知プリンターは、前記移動機構が、ワークに対する前記ディスペンサの角度を調整可能なものであることが好ましい。
かかる構成によれば、平面的なワークに限らず、例えば表面が湾曲したワーク等、様々な表面形状を有するワークに対しても三次元標示を直接的かつ精度良くに記すことが可能となる。
また、本発明の触知プリンターは、前記移動機構が、三軸以上の自由度を有するマニュピレータを備えており、前記マニュピレータに前記ディスペンサが装着されていることが望ましい。
かかる構成によれば、点字及び/又は点図をはじめとする三次元標示を形成する際にディスペンサをワークに対してより一層高い自由度で相対移動させることが可能となる。これにより、例えば三次元的なワーク等に対しても、スムーズかつ的確に三次元標示を形成することが可能となる。
上述した本発明の触知プリンターは、前記ワークに記載された文字情報及び/又は図形情報の記載領域に対応する位置に、点字及び/又は点図をなすプロットが形成されるものであることが望ましい。
かかる構成によれば、目の見える人と見えない人とで、同一のワークを参照し、文字情報を取得することが可能となる。
また、本発明の触知プリンターは、触覚により識別可能な三次元的標示として点字及び/又は点図を形成可能であり、点字及び/又は点図により表現する文字情報及び/又は図形情報を入力するための入力デバイスと、前記入力デバイスにより入力された文字情報及び/又は図形情報を点字及び/又は点図をなすプロットの形成パターンに変換するプロットパターン変換手段とを備えたものとすることが可能である。
本発明の触知プリンターは、入力デバイスにより入力した文字情報及び/又は図形情報をプロットパターン変換手段において変換された点字及び/又は点図の形成パターンに則り、ディスペンサによって硬化液を吐出させることにより、任意のワークの上に点字及び/又は点図をなすプロットを形成することができる。また、本触知プリンターは、既存の物品をワークとし、点字及び/又は点図をなすプロットを後付けで形成することができる。従って、本発明によれば、ワークを選択することなく点字及び/又は点図を記すことが可能な触知プリンターを提供することができる。
本発明のディスペンサにおいて用いる硬化液は、ワーク上において硬化するものであればいかなる物であっても良い。そのため、本発明の触知プリンターは、点字及び/又は点図をなすプロットの形成対象であるワーク、及び硬化液として所望のものを選択し、点字及び/又は点図を記すことができる。
また、本発明の触知プリンターは、入力デバイス、プロットパターン変換手段、ディスペンサ、及び移動機構を備えていれば良く、装置構成が極めてシンプルである。また、本発明の触知プリンターにおいて用いられるディスペンサについても、一軸偏心ねじポンプ機構を備えたものであるため、装置構成が極めてシンプルであり、清掃等のメンテナンスも容易に実施できる。従って、本発明によれば、シンプルかつコンパクトな構成の触知プリンターを提供できる。
本発明の触知プリンターは、ディスペンサとして一軸偏心ねじポンプを採用したものであるため、ワークに対する硬化液の吐出量を任意かつ精度良く調整することができる。従って、本発明の触知プリンターによれば、ワーク上に形成される点字及び/又は点図の大きさを自由に変更することができる。
本発明の触知プリンターは、移動機構によりディスペンサとワークとを相対移動させつつ、ディスペンサにより硬化液を吐出させるシンプルな動作を行うだけで、点字及び/又は点図に相当するプロットをワーク上に形成することができる。従って、本発明によれば、動作がシンプルな触知プリンターを提供することができる。
本発明によれば、装置構成及び動作がシンプルであり、点字や点図をなすプロットの形成対象であるワーク、及び硬化液を広範に亘って選択可能な触知プリンターを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる触知プリンターの構成を示す説明図である。 図1に示す触知プリンターにおいて採用されているディスペンサの断面図である。 図1に示す触知プリンターの構成を示すブロック図である。 図1に示す触知プリンターの動作を示すフローチャートである。 図1に示す触知プリンターにより瓶に点字を記した状態を示す斜視図である。 図1に示す触知プリンターにより文書に点字を記した状態を示す平面図である。 (a)は点字をなすプロットの配置を示す平面図であり、(b)は点字をなすプロットの断面図である。 図1に示す触知プリンターにより作成可能な点図(地図)の一例を示した平面図である。 図1に示す触知プリンターにより作成可能な点図(地図)の一例を示した平面図である。 図1に示す触知プリンターにより作成可能な点図の一例を示した平面図であり、(a)はそろばんの珠を表現した平面図、(b)はグラフを表現した平面図である。 図1に示す触知プリンターの変形例を示す説明図である。 図1に示す触知プリンターの変形例を示す説明図である。
続いて、本発明の一実施形態に係る触知プリンター10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において用いる図面においては、説明の都合により一部の構成を省略すること、及び各構成部材の縮尺が相違することがある。
本実施形態の触知プリンター10は、触覚により識別可能な三次元的標示として点字及び点図をワーク上にプロットPを形成するものである。図1等に示すように、触知プリンター10は、入力デバイス20と、出力デバイス30と、移動機構70と、制御装置80とに大別される。入力デバイス20は、点字や点図により表現する文字情報や図形情報を入力するために設けられたものである。図3に示すように、本実施形態においては、入力デバイス20としてキーボード22、カメラあるいはスキャナー等の画像入力装置24、マイク等の音声入力装置26が設けられている。また、後に詳述する制御装置80の一部として設けられたタッチパネル式の表示部86についても、入力デバイス20として機能する。
キーボード22及びタッチパネル式の表示部86は、点字により表現する言葉を文字情報として直接的に入力するために設けられた直接入力型の入力装置である。また、画像入力装置24及び音声入力装置26は、点字で表現する言葉(文字情報)あるいは点図で表現する画像(図形情報)を画像情報あるいは音声情報の形態で入力するための入力装置である。画像入力装置24あるいは音声入力装置26により入力された画像情報あるいは音声情報は、後に詳述する制御装置80の内部処理により文字情報に置換することができる。従って、画像入力装置24及び音声入力装置26は、点字により表現する言葉に相当する文字情報を間接的に入力可能な間接入力型の入力装置として機能する。また、点図による表現を行う場合においては、画像入力手段24は、図形情報を直接入力可能な直接入力型の入力装置として機能する。
出力デバイス30は、入力デバイス20によって直接的あるいは間接的に入力された文字情報を出力するために設けられたものである。図3に示すように、出力デバイス30は、プロット出力部32と、印字出力部34と、ワーク設置部36とに大別される。出力デバイス30は、ワーク設置部36に設置されたワークWに対し、点字や点図をなすプロットPを形成すること、及び印字を施すことが可能である。
図1に示すように、プロット出力部32は、ディスペンサ40と硬化液貯留部41とを有する。硬化液貯留部41には、ワークW上に点状であって三次元的なプロットPを形成するために用いる硬化液が貯留されている。硬化液としては、ワークWに対する接着性等の観点から適宜のものを選択することが可能であり、例えば高粘性の速乾樹脂、速乾接着剤等を好適に選択することができる。また、ディスペンサ40と硬化液貯留部41とを繋ぐ配管系統には、硬化液をディスペンサ40に供給するためのポンプ43が必要に応じて設置される。
ディスペンサ40は、硬化液貯留部41に貯留されている硬化液を圧送し、ワーク設置部36に設置されているワークWに向けて吐出するものである。図2に示すように、ディスペンサ40は、一軸偏心ねじポンプ機構45を内蔵させたものである。具体的には、ディスペンサ40は、動力を受けて偏心回転する雄ねじ型のロータ42と、内周面が雌ねじ型に形成されたステータ44とを有する一軸偏心ねじポンプ機構45を備えている。
ディスペンサ40は、ケーシング46の内部にロータ42、ステータ44、及び動力伝達機構48等を収容した構成とされている。ケーシング46は、金属製で筒状の部材であり、長手方向一端側に第一開口部50が設けられている。また、ケーシング46の外周部分には、第二開口部52が設けられている。第二開口部52は、ケーシング46の長手方向中間部分に位置する中間部54においてケーシング46の内部空間に連通している。
第一開口部50及び第二開口部52は、それぞれ一軸偏心ねじポンプ機構45の吸込口および吐出口として機能する部分である。ディスペンサ40は、ロータ42を正方向に回転させることにより、第一開口部50を吐出口、第二開口部52を吸込口として機能させることができる。また、ロータ42を逆方向に回転させることにより、第一開口部50を吸込口、第二開口部52を吐出口として機能させることができる。本実施形態において、ディスペンサ40は、第一開口部50が吐出口(吐出部)として機能し、第二開口部52が吸込口として機能する状態で使用される。
ステータ44は、ゴム等の弾性体、又は樹脂等によって形成された略円筒形の外観形状を有する部材である。ステータ44の内周面56は、n条で単段あるいは多段の雌ネジ形状とされている。本実施形態においては、ステータ44は、2条で多段の雌ねじ形状とされている。また、ステータ44の貫通孔58は、ステータ44の長手方向のいずれの位置において断面視しても、その断面形状(開口形状)が略長円形となるように形成されている。
ロータ42は、金属製の軸体であり、n−1条で単段あるいは多段の雄ネジ形状とされている。本実施形態においては、ロータ42は、1条で偏心した雄ねじ形状とされている。ロータ42は、長手方向のいずれの位置で断面視しても、その断面形状が略真円形となるように形成されている。ロータ42は、上述したステータ44に形成された貫通孔58に挿通され、貫通孔58の内部において自由に偏心回転可能とされている。
ロータ42をステータ44に対して挿通すると、ロータ42の外周面60とステータ44の内周面56とが両者の接線で密接した状態になり、ステータ44の内周面56とロータ42の外周面60との間に流体搬送路62(キャビティ)が形成される。流体搬送路62は、ステータ44やロータ42の長手方向に向けて螺旋状に伸びている。
流体搬送路62は、ロータ42をステータ44の貫通孔58内において回転させると、ステータ44内を回転しながらステータ44の長手方向に進む。そのため、ロータ42を回転させると、ステータ44の一端側から流体搬送路62内に流体を吸い込むと共に、この流体を流体搬送路62内に閉じこめた状態でステータ44の他端側に向けて移送し、ステータ44の他端側において吐出させることが可能である。本実施形態の一軸偏心ねじポンプ機構45は、ロータ42を正方向に回転させることにより使用され、第二開口部52から吸い込んだ流動物を圧送し、第一開口部50から吐出することが可能とされている。
動力伝達機構48は、駆動機64から上述したロータ42に対して動力を伝達するためのものである。動力伝達機構48は、動力伝達部66と偏心回転部68とを有する。動力伝達部66は、ケーシング46の長手方向の一端側に設けられている。また、偏心回転部68は、中間部54に設けられている。偏心回転部68は、動力伝達部66とロータ42とを動力伝達可能なように接続する部分である。偏心回転部68は、従来公知のカップリングロッドや、スクリューロッドなどによって構成された連結軸を備えている。そのため、偏心回転部68は、駆動機64を作動させることにより発生した回転動力をロータ42に伝達させ、ロータ42を偏心回転させることが可能である。
印字出力部34は、従来公知のプリンタによって構成されている。印字出力部34をなすプリンタは、インクジェット式、レーザー式、あるいは熱転写式等、いかなる印刷形式によって印刷するものであっても良く、ワークWとして想定される材質に対して印刷を施すことができるものが採用される。
移動機構70は、ワーク設置部36に対してディスペンサ40を相対移動させるために設けられたものである。本実施形態において、移動機構70は、三軸以上の自由度を有するロボットアーム72(マニュピレータ)によって構成されている。移動機構70をなすロボットアーム72の先端部には、ディスペンサ40が取り付けられている。そのため、ロボットアーム72を駆動させることにより、ワーク設置部36に設置されたワークWの周囲においてディスペンサ40を旋回させ、任意の位置及び角度で硬化液を吐出させることができる。
制御装置80は、コンピュータにソフトフェアをインストールすることにより構築されたものである。制御装置80は、入出力部82と、制御部84とを有する。また、制御装置80は、タッチパネル式の表示部86を有する。入出力部82は、上述したキーボード22をはじめとする入力デバイス20、及びディスペンサ40をはじめとする出力デバイス30との間でデータの入出力を行うためのインターフェイスとして機能するものである。
制御部84は、触知プリンター10の動作制御を司る部分であり、変換エンジン85(プロットパターン変換手段)、印字制御部94、プロット形成領域認識部95、ロボット軌跡変換部96、及びプロット出力制御部98を備えている。さらに、制御部84は、音声データベース100、画像データベース102、及び点字データベース104を備えている。音声データベース100は、音声認識処理に用いられるものであり、音声情報と文字情報との関係をデータベース化したものである。また、画像データベース102は、文字認識処理に用いられるものであり、文字に相当する画像と文字情報との関係をデータベース化したものである。点字データベース104は、文字情報と点字の形成パターンとの関係をデータベース化したものである。
変換エンジン85は、入力デバイス20による入力を点字や点図をなすプロットPの形成パターンに置換するプロットパターン変換手段としての機能を有する。変換エンジン85は、音声処理部88、画像処理部90、及びプロット情報認識部92を備えている。音声処理部88は、音声認識処理を実行するものであり、音声入力装置26にを介して入力された音声データを音声データベース100を照合しつつ解析し、文字データに変換できる。なお、音声処理部88による音声認識処理の実行方法については、いかなるものであっても良い。画像処理部90は、光学文字認識(OCR;Optical Character Recognition)等の手法により文字認識処理を実行するものである。画像処理部90は、画像入力装置24を介して入力された文書の画像を解析することにより、文書に記載されている文字を文字データに変換できる。
プロット情報認識部92は、キーボード22により直接的に入力された文字情報を受け付け、認識することができる。また、プロット情報認識部92は、音声処理部88における音声認識処理、及び画像処理部90における文字認識処理により得られた文字情報を受け付けることができる。プロット情報認識部92は、点字データベース104と照合することにより、入力された文字情報を点字の形成パターンに変換する点字変換処理を実行することができる。
印字制御部94は、印字出力部34による印字動作について制御を行うものである。印字制御部94は、プロット情報認識部92において認識された文字情報を入出力部82を介して印字出力部34に出力し、印字対象であるワークWに対して印字させることができる。
プロット形成領域認識部95は、画像入力装置24により取得されたワークWの外観画像から、点字や点図をなすプロットPを形成する領域(プロット形成領域)を認識する。プロット形成領域認識部95は、プロット形成領域の外観形状、大きさ、あるいは位置等を認識する。本実施形態の触知プリンター10においては、立体構造物をワークWとして点字や点図をなすプロットPを形成可能とすべく、プロット形成領域認識部95は、ワークWの外観形状を立体的に認識できるものとされている。
ロボット軌跡変換部96は、文字認識部において得られた点字や点図の形成パターン、及び表面形状認識部95により取得されたワークWの外観形状に基づき、ワークWに対してプロットPを形成する場合におけるロボットアーム72の軌跡パターンを決定する機能を有する。ロボット軌跡変換部96において得られた軌跡パターンを示すデータ(以下、「軌跡データ」とも称す)は、後に詳述するプロット出力制御部98に向けて出力される。
プロット出力制御部98は、ワークW上に点字や点図をなすプロットPを形成する際に、ディスペンサ40及びロボットアーム72の動作を統括制御するものである。プロット出力制御部98には、ロボット制御部106及びディスペンサ制御部108が設けられている。ロボット制御部106は、ロボット軌跡変換部96から取得した軌跡データに基づき、点字や点図をなすプロットPを形成するために最適な軌跡でロボットアーム72及びこれに装着されたディスペンサ40を移動させる。
また、ディスペンサ制御部108は、ディスペンサ40による硬化液の吐出を制御するものである。ディスペンサ制御部108は、点字や点図をなすプロットPを形成すべき位置にディスペンサ40が到達した時点で、ディスペンサ40から硬化液を吐出させる。これにより、三次元的かつ点状に硬化液を塗布することができる。
続いて、触知プリンター10の動作について、図4に示すフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。触知プリンター10によりワークW上に点字や点図を記す場合には、先ずステップ1において認識処理が実行される。具体的には、入力デバイス20をなすキーボード22あるいは表示部86をなすタッチパネルを用いて文字が入力された場合には、この文字情報をプロット情報認識部92において認識する。また、画像入力装置24あるいは音声入力装置26による入力がなされた場合には、音声処理部88あるいは画像処理部90において文字情報に置換する変換処理が実行され、その実行結果がプロット情報認識部92において文字情報として認識される。また、画像入力装置24により点図を形成すべき図形データが入力された場合には、プロット情報認識部92においてプロットにより表現すべき輪郭線等の認識がなされる。ステップ1において点字化すべき文字情報が認識された場合には、プロット情報認識部92は、ステップ2において点字データベース104を参照し、文字情報を点字や点図の形成パターンに変換する処理(プロットパターン変換処理)を実行する。
上述したようにして点字や点図の形成パターンへの変換が完了すると、制御フローがステップ3に進行し、プロット形成領域認識部95によりプロット形成領域認識処理が実行される。画像入力装置24により得られた画像に基づき、プロット形成領域の位置、大きさ、及び外観形状がいかなるものであるかが認識される。具体的には、例えば図5に示すような瓶をワークWとし、このワークWに付されたラベルLの上方に点字や点図をなすプロットPを形成する場合には、プロット形成領域の位置、大きさ、外観形状が三次元的に認識される。また、図6に示すようにシート状のワークWに印字された文字Cに重複するように、この文字Cに相当する点字のプロットPを形成する場合には、文字Cが記載された領域の位置、大きさ、及び外観形状が二次元的に認識される。
ステップ3においてプロット形成領域が画定されると、制御フローがステップ4に進行する。ステップ4においては、上述したステップ2において取得された点字や点図の形成パターン、及びステップ3において取得されたプロット形成領域についての情報に基づき、ロボット軌跡変換部96がロボットアーム72をどのような軌跡で移動させるのが最適であるかを解析する。これにより、ワークWに対してプロットPを形成する場合におけるロボットアーム72の動作を指示するための軌跡データが形成される。
ステップ4においてロボット軌跡変換処理が実行されると、制御フローがステップ5に移行し、ワークWに対する印字の要否が確認される。ワークWに対して印字を施す場合には、制御フローがステップ8に進められ、後に詳述する点字や点図をなすプロットPを形成する前に印字がなされる。これに対し、ステップ5において印字の必要がないと判断された場合には、制御フローがステップ6に進められる。
ステップ6においては、ステップ1において取得された文字情報あるいは図形情報に相当する点字あるいは点図を記載すべく、ワークW上にプロットPが形成される。すなわち、ステップ6においては、ステップ4において画定された軌跡データに基づき、プロット出力制御部98のロボット制御部106がロボットアーム72を作動させる。これにより、ディスペンサ40及びロボットアーム72が、プロットPを形成する位置に順次移動する。また、プロットPを形成すべき位置にディスペンサ40及びロボットアーム72が到達すると、ディスペンサ制御部108の制御の下、ワークW上に硬化液が三次元的かつ点状に吐出される。
ステップ6においてプロットPが形成されると、ステップ7において点字や点図をなすプロットPを全て形成し終えたか否かが確認される。ステップ7において未だ形成し終えていないプロットPが存在する場合には、制御フローがステップ6に戻され、引き続きプロットPが形成される。一方、ステップ7において全プロットPが形成されたことが確認された場合には、表記したい言葉や図形が点字や点図によりワークW上に記された状態にあるため、一連の制御フローが完了する。
続いて、上記実施形態において示した触知プリンター10の使用例について説明する。触知プリンター10は、紙面あるいは案内板等の平面的な構造物に加え、図5に示した瓶、缶、若しくは文房具等の日用品、券売機、自動販売機、電話、若しくはリモコン等の機器類等の立体的な構造物をワークWとし、このワークWの表面にプロットPを形成して点字や点図を記載することができる。また、ワークWにおいて文字により記載されたラベルLに記載された文字Cに対応する位置(図示状態では上方)にプロットPを形成することができる。また、触知プリンター10は、ワークWが新規に製造するものである場合に限らず、既存の構造物である場合にも、プロットPを形成し、点字により言葉を記すこと、あるいは点図により図形等を記すことができる。従って、目の不自由な子供を持つ親が、筆箱等のような表面に起伏を有する持ち物に直接的に名前あるいは図形を示す点字あるいは点図を印字する等の使い方が可能になる。
また、触知プリンター10は、ワークWに対して直接的に点字あるいは点図を記すだけでなく、シール若しくはテープ等の他物品に貼付するものにプロットPを形成することにより、間接的に点字や点図を形成することが可能である。これにより、氏名等の必要な情報を点字あるいは点図により記載したシール等を準備しておき、このシールを必要に応じて物品に貼付する使用形態でも使用することが可能となる。また、ワークWとして汎用のシール等を用いることが可能である。従って、使用者の好みの肌触りやデザインのシール等に点字や点図を形成することが可能となる。
触知プリンター10は、手紙や書類等の文書をワークWとし、ワークWに印字されている文字Cに対応する位置に、この文字Cに相当する点字をプロットPによって形成することも可能である。さらに詳細には、文字Cと重複するようにプロットPを形成することや、文字Cに対して上下左右に隣接する位置に、プロットPを形成することが可能である。文字Cと重複するようにプロットPを形成する場合には、硬化液として少なくとも硬化状態において透明である樹脂を用いることにより、目の見える人、及び目の不自由な人の双方が同一の文書を共有し、内容を把握することが可能となる。また、硬化液として色付きの透明樹脂を用いることにより、目の見える人に対して点字が記載されていることを気づかせ、目の見えない人に閲覧させるように誘導することが可能となる。
また、ワークWとして用いる文書は、本、雑誌、あるいはワープロによって記載された文書等のように活字により印刷されたものに限らず、手書きされたものであっても良い。ワークWを活字により印刷された文書とした場合には、画像入力装置24によって取得された画像を、画像処理部80において光学文字認識(OCR)等の手法により認識した文字情報に基づき点字を形成できるため、容易かつスムーズに文書を点字化することができる。一方、手書き文書である場合には、光学文字認識処理が可能な範囲において、この処理結果に基づいて文書の点字化が可能である。また、光学文字認識処理が不可能である場合、若しくは文字認識精度が低い場合等には、キーボード22により文書を入力すること、あるいは音声入力装置26により文書を読み上げることにより取得した文字情報を点字化することも可能である。
また、触知プリンター10は、ワークW及び硬化液として任意のものを使用することができる。そのため、例えば湯につける等して高温にすると溶ける素材を硬化液として選択し、プラスチック製シートをワークWとして使用することも可能である。ワークW及び硬化液をこのように選定することにより、触知プリンター10によって記載した点字あるいは点図を、プラスチック製シートを湯で洗浄することにより消去することが可能となる。これにより、ワークWを黒板やホワイトボードによって形成された伝言板の如く使用することが可能となる。また、目が見えない人が、誤って口に入れてしまうことを考慮し、ワークW及び硬化液として口に入れても問題のない素材のものを選択することも可能である。
また、触知プリンター10は、硬化液として単独で硬化するものの他に、例えば二液硬化型の樹脂のように、複数の素材を混合することにより硬化するものを用いることも可能である。このような硬化液を用いる場合には、例えば混合する素材の数だけディスペンサ40を設けると共に、これらのディスペンサ40の吐出口にミキサーを接続した構成とし、ミキサーにおいて混合素材を混合して得られた硬化液をワークWに対して塗布することとしても良い。
また、ディスペンサ40から吐出される硬化液は、紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化樹脂であっても良い。硬化液として紫外線硬化樹脂を用いる場合には、紫外線を照射するための照射装置をディスペンサ40に隣接する位置に設けることも可能である。また、紫外線硬化樹脂が硬化するまでの間にディスペンサ40によるプロットを進行させるべく、図11に示すように、照射装置150を移動させるための移動機構160をロボットアーム等によって別途設けることが望ましい。これにより、点字あるいは点図の作成速度をより一層向上させうる。また、照射装置150を設ける場合には、紫外線の照射面近傍に無反射フィルムを設置する等して、照射装置150から射出された紫外線が紫外線硬化樹脂に対してムラなく照射されるようにすることが望ましい。
上述したように、本実施形態の触知プリンター10は、入力デバイス20、制御装置80(変換エンジン85)、ディスペンサ40、及び移動機構70を主要構成としたものであり、装置構成が極めてシンプルである。また、触知プリンター10において用いられるディスペンサ40については、一軸偏心ねじポンプ機構を備えたものであり、装置構成が極めてシンプルである。従って、触知プリンター10は、装置構成がシンプルかつコンパクトであり、清掃等のメンテナンスも容易に実行できる。
上述した触知プリンター10においてディスペンサ40として採用されている一軸偏心ねじポンプは、ロータ42の回転量を調整するだけで、ワークWに対する硬化液の吐出量を任意かつ精度良く調整することができる。従って、触知プリンター10によれば、ワークW上に形成される点字あるいは点図の大きさを自由に変更することができる。
なお、上述したように、触知プリンター10によれば、任意の大きさ及び配置で点字を形成することが可能であるが、視覚障害者が読みやすい点字を形成すべく、下記のような基準で点字をなす各プロットPを形成するようにすることが望ましい。すなわち、図7(a)に示すように、一般的に用いられている点字は縦3点×横2点の合計6点のプロット領域αから選ばれる所定のプロット領域αに凸部を形成することにより表されたものである。
横書きにより点字を記す場合において、図7(a)に示すように6点のプロット領域αを包含する矩形の領域を一文字分の点字領域Xと仮定し、左右に隣接する点字領域X,Xの間に形成されるプロット領域α,αの間隔をマス間a、点字領域X内において上下左右に隣接するプロット領域α,αの間隔を点間b、上下に並ぶ点字領域X,Xの間隔を行間cと規定する。この場合、各プロット領域αの直径は、点間bの2/3程度であることが望ましい。従って、触知プリンター10により点字をなすプロットPを形成する場合には、プロット領域αに形成するプロットPの大きさが、点間bの2/3程度になるように動作制御することが望ましい。
また、マス間a及び行間cの関係は、点字の識別効率に大きな影響を与えるとされており、マス間aを点間bで割った比率β(a/b)を1.5〜1.8とすることにより点字の識別効率を向上させることが可能である。また、点字の識別について熟達した者であれば比率βが1.5に近い値であってもある程度の識別効率を発揮することができるが、点字識別の初心者にとっては、比率βが1.8に近い方が高い識別効率が得られる。従って、点字をなすプロットPを形成する場合には、比率βが1.5〜1.8になるように触知プリンター10の動作制御を行うことが望ましい。また、点字の識別能力の差に応じて、任意に比率βを変更できるようにすることも望ましい。
また、各プロット領域αに形成される凸部(プロットP)の形状及び大きさについて検討すると、図7(b)に示すように中央部Pcがなだらかに湾曲した形状であることが望ましい。また、プロットPの中央部の高さtpは0.3[mm]〜0.5[mm]の範囲内であることが最も望ましい。高さtpが0.5[mm]よりも高いと点字あるいは点図を読む者に対して与える刺激が大きく、0.3[mm]未満であるとプロットPを認識しにくいと想定されるためである。
プロットPの直径trは、1.4[mm]〜1.5[mm]程度であることが望ましい。また、プロットPの中央部、すなわちワーク表面からプロットPの外周部分の領域に至る急峻に立ち上がる部分を除く中央側の領域の直径tは、0.6[mm]〜1.0[mm]程度であることが望ましい。また、プロットPの外縁部分は、半径が0.2[mm]程度の湾曲となるように形成されていることが望ましい。さらに、ワークが書籍のように長時間に亘って点字あるいは点図を触読する必要があるものである場合には、各プロットPをなす硬化液が発泡インク系の素材のように硬化後に表面に適度な凹凸を有し、摩擦抵抗が低いものであることが望ましい。プロットPの大きさをこのように調整することにより、視覚障害者が心地よく触読可能な点字あるいは点図を形成することが可能となる。
また点字は、原則として仮名表記による表現にのみ対応していることから、適度な分節毎に空白領域(スペース)を設ける「分かち書き」と称される方法により点字を記すことが望ましい。そこで、分かち書きと称される表現方法により点字を記すことを可能とすべく、適切な位置に空白領域を設けるように動作制御するための制御手段や変換エンジン等を制御部84に設けることが望ましい。かかる構成とすることにより、視覚障害者がより一層平易に触読可能な点字を形成することが可能となる。
また、触知プリンター10は、移動機構70をなすロボットアーム72を駆動させることにより、ディスペンサ40をワークWに対して移動させつつ、ディスペンサ40により硬化液を吐出させることができる。このように、触知プリンター10の動作は、極めてシンプルなものであり、容易に動作制御することができる。
なお、本実施形態において例示した移動機構70は、ロボットアーム72を採用することにより、ワークWに対してディスペンサ40のみを移動させるものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ワーク設置部36の姿勢や位置を変化させることが可能なワーク側駆動機構を設け、これによりワークWとディスペンサ40とを相対移動させることが可能な物としても良い。ワーク側駆動機構を設ける場合には、ロボットアーム72等によりディスペンサ40の姿勢や位置を変化可能としても、ロボットアーム72等を設けずワークW側のみで姿勢や位置を変化させるようにしても良い。
触知プリンター10においては、移動機構70として設けられたロボットアーム72により、ワークWに対するディスペンサ40の角度を調整可能とされている。そのため、ワークWの表面が湾曲等している場合であっても、ワークWに対してプロットPを形成し、点字あるいは点図を描くことが可能である。なお、ワークWに対するディスペンサ40の角度を調整するための機構(角度調整機構)は、上述したロボットアーム72に限定されるものではなく、他の機器類によって形成されていても良い。また、角度調整機構は、ディスペンサ40側、あるいはワーク設置部36側のいずれに設けられていても良く、双方に設けられていても良い。また、ロボットアーム72は、上述したように三軸の自由度を有するものに限定されず、例えば六軸の自由度を有するもの等であっても良い。
本実施形態の触知プリンター10は、入力デバイス20としてキーボード22、画像入力装置24、及び音声入力装置26を設けたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのうちの一部を備えていないものであっても良い。また、画像入力装置24及び音声入力装置26のいずれか一方又は双方を設けない場合には、制御装置80においてこれらに対応して設けられた構成(音声処理部88、画像処理部90)を省略することが可能である。また、入力デバイス20は、キーボード22等に加えて、あるいは代えて別のものを備えたものであっても良い。
本実施形態の触知プリンター10は、出力デバイス30として印字出力部34を備えた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、印字出力部34を備えていないものであっても良い。また、印字出力部34を省略する場合には、制御装置80における印字制御部94を省略することが可能である。
本実施形態においては、触知プリンター10を視覚障害者が触覚により識別可能な三次元的標示として点字をワークWに印字することを主要な目的として用いる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、文字、図形、若しくは記号、若しくはこれらの組み合わせを三次元的標示としてワークW上に形成するために用いることも可能である。具体的には、目の見える人が一般的に用いている文字を三次元的標示として立体的に形成することができる。これにより、例えば後発的に視覚障害者となる等して輪郭が判別できれば文字を認識できるような視覚障害者にとって有効な三次元標示を任意のワーク上に形成することが可能となる。また、ワーク上に文字に相当する三次元標示を形成する場合に、この三次元標示をなす硬化液を着色されたものとすることが望ましい。このようにすることにより、残存視覚を有するいわゆる「弱視者」が三次元標示の存在を容易に判別することが可能となる。
また、人の顔等の立体形状を浮き彫りにした、いわゆるレリーフのように、画像を三次元化したものを三次元標示として、触知プリンター10によって形成することも可能である。これにより、従来であれば視覚障害者が認識できなかった写真に写っている人の顔の形状、絵画等について、視覚障害者が触覚により認識することが可能となる。また、立体地図等についても、触知プリンター10によって三次元化したものを三次元標示として形成することも可能である。これにより、視覚障害者が平面形状のみでなく、立体形状についても容易に把握することが可能となる。
触知プリンター10により作成可能な点図の例としては、図8あるいは図10に示すようなものを例示することができる。具体的には、図8に示すように輪郭線をプロットによって表現した地図、図10(a)のようにそろばんの珠等をプロットを用いて表現した説明図、図10(b)に示すようなグラフ、絵本等を触知プリンター10を用いて点図によって表現することが可能である。また、触知プリンタ10によれば、図8に示す地図のように、外輪郭(沿岸線)をなすプロットと、県境をなすプロットとで径を相違させる等して、両者を区別可能とすることができる。
触知プリンタ10は、点字あるいは点図のみならず、線状あるいは面状に硬化液を塗布して三次元標示を形成することも可能である。具体的には、図8に示した点図として作成した地図において外輪郭(沿岸線)をなすプロットに代えて、図9に示すように、一連の線状に硬化液を塗布した構成とすることも可能である。この場合についても、触知プリンタ10によれば、県境をプロットにより標示する等して識別可能な状態としうる。また、測地プリンタ10によれば、硬化液を面状に塗布することにより、いわゆる立体地図のようなものを作成することも可能である。
また、触知プリンター10は、視覚障害者用の点字あるいは点図を作成するための用途に限らず、様々な分野において利用することができる。具体的には、いわゆるヒューマンエラー防止用の三次元的な標示として、物の種類等を触覚により知覚可能とした標示を各種ボトルあるいは容器等に付すために利用することができる。さらに具体的には、例えばシャンプー、リンス、トリートメント等を収容するボトルに対し、これらを判別するための三次元的な標識を形成する等の用途で、触知プリンター10を利用することができる。
上述した触知プリンタ10は、いわゆる据え置き型のものに限定される訳ではなく、施工現場に搬送して使用可能ないわゆるポータブル型のものとすることも可能である。触知プリンタ10をポータブル型とする場合には、触知プリンタ10をなす移動機構70等の構成を適切なものに変更すること、あるいは施工現場での使用の利便性を向上させるために他の構成を付加することが好ましい。
具体的には、旧来から存在するビルや集合住宅等に設置されているエレベータの操作パネル等に点字等をプリント可能なものとする場合には、触知プリンタ10を壁面に対して取り付け可能な取付装置を付加的に設けることや、移動機構70を壁面に対して略平行移動可能なものに変更すること等することにより、触知プリンタ10の利便性をより一層向上させることが可能となる。
さらに詳細に説明すると、図12に示すように、触知プリンタ10を構成する移動機構70として、上述したロボットアーム72のように三次元的にディスペンサ40を移動させるものに代えて、施工対象である壁面等に沿って二次元的にディスペンサ40を移動させることが可能な直動案内装置(XYリニアガイド)等のテーブル172や、ディスペンサ40を壁面等に対して近接離反する方向に駆動させるための駆動機構(図示せず)を設け、このテーブル172にディスペンサ40を搭載する。また、テーブル172を施工対象である壁面等に平行な状態で支持するための支持部材174を設ける。支持部材174の脚部176に、壁面等に吸着させることが可能な吸着部178を設ける。吸着部178は、従来公知の吸盤や、吸盤に加えて取り付け対象である壁面等の他部材と吸盤との間に形成される空間を減圧状態あるいは真空状態とすることが可能な減圧装置を備えた構成とすることができる。
上述したように、テーブル172及び支持部材174を設けることにより、既存のビルや集合住宅等の壁面等に支持部材174の吸着部178を吸着させた状態とし、テーブル172等の移動機構を作動させつつディスペンサ40から硬化液を吐出させることにより、点字等を形成することが可能となる。これにより、触知プリンタ10をいわゆるポータブル型のものとし、触知プリンタ10の用途の拡大、及び利便性を向上させることが可能となる。
本発明の触知プリンターは、業務用としての利用形態だけでなく、家庭用としての利用形態においても好適に利用することができる。また、本発明の触知プリンターは、書籍のように一般的に入手可能な文書を点字化あるいは点図化して目の不自由な人に提供することに加え、手紙や電子メールのように個人的なやりとりに用いられる文書を容易かつ迅速に点字化あるいは点図化して提供することができる。また、仮にワークが立体的な構造物であるとしても、ペン等の筆記具を用いて文字を記載するが如く、物品に対して点字や点図を記すために利用することができる。点字や点図を記す対象物たるワーク及び硬化液を適宜選択することにより、伝言板のような利用方法等、様々な利用方法に応用することができる。また、三次元的標示として、文字、図形、若しくは記号、若しくはこれらの組み合わせをワーク上に形成することが可能である。
10 触知プリンター
20 入力デバイス
30 出力デバイス
40 ディスペンサ
42 ロータ
44 ステータ
45 ポンプ機構
70 移動機構
72 ロボットアーム
80 制御装置
85 変換エンジン
W ワーク
P プロット
C 文字

Claims (6)

  1. 触覚により識別可能な三次元的標示を形成するための触知プリンターであって、
    ワークに対して硬化液を吐出させ塗布することが可能なディスペンサと、
    入力前記三次元的標示の形成パターンに係るパターンデータに基づき前記ディスペンサと前記ワークとを相対移動させる移動機構とを備えており、
    前記ディスペンサによって塗布された硬化液により、前記三次元的標示を前記ワーク上に形成可能であり、
    前記ディスペンサが、動力を受けて偏心回転する雄ねじ型のロータと、内周面が雌ねじ型に形成されたステータとを有する一軸偏心ねじポンプ機構を備えたものであることを特徴とする触知プリンター。
  2. 文字、図形、若しくは記号、若しくはこれらの組み合わせを三次元的標示としてワーク上に形成可能であることを特徴とする請求項1に記載の触知プリンター。
  3. 前記移動機構が、ワークに対する前記ディスペンサの角度を調整可能なものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の触知プリンター。
  4. 前記移動機構が、三軸以上の自由度を有するマニュピレータを備えており、前記マニュピレータに前記ディスペンサが装着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の触知プリンター。
  5. 前記ワークに記載された文字情報及び/又は図形情報の記載領域に対応する位置に、三次元標示をなすプロットが形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の触知プリンター。
  6. 触覚により識別可能な三次元的標示として点字及び/又は点図を形成可能であり、
    点字及び/又は点図により表現する文字情報及び/又は図形情報を入力するための入力デバイスと、
    前記入力デバイスにより入力された文字情報及び/又は図形情報を点字及び/又は点図をなすプロットの形成パターンに変換するプロットパターン変換手段とを備えたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の触知プリンター。
JP2012069573A 2012-03-26 2012-03-26 触知プリンター Pending JP2013199079A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012069573A JP2013199079A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 触知プリンター
PCT/JP2013/058267 WO2013146581A1 (ja) 2012-03-26 2013-03-22 触知プリンター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012069573A JP2013199079A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 触知プリンター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013199079A true JP2013199079A (ja) 2013-10-03

Family

ID=49259836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012069573A Pending JP2013199079A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 触知プリンター

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013199079A (ja)
WO (1) WO2013146581A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207313A1 (ja) * 2017-05-11 2018-11-15 株式会社Fuji 情報処理装置、3次元実装関連装置、実装システム及び情報処理方法
CN112562463A (zh) * 2020-11-30 2021-03-26 贵州电网有限责任公司 一种电力实训用的维修和带电操作平台

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109985769A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 奥动新能源汽车科技有限公司 机器人涂胶系统及涂胶方法

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552010A (en) * 1978-06-21 1980-01-09 Hitachi Seiko Kk Twoodimensional positioning method using cross shaped wire
JPS60142078A (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 Heishin Sobi Kk 一軸偏心ねじポンプ
JPH01210079A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Sanyo Electric Co Ltd 高粘性物質塗布方法
JPH05134721A (ja) * 1991-11-12 1993-06-01 Mutoh Ind Ltd Xy同期調整方式
JPH05330151A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Hitachi Ltd 点字プリンタ、点字記録方法および点字変換装置
JPH0691946A (ja) * 1992-09-16 1994-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 印字装置と印字シート
JPH08126860A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Sanyo Electric Co Ltd 線引き塗布方法及び装置
JPH09319295A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Puroka Corp:Kk 点字表示板作成方法および装置
JPH11301033A (ja) * 1998-04-17 1999-11-02 Kobayashi Kirokushi Co Ltd 点字、墨字出力方法および装置
JP2000148001A (ja) * 1998-11-11 2000-05-26 Three Bond Co Ltd 点字形成装置
JP2003034333A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Mitsubishi Materials Corp ボトル型金属容器
JP2009113033A (ja) * 2007-10-17 2009-05-28 Hitachi Chem Co Ltd 三次元形状樹脂成形品に回路を形成する回路形成装置
WO2010113410A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 兵神装備株式会社 ロータ駆動機構及びそれを備えるポンプ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08174915A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 I T W Dynamic Kk 点字印字方法
AU718257B2 (en) * 1995-06-07 2000-04-13 B & H Manufacturing Company, Inc. Computer controlled labeling machine for applying labels including stretch labels and tactilely sensible indicia on articles
US7131372B2 (en) * 2003-12-01 2006-11-07 Lockheed Martin Corporation Miniature fluid dispensing end-effector for geometrically constrained areas
CN101518997B (zh) * 2009-02-25 2010-09-08 中国科学院电工研究所 蘸胶式盲文打印装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552010A (en) * 1978-06-21 1980-01-09 Hitachi Seiko Kk Twoodimensional positioning method using cross shaped wire
JPS60142078A (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 Heishin Sobi Kk 一軸偏心ねじポンプ
JPH01210079A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Sanyo Electric Co Ltd 高粘性物質塗布方法
JPH05134721A (ja) * 1991-11-12 1993-06-01 Mutoh Ind Ltd Xy同期調整方式
JPH05330151A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Hitachi Ltd 点字プリンタ、点字記録方法および点字変換装置
JPH0691946A (ja) * 1992-09-16 1994-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 印字装置と印字シート
JPH08126860A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Sanyo Electric Co Ltd 線引き塗布方法及び装置
JPH09319295A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Puroka Corp:Kk 点字表示板作成方法および装置
JPH11301033A (ja) * 1998-04-17 1999-11-02 Kobayashi Kirokushi Co Ltd 点字、墨字出力方法および装置
JP2000148001A (ja) * 1998-11-11 2000-05-26 Three Bond Co Ltd 点字形成装置
JP2003034333A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Mitsubishi Materials Corp ボトル型金属容器
JP2009113033A (ja) * 2007-10-17 2009-05-28 Hitachi Chem Co Ltd 三次元形状樹脂成形品に回路を形成する回路形成装置
WO2010113410A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 兵神装備株式会社 ロータ駆動機構及びそれを備えるポンプ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207313A1 (ja) * 2017-05-11 2018-11-15 株式会社Fuji 情報処理装置、3次元実装関連装置、実装システム及び情報処理方法
JPWO2018207313A1 (ja) * 2017-05-11 2019-12-12 株式会社Fuji 情報処理装置、3次元実装関連装置、実装システム及び情報処理方法
CN112562463A (zh) * 2020-11-30 2021-03-26 贵州电网有限责任公司 一种电力实训用的维修和带电操作平台

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013146581A1 (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Götzelmann Visually augmented audio-tactile graphics for visually impaired people
Brown et al. VizTouch: automatically generated tactile visualizations of coordinate spaces
US8723791B2 (en) Processor control and display system
Plimmer et al. Multimodal collaborative handwriting training for visually-impaired people
Yamaoka et al. dePENd: augmented handwriting system using ferromagnetism of a ballpoint pen
JP2011238198A5 (ja) 手書き入力ボードを用いた手書き入力システム、手書き入力ボード、スキャナーペンおよび手書き入力ボードを用いた情報処理システム
KR102428704B1 (ko) 핸드라이팅된 다이어그램 커넥터들의 인식을 위한 시스템 및 방법
KR20070047195A (ko) 상호작용 장치 및 방법
WO2013146581A1 (ja) 触知プリンター
US20210162790A1 (en) Mechanical handwriting apparatus and method of use thereof
CN102129800A (zh) 盲符信息标识与自动语音提示系统
CN202134126U (zh) 一种儿童影音绘画书写板
Kurtenbach Pen-based computing
Chowdhury et al. An intuitive approach to innovate a low cost Braille embosser
US11538354B2 (en) Reading teaching aid
JP2013016079A (ja) コンピュータ装置及びプログラム、並びにノート
KR100469305B1 (ko) 문자학습기 및 그를 이용한 문자학습방법
CN107085485A (zh) 适用于课堂教学的智能触摸电子白板
US20160334889A1 (en) Electronic board system and method of controlling the same
Shubhom et al. BRAPTER: Compact braille transput communicator
CN201535953U (zh) 多功能黑板
Murai et al. Kanji writing training with haptic interface for the visually impaired
Neman et al. Automatic Writing Machine
JP3221434U (ja) 学習用付箋
Misue et al. A handwriting tool to support creative activities

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150309

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160401