JP2013198995A - 支持部一体型カード - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、販売店に陳列され販売されているカード製品に関するもので、従来、カード部1とカード支持部2を別々に印刷及び抜き加工し、後で貼りつける煩雑な作業で長い工程で製作していたカード製品の工程を短縮して製作できる支持部一体型カード20に関するものである。
【解決手段】
本発明は、カード部1とカード支持部2とを同じ基材を使用し、一体で印刷および抜き加工し、カード部1とカード支持部2とが、連接部で連接し、連接部以外は分離している、ことを特徴とする支持部一体型カード。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラスチックシートや厚紙を基材とした印刷物で、カードとカードを支持して立てかけられる支持部が連接部を介して一体となり、販売店に陳列され販売されているカード製品に関する。
カードの例としては、スクラッチカード、ギフトカードやプリペイドカード等を挙げることができる。
近年、印刷されたプラスチックシートや厚紙のカード支持部体に、カードを取り付けた形体で立てかけて、陳列する印刷物が多く販売されている。
販売されているカードは、カード単体では、人の目に留まりにくいため、印刷されたプラスチックシートや厚紙のカード支持部体にカードを貼り付ける形体で、販売店で立て掛けて陳列して販売されているのが、一般的である。
前述したカードの表面とカード支持部体の表面には、カードの内容や使用方法などの説明書き及び販売店で陳列された時に人の目に留まるような印刷がなされている。
カードの裏面には、販売店で販売した時に金額を読みとるためのバーコードが印刷され、レジスターでカード支持部体からカードを剥がさないでもバーコードが、読み取れるように、カード支持部体には、バーコードに対応する部分に開口部が形成されて、この開口部にカードのバーコードが入るように、カードとカード支持部体とは、位置を合わせて貼り合わせてある。
また、カードを使用する際に必要な個別認識番号が印字されており、販売店で陳列されている際は、個別認識番号が見えなく、購入後に、カードを購入した人が個別認識番号を確認し使用できるようにスクラッチ加工がなされている。
前述した印刷されたプラスチックシートや厚紙の基材にカードを貼り付ける形体の従来の製品を製作する場合、後述する留意点がある。
第一に、裏面にスクラッチ加工がなされているカードは、プラスチックシートや厚紙の基材に糊や両面テープで貼り付けられているが、カード支持部体へ貼り付ける時に糊や両面テープが、スクラッチ部に接触し、スクラッチ部を傷付けないよう作業する上で、注意が必要である。
第二に、カードを販売する時にレジスターで、カード裏面の個別バーコードを読み取る必要があるため、カード支持部体には、カードに印字されたバーコードが入る開口部が形成され、更にカードのバーコードをカード支持部体の開口部に位置合わせして、貼りつける必要がある。
第三に、カード支持部体にカードが貼られていること又、バーコードが読み取れる位置に正しく貼り合わされていることを確認する作業(マッチング作業)も必要となる。
カード支持部体にカードを貼りつける作業は、前述するような作業負荷があり、作業ミスによるスクラッチ部の傷の発生やカード支持部体の開口部とカードのバーコードの位置ずれによるバーコード読み取りエラーなどが発生する場合がある。このような不良を改善、作業負荷の軽減および工程の削減が求められている。
特許文献1は、カードを分離可能に支持するカード支持部体を有するカード送付用台紙に関するものあり、カードの隅部をカード支持部体に挿入または、剥離可能な接着構造でカードをカード支持部に取り付けてあるものである。(段落(0004)参照)
特許第3343165号公報
従来は、カードとカード支持部体を各々で作成し、後工程でカード支持部体にカードを糊や両面テープで貼りつけるため工程数が多く、カード支持部体にカードが貼り付けされているかの確認作業(マッチング作業)が必要であった。
本発明は、カード支持部体とカードを同じ基材を用いて、一体で製作することで、製作工程数を削減するものである。
又同じ基材で、一体で製作されたカード支持部付カードは、販売店にて陳列され、取扱う際には、カードがカード支持部から離れ難く、またはカードをカード支持部から切り離す際には、連接部が容易に切り離すことができることが求められる。
特許文献1は、カードとカード支持部が同じ基材ではない点が本発明と相違しており、カードがカード支持部から脱落する可能性があり、カードがカード支持部についているかの確認作業が必要であり、また連続した絵柄印刷などができないという問題がある。
本発明は、上述したような課題を解決しようとするものである。
本発明の支持部一体型カードは、以下の各態様に記載の手段により上記の課題を解決するものである。
本発明の第1の態様は、カード部とカード支持部とが同じ基材からなる支持部一体型カードであって、カード部は、カード支持部に四辺を囲まれ、カード部とカード支持部とが、連接部で連接し、連接部以外は分離している、ことを特徴とするものである。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、前記カード部とカード支持部とを連接する連接部が、カード部の少なくとも1対の対向する二辺に形成される、ことを特徴とするものである。
本発明の第3の態様は、前記第1または第2の態様において、前記カード部の四コーナーが、角丸形状で前記カード支持部と分離していることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様は、前記第1から第3の何れかの態様において、前記カード部の1辺における連接部の形成されている領域の長さが、20mm〜40mmであることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様は、前記第1から第4の何れかの態様において、前記カード部とカード支持部とを連接する連接部が、基材を打ち抜いた非連結部と、打ち抜かない連結部とからなり、非連結部と連結部との割合が、3:2から3:1であることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様は、前記第1から第5の何れかの態様において、前記カード部とカード支持部とを連接する連接部の非連結部の長さが、1.0mm以上で、1.8mm以下であり、連結部の長さが、0.4mm以上で1.2mm以下であることを特徴とするものである。
本発明の第7の態様は、前記第1から第6の何れかの態様において、前記支持部一体型カードが、プラスチックシートまたは厚紙からなることを特徴とするものである。
本発明において、連接とは、基材を打ち抜き刃で打ち抜いた非連結部と、打ち抜かない連結部とを連続的に形成することを意味するもので、連接部とは、該非連結部と該連結部が連続的に形成された領域を意味する。
又、本発明においてスクラッチ加工とは、基材にそれぞれのカード固有の認識番号が印字された上面に人が目視で認識できないように、厚く不透明インクを印刷、または透明ラベルに厚く不透明インクを印刷したラベルを貼り付けし、カードを使用する時に不透明なインクを削り、下のカード固有の認識番号を読み取ることができる為の加工である。
又、本発明においてマッチング作業とは、カード支持部体にカードが付いているか、カードに印刷されたバーコードが、カード支持部体に形成された開口部の正しい位置に貼り合わされているかを確認する作業のことである。
カード部とカード支持部とを別々に印刷した後、打ち抜き加工し、糊や両面テープでの貼り付け工程を行い、更にマッチング作業を必要とした従来のものに対して、本発明は、カード部とカード支持部とを同じ基材を使用し、一体で印刷及び抜き加工することにより、工程を短縮することが可能となり、カード部とカード支持部に跨る連続した絵柄の印刷も可能となる。
連接部で連接された支持部一体型カードの平面図である。 連接部で連接された支持部一体型カードの多面付けの平面図である。 従来の台紙に取り付けたカードの断面図(A)と裏面から見た平面図(B)である。 連接部で連接された支持部一体型カードの断面図(A)と裏面から見た平面図(B)である。 連接部の変形例の図である。 取出し部を設けた支持部一体型カードの平面図である。 各種形状の連接部を形成した基材の評価方法を示した図である。
以下、支持部一体型カード20の構成について図1Aを参照して説明する。
支持部一体型カード20は、販売店での陳列や販売業務などの取り扱い時には、カード部1がカード支持部2から脱落し難く、一方、購入した後で、カードを使用する時には、カード部1を容易に且つ綺麗にカード支持部2から取り外すことができるように、カード連接部11の形状が設計される。
同じ基材からなる前記カード部1と前記カード支持部2で該カード部1は、該カード支持部2に四辺を囲まれ、該カード部1と該カード支持部2とは、前記カード連接部11で連接し、該カード連接部11以外は、分離している。該カード支持部2には、販売店で陳列する際に引っ掛けて立て陳列するための引き掛け部3が形成されている。
さらに該カード部1の4コーナー部の領域には、該カード連接部11を形成せず、角丸形状で前記カード支持部2と分離している。コーナー部は、分離し難い部分であり、あらかじめ分離していることにより、分離不良は、確実に防止できる。
次に前記カード部1とカード支持部2を連接する前記カード連接部11の全体の配置について説明する。
図1Aでは、該カード連接部11は、該カード部1の4辺のそれぞれの辺に一箇所だけ形成されているが、該カード連接部11は、少なくとも対向する2辺に形成されていれば良い。
前記カード1の4辺の内の3辺が前記カード支持部2と分離して、4辺の残りの1辺だけに前記カード連接部11が形成された前記支持部一体型カード20は、取り扱いの際に1箇所の該カード連接部11が離れるとカード部1が脱落し、使用したカードとの区別ができなくなるが、該カード連接部11が2辺に形成されている該支持部一体型カード20は、1箇所の該カード連接部11が離れてもカード部1が脱落することはなく、カード部1が未使用状態であることの証しとすることができる。
カードを使用する時には、該カード部1を容易に且つ綺麗に該カード支持部2から取り外す必要はあるが、取り扱い時の脱落事故は、最も避けなければならないため、少なくとも対向する2辺に該カード連接部11を形成することにより、カード部1が脱落する事故を減少させることができる。
次に前記カード連接部11の前記カード部1の各辺における配置について説明する。
図1Aでは、該カード部1の1辺に形成される該カード連接部11は、1箇所であるが、図1Bに記載されるように、複数個所に分散して形成しても良い。
図1Bは、該カード連接部11を全体の長さは変えないで、それぞれ2分割した場合を示した図である。
図1Aの該カード部1の長辺にある長さaの該カード連接部11aを長さa1のカード連接部11eと長さa2のカード連接部11fとに2分割し、同様に図1Aの該カード部1の短辺にある長さbの該カード連接部11bを長さb1のカード連接部11gと長さb2のカード連接部11hとに2分割した形体を図1Bに示す。
前記カード連接部を分割した場合の効果について、図1Aと図1Bを参照して説明する。
前記カード部1と前記カード支持部2は、該カード部1を取出し易くするため、該カード連接部11以外は、分離された形体であるが、分離している領域が長いほど分離はし易いが、水平にした時に該カード部1のコーナー部が自重で垂れ下がり、取扱いの問題を生じる場合がある。
図1Bに示すように前記カード連接部11を分割した前記カード部1のコーナー部の領域で、該カード部1と該カード支持部2とが分離している領域の長さ(F1からF2)、すなわち前記カード連接部11fと前記カード連接部11gとの間の距離が、図1Aの長さ(E1からE2)に比べ短い為、薄い基材や柔らかい基材を用いた場合においても、自重でコーナー部が垂れ下がり難く、取り扱いの際に部分的に折れて製品の見栄えを損なう不具合を生じにくい。
前記カード連接部11を複数に分散することにより個々の該カード連接部11の長さは、短くなるが、該カード連接部11間の分離している長さを短くすることにより、上述したような不具合を防止できる。
次に図5を参照してカード連接部11の変形例を説明する。
図5A及び図5Bは、カード部1の対向する1対の辺に各1箇所カード連接部がある支持部一体型カードを示す図である。
図5Cは、対向する1対の辺に各1箇所とその他の1辺に1箇所の全部で3箇所にカード連接部がある支持部一体型カードを示す図である。
図5Dは、対向する1対の辺に各2箇所と他の対向する辺に各1箇所の全部で6箇所にカード連接部がある支持部一体型カードを示す図である。
該カード連接部の形状は、カードに使用する基材の特性やカードの大きさにより、上述したような変形により、輸送や販売する際などの取扱いでは脱落せず、使用する時には、分離し易い形状を選択する。
前記カード1をカード支持部2から切り離し易くするために、カード1と分離しているカード支持部2の4コーナーの少なくても1コーナー部にカード取出し部15を形成しても良い。図6Aは、カード支持部2のコーナー部に人の指がかかる開口した取出し部15を設けた支持部一体型カードを示す図である。図6Bは、カード支持部2のコーナー部に指で押し込みがし易いように、一部連結部を残して、切込みを形成した取出し部15を設けた支持部一体型カードを示す図である。
次にカード連接部11の非連結部と連結部の長さと比率について図7及び表1を参照して説明する。
評価を行ったカード連接部11の非連結部と連結部の長さと比率の一覧および各評価結果の一覧を表1に示す。
Figure 2013198995
評価した基材および評価方法について図7に示す。
評価基材は、図7Aに示すように、短辺60mm、長辺100mmの長方形で厚さ 0.25mmのPETフィルムに、短辺の中央部を通り一方向(g1からg2)に直線状に非連結部と連結部からなる連接部を、形成し作成した。
前記連接部は、表1に示すように非連結部は0.9mmから1.8mmの範囲で連結部は0.3mmから1.4mmの範囲の各種長さで打ち抜き、それぞれの基材について強度と切り離し易さの評価を行った。
連結部は、加工可能な限界が0.3mmであったので、連結部の最短の長さを0.3mmとした。
強度の評価は、連接部を形成した基材を図7B及び図7Cに示すように基材の下面両端部を水平に保持した時に基材の連接部での折れ方で評価した。
図7Bに示すように連接部が折れずに平坦な状態を維持している場合を良判定とし、図7Cのように連接部が下方に折れた場合を不良とした。
切り離し易さの評価は、連接部の端g1から手で切り離した時の基材の破れ方で、図7Dに示すように直線状に中央で切り離された場合を良判定とし、図7Eに示すように途中で連接部以外の部分に破れが入る場合や切り離しが出来ない場合を不良判定とした。
上述した評価は、それぞれ50枚の基材を評価して、すべて良判定を○、50枚中1枚から5枚不良が発生した場を△、不良が6枚以上発生した場合を×とした。
表1に結果の一覧(T1からT14)を示す。
カード連接部は、強度評価が良で且つ切り離し評価も良であることが必要であり、この条件を満足できる長さの条件は、非連結部が1.0mmから1.8mmの範囲で、連結部が0.4mmから1.2mmの範囲であった。
又カード連接部の強度評価が良で且つ切り離し評価も良である非連結部と連結部の比率の範囲は3:1から3:2であった。
強度評価と切り離し評価で最も良かったのは、非連結部が1.5mmで連結部が0.5mmの場合であった。
次にカード部の4辺の各1辺におけるカード連接部の長さについて図1Aおよび表2を参照して実験結果を説明する。
評価を行ったカード連接部11の長さおよび各評価結果の一覧を表2に示す。
Figure 2013198995
評価基材は、厚さ 0.25mmのPETフィルムを用いて、カード部の1辺におけるカード連接部11の長さを表2に示すように5mmから50mmまで5mm単位で変えた図1Aに示すような支持部一体型カード20を形成し作成した。
カード連接部11は、非連結部が1.5mmで連結部が0.5mmで、連続する直線状で各辺に同じ長さで作成し、カード部1の切り離しの容易さとカード部1の脱落について評価を行った。
切り離しの容易さは、カード部1を手で切り離した時に容易に切り離しができる場合を良判定○とし、切り離し難い場合が△とし、切り離しが出来ない場合を不良×とした。
脱落の評価は、支持部一体型カードのカード支持部のコーナー部を手で持ち、支持部一体型コードを振動させた時にカード部が脱落した場合が不良×とし、脱落しない場合を良○とした。
表2に評価結果の一覧(T15からT24)を示す。
切り離し評価と脱落評価を総合するとカード連接部11は、20mmから40mmの範囲が適していた。
次にカード連接部の分割について図1A、図1Bおよび表3を参照して実験結果を説明する。
評価を行ったカード連接部11の分割した長さおよび各評価結果の一覧を表3に示す。
Figure 2013198995
評価基材は、厚さ 0.25mmのPETフィルムを各辺のカード連接部11をそれぞれ2分割し、各カード連接部が表3に示すように10mmから20mmまで5mm単位で変えて図1Bに示すような支持部一体型カード20を形成し作成した。
図1Aに示すようにカード部の長辺の1辺の長さがaのカード連接部11aを図1Bに示すように長さa1の11eと長さa2の11fとに分割し、又図1Aに示すようなカード部の短辺の1辺の長さがbのカード連接部11bを図1Bに示すように長さがb1の11gと長さがb2の11hとに2分割した。
上述したカード部の4辺の各1辺におけるカード連接部の長さの評価で、問題のなかったカード連接部の長さが、20mm(T18)と30mm(T20)と40mm(T22)のカード連接部を2分割し各10mm(T25)と15mm(T26)と20mm(T27)の支持部一体型カードを作成した。
カード連接部11は、非連結部が1.5mmで連結部が0.5mmで、連続する直線状で各辺に同じ長さで作成し、カード部1の切り離しの容易さとカード部1の脱落について評価を行った。本評価内容は、前記表2で記載した評価内容のものと同様の評価内容である。
表3に評価結果一覧(T25からT27)を示す。
4辺の各1辺に形成された長さが20mmのカード連結部11を長さが10mmで2箇所に分割した支持部一体型カードを作成し、カード部1の切り離しの容易さとカード部1の脱落について評価を行った結果(T25)いずれの評価も問題なく良好であった。カード連接部11が30mmの場合および40mmの場合においても同様に2分割した結果は、表3(T26)及び(T27)に示すように問題なく良好であった。
(材質に関する実施形態)
基材としては、厚さが0.18mmから0.38mmのPET材、PVC材やPET−G材(非結晶性ポリエステル)のプラスチックシートおよび厚さ0.2mmから0.4mmの厚紙が使用できる。厚紙としては、上質紙、合成紙、紙にラミネート加工したものが使用できる。
(連接部の加工方法)
カード部とカード支持部の抜き加工は、ピナクル刃またはビク刃を使用して、分離部は抜き刃で形成し、カード連接部11およびカード支持部連接部13は、連接刃で打ち抜き加工にて形成できる。
(カード部の形体)
長方形でコーナーが丸みを帯びた形状が一般的あり、サイズも数種類あるが、代表的なサイズである長辺の長さが85.60mmで短辺の長さが54.00mmの大きさで、角丸形状のコーナーのRは3.0mmの形体とした。
(カード支持部の形体)
カード支持部の内にカードが入る大きさで、陳列するときに立てかける為の開口を有する形状であり、長辺の長さが135.00mmで短辺の長さが105.00mmの大きさで、角丸形状のコーナー部はR3.0mmの形体とした。
カード支持部の上部には、陳列する時に引き掛けて立てかける直径8.0mmの円状の開口部を形成した。
支持部一体型カードの実施例を説明する。
基材は、厚さ0.25mmのPET材料のシートのロールを使用し、カードの裏面となる面にロールツーロールのコーターを用いて、アンダーコート剤を形成した後にバーコード印字するための表面処理加工として、PET表面にバーコード受像層を塗布加工した。
次にロール状態からシートカット装置にてシートへ断裁し、枚葉オフセット印刷機でPETシートの両面に絵柄を印刷した。
次にカード部の裏面にバーコードや情報をインクジェットプリンターで印字し、枚葉オフセット印刷機を用いて、バーコード印字面に保護膜層を印刷した後、シルク印刷機にてスクラッチ層を印刷して、PETシートに多面付けで支持部一体型カードを製作した。
本実施例では、支持部一体型カードを9面付けで製作されたPETシートを、平台活版機で抜き加工および連接部形成加工を行った。カード部とカード支持部の抜き加工は、0.8mmのピナクル刃を使用して、分離部は抜き刃で形成し、カード連接部11およびカード支持部連接部13は、連接刃で打ち抜き加工にて形成した。
図2に示すように、9面ある支持部一体型カード20のそれぞれの外縁にPETシート基材12と連接するカード支持部連接部13を2箇所設け、それ以外の外縁は分離し、又各支持部一体型カード20を構成するカード部1とカード支持部2とは、4箇所のカード連接部11で連接し、それ以外のカード部1の外縁は、カード支持部2と分離した。
カード連接部11の長さは、4辺それぞれ30mmとし、非連結部が1.5mmで連結部が0.5mmとした。カード支持部連接部は、4辺それぞれ40mmとし、非連結部が1.8mmで連結部が0.6mmとした。
次にPETシート基材より9面付いている支持部一体型カードを個別に分離した。
個別に分離した支持部一体型カードは、区分けして帯掛けを行い梱包した。
上述した工程で製作した支持部一体型カードは、販売店への輸送及び陳列での取扱いでは、カード部が脱落することが無く、カードを使用する際は、カード支持部からのカード部の切り離しは、カード連接部以外が破れたりすることもなく、容易に分離できた。
図3Aは、従来のカード支持体にバーコード印刷、スクラッチ印刷や絵柄印刷されたカードが糊や両面テープで貼り付けた状態の断面図で、図3Bは、裏面から見た平面図である。
図4Aは、本実施例でのカード部とカード支持部とを同じ基材で製作した支持部一体型カードの断面図であり、図4Bは、裏面から見た平面図である。
図3A、図3Bと図4A、図4Bを参照して支持部一体型カードの特徴を説明する。
従来の形体は、図3A及び図3Bに示すようにカード部1の裏面に印字されたバーコート8がカード支持体2に貼り付けた形体で裏面から読み取れるような開口部4の形成とカードと位置合わせが必要であった。貼り付けは一般に糊や両面テープが使われるが、接触により、スクラッチ部を傷つけたりする問題もあった。図3には、記載してないが、カード部1およびカード支持体2の表裏には、絵柄が印刷されるが、カード部1とカード支持体2が別々で印刷されるため、連続した絵柄が印刷できなかった。
上述した従来の形体に対して、本実施例で製作した形体を図4A及び図4Bで説明する。カード部1とカード支持部2を同じ基材で一体として、絵柄印刷、バーコード印字8、スクラッチ印刷5をすることにより、印刷工程数を減らすことができた。カード支持部2の開口部形成工程やカード部1とカード支持部2との貼り合わせも必要無くなり、工程数を削減できた。又カード部1とカード支持部2が一体の基材である為、図4には、示されてないが、連続した絵柄印刷も可能となり、カード部1とカード支持部2の印刷された絵柄も見た目に相違が見られない品質の製品が可能となった。又従来カード支持体の裏面のカードサイズに相当する分の印刷領域が少なくなり、インク量も削減できた。
1 カード部
2 カード支持部、カード支持体
3 引き掛け部
4 開口部
5 スクラッチ印刷部
6 カード印刷部
7 カード支持部印刷部
8 バーコード印刷部
11 カード連接部
11a カード連接部
11b カード連接部
11c カード連接部
11d カード連接部
11g カード連接部
11h カード連接部
12 基材
13 カード支持部連接部
14 貼付部
15 取出し部
20 支持部一体型カード

Claims (7)

  1. カード部とカード支持部とが同じ基材からなる支持部一体型カードであって、カード部は、カード支持部に四辺を囲まれ、カード部とカード支持部とは、連接部で連接し、連接部以外は分離している、ことを特徴とする支持部一体型カード。
  2. 前記カード部とカード支持部とを連接する連接部は、カード部の少なくとも1対の対向する二辺に形成される、ことを特徴とする請求項1に記載する支持部一体型カード。
  3. 前記カード部の四コーナーは、角丸形状で前記カード支持部と分離していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載する支持部一体型カード。
  4. 前記カード部の1辺における連接部の形成されている領域の長さは、20mm〜40mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載する支持部一体型カード。
  5. 前記カード部とカード支持部とを連接する連接部は、基材を打ち抜いた非連結部と、打ち抜かない連結部とからなり、非連結部と連結部との割合は、3:2から3:1であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載する支持部一体型カード。
  6. 前記カード部とカード支持部とを連接する連接部の非連結部の長さは、1.0mm以上で、1.8mm以下であり、連結部の長さは、0.4mm以上で1.2mm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載する支持部一体型カード。
  7. 前記支持部一体型カードは、プラスチックシートまたは厚紙からなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載する支持部一体型カード。

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