JP2013198858A - 泡除去装置、それを備えた異物検査装置、及び、泡除去方法 - Google Patents

泡除去装置、それを備えた異物検査装置、及び、泡除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容器中の泡を効果的に除去する技術を提供する。
【解決手段】泡除去装置10は、液体が封入されたアンプル2の平板部6を把持して検査対象物1を搬送する搬送用ローラ13及び搬送ベルトと、搬送用ローラ13及び搬送ベルトによる検査対象物1の搬送方向及び把持方向の両方向とは異なる方向と平行な回転軸を中心に回転する回転体15と、搬送用ローラ13及び搬送ベルトにより搬送されている検査対象物1と衝突するように、回転体15の回転により回転体15の回転軸の周りを周回するローラ16とを含み、検査対象物1に搬送方向の成分と把持方向の成分を有する衝撃を付与する。
【選択図】図4

Description

本発明は、泡除去装置、それを備えた異物検査装置、及び、泡除去方法に関し、特に、アンプルなどの液体を封入した容器中の泡を除去する泡除去装置、それを備えた異物検査装置、及び、泡除去方法に関する。
飲食品や医薬品などの分野では、製品の出荷前に製品中に異物が混入されていないか否かを確認する検査(以降、異物検査と記す。)が日常的に行われている。具体的な異物検査の方法としては、製品が透明な容器に封入された薬液等の液体である場合には、液体を封入した容器を撮像して画像処理により容器中の異物の有無を確認するといった方法が一般的である。このような技術は、例えば、特許文献1や特許文献2で開示されている。
特許文献1には、光透過性を有する容器に液体を充填した被検査体を対象とする検査システムが開示されている。特許文献1に開示される検査システムは、被検査体を倒立させて再び姿勢を戻した直後に被検査体を撮像して得られた画像を処理することで、被検査体の良否を判定する。
特許文献2には、液体を封入済みのいわゆるソフトバックを対象とする自動検査装置が開示されている。特許文献2に開示される自動検査装置は、硬質板で前後から押接挟持されたソフトバックに強振動を加え、その後、電子カメラによりソフトバックの内容液中の異物を撮像してソフトバックの良否を選別する。
国際公開第2005/031328号パンフレット 特開昭58−117442号公報
ところで、異物検査の対象となる液体を封入した容器中には、液体封入時などに泡が生じることがあるが、容器中の泡は、異物検査において異物と誤認識され得ることから、撮像前に除去することが望ましい。
上述した特許文献1及び特許文献2においても、異物検査に及ぼす泡の影響が指摘されていて、これを軽減するための技術が開示されている。具体的には、特許文献1では、容器の回転によって生じる遠心力により、容器中の泡を除去する技術が開示されている。また、特許文献2では、容器を強振動することにより容器の壁面に付着した泡を離壁させる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されるこれらの技術によっても、容器中の泡を十分に除去することは困難であることから、容器中の泡をより効果的に除去する技術が求められている。
以上のような実情を踏まえて、本発明では、容器中の泡を効果的に除去する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、液体が封入された容器の一部を把持して前記容器を搬送する搬送手段と、前記搬送手段による前記容器の搬送方向及び把持方向の両方向とは異なる方向と平行な回転軸を有し、前記回転軸を中心に回転する回転体と、前記搬送手段により搬送されている前記容器と衝突するように、前記回転体の回転により前記回転軸の周りを周回する周回部と、を含む泡除去装置を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の泡除去装置において、前記周回部は、前記搬送方向及び前記把持方向の両方向とは異なる方向と平行な第2の回転軸を有し、前記第2の回転軸を中心に回転するように構成される泡除去装置を提供する。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様に記載の泡除去装置において、前記回転体は、前記搬送方向とは反対の方向に前記容器を押し戻す方向に回転するように構成される泡除去装置を提供する。
本発明の第4の態様は、第1の態様または第2の態様に記載の泡除去装置において、前記回転体は、前記搬送方向に前記容器を送り出す方向に回転するように構成される泡除去装置を提供する。
本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれか1つに記載の泡除去装置において、前記回転軸の方向と前記第2の回転軸の方向は、いずれも前記搬送方向及び前記把持方向の両方向に直交する方向であり、互いに平行である泡除去装置を提供する。
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様のいずれか1つに記載の泡除去装置において、さらに、前記回転体と前記周回部との間に設けられた弾性部材を含む泡除去装置を提供する。
本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第6の態様のいずれか1つに記載の泡除去装置において、前記搬送手段は、前記容器の一方の端部を把持するように構成される泡除去装置を提供する。
本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様のいずれか1つに記載の泡除去装置において、さらに、前記搬送手段による前記容器の搬送路を挟んで互いに前記搬送方向の異なる位置に配置された、前記容器に対して衝撃を付与する、第1の衝撃付与手段と第2の衝撃付与手段とを含み、前記第1の衝撃付与手段及び前記第2の衝撃付与手段の各々が、前記回転体と前記周回部とを含む泡除去装置を提供する。
本発明の第9の態様は、第1の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の泡除去装置と、前記泡除去装置で処理された前記容器を撮像して、前記容器中の異物の有無を検査するための画像を取得する撮像手段と、を含む異物検査装置を提供する。
本発明の第10の態様は、液体が封入された容器の一部を把持して前記容器を搬送する搬送工程と、搬送されている前記容器と衝突するように前記容器の搬送方向及び把持方向の両方向とは異なる方向と平行な回転軸の周りを周回する周回部により、前記容器に対して衝撃を付与する衝撃付与工程と、を含む泡除去方法を提供する。
本発明によれば、容器中の泡を効果的に除去する技術を提供することができる。
本発明の実施例1に係る検査装置の構成を示した図である。 本発明の実施例1に係る検査装置の検査対象物の斜視図である。 本発明の実施例1に係る検査装置の検査対象物の側面図である。 本発明の実施例1に係る泡除去装置の斜視図である。 本発明の実施例1に係る泡除去装置の縦断面図である。 本発明の実施例1に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図であり、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与開始時における、泡除去装置と検査対象物の様子を示した図である。 本発明の実施例1に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図であり、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与中における、泡除去装置と検査対象物の様子を示した図である。 本発明の実施例1に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図であり、泡除去装置による検査対象物への初回の衝撃付与終了時における、泡除去装置と検査対象物の様子を示した図である。 本発明の実施例2に係る泡除去装置の斜視図である。 本発明の実施例2に係る泡除去装置の縦断面図である。 本発明の実施例2に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図であり、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与開始時における、泡除去装置と検査対象物の様子を示した図である。 本発明の実施例2に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図であり、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与中における、泡除去装置と検査対象物の様子を示した図である。 本発明の実施例2に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図であり、泡除去装置による検査対象物への初回の衝撃付与終了時における、泡除去装置と検査対象物の様子を示した図である。 本発明の実施例2に係る泡除去装置の変形例を示す図であり、変形例に係る泡除去装置の縦断面図である。
図1は、本実施例に係る検査装置の構成を示した図である。図2及び図3は、本実施例に係る検査装置の検査対象物の斜視図及び側面図である。図1から図3を参照しながら、本実施例に係る検査装置の構成と作用について概説する。
図1に示される検査装置100は、図2及び図3に示される5本のアンプル2が一列に連なってなる検査対象物1の良否を判定して不良品を取り除く検査装置である。検査対象物1を構成する各アンプル2は、薬液等の液体を封入したプラスチックアンプルであり、光透過性を有し且つ弾性を有する材料から形成されている。アンプル2は、図2及び図3に示されるように、アンプル2の一端をなす円筒部3と、円筒部3と異なる径を有する円筒部5と、円筒部3と円筒部5をつなぐ絞り部4と、アンプル2の他端をなす平板部6と、から構成されている。
なお、ここでは、アンプル2の一例としてプラスチックアンプルを示したが、アンプル2は、光透過性を有し且つ弾性を有する材料からなっていればよく、必ずしもプラスチックアンプルに限れない。
検査装置100は、図1に示されるように、搬送速度の異なる2つのコンベア(コンベア101、コンベア102)と、アンプル2中の泡を除去するための2つの泡除去装置(泡除去装置10、泡除去装置10a)と、不良品シュート107が設けられたコンベア106とを、搬送方向に沿って順に備え、さらに、検査対象物1を撮像する撮像手段である4台カメラ(カメラ103、カメラ104、カメラ105、カメラ108)を備えている。
カメラ103は、低速のコンベア101と高速のコンベア102との間を検査対象物1が通過する際に検査対象物1を撮像する撮像手段である。コンベア101とコンベア102の間を通過する際に、コンベア101とコンベア102の速度差により検査対象物1に対して力に加わるため、検査対象物1に裂け目がある場合には、その裂け目が広がる。このような作用を利用して、検査装置100は、カメラ103が撮像した検査対象物1の画像を処理することで、裂け目の有無について検査対象物1を検査する。
カメラ104、カメラ105は、後述する泡除去装置による泡除去処理が行われた後に、検査対象物1を撮像する撮像手段である。カメラ104に対応する泡除去装置10では、検査対象物1を構成するアンプル2の平板部6を鉛直下向きにした状態(以降、倒立状態と記す。)で泡除去処理が行われるのに対して、カメラ105に対応する泡除去装置10aでは、平板部6を鉛直上向きにした状態(以降、正立状態と記す。)で泡除去処理が行われる。検査装置100は、カメラ104、カメラ105が撮像した泡が除去された状態の検査対象物1の画像を処理することで、アンプル2中の異物の有無について検査対象物1を検査する。なお、カメラ104とカメラ105では、検査対象物中の撮像範囲が異なっている。検査装置100では、カメラ104で取得された画像とカメラ105で取得された画像の両方を用いることで、検査対象物全体に対して異物検査を行っている。
カメラ108は、コンベア106で搬送中の検査対象物1を撮像する撮像手段である。検査装置100は、カメラ108で撮像された検査対象物1の画像を処理することで、変形の有無について検査対象物1を検査する。
検査装置100は、図1に示されるように、搬送中に検査対象物1の姿勢を変化させながら上述した各種検査を行うことで検査対象物1の全面を検査し、その全面検査の結果に基づいて、検査対象物1の良否を判定する。検査装置100は、全面検査で異常が発見されなかった検査対象物1を良品として搬出する一方で、異常が発見された検査対象物1を不良品として不良品シュート107に導くことで、不良品を適切に取り除く。
以上のように構成された検査装置100によれば、検査対象物1の裂け目や変形の有無、アンプル2中への異物の混入の有無などについて検査対象物1の全面を検査して、不良品を取り除くことができる。即ち、検査装置100は、裂け目検査装置であり、変形検査装置であり、異物検査装置である。
なお、検査装置100で行われる検査は、検査対象物1の裂け目の有無について検査する裂け目検査、検査対象物1の変形の有無について検査する変形検査、アンプル2中の異物の有無について検査する異物検査に限られない。他の任意の検査が検査装置100で行われてもよい。
図4及び図5は、本実施例に係る泡除去装置の斜視図及び縦断面図である。図4及び図5のXYZ座標系は、方向参照の便宜のために設けた右手直交座標系である。図4及び図5を参照しながら、図1に示される本実施例に係る泡除去装置の構成について詳細に説明する。
本実施例に係る泡除去装置10は、倒立状態の検査対象物1を搬送しながら検査対象物1を構成するアンプル2中の泡を除去する装置であり、図1に示されるように、検査装置100に備えられている。
泡除去装置10は、図4に示されるように、XY平面と平行な台座に垂直に設けられた一対の支持板の間に、検査対象物1を搬送するための搬送用ローラ13を備えていて、搬送用ローラ13には、さらに、図示しない搬送ベルトが掛けられている。搬送用ローラ13は、検査対象物1の搬送路に沿って、搬送路の両側にそれぞれ複数設けられていて、搬送ベルトは、搬送路の両側にそれぞれ1つずつ設けられている。搬送路の両側に配置された搬送用ローラ13及び搬送ベルトがアンプル2の平板部6を把持し、さらに、図示しないモータの駆動により両側に配置された搬送用ローラ13が互いに反対の方向に回転することで、検査対象物1が搬送方向に搬送される。即ち、泡除去装置10では、搬送路の両側に配置された搬送用ローラ13及び搬送ベルトは、Y方向を搬送方向とし、X方向を把持方向とする搬送手段として機能する。
また、泡除去装置10は、図4に示されるように、支持板上部に固定されたモータ14の駆動により回転する、回転体15を備えている。回転体15は、図5に示されるように、搬送路の両側に配置されていて、搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向に直交するZ方向と平行な回転軸18を中心に回転するように構成されている。搬送路の両側に配置された回転体15は、後に参照する図6Aから図6Cに示されるように互いに搬送方向(Y方向)の異なる位置に配置されていて、対応するモータ14の駆動により、互いに反対方向、より具体的には、搬送方向とは反対の方向に検査対象物1を押し戻すような方向、に回転する。
さらに、泡除去装置10は、図4に示されるように、一端が回転体15に接続された板ばね17と、板ばね17の他端に接続されたローラ16を備えている。
ローラ16は、回転体15の回転により、図5に示される回転軸18の周りを周回する周回部であり、搬送用ローラ13及び搬送ベルトにより搬送されている検査対象物1と周回中に衝突するように構成されている。換言すると、ローラ16はその周回軌道が搬送路と交わるように配置されている。ローラ16は、より詳細には、図5に示されるように、円筒部用ローラ16a、絞り部用ローラ16b、円筒部用ローラ16cを有している。円筒部用ローラ16a、絞り部用ローラ16b、円筒部用ローラ16cは、それぞれ、アンプル2の円筒部5、絞り部4、円筒部3に衝突する位置に設けられていて、検査対象物1に衝撃を付与する。
ローラ16は、さらに、搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向に直交するZ方向と平行な回転軸(後に参照する図6Aから図6Cにおける回転軸19)を中心に回転するように構成されている。このため、検査対象物1と衝突すると、検査対象物1との間に生じる摩擦により、ローラ16は搬送方向に検査対象物1を送り出すような方向に回転する。これにより、検査対象物1とローラ16が擦れあうことにより生じる検査対象物1の傷や変形が抑制される。また、検査対象物1の傷や変形をさらに抑制するために、ローラ16の表面が弾性部材で覆われていてもよく、また、ローラ16自体が弾性部材であってもよい。
回転体15とローラ16との間に設けられた板ばね17は、弾性部材からなっているため、検査対象物1とローラ16が衝突すると、衝撃を逃がすように変形する。このため、板ばね17は、ローラ16が検査対象物1に衝突した際に生じる衝撃を適度に緩和する機能を有していて、ローラ16と同様に、検査対象物1の傷や変形の抑制に寄与する。また、板ばね17の変形は、ローラ16が検査対象物1の搬送を妨げることを防止する効果も有している。また、アンプル2との衝突後、アンプル2とローラ16との接触がなくなると、変形した板ばね17は弾性力により元の形状に戻る。このため、後続のアンプル2に対しても同様の条件で衝突が生じることになり、衝突が一定化されるとともに、板ばねの17の変形が累積されてローラ16が近接する他のローラ16と接触してしまう事態を防止するといった効果もある。
以上のように構成された泡除去装置10では、モータ14の駆動により回転する回転体15とその回転に伴って回転軸18の周りを周回するローラ16とが、搬送用ローラ13及び搬送ベルトにより搬送されている検査対象物1に対して衝撃を付与する衝撃付与手段として機能する。
図6A、図6B及び図6Cは、本実施例に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図である。図6Aは、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与開始時における泡除去装置と検査対象物の様子を示し、図6Bは、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与中における泡除去装置と検査対象物の様子を示し、図6Cは、泡除去装置による検査対象物への初回の衝撃付与終了時における泡除去装置と検査対象物の様子を示している。図6Aから図6CのXYZ座標系は、方向参照の便宜のために設けた右手直交座標系である。図6Aから図6Cを参照しながら、本実施例に係る泡除去装置による泡除去処理の作用について詳細に説明する。
図6Aから図6Cには、搬送路を挟んで互いに搬送方向の異なる位置に配置された2つの衝撃付与手段(第1の衝撃付与手段11、第2の衝撃付与手段12)が示されている。以降では、説明の都合上、搬送方向を基準として前段に配置されている衝撃付与手段を第1の衝撃付与手段11と記し、後段に配置されている衝撃付与手段を第2の衝撃付与手段12と記して、識別する。
検査対象物1の搬送が開始されると、図6Aに示されるように、回転軸18の周りを反時計回りに周回している第1の衝撃付与手段11のローラ16が、検査対象物1を構成する先頭のアンプル2の、Y方向と平行な中心軸からずれた位置に面接触により衝突し、検査対象物1にX方向成分とY方向成分を有する衝撃を付与する。ローラ16は、回転軸19を中心に回転自在に支持されているため、アンプル2との衝突で生じた摩擦力によって時計回りに回転を開始する。その後、図6Bに示されるように、アンプル2に接触したローラ16に加わる力によってローラ16に接続された板ばね17が変形して、検査対象物1の搬送路が確保される。図6Cに示されるように、搬送路が確保された検査対象物1が引き続き搬送方向に搬送され、先頭のアンプル2がローラ16の横を通り過ぎてアンプル2とローラ16との接触がなくなると、板ばね17の変形が解消されて、第1の衝撃付与手段11による初回の衝撃付与が終了する。
また、図6Bに示されるように、回転軸18の周りを時計回りに周回している第2の衝撃付与手段12のローラ16は、第1の衝撃付与手段11のローラ16の衝突とは異なるタイミングで、先頭のアンプル2の、Y方向と平行な中心軸からずれた位置に衝突し、検査対象物1にX方向成分とY方向成分を有する衝撃を付与する。第2の衝撃付与手段12のローラ16は、回転軸19を中心に回転自在に支持されているため、アンプル2との衝突で生じた摩擦力によって反時計回りに回転を開始する。その後、図6Cに示されるように、アンプル2に接触したローラ16に加わる力によってローラ16に接続された板ばね17が変形して、検査対象物1の搬送路が確保される。搬送路が確保された検査対象物1が引き続き搬送方向に搬送され、先頭のアンプル2がローラ16の横を通り過ぎてアンプル2とローラ16との接触がなくなると、板ばね17の変形が解消されて、第2の衝撃付与手段12による初回の衝撃付与が終了する。
泡除去装置10による泡除去処理では、第1の衝撃付与手段11と第2の衝撃付与手段12による上述した衝撃付与動作が繰り返し行われることで、検査対象物1に対して連続して衝撃が付与される。
一方、ローラ16が衝突したアンプル2では、衝突による衝撃によりアンプル2の壁面に付着した泡が離壁する。さらに、X方向成分とY方向成分を有する衝撃により壁面に沿って流動する液体とともに、離壁した泡が流動を開始する。このようにして生じた泡の流動は、平板部6を支点とするアンプル2の振動によって加速され、第1の衝撃付与手段11と第2の衝撃付与手段12が付与する連続した衝撃によって一定時間継続する。これにより、泡が消滅し、アンプル2中から効果的に除去される。なお、本実施例に係る泡除去装置10では、アンプル2の平板部6がX方向に薄い形状を呈していること、及び、検査対象物1がY方向に連なった5つのアンプル2から構成されていることから、アンプル2の振動は主にX方向に生じる。
以上のような泡除去処理が行われる本実施例に係る泡除去装置10によれば、検査対象物1に付与された衝撃により、アンプル2中の泡を壁面から離壁させて壁面に沿って流動させることで、効果的に泡を除去することができる。特に、泡除去装置10では、衝撃が振動方向成分(X方向成分)と振動方向とは異なる成分(Y方向成分)とを含んでいるため、アンプル2への衝撃とそれに伴って生じるアンプル2の振動により壁面に沿った渦巻き状の泡の流動が発生し、それによって、効果的な泡の除去が可能となる。
また、泡除去装置10によれば、衝撃と流動により効率的な泡の除去が可能であるため、従来の泡除去装置に比べて、短時間で泡を除去することができる。また、短時間で泡除去が可能となっていることから、泡除去装置10が検査対象物1を搬送する距離を短くすることが可能であり、その結果、従来の泡除去装置に比べて装置をコンパクトに構成することができる。
また、泡除去装置10を備えた検査装置100によれば、泡除去装置10により泡が効果的に除去された状態で撮像された検査対象物1の画像が異物検査に用いられるため、異物の誤検出を抑制することが可能であり、検査結果に対する高い信頼性を実現することができる。
さらに、泡除去装置10によれば、ローラ16が回転軸19の周りに回転するように構成されていること、及び、回転体15とローラ16の間に弾性部材である板ばね17が設けられていることから、検査対象物1に付与した衝撃に起因する検査対象物1の傷や変形を最小限に抑えることができる。
なお、本実施例では、泡除去装置10が4つのモータを有し、モータ毎に1ずつ計4つの回転体15を有する例を示したが、泡除去装置10に設けられる回転体15は4つに限られない。また、回転体15は必ずしもモータ毎に設けられる必要はなく、泡除去装置10は1つのモータの駆動により複数の回転体15が回転するように構成されてもよい。
また、本実施例では、泡除去装置10が、図6Aから図6Cに示されるように、1つの回転体15に対して6つのローラ16と6つの板ばね17を有している例を示したが、泡除去装置10の構成はこのような構成に限られない。1つの回転体15に対して設けられるローラ16及び板ばね17は、それぞれ少なくとも1つ以上あればよい。
また、本実施例では、搬送用ローラ13及び搬送ベルトがアンプル2の平板部6を把持するように構成されている例を示したが、泡除去装置10の搬送用ローラ13及び搬送ベルトは、アンプル2の一部を把持すればよく、必ずしも平板部6を把持する必要はない。ただし、平板部6はアンプル2の端部であることから、平板部6を把持する構成は、アンプル2に対して振動を生じさせやすいといった点において、望ましい。
また、本実施例では、泡除去装置10が搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向に直交するZ方向と平行な回転軸18を有する例を示したが、回転軸18の方向はZ方向に限られない。ただし、回転軸18の方向が搬送方向と平行である場合には、ローラ16と検査対象物1の衝突によって検査対象物1に搬送方向と平行な力がほとんど生じない。また、回転軸18の方向が把持方向と平行である場合には、衝突によって検査対象物1に把持方向と平行な力がほとんど生じない。従って、回転軸18の方向は、搬送方向と平行でなく且つ把持方向と平行でない、両方向とは異なる方向であればよい。
また、本実施例では、泡除去装置10が搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向に直交するZ方向と平行な回転軸19を有する例を示したが、回転軸19の方向はZ方向に限られない。ただし、回転軸19の方向が搬送方向と平行である場合や把持方向と平行である場合には、ローラ16と搬送方向に進行する検査対象物1との間で生じる摩擦を軽減する効果がほとんど発揮されない。従って、回転軸19の方向は、搬送方向と平行でなく且つ把持方向と平行でない、両方向とは異なる方向であればよい。
また、本実施例では、回転体15が搬送方向とは反対の方向に検査対象物1を押し戻すような方向に回転する例を示したが、回転体15の回転方向は特にこの方向に限定されない。回転体15は搬送方向に検査対象物1を送り出すような方向に回転してもよく、その場合、さらに検査対象物1の傷や変形をさらに抑制することができる。一方、本実施例のように、回転体15が搬送方向とは反対の方向に検査対象物1を押し戻すような方向に回転する場合には、検査対象物1により強い衝撃を付与しえるという点において望ましい。
また、検査対象物1に効果的な衝撃を付与するといった観点から、回転軸18の回転軸は、本実施例と同様に、搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向と直交する方向と平行であることが望ましい。また、ローラ16との摩擦による検査対象物1の傷や変形を抑制するといった観点から、回転軸19の回転軸も、本実施例と同様に、搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向と直交する方向と平行であることが望ましい。従って、回転軸18と回転軸19は平行であることが望ましい。
図7及び図8は、本実施例に係る泡除去装置の斜視図及び縦断面図である。図7及び図8のXYZ座標系は、方向参照の便宜のために設けた右手直交座標系である。図7及び図8を参照しながら、本実施例に係る泡除去装置の構成について、実施例1に係る泡除去装置10との相違点を中心に説明する。
なお、本実施例に係る検査装置は、実施例1に係る泡除去装置10及び泡除去装置10aの代わりに本実施例に係る泡除去装置を含んでいる点を除き、実施例1に係る検査装置100と同様である。従って、本実施例に係る検査装置の詳細な説明は省略する。
本実施例に係る泡除去装置20は、倒立状態の検査対象物1を搬送しながら検査対象物1を構成するアンプル2中の泡を除去する装置である。図7及び図8では、実施例1に係る泡除去装置10と同様の構成要素には、同一の符号が付されている。
泡除去装置20は、図7に示されるように、XY平面と平行な台座に垂直に設けられた一対の支持板の間に、検査対象物1を搬送するための搬送用ローラ13及び図示しない搬送ベルトを備えている点については、実施例1に係る泡除去装置10と同様である。ただし、泡除去装置20は、衝撃付与手段の構成が、実施例1に係る泡除去装置10と異なっている。
泡除去装置20は、図7に示されるように、支持板上部に固定されたモータ14の駆動により回転する回転体25を備えている。回転体25は、図8に示されるように、搬送路の両側に配置されていて、搬送方向(Y方向)及び把持方向(X方向)の両方向に直交するZ方向と平行な回転軸28を中心に回転するように構成されている。搬送路の両側に配置された回転体25は、後に参照する図9Aから図9Cに示されるように互いに搬送方向(Y方向)の異なる位置に配置されていて、対応するモータ14の駆動により、互いに反対方向、より具体的には、搬送方向とは反対の方向に検査対象物1を押し戻すような方向、に回転する。
さらに、泡除去装置20は、図8に示されるように、回転体25に形成された孔の底に設置されたスプリング27と、一端がスプリング27に接続された状態で回転体25の孔に挿入された突出部26とを備えている。なお、回転体25の孔は、回転体25の径方向に沿って形成されている。
突出部26は、回転体25の回転により、図8に示される回転軸28の周りを周回する周回部であり、周回中に搬送用ローラ13及び搬送ベルトにより搬送されている検査対象物1と衝突するように構成されている。より具体的には、突出部26は、スプリング27に力が加わっていない状態で突出部26の先端部が回転体25の周側面から突出するような長さを有していて、周回中に先端部が検査対象物1と衝突するように構成されている。換言すると、突出部26は先端部の周回軌道が搬送路と交わるように配置されている。突出部26の先端部は、検査対象物1の傷や変形を抑制するために、弾性部材で覆われていてもよい。
回転体25と突出部26との間に設けられた弾性部材からなるスプリング27は、回転体25の径方向に伸縮するように配置されている。このため、突出部26が検査対象物1と衝突すると、スプリング27は径方向に変形して収縮する。従って、スプリング27は、突出部26が検査対象物1に衝突した際に生じる衝撃を適度に緩和する機能を有していて、検査対象物1の傷や変形の抑制に寄与する。また、スプリング27の変形は、突出部26が検査対象物1の搬送を妨げることを防止する効果も有している。さらに、衝突後に元の状態に戻ることで衝突を一定化する効果も有している。
以上のように構成された泡除去装置20では、モータ14の駆動により回転する回転体25とその回転に伴って回転軸28の周りを周回する突出部26とが、搬送用ローラ13及び搬送ベルトにより搬送されている検査対象物1に対して衝撃を付与する衝撃付与手段として機能する。
図9A、図9B及び図9Cは、本実施例に係る泡除去装置による泡除去処理の作用を説明するための図である。図9Aは、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与開始時における泡除去装置と検査対象物の様子を示し、図9Bは、泡除去装置による検査対象物への衝撃付与中における泡除去装置と検査対象物の様子を示し、図9Cは、泡除去装置による検査対象物への初回の衝撃付与終了時における泡除去装置と検査対象物の様子を示している。図9Aから図9CのXYZ座標系は、方向参照の便宜のために設けた右手直交座標系である。図9Aから図9Cを参照しながら、本実施例に係る泡除去装置による泡除去処理の作用について詳細に説明する。
図9Aから図9Cには、搬送路を挟んで互いに搬送方向の異なる位置に配置された2つの衝撃付与手段(第1の衝撃付与手段21、第2の衝撃付与手段22)が示されている。以降では、説明の都合上、搬送方向を基準として前段に配置されている衝撃付与手段を第1の衝撃付与手段21と記し、後段に配置されている衝撃付与手段を第2の衝撃付与手段22と記して、識別する。
検査対象物1の搬送が開始されると、図9Aに示されるように、回転軸28の周りを反時計回りに周回している第1の衝撃付与手段21の突出部26が、検査対象物1を構成する先頭のアンプル2の、Y方向と平行な中心軸からずれた位置に点接触により衝突し、検査対象物1にX方向成分とY方向成分を有する衝撃を付与する。その後、図9Bに示されるように、アンプル2に接触した突出部26に加わる力によってスプリング27が収縮することで、突出部26が回転体25の内部に向かって移動し、その結果、検査対象物1の搬送路が確保される。図9Cに示されるように、搬送路が確保された検査対象物1が引き続き搬送方向に搬送され、先頭のアンプル2が突出部26の横を通り過ぎてアンプル2と突出部26との接触がなくなると、スプリング27の収縮が解消されて、第1の衝撃付与手段21による初回の衝撃付与が終了する。
また、図9Bに示されるように、回転軸28の周りを時計回りに周回している第2の衝撃付与手段22の突出部26は、第1の衝撃付与手段21の突出部26の衝突とは異なるタイミングで、先頭のアンプル2の、Y方向と平行な中心軸からずれた位置に衝突し、検査対象物1にX方向成分とY方向成分を有する衝撃を付与する。その後は、第1の衝撃付与手段21と同様の動作が行われて、第2の衝撃付与手段22による初回の衝撃付与が終了する。
泡除去装置20による泡除去処理では、第1の衝撃付与手段21と第2の衝撃付与手段22による上述した衝撃付与動作が繰り返し行われることで、検査対象物1に対して連続して衝撃が付与される。
一方、突出部26が衝突したアンプル2では、衝突による衝撃によりアンプル2の壁面に付着した泡が離壁する。さらに、X方向成分とY方向成分を有する衝撃により壁面に沿って流動する液体とともに、離壁した泡が流動を開始する。このようにして生じた泡の流動は、平板部6を支点とするアンプル2の振動によって加速され、第1の衝撃付与手段21と第2の衝撃付与手段22が付与する連続した衝撃によって一定時間継続する。これにより、泡が消滅し、アンプル2中から効果的に除去される。なお、本実施例に係る泡除去装置20でも、実施例1に係る泡除去装置10と同様の理由により、アンプル2の振動は主にX方向に生じる。
以上のような泡除去処理が行われる本実施例に係る泡除去装置20によれば、検査対象物1に付与された衝撃により、アンプル2中の泡を壁面から離壁させて壁面に沿って流動させることで、効果的に泡を除去することができる。特に、泡除去装置20では、衝撃が振動方向成分(X方向成分)と振動方向とは異なる成分(Y方向成分)とを含んでいるため、アンプル2への衝撃とそれに伴って生じるアンプル2の振動により壁面に沿った渦巻き状の泡の流動が発生し、それによって、効果的な泡の除去が可能となる。
また、泡除去装置20によれば、衝撃と流動により効率的な泡の除去が可能であるため、従来の泡除去装置に比べて、短時間で泡を除去することができる。また、泡除去装置20が検査対象物1を搬送する距離も短くことができるため、従来の泡除去装置に比べて、装置をコンパクトに構成することができる。
また、泡除去装置20を備えた検査装置によれば、泡除去装置20により泡が効果的に除去された状態で撮像された検査対象物1の画像が異物検査に用いられるため、異物の誤検出を抑制することが可能であり、検査結果に対する高い信頼性を実現することができる。
さらに、泡除去装置20によれば、回転体25と突出部26の間に弾性部材であるスプリング27が設けられていることから、検査対象物1に付与した衝撃に起因する検査対象物1の傷や変形を最小限に抑えることができる。
また、本実施例では、図8に示されるように、Z方向に整列した複数の突出部26がアンプル2に対しておよそ一定の深さで接触する例を示したが、検査対象物1と突出部26の接触は、このような態様に限られない。図10に示される泡除去装置30のように、Z方向に整列した複数の突出部36が搬送用ローラ13及び搬送ベルトから離れるほど深くアンプル2と接触するように構成されていてもよい。このような構成によれば、アンプル2は衝突によって平板部6を支点として大きく傾くことになるため、より大きな振動を生じさせることができる。
その他、泡除去装置20についても、実施例1に係る泡除去装置10と同様に、種々の変形が可能である。具体的には、例えば、モータ14の数、突出部26の数、スプリング27の数、アンプル2の把持位置、回転軸28の方向、回転体25の回転方向などを任意に変更することができる。
1・・・検査対象物
2・・・アンプル
3、5・・・円筒部
4・・・絞り部
6・・・平板部
10、10a、20、30・・・泡除去装置
11、21・・・第1の衝撃付与手段
12、22・・・第2の衝撃付与手段
13・・・搬送用ローラ
14・・・モータ
15、25・・・回転体
16・・・ローラ
16a・・・円筒部用ローラ
16b・・・絞り部用ローラ
16c・・・円筒部用ローラ
17・・・板ばね
18、19、28・・・回転軸
26、36・・・突出部
27・・・スプリング
100・・・検査装置
101、102、106・・・コンベア
103、104、105、108・・・カメラ
107・・・不良品シュート

Claims (10)

  1. 液体が封入された容器の一部を把持して前記容器を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による前記容器の搬送方向及び把持方向の両方向とは異なる方向と平行な回転軸を有し、前記回転軸を中心に回転する回転体と、
    前記搬送手段により搬送されている前記容器と衝突するように、前記回転体の回転により前記回転軸の周りを周回する周回部と、を含む
    ことを特徴とする泡除去装置。
  2. 請求項1に記載の泡除去装置において、
    前記周回部は、前記搬送方向及び前記把持方向の両方向とは異なる方向と平行な第2の回転軸を有し、前記第2の回転軸を中心に回転するように構成される
    ことを特徴とする泡除去装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の泡除去装置において、
    前記回転体は、前記搬送方向とは反対の方向に前記容器を押し戻す方向に回転するように構成される
    ことを特徴とする泡除去装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の泡除去装置において、
    前記回転体は、前記搬送方向に前記容器を送り出す方向に回転するように構成される
    ことを特徴とする泡除去装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の泡除去装置において、
    前記回転軸の方向と前記第2の回転軸の方向は、いずれも前記搬送方向及び前記把持方向の両方向に直交する方向であり、互いに平行である
    ことを特徴とする泡除去装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の泡除去装置において、さらに、
    前記回転体と前記周回部との間に設けられた弾性部材を含む
    ことを特徴とする泡除去装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の泡除去装置において、
    前記搬送手段は、前記容器の一方の端部を把持するように構成される
    ことを特徴とする泡除去装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の泡除去装置において、さらに、
    前記搬送手段による前記容器の搬送路を挟んで、互いに前記搬送方向の異なる位置に配置された、前記容器に対して衝撃を付与する、第1の衝撃付与手段及び第2の衝撃付与手段を含み、
    前記第1の衝撃付与手段及び前記第2の衝撃付与手段の各々が、前記回転体と前記周回部とを含む
    ことを特徴とする泡除去装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の泡除去装置と、
    前記泡除去装置で処理された前記容器を撮像して、前記容器中の異物の有無を検査するための画像を取得する撮像手段と、を含む
    ことを特徴とする異物検査装置。
  10. 液体が封入された容器の一部を把持して前記容器を搬送する搬送工程と、
    搬送されている前記容器と衝突するように前記容器の搬送方向及び把持方向の両方向とは異なる方向と平行な回転軸の周りを周回する周回部により、前記容器に対して衝撃を付与する衝撃付与工程と、を含む
    ことを特徴とする泡除去方法。
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