JP2013198593A - 口腔内マッサージ用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯茎への当たり心地が良好であり、歯茎の傷付きを防止できると共に、充分なマッサージ効果が得られる口腔内マッサージ用具を提供する。
【解決手段】本発明の口腔内マッサージ用具1は、ヘッド部10と、ヘッド部10に延設されたハンドル部20とを備え、ヘッド部10に軟質材料製の突出体30a,30bが設けられ、突出体30a,30bは、ヘッド部10に突設された台座部31a,31bと、台座部31a,31bの突端に形成された複数の突起部32とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、口腔内のマッサージに使用される口腔内マッサージ用具に関する。
歯周病予防や歯茎の強化を目的として、マッサージ用具を用いて、口腔内、特に歯茎をマッサージすることがある。口腔内マッサージ用具としては、例えば、ヘッド部と、ヘッド部に延設されたハンドル部とを備え、ヘッド部に軟質材料製の突出体が複数設けられたものが知られている(特許文献1,2)。この口腔内マッサージ用具を用いた歯茎のマッサージ方法では、歯磨きと同様に口腔内マッサージ用具を動かし、歯茎を突出体で擦ることによってマッサージする。
特開2009−051795号公報 特開2010−189431号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の口腔内マッサージ用具では、突出体が硬すぎると、歯茎に接触した際の当たり心地が不快であり、また、歯茎を傷付けることもあった。一方、突出体が柔らかすぎると、充分なマッサージ効果が得られないことがあった。
本発明は、歯茎への当たり心地が良好であり、歯茎の傷付きを防止できると共に、充分なマッサージ効果が得られる口腔内マッサージ用具を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]ヘッド部と、該ヘッド部に延設されたハンドル部とを備え、前記ヘッド部に軟質材料製の突出体が設けられた口腔内マッサージ用具において、前記突出体は、前記ヘッド部に突設された台座部と、該台座部の突端に形成された複数の突起部とを有することを特徴とする口腔内マッサージ用具。
[2]前記突起部が、先端に向かうにつれて細くなる、[1]に記載の口腔内マッサージ用具。
[3]前記突出体が複数設けられ、任意の突出体と他の任意の突出体との高さが異なっている、[1]または[2]に記載の口腔内マッサージ用具。
[4]電気的な駆動により振動する、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の口腔内マッサージ用具。
本発明の口腔内マッサージ用具は、歯茎への当たり心地が良好であり、歯茎の傷付きを防止できると共に、充分なマッサージ効果が得られる。
本発明の口腔内マッサージ用具の一実施形態を示す平面図である。 本発明の口腔内マッサージ用具の一実施形態を示す側面図である。 口腔内マッサージ用具を構成する突出体に対する圧縮試験方法を示す側面図である。 実施例1および比較例1の口腔内マッサージ用具を構成する突出体に対する圧縮試験の結果を示すグラフである。
本発明の口腔内マッサージ用具の一実施形態について説明する。
図1および図2に、本実施形態の口腔内マッサージ用具を示す。本実施形態の口腔内マッサージ用具1は、ヘッド部10と、ヘッド部10に延設された長尺状のハンドル部20とを備え、ヘッド部10に突出体30a,30bが複数設けられたものである。
口腔内マッサージ用具1において、ヘッド部10とハンドル部20とは、全体として長尺状に一体成形されたものであり(以下、ヘッド部10とハンドル部20とが一体成形されたものをハンドル体ということがある)、ヘッド部10の長手方向は口腔内マッサージ用具1の長手方向に沿っている。ハンドル体は、例えば、樹脂を射出成形することにより得ることができる。
ハンドル体を構成する樹脂は、口腔内マッサージ用具1に求められる剛性や機械特性等を勘案して決定でき、例えば、曲げ弾性率(JIS K7203)が500〜3000MPaの範囲にある高硬度樹脂が挙げられる。このような高硬度樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、セルロースプロピオネート(CP)、ポリアリレート、ポリカーボネート、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂(AS)等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
また、ハンドル体、特にハンドル部20は、例えばエラストマー等の柔軟な樹脂が部分的又は全体に被覆されていてもよい。ハンドル体が柔軟な樹脂で被覆される場合には、その被覆と共に、柔軟な樹脂によって突出体30a,30bを一体的に成形することもできる。
本実施形態におけるヘッド部10は、平面視略楕円形状の板状体であり、突出体30a,30bが設けられた表面10aが平面になっている。本明細書においては、突出体30a,30bが取り付けられた表面10aのことを、「取付面10a」という。
ヘッド部10の大きさは、口腔内での操作性等を勘案して決定でき、例えば、幅が10〜15mmとされ、厚さが4〜8mmとされる。
本実施形態では、取付面10aに突出体30a,30bが3列に突設されており、軸線Aに沿って配置された突出体30aによって中央突出体群αを形成し、中央突出体群αを挟んだ両側の突出体30bによって外側突出体群βを形成している。
中央突出体群αにおける突出体30aは、軸線Aに沿って3個配列されており、外側突出体群βにおける突出体30bは、軸線Aと平行に2個配列されている。
また、中央突出体群αにおける突出体30aは、外側突出体群βにおける突出体30bよりも高くされている。また、中央突出体群αの突出体30aの高さは同一にされ、外側突出体群βの突出体30bの高さは同一にされている。
突出体30a,30bは、取付面10aに突設された台座部31a,31bと、台座部31a,31bの上面(突端)に形成された複数の突起部32とを備えるものである。台座部31a,31bと突起部32とは一体成形されている。
本実施形態において、台座部31a,31bは、ヘッド部10の軸線Aの方向を長手とする平面視略楕円形の円柱体とされ、突起部32は、平面視略真円形の略円錐形とされている。
中央突出体群αにおける台座部31aのうち、ヘッド部10先端側および基端側の台座部31aにおいては、その上面に突起部32が、台座部31aの短手方向に2個、台座部31bの長手方向に5個並んで形成されて、台座部31a上に2列に形成されている。
中央突出体群αにおける台座部31aのうち、ヘッド部10中央の台座部31aにおいては、その上面に突起部32が、台座部31aの短手方向に2個、台座部31bの長手方向に6個並んで形成されて、台座部31a上に2列に形成されている。
外側突出体群βにおける台座部31bにおいては、その上面に突起部32が、台座部31bの短手方向に2個、台座部31bの長手方向に6個並んで形成されて、台座部31b上に2列に形成されている。
本実施形態における突起部32の高さは全て同じにされている。
中央突出体群αにおける台座部31aの高さHおよび外側突出体群βにおける台座部31bの高さHは、突出体30a,30bに求められる硬さや柔軟性、口腔内操作性を勘案して決定でき、具体的には、3〜10mmの範囲内にあることが好ましく、3〜6mmの範囲内にあることがより好ましい。また、高さH,Hが低いと、口腔内に挿入しやすくなるため、口が大きく開かない使用者(例えば、高齢者等)に好適となる。
本実施形態のように、中央突出群αにおける台座部31aが外側突出体群βにおける台座部31bよりも高くされている場合、中央突出体群αにおける台座部31aの高さHと外側突出体群βにおける台座部31bの高さHとの差(H−H)は、0.5〜3.0mmが好ましく、0.5〜1.5mmがより好ましい。(H−H)が前記範囲であると、歯と歯茎の間へのフィット性、歯茎へのフィット性が高くなる。
台座部31a,31bの長さL、すなわち、平面視における台座部31a,31bの長手方向の長さは、突出体30a,30bに求められる硬さや柔軟性を勘案して決定でき、具体的には、2〜20mmが好ましく、4〜8mmがより好ましい。
台座部31a,31bの幅W、すなわち、平面視における台座部31a,31bの短手方向の長さは、突出体30a,30bに求められる硬さや柔軟性を勘案して決定でき、具体的には、1〜5mmが好ましく、1.5〜4mmがより好ましい。
突起部32の高さH、すなわち、台座部31a,31bの上面から先端までの長さは、突起部32の材質等を勘案して決定でき、具体的には、0.5〜5.0mmが好ましく、0.5〜3.0mmがより好ましい。上記範囲内であれば、より良好なマッサージ効果を得られる。
突起部32の幅R、すなわち、突起部32の基端の直径は、突起部32の材質等を勘案して決定でき、具体的には、0.5〜1.2mmが好ましく、0.6〜1mmがより好ましい。上記範囲内であれば、強度と柔軟性とのバランスが良好である。
突出体30a,30bを構成する軟質材料は、マッサージ時に適度に撓むものであり、硬さ(JISK6253硬さ試験、試験条件JIS A)が5〜100のものが好ましく、20〜60のものがより好ましい。硬さが前記下限値以上であれば、充分な弾性を有するため、マッサージ効果がより高くなり、硬さが前記上限値以下であれば、歯肉の傷付きをより防止できる。
軟質材料の具体例としては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天然ゴム系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー、トランス−ポリイソプレン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
口腔内マッサージ用具1においては、マッサージの用途に特化する点では、歯ブラシに使用される毛束が取付面10aに植毛されていないことが好ましい。
本実施形態の口腔内マッサージ用具1は、電気的な駆動により振動する電動マッサージ用具であってもよい。電気的な駆動により振動させながら口腔内マッサージ用具1を用いて口腔内をマッサージした場合には、マッサージ効果がより発揮される。
電動式口腔内マッサージ用具としては、ハンドル部20の内部に、電池と、各部の駆動を制御する制御回路と、超音波振動や音波振動などの振動を発生させる振動子とが水密に内蔵されたものが一例として挙げられる。
電池は、一次電池(例えば、単3又は単4の乾電池)であってもよいし、二次電池(例えば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)であってもよい。
制御回路は、電池と接続されて、ハンドル部20に設けられた操作ボタンを使用者が操作した際に、その操作に応じた制御信号を生成し、この制御信号に基づいて後述する振動子への電力供給、並びに振動子の駆動を制御するものである。
振動子は、配線を介して上記ハンドル部20内の制御回路と電気的に接続され、電力が供給された際に振動するものである。
また、電動式マッサージ用具は、上記制御回路を備えていなくてもよく、例えば、操作ボタンを使用者が操作した際に、電池から振動子へと電力を直接供給し、振動子が駆動するようになってもよい。
上記口腔内マッサージ用具1を用いて口腔内をマッサージする際には、台座部31a,31bの先端に形成された複数の突起部32を歯茎等に押し当てる。突起部32は容易に撓むため、柔らかい良好な当たり心地を得ることができ、また、歯茎の傷付きを防止できる。
また、突出体30a,30bは台座部31a,31bを備えるため、柔らかな突起部32を歯茎等に押し当てた際にも充分な剛性を確保することができる。そのため、充分な力で歯茎をマッサージすることができ、マッサージ実感に優れる。
また、本実施形態では、中央突出体群αにおける台座部31aが外側突出体群βの台座部31bよりも高くされているため、突出体30a,30b全体としては歯と歯茎へのフィット性が高くなっている。
マッサージする際に薬剤を用いることもあり、その場合には、通常、突起部32に薬剤を付着させることになる。上記の口腔内マッサージ用具1では、突起部32に薬剤を付着させた際に毛細管現象が生じるため、粘度が低い薬剤でも保持しやすくなっている。そのため、薬剤を歯茎に効率的に塗布でき、薬剤の無駄な使用を削減できる。
なお、本発明の口腔内マッサージ用具は、上記実施形態に限定されない。
例えば、中央突出体群における突出体は、外側突出体群における突出体よりも低くされてもよい。中央突出体群における突出体が外側突出体群における突出体よりも低いと、突出体全体として歯茎へのフィット性が高くなる。
また、中央突出体群における複数の突出体の高さが異なってもよいし、外側突出体群における複数の突出体の高さが異なってもよい。
また、中央突出体群における突出体と外側突出体群における突出体とは同じ高さとされてもよい。
また、突出体は3列でなくてもよく、1列でもよいし、2列でもよいし、4列以上でもよい。軸線の方向に沿った突出体の数も2個、3個に制限されず、1個でもよいし、4個以上でもよい。また、ヘッド部に設けられた突出体の数は1個であっても構わない。
また、台座部の形状は、平面視円形の円柱体でもよいし、多角柱体(例えば、三角柱体、四角柱体等)でもよい。また、台座部は、軸線に対する垂直方向を長手とした形状であっても構わない。
突起部は角錐形でもよいし、円柱体、多角柱体でも構わない。ただし、歯茎への当たり心地がより良好になる点では、上記実施形態のように、突起部が、先端に向かうにつれて細くなる錐形が好ましい。
また、台座部突端の突起部の配置については、台座部の先端に突起部が複数形成されていれば特に制限されない。台座部の短手方向に1個または3個以上でもよいし、台座部の長手方向に1〜5個または7個以上並んで形成されてもよい。マッサージ効果を充分に発揮させるためには、1個の台座部に対して突起部が3個以上形成されていることが好ましく、突起部に薬剤を付着させてマッサージする場合には、1個の台座部に対して突起部が4個以上形成されていることが好ましい。
また、ヘッド部は板状でなくてもよく、例えば、棒状、球状、楕円球状等であってもよい。その場合、ヘッド部の取付面が曲面とされても構わない。
以下、本発明の具体例を示すが、本発明は以下の具体例に限定されるものではない。また、各例の突出体の配置については表1に図示する。
(実施例1)
一次の射出成形により、ポリプロピレン製の平面視略楕円形のヘッド部とハンドル部とを形成し、二次の射出成形により、平面視略楕円形の円柱体の台座部の上面に突起部が複数形成されたスチレン系エラストマー製の突出体をヘッド部に設けて、口腔内マッサージを作製した。
本例では、突出体を取付面に3列に形成し、軸線に沿った中央突出体群における突出体は、ヘッド部の長手方向に沿って3個配列し、中央突出体群を挟んだ両側の外側突出体群における突出体は、ヘッド部の長手方向に沿って2個配列した。また、中央突出体群における突出体と外側突出体群における突出体は高さを同じにした。
中央突出体群における突出体のうち、ヘッド部先端側および基端側のものにおいては、台座部の長手方向の長さを5.5mmとし、台座部上面に円錐形の突起部を、台座部の短手方向に2個、台座部の長手方向に5個並ぶように形成した。
中央突出体群における突出体のうち、ヘッド部中央のものにおいては、台座部の長手方向の長さを7mmとし、台座部上面に円錐形の突起部を、台座部の短手方向に2個、台座部の長手方向に6個並ぶように形成した。
外側突出体群における突出体においては、台座部の上面に円錐形の突起部を、台座部の短手方向に2個、台座部の長手方向に6個並ぶように形成した。
また、中央突出体群における台座部と外側突出体群における台座部は高さを6.0mmで同一にし、突起部の高さは全て2.0mmで同一とした。突起部形状は基部直径0.6mmの円錐形状であり、先端部は直径0.4mmの半球状とした。また、突起部のピッチは0.36mmとした。
(実施例2)
実施例1と同様に二色成形の射出成形により口腔内マッサージを作製した。
ただし、本例における突出体は、平面視略真円形の円柱形の台座部(直径2.0mm)と、各台座部の上面に3個形成された円錐形の突起部(高さ2.0mm)とを有するものである。また、本例では、突出体を取付面に4列に形成し、中央の2列の突出体は、ヘッド部の長手方向に沿って7個配列し、各外側突出体群における突出体は、ヘッド部の長手方向に沿って5個配列した。
(実施例3)
実施例1と同様に二色成形の射出成形により口腔内マッサージを作製した。
ただし、本例においては、突出体を取付面に3列に形成し、中央突出体群における突出体は、ヘッド部の長手方向に沿って2個配列し、各外側突出体群における突出体は、ヘッド部の長手方向に沿って1個配列した。
中央突出体群における突出体においては、台座部の長手方向の長さを16.0mmとし、台座部の上面に円錐形の突起部を、台座部の短手方向に2個、台座部の長手方向に8個並ぶように形成した。
外側突出体群における突出体においては、台座部の長手方向の長さを8.0mmとし、台座部の上面に円錐形の突起部を、台座部の短手方向に2個、台座部の長手方向に14個並ぶように形成した。
(実施例4)
実施例1と同様に二色成形の射出成形により口腔内マッサージを作製した。ただし、本例においては、外側突出体群における突出体の台座部の高さを5.0mmとした。
(実施例5)
実施例1と同様に二色成形の射出成形により口腔内マッサージを作製した。ただし、本例においては、中央突出体群における突出体の台座部の高さを5.0mmとした。
(実施例6)
実施例1と同様に二色成形の射出成形により口腔内マッサージを作製した。
ただし、本例においては 中央突出体群における突出体のうち、ヘッド部先端側および基端側の突出体の台座部の高さを6.0mmとし、ヘッド部中央の突出体の台座部の高さを5.0mmとした。
(比較例1)
突起部を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして口腔内マッサージ用具を作製した。
(比較例2)
突起部を形成しない代わりに台座部の先端をテーパ状にして高さ8.0mmの突出体を形成したこと以外は実施例2と同様にして口腔内マッサージ用具を作製した。
(比較例3)
中央突出体群における突出体の代わりに、歯ブラシに使用される毛束を、ヘッド部の短手方向に2本、長手方向に8本、合計16本植毛したこと以外は比較例1と同様にして口腔内マッサージ用具を作製した。
<評価>
各実施例および各比較例の口腔内マッサージ用具について、マッサージ実感、歯茎への当たり心地、歯と歯茎の間へのフィット性、歯茎へのフィット性を下記方法により評価した。それらの評価結果を表1に示す。
[マッサージ実感]
5人のモニタが各例のマッサージ用具を用いて口腔内をマッサージして、マッサージ実感について評価した。マッサージ実感の評価は、1点〜5点の5段階とされ、マッサージ実感が良好であると感じたものほど、高い点数となっている。5人のモニタの平均点を下記判定基準に分類し、マッサージ実感を評価した。
◎:4.0点以上
○:3.0点〜4.0点未満
△:2.0点〜3.0点未満
×:2.0点未満
[当たり心地]
5人のモニタが各例のマッサージ用具を用いて口腔内をマッサージして、歯茎への当たり心地について評価した。当たり心地の評価は、1点〜5点の5段階とされ、当たり心地が良好であると感じたものほど、高い点数となっている。5人のモニタの平均点を下記判定基準に分類し、当たり心地を評価した。
◎:4.0点以上
○:3.0点〜4.0点未満
△:2.0点〜3.0点未満
×:2.0点未満
[歯と歯茎の間へのフィット性]
5人のモニタが各例のマッサージ用具を用いて口腔内をマッサージして、歯と歯茎の間へのフィット性について評価した。歯と歯茎との間へのフィット性の評価は、1点〜5点の5段階とされ、歯と歯茎との間へのフィット性が良好であると感じたものほど、高い点数となっている。5人のモニタの平均点を下記判定基準に分類し、歯と歯茎との間へのフィット性を評価した。
◎:4.0点以上
○:3.0点〜4.0点未満
△:2.0点〜3.0点未満
×:2.0点未満
[歯茎へのフィット性]
5人のモニタが各例のマッサージ用具を用いて口腔内をマッサージして、歯茎へのフィット性について評価した。歯茎へのフィット性の評価は、1点〜5点の5段階とされ、歯茎へのフィット性が良好であると感じたものほど、高い点数となっている。5人のモニタの平均点を下記判定基準に分類し、歯茎へのフィット性を評価した。
◎:4.0点以上
○:3.0点〜4.0点未満
△:2.0点〜3.0点未満
×:2.0点未満
[総合評価]
マッサージ用具としての総合評価である。
◎:上記評価において◎が2つ以上で他は○
○:上記評価において◎が1つ以下で他は○
△:上記評価においていずれか1つが△で他は○または◎
×:上記評価においていずれか1つが×
Figure 2013198593
台座部の上面に複数の突起部が形成された実施例1〜6の口腔内マッサージ用具では、マッサージ実感、歯茎への当たり心地、歯と歯茎の間へのフィット性、歯茎へのフィット性のいずれもが優れていた。
これに対し、突出体が台座部のみの比較例1,3の口腔内マッサージ用具では、マッサージ実感、当たり心地、歯と歯茎の間へのフィット性、歯茎へのフィット性のいずれもが不充分であった。
また、先端がテーパ状の突出体を備えるが、台座部の上面に突起部が設けられていない比較例2の口腔内マッサージ用具では、当たり心地は良好であるものの、マッサージ実感、歯と歯茎の間へのフィット性、歯茎へのフィット性が不充分であった。
また、実施例1と比較例1の口腔内マッサージ用具において、突出体の圧縮試験をおこなった。具体的には、図3に示すように、圧縮力を付与する円柱体100を突出体30a,30bの先端に向かって移動させ、突出体30a,30bを圧縮速度10mm/分で圧縮した。その際、圧縮深さに対する、円柱体100が突出体30a,30bを圧縮する圧縮力を、圧縮力が40Nに達するまで測定した。測定結果を図4に示す。
図4に示すように、比較例1の口腔内マッサージ用具では、圧縮開始から急激に圧縮力が上昇した。これに対し、実施例1の口腔内マッサージ用具では、圧縮深さ0.5mmまでは緩やかに圧縮力が上昇し、0.5mmより深くなると、圧縮力上昇の傾きは大きくなるが、比較例1の口腔内マッサージ用具よりは傾きが小さかった。
上記のことから、突起部を有していると、歯茎にかかる圧力を分散させることができ、当たり心地が良好になると思われる。一方、突起部を有していないと、歯茎に台座部が直接当たり、歯茎にかかる圧力が高くなるため、当たり心地が悪く、ときには歯茎に傷を付けると思われる。
1 口腔内マッサージ用具
10 ヘッド部
10a 取付面(表面)
20 ハンドル部
30a,30b 突出体
31a,31b 台座部
32 突起部
α 中央突出体群
β 外側突出体群

Claims (4)

  1. ヘッド部と、該ヘッド部に延設されたハンドル部とを備え、前記ヘッド部に軟質材料製の突出体が設けられた口腔内マッサージ用具において、
    前記突出体は、前記ヘッド部に突設された台座部と、該台座部の突端に形成された複数の突起部とを有することを特徴とする口腔内マッサージ用具。
  2. 前記突起部が、先端に向かうにつれて細くなる、請求項1に記載の口腔内マッサージ用具。
  3. 前記突出体が複数設けられ、任意の突出体と他の任意の突出体との高さが異なっている、請求項1または2に記載の口腔内マッサージ用具。
  4. 電気的な駆動により振動する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の口腔内マッサージ用具。
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