JP2013197825A - 電話装置および接続制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ボイスメッセージが録音されたことをより確実に知らせ、ボイスメッセージの相手との通話でボイスメッセージを受信する受信者側の課金を避ける。
【解決手段】電子メール制御部13は、ボイスメッセージが録音された場合、着信電話番号に対応付けて記憶されている電子メールアドレス宛の、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する。コールバック制御部31は、アドレスにアクセスされた場合、着信電話番号に対応付けて記憶されているコールバック電話番号にコールバック発信する。発信制御部21は、コールバック電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、メッセージ録音者電話番号に発信する。外線呼制御部11は、メッセージ録音者電話番号への発信に応答があった場合、メッセージ録音者電話番号とコールバック電話番号との間の通話回線を接続する。
【選択図】図1
【解決手段】電子メール制御部13は、ボイスメッセージが録音された場合、着信電話番号に対応付けて記憶されている電子メールアドレス宛の、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する。コールバック制御部31は、アドレスにアクセスされた場合、着信電話番号に対応付けて記憶されているコールバック電話番号にコールバック発信する。発信制御部21は、コールバック電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、メッセージ録音者電話番号に発信する。外線呼制御部11は、メッセージ録音者電話番号への発信に応答があった場合、メッセージ録音者電話番号とコールバック電話番号との間の通話回線を接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は電話装置および接続制御方法、並びにプログラムに関する。
外線からの着信を受けて内線電話機に着信を通知させたり、内線電話機から外線に発信したり、また、所定の内線電話機から他の内線電話機に回線の接続を切り替えたりする電話装置が広く用いられている。
このような電話装置では、外線からの電話の着信(呼出)に応答できない場合、呼出してきた相手のメッセージを音声で録音し、後に、呼出された側がそのメッセージを聞くことのできるボイスメッセージが利用されている。呼出された側の電話番号に対応して、携帯電話機の電話番号を予め登録しておいて、電話装置のボイスメールにボイスメッセージが録音された場合、その携帯電話機の電話番号に発信することも行われている。
従来、それぞれの用件メッセージに対応してその用件メッセージを録音した発呼者電話番号をメモリ部に記憶しておき、出先などの異なる電話装置に対し電話回線を介して用件メッセージを再生しているときに、所定の転送要求が検出された場合には、他の空き電話回線を用いて出先などの異なる電話装置との通話をその用件メッセージに対応して記憶されている発呼者電話番号に転送するようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
また、構内交換機(PBX)と、CTIサーバと、電子メールサーバと、無線電話端末(携帯電話機やPHS電話機)、加入電話機TEL、内線電話機TEIと、公衆網に結合したインターネット網とから構築し、構内交換機(PBX)とCTIサーバとは、CTI(Computer Telephony Integration)連携し、CTIサーバと無線電話端末とは、Web連携するものもある(特許文献2参照)。
しかしながら、電話装置のボイスメールにボイスメッセージが録音された場合、携帯電話機の電話番号に発信するようにすると、電話装置からの着信通知が電話発信なので、メッセージ受信者が電話の着信に応答できないと着信通知を受け取ることができず、メッセージが録音されたことを知る機会を失ってしまう。メッセージ受信者が運転中や圏外にいる場合は電話に応答できない。
また、メッセージ受信者がメッセージ録音者と通話をするためには、メッセージ受信者からメッセージ録音者に新たに電話発信し通話をするためメッセージ受信者に課金が発生してしまう。
このように、従来のボイスメッセージ録音通知は、電話による通知のためメッセージ受信者が確実に通知を受け取ることができなかった。メッセージ受信者はボイスメッセージが録音されたことを電話による通知で知った後、メッセージ録音者と電話で通話したい場合は、一旦電話を切ってから再度メッセージ録音者に電話をしなければならないため、メッセージ受信者の課金で通話を行わなくてはならなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、ボイスメッセージが録音されたことをより確実に知らせることができ、ボイスメッセージの相手との通話でボイスメッセージを受信する受信者側の課金を避けることができる電話装置および接続制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電話装置の一側面は、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する送信手段と、アドレスにアクセスされた場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するコールバック発信部と、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信する発信部と、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線を接続する接続手段とを有するものとされている。
また、本発明の電話装置の一側面は、上述の構成に加えて、第2の電話番号と電子メールアドレスと第3の電話番号とを対応付けて記憶している記憶手段をさらに有し、送信手段が、記憶手段に記憶されている電子メールアドレス宛の電子メールを送信し、コールバック発信部が、記憶手段に記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するものとされている。
さらに、本発明の電話装置の一側面は、上述の構成に加えて、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、ウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスを生成する生成手段をさらに有し、記憶手段が、さらに第2の電話番号と第1の電話番号とアドレスとを対応付けて記憶し、発信部が、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第3の電話番号に対応付けられて記憶されている第2の電話番号に対応付けられて記憶されている第1の電話番号に発信するものとされている。
また、本発明の接続制御方法の一側面は、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信するステップと、アドレスにアクセスされた場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するステップと、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信するステップと、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線を接続するステップとを含むものとされている。
さらに、本発明のプログラムの一側面は、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信するステップと、アドレスにアクセスされた場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するステップと、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信するステップと、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線を接続するステップとを含む処理をコンピュータに行わせるものとされている。
本発明の一側面によれば、ボイスメッセージが録音されたことをより確実に知らせることができ、ボイスメッセージの相手との通話でボイスメッセージを受信する受信者側の課金を避けることができる電話装置および接続制御方法、並びにプログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態のボタン電話装置について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は、ボタン電話装置の構成の例を示すブロック図である。ボタン電話装置1は、外線からの着信を受けて、接続されている内線電話機(図示せず)に着信を通知させたり、内線電話機から外線に発信したり、所定の内線電話機から他の内線電話機に回線の接続を切り替えたりする。また、ボタン電話装置1は、外線からの着信に応答できない場合、その相手のメッセージを音声で録音し、録音したメッセージであるボイスメッセージを内線電話機または外線から聞くことができるように、そのボイスメッセージを再生する。
ボタン電話装置1は、外線呼制御部11、外線インタフェース部12、電子メール制御部13、ボイスメール制御部14、記憶部15、およびWebサーバ機能16を含み構成される。外線呼制御部11は、外線インタフェース部12を介して、通信事業者網を介した外線からの着信を受けて、接続されている内線電話機(図示せず)を制御して着信を通知させたり、内線電話装置と通話回線を開いたりする。また、外線呼制御部11は、内線電話機から外線への接続が要求されると、外線インタフェース部12を制御して通信事業者網を介して、その相手に発呼し、相手が応答すると、内線電話装置とその相手との通話回線を開く。
外線呼制御部11は、発信制御部21を含む。発信制御部21は、外線インタフェース部12を制御して通信事業者網を介した発信を制御する。また、発信制御部21は、コールバック制御部31を含む。コールバック制御部31は、コールバック発信を制御する。
外線インタフェース部12は、通信事業者網への接続のインタフェースである。外線インタフェース部12は、ネットワークとしての通信事業者網への接続を制御するルータ部22を含む。電子メール制御部13は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバを介した、電子メールの送信を制御する。電子メール制御部13は、メール生成部23を含む。メール生成部23は、ボイスメッセージが録音された場合、ボイスメッセージが録音されたことを通知するための電子メールを生成する。
ボイスメール制御部14は、ボイスメッセージを録音し、録音されたボイスメッセージを再生する。録音されたボイスメッセージには、メッセージID(Identification)が付され、メッセージIDによって、ボイスメッセージが特定される。記憶部15は、半導体メモリやハードディスクドライブなどからなり、各種のデータを記憶する。記憶部15は、電話番号・メールアドレス対応表25およびメッセージ・アドレス・電話番号対応表26を記憶する。電話番号・メールアドレス対応表25には、着信を受ける電話番号(外線番号または内線番号いずれでも良い)(以下、着信電話番号と称する。)と、着信電話番号に着信してボイスメッセージが録音された場合にコールバックする電話番号(以下、コールバック電話番号と称する。)と、着信電話番号に着信してボイスメッセージが録音された場合、ボイスメッセージが録音されたことを通知するための電子メールの宛先を示す電子メールアドレス(以下、通知先メールアドレスと称する。)とが対応づけて格納される。
メッセージ・アドレス・電話番号対応表26には、メッセージIDと、メッセージIDで特定されるボイスメッセージが録音されたときに着信した着信電話番号と、メッセージIDで特定されるボイスメッセージに対応付けて生成されたURL(Uniform Resource Locator)方式で記述されたWebアドレス(以下、発信URLと称する。)と、ボイスメッセージを録音した相手の電話番号(以下、メッセージ録音者電話番号と称する。)とが対応づけて格納される。
Webサーバ機能16は、IIS(Microsoft Internet Information Services)またはApache HTTP Serverなどの所定のプログラムを実行することにより実現されるWebサーバとしての機能であり、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に準拠した手続きによるリクエストに対応して、所定のレスポンスを返す。具体的には、Webサーバ機能16は、発信URLにアクセスされた場合、外線呼制御部11に、電話番号・メールアドレス対応表25に格納されている、発信URLに対応付けられているコールバック電話番号にコールバック発信させる。
Webサーバ機能16は、アドレス生成部24を含む。アドレス生成部24は、ボイスメッセージが録音されたとき、メッセージIDで特定されるボイスメッセージに対応付けて発信URLを生成する。
次に、図2を参照して、電子メールを使用したコールバック発信通話シーケンスを説明する。まず、ボイスメッセージのボックス毎にメッセージ受信者の電話番号と電子メールアドレスが予め登録される。すなわち、電話番号・メールアドレス対応表25に、着信を受ける着信電話番号と、着信電話番号に着信してボイスメッセージが録音された場合にコールバックするコールバック電話番号と、着信電話番号に着信してボイスメッセージが録音された場合、ボイスメッセージが録音されたことを通知するための電子メールの宛先を示す通知先メールアドレスとが対応づけて格納される。
次に、メッセージ録音者がボタン電話装置1にボイスメッセージを録音する。すなわち、メッセージ録音者が、メッセージ録音者電話機を介してメッセージ録音者電話番号から、着信電話番号に発信する。応答が無いと、メッセージ録音者に操作されたメッセージ録音者電話機からの要求に応じて、ボタン電話装置1のボイスメール制御部14は、ボイスメッセージを録音する。
ステップS101において、ボタン電話装置1の電子メール制御部13は、ボイスメッセージが録音されると、予め登録された宛先に電子メールを送信する。すなわち、アドレス生成部24は、ボイスメッセージが録音されたとき、メッセージIDで特定されるボイスメッセージに対応付けて発信URLを生成する。ボイスメール制御部14は、メッセージ・アドレス・電話番号対応表26に、録音されたボイスメッセージを特定するメッセージIDと、メッセージIDで特定されるボイスメッセージが録音されたときに着信した着信電話番号と、メッセージIDで特定されるボイスメッセージに対応付けて生成された発信URLと、ボイスメッセージを録音した相手の電話番号であるメッセージ録音者電話番号とを対応づけて格納する。
そして、メール生成部23は、ボイスメッセージが録音されたことを通知するための電子メールを生成する。この電子メールには、発信URLへのリンクが記述されている。また、電子メールにおいて、発信URLへのリンクには、メッセージ録音者電話番号が記載される。電子メールにメッセージ録音者電話番号が記述されているので、メッセージ受信者は、メッセージ録音者を特定することができる。また、この電子メールの宛先は、電話番号・メールアドレス対応表25に格納されている、ボイスメッセージを録音したメッセージ録音者が呼び出した着信電話番号に対応付けられている通知先メールアドレスとされる。
電子メール制御部13は、SMTPサーバを介した、電子メールの送信を制御する。電子メールは、通信事業者網を介して、ボイスメッセージの受信者であるメッセージ受信者の携帯電話機に送信される。メッセージ受信者の携帯電話機は、この電子メールを受信する。
このように、電子メール制御部13は、メッセージ録音者電話番号から発信された着信電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、着信電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する。
ステップS201において、メッセージ受信者が携帯電話機を操作して、受信した電子メールを開封し、電子メールに記述されている発信URLへのリンクをクリックすると、携帯電話機は、通信事業者網を介して、ボタン電話装置1のWebサーバ機能16に、HTTPに準拠した手続きにより発信URLへのアクセスをリクエストする。
ステップS102において、ボタン電話装置1のコールバック制御部31は、予め登録されたメッセージ受信者の電話番号にコールバック発信(自動発信)する。すなわち、ボタン電話装置1のWebサーバ機能16は、発信URLへのリクエストがあると、記憶部15に記憶されているメッセージ・アドレス・電話番号対応表26から、発信URLに対応づけて格納されている着信電話番号を読み出して、さらに、電話番号・メールアドレス対応表25から、その着信電話番号に対応づけて格納されているコールバック電話番号を読み出す。そして、Webサーバ機能16は、コールバック電話番号へのコールバック発信を外線呼制御部11に要求する。すると、外線呼制御部11の発信制御部21のコールバック制御部31は、事業者通信網を介して、予め登録されたメッセージ受信者の電話番号であるコールバック電話番号にコールバック発信する。メッセージ受信者の携帯電話機は、着信音を鳴らすので、メッセージ受信者は、着信音を聴取することができる。
このように、コールバック制御部31は、アドレスにアクセスされた場合、着信電話番号に対応付けて予め記憶されているコールバック電話番号にコールバック発信する。
メッセージ受信者は、携帯電話機に応答の操作をすると、携帯電話機は、事業者通信網を介して、ボタン電話装置1に応答する。
ステップS102のコールバックで相手(メッセージ受信者の携帯電話機)が応答しない場合、ステップS103において、ボタン電話装置1のコールバック制御部31は、一定時間で切断する。
コールバック発信先、すなわち、メッセージ受信者の携帯電話機が応答したら、ステップS104において、ボタン電話装置1の発信制御部21は、メッセージ録音者に発信(自動発信)する。より詳細には、発信制御部21は、Webサーバ機能16に、メッセージ録音者電話番号の取得を要求する。Webサーバ機能16は、記憶部15に記憶されているメッセージ・アドレス・電話番号対応表26から、ステップS102でリクエストされた発信URLに対応づけて格納されているメッセージ録音者電話番号を読み出して、読み出したメッセージ録音者電話番号を外線呼制御部11に供給する。外線呼制御部11の発信制御部21は、事業者通信網を介して、メッセージ録音者の電話番号であるメッセージ録音者電話番号に発信する。
このように、発信制御部21は、コールバック電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、メッセージ録音者電話番号に発信する。
メッセージ録音者電話機は、着信音を鳴らすので、メッセージ録音者は、着信音を聴取することができる。ボタン電話装置1は、メッセージ受信者の携帯電話機に、RBT(Ring Back Tone)を鳴らさせ、メッセージ受信者は、RBTを聴取することができる。
ステップS104の発信にメッセージ録音者電話機が一定時間で応答しない場合、ステップS105において、ボタン電話装置1の発信制御部21は、切断する。
メッセージ録音者がメッセージ録音者電話機において応答の操作を行い、ステップS104の発信にメッセージ録音者電話機が応答すると、ボタン電話装置1の外線呼制御部11は、ボタン電話装置1側の課金により、メッセージ録音者電話機とメッセージ受信者の携帯電話機との間の通話回線を接続し、メッセージ録音者とメッセージ受信者とは通話できるようになり、コールバック発信通話シーケンスが終了する。すなわち、外線呼制御部11は、メッセージ録音者電話番号への発信に応答があった場合、メッセージ録音者電話番号とコールバック電話番号との間の通話回線を接続する。
なお、ボイスメッセージが保持されている限り、メッセージ・アドレス・電話番号対応表26には、そのボイスメッセージを特定するメッセージIDと、着信電話番号と、発信URLと、メッセージ録音者電話番号とが保持され、ボイスメッセージが消去されると、メッセージ・アドレス・電話番号対応表26から、そのボイスメッセージを特定するメッセージIDと、着信電話番号と、発信URLと、メッセージ録音者電話番号とが消去される。従って、ボイスメッセージが保持されている限り、上述のコールバック発信通話シーケンスが実行されることになる。
メッセージ受信者はボイスメッセージが録音されたことを電子メールの通知で知ることができるため、従来の電話による通知と比べて着信通知を受ける確実性が高く、電話に比べて通信料も安く済む。
また、電子メールに記載された発信URLにメッセージ録音者の電話番号が記載されているためメッセージ録音を行った相手を事前に特定することができる。
電子メールによる通知のため、メッセージ受信者が都合の良い時間に電子メールに記載されている発信URLをクリックしメッセージ録音者に発信することができる。
さらに、電話装置からメッセージ受信者にコールバックし、メッセージ受信者が応答後にメッセージ録音者に発信するため、メッセージ受信者に課金が発生することなく、事業所装置であるボタン電話装置1の課金にて通話を行うことができる。
このように、ボタン電話装置1のボイスメールにボイスメッセージが録音された場合、電子メールで着信通知を行うため、メッセージ受信者は確実に着信通知を受け取ることができる。メッセージ受信者が圏外の場合でも、圏内復帰時にメッセージセンターより電子メールで着信通知を受け取ることができる。
また、着信通知の電子メールの本文に記述された相手の電話番号のURLをクリックすると、事業所装置であるボタン電話装置1はメッセージ受信者にコールバック発信し、メッセージ受信者の着信応答を契機にメッセージ録音者に電話発信し着信応答することで事業所装置であるボタン電話装置1の課金で通話を行うことができる。
このように、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールが送信され、アドレスにアクセスされた場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信され、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信され、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線が接続されるようにしたので、ボイスメッセージが録音されたことをより確実に知らせることができ、ボイスメッセージの相手との通話でボイスメッセージを受信する受信者側の課金を避けることができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1…ボタン電話装置 、11…外線呼制御部 、12…外線インタフェース部 、13…電子メール制御部 、14…ボイスメール制御部 、15…記憶部 、16…Webサーバ機能 、21…発信制御部 、22…ルータ部 、23…メール生成部 、24…アドレス生成部 、25…電話番号・メールアドレス対応表 、26…メッセージ・アドレス・電話番号対応表 、31…コールバック制御部
上記課題を解決するために、本発明の電話装置の一側面は、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛のウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する送信手段と、アドレスにアクセスされた場合、ボイスメッセージを第2の電話番号に該当する電話端末に送出すると共に、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するコールバック発信部と、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信する発信部と、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線を接続する接続手段とを有するものとされている。
また、本発明の接続制御方法の一側面は、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛のウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信するステップと、アドレスにアクセスされた場合、ボイスメッセージを第2の電話番号に該当する電話端末に送出すると共に、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するステップと、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信するステップと、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線を接続するステップとを含むものとされている。
さらに、本発明のプログラムの一側面は、第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛のウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信するステップと、アドレスにアクセスされた場合、ボイスメッセージを第2の電話番号に該当する電話端末に送出すると共に、第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するステップと、第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、第1の電話番号に発信するステップと、第1の電話番号への発信に応答があった場合、第1の電話番号と第3の電話番号との間の通話回線を接続するステップとを含む処理をコンピュータに行わせるものとされている。
このように、電子メール制御部13は、メッセージ録音者電話番号から発信された着信電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、着信電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛のウェブサイトのアドレスであって、ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する。
ステップS102において、ボタン電話装置1のコールバック制御部31は、予め登録されたメッセージ受信者の電話番号にコールバック発信(自動発信)する。すなわち、ボタン電話装置1のWebサーバ機能16は、発信URLへのリクエストがあると、記憶部15に記憶されているメッセージ・アドレス・電話番号対応表26から、発信URLに対応づけて格納されている着信電話番号を読み出して、さらに、電話番号・メールアドレス対応表25から、その着信電話番号に対応づけて格納されているコールバック電話番号を読み出す。そして、Webサーバ機能16は、コールバック電話番号へのコールバック発信を外線呼制御部11に要求する。すると、外線呼制御部11の発信制御部21のコールバック制御部31は、事業者通信網を介して、予め登録されたメッセージ受信者の電話番号であるコールバック電話番号にコールバック発信する。メッセージ受信者の携帯電話機は、着信音を鳴らすので、メッセージ受信者は、着信音を聴取することができる。また、コールバックに先立って、ボイスメール制御部14は、メッセージ録音者が録音したボイスメールをメッセージ受信者の携帯電話機に送出する。これによりメッセージ受信者は、メッセージ録音者が録音したメッセージを聴取することができる。
Claims (5)
- 第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、上記第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、上記ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信する送信手段と、
上記アドレスにアクセスされた場合、上記第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するコールバック発信部と、
上記第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、上記第1の電話番号に発信する発信部と、
上記第1の電話番号への発信に応答があった場合、上記第1の電話番号と上記第3の電話番号との間の通話回線を接続する接続手段と
を有することを特徴とする電話装置。 - 請求項1に記載の電話装置において、
前記第2の電話番号と前記電子メールアドレスと前記第3の電話番号とを対応付けて記憶している記憶手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記電子メールアドレス宛の前記電子メールを送信し、
前記コールバック発信部は、前記記憶手段に記憶されている前記第3の電話番号にコールバック発信する
ことを特徴とする電話装置。 - 請求項2に記載の電話装置において、
前記第1の電話番号から発信された前記第2の電話番号への着信によって前記ボイスメッセージが録音された場合、ウェブサイトの前記アドレスであって、前記ボイスメッセージに対応付けた前記アドレスを生成する生成手段をさらに有し、
前記記憶手段は、さらに前記第2の電話番号と前記第1の電話番号と前記アドレスとを対応付けて記憶し、
前記発信部は、前記第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、前記第3の電話番号に対応付けられて記憶されている前記第2の電話番号に対応付けられて記憶されている前記第1の電話番号に発信する
ことを特徴とする電話装置。 - 第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、上記第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、上記ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信するステップと、
上記アドレスにアクセスされた場合、上記第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するステップと、
上記第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、上記第1の電話番号に発信するステップと、
上記第1の電話番号への発信に応答があった場合、上記第1の電話番号と上記第3の電話番号との間の通話回線を接続するステップと
を含むことを特徴とする接続制御方法。 - 第1の電話番号から発信された第2の電話番号への着信によってボイスメッセージが録音された場合、上記第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている電子メールアドレス宛の、ウェブサイトのアドレスであって、上記ボイスメッセージに対応付けたアドレスへのリンクを記述した電子メールを送信するステップと、
上記アドレスにアクセスされた場合、上記第2の電話番号に対応付けて予め記憶されている第3の電話番号にコールバック発信するステップと、
上記第3の電話番号へのコールバック発信に応答があった場合、上記第1の電話番号に発信するステップと、
上記第1の電話番号への発信に応答があった場合、上記第1の電話番号と上記第3の電話番号との間の通話回線を接続するステップと
を含む処理をコンピュータに行わせるプログラム。
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2013
- 2013-03-13 WO PCT/JP2013/057050 patent/WO2013141115A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
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