JP2004356693A - 留守番電話機能を有する通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】発信者からのメッセージを預かり、宛先者がそれを聞くことができる留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者がメッセージを聞いた旨を発信者に対して、融通を聞かせて通知することができる通信システムを提供することである。
【解決手段】電話通信網(固定電話網、移動体通信網)における発信者側のサービスとして「留守番電話サービスセンターに預けたメッセージを相手が確認した時にその旨を通知してくれるサービス(留守番電話メッセージ確認通知サービス機能)」を提供することにより、留守番電話サービスセンターにメッセージを預けた人がメッセージを聞いてもらえたことを知ることができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】電話通信網(固定電話網、移動体通信網)における発信者側のサービスとして「留守番電話サービスセンターに預けたメッセージを相手が確認した時にその旨を通知してくれるサービス(留守番電話メッセージ確認通知サービス機能)」を提供することにより、留守番電話サービスセンターにメッセージを預けた人がメッセージを聞いてもらえたことを知ることができるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、留守番電話機能を有する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
発信者が電話をかけた際、宛先者が留守や電話に出られない事情がある場合などに、用件を録音しておき、宛先者がその伝言を都合のよいときに聞けるようにしたいわゆる留守番電話機能が従来からよく知られている。
【0003】
留守番電話機能としては、宛先者の電話機が録音機能を有し、その電話機自体でメッセージの録音をしておけるものもあるが、宛先者の電話機が録音機能を有さない場合でも対応できるように、通信システム内でメッセージを預かってくれる留守番電話サービスも知られている。
【0004】
このような留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者は、自分の都合のよいときに、通信システム内で預かっている発信者からのメッセージを聞くことができる。一方で、発信者は、自分からのメッセージを宛先者が確かに聞いたかどうかを知るすべがなかった。
【0005】
特許文献1に記載の発明はこのような状況にかんがみてなされ、留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者が発信者からのメッセージを聞いた場合にはその旨を発信者の端末装置に通知するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−322454号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特許文献1に記載の発明では以下のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載の発明では、宛先者が発信者からのメッセージを聞いた場合には、その旨を発信者の端末装置に通知することができるものの、その通知は留守番メッセージを発信した発信者端末装置に対してのみ通知されるため、融通の利いた通知ができないものであった。
【0007】
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、発信者からのメッセージを預かり、宛先者がそれを聞くことができる留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者がメッセージを聞いた旨を発信者に対して、融通を聞かせて通知することができる通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電話通信網(固定電話網、移動体通信網)における発信者側のサービスとして「留守番電話サービスセンターに預けたメッセージを相手が確認した時にその旨を通知してくれるサービス(留守番電話メッセージ確認通知サービス機能)」を提供することにより、留守番電話サービスセンターにメッセージを預けた人がメッセージを聞いてもらえたことを知ることができるようにする。
【0009】
すなわち本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを登録し、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信する留守番電話機能を有する通信システムにおいて、 前記メッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置を備え、前記留守番電話装置が、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、その旨を該メッセージを登録した発信者に対して通知する通知手段を有することを特徴とする。
【0010】
また本発明は請求項1に記載の発明において、前記留守番電話装置が、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者が選択的に登録可能である通知先登録手段を有することを特徴とする。
【0011】
また本発明は請求項1に記載の発明において、前記留守番電話装置が、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者がメッセージ登録に用いた装置以外とする通知先登録手段を有することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを登録し、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信する留守番電話機能を有する通信システムにおいて、前記メッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置を備え、前記留守番電話装置が、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、該宛先者と該メッセージを登録した発信者とを接続し両者の通話を可能とする通話設定手段を有することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置において、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、その旨を該メッセージを登録した発信者に対して通知する通知手段と、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者が選択的に登録可能である通知先登録手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置において、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、該宛先者と該メッセージを登録した発信者とを接続し両者の通話を可能とする通話設定手段を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明による留守番電話機能を有する通信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0017】
本実施の形態の通信システムは、図1に示すように、電話機能を有する端末装置1、2および5と、留守番電話装置(留守番電話サービスセンター)4とを有し、これらの装置を電話通信網3で接続して構成される。留守番電話装置4はたとえばパソコンやいわゆるサーバー等の情報処理装置でよい。
【0018】
電話通信網3は固定電話網でも移動体通信網でもどちらでもよく、端末装置1、2および5も固定電話でもよいし、携帯電話機等の移動機であってもよい。
【0019】
本実施の形態の通信システムでは、契約加入者に対する付加サービスとして、発信者からのメッセージを留守番電話サービスセンターに預けておく「留守番電話サービス機能」を宛先者に対して提供し、さらに、留守番電話サービスセンターに預けたメッセージを「留守番電話サービス機能」の契約者が確認した(聞いた)ときに、その旨を通知してくれる「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」を発信者に対して提供する。
【0020】
なお、本実施の形態では、「留守番電話サービス機能」は宛先者が契約し、「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」は発信者が契約するものとして説明するが、「留守番電話サービス機能」には発信者が契約し、「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」には宛先者が契約するものであってもかまわないことはいうまでもない。
【0021】
「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」に契約した加入者が、発信し、電話をかけた相手(「留守番電話サービス機能」の契約者)が電話にでることができない場合等に、留守番電話サービスセンターに接続されてメッセージを預けた場合に「メッセージ確認通知」を希望することにより、そのメッセージが確認されたときにその旨を通知してもらえるように登録される。
【0022】
その後、宛先者すなわち「留守番電話サービス機能」の契約者が、「メッセージ確認通知」が登録されたメッセージを確認したときには、留守番電話サービスセンターからメッセージを預けた人すなわち発信者に対してメッセージが確認された旨が通知される。
【0023】
次に、本実施の形態の動作について図面を参照してさらに詳しく説明する。
【0024】
まず、本実施の形態の通信システムの契約加入者の契約情報として、「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」に契約する/契約しないの情報を登録する。この登録は、電話通信網3に接続された通信システムの管理装置(図示せず)に設けた記憶装置に記憶するものでもよいし、留守番電話装置4に設けた記憶装置(図示せず)に記憶するものでもよい。また、この情報は、留守番電話装置4が参照可能とするために、加入者が発信時に発信者の情報として着信側電話通信網まで転送されるものでもよい。
【0025】
図2は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートを示す図である。
【0026】
また図3は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートであって、図2に続く処理を示す図である。
【0027】
まず、本実施の形態の通信システムの加入者が、たとえば端末装置1を用いて「留守番電話サービス機能」の契約者を宛先者としてたとえば端末装置2に対して発信を行ったとき、電話通信網3に設けられた制御装置(図示せず)では、その宛先者すなわち着信者が電話にでないとき、端末装置1からの発呼を留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に接続する(A−1)。
【0028】
発信者は留守番電話装置4からの案内に促されて、宛先者に伝えたいメッセージを留守番電話装置4に録音する(A−2、A−3)。
【0029】
留守番電話装置4は、メッセージの録音が終わると、発信者の情報を確認して(A−4、A−5)、その発信者が「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」の契約をしていない場合には、図3のステップ(A−15)へと進み、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して処理を終了する。
【0030】
一方、図2のステップ(A−5)において、その発信者が「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」の契約をしている場合には、今発信者から預かったメッセージが宛先者によって確認されたときにその旨の通知が必要か否かを確認する(A−6、A−7)。このとき、通知を行う際に課金するようにした場合には、その旨を発信者に対して通知するのが望ましい。
【0031】
ステップ(A−7)において、発信者が、通知が不要であるとの選択をした場合には、図3のステップ(A−15)へと進み、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して処理を終了する。
【0032】
一方、図2のステップ(A−7)において、発信者が、通知が必要であるとの選択をした場合には、発信者情報より発番号通知の状態を確認し(A−3)、留守番電話装置4が、発信者の電話番号すなわち端末装置1の電話番号をわかるかを判断する(A−9)。
【0033】
ステップ(A−9)において、発番号が通知され、発信者の電話番号を留守番電話装置4がわかる場合には、通知先の電話番号は今発信している端末装置1の電話番号でよいか否かを発信者に確認する(図3のA−10、A−11)。
【0034】
ステップ(A−11)において、通知先が今発信している端末装置1の電話番号でよい場合には、留守番電話装置4は、その発番号をメッセージ確認通知先の電話番号として保管し(A−14)、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して(A−15)、処理を終了する。
【0035】
ステップ(A−9)において、発番号が非通知で、発信者の電話番号を留守番電話装置4がわからない場合、または、ステップ(A−11)において、発信者が、今発信している端末装置1の電話番号と異なる電話番号を、通知先の電話番号とするという選択をした場合には、ステップ(A−12)に進み、メッセージ確認通知先の電話番号を登録してもらう。発信者は、たとえば、図1に示した端末装置5の電話番号を登録する。
【0036】
留守番電話装置4は、登録されたメッセージ確認通知先の電話番号が合っているかを発信者に確認し(A−13)、合っている場合には登録されたメッセージ確認通知先の電話番号を保管する(A−14)。間違っている場合には再度メッセージ確認通知先の電話番号を登録してもらう(A−13、A−12)。
【0037】
その後、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して(A−15)、処理を終了する。
【0038】
このとき、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4では以下の情報を保管する。
・ 留守番電話メッセージ対象の電話番号。
・ メッセージ確認通知の要/否。
・ メッセージ確認通知先の電話番号。
・ メッセージ録音日時。
・ メッセージ。
【0039】
図4は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理のフローチャートを示す図である。
【0040】
「留守番電話サービス機能」の契約者すなわち宛先者が、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に預けられたメッセージを確認する際には、この宛先者は、まず、自分の端末装置である端末装置2から留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に接続する(B−1)。
【0041】
留守番電話装置4は、その宛先者宛てのメッセージが登録されているか否かを調べ(B−2)、その宛先者宛ての新規なメッセージが登録されていない場合には、新規のメッセージがない旨をその宛先者に通知して(B−3)、処理を終了する。
【0042】
一方、ステップ(B−2)において、その宛先者宛ての新規なメッセージがある場合には、いつ録音されたメッセージであるかを通知してメッセージを再生する(B−4)。留守番電話装置4ではその宛先者に対して、もう一度聞くか確認し(B−5)、「もう一度聞く」が指定された場合には再度メッセージを再生する(B−4)。
【0043】
留守番電話装置4では、今回再生されたメッセージを発信者が登録した際の、メッセージ確認通知の登録状態を確認する(B−6、B−7)。
【0044】
ステップ(B−7)において、「不要」が登録されている場合には、そのままステップ(B−2)に戻り、その宛先者への次の新規メッセージの有無を確認する。
【0045】
ステップ(B−7)において、メッセージ確認通知が「要」と登録されている場合は、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信する(B−8)。これと同時に、メッセージを確認した宛先者に対しては、その宛先者宛ての次の新規メッセージの有無を確認する(B−2)。
【0046】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信した呼については、相手端末装置呼出後、相手端末装置応答後に「何月何日に誰宛てに録音したメッセージが確認された」旨を通知して(B−9)終了する。
【0047】
図5は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージの保管期限を管理する処理のフローチャートを示す図である。
【0048】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4では、自身に登録されているメッセージの保管期限を調べ、満了となるメッセージを確認する(C−1)。
【0049】
そして、その保管期限満了となったメッセージについて、メッセージ確認通知の登録状態を確認し(C−2、C−3)、「不要」が登録されている場合にはそのまま保管期限満了となったメッセージを消去して(C−4)終了する。
【0050】
ステップ(C−3)において、メッセージ確認通知が「必要」と登録されている場合には、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信する(C−5)。これと同時に、保管期限満了となったメッセージを消去する(C−4)。
【0051】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信した呼については、相手端末装置呼出後、相手端末装置応答後に「何月何日に誰宛てに録音したメッセージが保管期間満了により消去された」旨を通知して(C−6)終了する。
【0052】
次に、図4に示した処理とは別の実施例について説明する。
【0053】
図6は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図である。
【0054】
また図7は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図であって、図6に続く処理を示す図である。
【0055】
本実施の形態によれば、メッセージに対応してメッセージ確認通知先の電話番号が記録されているので、宛先者がメッセージ確認する際に、メッセージを登録した発信者に対してそのまま発呼し、そこで直接通話してもらうことも考えられる。
【0056】
「留守番電話サービス機能」の契約者すなわち宛先者が、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に預けられたメッセージを確認する際に、この宛先者は、まず、自分の端末装置である端末装置2から留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に接続する(D−1)。
【0057】
留守番電話装置4は、その宛先者宛てのメッセージが登録されているか否かを調べ(D−2)、その宛先者宛ての新規なメッセージが登録されていない場合には、新規のメッセージがない旨をその宛先者に通知して(図7のD−9)、処理を終了する。
【0058】
一方、ステップ(D−2)において、その宛先者宛ての新規なメッセージがある場合には、いつ録音されたメッセージであるかを通知してメッセージを再生する(D−3)。留守番電話装置4ではその宛先者に対して、もう一度聞くか確認し(D−4)、「もう一度聞く」が指定された場合には再度メッセージを再生する(D−3)。
【0059】
留守番電話装置4では、今回再生されたメッセージを発信者が登録した際の、メッセージ確認通知の登録状態を確認する(D−5、D−6)。
【0060】
ステップ(D−6)において、「不要」が登録されている場合には、そのままステップ(D−2)に戻り、その宛先者への次の新規メッセージの有無を確認する。
【0061】
ステップ(D−6)において、メッセージ確認通知が「要」と登録されている場合は、メッセージの登録者と通話するためにこのままメッセージ確認通知先に電話をするか否かを確認する(D−7、D−8)。
【0062】
ステップ(D−8)において、「電話をしない」が指定された場合は、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信する(D−12)。これと同時に、メッセージを確認した宛先者に対しては、その宛先者宛ての次の新規メッセージの有無を確認する(D−2)。
【0063】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信した呼については、相手端末装置呼出後、相手端末装置応答後に「何月何日に誰宛てに録音したメッセージが確認された」旨を通知して(D−13)終了する。
【0064】
ステップ(D−8)において、「メッセージ確認通知先に電話をする」が指定された場合は、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信し、メッセージを確認した宛先者に対しては、そのメッセージを登録した発信者のメッセージ確認通知先の電話に接続している旨を伝え(D−10)、メッセージ確認通知先の端末装置が応答すればメッセージの登録者と確認者とで通話が可能となる(D−11)。
【0065】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、発信者からのメッセージを預かり、宛先者がそれを聞くことができる留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者がメッセージを聞いた旨を発信者に対して、融通を聞かせて通知することができる。
【0066】
本発明によれば、留守番電話サービスセンターにメッセージを預けた人が、預けたメッセージを聞いてもらえたかどうかを知ることができるようになり、イライラが解消される。これまでは、もう聞いたかな?まだかな?と不安であったが、このサービスを実現以降はメッセージ確認通知がない間はまだ聞いてもらえていないことが明確になる。
【0067】
また、メッセージを聞いてもらえたことがわかると、次に電話したときにその内容を踏まえた会話ができるようになり、話がスムーズに運ぶ。これまでは、メッセージを聞いてもらえたかどうかを直接聞かないとわからないため相手に失礼になる場合があったが、これからは相手に直接確認する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による留守番電話機能を有する通信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートを示す図である。
【図3】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートであって、図2に続く処理を示す図である。
【図4】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理のフローチャートを示す図である。
【図5】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージの保管期限を管理する処理のフローチャートを示す図である。
【図6】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図である。
【図7】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図であって、図6に続く処理を示す図である。
【符号の説明】
1、2、5 端末装置
3 電話通信網
4 留守番電話装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、留守番電話機能を有する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
発信者が電話をかけた際、宛先者が留守や電話に出られない事情がある場合などに、用件を録音しておき、宛先者がその伝言を都合のよいときに聞けるようにしたいわゆる留守番電話機能が従来からよく知られている。
【0003】
留守番電話機能としては、宛先者の電話機が録音機能を有し、その電話機自体でメッセージの録音をしておけるものもあるが、宛先者の電話機が録音機能を有さない場合でも対応できるように、通信システム内でメッセージを預かってくれる留守番電話サービスも知られている。
【0004】
このような留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者は、自分の都合のよいときに、通信システム内で預かっている発信者からのメッセージを聞くことができる。一方で、発信者は、自分からのメッセージを宛先者が確かに聞いたかどうかを知るすべがなかった。
【0005】
特許文献1に記載の発明はこのような状況にかんがみてなされ、留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者が発信者からのメッセージを聞いた場合にはその旨を発信者の端末装置に通知するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−322454号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特許文献1に記載の発明では以下のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載の発明では、宛先者が発信者からのメッセージを聞いた場合には、その旨を発信者の端末装置に通知することができるものの、その通知は留守番メッセージを発信した発信者端末装置に対してのみ通知されるため、融通の利いた通知ができないものであった。
【0007】
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、発信者からのメッセージを預かり、宛先者がそれを聞くことができる留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者がメッセージを聞いた旨を発信者に対して、融通を聞かせて通知することができる通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電話通信網(固定電話網、移動体通信網)における発信者側のサービスとして「留守番電話サービスセンターに預けたメッセージを相手が確認した時にその旨を通知してくれるサービス(留守番電話メッセージ確認通知サービス機能)」を提供することにより、留守番電話サービスセンターにメッセージを預けた人がメッセージを聞いてもらえたことを知ることができるようにする。
【0009】
すなわち本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを登録し、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信する留守番電話機能を有する通信システムにおいて、 前記メッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置を備え、前記留守番電話装置が、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、その旨を該メッセージを登録した発信者に対して通知する通知手段を有することを特徴とする。
【0010】
また本発明は請求項1に記載の発明において、前記留守番電話装置が、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者が選択的に登録可能である通知先登録手段を有することを特徴とする。
【0011】
また本発明は請求項1に記載の発明において、前記留守番電話装置が、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者がメッセージ登録に用いた装置以外とする通知先登録手段を有することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを登録し、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信する留守番電話機能を有する通信システムにおいて、前記メッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置を備え、前記留守番電話装置が、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、該宛先者と該メッセージを登録した発信者とを接続し両者の通話を可能とする通話設定手段を有することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置において、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、その旨を該メッセージを登録した発信者に対して通知する通知手段と、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者が選択的に登録可能である通知先登録手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また本発明は、発信者から宛先者宛てのメッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置において、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、該宛先者と該メッセージを登録した発信者とを接続し両者の通話を可能とする通話設定手段を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明による留守番電話機能を有する通信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0017】
本実施の形態の通信システムは、図1に示すように、電話機能を有する端末装置1、2および5と、留守番電話装置(留守番電話サービスセンター)4とを有し、これらの装置を電話通信網3で接続して構成される。留守番電話装置4はたとえばパソコンやいわゆるサーバー等の情報処理装置でよい。
【0018】
電話通信網3は固定電話網でも移動体通信網でもどちらでもよく、端末装置1、2および5も固定電話でもよいし、携帯電話機等の移動機であってもよい。
【0019】
本実施の形態の通信システムでは、契約加入者に対する付加サービスとして、発信者からのメッセージを留守番電話サービスセンターに預けておく「留守番電話サービス機能」を宛先者に対して提供し、さらに、留守番電話サービスセンターに預けたメッセージを「留守番電話サービス機能」の契約者が確認した(聞いた)ときに、その旨を通知してくれる「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」を発信者に対して提供する。
【0020】
なお、本実施の形態では、「留守番電話サービス機能」は宛先者が契約し、「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」は発信者が契約するものとして説明するが、「留守番電話サービス機能」には発信者が契約し、「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」には宛先者が契約するものであってもかまわないことはいうまでもない。
【0021】
「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」に契約した加入者が、発信し、電話をかけた相手(「留守番電話サービス機能」の契約者)が電話にでることができない場合等に、留守番電話サービスセンターに接続されてメッセージを預けた場合に「メッセージ確認通知」を希望することにより、そのメッセージが確認されたときにその旨を通知してもらえるように登録される。
【0022】
その後、宛先者すなわち「留守番電話サービス機能」の契約者が、「メッセージ確認通知」が登録されたメッセージを確認したときには、留守番電話サービスセンターからメッセージを預けた人すなわち発信者に対してメッセージが確認された旨が通知される。
【0023】
次に、本実施の形態の動作について図面を参照してさらに詳しく説明する。
【0024】
まず、本実施の形態の通信システムの契約加入者の契約情報として、「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」に契約する/契約しないの情報を登録する。この登録は、電話通信網3に接続された通信システムの管理装置(図示せず)に設けた記憶装置に記憶するものでもよいし、留守番電話装置4に設けた記憶装置(図示せず)に記憶するものでもよい。また、この情報は、留守番電話装置4が参照可能とするために、加入者が発信時に発信者の情報として着信側電話通信網まで転送されるものでもよい。
【0025】
図2は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートを示す図である。
【0026】
また図3は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートであって、図2に続く処理を示す図である。
【0027】
まず、本実施の形態の通信システムの加入者が、たとえば端末装置1を用いて「留守番電話サービス機能」の契約者を宛先者としてたとえば端末装置2に対して発信を行ったとき、電話通信網3に設けられた制御装置(図示せず)では、その宛先者すなわち着信者が電話にでないとき、端末装置1からの発呼を留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に接続する(A−1)。
【0028】
発信者は留守番電話装置4からの案内に促されて、宛先者に伝えたいメッセージを留守番電話装置4に録音する(A−2、A−3)。
【0029】
留守番電話装置4は、メッセージの録音が終わると、発信者の情報を確認して(A−4、A−5)、その発信者が「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」の契約をしていない場合には、図3のステップ(A−15)へと進み、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して処理を終了する。
【0030】
一方、図2のステップ(A−5)において、その発信者が「留守番電話メッセージ確認通知サービス機能」の契約をしている場合には、今発信者から預かったメッセージが宛先者によって確認されたときにその旨の通知が必要か否かを確認する(A−6、A−7)。このとき、通知を行う際に課金するようにした場合には、その旨を発信者に対して通知するのが望ましい。
【0031】
ステップ(A−7)において、発信者が、通知が不要であるとの選択をした場合には、図3のステップ(A−15)へと進み、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して処理を終了する。
【0032】
一方、図2のステップ(A−7)において、発信者が、通知が必要であるとの選択をした場合には、発信者情報より発番号通知の状態を確認し(A−3)、留守番電話装置4が、発信者の電話番号すなわち端末装置1の電話番号をわかるかを判断する(A−9)。
【0033】
ステップ(A−9)において、発番号が通知され、発信者の電話番号を留守番電話装置4がわかる場合には、通知先の電話番号は今発信している端末装置1の電話番号でよいか否かを発信者に確認する(図3のA−10、A−11)。
【0034】
ステップ(A−11)において、通知先が今発信している端末装置1の電話番号でよい場合には、留守番電話装置4は、その発番号をメッセージ確認通知先の電話番号として保管し(A−14)、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して(A−15)、処理を終了する。
【0035】
ステップ(A−9)において、発番号が非通知で、発信者の電話番号を留守番電話装置4がわからない場合、または、ステップ(A−11)において、発信者が、今発信している端末装置1の電話番号と異なる電話番号を、通知先の電話番号とするという選択をした場合には、ステップ(A−12)に進み、メッセージ確認通知先の電話番号を登録してもらう。発信者は、たとえば、図1に示した端末装置5の電話番号を登録する。
【0036】
留守番電話装置4は、登録されたメッセージ確認通知先の電話番号が合っているかを発信者に確認し(A−13)、合っている場合には登録されたメッセージ確認通知先の電話番号を保管する(A−14)。間違っている場合には再度メッセージ確認通知先の電話番号を登録してもらう(A−13、A−12)。
【0037】
その後、発信者に対してメッセージを預かった旨を通知して(A−15)、処理を終了する。
【0038】
このとき、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4では以下の情報を保管する。
・ 留守番電話メッセージ対象の電話番号。
・ メッセージ確認通知の要/否。
・ メッセージ確認通知先の電話番号。
・ メッセージ録音日時。
・ メッセージ。
【0039】
図4は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理のフローチャートを示す図である。
【0040】
「留守番電話サービス機能」の契約者すなわち宛先者が、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に預けられたメッセージを確認する際には、この宛先者は、まず、自分の端末装置である端末装置2から留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に接続する(B−1)。
【0041】
留守番電話装置4は、その宛先者宛てのメッセージが登録されているか否かを調べ(B−2)、その宛先者宛ての新規なメッセージが登録されていない場合には、新規のメッセージがない旨をその宛先者に通知して(B−3)、処理を終了する。
【0042】
一方、ステップ(B−2)において、その宛先者宛ての新規なメッセージがある場合には、いつ録音されたメッセージであるかを通知してメッセージを再生する(B−4)。留守番電話装置4ではその宛先者に対して、もう一度聞くか確認し(B−5)、「もう一度聞く」が指定された場合には再度メッセージを再生する(B−4)。
【0043】
留守番電話装置4では、今回再生されたメッセージを発信者が登録した際の、メッセージ確認通知の登録状態を確認する(B−6、B−7)。
【0044】
ステップ(B−7)において、「不要」が登録されている場合には、そのままステップ(B−2)に戻り、その宛先者への次の新規メッセージの有無を確認する。
【0045】
ステップ(B−7)において、メッセージ確認通知が「要」と登録されている場合は、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信する(B−8)。これと同時に、メッセージを確認した宛先者に対しては、その宛先者宛ての次の新規メッセージの有無を確認する(B−2)。
【0046】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信した呼については、相手端末装置呼出後、相手端末装置応答後に「何月何日に誰宛てに録音したメッセージが確認された」旨を通知して(B−9)終了する。
【0047】
図5は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージの保管期限を管理する処理のフローチャートを示す図である。
【0048】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4では、自身に登録されているメッセージの保管期限を調べ、満了となるメッセージを確認する(C−1)。
【0049】
そして、その保管期限満了となったメッセージについて、メッセージ確認通知の登録状態を確認し(C−2、C−3)、「不要」が登録されている場合にはそのまま保管期限満了となったメッセージを消去して(C−4)終了する。
【0050】
ステップ(C−3)において、メッセージ確認通知が「必要」と登録されている場合には、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信する(C−5)。これと同時に、保管期限満了となったメッセージを消去する(C−4)。
【0051】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信した呼については、相手端末装置呼出後、相手端末装置応答後に「何月何日に誰宛てに録音したメッセージが保管期間満了により消去された」旨を通知して(C−6)終了する。
【0052】
次に、図4に示した処理とは別の実施例について説明する。
【0053】
図6は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図である。
【0054】
また図7は、図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図であって、図6に続く処理を示す図である。
【0055】
本実施の形態によれば、メッセージに対応してメッセージ確認通知先の電話番号が記録されているので、宛先者がメッセージ確認する際に、メッセージを登録した発信者に対してそのまま発呼し、そこで直接通話してもらうことも考えられる。
【0056】
「留守番電話サービス機能」の契約者すなわち宛先者が、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に預けられたメッセージを確認する際に、この宛先者は、まず、自分の端末装置である端末装置2から留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4に接続する(D−1)。
【0057】
留守番電話装置4は、その宛先者宛てのメッセージが登録されているか否かを調べ(D−2)、その宛先者宛ての新規なメッセージが登録されていない場合には、新規のメッセージがない旨をその宛先者に通知して(図7のD−9)、処理を終了する。
【0058】
一方、ステップ(D−2)において、その宛先者宛ての新規なメッセージがある場合には、いつ録音されたメッセージであるかを通知してメッセージを再生する(D−3)。留守番電話装置4ではその宛先者に対して、もう一度聞くか確認し(D−4)、「もう一度聞く」が指定された場合には再度メッセージを再生する(D−3)。
【0059】
留守番電話装置4では、今回再生されたメッセージを発信者が登録した際の、メッセージ確認通知の登録状態を確認する(D−5、D−6)。
【0060】
ステップ(D−6)において、「不要」が登録されている場合には、そのままステップ(D−2)に戻り、その宛先者への次の新規メッセージの有無を確認する。
【0061】
ステップ(D−6)において、メッセージ確認通知が「要」と登録されている場合は、メッセージの登録者と通話するためにこのままメッセージ確認通知先に電話をするか否かを確認する(D−7、D−8)。
【0062】
ステップ(D−8)において、「電話をしない」が指定された場合は、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信する(D−12)。これと同時に、メッセージを確認した宛先者に対しては、その宛先者宛ての次の新規メッセージの有無を確認する(D−2)。
【0063】
留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信した呼については、相手端末装置呼出後、相手端末装置応答後に「何月何日に誰宛てに録音したメッセージが確認された」旨を通知して(D−13)終了する。
【0064】
ステップ(D−8)において、「メッセージ確認通知先に電話をする」が指定された場合は、留守番電話サービスセンターすなわち留守番電話装置4からメッセージ確認通知先の電話番号へ発信し、メッセージを確認した宛先者に対しては、そのメッセージを登録した発信者のメッセージ確認通知先の電話に接続している旨を伝え(D−10)、メッセージ確認通知先の端末装置が応答すればメッセージの登録者と確認者とで通話が可能となる(D−11)。
【0065】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、発信者からのメッセージを預かり、宛先者がそれを聞くことができる留守番電話機能を有する通信システムにおいて、宛先者がメッセージを聞いた旨を発信者に対して、融通を聞かせて通知することができる。
【0066】
本発明によれば、留守番電話サービスセンターにメッセージを預けた人が、預けたメッセージを聞いてもらえたかどうかを知ることができるようになり、イライラが解消される。これまでは、もう聞いたかな?まだかな?と不安であったが、このサービスを実現以降はメッセージ確認通知がない間はまだ聞いてもらえていないことが明確になる。
【0067】
また、メッセージを聞いてもらえたことがわかると、次に電話したときにその内容を踏まえた会話ができるようになり、話がスムーズに運ぶ。これまでは、メッセージを聞いてもらえたかどうかを直接聞かないとわからないため相手に失礼になる場合があったが、これからは相手に直接確認する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による留守番電話機能を有する通信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートを示す図である。
【図3】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、発信者からのメッセージを登録する処理のフローチャートであって、図2に続く処理を示す図である。
【図4】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理のフローチャートを示す図である。
【図5】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージの保管期限を管理する処理のフローチャートを示す図である。
【図6】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図である。
【図7】図1に示した実施の形態の通信システムにおいて、留守番電話サービスセンターに登録されているメッセージを宛先者が確認する処理の、図4とは別の実施例のフローチャートを示す図であって、図6に続く処理を示す図である。
【符号の説明】
1、2、5 端末装置
3 電話通信網
4 留守番電話装置
Claims (6)
- 発信者から宛先者宛てのメッセージを登録し、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信する留守番電話機能を有する通信システムにおいて、
前記メッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置を備え、
前記留守番電話装置が、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、その旨を該メッセージを登録した発信者に対して通知する通知手段を有する
ことを特徴とする留守番電話機能を有する通信システム。 - 前記留守番電話装置が、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者が選択的に登録可能である通知先登録手段を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の留守番電話機能を有する通信システム。 - 前記留守番電話装置が、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者がメッセージ登録に用いた装置以外とする通知先登録手段を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の留守番電話機能を有する通信システム。 - 発信者から宛先者宛てのメッセージを登録し、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信する留守番電話機能を有する通信システムにおいて、
前記メッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置を備え、
前記留守番電話装置が、前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、該宛先者と該メッセージを登録した発信者とを接続し両者の通話を可能とする通話設定手段を有する
ことを特徴とする留守番電話機能を有する通信システム。 - 発信者から宛先者宛てのメッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置において、
前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、その旨を該メッセージを登録した発信者に対して通知する通知手段と、前記通知手段が通知する先を、該メッセージの登録者が選択的に登録可能である通知先登録手段とを有する
ことを特徴とする留守番電話装置。 - 発信者から宛先者宛てのメッセージを保管する記憶手段を有する留守番電話装置において、
前記宛先者からの要求に応じて前記メッセージを該宛先者に対して送信したとき、該宛先者と該メッセージを登録した発信者とを接続し両者の通話を可能とする通話設定手段を有する
ことを特徴とする留守番電話装置。
Priority Applications (1)
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JP2003148626A JP2004356693A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 留守番電話機能を有する通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003148626A JP2004356693A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 留守番電話機能を有する通信システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004356693A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147020A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ蓄積システム、データ蓄積方法及びデータ蓄積プログラム |
-
2003
- 2003-05-27 JP JP2003148626A patent/JP2004356693A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011147020A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ蓄積システム、データ蓄積方法及びデータ蓄積プログラム |
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