JP2013197700A - 残像検出装置、半導体試験装置、及び残像検出方法、 - Google Patents

残像検出装置、半導体試験装置、及び残像検出方法、 Download PDF

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Abstract

【課題】CMOSイメージセンサの残像特性の評価を、残像検出のための光源を用いることなくその駆動制御のみにより簡単に行うことができる残像検出装置を実現する。
【解決手段】全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、奇数行の画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有するCMOSイメージセンサ100aを遮光状態に保持し、暗電流による残像を検出する残像検出装置100において、CMOSイメージセンサ100aの動作モードを、全画素読出モードと間引読出モードとの間で切り換えるセンサ制御部113と、CMOSイメージセンサ100aからの出力信号Voutを信号処理して撮像画像を生成する画像取得装置110とを備え、間引読出モードから全画素読出モードへのモード切り替え後の2つ目のフレームにおける、奇数行の画素と偶数行の画素との間での出力信号のレベル差に基づいて残像を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、残像検出装置、半導体試験装置、及び残像検出方法に関し、特に、固体撮像素子の暗電流成分を間引読出動作と全画素読出動作とを組み合わせて読み出すことにより残像を検出する残像検出装置、半導体試験装置、及び残像検出方法に関するものである。
ビデオカメラやデジタルカメラなどの電子式撮像装置には、固体撮像素子としてCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどが用いられている。
これらイメージセンサの特性の一つとして、残像特性がある。一般に、イメージセンサでは、照射された光は各撮像画素(以下、単に画素という。)にて電荷に変換されて蓄積される。画素に蓄積された電荷は、CMOSイメージセンサでは転送ゲートを介して電荷蓄積領域(フローティングディフュージョン部)に読み出される。また、CCDイメージセンサでは、読み出しゲートを介して垂直転送部に読み出される。
このような電荷の読み出しは、すべての画素について一定周期で繰り返し行われ、読み出された電荷は、フレーム毎に撮像信号(画像信号)として出力されるが、画素から電荷を読み出すための読出し時間が短かったり、画素からフローティングディフュージョン部あるいは垂直転送部に電荷を移動させるための転送電界が弱かったりする場合には、発生した電荷が読出し時間内に読み出されずに、各画素に残る場合がある。このような場合、1つのフレームにおける電荷の読み出しで各画素に残った電荷は、その次のフレームで光電変換により得られた信号電荷に混入されることとなり、この次のフレームでは残像が生ずることとなる。
このような残像が生ずる現象を残像特性として検出する方法には、ストロボ光源等の間欠発光動作を行う間欠光源を用い、固体撮像素子で撮像した画像を画像取込装置で間欠光源の間欠発光動作と同期させて取り込み、このようにして取り込んだ画像から残像を検出するものや、蓄積時間の異なる条件で撮像した2つの画像から残像特性を評価する方法(特許文献1)などが知られている。
図11は、特許文献1に開示の残像検出方法を説明する図であり、この残像検出方法に用いる残像検出装置の構成を概念的に示している。
例えば、この残像検出装置201は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの撮像素子10に光L1を照射する、ストロボ光源等の間欠発光動作を行う間欠光源1aと、この撮像装置10で得られた画像(撮像信号)を取得する画像取得装置3と、撮像素子10を駆動制御するとともに、間欠光源1aの間欠発光動作と画像取得装置3での画像取得とが同期して行われるよう、間欠光源1aおよび画像取得装置3を制御する制御部2aとを有している。
図12は、特許文献1に開示の従来の残像検出方法の原理を説明する図である。
図11に示す残像検出装置201では、撮像素子10は制御部2aからの制御信号により撮像動作を行い、間欠光源1aは制御部2aの制御により撮像素子10に光L1を間欠的に照射する。また、画像取得装置3は制御部2aの制御により、間欠光源1aが光L1を間欠的に撮像素子10に照射する動作と同期して、撮像素子10で撮像した画像を取り込む。
具体的には、この方法で撮像素子の残像特性を測定する場合、まず、ストロボ等の間欠発光光源1aにより撮像素子10に所定の時間にわたって光L1を照射し、照射前後のストロボが発光していない状態での、撮像素子10から出力された画像信号に基づいて残像を検出する。
つまり、画像取得装置3は、間欠光源1aが消灯しているタイミングT(T=Ta1)で、撮像素子10で得られた画像Aを取り込み、光源1aが点灯したタイミングT(T=Ta2)で、撮像素子10で得られた画像Bを取り込み、その後、光源1aが消灯したタイミングT(T=Ta3)で、撮像素子10で得られた画像Cを取り込む。
ここでは、点灯前の一定時間は消灯状態が維持されるものとする。
例えば、リニアセンサの場合は、間欠光源1aは、複数行の撮像に要する期間の間、消灯状態を維持し、この状態で画像取得装置3が撮像素子10から1行の画像Aを取得する。その直後に間欠光源1aが点灯し、この状態で画像取得装置3が撮像素子10から1行の画像Bを取得する。その直後に、間欠光源1aは消灯し、この状態で、画像取得装置3が撮像素子10から1行の画像Cを取得する。
また、2次元センサの場合は、複数フレームに相等する期間の間、間欠光源1aは消灯状態に維持し、この状態の最後のフレームFa1で、画像取得装置3が画像Aを取り込み、その直後のフレームFa2で、間欠光源1aが点灯して画像取得装置3が画像Bを取り込み、さらに、次のフレームFa3では、間欠光源1aが消灯して画像取得装置3が画像Cを取り込む(T=Ta3)。
そして、残像検出装置201では、このようにして画像取得装置3に点灯前の消灯タイミング(T=Ta1)で取り込まれた画像Aと、点灯直後の消灯タイミング(T=Ta3)で取り込まれた画像Cとの差分画像(画像C−画像A)を求め、この差分画像から残像特性を評価する。なお、この残像評価は、例えば画像取得装置3の表示画面(図示せず)に表示された差分画像の濃淡に基づいて人が行ってもよい。
また、特許文献1には、残像検出装置として、間欠光源に代えて連続発光する通常の光源を用いたものが開示されている。
図13は、特許文献1に記載の他の残像検出方法を説明する図であり、この残像検出方法を行うための残像検出装置を示している。
この残像検出装置202は、撮像素子10に光L2を照射する、蛍光灯等の連続点灯動作を行う連続点灯光源1と、この撮像装置10で得られた画像(撮像画像)を取得する画像取得装置3と、撮像素子10を駆動制御する制御部2とを有している。
このような残像検出装置202では、連続点灯光源1の点灯状態で、撮像素子10は、制御部2からの制御信号に従って撮像動作を行い、撮像により得られた画像を画像取得装置3に出力する。
図14は、特許文献1に開示の従来の他の残像検出方法の原理を説明する。
なお、図14に関する以下の説明では、撮像素子10は2次元センサとする。
この方法で撮像素子の残像特性を測定する場合、連続点灯光源1により撮像素子10に光L2を照射している状態で、制御部2は、撮像素子10による撮像が、電荷蓄積時間であるシャッタスピード(シャッタ値)を変えて連続して行われるよう撮像素子10を制御する(図14(a))。
これにより、撮像素子10は、撮像タイミング(T=Tb1)で電荷蓄積時間を1/5sとして撮像を行ってフレームFb1の画像Dに対応する画像信号を出力し、撮像タイミング(T=Tb2)で電荷蓄積時間を1/10sとして撮像を行ってフレームFb2の画像Eに対応する画像信号を出力する。
このとき、撮像素子10が残像のない理想的な特性を有するものである場合は、図14(b)に示すように、撮像素子10の出力信号は、撮像タイミング(T=Tb1)では、電荷蓄積時間(1/5s)に対応したレベルSDiとなり、撮像タイミング(T=Tb2)では、電荷蓄積時間(1/10s)に対応したレベルSEiとなる。なお、図14(b)に示す出力レベル(64)は、撮像素子の出力信号における基準黒レベルである。
一方、撮像素子10で残像が生じている場合は、撮像タイミング(T=Tb2)での撮像素子10の出力レベルは、電荷蓄積時間(1/10s)に対応したレベルSEiに残像成分ΔSが加算されたレベルSErとなる。特に、シャッター時間の短い撮像で得られた画像Eでは、直前のシャッター時間の長い撮像で得られた画像Dの残像成分が顕著に現われることとなり、目視による判定が可能となる。
なお、特許文献2には、固体撮像素子の残像特性を、光源を用いないで評価可能としたものが開示されている。
この特許文献2に開示の固体撮像素子の残像特性を評価する方法では、あるフレームで固体撮像素子の画素に電荷を電気的に注入し、さらにそのフレームで一旦画素から電荷を読み出した後、続くフレームで画素から読み出し、このように電荷注入後のフレームで読み出した電荷を残像信号として用いて残像評価を行っている。
特許第3591183号公報 特開2006−270708号公報
以上説明したように、特許文献1に開示の残像検出方法(図11および図12で説明のもの)は、残像検出に間欠発光の光源を用いるものであり、このような光源を用いる残像検出装置では、一般に光源そのものが高価なものとなり、その寿命が短く、また、光源の間欠発光動作と画像取得装置の動作とを同期させる必要があり、取扱が面倒であるという問題がある。
また、特許文献1に開示のもう1つの残像検出方法(図13および図14で説明のもの)は、電荷蓄積時間(シャッタ値)の異なる条件で撮像した2つの画像から残像を評価するものであり、この方法では、間欠光源は不要であるが、特に測定対象の固体撮像素子が2次元イメージセンサである場合には、固体撮像素子のシェーディング特性の影響により、画面(撮像領域)の周辺部で光量が少なくなることで、測定精度が劣化するため、一般的に画面中央部での評価しかできず、画面全体での評価を良好に行うことができないといった課題がある。
さらに、特許文献1に開示のもう1つの残像検出方法(図13および図14で説明のもの)では、シャッター制御(蓄積時間)による信号出力応答の線形性(リニアリティ)が保証された固体撮像素子でなければ、十分な測定精度が得られないという問題もあり、さらには、高価な間欠光源ではないが、残像測定には光源装置も必要となる。
また、特許文献2に開示の残像特性評価方法では、残像検出のための画素での電荷蓄積は、固体撮像素子の画素に電気的に電荷を注入して行うため、残像検出のための光源は不要であるが、この残像特性評価方法を行うための装置では、固体撮像素子の画素に電気的に電荷を注入するための構成が必要となり、残像特性評価に用いる装置の構成の複雑化を招くという問題がある。
このように従来の残像検出方法では、残像検出を行うための環境、つまり、画素に電荷を蓄積するのに、画素での光電変換のための光源や画素への電荷注入のための回路が必要であり、しかも、光源を用いる方法では、残像検出(残像評価)の結果が、測定対象となる固体撮像素子の光電変換特性(リニアリティ)のばらつきの影響を受ける。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、残像検出のための光源を不要とし、しかも固体撮像素子の画素アレイ全体に対する残像特性の評価を、固体撮像素子の駆動制御のみにより簡単に行うことができる残像検出装置及び残像検出方法、並びにこのような残像検出装置の機能を搭載した半導体試験装置を得ることを目的とする。
本発明に係る残像検出装置は、全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、間引き画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有し、読み出した電荷をフレーム毎に画像信号に変換して出力する固体撮像素子を遮光状態に保持し、該固体撮像素子の暗電流による残像を検出する残像検出装置であって、該固体撮像素子の駆動回路を制御して、該固体撮像素子の動作モードを該全画素読出モードと該間引読出モードとの間で切り換える撮像制御部と、該固体撮像素子から出力された画像信号に基づいて、該固体撮像素子のフレームに同期した画像を生成する画像生成部とを備え、該撮像制御部は、該間引読出モードで間引き画素に暗電流により蓄積された電荷が、該全画素読出モードで読み出されて、該画像生成部で該間引き画素と該間引き画素以外の画素からなる画像が得られるよう、該固体撮像素子の動作モードを該間引読出モードから該全画素読出モードに切り換えるものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記残像検出装置において、前記撮像制御部は、前記間引読出モードでは、複数フレームに渡って前記間引き画素に暗電流により電荷が蓄積され、前記全画素読出モードでは、その直前の間引読出モードで該間引き画素に蓄積された電荷が読み出されるよう、前記固体撮像素子を該間引読出モードおよびこれに続く該全画素読出モードで動作させ、前記画像生成部は、該間引読出モードから該全画素読出モードへの切り替え直後の2フレーム目に該固体撮像素子から出力された出力信号に基づいて残像評価のための画像を生成することが好ましい。
本発明は、上記残像検出装置において、前記画像生成部は、前記固体撮像素子からの出力信号に対する信号処理により画像表示信号を生成する信号処理部と、該信号処理部により生成された画像表示信号に基づいて画像表示を行う表示部とを有することが好ましい。
本発明は、上記残像検出装置において、前記撮像制御部は、前記間引きモードでは前記固体撮像素子を、前記画素からの電荷の読み出しが、奇数行および偶数行のいずれか一方の画素を前記間引き画素として行われるよう制御することが好ましい。
本発明は、上記残像検出装置において、前記撮像制御部は、前記固体撮像素子が前記間引き読出モードで前記間引き画素以外の画素から電荷を読み出す動作として、奇数行の画素を間引く動作と、偶数行の画素を間引く動作とを行うよう該固体撮像素子を制御することが好ましい。
本発明は、上記残像検出装置において、前記画像生成部は、前記固体撮像素子を構成する画素毎に前記間引読出モードで蓄積された電荷に基づいて残像特性を検出する評価部を有することが好ましい。
本発明は、上記残像検出装置において、前記残像検出の対象とする固体撮像素子は、CMOS型固体撮像素子であることが好ましい。
本発明は、上記残像検出装置において、前記残像検出の対象とする固体撮像素子は、CCD型固体撮像素子であることが好ましい。
本発明に係る半導体試験装置は、半導体装置を試験する半導体試験装置であって、該半導体装置に対してテスト信号を供給し、該テスト信号に基づいた該半導体装置の動作により得られる、該半導体装置からの出力信号に基づいて、該半導体装置の特性を検出する特性検出部を備え、該特性検出部は、上述した本発明に係る残像検出装置を含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係る残像検出方法は、全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、間引き画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有し、読み出した電荷をフレーム毎に画像信号に変換して出力する固体撮像素子を遮光状態に保持し、該固体撮像素子の暗電流による残像を検出する残像検出方法であって、該固体撮像素子の駆動回路を制御して、該固体撮像素子の動作モードを該全画素読出モードと該間引読出モードとの間で切り換える撮像制御ステップと、該固体撮像素子から出力された画像信号に基づいて、該固体撮像素子のフレームに同期した画像を生成する画像生成ステップとを備え、該撮像制御ステップでは、該間引読出モードで間引き画素に暗電流により蓄積された電荷が、該全画素読出モードで読み出されて、該画像生成ステップで該間引き画素と該間引き画素以外の画素からなる画像が得られるよう、該固体撮像素子の動作モードを該間引読出モードから該全画素読出モードに切り換えるものであり、そのことにより上記目的が達成される。
次に作用について説明する。
本発明において、全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、間引き画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有し、読み出した電荷をフレーム毎に画像信号に変換して出力する固体撮像素子を遮光状態に保持し、該固体撮像素子の暗電流による残像を検出する残像検出装置において、間引読出モードで間引き画素に暗電流により蓄積された電荷が全画素読出モードで読み出されて、間引き画素と間引き画素以外の画素からなる画像が得られるよう、固体撮像素子の動作モードを間引読出モードから全画素読出モードに切り換えるので、間引き画素と間引き画素以外の画素からなるフレームに同期した画像が得られることとなる。
これにより、例えば、間引きによる選択行(間引き画素以外の画素からなる水平ラインの画素)と、非選択行(間引き画素からなる水平ラインの画素)との間での輝度差により残像有無を検出することが可能となる。
その結果、光源のいらない簡易な評価環境で固体撮像素子の残像特性を評価することができる。
また、本発明においては、固体撮像素子が、間引読出モードで間引き画素以外の画素から電荷を読み出す動作として、奇数行の画素を間引く動作と、偶数行の画素を間引く動作とを行うようにすることにより、奇数行の画素と偶数行の画素の両方について残像特性を評価することが可能となる。
また、本発明においては、画像生成部は、固体撮像素子を構成する画素毎に間引読出モードで蓄積された電荷に基づいて残像特性を検出するので、固体撮像素子を構成する全画素の残像特性を評価することができる。
以上のように、本発明によれば、残像検出のための光源を不要とし、しかも固体撮像素子の画素アレイ全体に対する残像特性の評価を行うことができる残像検出装置及び残像検出方法、並びにこのような残像検出装置の機能を搭載した半導体試験装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1による残像検出装置を説明する図であり、図1(a)は、その構成を模式的に示し、図1(b)は、その外観を示している。 図2は、本発明の実施形態1による残像検出装置を説明する図であり、図2(a)は、残像検出の対象となるCMOSイメージセンサの全体構成を示し、図2(b)はその画素の構成を具体的に示している。 図3は、本発明の実施形態1による残像検出装置を説明する図であり、残像検出の対象となるCMOSイメージセンサのテスト動作時における信号波形を示している。 図4は、本発明の実施形態1による残像検出装置を説明する図であり、その動作原理を模式的に示している。 図5は、本発明の実施形態2による残像検出装置を説明する図である。 図6は、本発明の実施形態2による残像検出装置を説明する図であり、残像検出の対象となるCCDイメージセンサの全体構成を示している。 図7は、本発明の実施形態2による残像検出装置を説明する図であり、残像検出の対象となるCCDイメージセンサのテスト動作時における信号波形を示している。 図8は、本発明の実施形態3による残像検出装置を説明する図である。 図9は、本発明の実施形態4による残像検出装置を説明する図であり、図9(a)は、その構成を模式的に示し、図9(b)は、この残像検出装置における信号処理部の構成を具体的に示している。 図10は、本発明の実施形態5による半導体試験装置(テスター)を説明する図であり、図10(a)はテスターおよび素子装着ソケットを示し、図10(b)は、このテスターの本体の構成を示している。 図11は、従来の残像特性を検出する方法として特許文献1に記載の方法を説明する図であり、この残像検出方法に用いる残像検出装置の構成を概念的に示している。 図12は、図11に記載の従来の残像検出方法の原理を説明する。 図13は、従来の残像特性を検出する方法として特許文献1に記載の他の方法を説明する図であり、この残像検出方法を行うための残像検出装置を示している。 図14は、図13に示す従来の他の残像検出方法の原理を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による残像検出装置を説明する図であり、図1(a)は、その構成を模式的に示し、図1(b)は、その外観を示している。
この実施形態1の残像検出装置100は、複数の画素を行列状に配列してなる画素アレイ100a1を備え、全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、間引き画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有するCMOS型固体撮像素子(以下、CMOSイメージセンサという。)100aを対象として、このCMOSイメージセンサ100aの残像を検出する残像検出装置である。
この残像検出装置100は、CMOSイメージセンサ100aの駆動回路を制御して、CMOSイメージセンサ100aの動作モードを全画素読出モードと間引読出モードとの間で切り換えるセンサ制御部(撮像制御部)113と、CMOSイメージセンサ100aからの出力信号Voutに対する信号処理により、画像を表示するための画像表示信号Vdを生成する画像取得装置(画像生成部)110とを備え、センサ制御部113は、間引読出モードでは間引き画素に暗電流による電荷が蓄積され、全画素読出モードでは、間引き画素に蓄積された電荷が読み出されるよう、CMOSイメージセンサ100aの動作モードを間引読出モードから全画素読出モードに切り換える構成となっている。
ここで、センサ制御部113は、間引読出モードでは、奇数行の画素が間引き画素となり、この間引き画素に複数フレームに渡って暗電流による電荷が蓄積され、全画素読出モードでは、その直前の間引読出モードで間引き画素(奇数行の画素)に蓄積された電荷が偶数行の画素の電荷とともに読み出されるよう、CMOSイメージセンサ100aを間引読出モードと全画素読出モードの2つの動作モードの間で制御するものである。
また、画像生成部110は、CMOSイメージセンサ100aからの出力信号Voutに対する信号処理により画像表示信号Vdを生成する信号処理部111と、該信号処理部により生成された画像表示信号Vdに基づいて画像表示を行う表示部112とを有し、信号処理部111が、間引読出モードから全画素読出モードへの切り替え直後の2フレーム目にCMOSイメージセンサ100aから出力された出力信号に基づいて該画像信号を生成する構成となっている。
ここで、残像検出装置100を構成する信号処理部111およびセンサ制御部113は、残像特性の検出対象であるCMOSイメージセンサ100aを装着可能な素子装着ボード(テストボード)100bに内蔵されており、この素子装着ボード100bの、CMOSイメージセンサ100aのパッケージ100a2を載置する載置面100b1には、パッケージ100a2のリード端子100a3を挿入して素子装着ボード100bと電気的に接続するためのリード装着孔100b2が形成されている。また、このテストボード100bは、その信号処理部111を接続ケーブル100b3により表示部112に接続したものである。ここで、表示部112は、例えばLCDパネルなどの表示パネル112aと、この表示パネル112aを制御する表示制御部112bとを有している。
図2は、本発明の実施形態1による残像検出装置で行う残像検出の対象とするCMOSイメージセンサを説明する図であり、図2(a)は、このCMOSイメージセンサの全体構成を示し、図2(b)はその画素の構成を具体的に示している。
図2(a)に示すCMOSイメージセンサ100aは、複数の画素を行列状に配列してなる画素アレイ100a1と、各画素行(水平方向に並ぶ画素の配列)を選択する垂直デコーダ回路102と、選択された画素行の各画素からのアナログ画素信号をデジタル画素信号に変換して保持するADC部104と、このADC部104と信号出力線Loutとの間に接続され、各画素列(垂直方向に並ぶ画素の配列)に対応する読出線選択トランジスタ(列選択トランジスタ)105と、ADC部104に保持されている各画素に対応するデジタル画素信号が順次出力されるよう列選択トランジスタ105を制御する水平デコーダ回路103とを有している。なお、画素アレイ100a1には、各画素列の画素からアナログ画素信号を読み出すための読出信号線Lsが画素列毎に設けられ、各画素行の画素に行選択信号φSEを供給するための行選択信号線Ldが画素行毎に設けられている。
また、図2では、画素101aは奇数画素行を構成する画素(奇数行の画素)であり、画素101bは偶数画素行を構成する画素(偶数行の画素)である。
以下、画素の構成について説明する。
画素101aは、入射光の光電変換を行うフォトダイオード(光電変換部)PDaと、フォトダイオードPDaでの光電変換により得られた電荷を蓄積する電荷蓄積部(フローティングデフュージョン部)FDと、フォトダイオードPDaから電荷を電荷蓄積部FDに転送する転送トランジスタTGaと、電源電圧VDDと電荷蓄積部FDとの間に接続され、電荷蓄積部FDの電位を電源電圧VDDにリセットするリセットトランジスタRGと、一端が電源電圧VDDに接続され、電荷蓄積部FDの電位を増幅する増幅トランジスタAGと、この増幅トランジスタAGの他端と読出信号線Lsとの間に接続され、画素を選択する画素選択トランジスタSGaとを有している。
ここで、上記リセットトランジスタRGのゲートには画素リセット信号φRSTが入力され、転送トランジスタTGaのゲートには奇数行転送信号φTGaが入力され、選択トランジスタSGaのゲートには奇数行選択信号φSEaが入力されるようになっている。また、転送信号φTGaは、間引読出モードでは転送トランジスタTGaのオフ状態が維持され、全画素読出モードでは、フレーム毎に所定期間(転送パルスPrdの期間)だけ転送トランジスタTGaがオンするよう転送トランジスタTGaを制御する制御信号となっている。
偶数行の画素101bも上述した奇数行の画素101aと同の一構成を有しているが、これらの画素101bの転送信号(偶数行転送信号)φTGbは、奇数行の画素101aの転送信号φTGaとは異なり、動作モードが間引読出モードであるか全画素読出モードであるかに拘わらず、フレーム毎に所定期間(転送パルスPrdの期間)だけ転送トランジスタTGbがオンするよう転送トランジスタTGbを制御する制御信号となっている。
つまり、この偶数行の画素101bは、入射光の光電変換を行うフォトダイオード(光電変換部)PDbと、フォトダイオードPDbでの光電変換により得られた電荷を蓄積する電荷蓄積部(フローティングデフュージョン部)FDと、フォトダイオードPDbから電荷を電荷蓄積部FDに転送する転送トランジスタTGbと、電源電圧VDDと電荷蓄積部FDとの間に接続され、電荷蓄積部FDの電位を電源電圧VDDにリセットするリセットトランジスタRGと、一端が電源電圧VDDに接続され、電荷蓄積部FDの電位を増幅する増幅トランジスタAGと、この増幅トランジスタAGの他端と読出信号線Lsとの間に接続され、画素を選択する選択トランジスタSGbとを有している。
ここで、上記リセットトランジスタRGのゲートには画素リセット信号φRSTが入力され、転送トランジスタTGbのゲートには偶数行転送信号φTGbが入力され、選択トランジスタSGbのゲートには偶数行選択信号φSEbが入力されるようになっている。
また、このようなCMOSイメージセンサ100aは、その画素を構成する光電変換部(フォトダイオード)で光電変換以外にも熱的に電子正孔対が発生するものである。つまり、このような電子正孔対は、CMOSイメージセンサ100aへの入射光がなくても発生し、光電変換部PDaおよびPDbに蓄積され、転送トランジスタTGa及びTGbにより、光電変換により得られた信号電流とともに電荷蓄積部FDに読み出される。
また、残像検出装置100を構成するセンサ制御部113は、CMOSイメージセンサ100aの駆動回路である垂直デコーダ回路102に、制御信号として、上記リセット信号φRST、奇数行転送信号φTGa、偶数行転送信号φTGb、奇数行選択信号φSEa、及び偶数行選択信号φSEbを供給し、さらにCMOSイメージセンサ100aの駆動回路である水平デコーダ回路103に制御信号として、読出線選択トランジスタ105の制御信号である列選択信号φHDを供給する構成となっている。
なお、クロック信号VDは、フレームの基準となるタイミング信号であり、センサ制御部113内部で他の制御信号を生成する基準信号となるものである。
次に動作について説明する。
図3および図4は、本発明の実施形態1による残像検出装置を説明する図であり、図3は、残像検出時の駆動信号および画素での電荷蓄積時の信号波形を示し、図4はその動作原理を示している。
まず、残像の検出対象となるCMOSイメージセンサ100aを残像検出装置100のテストボード100bに遮光状態となるように装着し、残像検出装置100によるCMOSイメージセンサ100aのテストを開始する。
これにより、残像検出装置100のセンサ制御部113からCMOSイメージセンサ100aの垂直デコーダ回路(駆動回路)102には、制御信号としてリセット信号φRST、奇数行転送信号φTGa、偶数行転送信号φTGb、奇数行選択信号φSEa、及び偶数行選択信号φSEbが供給され、CMOSイメージセンサの水平デコーダ回路(駆動回路)103に制御信号として、列選択信号φHDが供給される。
このようにデコーダ回路102および103に制御信号が供給されると、全画素読出モードでは、垂直デコーダ回路102は、行選択信号φSEa及びφSEbにより水平画素列を順次選択し、各水平画素列を選択している状態で、各水平画素列における各画素の光電変換部に蓄積されている電荷が電荷蓄積部FDに読み出され、さらに電荷蓄積部FDの電位が増幅トランジスタAGで増幅されて、対応する画素列の読出信号線Lsにアナログ画素信号として読み出されるよう各画素を制御する。
各画素列の読出信号線Lsに読み出されたアナログ画素信号はADC回路104によりデジタル画素信号に変換されて保持される。このようにADC回路104に保持された、選択された水平画素列における各画素のデジタル画素信号は、水平デコーダ回路103が列選択トランジスタ105をその制御信号である列選択信号φHDにより順次オン状態とすることにより、順次、信号出力線Loutを介して出力信号Voutとして残像検出装置100に出力される。
但し、この残像検出装置100のセンサ制御部113は、残像検出のため、所定数のフレーム期間が経過するまでの間、つまり、CMOSイメージセンサの各画素に暗電流により残像検出に必要となる程度の電荷が溜まるまでの間は、CMOSイメージセンサ100aを間引き読出モードで駆動する。
以下具体的に、CMOSイメージセンサの間引き読出モードでの動作について、間引きモードで駆動される最後のフレームF(X)(図3参照)を例に挙げて説明する。
〔間引きモードで駆動される最後のフレームF(X)での動作〕
このフレームF(X)では、間引きされる奇数画素行の画素101aは奇数行選択信号φSEaにより選択されることはなく、間引きされない偶数画素行の画素101bのみ偶数行選択信号φSEbにより選択され、これらの画素101bから電荷の読み出しが行われる。
つまり、奇数画素行に隣接する次の画素行である偶数画素行の画素101bでは、偶数行選択信号φSEbにより選択トランジスタSGbがオンした状態で、リセット信号φRST(具体的には、リセットパルスPrst)により電荷蓄積部FDの電位が電源電位VDDにリセットされ、その後、転送トランジスタTGbが偶数行転送信号φTGbにより所定期間Trd(つまり、転送パルスPrdのパルス期間)だけオン状態になるため、光電変換部PDbに暗電流により蓄積された電荷が電荷蓄積部FDに転送されることとなり、従って、読出信号線Lsには、この蓄積された電荷に応じた信号レベルのアナログ画素信号が出力され、ADC回路104からは、この偶数画素行の画素101bの画素信号として、蓄積された電荷に応じた信号値のデジタル画素信号が出力される。
従って、間引読出モードでは、CMOSイメージセンサ100aからは、図4に示す暗電流により形成される暗電流画像(F)における偶数画素行の画素からなる画像(ほぼ黒レベルの画像)が出力されることとなり、残像検出装置100における画像取得装置110の表示部112には、暗電流画像として、偶数画素行の画素101bのみからなる画像DFが表示されることとなる。
なお、間引きされる奇数画素行の画素101aにおいても、リセット信号φRSTにより電荷蓄積部FDの電位はフレーム毎に電源電位VDDにリセットされるが、転送トランジスタTGaはオフ状態のままである。このため、奇数画素行の画素101aの光電変換部PDaには暗電流により電荷(電子)が蓄積されることとなり、この光電変換部PDaでの蓄積電荷による電位Vpdaは、図3に示すように変化することとなる。なお、偶数画素行の画素101bの光電変換部PDbにも暗電流により電荷が蓄積され、この光電変換部PDbでの蓄積電荷による電位Vpdbも変化するが、間引きされない偶数画素行の画素101bでは、光電変換部PDbにて暗電流により蓄積される電荷は、フレーム毎に偶数行転送信号φTGbがハイレベルになるタイミングで電荷蓄積部FDに転送されるため、この光電変換部PDbでの蓄積電荷による電位Vpdbの変化は微小である。このため、図3では電位Vpdbを示す波形は変化させていない。
次に、CMOSイメージセンサの全画素読出モードでの動作について、間引読出モードから全画素読出モードに切り換えた直後のフレームF(X+1)(図3参照)を例に挙げて説明する。
〔全画素読出モードに切り替え直後のフレームF(X+1)での動作〕
このフレームF(X+1)では、奇数画素行の画素101aおよび偶数画素行の画素101bともに、行選択信号φSEa及びφSEbにより選択されることとなり、これらの画素アレイを構成する全画素から電荷の読み出しが行われる。
つまり、奇数画素行の画素101aでは、奇数行選択信号φSEaにより選択トランジスタSGaがオンした状態で、リセット信号φRSTにより電荷蓄積部FDの電位が電源電位VDDにリセットされ、その後、転送トランジスタTGaが奇数行転送信号φTGaにより所定期間Trdだけオン状態になるため、光電変換部PDaに複数のフレーム期間に渡って暗電流により蓄積された電荷が一度に電荷蓄積部FDに転送されて蓄積されることとなる。
従って、読出信号線Lsには、この電荷蓄積部FDに蓄積された電荷に応じた信号レベルのアナログ画素信号が出力され、ADC回路104からは、この奇数画素行の画素101aの画素信号として、蓄積された電荷に応じた信号値のデジタル画素信号が、水平デコーダ回路103により読出線選択トランジスタ105がオンすることにより出力される。
同様に、この奇数画素行に隣接する次の画素行である偶数画素行の画素101bでは、偶数行選択信号φSEbにより選択トランジスタSGbがオンした状態で、リセット信号φRSTにより電荷蓄積部FDの電位が電源電位VDDにリセットされ、その後、転送トランジスタTGbが偶数行転送信号φTGbにより所定期間Trdだけオン状態になるため、光電変換部PDbに暗電流により蓄積された電荷が電荷蓄積部FDに転送されることとなり、従って、読出信号線Lsには、この蓄積された電荷に応じた信号レベルのアナログ画素信号が出力され、ADC回路104からは、この偶数画素行の画素101bの画素信号として、蓄積された電荷に応じた信号値のデジタル画素信号が出力される。
従って、間引き読出モードから全画素読出モードに切り換えた直後のフレームF(X+1)では、CMOSイメージセンサ100aからは、図4に示す暗電流により形成される暗電流画像(G)における全画素からなる画像が出力されることとなり、残像検出装置100における画像取得装置110の表示部112には、暗電流画像として、奇数行の画素101aからなる明るい領域LRe1と、偶数画素行の画素101bからなる暗い領域DRe1とが交互に配置された画像DGが表示されることとなる。
なお、図3には、フレームF(X+1)における出力信号Voutとして、奇数行の画素に対応するデジタル画像信号(各行の画素に対する総和値)Gsa1と偶数行の画素に対応するデジタル画像信号(各行の画素に対する総和値)Gsb1とを示している。
〔全画素読出モードに切り替え直後の2つ目のフレームF(X+2)での動作〕
このフレームF(X+2)では、フレームF(X+1)と同様に、奇数画素行の画素101aおよび偶数画素行の画素101bともに、奇数行選択信号φSEa及び偶数行選択信号φSEbにより選択されることとなり、これらの画素アレイを構成する全画素から電荷の読み出しが行われる。
但し、このフレームF(X+2)では、直前のフレームF(X+1)では奇数行の画素101aからは、複数のフレームに渡って暗電流により蓄積した多くの電荷が、一度に光電変換部PDaから読み出されているため、フレームF(X+1)での読み出しの際に取り残した電荷がある場合がある。このような場合には、このモード切り替え後の2つ目のフレームF(X+2)で、奇数行の画素101aから、取り残した電荷がデジタル画素信号として読み出されることとなる。
一方、偶数行の画素101bでは、間引読出モードでは間引きは行われておらず、この画素101bからは、このCMOSイメージセンサで暗電流が発生している場合でも、光電変換部に1フレーム期間に暗電流により溜まる微小な電荷が読み出されるだけであるため、偶数行の画素101bから読み出されるデジタル画素信号はほぼ黒レベル値となる。
従って、間引読出モードから全画素読出モードに切り換えた後の2つ目のフレームF(X+2)では、CMOSイメージセンサ100aからは、図4に示す暗電流により形成される暗電流画像(H)における全画素からなる画像がデジタル出力Voutとして出力されることとなり、残像検出装置100における画像取得装置110の表示部112には、暗電流画像として、奇数行の画素101aからなる、前フレームの読み出しの際に読み残した電荷に対応する薄暗い領域LRe2と、偶数画素行の画素101bからなる暗い領域DRe2とが交互に配置された画像DHが表示されることとなる。
なお、図3には、フレームF(X+2)における出力信号Voutとして、奇数行の画素に対応するデジタル画像信号(各行の画素に対する総和値)Gsa2と偶数行の画素に対応するデジタル画像信号(各行の画素に対する総和値)Gsb2とを示している。
この画像DHにおける薄暗い領域LRe2と暗い領域DRe2との輝度レベルの比較により残像の程度を評価することができる。なお、残像の評価は目視により行うことも可能であるが、残像検出装置の信号処理部111では、フレームF(X+2)での奇数行の画素の輝度と偶数行の画素の輝度との比率は、CMOSイメージセンサからの出力信号Voutに基づいて算出可能であるので、この比率を予め準備した閾値と比較することでより正確に残像の評価を行うことができる。
なお、このような実施形態1の残像検出方法では、残像を評価するために、光電変換部には暗電流により電荷を蓄積するものであるので、この電荷の蓄積時間や、ADC回路でのAD変換前のアナログ画素信号に対する増幅ゲインはできるだけ大きくすることが望ましい。
このように本実施形態1の残像検出装置100では、検出対象となるCMOSイメージセンサを、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに暗電流により蓄積された電荷を、奇数行の画素101aを間引いて読み出す1/2間引読出モードで複数フレームに渡って駆動し、その後、動作モードを全画素読出モードに切り換えた後に、2フレームに渡って、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに蓄積された電荷を読み出し、動作モードの切り替え後の2つ目のフレームで得られた画像信号における、奇数行の画素の画素値と偶数行の画素の画素値とのレベル差に基づいて残像を評価するようにしたので、残像検出のための光源を不要とし、しかもCMOSイメージセンサの画素アレイの全体に対する残像特性の評価を、CMOSイメージセンサの駆動制御のみにより簡単に行うことができる。
また、動作モードを間引き読出モードから全画素読出モードに切り換えた後の2つ目のフレームで得られた画像信号を表示することで、目視による評価が可能となる。
なお、この実施形態1では、センサ制御部113は、間引読出モードではCMOSイメージセンサ100aを、画素アレイ100a1の画素からの電荷の読み出しが、奇数行および偶数行のうちの奇数行の画素を間引いて行われるよう制御する構成となっているが、間引読出モードで間引く画素は、奇数行の画素ではなく偶数行の画素でもよい。
また、間引読出モードで間引く画素は、奇数行の画素および偶数行の画素の一方に限るものではない。
例えば、間引く画素と間引かない画素とを、画素アレイ100a1における隣接する所定数の水平行毎に交互に配置してもよい。例えば、隣接する所定数m(m:2以上であって、画素アレイにおける行数の1/2以下の整数)の画素行毎に、間引く画素と間引かない画素とを交互に配置してもよい。
さらに、画素アレイを、所定個数(s×t:s、tは水平方向、垂直方向の画素数)のブロック毎に分割し、さらに、間引く画素からなるブロックと、間引かない画素からなるブロックとを千鳥格子状に配置してもよい。ここで、画素アレイを分割するブロックの横方向のサイズsは、2以上でかつ画素アレイにおける垂直画素列の数の1/2以下とし、画素アレイを分割するブロックの縦方向のサイズtは、2以上でかつ画素アレイにおける水平画素列の数の1/2以下とすることが望ましい。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2による残像検出装置を説明する図であり、その構成を模式的に示している。
この実施形態2の残像検出装置200は、複数の画素を行列状に配列してなる画素アレイ200a1を備え、全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、一部の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有するCCD型固体撮像素子(以下、CCDイメージセンサという。)200aを対象として、このCCDイメージセンサ200aの残像を検出する残像検出装置である。
この残像検出装置200は、CCDイメージセンサ200aの駆動回路を制御して、CCDイメージセンサ200aの動作モードを全画素読出モードと間引読出モードとの間で切り換えるセンサ制御部(撮像制御部)213と、CCDイメージセンサ200aからの出力信号Voutに対する信号処理により、画像を表示するための画像表示信号Vdを生成する画像取得装置(画像生成部)210とを備え、センサ制御部213は、間引読出モードでは間引き画素に暗電流による電荷が蓄積され、全画素読出モードでは、間引き画素に蓄積された電荷が読み出されるよう、CCDイメージセンサ200aの動作モードを間引読出モードから全画素読出モードに切り換える構成となっている。
ここで、センサ制御部213は、間引読出モードでは、奇数行の画素が間引き画素となり、この間引き画素に複数フレームに渡って暗電流による電荷が蓄積され、全画素読出モードでは、その直前の間引読出モードで間引き画素(奇数行の画素)に蓄積された電荷が偶数行の画素の電荷とともに読み出されるよう、CCDイメージセンサ200aを間引読出モードと全画素読出モードの2つの動作モードの間で制御するものである。
また、画像生成部210は、CCDイメージセンサ200aからの出力信号Voutに対する信号処理により画像信号Vdを生成する信号処理部211と、該信号処理部により生成された画像表示信号Vdに基づいて画像表示を行う表示部212とを有し、信号処理部211が、間引読出モードから全画素読出モードへの切り替え直後の2フレーム目にCCDイメージセンサ200aから出力された出力信号に基づいて該画像表示信号Vdを生成する構成となっている。
ここで、残像検出装置200を構成する信号処理部211およびセンサ制御部213は、実施形態1における残像検出装置100と同様、残像特性の検出対象であるCCDイメージセンサ200aを装着可能な素子装着ボード(テストボード)に内蔵されており、このテストボードは、CCDイメージセンサ200aのパッケージ200a2を装着したとき、そのリード端子200a3と電気的な接続が可能な構成となっており、また、その信号処理部211を接続ケーブルにより表示部212に接続したものである。ここで、表示部212は、実施形態1における表示部112と同一のものである。
図6は、本発明の実施形態2による残像検出装置を説明する図であり、残像検出の対象となるCCDイメージセンサの全体構成を示している。
このCCDイメージセンサ200aは、複数の画素を行列状に配列してなる画素アレイ201を有している。画素アレイ201では、各画素を構成する光電変換部(フォトダイオード部)が行列状に配列され、また各光電変換部の列毎に、この光電変換部に蓄積された電荷を垂直駆動信号φV1a、φV2、φV3a、φV4により垂直方向Xに転送する垂直転送部(VCCD部)202が配置されている。
ここで、画素201aは奇数行の画素であり、奇数行の光電変換部PDaと、垂直転送部202の、この光電変換部PDaに対向する部分と、この光電変換部PDaに蓄積された電荷を垂直転送部202へ読み出すための電荷読出部(読出ゲート)Tgaとから構成されており、また、画素201bは偶数行の画素であり、偶数行の光電変換部PDbと、垂直転送部202の、この光電変換部PDbに対向する部分と、この光電変換部PDbに蓄積された電荷を垂直転送部202へ読み出すための電荷読出部(読出ゲート)Tgbとから構成されている。
また、CCDイメージセンサ200aは、垂直転送部202からの信号電荷を水平駆動信号φH1およびφH2により水平方向Yに転送する水平転送部203と、この水平転送部203からの信号電荷を受けて増幅する出力回路204と、垂直転送部202を垂直駆動信号φV1a、φV2、φV3a、φV4により駆動するとともに、水平転送部203を水平駆動信号φH1、φH2により駆動するCCD駆動回路205とを備えている。
そして、残像検出装置200を構成するセンサ制御部213は、CCDイメージセンサ200aのCCD駆動回路205が垂直駆動信号φV1a、φV2、φV3a、φV4を垂直転送部202に供給し、かつ水平駆動信号φH1、φH2を水平転送部203に供給するようこのCCD駆動回路205を制御する構成となっている。
なお、ここでは、垂直駆動信号φV1aは、垂直転送部202の垂直転送ゲートを駆動するとともに、奇数行の光電変換部PDaから垂直転送部202に電荷を読み出す電荷読出部の読出ゲートTgaを駆動する信号であり、垂直駆動信号φV3aは、垂直転送部の垂直転送ゲートを駆動するとともに、偶数行の光電変換部PDbから垂直転送部202に電荷を読み出す電荷読出部の読出ゲートTgbを駆動する信号である。また、垂直駆動信号φV2およびφV4は、垂直転送部の垂直転送ゲートのみを駆動する信号である。また、水平駆動信号φH1、φH2は、水平転送部203の水平転送ゲートを駆動する信号である。
次に動作について説明する。
図7は、本発明の実施形態2による残像検出装置を説明する図であり、その動作時の信号波形を示している。
まず、実施形態1と同様に、検出対象となるCCDイメージセンサ200aを残像検出装置200のテストボード(図1(b)参照)に遮光状態となるように装着し、残像検出装置200によるCMOSイメージセンサ200aのテストを開始する。
これにより、残像検出装置200のセンサ制御部213がCCDイメージセンサ200aのCCD駆動回路205を制御すると、このCCD駆動回路205から垂直転送部202に垂直駆動信号φV1a、φV2、φV3a、φV4が供給され、水平転送部204に水平駆動信号φH1、φH2が供給される。
このように垂直転送部202および水平転送部203に駆動信号が供給されると、全画素読出モードでは、各画素の光電変換部に蓄積されている電荷が垂直転送部202に読み出されて水平転送部203へ転送され、さらに水平転送部203では、垂直転送部202からの電荷が水平方向に転送されて、出力回路204を介して画像信号として出力される。
但し、この残像検出装置200のセンサ制御部213は、残像検出のため、所定数のフレーム期間が経過するまでの間、つまり、CCDイメージセンサの各画素に暗電流により残像検出に必要となる程度の電荷が溜まるまでの間は、CCDイメージセンサ200aを間引き読出モードで駆動する。
以下具体的に、CCDイメージセンサの間引き読出モードでの動作について、間引きモードで駆動される最後のフレームF(Y)(図7参照)を例に挙げて説明する。
〔間引きモードで駆動される最後のフレームF(Y)での動作〕
このフレームF(Y)では、間引きされる奇数画素行の画素201aの電荷は、垂直駆動信号φV1aにより垂直転送部202へ読み出されることはなく、間引きされない偶数画素行の画素201bの電荷のみ垂直駆動信号φV3aの読出しパルスPrdにより垂直転送部202へ読み出される。
その後、各画素列に対応する垂直転送部202から水平転送部203へ偶数行の画素の電荷が転送される度に、水平転送部203では、垂直転送部202から受け取った1水平行分の画素の電荷が水平転送により出力部204を介して画素信号として出力される。このとき、水平転送部203は、奇数行の画素に対応する電荷を受け取ったとき、水平転送動作は行わずに、受け取った電荷を電荷排出ドレイン(図示せず)を介して廃棄する。
従って、間引き読出モードでは、CCDイメージセンサ200aからは、図4に示す暗電流により形成される暗電流画像(F)における偶数画素行の画素からなる画像が出力されることとなり、残像検出装置200における画像取得装置210の表示部212には、暗電流画像として、偶数画素行の画素201bのみからなる画像DFが表示されることとなる。
なお、間引きモードで動作している間は、間引きされる奇数画素行の画素201aの光電変換部PDaには暗電流により電荷が蓄積されることとなり、この光電変換部PDaでの蓄積電荷による電位Vpdaは、図7に示すように変化することとなる。また、偶数画素行の画素101bの光電変換部PDbにも暗電流により電荷が蓄積され、この光電変換部PDbでの蓄積電荷による電位Vpdbも変化するが、間引きされない偶数画素行の画素101bでは、光電変換部PDbにて暗電流により蓄積される電荷は、フレーム毎に垂直転送部202に読み出されるため、この光電変換部PDbでの蓄積電荷による電位Vpdbの変化は微小である。このため、図7では電位Vpdbを示す波形は変化させていない。
次に、CCDイメージセンサの全画素読出モードでの動作について、間引読出モードから全画素読出モードに切り換えた直後のフレームF(Y+1)(図7参照)を例に挙げて説明する。
〔全画素読出モードに切り替え直後のフレームF(Y+1)での動作〕
このフレームF(Y+1)では、奇数画素行の画素201aの電荷は、垂直駆動信号φV1aの読出しパルスPrdにより垂直転送部202へ読み出され、偶数画素行の画素201bの電荷は、垂直駆動信号φV3aの読出しパルスPrdにより垂直転送部202へ読み出される。
その後、各画素列に対応する垂直転送部202から水平転送部203へ1水平行分の画素の電荷が転送される度に、水平転送部203では、垂直転送部から受け取った1水平行分の画素の電荷が水平転送により出力部204を介して画素信号として出力される。
従って、間引読出モードから全画素読出モードに切り換えた直後のフレームF(Y+1)では、CCDイメージセンサ200aからは、図4に示す暗電流により形成される暗電流画像(G)における全画素からなる画像が出力されることとなり、残像検出装置200における画像取得装置210の表示部212には、暗電流画像として、奇数行の画素201aからなる明るい領域LRe1と、偶数画素行の画素201bからなる暗い領域DRe1とが交互に配置された画像DGが表示されることとなる。
〔全画素読出モードに切り替え直後の2つ目のフレームF(Y+2)での動作〕
このフレームF(Y+2)では、フレームF(Y+1)と同様に、奇数画素行の画素201aの電荷は、垂直駆動信号φV1aの読出パルスPrdにより垂直転送部202へ読み出され、偶数画素行の画素201bの電荷は、垂直駆動信号φV3aの読出パルスPrdにより垂直転送部202へ読み出される。
その後、各画素列に対応する垂直転送部202から水平転送部203へ1画素行分の画素の電荷が転送される度に、水平転送部203では、垂直転送部から受け取った1画素行分の画素の電荷が水平転送により出力部204を介して画素信号として出力される。
但し、このフレームF(Y+2)では、直前のフレームF(Y+1)では奇数行の画素201aからは、複数のフレームに渡って暗電流により蓄積した多くの電荷が一度に光電変換部PDaから読み出されているため、フレームF(Y+1)での読み出しの際に取り残した電荷がある場合がある。このような場合には、このモード切り替え後の2つ目のフレームF(Y+2)で、奇数行の画素201aから、取り残した電荷が読み出されることとなる。
一方、偶数行の画素201bでは、間引き読出モードでは間引きは行われておらず、この画素201bからは、このCCDイメージセンサで暗電流が発生している場合でも、光電変換部に1フレーム期間に暗電流により溜まる微小な電荷が垂直転送部202に読み出されるだけであるため、偶数行の画素201bから読み出される画素信号はほぼ黒レベル値となる。
従って、間引読出モードから全画素読出モードに切り換えた後の2つ目のフレームF(Y+2)では、CCDイメージセンサ200aからは、図4に示す暗電流により形成される暗電流画像(H)における全画素からなる画像が出力信号Voutとして出力されることとなり、残像検出装置200における画像取得装置210の表示部212には、暗電流画像として、奇数行の画素201aからなる、前フレームの読み出しの際に読み残した電荷に対応する薄暗い領域LRe2と、偶数画素行の画素201bからなる暗い領域DRe2とが交互に配置された画像DHが表示されることとなる。
この画像DHにおける薄暗い領域LRe2と暗い領域DRe2との輝度レベルの比較により残像の程度を評価することができる。なお、残像の評価は目視により行うことも可能であるが、残像検出装置の信号処理部では、フレームF(Y+2)での奇数行の画素の輝度と偶数行の画素の輝度との比率は、CCDイメージセンサからの出力信号に基づいて算出可能であるので、この比率を予め準備した閾値と比較することでより正確に残像の評価を行うことができる。
(実施形態3)
図8は、本発明の実施形態3による残像検出装置を説明する図である。
この実施形態3の残像検出装置300は、実施形態1の残像検出装置100におけるセンサ制御部113に代えて、間引き画素を、奇数行の画素とするか偶数行の画素とするかを切換え、間引き画素を奇数行の画素として残像特性を評価する処理と、間引き画素を偶数行の画素として残像特性を評価する処理とを連続して行うようCMOSイメージセンサ100aの駆動回路(デコーダ回路)を制御するセンサ制御部313を備えたものである。
この実施形態3の残像検出装置300におけるその他の構成は、実施形態1の残像検出装置100におけるものと同一である。
具体的には、この実施形態3の残像検出装置300におけるセンサ制御部313は、実施形態1のセンサ制御部113と同様に、間引読出モードでは、奇数行の画素が間引き画素となり、この間引き画素に複数フレームに渡って暗電流による電荷が蓄積され、全画素読出モードでは、その直前の間引読出モードで間引き画素(奇数行の画素)に蓄積された電荷が偶数行の画素の電荷とともに読み出されるよう、CMOSイメージセンサ100aを間引読出モードと全画素読出モードの2つの動作モードの間で制御する。
つまり、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに暗電流により蓄積された電荷を奇数行の画素101aを間引いて読み出す1/2間引読出しモードで、複数フレームに渡ってCMOSイメージセンサを駆動し、その後、動作モードを全画素読出モードに切り換えた後に、2フレームに渡って、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに蓄積された電荷を読み出し、動作モードの切り替え後の2つ目のフレームで得られた画像信号における、奇数行の画素の画素値(画像信号)と偶数行の画素の画素値(画像信号)とのレベル差に基づいて残像を評価する。
その後、さらに、CMOSイメージセンサを間引き読出モードと全画素読出モードで駆動させる。このとき、間引読出モードでは、偶数行の画素が間引き画素となり、この間引き画素に複数フレームに渡って暗電流による電荷が蓄積され、全画素読出モードでは、その直前の間引読出モードで間引き画素(偶数行の画素)に蓄積された電荷が奇数行の画素の電荷とともに読み出されるよう、CMOSイメージセンサ100aを間引読出モードと全画素読出モードの2つの動作モードの間で制御する。
つまり、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに暗電流により蓄積された電荷を偶数行の画素101bを間引いて読み出す1/2間引読出しモードで、複数フレームに渡ってCMOSイメージセンサを駆動し、その後、動作モードを全画素読出モードに切り換えた後に、2フレームに渡って、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに蓄積された電荷を読み出し、動作モードの切り替え後の2つ目のフレームで得られた画像信号における、奇数行の画素の画素値と偶数行の画素の画素値とのレベル差に基づいて残像を評価する。
このような構成の本発明の実施形態3では、実施形態1の効果に加えて、奇数行の画素と偶数行の画素の両方について残像特性を評価することができる効果がある。
なお、実施形態3では、残像検出装置としてCMOSイメージセンサを残像特性の評価対象とするものを示したが、この実施形態3の残像検出装置は、実施形態2で示した固体撮像素子であるCCDイメージセンサを評価対象として、間引き画素を、奇数行の画素とするか偶数行の画素とするかを切換え、間引き画素を奇数行の画素として残像特性を評価する処理と、間引き画素を偶数行の画素として残像特性を評価する処理とを連続して行うようにしたものでもよい。
(実施形態4)
図9は、本発明の実施形態4による残像検出装置を説明する図である。
この実施形態4の残像検出装置400は、実施形態3の残像検出装置300における画像取得装置(画像生成部)110に代えて、間引き読出モードから全画素読出モードに動作モードを切り換えた後の2フレーム目で、間引き読出モードで間引いた画素から読み出した画素信号のレベルを、基準の黒レベルと比較して画素毎に残像特性を評価するように構成した画像取得装置410を備えたものであり、その他の構成は実施形態3の残像検出装置300と同一である。
つまり、画像取得装置410の信号処理部411は、間引き読出モードで間引いた画素から読み出した画像信号のレベルを、基準の黒レベルと比較する比較部411bと、該基準の黒レベルを格納する基準値格納部411aと、比較部411bからの比較結果に基づいて画素毎に残像特性を評価して残像評価データEdを表示部112に出力する評価部411cと、CMOSイメージセンサの出力信号Voutを表示処理して画像表示信号Vdを表示部112に出力する表示処理部411dとを有している。
この実施形態4の残像検出装置400では、検査対象となるCMOSイメージセンサを、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに暗電流により蓄積された電荷を、奇数行の画素101aを間引いて読み出す1/2間引読出しモードで複数フレームに渡って駆動し、その後、動作モードを全画素読出モードに切り換えた後に、2フレームに渡って、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに蓄積された電荷を読み出し、動作モードの切り替え後の2つ目のフレームで得られた画像信号における、奇数行の画素の画素値を基準の黒レベルと比較して、奇数行の画素毎に残像を評価する。
その後、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに暗電流により蓄積された電荷を偶数行の画素101bを間引いて読み出す1/2間引読出しモードで、複数フレームに渡ってCMOSイメージセンサを駆動し、その後、動作モードを全画素読出モードに切り換えた後に、2フレームに渡って、遮光状態で奇数行および偶数行の画素101aおよび101bに蓄積された電荷を読み出し、動作モードの切り替え後の2つ目のフレームで得られた画像信号における、偶数行の画素の画素値を基準の黒レベルと比較して、偶数行の画素毎に残像を評価する。
このような構成の本発明の実施形態4では、実施形態3の効果に加えて、CMOSイメージセンサを構成する画素毎に残像特性を評価することができる効果がある。
なお、実施形態4では、残像検出装置としてCMOSイメージセンサを残像特性の評価対象としたものを示したが、この実施形態4の残像検出装置は、実施形態2で示した固体撮像素子であるCCDイメージセンサを評価対象として奇数行の画素と偶数行の画素の各画素について残像特性を評価するようにしてもよい。
(実施形態5)
図10は、本発明の実施形態5による半導体試験装置を説明する図である。
この実施形態5による半導体試験装置500は、半導体装置を試験する半導体試験装置(以下、テスターという。)であり、半導体装置に対してテスト信号を供給し、テスト信号に基づいた半導体装置の動作により得られる、半導体装置からの出力信号に基づいて、半導体装置の特性を検出するものである。
つまり、このテスター500は、テスター本体500aとともに、キーボード503a、マウス503b、プリンタ503c、表示装置503dなどの周辺装置を有し、さらに、このテスター500は、検査対象となる半導体装置を装着する素子装着ソケット500bを有している。
なお、図10(a)では、テスター500の構成として、テスター本体500aと検査対象の半導体装置100aとを素子装着ソケット500bを介して電気的に接続するものを示しているが、テスター500は、半導体装置100aをその製造ラインやその格納部からこのテスター500の素子装着ソケット500bまで搬送する搬送装置(ハンドラー)を有するものでもよい。なお、ここでは、半導体装置100aは図1に示すCMOSイメージセンサとする。
また、テスター本体500aは、各種半導体装置の試験および評価を行うようプログラム可能な中央演算処理装置(CPU)510と、テストパターンとして半導体装置に入力するための入力データ、テスト結果としての半導体装置からの出力データなどを記憶するRAM501と、テスターのOS(オペレーションシステム)や各種半導体装置の試験を行うためのプログラムなどを格納したROM502と、周辺機器とのインターフェースとなる入出力IF部503と、素子装着ソケット500bとの間で信号の受け渡しを行う信号入出力部504とを有しており、これらはデータバスDbusを介して相互に接続可能となっている。
さらに、CPU510は、ROM502に格納された各種半導体装置の試験プログラムにより実現された信号処理部511およびセンサ制御部513を有し、さらに、入出力IF部503を制御する入出力IF制御部510aを有している。
ここでは、信号処理部511は、実施形態1の残像検出装置100の画像取得装置110を構成する信号処理部111と同一の機能を持つよう、CMOSイメージセンサの残像評価のためのプログラムにより実現したものであり、また、センサ制御部513は、実施形態1の残像検出装置100のセンサ制御部113と同一の機能を持つよう、CMOSイメージセンサの残像評価のためのプログラムにより実現したものである。
このようなテスター500では、CMOSイメージセンサとしての半導体パッケージを出荷する前に、実施形態1の残像検出装置で行う残像評価を半導体パッケージ毎に行うことができる。
なお、この実施形態5では、テスター500として、実施形態1の残像検出装置と同様にCMOSイメージセンサの残像評価を行うものを示したが、テスター500は、実施形態2の残像検出装置と同様にCCDイメージセンサの残像評価を行うものでもよく、実施形態3あるいは実施形態4の残像検出装置と同様に、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサの残像評価を行うものでもよい。
また、言うまでもないが、この実施形態5のテスター500は、固体撮像素子以外の半導体装置の特性評価を行うようプログラム可能なものであり、CPUを種々の半導体装置の試験用のプログラムによりプログラムすることで、液晶パネルを駆動する駆動回路としての半導体チップや各種電子機器の制御に用いられる半導体チップ(制御用マイクロプロセッサ)などの試験を行う機能を搭載することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、残像検出装置、半導体試験装置、及び残像検出方法の分野において、固体撮像素子の暗電流成分を間引読出動作を含む読み出し動作により読み出すことにより残像を検出し、これにより残像検出のための光源を不要とし、しかも固体撮像素子を構成する画素アレイ全体に渡って残像特性の評価を行うことができる残像検出装置、半導体試験装置、及び残像検出方法を実現することができる。
100、200、300、400 残像検出装置
100a CMOSイメージセンサ(CMOS型固体撮像素子)
100a1、200a1 画素アレイ
100a2、200a2 パッケージ
100a3、200a3 リード端子
100b テストボード
100b1 載置面
100b2 リード装着孔
101a 奇数行の画素
101b 偶数行の画素
102 垂直デコーダ回路
103 水平デコーダ回路
104 ADC(AD変換部)
105 読出線選択トランジスタ
110、210、410 画像取得装置
111、211、411 信号処理部
112、212 表示部
112a 表示パネル
112a1 表示画面
112b 表示制御部
113、213、313、413 センサ制御部
112b、512b 接続ケーブル
200a CCDイメージセンサ(CCD型固体撮像素子)
201 画素アレイ部
202 垂直転送部
203 水平転送部
204 出力部
205 CCD駆動回路
500 撮像素子テスト装置(テスター)
500a テスター本体
500b 素子装着ソケット
501 RAM
502 ROM
503 入出力IF部
503a キーボード
503b マウス
503c プリンタ
503d 表示装置
504 信号入出力部
510 CPU
510a 入出力IF制御部
511 信号処理部
512b 接続ケーブル
513 センサ制御部
Cs 駆動制御信号
DF、DG、DH 表示画像
DRe1、DRe2 暗い領域
F,G、H 暗電流画像
FD 電荷蓄積部(フローティングディフュージョン)
(F)、(G)、(H) 暗電流画像
F(X)、F(X+1)、F(X+2)、F(Y)、F(Y+1)、F(Y+2) フレーム
Ld 行選択信号線
Lout 信号出力線
LRe1 明るい領域
LRe2 薄暗い領域
Ls 読出信号線
PDa、PDb 光電変換部(フォトダイオード)
Prd 読出パルス
Prst リセットパルス
RG リセットトランジスタ
TGa、TGb 転送トランジスタ
Tga、Tgb 電荷読出部(読出ゲート)
Trd 読出期間
Trst リセット期間
VD フレーム用クロック信号
Vout 出力電圧
Vpda、Vpdb 蓄積電位
X 垂直転送方向
Y 水平転送方向
φH1、φH2 水平転送信号
φHD 列選択信号
φRST リセット信号
φSEa 奇数行選択信号
φSEb 偶数行選択信号
φTGa 奇数行転送信号
φTGb 偶数行転送信号
φV1a、φV2、φV3a、φV4 垂直転送信号
VDD 電源

Claims (10)

  1. 全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、間引き画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有し、読み出した電荷をフレーム毎に画像信号に変換して出力する固体撮像素子を遮光状態に保持し、該固体撮像素子の暗電流による残像を検出する残像検出装置であって、
    該固体撮像素子の駆動回路を制御して、該固体撮像素子の動作モードを該全画素読出モードと該間引読出モードとの間で切り換える撮像制御部と、
    該固体撮像素子から出力された画像信号に基づいて、該固体撮像素子のフレームに同期した画像を生成する画像生成部と
    を備え、
    該撮像制御部は、
    該間引読出モードで間引き画素に暗電流により蓄積された電荷が、該全画素読出モードで読み出されて、該画像生成部で該間引き画素と該間引き画素以外の画素からなる画像が得られるよう、該固体撮像素子の動作モードを該間引読出モードから該全画素読出モードに切り換える、残像検出装置。
  2. 請求項1に記載の残像検出装置において、
    前記撮像制御部は、
    前記間引読出モードでは、複数フレームに渡って前記間引き画素に暗電流により電荷が蓄積され、前記全画素読出モードでは、その直前の間引読出モードで該間引き画素に蓄積された電荷が読み出されるよう、前記固体撮像素子を該間引読出モードおよびこれに続く該全画素読出モードで動作させ、
    前記画像生成部は、
    該間引読出モードから該全画素読出モードへの切り替え直後の2フレーム目に該固体撮像素子から出力された出力信号に基づいて残像評価のための画像を生成する、残像検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の残像検出装置において、
    前記画像生成部は、
    前記固体撮像素子からの出力信号に対する信号処理により画像表示信号を生成する信号処理部と、
    該信号処理部により生成された画像表示信号に基づいて画像表示を行う表示部とを有する、残像検出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の残像検出装置において、
    前記撮像制御部は、前記間引きモードでは前記固体撮像素子を、前記画素からの電荷の読み出しが、奇数行および偶数行のいずれか一方の画素を前記間引き画素として行われるよう制御する、残像検出装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の残像検出装置において、
    前記撮像制御部は、前記固体撮像素子が前記間引き読出モードで前記間引き画素以外の画素から電荷を読み出す動作として、奇数行の画素を間引く動作と、偶数行の画素を間引く動作とを行うよう該固体撮像素子を制御する、残像検出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の残像検出装置において、
    前記画像生成部は、前記固体撮像素子を構成する画素毎に前記間引読出モードで蓄積された電荷に基づいて残像特性を検出する評価部を有する、残像検出装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の残像検出装置において、
    前記残像検出の対象とする固体撮像素子は、CMOS型固体撮像素子である残像検出装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の残像検出装置において、
    前記残像検出の対象とする固体撮像素子は、CCD型固体撮像素子である残像検出装置。
  9. 半導体装置を試験する半導体試験装置であって、
    該半導体装置に対してテスト信号を供給し、該テスト信号に基づいた該半導体装置の動作により得られる、該半導体装置からの出力信号に基づいて、該半導体装置の特性を検出する特性検出部を備え、
    該特性検出部は、前記請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の残像検出装置を含む、半導体試験装置。
  10. 全画素から電荷を読み出す全画素読出モードと、間引き画素以外の画素から電荷を読み出す間引読出モードの2つの動作モードを有し、読み出した電荷をフレーム毎に画像信号に変換して出力する固体撮像素子を遮光状態に保持し、該固体撮像素子の暗電流による残像を検出する残像検出方法であって、
    該固体撮像素子の駆動回路を制御して、該固体撮像素子の動作モードを該全画素読出モードと該間引読出モードとの間で切り換える撮像制御ステップと、
    該固体撮像素子から出力された画像信号に基づいて、該固体撮像素子のフレームに同期した画像を生成する画像生成ステップとを備え、
    該撮像制御ステップでは、
    該間引読出モードで間引き画素に暗電流により蓄積された電荷が、該全画素読出モードで読み出されて、該画像生成ステップで該間引き画素と該間引き画素以外の画素からなる画像が得られるよう、該固体撮像素子の動作モードを該間引読出モードから該全画素読出モードに切り換える、残像検出方法。
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