JP2009296276A - 撮像装置およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズを防止し、被写体の明暗に係わらず高感度で色再現性のよい撮像画像を取得することができる撮像装置およびカメラを提供する。
【解決手段】光電変換によって入射光を電荷に変換する複数の画素回路11R,11G,11Bと、画素回路よりも感度が高い複数のホワイト画素回路11とが、隣接して配列されている。複数の画素回路には、転送信号線TRNLが共通に接続され、複数のホワイト画素回路11には、転送信号線WTRNLが共通に接続されている。行駆動回路は、転送信号線TRNLと、転送信号線WTRNLとに所定の制御信号を独立して供給し、複数の画素回路と、複数のホワイト画素回路11とを独立して制御できる。行駆動回路は、単位フレーム間において、複数のホワイト画素回路11が蓄積した電荷を排出するリセット制御を複数の画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像装置およびカメラに関するものである。
近年のCMOSイメージセンサには、感度を向上させるため、ホワイトフィルタが被された画素回路が用いられている。このような画素回路をホワイト画素回路という。ホワイトフィルタは、R(赤)、G(緑)、B(青)の画素回路に使用されるカラーフィルタよりも多くの光を通過させるため、ホワイト画素回路は、R,G,Bの画素回路よりも感度が高い。したがって、ホワイト画素回路は、暗い場所での撮像に有利である。
一方で、ホワイト画素回路は、明るい場所での撮像において、白飛びなどの現象を引き起こすことがある。これは、ホワイト画素回路のフォトダイオード等に蓄積された電荷が、R,G,Bの画素回路のものよりも(3倍強)早く飽和するにもかかわらず、ホワイト画素回路に対して行われる電荷蓄積期間が、R,G,Bの画素回路に対して行われるものと同一であるからである。
ホワイト画素回路に蓄積された電荷の飽和を防ぐために、ホワイト画素回路に対して行われる電荷蓄積期間をR,G,Bの画素回路に対して行われるものよりも短く(1/3程度)する方法がある。
しかし、この方法では、R,G,Bの画素回路のフォトダイオード等に蓄積される電荷量も少なくなるため、色再現性が悪化するという問題がある。
そこで、ホワイト画素回路とR,G,Bの画素回路とを独立して駆動することで、ホワイト画素回路の電荷蓄積時間をR,G,Bの画素回路のものよりも選択的に短くすることができる撮像装置が特許文献1,2に開示されている。
以下、特許文献1,2が開示する撮像装置の概要について、図12および図13を参照しながら説明する。
図12は、画素回路がベイヤ型に配列された画素部の構成を示す図である。図13は、図12に図示する画素部を採用した撮像装置の動作を示す図である。
図12に図示するように、画素部30には、Rの画素回路31、Gの画素回路32、Bの画素回路33、およびホワイト画素回路34がベイヤ型に配列されている。
第n行目に配列されたRの画素回路31およびGの画素回路32には、各々の画素回路を駆動するための転送信号線TRNL(n)、リセット信号線RSTL(n)および選択信号線SELL(n)が共通に接続されている。
第(n+1)行目に配列されたBの画素回路33およびホワイト画素回路34にも、転送信号線TRNL(n+1)、リセット信号線RSTL(n+1)および選択信号線SELL(n+1)が共通に接続されている。
各々の画素回路には、列方向に垂直信号線VSLが接続されている。
図13に図示する破線Aは、画素回路31〜33のリセット(電子シャッタ)が行方向(アドレス)に沿って選択的に順次実行されることを示している。リセットとは、光電変換によって画素回路に蓄積された電荷を排出することをいう。
破線Bは、ホワイト画素回路34のリセットが行方向に沿って選択的に順次実行されることを示している。
一方、実線Cは、画素回路31〜33およびホワイト画素回路34に蓄積された電荷の読み出しが行方向に沿って順次実行されることを示している。
図13に図示するように、R,G,Bの画素回路31〜33が電荷を蓄積する電荷蓄積期間Δtaは、破線Aと実線Cとの時間間隔で示される。ホワイト画素回路34が電荷を蓄積する電荷蓄積期間Δtbは、破線Bと実線Cとの間隔で示される。
このように、リセットは、R,G,Bの画素回路31〜33とホワイト画素回路34とが独立したタイミングで駆動されることにより実行される。これに対し、電荷の読み出しは、画素回路の区別なく、各行ごとに一括で実行される。
特開2007−214832号公報 特開2007−208885号公報
ホワイト画素回路34は、画素回路31〜33と混在して配置されているため、画素回路31〜33の電荷蓄積期間Δta中にも、ホワイト画素回路34のフォトダイオード等は、光電変換によって電荷を蓄積している。
したがって、ホワイト画素回路34の電荷蓄積期間Δtbを画素回路31〜33の電荷蓄積期間Δtaより短くしても、ホワイト画素回路34の電荷蓄積開始前(期間Δtc)に飽和状態に達することがある。
ホワイト画素回路34に蓄積されている電荷が飽和状態に達すると、図12に図示するように、近傍の画素回路31〜33に飽和した電子が流れ込む。この飽和した電子が流れ込む範囲は、画素回路のおよそ数個分である。このような現象は、ブルーミング現象と原理的に同一であり、撮像画像に混入するノイズの原因となる。
一方、ホワイト画素回路34の電荷蓄積開始前の期間Δtcにおいて、当該画素回路の電荷が飽和状態に達する場合もある。たとえば入射光が強い場合、ホワイト画素回路34だけではなく、R,G,Bの画素回路31〜33も電荷が飽和状態に達する。
この場合、ホワイト画素回路34は白飛び現象を引き起こし、ホワイト画素回路34の飽和した電子が周辺の画素回路に拡散されるが、R,G,Bの画素回路31〜33も多くの光電変換を行っているため、得られる画像は比較的自然色に近い。
したがって、電荷蓄積期間Δtbに発生するホワイト画素回路34の飽和は、電荷蓄積開始前の期間Δtcに発生するものよりも深刻なノイズを引き起こす。
図12に図示するように、画素回路の電荷蓄積開始前に発生するノイズの防止策には、次のような一般的な方法が採られている。
図14は、画素回路の電荷蓄積開始前に発生するノイズの防止策を説明するための図である。ただし、R,G,Bの画素回路31〜33とホワイト画素回路34とで同時にリセットが実行される。
図14の破線Aに図示するように、画素回路31〜33およびホワイト画素回路34に対して、電子シャッタとしてのリセットが実行される前に、破線Bで示されるダミーのリセットが実行される。その後、実線Cで示される電荷の読み出しが実行される。
このダミーのリセットは、画素回路31〜33およびホワイト画素回路34の電荷が飽和する前に余分な電荷を排出するものである。その結果、飽和した電荷が周辺の画素回路に拡散されることを防止することができる。
しかし、図13に図示するように、R,G,Bの画素回路31〜33と、ホワイト画素回路34とが独立にリセットされる場合、ホワイト画素回路34の電荷蓄積前に飽和した電荷は、電荷蓄積中の画素回路31〜33に流れ込む。
したがって、ホワイト画素回路34周辺の画素回路31〜33から得られる信号は本来のものよりも明るいものとなり、信号処理された画像は不自然に明るくなる。
特許文献1,2が開示する方法では、破線Aで示されるリセットの直前や、破線Bで示されるホワイト画素回路34に対するリセットの直前にリセットを設けても、ブルーミング現象によるノイズを防止し、色再現性のよい撮像画像を取得することができない。
本発明は、ノイズを防止し、被写体の明暗に係わらず高感度で色再現性のよい撮像画像を取得することができる撮像装置およびカメラを提供することにある。
本発明の第1の観点の撮像装置は、光電変換によって入射光を電荷に変換する複数の画素回路と、上記複数の画素回路に隣接して配列され、当該画素回路よりも感度が高い複数の高感度画素回路と、上記複数の画素回路に共通に接続された第1の制御線と、上記複数の高感度画素回路に共通に接続された第2の制御線と、上記第1の制御線と、上記第2の制御線とに所定の制御信号を独立して供給し、上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とを独立して制御できる制御回路とを有し、上記制御回路は、単位フレーム間において、上記複数の高感度画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御を上記複数の画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行する。
好適には、上記制御回路は、上記高感度画素回路に対して、上記画素回路の電荷蓄積開始から少なくとも当該高感度画素回路の電荷蓄積開始までの期間中に、上記リセット制御を断続的に複数回実行する。
好適には、上記制御回路は、上記リセット制御を上記高感度画素回路の電荷蓄積期間と略同一の間隔で実行する。
好適には、上記制御回路は、上記リセット制御を上記高感度画素回路の電荷蓄積期間よりも短い間隔で実行する。
好適には、上記制御回路は、上記高感度画素回路に対して、上記画素回路の電荷蓄積開始から少なくとも当該高感度画素回路の電荷蓄積開始までの期間中に、上記リセット制御を継続的に実行する。
好適には、上記制御回路は、上記リセット制御の状態を保持する記憶回路を有する。
好適には、上記記憶回路は、上記制御回路から当該記憶回路の記憶状態を制御する制御信号を受けて、上記第2の制御線に上記所定の制御信号を供給する。
好適には、上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とは、ベイヤ型に配列されている。
好適には、記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とは、ハニカム型に配列されている。
好適には、上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とは、市松型に配列されている。
本発明の第2の観点のカメラは、撮像装置と、上記撮像装置の撮像エリアに対して入射光を導く光学系と、上記撮像装置の出力信号を処理する信号処理部と、を有し、上記撮像装置は、光電変換によって入射光を電荷に変換する複数の画素回路と、上記複数の画素回路に隣接して配列され、当該画素回路よりも感度が高い複数の高感度画素回路と、上記複数の画素回路に共通に接続された第1の制御線と、上記複数の高感度画素回路に共通に接続された第2の制御線と、上記第1の制御線と、上記第2の制御線とに所定の制御信号を独立して供給し、上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とを独立して制御できる制御回路とを有し、上記制御回路は、単位フレーム間において、上記複数の高感度画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御を上記複数の画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行する。
本発明によれば、制御回路は、複数の画素回路に共通に接続された第1の制御線と、複数の高感度画素回路に共通に接続された第2の制御線とに所定の制御信号を独立して供給し、複数の画素回路と、複数の高感度画素回路とを独立して制御する。制御回路は、単位フレーム間において、複数の高感度画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御を複数の画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行する。
本発明によれば、ノイズを防止し、被写体の明暗に係わらず高感度で色再現性のよい撮像画像を取得することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの構成例を示す構成概略図である。
図2は、第1実施形態に係る画素部の構成例を示す概略図である。
図1に図示するように、CMOSイメージセンサ(撮像装置)1は、画素部(撮像エリア)10、画素回路11R、画素回路11G、画素回路11B、ホワイト画素回路(高感度画素回路)11、行選択回路12,行駆動回路(制御回路)13、定電流源回路14、感知回路15、A/D変換回路16、水平転送回路17および出力回路18を有する。
画素部10は、画素回路11R、11G、11B、およびホワイト画素回路11によって構成されている。
画素回路11Rは、赤(R)色のカラーフィルタが被され、赤色を感知する。画素回路11Gは、緑(G)色のカラーフィルタが被され、緑色を感知する。画素回路11Bは、青(B)色のカラーフィルタが被され、青色を感知する。
ホワイト画素回路11は、カラーフィルタのおよそ3倍強の光量を通過させるホワイトフィルタが被されている。ホワイト画素回路11は、画素回路11R,11G,11Bよりも高い感度(少なくとも画素回路11R,11G,11Bの感度の2倍以上の感度)で白色を感知することができる高感度画素回路である。
より詳細には、図2に図示するように、画素部10には、画素回路11R、11G、11Bがベイヤ型に配列されている。
第n(n=1,2…)行目には、画素回路11Bおよびホワイト画素回路11が交互に配列され、第(n+1)行目には、画素回路11R,11Gが交互に配列されている。第n行の各信号線にはインデックス(n)を付加して表記している。
第(n+1)行に配列された画素回路11R,11Gには、転送信号線TRNL(n+1)、リセット信号線RSTL(n+1)、および選択信号線SELL(n+1)が共通に接続されている。
第n行に配列された画素回路11Bおよびホワイト画素回路11には、リセット信号線RSTL、および選択信号線SELLが共通に接続されているが、画素回路11Bとホワイト画素回路11とで接続先の転送信号線が異なる。
画素回路11Bには、転送信号線TRNL(n)が接続され、ホワイト画素回路11には、ホワイト画素回路11用の転送信号線WTRNL(n)が接続されている。
転送信号線TRNLは、本発明の第1の制御線に対応し、転送信号線WTRNLは、本発明の第2の制御線に対応している。
第m(m=1,2…)列目に配列された画素回路には、垂直信号線VSL(m)が共通に接続されている。
ここで、画素回路11R,11G,11Bおよびホワイト画素回路11の回路構成例について説明する。
図3は、第1実施形態に係る画素回路およびホワイト画素回路の一例を示す等価回路図である。
ホワイト画素回路11および画素回路11R,11G,11Bの回路構成は、同一なため、ホワイト画素回路11について説明する。
図3に図示するように、ホワイト画素回路11は、たとえばフォトダイオードで構成された光電変換素子111、転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113,増幅トランジスタ114,および選択トランジスタ115によって構成されている。
光電変換素子111は、アノード側が接地(GND)され、カソード側が転送トランジスタ112のソースに接続されている。光電変換素子111は、入射光をその光量に応じて電荷(電子)に光電変換し、その電荷を蓄積する。以後、光電変換素子111が電荷を蓄積することを「画素回路が電荷を蓄積する」ともいう。
各々のトランジスタには、nチャネルのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が一例として採用され、各々のトランジスタは、次のような接続形態を取っている。
転送トランジスタ112は、光電変換素子111が蓄積した電荷をフローティングディフュージョンFDに転送するために、光電変換素子111のカソード側とフローティングディフュージョンFDとの間に設けられている。転送トランジスタ112のゲートには、転送信号線WTRNL(n)が接続されている。
なお、画素回路11R,11G,11Bの転送トランジスタ112のゲートには、転送信号線TRNLが接続されている。
フローティングディフュージョンFDには、転送トランジスタ112のドレイン、リセットトランジスタ113のソース、および増幅トランジスタ114のゲートが接続されている。
リセットトランジスタ113は、フローティングディフュージョンFDの電位を電源電圧
VDDにリセットするために、フローティングディフュージョンFDと電源電圧VDDとの間に設けられている。リセットトランジスタ113のゲートには、リセット信号線RSTL(n)が接続されている。
増幅トランジスタ114は、選択トランジスタ115を介して定電流源回路14と、定電流源回路14に接続された垂直信号線VSL(n)とによって、ソースフォロワ回路が構成されている。増幅トランジスタ114は、ドレインが電源電圧VDDに、ソースが選択トランジスタ115のドレインに接続されている。
選択トランジスタ115は、増幅トランジスタ114と直列接続となるようにドレインが増幅トランジスタ114のソースに接続され、ソースが垂直信号線VSL(m)に接続されている。選択トランジスタ115は、増幅トランジスタ114が増幅した電圧を選択的に垂直信号線VSL(m)に出力する。
再び図1を参照し、行選択回路12は、各々の画素回路を走査するため、行駆動回路13に行選択信号SADを行ごとに順次出力する。
行駆動回路13を第n行目に配列された画素回路に関連づけながら説明する(図2参照)。
行駆動回路13は、ホワイト画素回路11を駆動(制御)するための駆動信号SWTRNを転送信号線WTRNL(n)に供給する。これにより、ホワイト画素回路11の転送トランジスタ112は、ゲートに駆動信号SWTRNが供給されている期間オン状態となり、ホワイト画素回路11の光電変換素子111に蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。
行駆動回路13は、画素回路11R,11G,11Bに対しては、駆動信号STRNを転送信号線TRNL(n)に供給する。
行駆動回路13は、ホワイト画素回路11および画素回路11R,11G,11Bに蓄積された電荷をリセット(排出)するためのリセット信号SRSTをリセット信号線RSTL(n)に供給する。これにより、各々の画素回路のリセットトランジスタ113は、ゲートにリセット信号SRSTが供給されている期間オン状態となり、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる。
以後、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされることを単に「画素回路のリセット」ともいう。
行駆動回路13は、ホワイト画素回路11および画素回路11R,11G,11Bに蓄積された電荷を垂直信号線VSL(m)に出力するための選択信号SSELを選択信号線SELL(n)に供給する。これにより、各々の画素回路の選択トランジスタ115は、ゲートに選択信号SSELが供給されている期間オン状態となり、増幅トランジスタ114によって増幅されたフローティングディフュージョンFDの電位が電圧信号SIGとして垂直信号線VSL(m)に出力される。
以後、画素回路に蓄積された電荷が垂直信号線VSLに出力されることを「画素回路の電荷の読み出し」ともいう。
定電流源回路14は、図3に図示するように、垂直信号線VSL(m)に所定の電流iを供給する。この電流iの電流値をiv、垂直信号線VSIGLの電位をVsl、フローティングディフュージョンFDのポテンシャルをVfd、増幅トランジスタ114の閾値をVthと表記すれば、電流値ivは次式で表される。
(数1)
iv=(1/2)・β・(Vfd−Vth−Vsl) …(1)
(1)式において、βは所定の定数である。(1)式によれば、電位Vsl、ポテンシャルVfdおよび閾値Vthの間には、変動比が1に近い線形な関係が成立し、(Vfd−Vth−Vsl)は、一定の値となって、ポテンシャルVfdの変動は、線形的に電位Vslに反映される。
感知回路15は、たとえば電圧比較器が垂直信号線VSL(m)ごとに接続されている。詳細は後述するが、画素回路の電荷の読み出し時に、2回のリセットが実行されることにより、垂直信号線VSL(m)には、1水平期間ごとに電圧信号SIGが2回供給される。感知回路15は、この2つの電圧信号SIGの差分(電荷の差分)を列ごとに生成し、生成した信号をA/D変換回路16に出力する。
A/D変換回路16は、たとえばカウンタやメモリ等で構成されている。A/D変換回路16は、感知回路15が列ごとに感知した電圧信号SIGの差分から、水平転送回路17の制御に基づいて、アナログの電圧信号SIGをデジタルの電圧信号SIGに列ごとに変換し、デジタルの電圧信号SIGを水平転送回路17に出力する。
水平転送回路17は、不図示のクロック信号に同期して、A/D変換回路16を構成するカウンタやメモリなどを列ごとに順次選択する。水平転送回路17は、A/D変換回路16からデジタル化された電圧信号SIGが入力されると、この電圧信号SIGを順次出力回路18に出力する。
出力回路18は、水平転送回路17から入力された電圧信号SIGを増幅し、増幅した電圧信号SIGを所定の回路(たとえば信号処理回路)に出力する。
CMOSイメージセンサ1の動作を図4および図5に関連づけて説明する。
図4は、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサのタイミングチャートである。図4(A)はリセット信号SRSTを示し、図4(B)は駆動信号STRNを示し、図4(C)は駆動信号SWTRNを示し、図4(D)は選択信号SSELを示す。
図5は、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの選択行アドレスと時間経過との関係を示す図である。図5に図示する時刻t1〜時刻t5、Δt1〜Δt6は、図4に図示する時刻t1〜時刻t5、Δt1〜Δt6に対応している。
(第1ステップST1)
リセットノイズなどを防止するために、図2に図示する第n行目の各画素回路に対してリセットが実行される(第1ステップとする)。第1ステップにおける各々の画素回路に対するリセットは、ダミーリセットともいう。
行選択回路12は、第n行目の各画素回路を走査するための行選択信号SADを行駆動回路13に出力する。行駆動回路13は、この行選択信号SADを受けて、第n行目の各信号線に所定の信号を出力する。
行駆動回路13は、パルス状のリセット信号SRETをリセット信号線RSTL(n)に供給する(図4(A)参照)。同時に、行駆動回路13は、パルス状の駆動信号STRNを転送信号線TRNL(n)に供給し(図4(B)参照)、パルス状の駆動信号SWTRNを転送信号線TRNL(n)に供給する(図4(C)参照)。
その結果、ホワイト画素回路11の転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113がオン状態となる。同様に、画素回路11Bの転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113もオン状態となる。各々の画素回路の光電変換素子111に蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t1)。
第n行目の各画素回路に対するリセットが完了した後、図5に図示するように、第(n+1)行目の画素回路に対してダミーリセットが実行される(破線A参照)。
(第2ステップST2)
画素回路11Bが電荷の蓄積を開始する前に、画素回路11Bに対して電子シャッタとしてのリセットが実行される(第2ステップST2とする)。
行駆動回路13は、パルス状のリセット信号SRSTをリセット信号線RSTL(n)に供給する(図4(A)参照)。同時に、行駆動回路13は、パルス状の駆動信号STRNを転送信号線TRNL(n)に供給する(図4(B)参照)。
その結果、画素回路11Bの転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113がオン状態となる。画素回路11Bに蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t2)。
その後、画素回路11Bは、電荷を時刻t2から時刻t7まで蓄積する。時刻t2から時刻t7までの期間を電荷蓄積期間Δt1という。
第n行目の各画素回路に対してリセットが実行された後、図5に図示するように、第(n+1)行目の画素回路に対してリセットが実行される(破線B参照)。
ブルーミング現象等によるノイズを防止するため、ホワイト画素回路11の電荷蓄積期間はできるだけ短い方が望ましいという理由から、ホワイト画素回路11に対する電荷の蓄積は、ホワイト画素回路11に対するダミーリセット後に行われる。
(第3ステップST3)
画素回路11Bの電荷蓄積期間中に、ホワイト画素回路11に対して、ブルーミング現象防止用のリセットが2回実行される(第3ステップST3とする)。第3ステップにおける各々の画素回路に対するリセットも、ダミーリセットという。
ホワイト画素回路11に対する第1回目のダミーリセットは、第1ステップST1におけるダミーリセット完了時から期間Δt2を置いて、次のようにして実行される。
行駆動回路13は、パルス状のリセット信号SRSTをリセット信号線RSTL(n)に供給する(図4(A)参照)。同時に、行駆動回路13は、パルス状の駆動信号SWTRNを転送信号線WTRNL(n)に供給する(図4(C)参照)。
その結果、ホワイト画素回路11の転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113はオン状態となる。このとき、画素回路11Bの転送トランジスタ112は、オフ状態に保持されている。ホワイト画素回路11に蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t3)。
換言すれば、ホワイト画素回路11の光電変換素子111に蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDを介して電源電圧VDDに排出される。
第1回目のダミーリセット後、リセット間隔Δt3を置いて、同一行のホワイト画素回路11に対する第2回目のダミーリセットが実行される。
第2回目のダミーリセットは、第1回目のダミーリセットと同様にして実行され、ホワイト画素回路11のフローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t4)。
この2回のダミーリセットによって、ホワイト画素回路11に蓄積された電荷が飽和し、飽和した電荷がホワイト画素回路11から隣接する他の画素回路へ流出することを防止することができる。
(第4ステップST4)
ホワイト画素回路11が電荷の蓄積を開始する前に、ホワイト画素回路11に対してリセットが実行される(第4ステップST4とする)。このときのリセットは、第3ステップのダミーリセットと同様の方法によって実行される。
ホワイト画素回路11のフローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされた後、その後、ホワイト画素回路11は、電荷を時刻t5から時刻t7まで蓄積する。時刻t5から時刻t7までの期間を電荷蓄積期間Δt5という。
本ステップST4におけるダミーリセットは、ホワイト画素回路11に対して実行されるものであるため、画素回路11R,11G,11Bに対しては、図4(C)に図示する行駆動回路13の動作
は要求されない。
なお、図4に図示する破線Cは、ホワイト画素回路11が配列された行における第1回目のダミーリセットを示し、破線Dは、ホワイト画素回路11が配列された行における第2回目のダミーリセットを示している。破線Eは、ホワイト画素回路11が電荷の蓄積を開始する前に実行されるリセットを示している。
破線Cと破線Dの間隔で示されるリセット間隔Δt3は、破線Eと破線Fの間隔で示されるホワイト画素回路11の電荷蓄積期間Δt5と略同一であることが望ましい。
(第5ステップST5)
第n行目のすべての画素回路から電荷の読み出しが同時に実行される(第5ステップST5とする)。
行駆動回路13は、時刻t6において、パルス状のリセット信号SRSTをリセット信号線RSTL(n)に供給する(図4(A)参照)。同時に、行駆動回路13は、ハイレベルの選択信号SSELを少なくとも電荷の読み出し動作が終了するまで選択信号線SELL(n)に供給する(図4(D)参照)。
これにより、第n行目の各々の画素回路の選択トランジスタ115は、オン状態が保持され、電圧信号SIGが垂直信号線VSL(m)を介して感知回路15に出力される。このとき、第n行目の画素回路は電荷蓄積中であるが、転送トランジスタ112がオフ状態に保持されているため、感知回路15は、リセット時の電圧信号SIGの状態を感知することとなる。
その後、行駆動回路13は、パルス状の駆動信号STRNを転送信号線TRNL(n)に供給し(図4(B)参照)、パルス状の駆動信号SWTRNを転送信号線TRNL(n)に供給する(図4(C)参照)。
その結果、第n行目のホワイト画素回路11の転送トランジスタ112がオン状態となる。同様に、画素回路11Bの転送トランジスタ112もオン状態となる。
このとき、第n行目に配列された各画素回路のフローティングディフュージョンFDの電位が増幅トランジスタ114によって増幅され、この増幅された電圧信号SIGが垂直信号線VSIGLを介して感知回路15に出力される(時刻t7)。
感知回路15は、時刻t6における電圧信号SIGと、時刻t7の電圧信号SIGとの差分(電荷量の差分)を列ごとに生成し、この差分をA/D変換回路16に出力する。
A/D変換回路16は、感知回路15が列ごとに感知した電圧信号SIGの差分から、水平転送回路17の制御に基づいて、アナログの電圧信号SIGをデジタルの電圧信号SIGに列ごとに変換し、デジタルの電圧信号SIGを水平転送回路17に出力する。
水平転送回路17は、不図示のクロック信号に同期して、A/D変換回路16を構成するカウンタやメモリなどを列ごとに順次選択する。水平転送回路17は、A/D変換回路16からデジタル化された電圧信号SIGが入力されると、この電圧信号SIGを順次出力回路18に出力する。
出力回路18は、水平転送回路17から入力された電圧信号SIGを増幅し、増幅した電圧信号SIGを所定の回路に出力する。
その後、行駆動回路13は、ハイレベルの選択信号SSELの供給を停止する(図4(D)参照)。
感知回路15が電圧信号SIGを感知した後、図5に図示するように、第(n+1)行目の画素回路から電荷の読み出しが実行される(破線E参照)。
第1ステップST1〜ST5の処理が、第n行の画素回路に対する1フレーム期間の処理である。
以上述べたように、画素回路11R,11G,11Bの電荷蓄積期間中において、ホワイト画素回路11の電荷蓄積前にホワイト画素回路11に対するダミーリセットが、画素回路11R,11G,11Bよりも多く実行される。
ホワイト画素回路11において、図4および図5に図示する期間Δt2、リセット間隔Δt3、および第2回目のダミーリセットから電荷蓄積開始(時刻t5)までの期間Δ4は、電荷蓄積期間Δt5と同程度、あるいは、それよりも短く設定されることが望ましい。
電荷蓄積期間Δt5は、ホワイト画素回路11から正常に電荷を読み出しできる時間に設定されるのが望ましい。リセット間隔Δt3を電荷蓄積期間Δt5よりも短くすることで、ホワイト画素回路11の非電荷蓄積期間(時刻t1〜時刻t5)における白飛びを防止することもできる。
第1実施形態によれば、光電変換によって入射光を電荷に変換する複数の画素回路11R,11G,11Bと、画素回路11R,11G,11Bよりも感度が高い複数のホワイト画素回路11とが、隣接して配列されている。
複数の画素回路11R,11G,11Bには、転送信号線TRNLが共通に接続され、複数のホワイト画素回路11には、転送信号線WTRNLが共通に接続されている。
行駆動回路13は、転送信号線TRNLと、転送信号線WTRNLとに所定の制御信号を独立して供給し、複数の画素回路11R,11G,11Bと、複数のホワイト画素回路11とを独立して制御できる。行駆動回路13は、単位フレーム間において、複数のホワイト画素回路11が蓄積した電荷を排出するリセット制御を複数の画素回路11R,11G,11Bが蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行することから、次のような効果を得ることができる。
ブルーミング現象等のノイズの発生を防止することができ、被写体の明暗に係わらず高感度で色再現性のよい撮像画像を取得することができる。白飛びなどの現象も防止することができる。
第3ステップにおいて、ホワイト画素回路11の電荷蓄積開始前に、当該ホワイト画素回路に対して2回のダミーリセットが実行されるが、このダミーリセット回数は、3回以上であってもよい。この場合、各々のリセット間隔は、略同一であることが望ましい。
第1実施形態は、次のような配列形態の画素回路に対しても適用することができる。以下、画素回路の配列形態について、2つの例を挙げて説明する。
(画素部10の第1変形例)
画素部10の第1変形例について説明する。
図6は、第1実施形態に係る画素部の第1変形例を示す概略図である。
図6に図示するように、画素部10aには、ハニカム型の配列形態をもって、ホワイト画素回路11のみの行と、画素回路11R,11G,11Bのみの行が交互に配列されている。
詳細には、第(n−1)行目には、画素回路11R,画素回路11G、および画素回路11Bが交互に配列され、各々の画素回路11R,11G,11Bには、転送信号線TRNL(n−1)が共通に接続されている。
第n行目には、ホワイト画素回路11が配列され、各々のホワイト画素回路11には、転送信号線WTRNL(n)が共通に接続されている。ただし、他の信号線はその図示を省略している。
画素部10aは、各々の画素回路の配列形態が画素部10と異なるのみであり、画素部10aの制御方法等については、割愛する。
(画素部10の第2変形例)
画素部10の第2変形例について説明する。
図7は、第1実施形態に係る画素部の第2変形例を示す概略図である。
図7に図示するように、画素部10bには、市松型の配列形態をもって、画素回路11R,11G,11Bおよびホワイト画素回路11が配列されている。
詳細には、第(n−1)行には、ホワイト画素回路11、画素回路11B,画素回路11Rが交互に配列されている。第n行には、ホワイト画素回路11,および画素回路11Gが交互に配列されている。第(n+1)行には、第(n−1)行の配列形態の画素回路が1列ずれて配列され、第(n+2)行には、第n行の配列形態と同様に画素回路が配列されている。
各々の行に配列されたホワイト画素回路11には、転送信号線WTRNLが共通に接続されている。画素回路11R,11G,11Bには、転送信号線TRNL、リセット信号線RSTL、および選択信号線SELLが行ごとに共通に接続されている。
画素回路の配列形態に市松型の配列形態を採用した場合には、各行のホワイト画素回路11に対して、ダミーリセットが複数回実行される。
(第2実施形態)
第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図8は、第2実施形態に係る駆動回路の一例を示す回路図である。
第1実施形態で述べたように、画素回路11R,11G,11Bの電荷蓄積期間Δt1中に、ホワイト画素回路11に対してダミーリセットが複数回実行される。このダミーリセットはその回数が多いほど、ブルーミング現象の抑制に効果的である。
しかし、ダミーリセットの回数が多いほど、リセット信号SRSTや駆動信号STRN、SWTRNを生成期間が短くなるため、各々の画素回路を制御するタイミングが難しくなる場合がある。
そこで、第2実施形態では、ホワイト画素回路11に対するダミーリセットの回数を増やす代わりに、ホワイト画素回路11の電荷蓄積開始までの期間、ダミーリセットの状態を維持することで、ブルーミング現象を抑制する。
ダミーリセットの状態を維持するため、駆動回路12aは、次のような構成を取っている。具体的には、図8に図示するように、駆動回路12aは、ラッチ回路(記憶回路)121,ANDゲート122〜125で構成されている。ただし、図8には、第n行における駆動回路12aの回路構成のみを図示している。
ラッチ回路121は、ANDゲート1211、D型のフリップフロップ1212、およびORゲート1213,1214で構成されている。
ANDゲート1211は、第1入力端子が第n行目の行選択線ADL(n)によって行選択回路12に接続され、第2入力端子が制御信号線L5に接続され、出力端子がフリップフロップ1212の第1入力端子(クロック入力端子)に接続されている。
フリップフロップ1212は、第1入力端子(C)がANDゲート1211の出力端子に接続され、第2入力端子(D)が反転出力端子(Q ̄)に接続され、出力端子(Q)がORゲート1213の第2入力端子およびORゲート1214の第2入力端子に共通に接続されている。
ORゲート1213は、第1入力端子がANDゲート124の出力端子に接続され、第2入力端子がORゲート1214の第2入力端子およびフリップフロップ1212の出力端子に共通に接続されている。
ORゲート1214は、第1入力端子がANDゲート125の出力端子に接続され、第2入力端子がORゲート1213の第2入力端子およびフリップフロップ1212の出力端子に共通に接続されている。
ANDゲート122〜125の第1入力端子、およびANDゲート1211の第1入力端子は、第n行目の行選択線ADL(n)によって行選択回路12と共通に接続されている。
ANDゲート122は、第2入力端子が制御信号線L1に接続され、出力端子が転送信号線TRNL(n)に接続されている。
ANDゲート123は、第2入力端子が制御信号線L2に接続され、出力端子が選択信号線SELL(n)に接続されている。
ANDゲート124は、第2入力端子が制御信号線L3に接続され、出力端子がORゲート1213の第1入力端子に接続されている。
ANDゲート125は、第2入力端子が制御信号線L4に接続され、出力端子がORゲート1214の第1入力端子に接続されている。
ANDゲート122〜125,1211は、第1入力端子および第2入力端子にハイレベルの信号が共通に入力されたとき、ハイレベルの信号を出力端子に出力する。
ORゲート1213,1214は、第1入力端子および第2入力端子のうち少なくともいずれか一方にハイレベルの信号が入力されたとき、ハイレベルの信号を出力端子に出力する。
ここで、ラッチ回路121の動作について説明する。フリップフロップ1212は、第1入力端子(C)にパルス状の信号が入力されるまで、入力された信号の状態(ハイレベルまたはローレベル)をラッチ(保持)し、その状態に応じた信号を出力端子に出力する。適宜、ハイレベルの信号を論理値「1」に、ローレベルの信号を論理値「0」に対応させて説明する。
具体的には、行選択回路12がハイレベルの行選択信号SADを行選択線ADL(n)に供給し、駆動回路12aがパルス状の制御信号S5を制御信号線L5に供給する。このとき、フリップフロップ1212の第1入力端子(C)には、ANDゲート1211の出力端子からパルス状の信号(すなわち制御信号S5)が入力される。
フリップフロップ1212は、たとえば、この制御信号S5の立ち上がりに同期して、第2入力端子(D)に入力された信号の状態をラッチする。ただし、第2入力端子(D)は、反転出力端子(Q ̄)に接続されているため、第2入力端子(D)には、反転出力端子(Q ̄)の値が入力される。フリップフロップ1212は、第1入力端子(C)に次の制御信号S5が入力されるまで、ラッチしている状態に応じた信号を出力端子(Q)に出力する。
たとえば、フリップフロップ1212が論理値「0」の状態をラッチしているとき、出力端子(Q)には論理値「0」が出力され、反転出力端子(Q ̄)には論理値「1」が出力される。第1入力端子(C)に制御信号S5が入力されると、第2入力端子(D)には、反転出力端子(Q ̄)の論理値「1」が入力される。フリップフロップ1212は、論理値「1」をラッチし、出力端子(Q)には論理値「1」が出力され、反転出力端子(Q ̄)には論理値「0」が出力される。
このようにして、フリップフロップ1212は、第1入力端子(C)に制御信号S5が入力される度に、論理値「0」または論理値「1」を出力端子(Q)に交互に出力する。
フリップフロップ1212が論理値「1」をラッチしているとき、ORゲート1213は、第1入力端子に入力された信号の如何に関わらず、ハイレベルの信号をリセット信号線RSTL(n)に出力する。ORゲート1214も同様に、第1入力端子に入力された信号の如何に関わらず、ハイレベルの信号を転送信号線WTRNL(n)に出力する。
初期にフリップフロップ1212が論理値「0」をラッチしているものとする。制御信号線L5に制御信号S5が供給されると、次に制御信号S5が供給されるまでの期間、制御信号線L3がローレベルに維持されていても、リセット信号線RSTL(n)は、ラッチ回路121によって、ハイレベルの状態が維持される。転送信号線WTRNL(n)についても同様である。
行駆動回路13aは、第n行目の画素回路が選択された場合、制御信号線L1〜L4に所定の制御信号S1〜S4を供給することによって、転送信号線TRNL(n)、WTRNL(n)、選択信号線SELL(n)およびリセット信号線RSTL(n)に所定の信号を選択的に供給する。
ところで、行選択回路12は、画素回路を行ごとに順次走査するため、所定のタイミングにおいて、たとえば第n行目のリセット信号線RSTL(n)をハイレベルに、第(n+1)行のリセット信号線RSTL(n+1)をローレベルに保持せねばならない場合がある。
この場合、行駆動回路13aは、制御信号線L3にハイレベルの制御信号S3を供給する。これにより、第n行目のANDゲート124および第(n+1)行目のANDゲート124は、ハイレベルの信号(すなわち制御信号S3)を各々出力する。
行駆動回路13aにラッチ回路121が設けられていない場合、各々の行のANDゲート124が出力したハイレベルの制御信号S3が、対応するリセット信号線RSTL(n)、(n+1)にそのまま供給されてしまう。
そこで、行駆動回路13aは、制御信号線L5にパルス状の制御信号S5を供給し、ラッチ回路121にハイレベルまたはローレベルの信号の状態をラッチさせる。フリップフロップ1212が論理値「1」をラッチしているとき、制御信号線L3がローレベルに保持されていても、ORゲート1213は、ハイレベルの信号をリセット信号線RSTLに出力する。
その結果、第n行目のリセット信号線RSTL(n)をローレベルに保持し、第(n+1)行のリセット信号線RSTL(n+1)をハイレベルに保持することができる。
第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作を図8〜図10に関連付けて説明する。
なお、各々の画素回路の配列方法は、図2に図示するベイヤ型の配列形態を採っているものとする。この場合、ホワイト画素回路11を含まない第(n+1)行目のANDゲート125,ORゲート1214および転送信号線WTRNLは、なくともよい。
図9は、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサのタイミングチャートである。図9(A)はリセット信号SRSTを、図9(B)は駆動信号STRNを、図9(C)は駆動信号SWTRNを、図9(D)は選択信号SSELを各々示す。
図10は、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの選択行アドレスと時間経過との関係を示す図である。図10に図示する時刻t1〜時刻t5、Δt1、Δt5、Δt6は、図9に図示する時刻t1〜時刻t5、Δt1、Δt5、Δt6に対応している。
(第1ステップST1a)
第n行目の画素回路に対してダミーリセットが実行される(第1ステップST1aとする)。
行選択回路12は、第n行の画素回路を走査するため、当該画素回路における電荷の読み出しが完了するまで、行選択信号SADを行選択線ADL(n)に供給する(図8参照)。これにより、ANDゲート122〜125、1211の第1入力端子には、ハイレベルの行選択信号SADが供給される。
行駆動回路13aは、制御信号線L3にハイレベルの制御信号S3を供給する。ANDゲート124が制御信号S3を出力することによって、リセット信号線RSTL(n)にハイレベルのリセット信号SRSTが供給される(図9(A)参照)。
同時に、行駆動回路13aは、制御信号線L1にパルス状の制御信号S1を供給する。ANDゲート122が制御信号S1を出力することによって、転送信号線TRNL(n)にハイレベルの信号が供給される(図9(B)参照)。
行駆動回路13aは、制御信号線L4に制御信号S4を供給する。ANDゲート125が制御信号S4を出力することによって、転送信号線WTRNL(n)にハイレベルの信号が供給される(図9(C)参照)。
これにより、第n行目のホワイト画素回路11の転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113がオン状態となる。その結果、ホワイト画素回路11の光電変換素子111に蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t1)。
同様に、第n行目の画素回路11Bの転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113も瞬時オン状態となる。その結果、画素回路11Bの光電変換素子111に蓄積されている電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t1)。
行選択回路12は、第(n+1)行の画素回路を走査するため、当該画素回路の電荷の読み出しが完了するまで、行選択信号SADを行選択線ADL(n+1)に供給する。
その後、行駆動回路13aは、ダミーリセットの状態を維持するため、制御信号線L5にパルス状の制御信号S5を供給し、制御信号S3およびS4の供給を停止する。
ダミーリセットの状態とは、ホワイト画素回路11の光電変換素子111に蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDを介して電源電圧VDDに排出され続けることをいう。
制御信号S3およびS4の供給が停止したにも拘わらず、リセット信号線RSTL(n)および転送信号線WTRNL(n)は、ラッチ回路121によって、ハイレベルの状態が維持される。ただし、初期にフリップフロップ1212が論理値「0」をラッチしていたものとしている。
行駆動回路13aは、図10に図示するように、第(n+1)行目の各画素回路に対してリセットを実行するため、制御信号線L3にハイレベルの制御信号S3を供給し、制御信号線L1にパルス状の制御信号S1を供給し、制御信号線L4に制御信号S4を供給する(破線A参照)。
(第2ステップST2a)
第n行目の画素回路11Bが電荷の蓄積を開始する前に、画素回路11Bに対してリセットが実行される(第2ステップST2aとする)。
第1ステップST1aの処理と同様に、行駆動回路13aは、制御信号線L1にパルス状の制御信号S1を供給する。これにより、転送信号線TRNL(n)にハイレベルの信号が供給される(図9(B)参照)。
画素回路11Bの転送トランジスタ112およびリセットトランジスタ113が瞬時オン状態となり、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電圧VDDにリセットされる(時刻t2)。
その後、画素回路11Bの光電変換素子111は、光電変換によって電荷を時刻t5まで蓄積する。
(ステップST3a)
行駆動回路13aは、時刻t1におけるダミーリセットの完了時から期間Δt6を経て、制御信号線L5にパルス状の制御信号S5を制御信号線L5に供給する。リセット信号線RSTL(n)および転送信号線WTRNL(n)は、ラッチ回路121によって、ハイレベルからローレベルの状態に切り替わる。これによって、ホワイト画素回路11のダミーリセットが完了し、ホワイト画素回路11の電荷の蓄積が開始される(第3ステップSTaとする)。
行選択回路12は、図10に図示する破線Aのように、第(n+1)行の画素回路を走査するため、行選択信号SADを当該画素回路の電荷の読み出しが完了するまで行選択線ADL(n+1)に供給する。
以後は、第1実施形態と同様に、第n行目の各画素回路に対して電荷の読み出しが実行される。
第2実施形態では、行駆動回路13aにラッチ回路121を設け、ホワイト画素回路11に対するダミーリセットの状態を維持するため、複数の行駆動回路を設け、各制御信号を時分割して生成する必要がない。
したがって、回路規模を大きくすることなく、ブルーミング現象等のノイズの発生を防止することができ、被写体の明暗に係わらず高感度で色再現性のよい撮像画像を取得することができる。白飛びなどの現象も防止することができる。
上述した各実施形態においては、ホワイト画素回路の替わりにホワイトフィルタよりも若干感度の低いグレーフィルタが被された高感度画素回路を採用することができる。特定の画素回路にカラーフィルタなどを配置しない構成をとることもできる。
無論、このような高感度画素回路を含む各々の画素回路は、ベイヤ型、市松型、ハニカム型など、種々の配列形態を採用することができる。
CMOSイメージセンサ1を搭載したカメラについて、図11を参照しながら説明する。
図11は、本発明に係るCMOSイメージセンサを搭載したカメラの構成例を示すブロック図である。ただし、図11は、本発明に係るカメラの主要部を図示している。
図11に図示するように、カメラ20は、CMOSイメージセンサ1、入射光を導く光学系21、信号処理部22、およびデータ出力部23で構成されている。
光学系21には、入射光(像光)を撮像面上(CMOSイメージセンサ1の画素部10)に結像させるレンズ211,光量を調整するための絞り212、特定の周波数の入射光を通過させるローパスフィルタ213が配置されている。
信号処理部22は、たとえばDSPやメモリで構成され、所定の信号処理、光学系21の露出制御、CMOSイメージセンサ1の制御などを行う。
具体的には、信号処理部22は、ダミーリセットや電子シャッタのタイミングなどに応じて光学系21の露出制御、CMOSイメージセンサ1の制御を行う。
信号処理部22は、CMOSイメージセンサ1の出力回路18から入力された電圧信号SIGに、カラー補間、γ補正、RGB変換処理、YUV変換処理等の所定の画像処理を施す。信号処理部22は、画像処理が施された電圧信号をデータとしてデータ出力部23に出力する。
データ出力部23は、信号処理部22から画像処理が施されたデータが入力され、このデータをたとえばモニタやメモリに出力する。
カメラ20の動作は、次の通りである。レンズ211を通して結像された被写体OBJの入射光は、CMOSイメージセンサ1の画素部10に入射される。このとき、入射光は、絞り212によって光量が調節され、所定周波数の光のみがローパスフィルタ213を通過する。
CMOSイメージセンサ1は入射光を電荷に変換し、電圧信号SIGを生成して信号処理部22に出力する。信号処理部22は、電圧信号SIGに所定の処理を施して、データ出力部23に出力する。
本発明の実施形態は、上述した実施形態に拘泥せず、当業者であれば本発明の要旨を変更しない範囲内で様々な改変が可能である。
第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの構成例を示す構成概略図である。 第1実施形態に係る画素部の構成例を示す概略図である。 第1実施形態に係る画素回路およびホワイト画素回路の一例を示す等価回路図である。 第1実施形態に係るCMOSイメージセンサのタイミングチャートである。 第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの選択行アドレスと時間経過との関係を示す図である。 第1実施形態に係る画素部の第1変形例を示す概略図である。 第1実施形態に係る画素部の第2変形例を示す概略図である。 第2実施形態に係る駆動回路の一例を示す回路図である。 第2実施形態に係るCMOSイメージセンサのタイミングチャートである。 第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの選択行アドレスと時間経過との関係を示す図である。 本発明に係るCMOSイメージセンサを搭載したカメラの構成例を示すブロック図である。 画素回路がベイヤ型に配列された画素部の構成を示す図である。 図12に図示する画素部を採用した撮像装置の動作を示す図である。 画素回路の電荷蓄積開始前に発生するノイズの防止策を説明するための図である。
符号の説明
1…CMOSイメージセンサ、10…画素部、11…ホワイト画素回路、11R、11G、11B…画素回路、12…行選択回路、13…行駆動回路、14…定電流源回路、15…感知回路、16…A/D変換回路、17…水平転送回路、18…出力回路、20…カメラ、21…光学系、22…信号処理部、23…データ出力部、111…光電変換素子、112…転送トランジスタ、113…リセットトランジスタ、114…増幅トランジスタ、115…選択トランジスタ、121…ラッチ回路、122〜125、1211…ANDゲート、211…レンズ、213…ローパスフィルタ、1212…フリップフロップ、1213、1214…ORゲート

Claims (11)

  1. 光電変換によって入射光を電荷に変換する複数の画素回路と、
    上記複数の画素回路に隣接して配列され、当該画素回路よりも感度が高い複数の高感度画素回路と、
    上記複数の画素回路に共通に接続された第1の制御線と、
    上記複数の高感度画素回路に共通に接続された第2の制御線と、
    上記第1の制御線と、上記第2の制御線とに所定の制御信号を独立して供給し、上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とを独立して制御できる制御回路と
    を有し、
    上記制御回路は、
    単位フレーム間において、上記複数の高感度画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御を上記複数の画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行する
    撮像装置。
  2. 上記制御回路は、
    上記高感度画素回路に対して、上記画素回路の電荷蓄積開始から少なくとも当該高感度画素回路の電荷蓄積開始までの期間中に、上記リセット制御を断続的に複数回実行する
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記制御回路は、
    上記リセット制御を上記高感度画素回路の電荷蓄積期間と略同一の間隔で実行する
    請求項2記載の撮像装置。
  4. 上記制御回路は、
    上記リセット制御を上記高感度画素回路の電荷蓄積期間よりも短い間隔で実行する
    請求項2記載の撮像装置。
  5. 上記制御回路は、
    上記高感度画素回路に対して、上記画素回路の電荷蓄積開始から少なくとも当該高感度画素回路の電荷蓄積開始までの期間中に、上記リセット制御を継続的に実行する
    請求項1記載の撮像装置。
  6. 上記制御回路は、
    上記リセット制御の状態を保持する記憶回路を有する
    請求項5記載の撮像装置。
  7. 上記記憶回路は、
    上記制御回路から当該記憶回路の記憶状態を制御する制御信号を受けて、上記第2の制御線に上記所定の制御信号を供給する
    請求項6記載の撮像装置。
  8. 上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とは、
    ベイヤ型に配列されている
    請求項1から7のいずれか一に記載の撮像装置。
  9. 上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とは、
    ハニカム型に配列されている
    請求項1から7のいずれか一に記載の撮像装置。
  10. 上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とは、
    市松型に配列されている
    請求項1から7のいずれか一に記載の撮像装置。
  11. 撮像装置と、
    上記撮像装置の撮像エリアに対して入射光を導く光学系と、
    上記撮像装置の出力信号を処理する信号処理部と、
    を有し、
    上記撮像装置は、
    光電変換によって入射光を電荷に変換する複数の画素回路と、
    上記複数の画素回路に隣接して配列され、当該画素回路よりも感度が高い複数の高感度画素回路と、
    上記複数の画素回路に共通に接続された第1の制御線と、
    上記複数の高感度画素回路に共通に接続された第2の制御線と、
    上記第1の制御線と、上記第2の制御線とに所定の制御信号を独立して供給し、上記複数の画素回路と、上記複数の高感度画素回路とを独立して制御できる制御回路と
    を有し、
    上記制御回路は、
    単位フレーム間において、上記複数の高感度画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御を上記複数の画素回路が蓄積した電荷を排出するリセット制御よりも多く実行する
    カメラ。
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