JP2013196743A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 面積の削減が可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 複数のメモリユニットは、第1、第2端の間に直列接続された第1トランジスタ(SDTr)と複数のメモリセルトランジスタ(MTr)と第2トランジスタ(SSTr)とを各々が含み、各々の1つのメモリセルトランジスタは制御ゲート電極を接続され、第1端においてビット線に接続されている。第1、第3ドライバ(SGDSEL,SGSSEL)は第1、第2トランジスタに印加される電圧を出力する。第2、第4ドライバ(SGDUSEL,SGSUSEL)は非選択の第1、第2トランジスタに印加される電圧を出力する。選択回路(92)は、複数メモリユニットの各第1トランジスタのゲート電極を第1ドライバに選択的に接続し、第2ドライバに選択的に接続し、複数メモリユニットの各第2トランジスタのゲート電極を第3ドライバに選択的に接続し、第4ドライバに選択的に接続する。
【選択図】 図8

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
BiCS技術の製造プロセスを用いて製造された3次元構造のNAND型フラッシュメモリが知られている。このようなメモリでは、ワード線を複数のメモリストリング間で共有する構造にすることによって、ワード線選択用のトランジスタの数を減らし、その領域の面積の削減が図られる。一方、選択ゲートのための配線は、メモリストリングごとに設けられる。ワード線を共有する複数メモリストリングはまた同じビット線にも接続されているので、そのような複数メモリストリングのうちの1つを選択できるようにするためである。こうして、ワード線共有によるさまざまなディスターブを抑えて所望の動作の実現が図られる。
特開2011−44222号公報
周辺回路の面積の削減が可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
一実施形態による半導体記憶装置は、複数のメモリユニットと、ビット線と、第1乃至第4ドライバと、選択回路と、を具備する。複数のメモリユニットは、第1および第2端の間に直列接続された第1トランジスタと複数のメモリセルトランジスタと第2トランジスタとを各々が具備し、各々の1つのメモリセルトランジスタは制御ゲート電極を相互に接続されている。ビット線は、前記複数のメモリユニットの前記第1端に共通に接続されている。第1ドライバは、前記第1トランジスタに印加される電圧を出力する。第2ドライバは、非選択の第1トランジスタに印加される電圧を出力する。第3ドライバは、前記第2トランジスタに印加される電圧を出力する。第4ドライバは、非選択の第2トランジスタに印加される電圧を出力する。選択回路は、前記複数のメモリユニットの各々の前記第1トランジスタのゲート電極を個別に前記第1ドライバに選択的に接続し、前記第2ドライバに選択的に接続し、前記複数のメモリユニットの各々の前記第2トランジスタのゲート電極を個別に前記第3ドライバに選択的に接続し、前記第4ドライバに選択的に接続する。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 第1実施形態に係るメモリセルアレイの一部の斜視図。 第1実施形態に係るメモリセルアレイの一部の回路図。 第1実施形態に係るメモリセルトランジスタの断面図。 第1実施形態に係るメモリセルの状態と対応するデータとの関係を示す図。 参考用の半導体記憶装置の回路図。 半導体記憶装置の別の回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の回路図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の回路図。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の回路図。 第3実施形態のメモリブロックを模式的に示す図。 第3実施形態での読み出しの際の主要部の電圧を示している。 第3実施形態での書き込みの際の主要部の電圧を示している。 第3実施形態での消去の際の主要部の電圧を示している。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の回路図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置を概念的に示す図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置の断面図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置の例を概念的に示す斜視図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置の例を概念的に示す斜視図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置の例を概念的に示す斜視図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置の例を概念的に示す斜視図。
以下に実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断されるべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。実施形態の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置10のブロック図である。各機能ブロックが、以下の具体例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が以下の説明において例示されている機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。どの機能ブロックによって特定されるかによって実施形態が限定されるものではない。
図1に示されるように、半導体記憶装置10は、メモリセルアレイ1、ロウデコーダ2、データ回路・ページバッファ3、カラムデコーダ4、制御回路5、入出力回路6、アドレス・コマンドレジスタ7、電圧発生回路8、およびコアドライバ9を含んでいる。
半導体記憶装置10は、複数のメモリセルアレイ1を含んでいる。図1は、2つのメモリセルアレイ1を例示するが、1または3以上のメモリセルアレイ1が含まれていてもよい。メモリセルアレイは、プレーンと称される場合がある。2つのプレーンを区別する場合は、各プレーンをプレーン0、プレーン1と称する。メモリセルアレイ1は、複数のメモリブロック(以下、単にブロックと称する場合がある)を含んでいる。各ブロックは、複数のメモリセル、ワード線WL、ビット線BL等を含んでいる。特定の複数のメモリセルまたはその記憶空間はページを構成する。データはページ単位で読み出され、また書き込まれる。メモリセルアレイ1の詳細は後述する。
ロウデコーダ2、データ回路・ページバッファ3、カラムデコーダ4の組は、メモリセルアレイ1ごとに設けられている。ロウデコーダ2は、アドレス・コマンドレジスタ7からブロックアドレス信号等を受け取り、また、コアドライバ9からワード線制御信号や選択ゲート制御信号を受け取る。ロウデコーダ2は、受け取ったブロックアドレス信号、ワード線制御信号、および選択ゲート制御信号に基づいて、特定のブロックやワード線を選択する。
データ回路・ページバッファ3は、読み出し時にはメモリセルアレイ1からデータを読み出し、読み出されたデータを一時的に保持する。また、データ回路・ページバッファ3は、書き込み時には半導体記憶装置10の外部から書き込みデータを受け取り、選択されたメモリセルに受け取ったデータを書き込む。データ回路・ページバッファ3は、センスアンプ3aを含んでいる。センスアンプ3aは、複数のビット線BLとそれぞれ接続された複数のセンスアンプを含み、対応するビット線BLにメモリセルアレイ1から読み出されたデータを増幅する。半導体記憶装置10は、1つのメモリセルにおいて2ビット以上のデータを保持可能に構成されている。例えば、半導体記憶装置10は、1メモリセル当たり2ビットのデータを保持できる。そのために、データ回路・ページバッファ3は、3つのデータキャッシュ3bを含んでいる。第1のデータキャッシュ3bは、下位(lower)ページデータおよび上位(upper)ページデータの一方を保持し、第2のデータキャッシュ3bは、下位ページデータおよび上位ページデータの他方を保持する。下位ページデータは、関連する複数メモリセルの各2ビットデータのうちの下位ビットの集合からなる。上位ページデータは、関連する複数メモリセルの各2ビットデータのうちの上位ビットの集合からなる。第3のデータキャッシュ3bは、例えば、書き込みの一部であるベリファイ読み出しの結果に基づいて特定のメモリセルに再書き込みされる一時的なデータを保持する。
カラムデコーダ4は、アドレス・コマンドレジスタ7からカラムアドレス信号を受け取り、受け取ったカラムアドレス信号をデコードする。カラムデコーダ4はデコードされたアドレス信号に基づいて、データ回路・ページバッファ3のデータの入出力を制御する。
制御回路5は、アドレス・コマンドレジスタ7から、読み出し、書き込み、消去等を指示するコマンドを受け取る。制御回路5は、コマンドの指示に基づいて、所定のシーケンスに従って電圧発生回路8およびコアドライバ9を制御する。電圧発生回路8は、制御回路5の指示に従って、コア動作に必要な種々の電圧を発生する。コアドライバ9は、制御回路5の指示に従って、ワード線WLおよびビット線BLの制御を行うためにロウデコーダ2およびデータ回路・ページバッファ3を制御する。入出力回路6は、コマンド、アドレス、データの半導体記憶装置10の外部からの入力または半導体記憶装置10の外部への出力を制御する。
メモリセルアレイ1は、図2、図3に示される構造を有する。図2は、第1実施形態に係るメモリセルアレイの一部の斜視図である。図3は、第1実施形態に係るメモリセルアレイ1の一部の回路図である。図2、図3に示されるように、メモリセルアレイ1は、複数のビット線BLと、複数のソース線SLと、複数のメモリブロック(ブロック)MBを有する。ソース線SLはロウ方向に延びる。ビット線BLは、カラム方向に延びる。カラム方向はロウ方向に直交する。複数のブロックMBが、所定のピッチをもってカラム方向に沿って並んでいる。ブロックMBは、ロウ方向およびカラム方向に沿って行列状に配列された複数のメモリユニットMUを有する。ブロックMBにおいて、1本のビット線BLには、複数のメモリユニットMUが接続されている。
メモリユニットMUは、メモリストリングMS、ソース側選択ゲートトランジスタSSTr、およびドレイン側選択ゲートトランジスタSDTrを有する。メモリストリングMSは、基板subの積層方向に沿って上方に位置する。メモリストリングMSは、直列接続されたn個(nは例えば16)のメモリセルトランジスタ(セルトランジスタ)MTr〜MTr15およびバックゲートトランジスタBTrを含んでいる。添え字付きの参照符号(例えばセルトランジスタMTr)が相互に区別される必要がない場合、参照符号の末尾の添え字が省略された記載が用いられ、この記載は全ての添え字付きの参照符号を指すものとする。セルトランジスタMTr〜MTrは、この順で、積層方向に沿って基板subに近づく方向に並ぶ。セルトランジスタMTr〜MTr15は、この順で、積層方向に沿って基板subから離れる方向に沿って並ぶ。セルトランジスタMTrは、後に詳述するように、半導体柱SP、半導体柱SPの表面の絶縁膜、ワード線(制御ゲート)WLをそれぞれ含む。
バックゲートトランジスタBTrは、最下層のセルトランジスタMTr、MTrの間に接続されている。したがって、セルトランジスタMTr〜MTr15、およびバックゲートトランジスタBTrは、カラム方向および積層方向からなる平面に沿ってU字形状を構成する。このようにセルトランジスタMTrが設けられる結果、セルトランジスタMTrは、カラム方向および積層方向からなる平面、およびカラム方向およびロウ方向からなる平面の両方に沿って行列状に配列する。
選択ゲートトランジスタSSTr、SDTrは、それぞれ、セルトランジスタMTr、MTr15の積層方向に沿った上方に位置する。トランジスタSSTrのドレインは、メモリストリングMSの一端(メモリセルMTrのソース)に接続されている。トランジスタSDTrのソースは、メモリストリングMSの他端(メモリセルMTr15のドレイン)に接続されている。トランジスタSDTrの一端は、ビット線BLに接続される。トランジスタSSTrの一端は、ソース線SLに接続される。
各ブロックMB中のロウ方向に沿って並ぶ複数メモリユニットMUの各セルトランジスタMTrのゲートは、ワード線WLに共通に接続されている。同様に、1つのブロックMB中のロウ方向に沿って並ぶ複数メモリユニットMUの各セルトランジスタMTr〜MTr15の各ゲートは、それぞれワード線WL〜WL15に共通に接続されている。ワード線WLは、ロウ方向に延びる。バックゲートトランジスタBTrのゲートは、バックゲート線BGに共通に接続されている。
各ブロックMB中のロウ方向に沿って並ぶ複数メモリユニットMUの各ドレイン側選択ゲートトランジスタSDTrのゲートは、ドレイン側選択ゲート線SGDLに共通に接続されている。カラム方向に沿って並ぶ複数のメモリユニットMUの各選択ゲートトランジスタSDTrのドレインは、ビット線BLに共通に接続されている。選択ゲート線SGDLはロウ方向に延びる。
各ブロックMB中のロウ方向に沿って並ぶ複数メモリユニットMUの各ソース側選択ゲートトランジスタSSTrのゲートは、ソース側選択ゲート線SGSLに共通接続されている。カラム方向に沿って並ぶ2つのメモリユニットMUのソースは、同じソース線SLに接続されている。1つのブロックMB中のロウ方向に沿って並ぶ複数メモリユニットMUの各選択ゲートトランジスタSSTrのソースは、同じソース線SLに接続されている。選択ゲート線SGSLおよびソース線SLは、ロウ方向に延びる。
セルトランジスタMTrは、図4に示す構造を有する。図4は、第1実施形態に係るセルトランジスタの断面図である。ワード線(ゲート)WLは、例えばポリシリコンあるいはポリサイドからなる。複数のワード線WLおよびその間の絶縁膜IN3を貫く孔が形成されている。孔の表面には、メモリゲート絶縁層IN2が形成されており、孔の中に半導体柱SPが形成されている。半導体柱SPは、積層方向に延び、ロウ方向およびカラム方向からなる平面に沿って行列状に並び、例えば不純物を導入された半導体(例えばシリコン)からなる。半導体柱SP中には、ソース/ドレイン領域が形成されており、隣接するセルトランジスタMTr同士のソース/ドレイン領域は接続されている。
絶縁層IN2は、ブロック絶縁層IN2a、電荷蓄積層IN2b、トンネル絶縁層IN2cを含んでいる。ブロック絶縁層IN2aは、例えば酸化シリコン(SiO)からなる。電荷蓄積層IN2bは、ブロック絶縁層IN2a上に形成される。電荷絶縁層IN2bは、電荷を蓄積し、セルトランジスタMTrのデータを保持するために用いられる。電荷蓄積層IN2bは、例えば窒化シリコン(SiN)からなる。トンネル絶縁層IN2cは、電荷蓄積層IN2b上に形成される。トンネル絶縁層IN2cは、例えば酸化シリコンからなる。ワード線WLの電位および電荷蓄積層IN2b中のキャリアの個数に応じて半導体柱SPを流れるセル電流が変化し、これを利用してセルトランジスタMTrはデータを不揮発に記憶する。
図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置10でのデータの記憶を示している。具体的には、図5は、セルトランジスタの種々の状態と対応するデータとの関係の例を示している。特に、図5は、1つのセルトランジスタが2ビットデータを保持する例を示している。2ビット/セルのデータを記憶するために、セルトランジスタMTrは4つの可変の閾値電圧を有し得る。セルトランジスタMTrは、その電荷蓄積層IN2b中のキャリアの量の制御を通じて、所望の閾値電圧Vtを有するように制御される。実際には、セルトランジスタMTr相互間の特性のばらつきに起因して、同じ閾値電圧Vtを付与された複数のセルトランジスタMTrであっても、閾値電圧Vtはばらついて図5に示されるように分布を有する。最も低い電圧の分布Eは、セルトランジスタMTrに対する消去の実行によって得られる。分布A〜CはセルトランジスタMTrに対する書き込みによって得られる。
2ビット/セルのデータを記憶するために、2ビットが2つのページアドレスにそれぞれ対応づけられる。すなわち、下位ページのデータと上位ページのデータが1つのメモリセルによって保持される。図5は、分布E、A、B、Cと、各分布に対応する下位ページデータおよび上位ページデータとの関係を示している。すなわち、例えば下位ページのデータ“1”は、分布Eと分布Aに対応し、下位ページのデータ“0”は分布Bと分布Cに対応する。上位ページのデータ“1”は分布Eと分布Cに対応し、上位ページのデータ“0”は分布Aと分布Bに対応する。
このような対応づけにより、下位ページのビットについては、電圧VBRをワード線WLに印加することを通じた読み出しによって、“1”および”0”のいずれのデータが保持されているかが判定されることが可能である。すなわち、分布Eまたは分布Aに含まれる閾値電圧を有するセルトランジスタMTrは、電圧VBRをワード線WLにおいて受け取るとオンする。この結果、セル電流がセルトランジスタMTrを介してビット線BLからソース線SLに向かって流れる。一方、分布Bまたは分布Cに含まれる閾値電圧を有するセルトランジスタMTrは、電圧VBRをワード線WLにおいて受け取ってもオンせず、セル電流が流れない。このようなセル電流の違いが、センスアンプ3aにより検出され、読み出し対象のセルトランジスタMTrが下位ビットにおいて“0” データを保持しているか“1”データを保持しているかが判定される。
上位ページのビットについては、電圧VARとVCRをワード線WLに印加することを通じて読み出されたセル電流に対してデータ回路・ページバッファ3中で所定の演算を行うことによって、データが識別される。すなわち、閾値電圧が電圧VARとVCRの間にあると判定されたセルトランジスタMTrは上位ビットにおいて“0”データを保持すると判定され、閾値電圧が電圧VARより低いまたは電圧VCRより高いと判定されたセルトランジスタMTrは上位ビットにおいて“1”データを保持すると判定される。電圧VREADは、セルトランジスタMTrを、その保持データによらずにオンさせる電圧である。
次に、図1〜図5の構成の半導体記憶装置10を実現するための回路について説明する。まず、参考のために、半導体記憶装置10を実現するための回路を図6を参照して説明する。図6は、最も平易に構成された回路を示している。
図6に示されるように、各メモリセルアレイは、k個のブロックMB〜MBk−1が示されている。ビット線BL〜BLm−1(mは例えば64K)は、同じプレーン中の全ブロックMBにわたる。各ビット線BLは、対応する1つのセンスアンプ3aと接続されている。図6は、簡略化のために、ワード線はWL〜WLn−1の一部のみを表示している。また、バックゲート線BGについては、ワード線WLと同様の構成でバックゲート制御線が存在するが、図6では省略されている。
上記のように、ロウ方向に沿って並ぶ複数のメモリストリングMS、すなわちビット線BL〜BLm−1に接続される複数のメモリストリングMSはワード線WL〜WLn−1を共有する。具体的には、ロウ方向(図6では左右方向に対応)に沿って並ぶ複数のセルトランジスタMTrは、同じワード線WLに接続される。ワード線WL〜WLn−1についても同じである。ワード線WLの共有される大きさは、ワード線WLの物理的な長さに対応する。ページの大きさは、このワード線WLの長さと等しい場合もあれば、これの半分、あるいは整数倍の場合もある。例えばワード線WLを共有するセルトランジスタMTr(またはその記憶空間)の組が1ページに相当する。上記のように、半導体記憶装置10は、ページ単位でメモリセルにアクセスする。また、上記のように、ロウ方向に沿って並ぶ複数の選択ゲートトランジスタSDTrも選択ゲート線SGDLを共有し、ロウ方向に沿って並ぶ複数の選択ゲートトランジスタSSTrも選択ゲート線SSDLを共有する。ロウ方向に沿って並びかつワード線WL、選択ゲート線SGDL、選択ゲート線SGSLを共有する複数のメモリユニットMU(メモリストリングMSと選択ゲートトランジスタSSTr、SDTr)は、1つの単位を構成し、この単位を例えばストリングと称する。各ブロックMB中には、i個(iは例えば12)のストリングが設けられている。
ブロックMB内では、ストリング0〜ストリングi−1もワード線WLを共有する。すなわち、各ブロックMBにおいて、ストリング0〜ストリングi−1の各ワード線WLは、相互に接続されている。ワード線WL〜WLn−1についても同じである。したがって、1つのビット線BLに複数のメモリユニットMUが接続され、しかもこれらのメモリユニットMUSはワード線WLも共有する。このことは、あるワード線WLを選択すると、このワード線WLと接続され且つ同じビット線BLに接続された複数のメモリユニットMU中の複数セルトランジスタMTrが選択されることを意味する。しかし、セルトランジスタMTrへのアクセスのためには、1つのワード線WLと1つのビット線BLの選択が、1つのセルトランジスタMTrのみを選択できる必要がある。すなわち、各ビット線BLについて、1つのメモリストリングMSのみがビット線BLに接続されねばならない。そのために、選択ゲートトランジスタSDTr、SSTrの少なくとも一方は、複数ストリング間で独立して制御されることが可能な必要がある。そこで、ストリング0〜ストリングi−1のために、ドレイン側選択ゲート線SGDL〜SGDLi−1がそれぞれ設けられ、ソース側選択ゲート線SGSL〜SGSLi−1がそれぞれ設けられている。こうして、1つのビット線BLに選択ゲートトランジスタSDTrを介して1つのメモリストリングMSのみが接続されるとともにソース線SLに選択ゲートトランジスタSSTrを介してこの1つのメモリストリングMSが接続されることが可能になっている。
ロウデコーダ2は、複数のブロックデコーダBDおよび複数の駆動トランジスタユニット2bを含んでいる。各ブロックMBに対して、1つのブロックデコーダBDおよび1つの駆動トランジスタユニット2bが設けられている。駆動トランジスタユニット2bは、n個のWL駆動トランジスタWDTr〜WDTrn−1、i個のSGDL駆動トランジスタSDDTr〜SDDTri−1、i個のSGSL駆動トランジスタSSDTr〜SSDTri−1を含んでいる。ワード線WL〜WLn−1は、それぞれ、WL駆動トランジスタWDTr〜WDTrn−1を介してCG線CG〜CGn−1と接続されている。ストリング0用の選択ゲート線SGDL、SGSLは、それぞれトランジスタSDDTrおよびSSDTrを介してSGD線SGDおよびSGS線SGSに接続されている。同様に、ストリングX(Xは0〜i−1の整数)用の選択ゲート線SGDLa、SGSLは、それぞれ、トランジスタSDDTrおよびSSDTrを介してSGD線SGDおよびSGS線SGSに接続されている。ブロックMB中の全トランジスタWDTr、SDDTr、SSDTrのゲートは、ブロックデコーダBDからブロック選択信号BLKSELを受け取る。同様に、ブロックMB(Yは0〜k−1の整数)中の全トランジスタWDTr、SDDTr、SSDTrのゲートは、ブロックデコーダBDからブロック選択信号BLKSELを受け取る。選択されたブロックMBの選択ゲート線SGDL、SGSL、ワード線WLには、それぞれ、後述のドライバからの電圧がトランジスタSDDTr、SSDTr、WDTrを介して転送される。
選択ゲート線SGDL、SGSL、ワード線WLは、それぞれトランジスタUTrを介して信号USGを受け取る。ブロックMB中の全トランジスタUTrのゲートは、ブロックデコーダBDからブロック選択信号/BLKSELを受け取る。記号「/」は否定論理を意味する。同様に、ブロックMB中の全トランジスタUTrのゲートは、ブロックデコーダBDからブロック選択信号/BLKSELを受け取る。
ブロックデコーダBDは、アドレス・コマンドレジスタ7から、ブロックアドレス信号RABを受け取る。ブロックデコーダBDは、信号RABをデコードする。デコードに基づいて選択されたブロックデコーダBDは、対応する信号BLKSELを有効論理にして、特定のブロックMBが選択される。選択ブロックMB中のトランジスタUTrはオフとされる。一方、非選択ブロックMBでは、トランジスタUTrがオンし、選択ゲート線SGDL、SGSL、ワード線WLに信号USG(例えば0V)が印加される。
以下の説明では、メモリセルアレイ1、および対応するロウデコーダ2の一部、および対応するデータ回路・ページバッファ3(特にセンスアンプ3a)の組をメモリコアMCと称する。したがって、本例では、半導体記憶装置10は2つのメモリコアMC、MCを有している。コアドライバ9は、2つのメモリコアMCの両方に供する。
コアドライバ9は、i個のSGDドライバSGDdrv〜SGDdrvi−1、およびi個のSGSドライバSGSdrv〜SGSdrvi−1を含んでいる。SGDドライバSGDdrv〜SGDdrvi−1は選択ゲート線SGDLをそれぞれ駆動するためのものである。SGSドライバSGSdrv〜SGSdrvi−1は選択ゲート線SGSLをそれぞれ駆動するためのものである。SGDドライバSGDdrv〜SGDdrvi−1は、各メモリコアMCのSGD線SGD〜SGDi−1とそれぞれ接続されている。SGSドライバSGSdrv〜SGSdrvi−1は、各メモリコアMCのSGS線SGS〜SGSi−1とそれぞれ接続されている。上記のように、複数のメモリユニットMUが1つのビット線BLを共有し、かつそのような複数のメモリユニットMUはワード線WLも共有する。このため、セルトランジスタMTrへのアクセスの際に、1つのビット線BLに1つのメモリストリングMSのみが接続されるために、メモリユニットMUが個別に、対応するメモリストリングMSをビット線BLに接続または非接続できることが必要である。そのために、ブロックMB中のストリング数iと同数のSGDドライバSGDdrvおよびSGSドライバSGSdrvの対が設けられている。読み出しおよび書き込みの場合は、選択ストリングのためのSGDドライバSGDdrvおよびSGSドライバSGSdrvは、選択ゲート線SGDL、SGSLに動作に応じて定まる印加されるベき電圧を出力する。非選択ストリングのためのSGDドライバSGDdrvおよびSGSドライバSGSdrvは、0Vあるいは比較的低い電圧を出力する。消去の場合は、全てのSGDドライバSGDdrvおよびSGSドライバSGSdrvが、選択ゲート線SGDL、SGSLに動作に応じて定まる印加されるベき電圧を出力する。または、全ストリングのためのSGDドライバSGDdrvのみ、あるいは全ストリングのためのSGSドライバSGSdrvのみが電圧を出力するようにされてもよい。
コアドライバ9は、また、CGドライバCGdrv〜CGdrvn−1、複数の選択回路91を含んでいる。選択回路91は各メモリコアMCに1つ設けられている。CGドライバCGdrv〜CGdrvn−1は、電圧発生回路8からの電圧に基づいてワード線WLに印加されるべき種々の電圧を出力する。選択回路91は、1つのメモリストリングMS中のセルトランジスタMTrの数nと同数の転送トランジスタ91bを含んでいる。n個のトランジスタ91bは、それぞれCGドライバCGdrv〜CGdrvn−1をCG線CG〜CGn−1と選択的に接続する。トランジスタ91bのゲートは、変換回路91aから制御信号を受け取る。変換回路91aは、電圧VGCGを受け取るとともに、制御回路5から所定の制御信号を受け取る。所定の制御信号とは、例えば、メモリコアMCまたはMCを選択するためのアドレス関連の信号や、変換回路91aの出力タイミングを制御するためのタイミング信号などである。変換回路91aは、受け取った制御信号に基づいて定まるトランジスタ91bのゲートに、このトランジスタをオンさせるための電圧を印加する。変換回路91aはこのような機能のためのロジック回路およびレベルシフタ等を含んでいる。ある期間中に1つのメモリコアMCのみが動作すればよい場合、選択されたメモリコアMCのCG線CGのみがCGドライバCGdrvに接続されれば十分である。そのような場合に、変換回路91aによって、CGドライバCGdrvが選択メモリコアMCにのみ接続されることが可能である。
図7は、半導体記憶装置10を実現するための回路の別の例を示している。図7は、SGDドライバSGDdrvおよびSGSドライバSGSdrvとSGD線SGDおよびSGS線SGSとの接続も選択回路91で制御される例を示す。選択回路91は、さらにi×2個の転送トランジスタ91bを含んでいる。SGDドライバSGDdrv〜SGDdrvi−1は、それぞれ、i個の転送トランジスタ91bを介して、SGD線SGD〜SGDi−1と接続されている。SGSドライバSGSdrv〜SGSdrvi−1は、それぞれ、i個の転送トランジスタ91bを介して、SGS線SGS〜SGSi−1と接続されている。CG線CGと同様に、ある期間中に1つのメモリコアMCのみが動作すればよい場合に、選択されたメモリコアMCのSGD線SGDおよびSGS線SGSのみがSGDドライバSGDdrvおよびSGSドライバSGSdrvに接続されることが可能になり、消費電流の抑制が可能である。
図6および図7の例は、無駄な消費電流を流さないようにしながらCG線CGおよびSGD線SGD、SGS線SGSを駆動するための構成である。しかしながら、依然、i個のSGDドライバ、i個のSGSドライバが設けられている。したがって、これらのドライバからの出力線も計i×2本存在する。半導体記憶装置10の高容量化によるストリング数iの増加に伴って、SGDドライバおよびSGSドライバならびに関連する配線のための面積が増大する。そこで、第1実施形態に係る半導体記憶装置10は、図8に示す構成を有する。図8は、第1実施形態に係る半導体記憶装置10の回路図であり、図1〜図5の半導体記憶装置10を実現するための構成を示している。
図8に示されるように、半導体記憶装置10は、メモリコアMCについては、図6および図7と同じ構成を有する。すなわち、半導体記憶装置10は、例えば2つのメモリコアMC、MCを有する。各メモリコアMCは、メモリセルアレイ1(メモリブロックMB)、ブロックデコーダBD、および駆動トランジスタユニット2bを含んでいる。また、コアドライバ9は、図6および図7と同じCGドライバCGdrv〜CGdrvn−1を含んでいる。CGドライバCGdrv〜CGdrvn−1、選択回路91、CG線CGの接続は、図6および図7を同じである。
コアドライバ9は、図6および図7のSGDドライバSGDdrv〜SGDdrvi−1に代えて、選択SGDドライバSGDSELおよび非選択SGDドライバSGDUSELを含んでいる。また、コアドライバ9は、図6および図7のSGSドライバSGSdrv〜SGSdrvi−1に代えて、選択SGSドライバSGSSELおよび非選択SGSドライバSGSUSELを含んでいる。選択SGDドライバSGDSEL、非選択SGDドライバSGDUSEL、選択SGSドライバSGSSEL、非選択SGSドライバSGSUSELの組は、半導体記憶装置10中の全メモリコアMCに供する。このようにSGD線SGDおよびSGS線SGD用のドライバは計4個であり、これに対応してこれらのドライバからの出力線の数も4本である。これは、図6および図7中の2×i個と対照的である。選択SGDドライバSGDSEL、選択SGSドライバSGSSELは、選択ゲート線SGDL、SGSLに印加される種々の電圧を生成する。電圧の大きさは、半導体記憶装置10の動作に基づいて(例えば、書き込み、読み出し、消去)相違する。書き込みのための電圧は、例えば5Vである。一方、非選択SGDドライバSGDUSEL、非選択SGSドライバSGSUSELは、選択ゲートトランジスタSSTr、SDTrをオフに維持するための電圧(例えば0V)を出力する。
コアドライバ9は、また、各メモリコアMC用のSG線選択回路92を含んでいる。SG線選択回路92は、i個の転送トランジスタ92c、i個の転送トランジスタ92d、i個の転送トランジスタ92e、i個の転送トランジスタ92f、i個の変換回路92a、i個の変換回路92bを含んでいる。転送トランジスタ92cおよび転送トランジスタ92dは対を構成し、i対のトランジスタ92c、92dが各SGD線SGD〜SGDi−1用に設けられている。SGD線SGDは、それぞれSGD線SGD用のトランジスタ92c、92dを介して、ドライバSGDSEL、SGDUSELと接続されている。同様に、SGD線SGDは、それぞれSGD線SGD用のトランジスタ92c、92dを介して、ドライバSGDSEL、SGDUSELと接続されている。
トランジスタ92eおよびトランジスタ92fは対を構成し、i対のトランジスタ92e、92fが各SGS線SGS〜SGSi−1用に設けられている。SGS線SGSは、それぞれSGS用のトランジスタ92e、92fを介して、ドライバSGSSEL、SGSUSELと接続されている。同様に、SGS線SGSは、それぞれSGS線SGS用の転送トランジスタ92e、92fを介して、ドライバSGSSEL、SGSUSELと接続されている。
i個のトランジスタ92c、92eの各ゲートは、それぞれi個の変換回路92aの出力を受け取る。変換回路92aは、選択ブロックMBの中の1つの選択ストリングのための転送トランジスタ92c、92eをオンさせるための電圧を出力する。そのために、変換回路92aは、電圧VGSGを受け取るとともに、制御回路5から所定の制御信号を受け取る。所定の制御信号とは、例えば選択ストリングを指定するアドレス信号や、変換回路92aの出力タイミングを制御するためのタイミング信号などである。変換回路92aは、受け取った制御信号に基づいて定まる転送トランジスタ92c、92eのゲートに電圧を印加する。変換回路92aはこのような機能のためのロジック回路およびレベルシフタ等を含んでいる。
i個のトランジスタ92d、92fの各ゲートは、それぞれi個の変換回路92bの出力を受け取る。変換回路92bは、選択ブロックMBの中の1つの選択ストリングのための転送トランジスタ92d、92fをオンさせるための電圧を出力する。そのために、変換回路92bは、電圧VGSGを受け取るとともに、制御回路5から所定の制御信号を受け取る。所定の制御信号とは、例えば選択ストリングを指定するアドレス信号や、変換回路92bの出力タイミングを制御するためのタイミング信号などである。変換回路92bは、受け取った制御信号に基づいて定まる転送トランジスタ92d、92fのゲートに電圧を印加する。変換回路92bはこのような機能のためのロジック回路およびレベルシフタ等を含んでいる。
図8の回路の動作を説明する。具体的には、メモリコアMCのストリング0が選択された例を説明する。読み出しが始まると、半導体記憶装置10が外部より受け取ったアドレスに基づいて定まる1つのブロックデコーダBD(本例では、ブロックデコーダBD)が選択される。この結果、選択ストリング0のWL駆動トランジスタWDTr、SGDL駆動トランジスタSDDTr、SGSL駆動トランジスタSSTrのゲートに、これらのトランジスタをオンさせる電圧が印加される。また、ほとんど同時に所定のタイミング信号とアドレスにより、メモリコアMCの選択回路91が選択され、信号VGCGが対応する転送トランジスタ91bのゲートに印加される。一方、メモリコアMCの選択回路91は非選択状態を維持し、転送トランジスタ91bはオフを維持する。
また、選択ストリング0の変換回路92aによって、選択ストリング0の転送トランジスタ92c、92eがオンする。この結果、選択SGDドライバSGDSELとSGD線SGDが接続され、選択SGSドライバSGSSELとSGS線SGSが接続される。この時、選択ストリング0の変換回路92bによって、選択ストリング0のトランジスタ92d、92fはオフを維持している。一方、非選択ストリング1〜i−1の変換回路92bによって、非選択ストリング1〜ストリングi−1のトランジスタ92d、92fがオンする。また、非選択ストリング1〜i−1の変換回路92aによって、非選択ストリング1〜ストリングi−1のトランジスタ92c、92eはオフを維持している。この結果、非選択SGDドライバSGDUSELとSGD線SGD〜SGDi−1が接続され、非選択SGSドライバSGSUSELとSGS線SGS〜SGSi−1が接続される。
次に、所定のタイミングで、CGドライバCGdrvによって、選択ワード線WLに対応するCG線(例えばCG線CG)に読み出し用の電圧(例えばVAR)が印加され、非選択ワード線WLに対応するCG線に電圧VREADが印加される。CG線CGに印加された電圧は、選択回路91とトランジスタWDTrを介して選択ブロックMBのワード線WLに印加される。
選択SGDドライバSGDSELは選択ストリングの選択ゲート線SGDLに印加されるべき電圧を出力し、選択SGSドライバSGSSELは選択ストリングの選択ゲート線SGSLに印加されるべき電圧を出力する。また、非選択SGDドライバSGDUSELは非選択ストリングの選択ゲート線SGDLに印加されるべき電圧を出力し、非選択SGSドライバSGSUSELは非選択ストリングの選択ゲート線SGSLに印加されるべき電圧を出力する。これらのドライバSGDSEL、SGSSEL、SGDUSEL、SGSUSELの出力のタイミングは、同時であってもよいし、読み出しの制御方式に基づいて定まる別々のタイミングであってもよい。ドライバSGDSEL、SGSSEL、SGDUSEL、SGSUSELから出力されたこれらの電圧は、SG線選択回路92に基づいて定まる特定のSGD線SGDおよびSGS線SGSに印加され、次いで駆動トランジスタユニット2bを介して選択ブロックMBの選択ゲート線SGDL、SGSLに印加される。すなわち、選択SGDドライバSGDSELからの出力電圧は選択ゲート線SGDLに印加され、選択SGSドライバSGSSELからの出力電圧は選択ゲート線SGSLに印加され、非選択SGDドライバSGDUSELからの出力電圧は選択ゲートSGDL〜SGDLi−1に印加され、非選択SGSドライバSGSUSELからの出力電圧は選択ゲート線SGSL〜SGSLi−1に印加される。このようにして、メモリコアMCの選択ブロックMB中の選択ストリング0においてのみ、選択ゲートトランジスタSDTr、SSTrがオンする。非選択ストリング1〜i−1では、トランジスタSDTr、SSTrはオフを維持する。この結果、メモリコアMCの選択ブロックMB中の選択メモリストリングMSのみがソース線SLおよび対応するビット線BLに接続されて、このようなメモリストリングMS中をセル電流が流れる。こうして、選択メモリストリングMSの選択されたメモリセルのデータが読み出される。
このように、第1実施形態の半導体記憶装置10では、ドライバSGDSEL、SGDUSELが協働して、図6および図7等の1つのSGDドライバSGDdrvを実現する。また、ドライバSGSSEL、SGSUSELが協働して、図6および図7等の1つのSGSドライバSGSdrvを実現する。
書き込み、消去、およびその他のあらゆる動作のいずれにおいても、特定のSGD線SGDおよびSGS線SGSへの電圧印加の方法は、読み出しと同じである。したがって、読み出しに限らず、任意の動作において、特定のストリングを選択できる。
以上説明したように、第1実施形態に係る半導体記憶装置10では、ドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELと選択回路92により、特定のSGD線SGDおよびSGS線SGSのみが駆動される。このように、半導体記憶装置10は、SGD線SGDおよびSGS線SGSの駆動のために4つのドライバしか必要としない。この数は、図6および図7等の2×i個と対照的である。したがって、ドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELからの出力線の数も、同じ割合で減少する。このため、図1〜図5の装置を実現するのに要するコアドライバ9の面積が図6および図7の例に比べて小さい。すなわち、図6および図7の例よりも小面積でかつ配線配置に余裕を有する半導体記憶装置を実現できる。
なお、第1実施形態に係る半導体記憶装置10は、図6および図7の構成には含まれていない選択回路92を含んでいる。しかも、選択回路92は、各ストリング用の単位構造(トランジスタ92c、92d、92e、92fおよび変換回路92a、92bの組)を含んでいる。このため、図8の構成の方が、図6および図7の構成よりも大きな面積を有するように感じられるかもしれない。しかしながら、選択回路92は、簡単な論理回路とレベルシフタ、およびトランジスタを含んでいるに過ぎない。一方、図6および図7のドライバSGDdrv、SGSdrvは、一般に、大きな面積を有する。このため、たとえ図8の構成が選択回路92を有するとしても、図8の構成は図6および図7よりも大幅に少ない数のドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELしか必要としないため、回路面積は大きく抑制される。さらに、メモリセルアレイ1の大容量化に伴いストリング数iは増加することが予想されるので、数iが増加するほど、第1実施形態に係る半導体記憶装置10による面積の抑制の程度は相対的に大きくなる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態の構成に加えて、選択ゲート線SGSLが共有される例に関する。第2実施形態の半導体記憶装置10は、第1実施形態と同じ全体の構成および構造(図1〜図5)を有する。一方、第2実施形態の半導体記憶装置10は、図1〜図5の構造を実現するための構成が第1実施形態と異なる。具体的には、半導体記憶装置10は、図9に示される構成を有する。図9は、第2実施形態に係る半導体記憶装置10の回路図であり、図1〜図5の半導体記憶装置10を実現するための構成を示している。第2実施形態の以下に説明する点以外に全ての点に対して、第1実施形態の記述が当てはまる。
図9に示されるように、各ブロックMBにおいて、全ストリング中の各ソース側選択ゲートトランジスタSSTrのゲートは、ソース側選択ゲート線SGSLに共通に接続されている。このことに基づいて、駆動トランジスタユニット2bは、第1実施形態のi個のSGSL駆動トランジスタSSDTrに代えて1つのSGSL駆動トランジスタSSDTrを含んでいる。トランジスタSSDTrは、選択ゲート線SGSLとSGS線SGSとの間に接続されている。
また、SG線選択回路92は、第1実施形態(図8)のi個の転送トランジスタ92eおよびi個の転送トランジスタ92fに代えて、1つの転送トランジスタ92gおよび1つの転送トランジスタ92hを含んでいる。この違いに基づいて、転送トランジスタ92gは、選択SGSドライバSGSSELとSGS線SGSとの間に接続されている。転送トランジスタ92hは、非選択SGSドライバSGSUSELとSGS線SGSとの間に接続されている。転送トランジスタ92g、92hの各ゲートは、それぞれ変換回路92j、92lの出力を受け取る。変換回路92j、92lは、それぞれ変換回路92a、92bと同様の特徴を有する。すなわち、変換回路92j、92lは、制御回路5からの制御信号に基づいて、それぞれ転送トランジスタ92g、92hのゲートに電圧を印加し、そのためのロジック回路およびレベルシフタ等を含んでいる。
図1〜図5のような半導体記憶装置10を実現するには、読み出しについては、1つのビット線BLとソース線SLとの間に1つのメモリストリングMSのみを介した電流経路が形成される必要がある。そのために、第1実施形態では、各ストリング中の1対のトランジスタSDTr、SSTrの両方が、選択されたストリングについてはオンされ、非選択のストリングについてはオフされる。すなわち、メモリストリングMSの両端のソース線SLおよびビット線BLへの接続および切断がストリングごとに制御される。しかし、1つのビット線BLとソース線SLとの間に1つのメモリストリングMSのみによる電流経路を形成するためには、各ストリング中のトランジスタSDTrのオン/オフの制御のみで足りる。
また、書き込みのためには、選択セルトランジスタMTrのワード線WLに所定の書き込み電圧が印加された状態で選択ゲート線SGDLに書き込み用の電圧を印加することにより、ビット線BLの電圧が選択セルトランジスタMTrに印加される。接続されるビット線BLを書き込まれるデータに基づいた電圧にしておくことで、選択セルトランジスタMTrの電荷蓄積層IN2bにデータに応じて電子が注入される。さらに、消去についても、トランジスタSDTr、SSTrがストリングごとに個別に制御されることは必要でない。消去はブロックMB全体を対象とし、ストリングを個別に選択する必要が無いからである。
したがって、2種の選択ゲートトランジスタSDTr、SSTrのうちのトランジスタSDTrのみが、ストリングごとに個別に制御されれば、読み出し、書き込み、消去が全て可能である。そこで、第2実施形態では、選択ゲート線SGSLが、各ブロックMB内で共有されている。選択ゲート線SGSLに電圧が印加される必要がある場合(例えば読み出しの場合)、トランジスタ92gがオンされる。そうでない場合、トランジスタ92fがオンされる。
以上説明したように、第2実施形態の半導体記憶装置10は、第1実施形態と同じく、SGD線SGDおよびSGS線SGSの駆動のために、4つのドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELを含んでいる。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。また、第2実施形態では、各ブロックMBにおいて選択ゲート線SGSLが相互に接続されている。このことに基づいて、各ブロックMBに選択ゲート線SGSLのための1つのSGSL駆動トランジスタSSDTrが設けられ、各メモリコアMCにSGS線SGSのための1対の転送トランジスタ92g、92hおよび変換回路92j、92lが設けられる。したがって、ドライバSGSSEL、SGSUSELとSGS線SGSを接続するための構造が第1実施形態よりも簡単である。第2実施形態の構成であっても、読み出し、書き込み、消去は、影響を受けることなく、実施可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第2実施形態の構成に加えて一部の選択ゲートSGDが共有される例に関する。第3実施形態の半導体記憶装置10は、第1実施形態と同じ全体の構成および構造(図1〜図5)を有する。一方、第3実施形態の半導体記憶装置10は、図1〜図5の構造を実現するための構成が第1実施形態と異なる。具体的には、半導体記憶装置10は、図10および図11に示される構成を有する。図10は、第3実施形態に係る半導体記憶装置10の回路図であり、図1〜図5の半導体記憶装置を実現するための構成を示している。図11は、第3実施形態に係るメモリブロックを模式的に示す図である。第3実施形態の以下に説明する点以外に全ての点に対して、第1実施形態の記述が当てはまる。
図10に示されるように、第3実施形態は、選択ゲート線SGSLおよびSGS線SGSについては、第2実施形態と同じ構成を有する。すなわち、各ブロックMBにおいて選択ゲート線SGSLは共有されており、SGS線SGSをドライバSGSSEL、SGSUSELに択一的に電気的に接続するための構成は第2実施形態と同じである。
一方、各メモリコアにおいて、隣接する2つのブロックMBの各ドレイン側選択ゲート線SGDLは相互に接続されている。図は、隣接する2つのブロックMB、MBのみ例示している。同様に、隣接する2つのブロックMBの各選択ゲートSGDは、相互に接続されている。選択ゲート線SGDLの共有に基づいて、SGDL駆動トランジスタSDDTrは、選択ゲート線SGDLを共有しかつ隣接する2つのブロックMB(以下、単に隣接ブロックと称する場合がある)間で共有される。同様にSGDL駆動トランジスタSDDTrは、隣接ブロック間で共有されている。ロウデコーダ2は、隣接ブロックMBのための1つの駆動トランジスタユニット2cを含んでいる。トランジスタユニット2cは、i個のSGDL駆動トランジスタSDDTr〜SDDTri−1を含んでいる。代わりに、トランジスタユニット2aは、トランジスタSDDTr〜SDDTri−1を含んでいない。トランジスタSDDTr〜SDDTri−1の各々の一端は、それぞれ、選択ゲート線SGDL〜SGDLi−1と接続されている。トランジスタSDDTr〜SDDTri−1の各々の一端は、また、対応するトランジスタUTrを介して信号USGを受け取る。
トランジスタSDDTr〜SDDTri−1の各々の他端は、対応する1つの転送トランジスタ92cを介して選択SGDドライバSGDSELの出力に接続され、また、対応する1つの転送トランジスタ92dを介して非選択SGDドライバSGDUSELの出力に接続されている。
ブロックMB、MBのトランジスタSDDTr〜SDDTri−1の各々のゲートは、SGDブロックデコーダBD01からブロック選択信号BLKSEL01を受け取る。ブロックMB、MBのトランジスタUTrのゲートは、SGDブロックデコーダBD01から信号/BLKSEL01を受け取る。SGDブロックデコーダBD01は、ブロックMB、MBの各ブロックデコーダBD、BDから、それぞれ信号HIT0、HIT1を受け取る。信号HIT0、HIT1は、それぞれブロックMB、MBが選択されている時に有効論理(ハイレベル)となり、ブロック選択信号BLKSELおよびBLKSELとそれぞれ同一の信号である。SGDブロックデコーダBD01は、信号HIT0、HIT1のいずれかが有効論理であると、ブロック選択信号BLKSEL01を出力する。すなわち、SGDブロックデコーダBD01は、信号HIT0、HIT1のOR論理をブロック選択信号BLKSEL01として出力する。ブロック選択信号BLKSEL01が有効論理であると、SGD線SGD〜SGD1i−1の電圧が、それぞれ選択ゲート線SGDL〜SGDLi−1に転送される。残りの隣接ブロック対(例えばブロックMB、MB)についても同様である。
図11も、図10と同じ特徴を示している。ただし、図11は、選択ゲート線SGDLの共有以外のいくつかの点について、図10と異なる。まず、図11では、各セルトランジスタMTrと選択ゲートトランジスタSSTrとの間には、トランジスタSTrが接続されている。トランジスタSTrのゲートは信号線WLDSと接続されている。各セルトランジスタMTr15とソース側選択トランジスタSDTrとの間には、トランジスタDTrが接続されている。トランジスタDTrのゲートは信号線WLDDと接続されている。各セルトランジスタMTrとバックゲートトランジスタBTrとの間にはトランジスタBSTrが接続されている。セルトランジスタMTrとバックゲートトランジスタBTrとの間にも別のトランジスタBSTrが接続されている。各トランジスタBSTrのゲートは信号線WLBSと接続されている。
図10と同様に、ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSSTrの各ゲートは、ソース側選択ゲート線SGSL(0)に接続されている。ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSSTrの各ゲートは、ソース側選択ゲート線SGSL(1)に接続されている。また、ブロック0、ブロック1の各ストリング0の選択ゲートトランジスタSDTrの各ゲートは、選択ゲート線SGDLに共通に接続されている。同様に、ブロックMB、MBの各ストリング1の選択ゲートトランジスタSDTrの各ゲートは、選択ゲート線SGDLに共通に接続されている。その他のストリングについても同様である。また、ブロックMB、MB以外のブロックについても同様である。
このように、選択ゲート線SGDLは、相違するブロックMB間で共有されている。同じブロックMB中の相違するストリング間で共有されることはできない。なぜなら、書き込みは、読み出しと異なって、選択ゲートトランジスタSDTrのみで特定のストリングのへビット線電位が転送されるからである。すなわち、仮に、例えば、ブロックMBのストリング0の選択ゲート線SGDLと、同じくブロックMBのストリングi−1が共有されているとすると、それらの2つのストリング中のワード線WLを相互接続されている2つのセルトランジスタMTrの両方に書き込みが生じてしまう。
一方、第3実施形態によれば、従来と同じ選択性での読み出し、書き込み、消去が可能である。図12〜図14は、それぞれ第3実施形態の半導体記憶装置10での読み出し、書き込み、消去の際の主要部の電圧を示している。図12は、ブロックMBのストリング0のセルトランジスタMTrの読み出しの例を示している。図12に示されるように、選択ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSSTrは、ゲートにおいて電圧VSGを受け取ってオンし、非選択ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSSTrはゲートにおいて0Vを受け取ってオフを維持する。また、隣接ブロックMB、MB中のストリング0の選択ゲートトランジスタSDTrはゲートにおいて電圧VSGを受け取ってオンする。一方、他のストリングの選択ゲートトランジスタSDTrはゲートにおいて0Vを受け取ってオフを維持する。また、選択ブロックMB中の選択セルトランジスタMTrのみゲートにおいて適切な読み出し電圧VSEL(電圧VAR、VBR、VCR等)を受け取る。一方、選択ブロックMB中の非選択セルトランジスタMTrおよびトランジスタSTr、DTr、BSTr、BTrはゲートにおいて電圧VREADを受け取ってオンする。非選択ブロックMB中のセルトランジスタMTr、トランジスタSTr、DTr、BSTr、BTrは各ゲートにおいて電圧FLTを受け取ってオフを維持する。
このような電圧印加の結果、ビット線BLとソース線SLとの間には、選択ブロックMB中の選択ストリング0を介した電流経路のみが形成される。選択ブロックMB中のストリング1においても選択ゲートトランジスタSSTrはオンする。しかしながら、選択ブロックMB中の非選択ストリング1の選択ゲートトランジスタSDTrはオフを維持するので、選択ブロックMB中の非選択ストリング1を介したビット線BLおよびソース線SL間の電流経路は形成されない。また、非選択ブロックMB中のストリング0においても選択ゲートトランジスタSDTrはオンする。しかしながら、非選択ブロックMB中のストリング0の選択トランジスタSSTrはオフを維持するので、非選択ブロックMB中のストリング0を介したビット線BLおよびソース線SL間の電流経路は形成されない。よって、選択メモリブロックMBの選択ストリング0の選択セルトランジスタMTrに保持されているデータに応じた電圧(例えば1.6Vまたは1.1V)が対応するビット線BL上に現れる。
図13は、ブロックMBのストリング0のセルトランジスタMTrへの書き込みの例を示している。図13に示されるように、選択および非選択ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSSTrは、ゲートにおいて0Vを受け取りオフを維持する。また、隣接ブロックMB、MB中のストリング0の選択ゲートトランジスタSDTrはゲートにおいて電圧VSGDを受け取る。一方、他のストリングの選択ゲートトランジスタSDTrはゲートにおいて0Vを受け取ってオフを維持する。また、選択ブロックMB中の選択セルトランジスタMTr0のみゲートにおいてプログラム電圧VPGMを受け取る。一方、選択ブロックMB中の非選択セルトランジスタMTr、トランジスタBSTr、BTrは電圧VPASSを受け取ってオンする。また、選択ブロックMB中のトランジスタSTr、DTrは電圧VGPを受け取ってオンする。非選択ブロックMBでは、セルトランジスタMTrおよびトランジスタSTr、DTr、BSTr、BTrは各ゲートにおいて電圧FLTを受け取りオフを維持する。また、ソース線SLに書き込みのための電圧(例えば2.2V)が印加されるとともに、ビット線BLに、書き込まれるデータに応じた電圧(例えば3.8Vまたは1.5Vが印加される。
このような電圧印加の結果、選択ブロックMB中の選択ストリング0においてのみ、各トランジスタMTr、SDTr、SSTr、STr、DTr、BSTr、BTrの各ゲートに書き込みに必要な種々の電圧が印加される。選択ブロックMBの非選択ストリング1でも、ビット線BLおよびソース線SLに書き込みのための電圧が印加されるが、選択ゲート線SGDLには、書き込みに必要な電圧VSGDは印加されない。また、非選択ブロックMBのストリング0でも選択ゲート線SGDLに書き込みに必要な電圧が印加されるが、そのトランジスタMTr、STr、DTr、BSTrはオフを維持するので、非選択ブロックMBのストリング0への書き込みは起こらない。こうして、選択ブロックMB0中の選択ストリング0でのみ書き込みが起こる。
図14は、ブロックMBの消去の例を示している。図14に示されるように、選択ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSSTrは、ゲートにおいて消去のための電圧(例えば12V)を受け取る。また、選択ブロックMB中の全選択ゲートトランジスタSDTrは、ゲートにおいて消去のための電圧(例えば20V)を受け取る。また、選択ブロックMBにおいて、全てのワード線WLは0Vにされ、信号線WLDS、WLDD、WLBSおよびバックゲート線BGは消去のための電圧(例えば7V)にされる。さらに、ビット線BLおよびソース線SLも消去のための電圧(例えばともに20V)にされる。このような電圧印加の結果、選択メモリブロックMB0のデータが消去される。
一方、ブロックMBと対をなす非選択ブロックMBの全選択ゲートトランジスタSDTrも、ゲートにおいて消去のための電圧を受け取る。しかしながら、非選択ブロックMBでは、全選択ゲートトランジスタSSTrは、消去のための電圧ではない電圧(例えば電圧FLT)を受け取り、ワード線WL、信号線WLDS、WLDD、WLBS、バックゲート線BGも消去のための電圧ではない電圧(例えば電圧FLT)を受け取る。このため、非選択ブロックMB中のデータは消去されない。
以上説明したように、第3実施形態の半導体記憶装置10は、第1実施形態と同じく、SG線駆動のために、4つのドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELを含んでいる。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。また、第3実施形態の半導体記憶装置10は、第2実施形態と同じく、各ブロックMBにおいて選択ゲート線SGSLが相互に接続されている。このため、第2実施形態と同じ利点を得られる。さらに、第3実施形態の半導体記憶装置10では、隣接するブロックMBの同じストリングが選択ゲート線SGDLを共有する。このことに基づいて、SGDL駆動トランジスタSDDTrも共有される。よって、ブロックデコーダ2の構造が簡略化される。第3実施形態の構成であっても、読み出し、書き込み、消去は、影響を受けることなく、実施可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態に基づいており、各ストリングについてのドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELとSGD線SGDおよびSGS線SGSの個別制御に関する。第4実施形態の半導体記憶装置10は、第1実施形態と同じ全体の構成および構造(図1〜図5)を有する。一方、第4実施形態の半導体記憶装置10は、図1〜図5の構造を実現するための構成が第1実施形態と異なる。具体的には、半導体記憶装置10は、図15に示される構成を有する。図15は、第4実施形態に係る半導体記憶装置10の回路図であり、図1〜図5の半導体記憶装置10を実現するための構成を示している。第4実施形態の以下に説明する点以外に全ての点に対して、第1実施形態の記述が当てはまる。
図15に示されるように、i個の転送トランジスタ92eのゲートは、第1実施形態での変換回路92aの出力に代えて、それぞれ、i個の変換回路92oの出力を受け取る。各変換回路92oは、信号VGSGを受け取る。i個の制御部92oのうちの信号VGSGに基づいて定まるいずれかが、信号を出力する。
i個の転送トランジスタ92fのゲートは、第1実施形態での変換回路92bの出力に代えて、それぞれ、i個の変換回路92pの出力を受け取る。各変換回路92pは、信号VGSGを受け取る。i個の変換回路92pのうちの信号VGSGに基づいて定まるいずれかが、信号を出力する。
以上のような構成により、各ストリングについて、SGD線SGD用のドライバSGDSELまたはSGDUSELとの接続と、SGS線SGS用のドライバSGSSELまたはSGSUSELとの接続とが独立して行われることが可能である。これは第1実施形態では、各ストリングについて、SGD線SGDおよびSGS線SGSの両方に選択用電圧を印加するか、非選択用電圧を印加するかの選択肢しか存在しなかったのと対照的である。この結果、読み出し、書き込み、消去の各々について、選択ストリングの選択ゲート線SGDL、SGSLのそれぞれに対して、所望の電圧を印加できる。このことは、例えば、選択ストリングについて、SGD線SGDには選択SGDドライバSGDSELの出力を印加し、SGS線SGSには非選択SGSドライバSGSUSELの出力を印加するということを可能にする。このことは、ひいては、例えばGIDLを通じた消去を可能にする。
以上説明したように、第4実施形態の半導体記憶装置10は、第1実施形態と同じく、SGD線SGDおよびSGS線SGSの駆動のために、4つのドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELを含んでいる。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。また、第4実施形態によれば、ストリングごとに、選択ゲート線SGDL、SGSLのそれぞれに対して独立して選択された選択用ドライバ(SGDSELまたはSGSSEL)または非選択用ドライバ(SGDUSELまたはSGSUSEL)の出力を印加できる。こうして、高い自由度の制御を実現できる。
(第5実施形態)
第5実施形態は、第1〜第4実施形態に係る半導体記憶装置10の構造に関し、第1〜第4実施形態のうちの任意のものと同じ回路構成を有する。
図16は、第5実施形態に係る半導体記憶装置10を概念的に示している。図16では、メモリコアMC中の選択回路91およびSG線選択回路92以外の要素は、省略されている。しかしながら、メモリコアMCは、第1〜第4実施形態と同じ要素および接続を有する。また、選択回路91およびSG線選択回路92の詳細は、第1〜第4実施形態の任意のものと同じである。選択回路91およびSG線選択回路92は、メモリコアMCの積層方向に沿った下方に設けられている。
図17は、第5実施形態に係る半導体記憶装置10の断面図である。図17に示されるように、第5実施形態に係る半導体記憶装置10は、図2の構造に代えて、基板subとバックゲート線BGとの間に、選択回路91およびSG線選択回路92を実現するためのトランジスタTr、配線層M0、M1、プラグCS、V1を含んでいる。トランジスタTrは、選択回路91およびSG線選択回路92に含まれるトランジスタである。トランジスタTrは、基板subの表面の活性領域AA内に形成され、ソース/ドレイン領域(図示せず)、ゲート電極GC等を有する。基板subの上方には、配線層M0が形成されている。配線層M0は、導電性のプラグCSを介してゲート電極GCおよび活性領域AA(ソース/ドレイン領域)に接続されている。配線層M0の上方には、配線層M1が設けられている。配線層M1は、プラグV1を介して配線層M0と接続されている。
周辺回路領域にも、周辺回路(ブロックデコーダBD等)を構成するトランジスタTr、配線層M0、M1、プラグCS、V1等が形成されている。配線層M0、M1は、メモリコア領域および周辺回路領域に亘り、周辺回路領域とメモリコア領域とを電気的に接続する。周辺回路領域において、配線層M1は、プラグCP0、配線層D0、プラグCP1、配線層D1、プラグCP2を介して最上の配線層D2に電気的に接続されている。配線層D0、D1は、メモリコア領域において、それぞれソース線SLおよびビット線BLを実現する。なお、図17において要素が設けられていない個所は、層間絶縁膜により埋め込まれている。
図18〜図21は、第5実施形態に係る半導体記憶装置10の例を概念的に示す斜視図である。図18〜図21は、ドライバSGDSEL、SGDUSEL、SGSSEL、SGSUSELのうちドライバSGDSELについてのみ示している。しかしながら、残りのドライバおよび関連する経路についても同様に形成されている。また、図18〜図21は、SG線選択回路92および選択回路91のうち、SG線選択回路92のみを示しているが、選択回路91も同様に形成されている。
図18は、ブロックデコーダBDとSGD駆動トランジスタSDDTrとの間にSG線選択回路92(および選択回路91)が配置された例を示している。図18に示されるように、SG線選択回路92は、メモリブロックMBの下方に形成されている。ドライバSGDSELの出力(出力SGDSELと称する場合がある)のための経路は、周辺回路領域から配線層D0、D1、D2等によって、ブロックデコーダBDを超えてメモリコア(ブロックMB)の手前まで配線され、そこから配線層M1によりSG線選択回路92の上方まで配線される。出力SGDSELの経路のための配線層M1は、プラグV1、配線層M0、プラグCSによって転送トランジスタ92cの一端(ソース/ドレイン領域の一方)に接続される。転送トランジスタ92cのゲートは、例えばM0配線層によって、変換回路92aを構成するトランジスタのソース/ドレイン領域に接続されている。転送トランジスタ92cの他端(ソース/ドレイン領域の他方)からの経路すなわちSGD線SGDは、プラグV1、配線層M0、プラグCS、配線層M1によって、駆動トランジスタSDDTrの上方まで配線される。駆動トランジスタSDDTrは、ブロックデコーダBDとともにブロックMBを挟むように、ブロックMBの外側に位置する。SGD線SGDのための配線層M1は、そこで、プラグV1、配線層M0、プラグCSによって駆動トランジスタSDDTrの一端に接続される。駆動トランジスタSDDTrの他端からの経路すなわち選択ゲート線SGDLのための経路は、ブロックMB内へと引き込まれる。ブロック選択信号BLKSEL(および/BLKSEL)は、例えば配線層M0によって、ブロックデコーダBDから駆動トランジスタSDDTrへと配線され、そこで、駆動トランジスタSDDTrのゲートに接続される。このように、信号BLKSEL(および/BLKSEL)は、メモリブロックMBの下をわたって周辺回路領域から駆動トランジスタSDDTrのある位置まで配線される必要がある。なお、出力SGDSELのための経路およびSGD線SGDのための経路は、配線層M1による実現に限定されない。これらは、配線層M0、または配線層M0、M1の組により実現されてもよい。
図19は、図18の例を第3実施形態に適用した例を示している。図19に示されるように、駆動トランジスタSDDTrは、ブロックMB、MBの間に位置する。選択ゲート線SGDLのための経路は、駆動トランジスタSDDTrから、ブロックMB、MB内へと引き込まれている。
図20は、図18および図19と異なり、駆動トランジスタSDDTrが、ブロックデコーダBDとSG線選択回路92(および選択回路91)との間に配置された例を示している。図20に示されるように、出力SGDSELのための経路は、例えば配線M1によって、SGD駆動トランジスタSDDTrを超えて、転送トランジスタ92cの一端まで配線される。SG線選択回路92はブロックMBの下方に位置する。転送トランジスタ92cの他端からの経路すなわちSGD線SGDのための経路は例えば配線層M1によって、駆動トランジスタSDDTrの上方まで配線され、そこで駆動トランジスタSDDTrの一端に接続される。転送トランジスタ92cの他端からの経路すなわちSGD線SGDLのための経路はブロックMB内に引き込まれる。
図21は、SGD線SGDのための経路が図20と異なる。図21に示されるように、SGD線SGDのための経路は、転送トランジスタ92cの他端から、駆動トランジスタSDDTrとは反対の方向に向かってブロックMBの外側まで配線される。そこで、SGD線SGDのための経路は、プラグによってブロックMBの上方まで引き出され、例えば配線層D2によってブロックMBの上方を亘ってブロックMBの反対側まで配線される。SGD線SGDのための経路は、次いで、駆動トランジスタSDDTrの一端に接続される。
図18〜図21の構造は、相互に組み合わせることも可能である。
以上説明したように、第5実施形態の半導体記憶装置10によれば、選択回路91およびSG線選択回路92がブロックMBの下方に設けられる。このため、第1〜第4実施形態において選択回路91およびSG線選択回路92が周辺回路領域に含まれることを回避し、半導体記憶装置10の面積の増大を防ぐことができる。また、第5実施形態によれば、第1〜第4実施形態のうちの第5実施形態と組み合わされたものによって得られる利点を得られる。
その他、各実施形態は、上記のものに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の実施形態が抽出され得る。例えば、上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が実施形態として抽出され得る。
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…データ回路・ページバッファ、4…カラムデコーダ、5…制御回路、6…入出力回路、7…アドレス・コマンドレジスタ、8…電圧発生回路、9…コアドライバ、3a…センスアンプ、3b…データキャッシュ、BL…ビット線、WL…ワード線、SL…ソース線、MB…ブロック、MU…メモリユニット、
MS…メモリストリング、SDTr、SSTr…選択ゲートトランジスタ、MTr…メモリセルトランジスタ、SGDL、SGSL…選択ゲート線、SP…半導体柱、BD…ブロックデコーダ、2b、2c…駆動トランジスタユニット、WDTr…WL駆動トランジスタ、SDDTr…SGDL駆動トランジスタ、SSDTr…SGSL駆動トランジスタ、
UTr…トランジスタ、MC…メモリコア、SGD線…SGD、SGS線…SGS、91…選択回路、91a…変換回路、91b、92c、92d、92e、92f、92g、92h…転送トランジスタ、92…SG線選択回路、92a、92b、92j、92l、92o、92p…変換回路、CGdrv…CGドライバ、SGDSEL…選択SGDドライバ、SGDUSEL…非選択SGDドライバ、SGSSEL…選択SGSドライバ、SGSUSEL…非選択SGSドライバ、BD01…SGDブロックデコーダ、STr、DTr、BSTr、Tr…トランジスタ、WLDS、WLDD、WLBS…信号線、M0、M1…配線層、CS…プラグ、V1…プラグ、AA…活性領域。

Claims (5)

  1. 第1および第2端の間に直列接続された第1トランジスタと複数のメモリセルトランジスタと第2トランジスタとを各々が具備する複数のメモリユニットであって、前記複数のメモリユニットの各々の1つのメモリセルトランジスタは制御ゲート電極を相互に接続されている、複数のメモリユニットと、
    前記複数のメモリユニットの前記第1端に共通に接続されたビット線と、
    前記第1トランジスタに印加される電圧を出力する第1ドライバと、
    非選択の第1トランジスタに印加される電圧を出力する第2ドライバと、
    前記第2トランジスタに印加される電圧を出力する第3ドライバと、
    非選択の第2トランジスタに印加される電圧を出力する第4ドライバと、
    前記複数のメモリユニットの各々の前記第1トランジスタのゲート電極を個別に前記第1ドライバに選択的に接続し、前記第2ドライバに選択的に接続し、前記複数のメモリユニットの各々の前記第2トランジスタのゲート電極を個別に前記第3ドライバに選択的に接続し、前記第4ドライバに選択的に接続する選択回路と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記選択回路が、前記複数のメモリユニットのうちの選択されたメモリユニットの前記第1トランジスタのゲート電極および前記第2トランジスタのゲート電極をそれぞれ前記第1ドライバおよび前記第3ドライバに接続し、前記複数のメモリユニットのうちの選択されていないメモリユニットの前記第1トランジスタのゲート電極および前記第2トランジスタのゲート電極をそれぞれ前記第2ドライバおよび前記第4ドライバに接続する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記複数のメモリユニットの各々の前記第2トランジスタの前記ゲート電極は相互に接続されており、
    前記選択回路は、前記相互に接続された前記第2トランジスタの前記ゲート電極を、前記第3ドライバに選択的に接続し、前記第4ドライバに選択的に接続する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 第1、第2端の間に直列接続された第1トランジスタと複数のメモリセルトランジスタと第2トランジスタとを各々が具備する複数の第2メモリユニットをさらに具備し、
    前記複数の第2メモリユニットの各々の少なくとも1つのメモリセルトランジスタは制御ゲート電極を相互に接続され、
    前記複数の第2メモリユニットは前記第1端を前記ビット線に共通に接続され、
    前記複数のメモリユニットの1つの第1トランジスタのゲート電極は前記複数の第2メモリユニットの1つの第1トランジスタのゲート電極と接続されており、
    前記選択回路は、前記接続された前記第1トランジスタの前記ゲート電極を、前記第1ドライバに選択的に接続し、前記第2ドライバに選択的に接続する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記選択回路が、基板と前記メモリユニットとの間の配線およびトランジスタを具備する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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