以下、実施形態につき、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1から図17は、第1実施形態を示す図である。図1は、本実施形態のワークフローシステムのネットワーク構成図である。コンピュータシステムであるワークフローシステム100は、申請者端末200、承認者端末300及び管理者端末400それぞれがネットワークNを介して接続する。ワークフローシステム100は、接続する申請者端末200の申請者に対して所定のワークフローに基づく申請機能を提供し、承認者端末300の承認者に申請者からの申請に対する承認機能を提供する。
本実施形態のワークフローシステム100は、ビジネス上の手続きや企業業務を効率化するワークフロー機能を提供し、以下の説明では、企業の社内業務に関する申請及びその承認処理のワークフロー機能を一例に説明する。
なお、ネットワークNは、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット等のネットワークであり、無線/有線回線、専用回線等を問わず、各端末200、300、400がワークフローシステム100に接続可能なネットワーク環境が適用される。
また、申請者端末200、承認者端末300及び管理者端末400の各端末は、多機能携帯電話、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の移動通信端末装置、パーソナルコンピュータなどの通信機能及び演算機能を備えた情報処理端末装置等が含まれる。また、ワークフローシステム100が提供する画面を表示する表示制御機能としてブラウザを備え、CPU、メモリ及びワークフローシステム100との間の通信制御を遂行する通信制御部等を含む。さらに、マウスやキーボード、タッチパネル等の操作入力装置及び表示装置を備えることができる。
また、説明の便宜上、申請者、承認者及び管理者それぞれに対応する申請者端末200、承認者端末300及び管理者端末400が個別に設けられているが、これに限らず、ワークフローシステム100と1つの端末装置とが接続された構成であってもよい。つまり、後述するように、申請者、承認者、管理者をそれぞれ区分(識別)するようにユーザ認証処理を行い、与えられた利用権限以外の機能が利用できないように制限することで、同じ1つの端末装置から申請者、承認者、管理者それぞれがワークフローシステム100を利用するように構成することもできる。
図2は、本実施形態のワークフローシステム100の構成ブロック例を示す図である。本実施形態のワークフローシステム100は、各端末200、300、400とのネットワークNを介した接続及びデータ通信等を制御する通信制御部110、制御120、記憶部130を含んで構成される。
制御部120は、ユーザ認証部121と、所定の申請画面を介して入力された申請情報を受け付ける申請機能を遂行する申請制御部122と、承認画面を介して受け付けた申請に対する承認を行う承認機能を遂行する承認制御部123と、を含むとともに、画面制御部124、ロケール制御設定部125を含んで構成される。
ユーザ認証部121は、所定のログイン画面を介して各端末200、300、400に入力されたログイン情報を用い、記憶部130に予め登録されたユーザ情報131に基づいて認証処理を遂行し、ワークフローシステム100が提供するワークフロー機能の利用権限をユーザ毎に管理する。ユーザ情報は、例えば、各ユーザを識別するユーザコード(ユーザID)、ユーザ名(カナ、漢字、英語フルネーム)、所属組織、パスワード、利用権限種別(申請者、承認者、管理者等)を含むことができる。
図3は、申請マスタ情報133の一例であり、本実施形態のワークフローシステム100が提供する複数の各種申請に対応した申請機能情報を記憶する。図3に示すように、各種申請には、申請機能IDが割り当てられ、申請機能ID毎に、申請機能名、画面リンク先(画面情報の識別情報や構成情報等)、申請に対して承認を行う承認者ID、承認者名等を記憶する。
本実施形態では、住所変更申請、家族異動申請、改姓改名申請、扶養控除等異動申告書申請、保険料控除/配偶者特別控除申告書申請、住宅借入金特別控除申請、給与・賞与銀行振込依頼書申請、通勤手当変更届申請、異動申請、休暇申請等が各種複数の申請機能を含むことができ、申請マスタ情報134に登録された複数の申請機能の一部又は全部をユーザが利用できる。以下の説明では、住所変更申請機能を一例に説明する。
画面制御部124は、ログイン後の申請者端末200や承認者端末300に、申請マスタ情報133に登録された各申請機能を選択するための不図示のメニュー画面を表示することができる。申請者や承認者は、メニュー画面から申請や承認を行う対象の機能を選択し、画面制御部124は、選択した機能に対応する画面データを記憶部130に記憶されている画面情報132を用いて生成し、申請者端末200や承認者端末300に申請画面や承認画面を伝送する。申請マスタ情報133の画面リンク先は、画面情報132に記憶された格納場所(例えば、アドレス情報)であり、画面情報132は、これら申請機能に対応する各画面データを記憶することができる。
図4は、住所変更申請機能の申請画面における画面項目情報の一例を示す図である。画面項目は、表示項目及び/又は入力項目を含み、申請機能ID別に画面項目を複数設定することができる。図4では、申請機能IDに対して画面項目別のID(画面項目ID)、項目名、各画面項目の表示順等を含む画面項目情報を例示している。
図5は、申請画面700の一例を示す図であり、図4に示した住所変更申請機能の画面項目を含む申請画面例である。図5に示すように、所属組織、ユーザコード、名前(カナ)、名前(漢字)、英語フルネームの基本情報に関する第1画面項目と、住所変更日、郵便番号、住所(カナ)、住所(漢字)、住所外国語、電話番号等の申請内容に関する第2画面項目と、を含んでいる。
第1画面項目は、申請するユーザの基本情報であり、住所変更申請では申請者が入力する項目ではなく、ワークフローシステム100を利用する申請者の情報を示す項目である。第1画面項目は、ユーザ情報131等に予め登録された情報を用いることができる。第2画面項目は、住所変更申請で申請者が入力する申請内容に対応した入力項目である。
本実施形態の申請画面700は、第1画面領域701と第2画面領域702とを含んで構成され、第1画面領域701には、第1画面項目及び第2画面項目が表示され、第2画面領域702には、申請ボタン710を含む各種ボタンが表示される。
図5の右欄には、申請画面700の画面データの一例が示されている。本実施形態では、HTML形式の申請画面700の画面データが生成され、申請者端末200のブラウザが画面データに従って申請画面700を表示する。画面制御部124は、画面項目情報に含まれる表示順に基づいて、各画面項目に対応するHTML形式の画面項目データを上から順に並べた画面データを生成することができる。
図5に示す申請画面700の第1画面領域701の第2画面項目に入力された申請内容は、申請ボタン710を選択することで、ワークフローシステム100に登録される。申請制御部122は、申請ボタン710が選択されると、申請画面700の申請内容に対応する第2画面項目の入力データを申請者端末200から受信して、記憶部130の申請情報134に記憶する。
図6は、本実施形態の申請情報134の一例を示す図である。申請機能毎に申請された申請内容(各申請画面を通じて入力された画面項目に対応する入力項目)は、記憶部130の申請情報134に記憶される。
申請情報134は、申請者のユーザID、申請機能ID、申請No、申請情報1〜申請情報n、ステータス、承認者ID等を含む。申請Noは、申請情報134の各レコードを一意に識別する情報であり、各申請画面から入力された申請情報に対して所定のルールに基づく番号が割り当てられる。
申請情報1〜申請情報nは、申請機能に対応する各申請画面の1つ又は複数の申請入力項目に対応してデータを記憶する。つまり、申請情報1〜申請情報nはデータカラムであり、データカラムと申請入力項目とは予め関連付けられ、各申請入力項目のデータ保存先として所定のデータカラムが関連付けられている。
申請制御部122は、選択された申請機能に対応する申請画面から入力された入力データや選択データを、申請情報134に記憶するとともに、申請した申請者のユーザID、選択された申請機能の申請機能ID、選択された申請機能に対応する申請画面の入力データ等を申請No毎に記憶することができる。このとき、申請情報134のステータスは、承認待ちが記憶されている。
次に、図7は承認画面800の一例を示す図であり、図5に示した申請画面を通じて申請(登録)された住所変更を承認する画面である。承認者は、申請情報134に記憶された申請No毎に申請情報を承認画面800を通じて承認者端末300に表示し、申請内容を確認して申請に対する承認を行うことができる。
ここで、図7に示すように、本実施形態の承認画面800は、申請画面700と同じ画面構成となっており、申請画面700の第1画面領域701の第1及び第2画面項目を、承認画面800の第1画面領域801にそのまま表示している。すなわち、申請画面700と承認画面800との間で第1及び第2画面項目が共通に用いられ、互いの第1画面領域701,801に表示される画面項目が同じとなっている。
本実施形態では、申請画面700及び承認画面800は、図4に示した画面項目情報を共有する1つの同じ画面データを用いることができ、申請画面700と承認画面800との間で第1画面領域701、801が同じ画面データで構成され、第2画面領域702,803が異なる画面データなっている。
申請画面700に含まれる第2画面項目は、申請した内容を確認すべき入力データであり、承認者は申請者が申請した内容を確認して承認するので、第1画面領域701の第1及び第2画面項目をそのまま承認画面800の第1画面領域801での申請内容確認項目として利用している。承認画面800の第2画面領域802には、申請画面700とは異なり、第1画面領域801で確認する申請した内容を承認するための承認ボタン810が含まれるように構成されている。
図7の右欄には、承認画面800の画面データの一例が示されている。図5に示した申請画面700と同様に、画面制御部124は、HTML形式の承認画面800の画面データを生成し、承認者端末300のブラウザが画面データに従って承認画面800を表示する。画面制御部124は、画面項目情報に含まれる表示順に基づいて、各画面項目の対応するHTML形式の項目データを上から順に並べた画面データを生成することができる。
承認者は、承認者端末300に表示されたメニュー画面(不図示)から住所変更申請を承認する承認画面を選択することができ、画面制御部124は、承認者端末300から承認画面の選択に基づいて、画面情報132を参照して画面項目情報に含まれる表示順で、各画面項目に対応する画面項目データそれぞれが上から順に並べられたHTML形式の承認画面データを生成するとともに、申請情報134を参照して、申請画面700を通じて申請された入力データを、第1画面領域801の対応する各画面項目に表示するようにして、承認者端末300に伝送する。このとき、画面制御部124は、第2画面領域802に承認ボタン810が含まれるように承認画面800を生成する。
図7に示す承認画面800の第1画面領域801に表示された第2画面項目の申請内容に対し、承認者は承認ボタン810を選択することで、ワークフローシステム100を通じて住所変更申請を承認することができる。承認制御部122は、承認ボタン810が選択されると、承認画面800の第1画面領域801の第2画面項目に対応する申請内容を承認した結果(承認済み/承認待ち)として、記憶部130の申請情報134のステータスに「承認済み」に更新(記憶)する。
このように本実施形態のワークフローシステム100は、申請画面700から住所変更申請等の申請内容を受け付け、受け付けた申請内容を承認画面800を介して承認するワークフロー機能を提供することができる。
そして、本実施形態のワークフローシステム100は、ユーザの国籍に対応する言語やユーザが利用可能な言語(以下、ユーザ言語という)で申請画面700及び承認画面800の画面項目のラベルや入力情報を表示し、申請者間、承認者間、申請者及び承認者間で異なる言語を利用する場合でもそれぞれのユーザ言語でワークフロー機能が利用できる多言語対応のワークフローシステムとして構成される。
本実施形態の画面制御部124は、記憶部130の画面情報132を用いて、申請画面700及び承認画面800の画面項目のラベルに表示される言語をユーザ言語に変換(翻訳)するとともに、申請画面700及び承認画面800を構成する図4に示した画面項目に対してユーザ言語に応じた表示/非表示が設定されたロケール制御情報を用い、申請画面700及び承認画面800を生成する。画面情報132は、申請画面700,承認画面800を構成する図4に示した画面項目情報に関連付けられるロケール制御情報を含んでいる。
まず、ユーザ言語について説明する。ユーザ言語は、上述したようにユーザの国籍に対応する言語やユーザが利用可能な言語であり、各端末200,300,400が備える申請画面及び承認画面の各画面の表示制御を行うブラウザが保持する言語設定情報(ロケール)を用いることができる。
ユーザ言語は、ブラウザの表示制御情報の1つであり、ブラウザが端末の利用地域を自動識別して該当の国の言語をユーザ言語として予め設定したり、ユーザ自身がブラウザの設定において、所定の言語をユーザ言語として設定したものを含む。ユーザ言語には、ブラウザが表示制御情報として保持する予め用意された日本語、英語、フランス語、中国語等の複数の言語が含まれる。
なお、本実施形態の多言語対応のワークフローシステム100は、実際の地理的な異なる国間でネットワークNを介して使用する場合と、1つの国や会社内で異なる言語を利用する申請者、承認者がネットワークNを介して使用する場合と、の2つの概念が含まれる。
画面制御部124は、ログイン時や各端末との接続制御時などの申請画面700、承認画面800を生成する前の任意のタイミングで、各端末からブラウザで保持している言語設定情報をユーザが利用する言語(ロケール)として取得することができる。画面制御部124は、取得したロケール(ユーザ言語)からユーザが利用する言語を識別し、申請画面700及び承認画面800の第1画面領域の画面項目におけるラベル表示言語や第2画面領域のボタンにおけるラベル表示言語を識別された言語に変換する変換機能(翻訳機能)を備えている。この言語変換機能は、一般的な言語間の翻訳機能や辞書機能等を適用することで実現できる。また、図4に示した画面項目情報の項目名が、予め各言語毎のラベルを含むように構成し、画面項目情報から該当言語のラベル(項目名)を取得して申請画面700及び承認画面800を生成することができる。
さらに、本実施形態では、ユーザが利用する言語に対し、申請画面700及び承認画面800で共通する画面項目を変更するロケール表示制御を遂行する。図8は、本実施形態のロケール制御情報の一例である。ロケール制御情報は、図4に示した画面項目情報と対応関係にあり、ユーザが利用する言語毎に申請画面700及び承認画面800の共通する第1及び第2画面項目の表示/非表示を示す情報である。
図9、図10は、本実施形態の申請画面700及び承認画面800に表示される申請内容に対する共通する画面項目それぞれに対し、ユーザ言語(ロケール)別に表示/非表示を設定するロケール制御設定画面500を示す図である。
ロケール制御の設定は、ロケール制御設定部125によって遂行され、ロケール制御設定部125は、例えば、ワークフローシステム100の管理者が管理者端末400に、図9、図10に示すロケール制御設定画面500を表示し、ロケール制御設定画面500におけるユーザ言語毎に申請画面700及び承認画面800の共通する各画面項目の表示/非表示の選択情報を取得して、ロケール制御情報を生成することができる。生成されたロケール制御情報は、画面情報132とともに記憶部130に記憶される。
図9、図10に示すように、ロケール制御設定画面500は、申請機能ID選択欄501、言語選択欄502、及び図4の各画面項目に対する表示/非表示を選択するロケール制御設定欄503を含んで構成されている。ロケール制御設定欄503には、申請画面700に表示可能な全ての画面項目が表示されている。
図9では、ユーザ言語として日本語が選択され、申請内容に対する全ての画面項目を「表示設定」とした一例を示している。一方、図10では、ユーザ言語として英語が選択され、申請内容に対する複数の画面項目のうち、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目が「非表示設定」として選択され、他の画面項目を「表示設定」に選択した一例である。
このような画面項目の表示/非表示設定は、言語間の相違に基づくものであり、例えば、米国人は、日本語を対象にした名前の漢字やカナ表記の表示、住所の漢字やカナ表記の入力は、申請画面700には必要はない。言い換えれば、英語を使用言語とする米国人は、日本語を対象にした画面項目が表示されても、表示されている日本語を理解できないとともに、日本語を入力することができないので、非表示設定とすることができる。
申請者及び承認者が異なる言語を利用する場合、1つの言語の画面表記を単に他の言語の画面表記に変えるだけでは、ワークフロー機能を利用して作業効率を向上させることができない。つまり、申請者と承認者の言語が同じであれば、申請内容に対して共通する同じ画面項目を表示しても作業効率は低下しないと考えられるが、申請者と承認者とがそれぞれ異なるユーザ言語を利用している場合、例えば、英語を利用する承認者が日本語で入力された申請内容を見ても、理解できないばかりか、承認に不要な画面項目となり、作業効率を低下の要因となる。
一方、申請者が英語で、承認者が日本語を利用する場合、例えば、図9、図10の例で説明すると、英語を利用する申請者が入力した申請内容は、日本語を利用する申請者が入力する画面項目よりも少なく、日本語を利用する承認者が確認すべき入力データか欠如している状態となる。つまり、日本語を対象にした名前の漢字やカナ表記の表示、住所の漢字やカナ表記の入力が、日本語で申請内容を承認する場合の不可欠な入力データとしてルール化されている場合は、英語を利用する申請者が入力した申請内容だけ、すなわち、英語を利用する申請者の申請画面700に表示された画面項目だけでは、承認することができないので、日本語を利用する承認者に対して英語を利用する申請者の申請画面700に表示された画面項目だけを承認画面800に表示することは好ましくない。
そこで、本実施形態では、申請者及び承認者が異なる言語を利用する場合、申請内容に対する画面項目を申請者及び承認者のそれぞれのユーザ言語に応じて決定し、ユーザ言語それぞれにおいて必要な画面項目で構成される申請画面700及び承認画面800をそれぞれ提供することで、多言語間での申請及びその承認のワークフロー処理を円滑にする。
特に、本実施形態は、申請画面700及び承認画面800で共通に利用される画面項目を、言語に応じて必要な画面項目だけを抽出し、他の言語で申請された申請内容に対して承認者にとって必要な画面項目を含む承認画面800で承認できるようにして、多言語間での承認作業の効率化を図るとともに、申請者自身が利用する言語に対して必要な画面項目だけを抽出することで、申請者が利用する言語以外の言語で入力する画面項目を含まない申請画面700で申請できるようにし、承認者と異なる言語で申請する申請作業の効率化を図ることができる。
図11は、英語をユーザ言語とする承認画面800の一例を示す図であり、右欄にHTML形式で記述した画面データの一例を示している。図11の例において、画面制御部124は、図8に示したロケール制御情報を参照し、言語毎の画面項目の表示/非表示設定を確認する。画面制御部124は、各画面項目の対応する表示/非表示設定に基づいて、申請画面700、承認画面800の各画面データをHTML形式で生成する。
このとき、画面制御部124は、非表示に設定された画面項目を画面データに含まれないように申請画面700、承認画面800の画面データを生成するのではなく、図11に示すように、画面制御部124は、デフォルトで画面項目情報に登録されている全て画面項目を対象に画面データを生成して、非表示設定にされている画面項目の画面データをそのまま残しつつ、非表示設定されている画面項目のHTML形式で記述されるタグに、ブラウザにおいて該当の画面項目を非表示に制御するコードを付加している。
つまり、本実施形態では、申請者や承認者が利用する言語に応じて画面データを生成し直すのではなく、表示/非表示の対象となる全ての画面項目を含む画面データを予め用意しておき、ロケール制御情報を用いて、非表示設定されている画面項目がブラウザにおいて非表示に制御されるようにしている。このため、多言語で利用されるワークフローシステムにおいて、対応する複数の言語それぞれに対して画面情報を保持する必要がないとともに、申請画面700、承認画面800を生成する画面生成処理を言語別に個別に行う必要がないので、システム負荷を軽減することができる。
なお、HTML形式で記述されるタグに付加される、ブラウザにおいて該当の画面項目を非表示に制御するコードは、予めブラウザのタグライブラリに登録しておくことができる。ブラウザは非表示に制御するコードが付加されたタグを識別して、該当の画面項目を非表示に制御することができる。
また、図11の英語をユーザ言語とする承認画面800では、住所変更日の画面項目のデータ表示フォーマットが、図6に示した承認画面800と異なっている。画面制御部124は、例えば、日本語に対応した日付表示フォーマット「○○○○年○月○○日」を英語に対応した日付表示フォーマット「○/○○/○○○○」と変換した申請画面700や承認画面800を生成することができる。日付表示フォーマット等のデータ毎の表示フォーマットは、予め画面情報132として保持しておくことができる。
図12から図15は、本実施形態のワークフロー機能におけるユーザ言語(ロケール)を用いた申請画面700及び承認画面800の画面制御を説明するための図である。
図12は、申請者のユーザ言語が日本語、承認者のユーザ言語が英語である場合の画面制御の一例を示した図である。
画面制御部124は、ロケール制御情報を参照して、申請者のユーザ言語である日本語の表示/非表示設定を取得する。取得したロケール制御情報に基づいて、画面項目情報に登録されている全画面項目を含む画面データの各画面項目に対応するタグに、ブラウザにおいて非表示設定されている画面項目の非表示制御コードを付加し、申請画面700を生成する。図12の例では、申請者が利用するユーザ言語「日本語」に対してロケール制御情報における各画面項目は、全て表示設定されているので、申請画面700には、図4で示した全ての画面項目が含まれて生成されている。このとき、画面項目情報がデフォルトで日本語で作成されている場合は、画面項目のラベル表示などを日本語に変換する変換処理を行わない。
一方、画面制御部124は、承認画面800を生成する際に、承認者のロケール制御情報を参照して、承認者のユーザ言語である英語の表示/非表示設定を取得する。申請画面700と同様に、取得したロケール制御情報に基づいて、画面項目情報に登録されている全画面項目を含む画面データの各画面項目に対応するタグに、ブラウザにおいて非表示設定されている画面項目の非表示制御コードを付加し、承認画面800を生成する。図12の例では、承認者が利用するユーザ言語「英語」に対してロケール制御情報における各画面項目のうち、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目が「非表示設定」なので、これらの画面項目に対応する画面データ内のタグに非表示制御コードを付加した承認画面800の画面データを生成する。
図12の例において、承認画面800の第1画面領域801には、申請画面700の第1画面領域701の画面項目に対して、名前(カナ)、名前(漢字)の日本語を対象にした表示項目と、住所(カナ)、住所(漢字)の日本語を対象にした入力項目とが、表示されず、申請画面700と承認画面800との間で共有する画面項目がロケール制御によって変更される。英語を利用する承認者は、日本語を対象にした画面項目以外の画面項目のみが表示された承認画面800から申請内容を確認して承認することができる。
図13は、申請者のユーザ言語が英語、承認者のユーザ言語が日本語である場合の画面制御の一例を示した図である。
画面制御部124は、ロケール制御情報を参照して、申請者のユーザ言語である英語の表示/非表示設定を取得する。取得したロケール制御情報に基づいて、画面項目情報に登録されている全画面項目を含む画面データの各画面項目に対応するタグに、ブラウザにおいて非表示設定されている画面項目の非表示制御コードを付加し、申請画面700を生成する。図13の例では、申請者が利用するユーザ言語「英語」に対してロケール制御情報における各画面項目のうち、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目が「非表示設定」なので、これらの画面項目に対応する画面データ内のタグに非表示制御コードを付加した申請画面700の画面データを生成する。このとき、画面項目情報がデフォルトで日本語で作成されている場合は、画面項目のラベル表示などを英語に変換する変換処理が遂行される。
一方、画面制御部124は、承認画面800を生成する際に、承認者のロケール制御情報を参照して、承認者のユーザ言語である日本語の表示/非表示設定を取得する。取得したロケール制御情報に基づいて、画面項目情報に登録されている全画面項目を含む画面データの各画面項目に対応するタグに、ブラウザにおいて非表示設定されている画面項目の非表示制御コードを付加し、承認画面800を生成する。図13の例では、承認者が利用するユーザ言語「日本語」に対してロケール制御情報における各画面項目は、全て表示設定されているので、承認画面800には、図4で示した全ての画面項目が含まれて生成されている。
図13の例では、申請者のユーザ言語が英語なので、ロケール制御情報における各画面項目のうち、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目が「非表示設定」となり、申請画面700からは非表示設定に該当する各画面項目に対する入力データは、申請情報134には登録されていないので、ユーザ言語が「日本語」の承認画面800には、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目は、空白となっている。
申請画面700の第1画面領域701には、承認画面800の第1画面領域801の画面項目に対して、名前(カナ)、名前(漢字)の日本語を対象にした表示項目と、住所(カナ)、住所(漢字)の日本語を対象にした入力項目とが表示されず、申請画面700と承認画面800との間で共有する画面項目がロケール制御によって変更される。日本語を利用する承認者は、英語を対象にした画面項目とともに、日本語を対象にした画面項目が表示され、日本語を対象にした名前(カナ)、名前(漢字)の日本語を対象にした表示項目と、住所(カナ)、住所(漢字)の入力項目に対して、日本語で承認する際に必要な入力データを入力する作業を経て、承認画面800から申請内容を確認して承認することができる。
図14は、申請者及び承認者が利用するユーザ言語が共に同じ日本語である場合の画面制御の一例を示した図である。図14は、申請画面700と承認画面800との間で共有する画面項目がロケール制御によって変更されない。
図14の例では、申請者が利用するユーザ言語「日本語」に対してロケール制御情報における各画面項目は、全て表示設定されているので、申請画面700には、図4で示した全ての画面項目が含まれて生成されている。一方、承認者が利用するユーザ言語「日本語」に対してロケール制御情報における各画面項目は、全て表示設定されているので、承認画面800には、図4で示した全ての画面項目が含まれて生成されている。
図15は、申請者及び承認者が利用するユーザ言語が共に同じ英語である場合の画面制御の一例を示した図である。図15も図14と同様に、申請画面700と承認画面800との間で共有する画面項目がロケール制御によって変更されない。
図15の例では、申請者が利用するユーザ言語「英語」に対してロケール制御情報における各画面項目のうち、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目が「非表示設定」なので、これらの画面項目に対応する画面データ内のタグに非表示制御コードを付加した申請画面700の画面データを生成する。一方、承認者が利用するユーザ言語「英語」に対してロケール制御情報における各画面項目は、申請画面700と同様に、名前(カナ)、名前(漢字)、住所(カナ)、住所(漢字)の画面項目が「非表示設定」なので、これらの画面項目に対応する画面データ内のタグに非表示制御コードを付加した承認画面800の画面データを生成する。
図16は、本実施形態のロケール制御情報設定処理の処理フローを示す図である。
ワークフローシステム100は、管理者端末400から接続要求があった場合(S101)、ユーザ認証処理を遂行する(ステップS102)。ワークフローシステム100(画面制御部124)は、管理者端末400から送信される接続要求(利用要求)に対して、所定のログイン画面を生成又は抽出して管理者端末400に伝送する。
管理者端末400を操作する管理者は、ログイン画面にユーザID及びパスワードを入力する。ワークフローシステム100(ユーザ認証部121)は、入力されたユーザID及びパスワードを受信し、受信したユーザID、パスワードを用いて記憶部130のユーザ情報131を参照し、認証処理を遂行する(S103)。
ワークフローシステム100は、ステップS103において、ステップS102での認証処理の結果、認証OKである場合にはステップS105に進み、認証NGの場合にはステップS104に進んでエラー処理を遂行する。ステップS104のエラー処理は、例えば、ログインできない旨のメッセージを管理者端末400に伝送し、処理を終了する。
ステップS105においてワークフローシステム100(画面制御部124)は、管理者端末400にメニュー画面を伝送し、管理者端末400においてロケール制御設定のメニューが選択されたか否かを識別する(S106)。ロケール制御設定のメニュー選択、すなわち、ロケール制御設定要求があった(受信した)場合、ワークフローシステム100は、ロケール制御設定画面500を管理者端末400に伝送して表示させる(S106)。
ワークフローシステム100(ロケール制御設定部125)は、ロケール制御設定画面500を介した申請機能別のロケール制御設定制御を遂行し(S107)、OK(登録)ボタン504が選択されると、ロケール制御設定画面500から入力・選択された申請機能の各画面項目に対する表示/非表示設定情報をロケール制御情報として、画面情報132と共に又は個別に記憶部130に記憶する(S108)。
図17は、本実施形態の多言語対応のワークフローシステム100の処理フローを示す図である。ワークフローシステム100は、申請者端末200又は承認者端末300から接続要求があった場合(S301)、ユーザ認証処理を遂行する(ステップS302)。このとき、ワークフローシステム100は、接続要求に含まれる申請者端末200又は承認者端末300のブラウザが保持するユーザ言語の設定情報(ロケール)を受信している。なお、ユーザ言語の設定情報は、上述したように、任意のタイミング(ユーザ認証後や申請画面700を要求(選択)するタイミングなど)で申請者端末200又は承認者端末300から取得することができる。
ワークフローシステム100(画面制御部124)は、申請者端末200又は承認者端末300から送信される接続要求(利用要求)に対して、所定のログイン画面を生成又は抽出して申請者端末200又は承認者端末300に伝送する。
申請者又は承認者は、ログイン画面にユーザID及びパスワードを入力する。ワークフローシステム100(ユーザ認証部121)は、入力されたユーザID及びパスワードを受信し、受信したユーザID、パスワードを用いて記憶部130のユーザ情報131を参照し、認証処理を遂行する(S303)。
ワークフローシステム100は、ステップS303において、ステップS302での認証処理の結果、認証OKである場合にはステップS305に進み、認証NGの場合にはステップS304に進んでエラー処理を遂行する。ステップS304のエラー処理は、例えば、ログインできない旨のメッセージを該当の申請者端末200又は承認者端末300に伝送し、処理を終了する。
ステップS305においてワークフローシステム100(画面制御部124)は、管理者端末400にメニュー画面を伝送する。このとき、ワークフローシステム100は、申請者と承認者とで、異なるメニュー画面を伝送することができる。例えば、申請者端末200には、1つ又は複数の申請機能それぞれを選択可能なメニュー画面を伝送することができる。また、承認者端末300には、1つ又は複数の申請機能を通じて申請された申請に対する承認を行うためのメニュー画面を伝送することができる。
ステップS305において申請機能が選択された場合、ワークフローシステム100は、選択された申請機能に対応する申請画面700を生成して申請者端末200に伝送する。具体的には、ワークフローシステム100(画面制御部124)は、ステップS301で取得した申請者のユーザ言語に基づいてロケール制御情報を参照し、選択された申請機能に対応する申請画面700の画面項目それぞれの表示/非表示設定を決定する(S306)。そして、申請画面700の画面項目情報に登録されている全て画面項目を含む画面データにおける各画面項目に対応するタグに、非表示設定されている画面項目の非表示制御コードを付加し、申請画面700を生成する(S307)。生成した申請画面700を申請者端末200に伝送して、申請者端末200に表示させる(S308)。
ワークフローシステム100(申請制御部122)は、例えば、図5に示す申請画面700の第1画面領域701の第2画面項目に対する入力・表示制御を遂行するとともに(S309)、申請ボタン710が選択されると、申請画面700の申請内容に対応する第2画面項目の入力データを申請者端末200から受信して、記憶部130の申請情報134に記憶する(S310)。
次に、ステップS305において承認機能が選択された場合、ワークフローシステム100は、選択された承認機能に対応する承認画面800を生成して承認者端末300に伝送する。具体的には、ワークフローシステム100(画面制御部124)は、ステップS301で取得した承認者のユーザ言語に基づいてロケール制御情報を参照し、承認をする申請機能の申請画面700の画面項目と共有する画面項目それぞれの表示/非表示設定を決定する(S311)。そして、承認画面800の画面項目情報に登録されている全画面項目を含む画面データの各画面項目に対応するタグに、非表示設定されている画面項目の非表示制御コードを付加し、承認画面800を生成する(S312)。生成した承認画面800を承認者端末300に伝送して、承認者端末300に表示させる(S313)。
このとき、上述したように、承認する申請内容を申請した申請者と承認者とが同じ言語を利用する者であれば、申請画面700と承認画面800との間で共有する画面項目がロケール制御によって変更されないので、申請画面700のロケール制御情報に基づく各画面項目をそのまま承認画面800で確認して承認することができる。一方、承認する申請内容を申請した申請者と承認者とが異なる言語を利用する者であれば、申請画面700と承認画面800との間で共有する画面項目がロケール制御によって変更されるので、申請画面700のロケール制御情報に基づく各画面項目に対して不要な画面項目を除いた必要な画面項目のみを含む承認画面800で申請内容を確認して承認することができ、また、申請画面700のロケール制御情報に基づく各画面項目に対して追加された画面項目を含む承認画面800で、必要な情報を入力しながら申請内容を確認して承認することができる。
ワークフローシステム100(承認制御部123)は、例えば、図7に示す承認画面800の第1画面領域801の第2画面項目に対する入力・表示制御を遂行するとともに(S314)、承認(Approval)ボタン810が選択されると、承認画面800に表示された申請内容に対応する承認を完了した旨を承認者端末300から受信して、記憶部130の申請情報134のステータスを「承認済み」に更新(記憶)する(S315)。なお、申請画面700のロケール制御情報に基づく各画面項目に対して追加された画面項目に対して入力されたデータも申請情報134に記憶される。
以上、実施形態のワークフローシステムによれば、申請者及び承認者が異なる言語を利用する場合、申請内容に対する画面項目を申請者及び承認者のそれぞれのユーザ言語に応じて決定し、ユーザ言語それぞれにおいて必要な画面項目で構成される申請画面及び承認画面をそれぞれ提供するので、多言語間での申請及びその承認のワークフロー処理が円滑となり、ワークフローシステムを介して業務効率がさらに向上する。
特に、申請画面及び承認画面で共通に利用される画面項目(申請内容)を、言語に応じて必要な画面項目だけを抽出し、他の言語で申請された申請内容に対して承認者にとって必要な画面項目を含む承認画面で承認できるので、多言語間での承認作業の効率が向上するとともに、申請者自身が利用する言語に対して必要な画面項目だけを抽出するので、申請者が利用する言語以外の言語で入力する画面項目を含まない申請画面で申請できるようになり、承認者と異なる言語で申請する申請作業の効率もさらに向上する。
また、複数の画面項目を含む1つの画面を元にして、ユーザが利用する言語に応じて各画面項目の表示/非表示を選択することで申請画面及び承認画面を生成しているので、申請画面及び承認画面それぞれを個別の画面で生成する必要がなく、かつ申請画面及び承認画面それぞれで各画面項目の配置を設定する必要がない。このため、異なる言語を利用する多言語型のワークフローシステムにおいて、ユーザが利用する言語に応じた申請画面及び承認画面をそれぞれ作成、用意する管理者等の負担を軽減できる。
さらに、各端末からブラウザで保持している言語設定情報をユーザが利用する言語(ロケール)として取得するので、ワークフローシステム側でユーザが利用する言語を把握する必要はなく、ブラウザの言語設定情報を変更するだけでユーザは容易に自身が利用したい言語を用いたワークフロー機能を利用することができる。
なお、上記実施形態の説明では、ワークフローシステム100を利用するユーザの言語(ロケール)を、申請者端末200又は承認者端末300のブラウザから自動的に取得する一例を示したが、これに限るものではない。例えば、ユーザ情報131に予めユーザIDに関連付けてユーザ言語を登録し、画面制御部124は、ログイン後の識別されたユーザによる申請、承認の各機能を提供するに際して、ユーザ情報131を参照し、ロケール制御情報を用いたロケール表示制御を行うことができる。また、ワークフローシステム100を利用するユーザの言語(ロケール)を、申請者端末200又は承認者端末300のブラウザから自動的に取得するのではなく、申請、承認の各機能を提供するに際してユーザが利用する言語を選択できるようにして、その都度取得したユーザ言語を参照してロケール制御情報を用いたロケール表示制御を行うように構成することも可能である。
また、実施形態に係るワークフローシステム100は、企業業務の人事システム等の他のシステムと連携することも可能であり、また、個別のシステムとして適用することも可能である。
また、上述の実施形態の各処理は、コンピュータで実行可能なプログラムとして実現することも可能であり、当該プログラムがインストールされたコンピュータは、実施形態に係る各処理を遂行する情報処理装置として動作することが可能である。例えば、不図示の補助記憶装置に当該プログラムが格納され、CPU等の制御部が補助記憶装置に格納されたプログラムを主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行し、コンピュータに実施形態に係る各処理を動作させることができる。
また、上記プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された状態で、コンピュータに適用することも可能であり、インターネット等のネットワークを通じてコンピュータにダウンロードすることも可能である。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM等の光ディスク、DVD−ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDメモリカード、メモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、特別に設計されて構成された集積回路(ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。
なお、本発明の実施形態を説明したが、当該実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。