JP6973132B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
ユーザによるアプリケーションソフトウェアの作成を容易とするための、アプリケーション作成支援ツール(以下、支援ツール)が知られている。支援ツールは、例えば、画面に従い各入力領域に値を入力することで、ユーザインタフェースやデータ構造が定義され、アプリケーションソフトウェアが作成される。このような支援ツールにおいて、入力領域に対する入力データの候補を予測してユーザに提示する予測機能を適用すると、ユーザにとって利便性が高い。特許文献1には、設計書(入力フォーム)を蓄積しておき、ユーザが何らかの設計書を利用すると、類似する設計書を検索して共通する内容の部分を見易く表示する技術が記載されている。
上述の予測機能は、例えば、過去に入力された情報を参照して候補データを予測することで実現可能である。支援ツールがクラウドサービスを利用して提供される場合、予測機能による候補データを、複数の企業や団体、個人など様々なユーザにより入力されたデータを参照して予測することになる。
一方、上述した予測機能を実現するために参照するデータの中には、当該情報を入力したユーザにとって第三者に開示してはならない秘密データが含まれている場合がある。したがって、予測機能において、あるユーザにより入力された秘密データを参照して予測した候補データが当該ユーザに対する第三者に開示され、情報漏洩が発生してしまうおそれがある。従来技術では、この情報漏洩の発生を、入力された入力データが一般的なデータであるか、あるいは、入力したユーザ(企業、団体、個人など)に固有のデータであるかを、大量のデータを参照して同様のデータが多数存在するか否かに基づき判定することで抑制していた。
しかしながら、上述した予測機能により候補データを提示するためには、既存ユーザが当該支援ツールを用いて大量(例えば統計的に有意な数)のデータを入力していることが前提となる。また、既存ユーザによる当該支援ツールを用いての大量のデータ入力は、上述した予測機能の利用に伴う情報漏洩を抑制するためにも必要である。したがって、入力データ数が少ない状態では、予測機能の利用が困難であるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入力済みのデータが少量であっても予測機能を利用でき、且つ、予測機能による候補データの提示に伴う情報漏洩を抑制可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、固有表現種類と変換後文字列とが関連付けられて格納される格納部と、グループを識別するグループ識別情報と、キー情報と、キー情報に関連付けられた文字列と、を含む定義データにおける、固有表現種類に対応する文字列を、固有表現種類に関連付けられる変換後文字列に変換する変換部と、定義データを候補データとして記憶し、定義データに変換後文字列が含まれる場合に、変換後文字列に対応する文字列を変換後文字列に置き換えた定義データを候補データとして記憶する候補データ記憶部と、キー情報およびグループ識別情報を含む検索要求に従い、候補データ記憶部から、検索要求が含むキー情報に対応する候補データを取得する検索部と、検索部により取得された候補データを端末装置に提示する提示部と、を備え、提示部は、候補データに含まれる文字列のうち、検索要求に含まれるグループ識別情報が示すグループにおいて用いられず、グループ識別情報と異なるグループ識別情報が示すグループにおいて用いられる文字列を除外して端末装置に提示する。
本発明によれば、入力済みのデータが少量であっても予測機能を利用でき、且つ、予測機能による候補データの提示に伴う情報漏洩を抑制可能となるという効果を奏する。
図1は、実施形態に適用可能な情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置としてのサーバのハードウェア構成の例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に適用可能な端末装置のハードウェア構成の例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係るサーバの機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図5は、実施形態に係る、候補データ記憶部に候補データが記憶された様子を模式的に示す図である。 図6は、実施形態に適用可能な端末装置の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図7は、実施形態に係る、候補データの検索処理を示す一例のフローチャートである。 図8は、実施形態に適用可能なログイン画面の例を示す図である。 図9は、実施形態に適用可能な支援ツールにおける、アプリ作成画面の初期画面の例を示す図である。 図10は、実施形態に適用可能な支援ツールの、各表示文字列が確定されたアプリ作成画面の例を示す図である。 図11は、実施形態に適用可能な支援ツールの、各表示文字列が確定されたアプリ作成画面の例を示す図である。 図12は、実施形態に係る、サーバにおける定義データの保存処理を示す一例のフローチャートである。
(実施形態の概要)
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態に適用可能な情報処理システムの一例の構成を示すブロック図である。図1において、実施形態に適用可能な情報処理システム1は、サーバ10と、複数の端末装置(PC)20、20、…とがネットワーク2を介して接続されて構成される。
ネットワーク2は、インターネットや、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを適用でき、また、これらを組み合わせたネットワークを適用してもよい。また、ネットワーク2は、有線通信によるネットワークに限らず、無線通信によるネットワークを含んでもよい。また、サーバ10は、図1では、1の情報処理装置であるように示されているが、実際には、サーバ10は、機能を複数の情報処理装置、ストレージ装置などで分散させて実現する、クラウドシステムとして構成される。これに限らず、サーバ10を1の情報処理装置により構成してもよい。
図1において、情報処理システム1は、各端末装置20、20、…を利用するユーザを、グループ301、302、…を単位として管理する。各グループ301、302、…は、例えば企業や団体などの組織体であって、それぞれ1以上のユーザが所属する。グループ301、302、…が個人であってもよい。
実施形態に係る情報処理システム1において、サーバ10は、端末装置20からの要求に応じて、特定のアプリケーションソフトウェアを作成するためのアプリケーションソフトウェア作成支援ツール(以下、支援ツール)のユーザインタフェースを、ネットワーク2を介して当該端末装置20に提供する。サーバ10は、既に記憶されている、特定のアプリケーションソフトウェアを定義するための各項目の値を予測した予測候補を含む候補データを、端末装置20から送信されたキー情報に基づき検索し、支援ツールのユーザインタフェースを介して端末装置20に提供する。端末装置20は、このユーザインタフェースによる画面を、例えば汎用のWebブラウザを用いて表示させる。
サーバ10は、公開されることが好ましくない値(秘密データ)が予測候補として用いられている場合、予め記憶される変換テーブルを参照して当該予測候補を公開可能な値に変換して、端末装置20に提供する。また、サーバ10は、候補データをグループ301、302、…単位で管理し、予測候補の値が、端末装置20から要求を送信したユーザが属するグループでは用いられていない値の場合に、当該予測候補を非表示とする。
実施形態に係る情報処理システム1は、このようにして予測候補の値および当該予測候補の表示の可否を制御することで、蓄積される候補データが少量であっても予測機能を利用でき、且つ、予測機能による候補データの提示に伴う情報漏洩の抑制が可能となる。
(実施形態のより詳細な構成)
図2は、実施形態に係る情報処理装置としてのサーバ10のハードウェア構成の例を示すブロック図である。なお、ここでは、サーバ10を単体の装置として示しているが、それぞれ図2と同等の構成を持つ複数台の装置を協働して動作させて、1のサーバ10としてもよい。図2において、サーバ10は、それぞれバス1010により接続された、CPU(Central Processing Unit)1000と、ROM(Read Only Memory)1001と、RAM(Random Access Memory)1002と、ストレージ1003と、通信I/F1004と、を含む。
ストレージ1003は、データを不揮発に記憶することが可能な記憶媒体であって、例えばハードディスクドライブである。これに限らず、ストレージ1003としてフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリを用いてもよい。ストレージ1003は、CPU1000が実行するためのプログラムや各種データが記憶される。CPU1000は、ROM1001やストレージ1003に予め記憶されるプログラムに従い、RAM1002をワークメモリとして用いて、このサーバ10の全体の動作を制御する。通信I/F1004は、CPU1000の制御に従いネットワーク2を介した通信を行う。
図3は、実施形態に適用可能な端末装置20のハードウェア構成の例を示すブロック図である。図3において、端末装置20は、それぞれバス2010により接続された、CPU2000と、ROM2001と、RAM2002と、グラフィックI/F2003と、ストレージ2004と、入力デバイス2005と、データI/F2006と、通信I/F2007と、を備え、これら各部がバス2010により互いに通信可能に接続されている。
このように、端末装置20は、CPU2000と、CPU2000に接続される各メモリとを備え、一般的なコンピュータと同等の構成を有する。端末装置20は、デスクトップ型のコンピュータであってもよいし、タブレット型コンピュータであってもよい。また、端末装置20は、多機能型携帯端末(スマートフォン)であってもよい。
ストレージ2004は、データを不揮発に記憶することが可能な記憶媒体であって、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリである。これに限らず、ストレージ2004としてハードディスクドライブを用いてもよい。ストレージ2004は、CPU2000が実行するためのプログラムや各種データが格納される。なお、ストレージ2004およびROM2001は、例えば1つの書き換え可能な不揮発性半導体メモリなどを共用してもよい。
CPU2000は、ROM2001およびストレージ2004に記憶されるプログラムに従い、RAM2002をワークメモリとして用いて、この端末装置20の全体を制御する。グラフィックI/F2003は、CPU2000により生成された表示制御信号を、例えば端末装置20に接続される表示デバイス2020が表示可能な信号に変換して出力する。表示デバイス2020は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を含み、グラフィックI/F2003から出力された信号により駆動されて、表示制御信号に応じた画面を表示させる。
入力デバイス2005は、ユーザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じた制御信号を出力する。入力デバイス2005は、例えばキーボードやポインティングデバイスを適用できる。また、表示デバイス2020と入力デバイス2005とを一体的に形成し、表示デバイス2020に表示される画面に対して直接的に入力操作を実行可能な所謂タッチパネルとして構成してもよい。
データI/F2006は、外部機器との間でデータの入出力を行う。データI/F2006としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)やBluetooth(登録商標)といったインタフェースを適用することができる。通信I/F2007は、CPU2000の制御に従いネットワーク2を介した通信を行う。
図4は、実施形態に係るサーバ10の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。図4において、サーバ10は、通信部100と、UI部102と、認証部101と、検索部103と、提示部104と、変換部105と、を含む。サーバ10は、さらに、ユーザ情報記憶部110と、定義データ記憶部111と、変換テーブル112と、候補データ記憶部113と、を含む。
これらのうち、通信部100、UI部102、認証部101、検索部103、提示部104および変換部105は、CPU1000上で情報処理プログラムが実行されることで実現される。また、ユーザ情報記憶部110、定義データ記憶部111、変換テーブル112および候補データ記憶部113は、それぞれストレージ1003の所定の記憶領域が用いられる。
通信部100は、ネットワーク2を介して各端末装置20、20、…と通信を行う。
認証部101は、端末装置20からサーバ10へのアクセスに対して、ユーザ情報記憶部110に記憶されるユーザ情報を参照して認証処理を行う。
表1は、実施形態に適用可能な、ユーザ情報記憶部110に記憶されるユーザ情報の例を示す。表1に示されるように、ユーザ情報は、グループIDと、ユーザIDと、パスワードとが関連付けられたユーザ情報を含む。グループIDは、図1におけるグループ301、302、…を識別するグループ識別情報である。ユーザIDは、支援ツールを利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報である。認証部101は、端末装置20から送信されたユーザIDおよびパスワードに従いユーザ情報を参照して、認証処理を行う。
Figure 0006973132
UI部102は、認証部101により認証された端末装置20からの要求に応じて、支援ツールのUI(ユーザインタフェース)を当該端末装置20に対してネットワーク2を介して提供する。また、UI部102は、当該UIに応じた処理を実行する。
例えば、UI部102は、支援ツールのUIを表示させるための表示制御情報をHTML(HyperText Markup Language)に準じて記述したファイルを、ストレージ1003など、ネットワーク2上の所定のURL(Uniform Resource Locator)が示す場所に格納する。以下、当該ファイルのURLを、適宜、支援ツールのUIのURL、のように記述する。
端末装置20は、搭載されるブラウザアプリケーションを用いて当該URLを指定して当該ファイルにアクセスすることで、当該ファイルの記述に従い支援ツールのUI(具体例は後述する)をディスプレイ(表示デバイス2020)に表示させることができる。また、端末装置20において当該UIに従い入力されたデータは、ネットワーク2を介してサーバ10に送信され、通信部100により受信されてUI部102に渡される。
また、UI部102は、支援ツールに従い入力され端末装置20から送信された、アプリケーションソフトウェアの定義データを、定義データ記憶部111に記憶する。
表2は、実施形態に適用可能な定義データの例を示す。表2の例では、定義データは、当該アプリケーションソフトウェアに関し、グループ、タイトルおよび各項目の各データを含む。グループは、作成するユーザの所属するグループ301、302、…を示すグループIDが設定される。タイトルは、当該アプリケーションソフトウェアのタイトルが設定される。タイトルの設定値は、当該定義データおよび当該定義データに基づき生成された候補データを検索する際のキー情報として用いられる。
Figure 0006973132
各項目は、それぞれ項目名と、属性と、初期値と、を含む。項目名は、項目の名前が設定される。属性は、項目のタイプ(種類)が設定される。属性の例としては、項目に対してテキストデータを入力する「入力」、承認先を入力する「承認」、データの添付を行う「添付」、その項目の値の可否などを指定する「チェックボックス」などが挙げられる。支援ツールは、作成されるアプリケーションソフトウェアにおける各項目に対して、対応する属性に指定された処理を設定する。初期値は、その項目に対する値の入力を補助するための情報が設定される。
表2の例では、グループIDとして「Group#A」が設定され、この定義データがグループ「Group#A」に所属するユーザにより作成されたことが示されている。また、タイトルに「出張申請」が設定される。定義データにおいて、項目名「出発地」、「行き先」、「内容」、「旅費」、「承認先」および「補足」がそれぞれ設定されている。また、項目名「出発地」、「行き先」、「内容」、「旅費」および「補足」に対して、それぞれ属性「入力」が設定され、項目名「承認先」に対して属性「承認」が設定されている。
さらに、表2に示す定義データにおいて、項目名「内容」、「承認先」および「補足」に、それぞれ初期値が設定されている。これらのうち、項目名「承認先」の初期値は、承認の要求先のメールアドレスが設定されている。なお、初期値の欄が空白となっている項目名「出発地」、「行き先」および「旅費」は、初期値としてそれぞれnull値が設定されているものと見做すことができる。
検索部103は、支援ツールに従い入力され端末装置20から送信された検索要求に従い、候補データ記憶部113に記憶される候補データを検索する。このとき、検索部103は、検索された各候補データに含まれる各値を、少なくとも検索要求を行ったユーザのユーザIDに関連付けられるグループIDと、その他のグループIDと、についてそれぞれ集計してスコアを求める。
提示部104は、検索部103により検索された候補データを、支援ツールに対して入力される定義データの予測候補として支援ツールに組み込んで、検索要求を送信した端末装置20に対して提示する。このとき、提示部104は、検索部103で求められたスコアに基づき、候補データに含まれる各値の表示および非表示を決定する。
変換部105は、端末装置20において支援ツールに従い入力された定義データが所定の固有表現の文字列を含んでいる場合に、変換テーブル112を参照して、当該固有表現の文字列を、他の文字列に変換する。変換部105は、当該固有表現の文字列が他の文字列に変換された定義データを、候補データとして候補データ記憶部113に記憶する。
表3は、実施形態に係る変換テーブル112の例を示す。表3に示されるように、変換テーブル112は、固有表現種類(第1の文字列)と、変換後文字列(第2の文字列)とが関連付けて登録される。換言すれば、変換テーブル112は、固有表現種類と変換後文字列とが関連付けて格納される格納部である。固有表現種類は、固有表現の種類を示す。固有表現は、特定のユーザあるいは特定のグループに固有の表現であり、当該特定のユーザあるいは特定のグループ以外の他のユーザあるいは他のグループに公開することが好ましくない表現である。固有表現種類の例としては、個人の名前や連絡先の情報(メールアドレス、電話番号、住所など)が挙げられる。また、会社名や組織名、製品名も、同様に、特定のユーザやグループに固有の固有表現として扱うことができる。
Figure 0006973132
固有表現種類は、このような固有表現の種類を示す。表3の例では、変換テーブル112に対し、固有表現種類として、「人名」、「会社名」、「組織名」、「製品名」、「電話番号」および「メールアドレス」が登録されている。
変換後文字列は、固有表現種類に対応する当たり障りの無い表現の文字列が登録される。より具体的には、変換後文字列は、例えば固有表現種類に対応する固有表現の上位概念を示す文字列を適用できる。表3の例では、変換後文字列として、固有表現種類そのものを示す文字列が適用されている。また、表3の例では、固有表現種類そのものを示す文字列を括弧で括った文字列を変換後文字列として適用している。これにより、当該文字列が変換後文字列であることが明確に示される。
変換部105は、定義データに含まれる各項目および初期値の文字列を解析して当該文字列の表現種類を特定し、特定された表現種類に基づき変換テーブル112を参照し、当該表現種類が変換テーブル112に登録された固有表現種類に該当するか否かを判定する。変換部105は、例えば、当該文字列から単語を抽出し、抽出した単語に基づき当該文字列の上位概念を示す文字列を求め、この上位概念の文字列を、当該文字列の表現種類に特定する。より具体的な例として、変換部105は、解析対象の文字列が、名字や名前らしき文字列を含む場合、当該文字列の表現種類が人名であると判定し、変換テーブル112を参照して、当該文字列を固有表現種類「人名」に対応する変換後文字列「[人名]」に変換する。他の固有表現種類についても、同様にして判定が可能である。
表4は、実施形態に係る候補データの例を示す。表4は、変換部105が表2の定義データを変換テーブル112を参照して変換した場合の例である。例えば、表2において、項目名「承認先」に対応する初期値の文字列「mail01@example.com」は、記号「@(アットマーク)」を含むと共に、記号「@」の後ろに「.com」を含み、メールアドレスのフォームに適合するため、この文字列がメールアドレスらしき文字列であると判定できる。
Figure 0006973132
変換部105は、変換テーブル112を参照し、定義データにおける当該初期値の文字列「mail01@example.com」を、固有表現種類「メールアドレス」に対応する変換後文字列「[メールアドレス]」に変換する。表4は、このように、変換部105が表2の定義データの項目名「承認先」に対応する初期値の文字列「mail01@example.com」を変換後文字列「[メールアドレス]」に変換した候補データの例を示す。変換部105は、このように定義データに含まれる文字列を変換した候補データを、候補データ記憶部113に記憶する。
図5は、実施形態に係る、候補データ記憶部113に候補データが記憶された様子を模式的に示す図である。このように、候補データ記憶部113は、1以上の候補データ11301、11302、…が記憶される。各候補データ11301、11302、…は、グループID11311と、キー情報11312(タイトル、図中ではアプリ名として示す)と、各項目の文字列11313と、各項目に対応する初期値の文字列1132と、を含む。
サーバ10における実施形態に係る各機能を実現するための情報処理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)、フレキシブルディスク(FD)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供される。これに限らず、当該情報処理プログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、当該ネットワークを介してダウンロードさせることにより提供してもよい。また、当該情報処理プログラムをインターネットなどのネットワークを経由して提供または配布するように構成してもよい。
当該情報処理プログラムは、通信部100と、UI部102と、認証部101と、検索部103と、提示部104と、変換部105と、を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPU1000がストレージ1003などの記憶媒体から当該情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上述した各部がRAM1002などの主記憶装置上にロードされ、通信部100と、UI部102と、認証部101と、検索部103と、提示部104と、変換部105と、が主記憶装置上に生成されるようになっている。
図6は、実施形態に適用可能な端末装置20の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。図6において、端末装置20は、制御部200と、Webブラウザ201と、通信部202と、を含む。制御部200は、この端末装置20の全体の動作を制御するもので、例えば、OS(Operating System)である。通信部202は、ネットワーク2を介した通信を行う。
Webブラウザ201は、表示デバイス2020に画面を表示させるための表示制御信号を生成する表示部210と、入力デバイス2005に対する入力操作に応じた入力信号を生成する入力受付部211とを含む。Webブラウザ201は、例えばHTMLに準じて記述されたファイル(HTMLファイル)を読み込み、HTMLファイルの記述に従いUIを形成することができる。例えば、Webブラウザ201は、読み込んだHTMLファイルの記述を解析し、解析結果に従い表示部210により表示制御信号を生成させる。表示部210は、例えばグラフィックI/F2003を制御し、表示制御信号に従い表示デバイス2020にファイルの内容に応じた画面を表示させる。また、Webブラウザ201は、読み込んだファイルの記述の解析結果に従い、入力受付部211により生成される入力信号に応じた処理を実行する。Webブラウザ201は、例えば、端末装置20に搭載されるOSに同梱される汎用のWebブラウザを適用できる。
端末装置20における各機能を実現するためのプログラムは、例えば端末装置20に予め搭載される。これに限らず、当該プログラムの一部または全部を、インターネットなどのネットワークを介して端末装置20に提供してもよいし、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を介して端末装置20に提供してもよい。
(実施形態に係る処理のより詳細な説明)
図7は、実施形態に係る、候補データの検索処理を示す一例のフローチャートである。なお、図7のフローチャートによる処理に先立って、候補データ記憶部113に対して、1以上、好ましくは数10件以上の候補データ11301、11302、…が既に記憶されているものとする。
ステップS100で、サーバ10は、端末装置20からの支援ツールの起動要求を受け付け、端末装置20を操作するユーザに係るグループ情報を取得する。例えば、サーバ10は、UI部102により、端末装置20からの起動要求に応じて、図8に例示されるようなログイン画面を表示させるための表示制御情報を端末装置20に送信する。端末装置20は、Webブラウザ201により、送信された表示制御情報に従ったログイン画面を表示デバイス2020に表示させる。
なお、以下では、適宜、画面を表示させるための表示制御情報を送信することを、画面を送信する、などのように記述する。また、画面を表示デバイス2020に表示させることを、適宜、画面を表示させる、などのように記述する。
図8において、ログイン画面40は、ユーザIDを入力するための入力領域400と、パスワードを入力するための入力領域401と、支援ツールの起動を指示するための起動ボタン402と、を含む。Webブラウザ201は、入力領域400および401にそれぞれユーザIDおよびパスワードが入力された上で起動ボタン402が操作されると、入力されたユーザIDおよびパスワードを含む支援ツールの起動要求を、サーバ10に送信する。
ユーザIDおよびパスワードを含む起動要求は、サーバ10に受信され、UI部102に渡される。UI部102は、起動要求に含まれるユーザIDおよびパスワードを認証部101に渡す。認証部101は、これらユーザIDおよびパスワードに基づきユーザ情報記憶部110を参照して認証処理を行う。UI部102は、ユーザIDに基づきユーザ情報記憶部110を参照し、当該ユーザIDに関連付けられたグループIDを取得する。
次のステップS101で、UI部102は、支援ツールの初期画面を端末装置20に送信する。端末装置20において、Webブラウザ201は、初期画面を表示させる。図9は、実施形態に適用可能な支援ツールにおける、アプリ作成画面の初期画面の例を示す図である。図9において、初期画面41aは、表示領域410と、入力領域411および412と、追加ボタン413と、作成ボタン414と、が設けられる。表示領域410は、ステップS100で取得されたユーザIDおよびグループIDがそれぞれ表示される。
入力領域411は、支援ツールにより作成するアプリケーションソフトウェアのタイトル(アプリ名)の文字列を入力するための領域である。この入力領域411に入力された値(文字列)が、候補データを検索するためのキー情報となる。入力領域412は、当該アプリケーションソフトウェアを定義するための各項目の情報を入力するための領域である。初期画面41aにおいては、入力領域412は、ブランクとなっている。追加ボタン413は、入力領域412に対して項目を追加するためのボタンである。作成ボタン414は、アプリケーションソフトウェアの作成開始を指示するためのボタンである。
ユーザは、端末装置20に表示される初期画面41aにおいて、入力領域411に、作成しようとするアプリケーションソフトウェアのタイトルを入力し、作成ボタン414を操作する。Webブラウザ201は、この作成ボタン414の操作に応じて、アプリケーションソフトウェアの作成指示と、入力領域411に入力されたタイトルの文字列とをサーバ10に送信する。これら作成指示およびタイトルの文字列は、サーバ10に受信され、UI部102に渡される。
次のステップS102で、UI部102は、端末装置20から送信されたタイトルの文字列を取得する。UI部102は、取得したタイトルの文字列を検索部103に渡し、検索部103に対して、当該タイトルの文字列に基づく候補データの検索を依頼する。検索部103は、UI部102から渡されたタイトルの文字列をキー情報として用いて、候補データ記憶部113を検索する。ここでは、キー情報に基づき複数の候補データが検索されたものとする。
次のステップS103で、検索部103は、ステップS102で検索された各候補データに含まれる各タイトル、各項目および各初期値それぞれの文字列について、グループID毎に集計を行い、スコアを取得する。取得したスコアの例を、表5および表6に示す。表5および表6は、グループID「Group#A」および「Group#B」の各ユーザが、それぞれキー情報「出張申請」により候補データを検索した結果の例を示す。表5および表6の例では、検索結果の候補データは、上述した表4に示した候補データの各項目を含んでいる。
Figure 0006973132
Figure 0006973132
表5および表6において、タイトル、項目名および初期値それぞれについて、ステップS100で認証されたユーザが属するグループの検索ヒット数を集計したスコア(自スコア)と、それ以外のグループ全ての検索ヒット数を集計したスコア(他スコア)と、を併記している。表5のグループID「Group#A」に対応する検索結果の例では、キー情報としてのタイトル「出張申請」でヒットした候補データの自スコアが「39」、他スコアが「100」、総数が「139」であることが示されている。一方、表6のグループID「Group#B」に対応する検索結果の例では、キー情報「出張申請」でヒットした候補データの自スコアが「35」、他スコアが「104」であることが示されている。
また、表5の例では、グループID「Group#A」に対応する検索結果において、キー情報「出張申請」でヒットした各候補データに含まれる各項目名のうち、項目名「出発地」のヒット数に対応する自スコアおよび他スコアがそれぞれ「25」および「41」、項目名「行き先」のヒット数に対応する自スコアおよび他スコアがそれぞれ「21」および「35」であることが示されている。
さらに、表5の例において、キー情報「出張申請」でヒットした各候補データに含まれる項目名「承認先」に対応する、変換後文字列としての初期値「[メールアドレス]」のヒット数に対応する自スコアが「20」、他スコアが「30」とされている。このように、候補データに対する検索は、変換後文字列に対して行われる。
さらにまた、表5の例において、項目名「補足」に対応する初期値「今期予算は50万円です」は、変換テーブル112に基づく変換が行われていない値である。この初期値「今期予算は50万円です」のヒット数に対する自スコアが「1」、他スコアが「1」とされている。一方、表6の例では、当該初期値「今期予算は50万円です」のヒット数に対する自スコアが「0」、他スコアが「2」となっており、この初期値「今期予算は50万円です」が、グループID「Group#B」におけるキー情報「出張申請」でヒットした各候補データに含まれる項目名「補足」に対応する初期値としては、用いられていないことが示されている。
図7のフローチャートの説明に戻り、次のステップS104で、提示部104は、ステップS102で検索された各候補データに含まれる各項目名および各初期文字列のうち、対象の文字列について、自スコアを取得する。次のステップS105で、提示部104は、ステップS104で取得した自スコアが「0」であるか否かを判定する。提示部104は、対象の文字列の自スコアが「0」ではないと判定した場合(ステップS105、「No」)、処理をステップS106に移行させる。
ステップS106で、提示部104は、対象の文字列のうち、自スコアおよび他スコアを合計した合計スコアが最も高い文字列を、表示文字列に決定する。
ここで、提示部104は、各候補データに含まれる各項目名の文字列について、例えば当該文字列に出現する単語などに基づき当該文字列の意味を解析し、意味が対応する文字列同士を、共通する項目名に対応付けることができる。例えば、表7に示されるように、各文字列「行き先」、「目的地」および「到着地」は、互いに意味が対応する文字列であると判断できる。
Figure 0006973132
一例として、表7に示されるように、各文字列「行き先」、「目的地」および「到着地」の、キー情報「出張申請」に対応する候補データにおける合計スコアがそれぞれ「56」、「49」および「34」とされている場合について考える。この場合、提示部104は、合計スコアがこれらのうち最大の「56」である文字列「行き先」が、これら各文字列「行き先」、「目的地」および「到着地」のうち最も信頼度が大きな文字列であると判定できる。したがって、提示部104は、当該文字列「行き先」を、これら文字列「行き先」、「目的地」および「到着地」を代表する項目名として、表示文字列に決定する。
一方、提示部104は、ステップS105で、ステップS104において取得した自スコアが「0」であると判定した場合(ステップS105、「Yes」)、処理をステップS107に移行させる。
ステップS107で、提示部104は、対象の文字列を非表示の文字列(非表示文字列)に決定する。すなわち、他グループにおいて用いられ、自グループにおいて用いられていない文字列は、当該他グループにとって、第三者(例えば自グループ)に公開することが好ましくない情報を含む文字列である可能性がある。したがって、提示部104は、このような文字列を、ステップS100で認証されたユーザが属するグループに対して表示しない非表示文字列に設定する。
表5および表6を参照して、ステップS104の判定について、より具体的に説明する。表5に示すグループID「Group#A」に係る検索結果において、項目名「補足」に対応する初期値「今期予算は50万円です」は、自スコアが「1」、他スコアが「1」とされている。したがって、この初期値「今期予算は50万円です」は、グループID「Group#A」に対しては、表示文字列に設定する。一方、表6に示すグループID「Group#B」に係る検索結果において、項目名「補足」に対応する初期値「今期予算は50万円です」は、自スコアが「0」、他スコアが「2」とされている。したがって、この初期値「今期予算は50万円です」は、グループID「Group#B」に対しては、非表示文字列に設定する。
提示部104は、ステップS106またはステップS107の処理の後、処理をステップS108に移行させる。ステップS108で、提示部104は、ステップS102で検索された各候補データに含まれる各項目名および各初期文字列に含まれる全ての文字列について、ステップS104以降、ステップS108までの処理が終了したか否かを判定する。
提示部104は、ステップS108で、終了してないと判定した場合(ステップS108、「No」)、処理をステップS104に戻し、次の文字列について、処理を実行する。一方、提示部104は、ステップS108で処理が終了したと判定した場合(ステップS108、「Yes」)、処理をステップS109に移行させて、支援ツールによりアプリ作成画面(後述する)に表示させる表示文字列を確定させ、この図7のフローチャートによる一連の処理を終了させる。
図10および図11は、実施形態に適用可能な支援ツールの、各表示文字列が確定されたアプリ作成画面41bの例を示す図である。図10および図11は、上述の、グループID「Group#A」の例およびグループID「Group#B」の例に対応するアプリ作成画面41bの例をそれぞれ示している。アプリ作成画面41bは、サーバ10においてUI部102により生成され、端末装置20に送信される。アプリ作成画面41bは、端末装置20において、Webブラウザ201により表示される。
なお、図10において、上述した図9と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、図11は、図10と同一の画面構成であるため、以下では、特に記載の無い限り、図10を例にとって説明を行う。
図10において、アプリ作成画面41bは、図9の初期画面41aと同様に、表示領域410と、入力領域411および412と、追加ボタン413と、を含む。また、アプリ作成画面41bは、初期画面41aの作成ボタン414の代わりに、保存ボタン415を含む。
入力領域411は、図7のフローチャートのステップS102において取得されたタイトルの文字列(この例では「出張申請」)が表示される。入力領域412は、入力領域411に表示されるタイトルの文字列をキー情報として検索された候補データの各項目名に対応する各入力領域41201、41202、41203、41204、41205および41206が設けられる。図10の例では、各入力領域41201、41202、…、41206は、左端にチェックボックスが配され、以降、右方向に、項目名、属性および初期値を入力する各入力領域が配される。
チェックボックスは、対応する入力領域41201、41202、…、41206を有効とするか否かを指定する。各入力領域41201、41202、…、41206における、項目名および初期値の入力領域には、それぞれ、図7のフローチャートのステップS102で検索された候補データに対してスコアに基づき確定された、各項目名および各初期値の文字列が、当該各項目名および各初期値の予測候補としてそれぞれ表示される。
図10の例では、入力領域41201、41202および41204の初期値の入力領域が空白とされている。この空白とされた入力領域は、null値が入力されていると見做すことができる。また、各入力領域41201、41202、…、41206における属性の入力領域には、対応する項目名の入力領域に表示される項目名に対応する属性が、当該属性の予測候補として表示される。
ここで、グループID「Group#A」に係る候補データは、表5に示したように、項目名「補足」に対応する初期値の文字列「今期予算は50万円です」について、自スコアが「1」、他スコアが「1」とされ、当該文字列が表示文字列に設定されている。したがって、図10の例では、項目名の入力領域に「補足」が表示される入力領域41206において、初期値の入力領域4121に、当該文字列「今期予算は50万円です」が予測候補として表示されている。
一方、グループID「Group#B」に係る候補データは、表6に示したように、項目名「補足」に対応する初期値の文字列「今期予算は50万円です」について、自スコアが「0」、他スコアが「2」とされ、当該文字列が非表示文字列にとして扱われている。したがって、当該文字列「今期予算は50万円です」が表示対象の文字列から除外され、図11に例示されるように、項目名の入力領域に「補足」が表示される入力領域41206において、当該文字列に対応する入力領域4121’が空白とされている。
ユーザは、端末装置20において入力デバイス2005を操作することで、Webブラウザ201に表示される画面上で、アプリ作成画面41bの各入力領域411、41201〜41206に予測候補として表示される各文字列を変更することが可能である。例えば、ユーザは、端末装置20において、表示デバイス2020に表示されるアプリ作成画面41bに従い入力デバイス2005を操作し、各入力領域411、41201〜41206に対して所望の文字列を入力することができる。
ここで、例えば新たなグループIDを用いて実施形態に係る支援ツールによりアプリケーションソフトウェアを作成する場合について考える。この場合、上述したステップS105〜ステップS107の処理によれば、各項目名の自スコアが全て「0」となり、各項目名の予測候補が全く表示されないことになる。例えば、新規のグループIDにより実施形態に係る支援ツールを使用する場合には、各項目名に対応する自スコアの初期値を例えば「1」とすることで、新規のグループIDによる支援ツールの利用に際して予測候補を表示させることが可能となる。
端末装置20において、Webブラウザ201は、アプリ作成画面41bの保存ボタン415に対する操作に応じて、各入力領域411、41201〜41206に表示される文字列と、当該文字列の保存要求とをサーバ10に送信する。ここでサーバ10に送信される各文字列は、支援ツールにより作成されるアプリケーションソフトウェアを定義するための定義データである。また、Webブラウザ201は、例えば図7のフローチャートのステップS100で取得したグループIDを保存要求に含めてサーバ10に送信する。
図12は、実施形態に係る、サーバ10における定義データの保存処理を示す一例のフローチャートである。ステップS200で、サーバ10は、端末装置20から送信された保存要求と、保存対象である定義データと、を受信し、UI部102に渡す。次のステップS201で、変換部105は、UI部102から、ステップS200で受信された定義データに含まれる各文字列を取得する。変換部105は、取得した定義データの各文字列を、保存要求に含まれるグループIDと関連付けて、定義データ記憶部111に記憶する。
次のステップS202で、変換部105は、取得した定義データに含まれる各文字列から処理の対象とする対象文字列を取得する。処理の対象とする対象文字列は、例えば、定義データに含まれる各項目および初期値の文字列である。次のステップS203で、変換部105は、上述したようにして対象文字列を解析し、対象文字列の表現種類を特定する。
次のステップS203で、変換部105は、ステップS203で特定した表現種類に基づき変換テーブル112を参照する。次のステップS205で、変換部105は、ステップS203で特定した表現種類が変換テーブル112に登録される固有表現種類の何れかに該当するか否かを判定する。変換部105は、変換テーブル112に、当該表現種類に対応する固有表現種類が登録されていると判定した場合(ステップS205、「Yes」)、処理をステップS206に移行させる。ステップS206で、変換部105は、対象文字列を、当該対象文字列に基づき特定された表現種類に対応する固有表現種類の文字列に変換する。
一方、ステップS205で当該表現種類が変換テーブル112に登録される固有表現種類に該当しないと判定した場合(ステップS205、「No」)、変換部105は、ステップS206の変換処理をスキップして、処理をステップS207に移行する。
ステップS207で、変換部105は、ステップS201で取得された定義データに含まれる全ての文字列について、ステップS202以降、ステップS206までの処理が終了したか否かを判定する。
変換部105は、ステップS207で、終了していないと判定した場合(ステップS207、「No」)、処理をステップS202に戻し、次の文字列について、処理を実行する。一方、変換部105は、ステップS207で処理が終了したと判定した場合(ステップS207、「Yes」)、処理をステップS208に移行させる。ステップS208で、変換部105は、ステップS206の処理で変換された文字列を含む定義データを、当該定義データ関連に付けられたグループIDに対応する候補データとして、候補データ記憶部113に記憶する。
上述したように、実施形態では、アプリ作成画面41bの各項目名および各初期値として入力された文字列の表現種類が固有表現種類に対応する場合に、当該文字列を他の文字列に変換して予測候補として表示している。また、アプリ作成画面41bの各項目名および各初期値に表示する予測候補の表示および非表示を、グループID毎に集計したスコアに基づき制御している。そのため、蓄積される候補データが少量であっても予測機能を利用でき、且つ、予測機能による候補データの提示に伴う情報漏洩の抑制が可能となる。例えば、実施形態に係る支援ツールは、入力されたキー情報に対応する少なくとも1つの候補データが候補データ記憶部113に記憶されていれば、予測候補を表示可能である。
上述では、実施形態がアプリケーションソフトウェアの作成を支援する支援ツールに適用されるものとして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、実施形態は、入力に規則性のあるフォームの作成など、規則性のある処理を完成させる事例であれば、他の事例にも適用可能である。
なお、上述の実施形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。
1 情報処理システム
2 ネットワーク
10 サーバ
20 端末装置
301、302 グループ
41a 初期画面
41b アプリ作成画面
100 通信部
101 認証部
102 UI部
103 検索部
104 提示部
105 変換部
110 ユーザ情報記憶部
111 定義データ記憶部
112 変換テーブル
113 候補データ記憶部
201 Webブラウザ
特開2013−196468号公報

Claims (6)

  1. 固有表現種類と変換後文字列とが関連付けられて格納される格納部と、
    グループを識別するグループ識別情報と、キー情報と、該キー情報に関連付けられた文字列と、を含む定義データにおける、前記固有表現種類に対応する該文字列を、該固有表現種類に関連付けられる前記変換後文字列に変換する変換部と、
    前記定義データを候補データとして記憶し、該定義データに前記変換後文字列が含まれる場合に、該変換後文字列に対応する文字列を該変換後文字列に置き換えた該定義データを該候補データとして記憶する候補データ記憶部と、
    前記キー情報および前記グループ識別情報を含む検索要求に従い、前記候補データ記憶部から、該検索要求が含む前記キー情報に対応する前記候補データを取得する検索部と、
    前記検索部により取得された前記候補データを端末装置に提示する提示部と、
    を備え、
    前記提示部は、
    前記候補データに含まれる前記文字列のうち、前記検索要求に含まれる前記グループ識別情報が示す前記グループにおいて用いられず、該グループ識別情報と異なるグループ識別情報が示すグループにおいて用いられる該文字列を除外して前記端末装置に提示する
    情報処理装置。
  2. 前記検索部は、
    前記検索要求が含む前記キー情報に対応する前記候補データに含まれる前記文字列を該候補データに含まれる前記グループ識別情報毎にそれぞれ集計したスコアを取得し、
    前記提示部は、
    前記検索部により取得された前記候補データに含まれる前記文字列から、提示する文字列を前記スコアに基づき決定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記固有表現種類は、少なくとも前記グループ識別情報毎に固有の表現種類であり、
    前記変換後文字列は、前記固有表現種類に対応し、前記グループ識別情報それぞれに共通して適用可能な文字列である
    請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. ネットワークを介して接続される前記端末装置に、
    前記検索要求を入力するための入力部と、
    前記候補データに基づく画面を表示する表示部と、
    を提供する通信部
    をさらに備える請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置の情報処理方法であって、
    グループを識別するグループ識別情報と、キー情報と、該キー情報に関連付けられた文字列と、を含む定義データにおける、固有表現種類に対応する該文字列を、該固有表現種類に予め関連付けられる変換後文字列に変換する変換ステップと、
    前記定義データを候補データとして候補データ記憶部に記憶し、該定義データに前記変換後文字列が含まれる場合に、該変換後文字列に対応する文字列を該変換後文字列に置き換えた該定義データを該候補データとして該候補データ記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記キー情報および前記グループ識別情報を含む検索要求に従い、前記候補データ記憶部から、該検索要求が含む前記キー情報に対応する前記候補データを取得する検索ステップと、
    前記検索ステップにより取得された前記候補データを端末装置に提示する提示ステップと、
    前記提示ステップにより提示される前記候補データに含まれる前記文字列であって、前記検索要求に含まれる前記グループ識別情報が示す前記グループにおいて用いられず、該グループ識別情報と異なるグループ識別情報が示すグループにおいて用いられる該文字列を前記端末装置に提示する文字列から除外する除外ステップと、
    を含む
    情報処理方法。
  6. ネットワークを介して端末装置が接続される情報処理装置に実行させるための情報処理プログラムであって、
    グループを識別するグループ識別情報と、キー情報と、該キー情報に関連付けられた文字列と、を含む定義データにおける、固有表現種類に対応する該文字列を、該固有表現種類に予め関連付けられる変換後文字列に変換する変換ステップと、
    前記定義データを候補データとして候補データ記憶部に記憶し、該定義データに前記変換後文字列が含まれる場合に、該変換後文字列に対応する文字列を該変換後文字列に置き換えた該定義データを該候補データとして該候補データ記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記キー情報および前記グループ識別情報を含む検索要求に従い、前記候補データ記憶部から、該検索要求が含む前記キー情報に対応する前記候補データを取得する検索ステップと、
    前記検索ステップにより取得された前記候補データを端末装置に提示する提示ステップと、
    前記提示ステップにより提示される前記候補データに含まれる前記文字列であって、前記検索要求に含まれる前記グループ識別情報が示す前記グループにおいて用いられず、該グループ識別情報と異なるグループ識別情報が示すグループにおいて用いられる該文字列を前記端末装置に提示する文字列から除外する除外ステップと、
    を前記情報処理装置に実行させるための情報処理プログラム。
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