JP2013195055A - 熱交換器組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の熱交換器を連結するための作業を改善する。
【解決手段】熱交換器組立体は、第1熱交換器10と第2熱交換器30とを備える。第1熱交換器10は、側部13、14の間に延びる複数のチューブ11と、側部13、14に位置付けられた第1ヘッダ15および第2ヘッダ16とを有する。熱交換器組立体は、第1熱交換器10に第2熱交換器30を接続するための接続手段を備える。接続手段は、第1ヘッダ15に設けられ、第2熱交換器30の第1側部33と連結可能なたヒンジ状支持手段17a、35a、35bを含む。ヒンジ状支持手段は、第1ヘッダ15の長手軸に平行な回動軸であって、その周りを第2熱交換器30が第1熱交換器10に対して回動可能な回動軸を規定する。接続手段は、第2ヘッダ16に位置付けられ、第2熱交換器30の第2側部34と連結可能な締結手段18、19、36a、36を備える。
【選択図】図10a

Description

ここに開示される発明は、複数の熱交換器を連結し接続するための接続手段を備える熱交換器組立体に関する。
熱交換器組立体は、接続手段によって接続された複数の熱交換器を有する。熱交換器は、2つの反対の側部の間に延びる平行な複数のチューブを有する。熱交換器は、2つの上記側部にそれぞれ位置付けられた第1および第2のヘッダを有する。接続手段は、上記ヘッダ上に設けられる。接続手段は、第1熱交換器に第2熱交換器を接続する。
自動車の分野においては、冷却モジュールを提供するための種々の手法が知られている。それらは、所定の手順で互いに組立てられた複数の熱交換器を備える。最も複雑な構成をもつ熱交換器組立体のひとつは、高温ラジエータ、低温ラジエータ、およびコンデンサを含む。
従来の熱交換器組立体では、様々な部品は、他の設計には適応することができない熱交換器の特定の組立て手順を規定する特定の設計に従って組み立てられる。また、別の観点では、従来の熱交換器組立体は、製品ごとに異なる専用の締結装置を採用している。このような観点から、熱交換器組立体は、さらなる改良を必要としている。
ここに開示された発明の目的のひとつは、従来技術の課題を解決することである。
発明の他の目的のひとつは、複数の熱交換器を連結するための作業性に優れた接続手段を備える熱交換器組立体を提供することである。
発明の他の目的のひとつは、異なる熱交換器組立体に利用することができる熱交換器を備える熱交換器組立体を提供することである。
発明の他の目的のひとつは、モジュレータタンクをもつコンデンサを他の熱交換器に連結する用途に適した接続手段を備える熱交換器組立体を提供することである。
発明の他の目的のひとつは、3つ以上の熱交換器を連結する用途に適した接続手段を備える熱交換器組立体を提供することである。
発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
熱交換器組立体は、少なくともひとつの第1熱交換器(10;30)を有する。第1熱交換器は、2つの反対の側部の間に延びる平行な複数のチューブ(11;31)と、2つの側部にそれぞれ位置付けられた第1および第2のヘッダ(15、16;35、36)とを有する。熱交換器組立体は、ヘッダに位置付けられ、第1熱交換器に第2熱交換器(30;50)を接続するために提供された接続手段を備える。接続手段は、第1および第2のヘッダの一方(15;36)に位置付けられ、第2熱交換器(30;50)の第1側部および第2側部の一方(33;54)と連結可能なヒンジ状支持手段(17;37)を備える。ヒンジ状支持手段は、第1および第2のヘッダの一方の長手軸に平行な回動軸であって、その周りを第2熱交換器(30;50)が第1熱交換器(10;30)に対して回動可能な回動軸を規定する。接続手段は、第1および第2のヘッダの他方(16;35)に位置付けられ、第2熱交換器(30;50)の第1側部および第2側部の他方(34;53)と連結可能な締結手段(18、19;38、39)を備える。締結手段は、第2熱交換器を第1熱交換器(10;30)に対して固定する。この発明に係る熱交換器組立体によると、組立て工程が単純化されるという利点が提供される。
発明の好ましい実施形態のいくつかは、従属形式の請求項において定義されており、それらは発明の開示の一部と見なされるべきである。
この発明に係る熱交換器組立体の実施形態によると、以下に述べる多面的な利点が提供される場合がある。そのひとつの利点は、標準化された締結装置を採用できることである。そのひとつの利点は、モジュールの部品の多機能性における利点の提供である。そのひとつの利点は、熱交換器組立体の低コスト化である。そのひとつの利点は、専用の組立てラインが不要であることである。そのひとつの利点は、熱交換器組立体を構成するためのそれぞれの構成要素、すなわち熱交換器を異なる供給者から入手し、熱交換器組立体を製造することができることである。例えば、熱交換器組立体を組み立てる者は、他の異なる供給者の工場から熱交換器を購入し、自らの工場において熱交換器組立体に組立てることができる。このような側面は、物流における利点を提供する。
熱交換器組立体のさらなる特徴と利点とは、後続の実施形態の詳細な説明によって、および非限定的な意図だけをもって提供された添付図面を参照することによって、より明確にされる。
図1は、開示された発明の第1実施形態に係る熱交換器組立体の第1部品、すなわち熱交換器の斜視図である。 図2は、図1の矢印II部を示す部分拡大斜視図である。 図3は、図1の矢印III部を示す部分拡大斜視図である。 図4は、熱交換器組立体の第2部品、すなわち熱交換器の斜視図である。 図5は、図4の矢印V部を示す部分拡大斜視図である。 図6は、図4の矢印VI部を示す部分拡大斜視図である。 図7は、熱交換器組立体の第3部品、すなわち熱交換器の斜視図である。 図8は、図7の矢印VIII部を示す部分拡大斜視図である。 図9は、図7の矢印IX部を示す部分拡大斜視図である。 図10aは、熱交換器組立体の組立て工程におけるひとつの段階を示す斜視図である。 図10bは、熱交換器組立体の組立て工程におけるひとつの段階を示す斜視図である。 図10cは、熱交換器組立体の組立て工程におけるひとつの段階を示す斜視図である。 図10dは、熱交換器組立体の組立て工程におけるひとつの段階を示す斜視図である。 図11aは、開示された発明の第2実施形態に係る熱交換器組立体の第1部品、すなわち熱交換器の部分拡大斜視図であって、図1に図示された熱交換器に補足接続器具が装着された状態を示す。 図11bは、第2実施形態に係る熱交換器組立体の第1部品、すなわち熱交換器の部分拡大斜視図であって、図1に図示された熱交換器に補足接続器具が装着された状態を示す。 図11cは、第2実施形態に係る熱交換器組立体の第1部品、すなわち熱交換器の部分拡大斜視図であって、図1に図示された熱交換器に補足接続器具が装着された状態を示す。 図11dは、第2実施形態に係る熱交換器組立体の第1部品、すなわち熱交換器の部分拡大斜視図であって、図1に図示された熱交換器に補足接続器具が装着された状態を示す。 図12aは、熱交換器組立体の組立て工程におけるひとつの段階を示す斜視図である。 図12bは、熱交換器組立体の組立て工程におけるひとつの段階を示す斜視図である。
以下に、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号を付することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1、図2、および図3は、全体として符号10によって示される第1熱交換器を図示する。第1熱交換器10は、自動車の熱交換器組立体に含まれるひとつの熱交換器、例えば、高温ラジエータである。
第1熱交換器10の基礎的な構成は、従来の手法に従って提供されている。第1熱交換器10は、2つの反対の側部13、14の間に延びる平行な複数のチューブ11と、この第1熱交換器10の上記2つの側部13、14にそれぞれ位置付けられた第1および第2のヘッダ15、16とを有する。典型的な例においては、ヘッダ15、16は、樹脂材料によって成形されている。
図示されない支持構造体に、例えば車両のボディに、第1熱交換器10を搭載するためのピンのような搭載機構は、ヘッダ15、16の上に形成されている。
第1熱交換器10は、さらに、ヘッダ15、16の上に位置付けられた接続手段を備える。接続手段は、第1熱交換器10に第2熱交換器30を連結し接続するために提供されている。
図2、および図3において、接続手段は、第1ヘッダ15に位置付けられたヒンジ状支持手段、および第2ヘッダ16に位置付けられた締結手段を備える。締結手段は、ワンタッチ締結手段、またはクイック締結手段と呼びうるものであって、例えば、部材の弾力性を利用して2つの部材を係合させるスナップフィット手段によって提供される。
図2に図示されるように、ヒンジ状支持手段は、第1ヘッダ15の中間位置に形成されたヒンジ状支持突起17を有する。ヒンジ状支持突起17は、第1ヘッダ15の長手軸と平行な方向に延びるピボット部17aを有する。ピボット部17aは、回動軸部17aとも呼ぶことができる。ヒンジ状支持突起17は、ピボット部17aを第1ヘッダ15に接続する複数の支持腕部17bを有する。複数の支持腕部17bの間には、複数の開口部から区画されている。
図3において、締結手段は、上部締結器18と、下部締結器19とを有する。締結器18、19は、それぞれ、第2ヘッダ16の上端および下端に、またはそれらの近傍に設けられている。上部締結器18は、少なくともひとつの弾力性のある柔軟な弾性片18aを備える。弾性片18aは、先端係止部18bを有する。先端係止部18bは、第1熱交換器10に締結されるべき第2熱交換器30の対応する形状部分と連結するように適合された部分である。上部締結器18は、さらに、受入室18cを有する。弾性片18aは、受入室18cに向けて対面している。この受入室18cは、第1熱交換器10に締結されるべき第2熱交換器30の対応する形状部分を受け入れるように適合された部分である。
下部締結器19は、少なくともひとつの弾力性のある柔軟な弾性片19aを備える。弾性片19aは、先端係止部19bを有する。先端係止部19bは、第1熱交換器10に締結されるべき第2熱交換器30の対応する形状部分と連結するように適合された部分である。下部締結器19は、さらに、受入室19cを有する。弾性片19aは、受入室19cに向けて対面している。この受入室19cは、第1熱交換器10に締結されるべき第2熱交換器30の対応する形状部分を受け入れるように適合された部分である。
図2に戻り、第1ヘッダ15の上端および他端の、またはそれらの近傍の、それぞれに、上部接続台座21と下部接続台座22とが形成されていることが認められる。これら接続台座21、22は、後述する補足接続手段を連結するために設けられている。補足接続手段の典型的な一例は、クイック締結手段と呼ぶことができる締結手段である。補足接続手段は、第2熱交換器30の代わりに、後述する第3熱交換器50を第1熱交換器10に連結するために提供される。
図3において、他方では、第2ヘッダ16の上端および他端の、またはそれらの近傍の、それぞれに、上部接続台座23と下部接続台座24とが形成されていることが認められる。図3において、上部接続台座23と下部接続台座24とは、第2ヘッダ16の長手軸の中央寄りの中間位置に設けられているともいえる。これら接続台座23、24は、後述する補足接続手段を連結するために設けられている。補足接続手段の典型的な一例は、クイック締結手段と呼ぶことができる締結手段である。補足接続手段は、第2熱交換器30の代わりに、後述する第3熱交換器50を第1熱交換器10に連結するために提供される。
望ましい形態においては、ヒンジ状支持突起17、上部および下部締結器18、19、および接続台座21、22、23、24は、それらが設けられた対応するヘッダ15、16に一体的に樹脂材料によって成形されている。
図4、図5、および図6は、全体として符号30によって示される第2熱交換器を図示する。第2熱交換器30は、自動車の熱交換器組立体に含まれるひとつの熱交換器、例えば、低温ラジエータである。
第2熱交換器30の基礎的な構成は、従来の手法に従って提供されている。第2熱交換器30は、2つの反対の側部33、34の間に延びる平行な複数のチューブ31と、この第2熱交換器30の上記2つの側部33、34にそれぞれ位置付けられた第1および第2のヘッダ35、36とを有する。典型的な例においては、ヘッダ35、36は、樹脂材料によって成形されている。
第1熱交換器10に第2熱交換器30を連結し接続するための相補的接続手段がヘッダ35、36に位置付けられている。これらの接続手段は、第1熱交換器10に設けられた接続手段と相補的である。
図5、および図6において、相補的接続手段は、第1ヘッダ35に位置付けられた相補的ヒンジ状支持手段、および第2ヘッダ36に位置付けられた相補的締結手段を備える。相補的締結手段は、ワンタッチ締結手段、またはクイック締結手段と呼びうるものであって、例えば、部材の弾力性を利用して2つの部材を係合させるスナップフィット手段によって提供される。
図5に図示されるように、第2熱交換器30の相補的ヒンジ状支持手段は、第1ヘッダ35の中間位置に形成されたピボット案内突起35aを有する。ピボット案内突起35aは、やや湾曲した形状を有している。ピボット案内突起35aは、第1熱交換器10のヒンジ状支持突起17の支持腕17bの間に区画されたひとつまたは複数の開口部に挿入されるために適合した形状をもつ。図示の例においては、ピボット案内突起35aは、複数の開口部に適合した位置および形状をもつ複数の離れた部分35a’(ひとつのプライム記号)、35a’’(ふたつのプライム記号)を有する。ピボット案内突起35aは、開口部に挿入された場合に、ピボット部17aの周りに、その周りを移動可能に位置付けられる。ピボット案内突起35aは、ピボット部17aの周りに位置付けられることにより、第1熱交換器10と第2熱交換器30との間にヒンジ状連結部を形成する。このヒンジ状連結部は、第1熱交換器10と第2熱交換器30とが対面して位置付けられた正規の組立て状態に到達するまで、第1熱交換器10に対して相対的に第2熱交換器30が回動することを可能とする。
ピボット案内突起35aは、それと対向して位置付けられた戻し突起35bと関連付けられている。戻し突起35bは、第1ヘッダ35に設けられている。戻し突起35bは、ピボット部17aに回動可能に連結するように適合されている。戻し突起35bは、第1熱交換器10と第2熱交換器30とが対面する位置に向けて第2熱交換器30をバイアスするように、すなわちその位置に向けて移動させる作用を発生するように適合された形状を与えられている。
図6に図示されるように、第2の交換器30の相補的締結手段は、上部連結突起36aおよび下部連結突起を備える。下部連結突起は、第2ヘッダ36の向こう側に上部連結突起36aと同様の形状をもって成形されており、図中では隠れてみることができない。上部連結突起36aおよび下部連結突起は、第2熱交換器30の第2ヘッダ36の上端および下端に、またはそれらの近傍にそれぞれ形成されている。これらの連結突起36aは、第1熱交換器10の第2ヘッダ16に設けられた上部受入室18cと下部受入室19cとにそれぞれ挿入されるように適合されている。上部連結突起36aと下部連結突起とは、第1熱交換器10の第2ヘッダ16の締結器18、19が備える弾性片18a、19aの先端係止部18b、19bとスナップフィットによって係止され連結されるように適合された係合形状をもって提供されている。係合形状は図中では隠れてみることができない。
望ましい形態においては、ピボット案内突起35a、戻し突起35b、および複数の連結突起36aは、それらが設けられた対応するヘッダ35、36に一体的に樹脂材料によって成形されている。
第2熱交換器30は、さらに、ヘッダ35、36の上に位置付けられた接続手段を備える。接続手段は、第2熱交換器30に第3熱交換器50を連結し接続するために提供されている。
図5および図6において、接続手段は、第1ヘッダ35に位置付けられたヒンジ状支持手段、および 第2ヘッダ36に位置付けられた締結手段を備える。締結手段は、ワンタッチ締結手段、またはクイック締結手段と呼びうるものであって、例えば、部材の弾力性を利用して2つの部材を係合させるスナップフィット手段によって提供される。
図6に図示されるように、ヒンジ状支持手段は、第2ヘッダ36の下端に、またはその近傍に形成されたヒンジ状支持突起37aと、第2ヘッダ36の長手軸の中間位置に形成されたピボット案内突起37bとを有する。
ヒンジ状支持突起37aは、U字形のU部分37a’(ひとつのプライム記号)を有する。このU部分37a’は、第2熱交換器30の中央に向けて横に面するように開口している。U部分37a’の軸方向は、底壁37a’’(ふたつのプライム記号)によって閉じられている。U部分37a’の開口の近傍において、U部分37a’の横の壁は、スナップフィット部分37a’’’(3つのプライム記号)を有する。このスナップフィット部分37a’’’は、U部分37a’の開口における絞りを形成する。ピボット案内突起37bは、U字形のU部分37b’(ひとつのプライム記号)を有する。このU部分37b’は、第2熱交換器30の中央に向けて横に面するように開口している。U部分37b’の両方の軸方向は開口している。U部分37b’の開口の近傍において、U部分37b’の横の壁は、スナップフィット部分37b’’(2つのプライム記号)を有する。このスナップフィット部分37b’’は、U部分37b’の開口における絞りを形成する。
2つのU部分37a’、37b’は、第2ヘッダ36の上に軸方向に互いに離れて位置付けられている。U部分37a’、37b’は、第2熱交換器30の熱交換部分の面より、前後方向に突出して位置付けられている。U部分37a’、37b’は、第2ヘッダ36の長手軸と直交する断面においてU字形の断面を呈し、しかもU字の上部開口が、第2熱交換器30の中央を指向するように形成されている。底壁37a’’は、U部分37a’の下側に位置付けられている。底壁37a’’は、後述する第3熱交換器50の軸方向への移動を制限する。
図5において、第2熱交換器30の締結手段は、上部締結器38と、下部締結器39とを有する。締結器38、39は、それぞれ、第1ヘッダ35の上端および下端に、またはそれらの近傍に設けられている。
上部締結器38は、少なくともひとつの弾力性のある柔軟な弾性片38aを備える。弾性片38aは、先端係止部38bを有する。先端係止部38bは、第2熱交換器30に締結されるべき第3熱交換器50の対応する形状部分と連結するように適合された部分である。上部締結器38は、さらに、ピン部分38cを有する。ピン部分38cは、位置決めのための基準を与える部材として、および支持するために荷重を受ける部材として設けられている。ピン部分38cは、第2熱交換器30に締結されるべき第3熱交換器50の対応する形状部分、例えば収容室に挿し込まれるように適合された部分である。
下部締結器39は、少なくともひとつの弾力性のある柔軟な弾性片39aを備える。弾性片39aは、先端係止部39bを有する。先端係止部39bは、第2熱交換器30に締結されるべき第3熱交換器50の対応する形状部分と連結するように適合された部分である。下部締結器39は、さらに、ピン部分39cを有する。ピン部分39cは、位置決めのための基準を与える部材として、および支持するために荷重を受ける部材として設けられている。ピン部分39cは、第2熱交換器30に締結されるべき第3熱交換器50の対応する形状部分、例えば収容室に挿し込まれるように適合された部分である。
望ましい形態においては、ヒンジ状支持突起37a、上部締結器38、下部締結器39は、それらが設けられた対応するヘッダ35、36に一体的に樹脂材料によって成形されている。
図7、図8、および図9は、全体として符号50によって示される第3熱交換器を図示する。第3熱交換器50は、自動車の熱交換器組立体に含まれるひとつの熱交換器、例えば、冷凍サイクルの放熱器であるコンデンサである。この開示においては、「第3」の用語で特定される熱交換器は、上述の第1および第2熱交換器とは別の他の熱交換器を指している。第3熱交換器は、必ずしも上記2つの熱交換器に対して追加的なものではなく、以下に述べるように、第2熱交換器に代わって装着することができるものである。
第3熱交換器50の基礎的な構成は、従来の手法に従って提供されている。第3熱交換器50は、2つの反対の側部53、54の間に延びる平行な複数のチューブ51と、この第3熱交換器50の上記2つの側部53、54にそれぞれ位置付けられた第1および第2のヘッダ55、56とを有する。典型的な例においては、第3熱交換器50のヘッダ55、56は、金属材料によって成形されている。第3熱交換器50が凝縮部とサブクール部とを有するコンデンサである場合、第3熱交換器50は、ヘッダ55、56の一方に固定された貯留タンク56’(ひとつのプライム記号)を有する。図示の例においては、貯留タンク56’は、第3熱交換器50の第2ヘッダ56に固定されている。
凝縮部はガス冷媒を液冷媒に凝縮させる部分である。サブクール部は、液冷媒をさらに冷却することにより液冷媒を過冷却する部分である。貯留タンク56’は、凝縮部とサブクール部との間に位置付けられ、サブクール部に液冷媒を供給する気液分離部として機能するとともに、冷媒サイクルにおける余剰冷媒を貯留するタンクとしても機能する。
第1熱交換器10または第2熱交換器30に第3熱交換器50を連結し接続するための相補的接続手段がヘッダ55、56に位置付けられている。これらの接続手段は、第1熱交換器10または第2熱交換器30に設けられた接続手段と相補的である。
図8、および図9において、相補的接続手段は、第2ヘッダ56に位置付けられた相補的ヒンジ状支持手段、および第1ヘッダ55に位置付けられた相補的締結手段を備える。相補的締結手段は、ワンタッチ締結手段、またはクイック締結手段と呼びうるものであって、例えば、部材の弾力性を利用して2つの部材を係合させるスナップフィット手段によって提供される。
図9に図示されるように、第3熱交換器50の相補的ヒンジ状支持手段は、第2ヘッダ56に固定された貯留タンク56’によって形成されている。貯留タンク56’の細長く延びる円筒状のボディは、第3熱交換器50の回動軸を規定するためのピボット、すなわち回動軸として機能する。代替的に、貯留タンク56’を備えない第3熱交換器50においては、回動軸の機能は、第2ヘッダ56によって直接的に提供することができる。さらに、回動軸の機能を提供するために、貯留タンク56’に代わることができる補足的な部材を、第2ヘッダ56に締結してもよい。貯留タンク56’は、第2熱交換器30の第2ヘッダ36に設けられたヒンジ状支持突起37aおよびピボット案内突起37bのU部分37a’、37b’に挿入されるように適合されている。貯留タンク56’の形状、およびU部分37a’、37b’の形状は、第2熱交換器30と第3熱交換器50との間においてヒンジ状連結部を形成するために適合されている。よって、ヒンジ状連結部は、第2熱交換器30と第3熱交換器50とが対面して位置付けられた正規の組立て状態に到達するまで、第2熱交換器30に対して相対的に第3熱交換器50が回動することを可能とする。
図8において、第3熱交換器50の締結手段は、上部締結器55aと、下部締結器55bとを有する。締結器55a、55bは、それぞれ、第1ヘッダ55の上端および下端に、またはそれらの近傍に設けられている。
上部の連結器55aは、第2熱交換器30の手段によって第3熱交換器50を支持し、保持するために、第2熱交換器30の第1ヘッダ35上に設けられた弾性片38aの先端係止部38bおよび下部締結器38のピン部分38cによって連結され接続される。
下部の連結器55bは、第2熱交換器30の手段によって第3熱交換器50を支持し、保持するために、第2熱交換器30の第1ヘッダ35上に設けられた弾性片39aの先端係止部39bおよび下部締結器39のピン部分39cによって連結され接続される。
望ましい形態においては、上部の連結器55a、および下部の連結器55bは、第3熱交換器50の第1ヘッダ55に、またはその部品に一体的に形成されているか、ろう付け、または溶接によって脱着不能に固定されている。
図10a、10b、10c、および10dを参照して、上述の3つの熱交換器10、30、50を組立て、熱交換器組立体を製造する方法を説明する。
まず、図10aに図示されるように、第1熱交換器10のヒンジ状支持突起17と第2熱交換器30の第1側部33に設けられたピボット案内突起35aとが互いに噛み合わせられ、結合される。この結果、第1熱交換器10と第2熱交換器30との間にヒンジ状連結部が形成される。ヒンジ状連結部は、第1熱交換器10の第1ヘッダ15の長手軸と平行な回動軸であって、その周りにおいて第2熱交換器30が第1熱交換器10に対して回動可能な回動軸を規定する。
その後、第2熱交換器30は、第1熱交換器10に対して第2熱交換器30が対面する関係に位置付けられるように回動される。このとき、第2熱交換器30の上部連結突起36aと図示されない下部連結突起とは、第1熱交換器10の第2側部に設けられた対応する受入室18c、19cに受け入れられる。さらに、続いて、上部連結突起36aと図示されない下部連結突起とは、第1熱交換器10に対して第2熱交換器30を固定するために、第1熱交換器10の第2側部に設けられた弾性片18a、19aの先端係止部によって連結され、接続される。図10bは、第1熱交換器10と第2熱交換器30との正規の連結、固定状態を示している。
次に、図10cに図示されるように、第2熱交換器30のヒンジ状支持突起37aおよびピボット案内突起37bと、第3熱交換器50の第2側部53に設けられた貯留タンク56’とが互いに噛み合わせられ、結合される。この結果、第2熱交換器30と第3熱交換器50との間にヒンジ状連結部が形成される。ヒンジ状連結部は、第2熱交換器30の第2ヘッダ36の長手軸と平行な回動軸であって、その周りにおいて第3熱交換器50が第2熱交換器30に対して回動可能な回動軸を規定する。
その後、第3熱交換器50は、第2熱交換器30に対して第3熱交換器50が対面する関係に位置付けられるように回動される。このとき、第1および第2熱交換器10、30によって構成された組立体に対して第3熱交換器50を固定するために、第3熱交換器50の第1側部の上部の連結器55aと下部の連結器55bとは、第2熱交換器30の第1側部に設けられた対応する弾性片38a、38b、および対応するピン状の構造体38c、39cと連結される。図10dは、第1、第2、および第3熱交換器10、30、50の正規の連結、固定状態を示している。
(第2実施形態)
熱交換器組立体の構成要素、すなわち組み合わせは、熱交換器組立体の搭載状態の要求に依存して、図10a−10dに示された連結手順から変更可能である。例えば、第1熱交換器10を備えない熱交換器組立体を採用することができる。この場合、熱交換器組立体は、第2熱交換器30と第3熱交換器50とだけを備える。
他の可能性として、第2熱交換器30を備えない熱交換器組立体を採用することができる。この場合、熱交換器組立体は、第1熱交換器10と第3熱交換器50とだけを備える。図11a、11b、11c、11d、12a、および12bは、このような実施形態を示している。
図11a、11bは、それぞれ、第1熱交換器10の第1ヘッダ15の上端と下端とを示している。図11c、11dは、それぞれ、第1熱交換器10の第2ヘッダ16の上端と下端とを示している。
図11aに図示されるように、第1熱交換器10の第1ヘッダ15に形成された上部接続台座21には、第2熱交換器30の上部締結器38に機能的に類似の上部締結器138が装着されている。上部締結器138は、第1熱交換器10に対して選択的に装着することができる脱着可能な補足接続器具である。上部締結器138は、例えば、スナップフィットによって上部接続台座21に装着され、固定されている。上部締結器138は、少なくともひとつの弾力性のある柔軟な弾性片138aを備える。弾性片138aは、先端係止部138bを有する。先端係止部138bは、第3熱交換器50の第1側部に形成された上部の連結器55aと連結するように適合された部分である。
図11bに図示されるように、第1熱交換器10の第1ヘッダ15に形成された下部接続台座22には、第2熱交換器30の下部締結器39に機能的に類似の下部締結器139が装着されている。下部締結器139は、第1熱交換器10に対して選択的に装着することができる脱着可能な補足接続器具である。下部締結器139は、例えば、スナップフィットによって下部接続台座22に装着され、固定されている。下部締結器139は、少なくともひとつの弾力性のある柔軟な弾性片139aを備える。弾性片139aは、先端係止部139bを有する。先端係止部139bは、第3熱交換器50の第1側部に形成された下部の連結器55bと連結するように適合された部分である。
図11cに図示されるように、第1熱交換器10の第2ヘッダ16に形成された上部接続台座23には、第2熱交換器30の第2ヘッダ36に形成されたピボット案内突起37bに機能的に類似の補足接続器具137bが装着されている。補足接続器具137bは、第1熱交換器10に対して選択的に装着することができる脱着可能な補足接続器具である。補足接続器具137bは、例えば、スナップフィットによって上部接続台座23に装着され、固定されている。ピボット案内突起を形成するための補足接続器具137bは、U字形のU部分137b’(ひとつのプライム記号)を有する。このU部分137b’は、第1熱交換器10の中央に向けて横に面するように開口している。U部分137b’の両方の軸方向は開口している。U部分137b’の開口の近傍において、ピボット案内突起を形成するための補足接続器具137bに設けられたU部分137b’の横の壁は、スナップフィット部分137b’’(2つのプライム記号)を有する。このスナップフィット部分137b’’は、U部分137b’の開口における絞りを形成する。
図11dに図示されるように、第1熱交換器10の第2ヘッダ16に形成された下部接続台座24には、第2熱交換器30の第2ヘッダ36に形成されたヒンジ状支持突起37aに機能的に類似の補足接続器具137aが装着されている。補足接続器具137aは、第1熱交換器10に対して選択的に装着することができる脱着可能な補足接続器具である。補足接続器具137aは、例えば、スナップフィットによって下部接続台座24に装着され、固定されている。ヒンジ状支持突起を形成するための補足接続器具137aは、U字形のU部分137a’(ひとつのプライム記号)を有する。このU部分137a’は、第1熱交換器10の中央に向けて横に面するように開口している。U部分137a’の軸方向は、底壁137a’’(ふたつのプライム記号)によって閉じられている。U部分137a’の開口の近傍において、U部分137a’の横の壁は、スナップフィット部分137a’’’(3つのプライム記号)を有する。このスナップフィット部分137a’’’は、U部分137a’の開口における絞りを形成する。
図12a、12bを参照して、第1熱交換器10と第3熱交換器50とを組立て、熱交換器組立体を製造する方法を説明する。まず、第1熱交換器10に、補足接続器具137a、137b、138、139が装着される。
次に、図12aに図示されるように、第1熱交換器10に装着されたヒンジ状支持突起137aおよびピボット案内突起137bと、第3熱交換器50の第2側部53に設けられた貯留タンク56’とが互いに噛み合わせられ、結合される。この結果、第1熱交換器10と第3熱交換器50との間にヒンジ状連結部が形成される。ヒンジ状連結部は、第1熱交換器10の第2ヘッダ16の長手軸と平行な回動軸であって、その周りにおいて第3熱交換器50が第1熱交換器10に対して回動可能な回動軸を規定する。
その後、第3熱交換器50は、第1熱交換器10に対して第3熱交換器50が対面する関係に位置付けられるように回動される。このとき、第1熱交換器10に対して第3熱交換器50を固定するために、第3熱交換器50の第1側部の上部の連結器55aと下部の連結器55bとは、第1熱交換器10の第1側部に設けられた対応する弾性片138a、138b、および対応するピン状の構造体138c、139cと連結される。図12bは、第1および第3熱交換器10、50の正規の連結、固定状態を示している。
第1熱交換器10は、熱交換器組立体の第1部品である。第2熱交換器30は、熱交換器組立体の第2部品である。第3熱交換器50は、熱交換器組立体の第3部品である。搭載機構13を備えて支持構造体に直接的に搭載される第1熱交換器10は、熱交換器組立体における基礎熱交換器とも呼ぶことができる。第1熱交換器10に接続されて間接的に支持構造体に搭載される第2熱交換器30および第3熱交換器50は従属熱交換器とも呼ぶことができる。支持構造体と第1熱交換器10と第2熱交換器30との三者間の支持関係においては、第1熱交換器10は主熱交換器と呼ぶことができ、第2熱交換器30は副熱交換器と呼ぶことができる。支持構造体と第2熱交換器30と第3熱交換器50との三者間の支持関係においては、第2熱交換器30は主熱交換器と呼ぶことができ、第3熱交換器50は副熱交換器と呼ぶことができる。第1熱交換器10と第2熱交換器30とは互いに連結される関係にある一組の隣接熱交換器である。第2熱交換器30と第3熱交換器50とは互いに連結される関係にある一組の隣接熱交換器である。第1熱交換器10と第3熱交換器50とも、また、互いに連結される関係にある一組の隣接熱交換器である。
ヒンジ状支持手段は、第1熱交換器10と第2熱交換器30とを第1ヘッダ15の長手軸と平行な回動軸のまわりに回動可能に連結するヒンジ状連結部の一部分でもある。ヒンジ状連結部は、蝶番連結部、または回動連結部とも呼ぶことができる。ヒンジ状連結部は、回動可能に噛合う第1ヒンジ部分と第2ヒンジ部分とによって提供される。ヒンジ状支持突起17は、第1ヒンジ部分を提供する。図示される3本の支持腕部17bは、大きい開口部と小さい開口部とを区画する。支持腕部17bは、第1ヘッダ15の長手軸の方向に関する第1熱交換器10と第2熱交換器30との平行移動を規制する軸方向支持面を提供する。
ヒンジ状支持手段は、第1熱交換器10と第2熱交換器30とを、回動軸の周りにおいて、制限された角度範囲において、相対的に回動可能に連結する。ヒンジ状支持手段は、第1ヘッダ15および第2ヘッダ16の一方に位置付けることができる。ヒンジ状支持手段は、第2熱交換器30の第1側部33および第2側部34の一方と連結可能である。ヒンジ状支持手段は、第1ヘッダ15および第2ヘッダ16の上記一方の長手軸に平行な回動軸を規定する。回動軸の周りを第2熱交換器30が第1熱交換器10に対して回動可能である。
締結手段は、第1ヘッダ15および第2ヘッダ16の他方に位置付けられる。締結手段は、第2熱交換器30の第1側部33および第2側部34の他方と連結可能である。締結手段は、第2熱交換器30を第1熱交換器10に対して固定する。締結手段18、19、38、39、138、139は、回動軸の周りにおける回動によって2つの熱交換器を接近させる操作によって非締結状態から締結状態へ切替わるクイック締結手段である。相補的ヒンジ状支持手段を提供するピボット案内突起35aは、ヒンジ状連結部の第2ヒンジ部分を提供する。ヒンジ状支持手段と相補的ヒンジ状支持手段とによってヒンジ状連結部が提供されている。
第2熱交換器30の代わりとして第3熱交換器50を第1熱交換器10に接続するための補足接続手段138、139、137a、137bを採用することができる。補足接続手段138、139、137a、137bを採用するために、第1熱交換器10は、ヘッダの上に形成された接続台座21、22、23、24を備えることができる。この構成は、第1熱交換器を、異なる熱交換器組立体を利用できるという利点を提供する。
補足接続手段137a、137bは、第1熱交換器10の第1および第2のヘッダ15、16の他方に装着可能であり、かつ、第3熱交換器50の第1側部53および第2側部54の一方と連結可能なヒンジ状支持手段を提供する。補足接続手段137a、137bは、第1および第2のヘッダ15、16の他方の長手軸に平行な回動軸であって、その周りを第3熱交換器50が第1熱交換器10に対して回動可能な回動軸を規定する。補足接続手段138、139は、第1および第2のヘッダ15、16の一方に装着可能であり、かつ、第3熱交換器50の第1側部53および第2側部54の他方と連結可能な締結手段であって、第3熱交換器50を第1熱交換器10に対して固定するための締結手段を提供する。
以上に説明したように、第1熱交換器10は、ヘッダに一体的に成形された接続手段に加えて、さらに補足接続手段を選択的に装着することができる接続台座を備える。よって、第1熱交換器10は、異なる熱交換器組立体に利用することができる。この結果、異なる熱交換器組立体を提供するために柔軟に変更可能な熱交換器を備える熱交換器組立体を提供することができる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、それぞれ独立して実施可能である。発明のいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上述の開示においては、1つの熱交換器、および、2つ、または3つの熱交換器の組み合わせが図示されている。しかしながら、現実の搭載状態の特定の要請に適合するように、熱交換器組立体の3つを上回る構成要素を使用することを考慮してもよい。例えば、4つの熱交換器を含む熱交換器組立体に開示された手法を適用してもよい。
10 第1熱交換器、
11 チューブ、13、14 側部、15、16 ヘッダ、
17 ヒンジ状支持突起、17a ピボット部、17b 支持腕部、
18、19 締結器、21、22、23、24 接続台座、
137a、137b、138、139 補足接続器具、
30 第2熱交換器、
31 チューブ、33、34 側部、35、36 ヘッダ、
35a ピボット案内突起、35b 戻し突起、36a 連結突起、
37a ヒンジ状支持突起、37b ピボット案内突起、38、39 締結器、
50 第3熱交換器、
51 チューブ、53、54 側部、55、56 ヘッダ、
56’貯留タンク、55a、55b 連結器。

Claims (6)

  1. 2つの反対の側部の間に延びる平行な複数のチューブ(11;31)と、2つの前記側部にそれぞれ位置付けられた第1および第2のヘッダ(15、16;35、36)とを有する少なくともひとつの第1熱交換器(10;30)を備える熱交換器組立体において、
    前記ヘッダに位置付けられ、前記第1熱交換器に第2熱交換器(30;50)を接続するために提供された接続手段は、
    前記第1および第2のヘッダの一方(15;36)に位置付けられ、前記第2熱交換器(30;50)の第1側部および第2側部の一方(33;54)と連結可能なヒンジ状支持手段であって、前記第1および第2のヘッダの前記一方の長手軸に平行な回動軸であって、その周りを前記第2熱交換器(30;50)が前記第1熱交換器(10;30)に対して回動可能な回動軸を規定するためのヒンジ状支持手段(17;37)、および
    前記第1および第2のヘッダの他方(16;35)に位置付けられ、前記第2熱交換器(30;50)の第1側部および第2側部の他方(34;53)と連結可能な締結手段であって、前記第2熱交換器を前記第1熱交換器(10;30)に対して固定するための締結手段(18、19;38、39)を備えることを特徴とする熱交換器組立体。
  2. 前記第1熱交換器(10)は、前記第2熱交換器(30)の代わりとして第3熱交換器(50)を前記第1熱交換器に接続するために提供される補足接続手段(137a、137b、138、139)を選択的に装着可能な接続台座(21、22、23、24)を前記ヘッダの上に備えることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器組立体。
  3. 前記第2熱交換器(30)の代わりとして第3熱交換器(50)を前記第1熱交換器に接続するために提供された補足接続手段であって、前記ヘッダの上に形成された前記接続台座(21、22、23、24)に装着された補足接続手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器組立体。
  4. 前記補足接続手段は、前記第1および第2のヘッダの前記他方(16)に装着可能であり、かつ、前記第3熱交換器(50)の第1側部および第2側部の一方(54)と連結可能なヒンジ状支持手段であって、前記第1および第2のヘッダの前記他方の長手軸に平行な回動軸であって、その周りを前記第3熱交換器(50)が前記第1熱交換器(10)に対して回動可能な回動軸を規定するためのヒンジ状支持手段(137a;137b)、および
    前記第1および第2のヘッダの前記一方(15)に装着可能であり、かつ、前記第3熱交換器(50)の第1側部および第2側部の他方(53)と連結可能な締結手段であって、前記第3熱交換器を前記第1熱交換器(10)に対して固定するための締結手段(138、139)を備えることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器組立体。
  5. 前記接続手段は前記ヘッダと一体に成形されており、前記補足接続手段は、前記ヘッダの上に形成された前記接続台座(21、22、23、24)にスナップフィット接続されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の熱交換器組立体。
  6. 前記締結手段(18、19;38、39;138、139)は、前記回動軸の周りにおける回動によって2つの前記熱交換器を接近させる操作によって非締結状態から締結状態へ切替わるクイック締結手段であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の熱交換器組立体。
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