JP2013193258A - エンボス加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシロールによってエンボスロールの表面から紙粉を掻き落とす従来の方法ではエンボスロールの目詰まりを確実に解消し得ない。
【解決手段】外周面に凹部31rと凸部31pとが形成された円筒状のエンボスロール31と、このエンボスロール31の外周面に押し付けられてこれとの間に帯状のシート11Lが挿通されるバックアップロール39とを有する本発明によるエンボス加工装置は、エンボスロール31の内側に画成される減圧チャンバー40と、この減圧チャンバー40に連通するようにエンボスロール31の内周面31iと凹部31rとにそれぞれ開口する複数の吸引孔35と、エンボスロール31の長手方向側端部から突出するボス部37Bに形成され、一端側が減圧チャンバー40に連通する吸引通路37pと、この吸引通路37pの他端側に連通して減圧チャンバー40内を減圧吸引する吸引手段41とを具える。
【選択図】図4

Description

本発明は、衛生用紙などをエンボス加工する際に発生する紙粉を効率的に除去し得るエンボス加工装置に関する。
トイレットロールやキッチンロールなどの衛生用紙がロール状に巻回されたロール状衛生用紙においては、用紙自体にある程度の柔軟性や肌触りの良さが要求されることが多い。このような要求を満たすため、用紙にエンボス加工を施したり、より薄い柔軟な用紙を複数枚積層したりすることが広く行われている。特に、エンボス加工は用紙に含まれる繊維を破壊することができる上、エンボスデザインによって他の商品との識別化が容易となるため、様々なエンボスパターンが特許文献1などで提案されている。
衛生用紙をエンボス加工するためのエンボス加工装置としては、特許文献2に開示されたものが知られている。特許文献2に開示されたエンボス加工装置は、金属製のエンボスロールとこのエンボスロールに押し付けられるラバーロールとの間に衛生用紙を送り込んで衛生用紙にエンボス加工を施すようにしている。なお、このラバーロールに代えて金属ロールを使用するエンボス加工装置も周知であるが、何れのエンボス加工装置においても、エンボス形成時に紙繊維の一部を破壊する工程を含んでいる。このため、衛生用紙をエンボス加工する際には必然的に紙粉が発生し、これがエンボスロールなどに付着することが知られている。特に、紙粉がエンボスロールの表面の凹部に堆積してエンボスロールが目詰まりを起こすと、意図したような輪郭を持つエンボスパターンを衛生用紙に形成することが次第に困難となってしまう。
このため、上述した特許文献2などでは、エンボスロールに付着した紙粉を掻き落とすためのブラシロールをエンボスロールに隣接して配し、このブラシロールによってエンボスロールの表面を払拭することを提案している。
特開2009−243019号公報 特開2011−212866号公報
特許文献2に開示された従来のエンボス加工装置においては、衛生用紙のエンボス加工に伴って発生する紙粉がエンボスロールの表面に付着しないように、ブラシロールを用いてエンボスロールの表面を払拭している。しかしながら、ブラシロールによってエンボスロールの表面から掻き落とされた紙粉が周囲に飛散したり、これがエンボスロールの表面に再付着したりすることがあり、エンボスロールの目詰まりを確実に解消し得るものではなかった。
本発明の目的は、エンボス加工に伴って発生する紙粉によってエンボスロールの目詰まりをより確実に解消し得るエンボス加工装置を提供することにある。
本発明によるエンボス加工装置は、駆動回転され、外周面に凹部と凸部とが形成された円筒状のエンボスロールと、このエンボスロールの回転軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支持され、当該エンボスロールの外周面に押し付けられるバックアップロールとを有し、これらエンボスロールとバックアップロールとの間に帯状のシートが挿通されるエンボス加工装置であって、前記エンボスロールの内側に画成される減圧チャンバーと、この減圧チャンバーに連通するように前記エンボスロールに形成され、前記エンボスロールの内周面と前記凹部とにそれぞれ開口する複数の吸引孔と、前記エンボスロールの長手方向に沿ってその側端部から突出するボス部に形成され、一端側が前記減圧チャンバーに連通するように前記エンボスロールの回転軸線に沿って延在する吸引通路と、この吸引通路の他端側に連通して前記減圧チャンバー内を減圧吸引する吸引手段とを具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、帯状のシートがエンボスロールとバックアップロールとの間に挿通される間に、エンボスロールの凹部および凸部に応じたエンボス加工がシートに形成される。一方、エンボスロールの内側に形成された減圧チャンバーは、吸引手段により吸引通路を介して減圧状態となっている。このため、エンボスロールの凹部の近傍に浮遊する紙粉やエンボスロールの外周面に付着した紙粉が周囲の空気と共に吸引孔から減圧チャンバー内に吸い込まれ、吸引通路を通って吸引手段側へと回収される。
本発明によるエンボス加工装置において、エンボスロールの内径よりも小さな外径を有する心金をエンボスロールの内側に固定状態で配し、この心金がボス部と心金の長手方向軸線に沿って心金の外周面の一部に開口する溝部とを有し、この溝部とエンボスロールの内周面とで減圧チャンバーを画成するようにしてもよい。この場合、エンボス加工された帯状のシートがエンボスロールから剥離する領域に心金の溝部を開口させることが好ましく、バックアップロールがエンボスロールに押し当たる領域にも心金の溝部を開口させることが好ましい。
本発明のエンボス加工装置によると、帯状のウェブに対するエンボス加工中に発生する紙粉をエンボスロールの外周面の凹部に開口する吸引孔からエンボスロールの内側の減圧チャンバーおよび吸引通路を通って吸引手段側へと吸引して排除することができる。
エンボスロールの内径よりも小さな外径の心金をエンボスロールの内側に固定状態で配し、この心金が溝部とエンボスロールの内周面とで減圧チャンバーを画成した場合、心金に形成された溝部に連通する吸引孔からのみ紙粉を吸引することができる。つまり、心金の外周面に対してエンボスロールの内周面を摺接状態に保つことにより、エンボスロールに形成されたすべての吸引孔から同時に吸引を行う必要がなくなり、小さな吸引力の吸引手段を使用することが可能となる。
エンボス加工された帯状のシートがエンボスロールから剥離する領域に心金の溝部を開口させた場合、紙粉が最も発生しやすい領域から効率よく紙粉を吸引排除することができる。バックアップロールがエンボスロールに押し当たる領域に心金の溝部を開口させた場合も同様であり、何れの場合においてもより小さな吸引力の吸引手段を使用することが可能となる。
本発明の対象となったトイレットロールの一例の外観を表す立体投影図である。 本発明をトイレットロールに適用した一実施形態における製造ラインの一部を模式的に表す概念図である。 図2に示した製造ラインにおけるエンボス加工部の側面形状を模式的に表す概念図である。 図3に示したエンボス加工部の一部を抽出拡大した断面図である。 図4に示したエンボスロールの回転軸線に対して直交する断面構造を破断状態で表す立体投影図である。 図4に示したエンボスロールの回転軸線に沿った断面構造を表す概念図である。
本発明によるエンボス加工装置をトイレットロールのエンボス加工に適用した実施形態について、図1〜図6を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明はこのような実施形態に限らず、例えばトイレットロール以外のキッチンロールなどの衛生用紙のように、エンボス加工を施す必要がある任意の帯状をなすシートに対して適用させることができる。
本発明の対象となるトイレットロールの実施形態の外観を図1に示す。本実施形態におけるトイレットロール10は、表面ティシュ11と裏面ティシュ12とを重ね合わせた積層連続シート13を円筒状の巻き芯14に所定長巻回したものである。しかしながら、さらに1枚以上のシートを重ね合わせて連続シートを構成したり、あるいは表面ティシュ11のみで連続シートを構成することも可能である。
表面ティシュ11には、裏面ティシュ12との重ね合わせ面側に突出する多数の第1エンボス部11aが図1に示す如き反復パターンにてそれぞれ形成されている。同様に、裏面ティシュ12には、表面ティシュ11との重ね合わせ面側に突出するように多数の第2エンボス部12aが整列状態で所定間隔毎に形成されている。このように、第1エンボス部11aおよび第2エンボス部12aを表面ティシュ11と裏面ティシュ12との重ね合わせ面側に突出させたことにより、表面ティシュ11および裏面ティシュ12の表面の手触りを良好に保つことができる。これら表面ティシュ11および裏面ティシュ12に形成される第1エンボス部11aおよび第2エンボス部12aのパターンは、必要に応じて図示以外の任意のパターンのものを採用することが可能である。
積層連続シート13の幅方向両側縁には、その長手方向に沿って延在する接合用エンボス部11b,12bが積層連続シート13の表裏両面から外側に突出しないように形成されている。これら接合用エンボス部11b,12bは、表面ティシュ11と裏面ティシュ12とを一体的に接合する接合領域を画成し、積層連続シート13の幅方向両側縁部からの表面ティシュ11と裏面ティシュ12との剥離を抑制することができる。
このようなトイレットロール10の製造設備を模式的に図2に示す。原反ティシュスタンド20には、原反表面ティシュロール11Rおよび原反裏面ティシュロール12Rが配されており、これら原反ティシュロール11R,12Rは、製品となるトイレットロール10の幅の数倍から二十数倍の幅を有する。原反表面ティシュロール11Rおよび原反裏面ティシュロール12Rから引き出された帯状をなす長尺ティシュ11L,12Lは、原反ティシュスタンド20に隣接して配されたエンボス加工部21に送出される。このエンボス加工部21の下流側には、さらに巻取部22および末端処理部23が順に配されている。エンボス加工部21は、原反ティシュロール11R,12Rにそれぞれエンボス加工を施し、さらに接合用エンボス加工を施してこれらを一体化させる。巻取部22は、エンボス加工部21から送り出される長尺積層連続シート13Lを所定長さ毎に切断して長尺の巻き芯に巻き取り、長尺トイレットロール10Lとする。本実施形態においては、この巻取部22における長尺積層連続シート13Lの切断に先立ち、その幅方向に横切る破断用ミシン目を長尺積層連続シート13Lの長手方向に沿って一定間隔毎に形成するようにしている。末端処理部23は、巻取部22から排出される長尺トイレットロール10Lの末端部をその表面に糊付けし、長尺トイレットロール10Lが巻きほぐれないようにする。なお、長尺トイレットロール10Lは、図示しない切断部に搬出され、所定幅に切断されて個々のトイレットロール10となる。切断後に残った長尺積層連続シート13Lの先端部は、巻取部22に配される新たな長尺の巻き芯に巻き付けられ、再び所定長の積層連続シート13Lがこの長尺の巻き芯に巻き取られるようになっている。
本実施形態におけるエンボス加工部21を抽出拡大して図3に示す。すなわち、エンボス加工部21のフレーム30には、表面ティシュ用のエンボスロール31と、裏面ティシュ用のエンボスロール32と、接合用エンボス加工を行うためのエンボスホイール33とが相隔てて配されている。表面ティシュ用のエンボスロール31の外周面には、図1に示した第1エンボス部11aのエンボスパターンに対応した凹部31r,凸部31p(図4〜図6参照)が形成されている。同様に、裏面ティシュ用のエンボスロール32の外周面には、図1に示す第2エンボス部12aのエンボスパターンに対応した図示しない凹部と凸部とが形成されている。また、エンボスホイール33の外周面には、図1に示した接合用エンボス部11b,12bに対応したエンボスパターンが形成されている。
表面ティシュ用のエンボスロール31の内部構造を図4に抽出拡大して示し、その外観を破断状態で図5に示し、その回転軸線に沿った断面構造を図6に示すが、裏面ティシュ用のエンボスロール32の構造もこれと全く同一である。すなわち、本実施形態におけるエンボスロール31は円筒状をなし、軸受34を介してフレーム30に回転自在に支持されている。エンボスロール31には、このエンボスロール31の内周面31iと凹部31rとにそれぞれ開口する複数の吸引孔35が形成されている。フレーム30から突出するエンボスロール31の一端側のボス部31Bには、傘歯車36が取り付けられ、図示しない駆動源からの回転動力が伝達される。
エンボスロール31の内側には、エンボスロール31の内径dよりも小さな外径Dを有する心金37が配されている。この場合、心金37の外周面37oとエンボスロール31の内周面31iとの間の隙間が可能な限り小さくなるように、エンボスロール31の内径dおよび心金37の外径Dを設定することが好ましい。この心金37は、ボス部37Bと、心金37の長手方向軸線に沿って心金37の外周面37oの一部に開口する溝部37Cとを有する。心金37のボス部37Bとエンボスロール31のボス部31Bとの間には軸受38が組み込まれ、心金37に対してエンボスロール31が相対回転し得るようになっている。エンボスロール31の長手方向に沿って心金37の一方の側端部から突出するボス部37Bはフレーム30の外に引き出され、図示しないブラケットを介してフレーム30に対し固定された状態となっている。本実施形態では、図4に示すように、エンボス加工された長尺ティシュ11Lがエンボスロール31の外周面から剥離する領域と、後述するバックアップロール39がエンボスロール31に押し当たる領域とに溝部37Cが開口するように、心金37における溝部37Cの形成領域およびフレーム30に対する心金37の回転位相が規定されている。
エンボスロール31の内側には、溝部37Cとエンボスロール31の内周面31iとで画成される減圧チャンバー40が形成されている。心金37の一方のボス部37Bには、一端側が減圧チャンバー40に連通するようにエンボスロール31の回転軸線に沿って延在する吸引通路37pが形成されている。この吸引通路37pの他端側には、減圧チャンバー40内を減圧吸引する吸引手段41が連通している。本実施形態における吸引手段41は、サイクロン集塵機41aと、吸気ブロワー41bとを具えているが、必要に応じて適宜変更可能であることは言うまでもない。
前述したように、バックアップロール39がエンボスロール31に押し当たる領域に溝部37Cの開口を位置させているため、エンボスロール31の回転に伴って溝部37Cの開口に位置する吸引孔35が減圧チャンバー40に対して連通状態となる。従って、原反ティシュロール11Rのエンボス加工に伴って発生し、エンボスロール31の外周面、特に凹部31rに付着する紙粉は、吸気ブロワー41bの作用より心金37の溝部37Cに臨む吸引孔35から減圧チャンバー40に吸い込まれる。そして、吸引通路37pを通ってサイクロン集塵機41aに回収される結果、エンボスロール31の外周面の目詰まりを効率よく防ぐことができる。これは、裏面ティシュ用のエンボスロール32についても同様である。
なお、上述した心金37を省略し、エンボスロール31の内側全体を減圧チャンバー40として使用することも可能である。この場合、エンボスロール31の外周面に開口する吸引孔35のすべてから同時に吸引操作が行われることとなるので、より高い能力の吸引ブロワーを使用する必要が生ずることに注意されたい。
表面ティシュ用のエンボスロール31の上方には、表面ティシュ用のバックアップロール39がエンボスロール31との対向方向に沿って移動可能に配され、これらの間に長尺ティシュ11Lが挿通される。同様に、裏面ティシュ用のエンボスロール32の直下には裏面ティシュ用のバックアップロール42がエンボスロール32との対向方向に沿って移動可能に配され、これらの間に長尺ティシュ12Lが挿通される。これに対し、エンボスホイール33の上方には、受けロール43がフレーム30に対して回転自在に保持され、エンボスロール31,32などと共に同期駆動回転する。これらバックアップロール39,42の表面部分は、弾性変形可能な硬質合成ゴムなどの硬質なゴム状弾性体にて形成されているが、エンボスロール31,32およびエンボスホイール33の少なくとも凹凸部分は金属にて形成されている。
バックアップロール39,42は、基端部が枢軸44,45を中心としてフレーム30に揺動可能に取り付けられたロールホルダー46,47に対してそれぞれ回転自在に取り付けられている。これらロールホルダー46,47の先端部は、一端がフレーム30にピン止めされた流体圧シリンダー48,49の他端部にそれぞれピン止めされている。従って、流体圧シリンダー48,49のピストンロッド48a,49aの伸張動作により、バックアップロール39,42がエンボスロール31,32の外周面に所定圧で押し当たり、これらの間を通過する長尺ティシュ11L,12Lにエンボス加工が施される。
受けロール43の下方に位置するエンボスホイール33は、基端がフレーム30にピン止めされた流体圧シリンダー50のピストンロッド50aの先端部に回転自在に取り付けられている。このエンボスホイール33は、駆動回転する受けロール34に対し、流体圧シリンダー50によって所定の押圧力で押し付けられる。
なお、エンボスホイール33および受けロール43の取り付け構造を逆にすることも可能である。すなわち、エンボスホイール33をフレーム30に回転自在に取り付け、エンボスロール31,32などと共に同期駆動回転させるようにしてもよい。この場合、受けロール34を上述したバックアップロール39,42と同様に流体圧シリンダー50によってエンボスホイール33の外周面に押し付け、摩擦力によって連れ回りさせることができる。
エンボスホイール33および受けロール43の上方には、エンボス加工部21から巻取部22に引き出される長尺積層連続シート13Lの弛みを取るための張力調整ロール51が配されている。この張力調整ロール51を回転自在に支持する弛み取りアーム52の基端部は、枢軸53を介してフレーム30に回転自在に取り付けられている。
上述したロール31,32,39,42,43およびエンボスホイール33ならびに枢軸44,45,53の回転軸線は、相互に平行に設定されている。エンボスロール31,32および受けロール43には、これらを同期駆動回転させるための図示しない駆動手段が連結されている。他のエンボスホイール33や残りのバックアップロール39,42などは原反ティシュロール11R,12Rの搬送に伴う摩擦力によって従動回転するようになっている。
従って、原反表面ティシュロール11Rおよび原反裏面ティシュロール12Rから引き出された帯状をなす長尺ティシュ11L,12Lは、エンボス加工部21にてエンボス加工が施され、それぞれ第1および第2エンボス部11a,12aが形成される。これにより、長尺ティシュ11L,12Lに張りとしなやかさとが与えられ、発生する紙粉は心金37の溝部37Cに臨む吸引孔35から減圧チャンバー40および吸引通路37pを通ってサイクロン集塵機41aに回収され、エンボスロール31,32の目詰まりを防ぐ。次いで、エンボスホイール33と受けロール43の間を通過する間に接合用エンボス部11b,12bが形成され、長尺ティシュ11L,12Lが相互に重ね合わされ、積層状態で一体的に接合されて長尺積層連続シート13Lとなる。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
10 トイレットロール
10L 長尺トイレットロール
11 表面ティシュ
11a 第1エンボス部
11b 接合用エンボス部
11L 長尺ティシュ
11R 原反表面ティシュロール
12 裏面ティシュ
12a 第2エンボス部
12b 接合用エンボス部
12L 長尺ティシュ
12R 原反裏面ティシュロール
13 積層連続シート
13L 長尺積層連続シート
14 巻き芯
20 原反ティシュスタンド
21 エンボス加工部
22 巻取部
23 末端処理部
30 フレーム
31 エンボスロール
31i エンボスロールの内周面
31p 凸部
31r 凹部
31B ボス部
32 エンボスロール
33 エンボスホイール
34 軸受
35 吸引孔
36 傘歯車
37 心金
37o 心金の外周面
37p 吸引通路
37B ボス部
37C 溝部
38 軸受
39 バックアップロール
40 減圧チャンバー
41 吸引手段
41a サイクロン集塵機
41b 吸気ブロワー
42 バックアップロール
43 受けロール
44,45 枢軸
46,47 ロールホルダー
48,49 流体圧シリンダー
48a,49a ピストンロッド
50 流体圧シリンダー
50a ピストンロッド
51 張力調整ロール
52 弛み取りアーム
53 枢軸
d エンボスロールの内径
D 心金の外径

Claims (4)

  1. 駆動回転され、外周面に凹部と凸部とが形成された円筒状のエンボスロールと、このエンボスロールの回転軸線と平行な軸線まわりに回転自在に支持され、当該エンボスロールの外周面に押し付けられるバックアップロールとを有し、これらエンボスロールとバックアップロールとの間に帯状のシートが挿通されるエンボス加工装置であって、
    前記エンボスロールの内側に画成される減圧チャンバーと、
    この減圧チャンバーに連通するように前記エンボスロールに形成され、前記エンボスロールの内周面と前記凹部とにそれぞれ開口する複数の吸引孔と、
    前記エンボスロールの長手方向に沿ってその側端部から突出するボス部に形成され、一端側が前記減圧チャンバーに連通するように前記エンボスロールの回転軸線に沿って延在する吸引通路と、
    この吸引通路の他端側に連通して前記減圧チャンバー内を減圧吸引する吸引手段と
    を具えたことを特徴とするエンボス加工装置。
  2. 前記エンボスロールの内側に固定状態で配され、前記エンボスロールの内径よりも小さな外径を有する心金をさらに具え、この心金は、前記ボス部と当該心金の長手方向軸線に沿って該心金の外周面の一部に開口する溝部とを有し、前記減圧チャンバーは、この溝部と前記エンボスロールの内周面とで画成されることを特徴とする請求項1に記載のエンボス加工装置。
  3. 前記溝部は、エンボス加工された帯状のシートが前記エンボスロールから剥離する領域に開口していることを特徴とする請求項2に記載のエンボス加工装置。
  4. 前記溝部は、前記バックアップロールが前記エンボスロールに押し当たる領域に開口していることを特徴とする請求項3に記載のエンボス加工装置。
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