JP2013193233A - 画像形成装置、液体カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を加圧する圧力と廃液の送液量の管理を簡単に行うことができない。
【解決手段】液体カートリッジ3は、カートリッジケース11内に、記録ヘッド1に供給する液体を収容する液体収容室12と、吸引ポンプ6から送られる廃液及び空気を収容する廃液収容室13とを有し、液体収容室12は、収容された液体残量に応じて容積が変化可能であり、廃液収容室13は、収容された廃液及び空気の残量に応じて容積が変化可能であり、液体収容室12と廃液収容室13とは、対向配置されて、液体収容室12と廃液収容室13とに共通の壁部材である仕切り壁16を隔てて仕切られている。
【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置、液体カートリッジに関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置において、記録ヘッド側にヘッドタンクを備え、装置本体側に交換可能なメインタンクである液体カートリッジを備えて、液体カートリッジからヘッドタンクに液体を供給する方式のものが知られている。
このような液体供給方式において、ヘッドタンク側に負圧連動弁を有し、液体カートリッジ側から液体を常時加圧供給しておき、ヘッドタンク側の圧力と供給流路側の圧力との差が一定の値を超えると、負圧連動弁が開いて、供給流路からヘッドタンクに液体が供給されるようにした常時供給システムが知られている。
また、液体カートリッジとしては、カートリッジ内に記録ヘッドの維持回復動作で生じる廃液を収容できるようにしたものが知られている。
さらに、記録ヘッドからインクを吸引するために使用する吸引ポンプと記録ヘッドやヘッドタンクにインクを送液するための送液ポンプを兼用するようにし、記録ヘッドに供給するインクを収容(貯留)する可撓性のインク袋を有するインク貯蔵手段と、記録ヘッドから吐出されたインクを回収するインク回収手段とを有し、インク回収手段によって回収された排インクとエアーを、記録ヘッドにインクを供給することで維持回復を行う加圧回復時のインク貯蔵手段の加圧手段として利用するための戻す経路を設けたものが知られている(特許文献1)。
特開2001−162838号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の構成にあっては、液体カートリッジのハウジング内にインク袋を配置して、ハウジングとインク袋との間に排インクとエアーを供給することでインク袋を加圧するようにしているため、ハウジングに耐圧性が必要になり、カートリッジ構造が複雑になり、サイズも大きくなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で液体カートリッジから液体を加圧供給できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに供給する液体を収容する交換可能な液体カートリッジと、
前記記録ヘッドの液滴吐出を密封する吸引キャップ及び前記吸引キャップに接続された吸引手段を含む吸引排出手段と、を備え、
前記液体カートリッジは、
前記液体を収容する液体収容室と、
前記吸引手段から送られる前記液体の廃液を収容する廃液収容室と、を有し、
前記液体収容室は、収容された前記液体の量に応じて容積が変化可能であり、
前記廃液収容室は、収容された前記廃液の量に応じて容積が変化可能であり、
前記液体収容室と前記廃液収容室とは、対向配置され、
前記液体収容室及び前記廃液収容室の一方の容積が増加するときに他方の容積が減少し、一方の容積が減少するときに他方の容積が増加する方向に変位する壁部材を有し、
前記液体収容室を前記廃液収容室から加わる圧力と反対方向に加圧する弾性部材を備え、
前記液体カートリッジの廃液収容室に前記吸引手段で前記廃液及び空気を送り込んで前記液体収容室から前記記録ヘッド側に前記液体を加圧供給する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、簡単な構造で液体カートリッジから液体を加圧供給できるようになる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における液体供給排出系を説明する模式的説明図である。 本発明の第1実施形態に係る液体カートリッジの模式的説明図である。 同液体カートリッジの動作説明に供する模式的説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体カートリッジの模式的説明図である。 液体収容室にかかる圧力の説明に供する液体カートリッジの模式的説明図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置における液体供給排出系の模式的説明図である。 吸引ポンプの一例を説明する模式的説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体カートリッジの模式的説明図である。 水平打ち方式の画像形成装置の維持回復動作の説明に供する説明図である。 廃液収容室内の圧力検出手段の一例の説明に供する液体カートリッジの模式的説明図である。 本発明の第4実施形態に係る液体カートリッジの模式的説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例の機構部の側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る画像形成装置ついて図1を参照して説明する。図1は同実施形態に係る画像形成装置における液体供給排出系を説明する模式的説明図である。
この画像形成装置は、液滴を吐出する記録ヘッド1と、記録ヘッド1に液体を供給するヘッドタンク2と、記録ヘッド1に供給する液体を収容する交換可能な液体カートリッジ3とを備え、液体カートリッジ3から供給経路4を介してヘッドタンク2に液体を供給する。
また、記録ヘッド1の液滴吐出面を密封する吸引キャップ5と、吸引キャップ5に接続され、吸引キャップ5で記録ヘッド1の液滴吐出面を密封した状態で記録ヘッド1から液体を吸引排出させる吸引手段である吸引ポンプ6と、吸引ポンプ6で吸引される排出された液体(廃液)を液体カートリッジ3に戻す排出経路7とを備えている。
次に、本発明に係る液体カートリッジの第1実施形態について図2を参照して説明する。図2は同液体カートリッジの模式的説明図である。
液体カートリッジ3は、カートリッジケース(ハウジング)11内に、記録ヘッド1に供給する液体を収容(貯留)する液体収容室12と、吸引ポンプ6から送られる廃液及び空気を収容する廃液収容室13とを有している。
ここで、液体収容室12は、収容された液体残量に応じて容積が変化可能であり、伸縮可能な壁面14、例えば蛇腹状の壁面を有している。また、廃液収容室13は、収容された廃液及び空気の残量に応じて容積が変化可能であり、伸縮可能な壁面15、例えば蛇腹状の壁面を有している。
そして、液体収容室12と廃液収容室13とは、対向配置されて、液体収容室12と廃液収容室13とに共通の壁部材である仕切り壁16を隔てて仕切られ、仕切り壁16は液体収容室12及び廃液収容室13の一方の容積が増加するときに他方の容積が減少し、一方の容積が減少するときに他方の容積が増加する方向に変位する。
さらに、液体収容室12とカートリッジケース11との間には、液体収容室12の仕切り壁16に対向する壁部17を廃液収容室13側に向けて加圧する弾性部材18が配置されている。また、廃液収容室13の仕切り壁16に対向する壁部19は固定されている。
また、液体収容室12は供給経路4を通じてヘッドタンク2に接続されて、廃液収容室13は排出経路7を通じて吸引ポンプ6に接続されている。
このように構成したので、図3(a)に示すように、液体収容室12内に液体が十分に存在する状態から、画像形成に寄与しない例えば記録ヘッド1の維持回復動作などで生じる廃液が廃液収容室13に送られると、図3(b)に示すように、廃液収容室13が膨張して容積が増加する。
ここで、液体収容室12は弾性部材18によって加圧されている(押されている)ので、廃液収容室13が膨張することで、液体収容室12は、同図(b)に示すように収縮して容積が減少する。更に、廃液収容室13が膨張することで、液体収容室12は、同図(c)に示すように更に収縮して容積が減少する。
このとき、液体収容室12が弾性部材18で加圧されていることで、弾性部材18の伸び縮み量で液体収容室12に加わる圧力を管理することができ、弾性部材18の縮み量が一定になるように廃液収容室13の容積を制御する(廃液収容室13の送り込む廃液及び空気量を制御する)ことにより、液体収容室12から供給する液体に対する加圧力を管理することができる。
次に、本発明に係る液体カートリッジの第2実施形態について図4を参照して説明する。図2は同液体カートリッジの模式的説明図である。
本実施形態では、廃液収容室13とカートリッジケース11との間に、廃液収容室13の仕切り壁16に対向する壁部19を液体収容室12側に向けて加圧する弾性部材18が配置されている。この場合、液体収容室12の壁部17は固定されている。
このように構成しても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
ここで、液体収容室12にかかる圧力について図5を参照して説明する。図5は同説明に供する液体カートリッジの模式的説明図である。
廃液収容室13と液体収容室12とが押し合うことで圧力をやり取りする部分の接触面積、即ち、仕切り壁16の廃液収容室13側の壁面面積と液体収容室12側の壁面面積との比を変えることで、廃液収容室13と液体収容室12の圧力の比を一定に制御することができる。
図5(a)は廃液収容室13より液体収容室12の接触面積が小さい場合を、(b)は廃液収容室13と液体収容室12の接触面積が同じ場合を、(c)は廃液収容室13より液体収容室12の接触面積が大きい場合をそれぞれ示している。
例えば、廃液収容室13側の接触面積(壁面面積)をA、液体収容室12側の接触面積(壁面面積)をBとし、廃液収容室13にかかっている圧力をPとすると、液体収容室12にかかる圧力Qは、Q=P×A/B、となる。
さらに、弾性部材18によって液体収容室12に加えられる力をF、液体収容室12が弾性部材18から力Fを受ける面積をCとすると、液体収容室12にかかる圧力Qは、Q=F/C、という関係になる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について図6を参照して説明する。図6は同画像形成装置における液体供給排出系の模式的説明図である。
本実施形態では、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの液滴を吐出する記録ヘッド1と、記録ヘッド1に各色の液体を供給するヘッドタンク2a〜2dと、各色の液体を収容した液体カートリッジ3a〜3dと、記録ヘッド1の液滴吐出面を密封する吸引キャップ5と、吸引キャップ5に接続された吸引ポンプ6を備えている。
液体カートリッジ3a〜3dからは供給経路4a〜4dを介してヘッドタンク2a〜2dに液体が供給される。
そして、吸引ポンプ6と各液体カートリッジ3a〜3dとの間は、排出経路7、分岐手段20及び分岐排出経路21a〜21dとを介して接続されている。
この液体供給排出系では、吸引ポンプ6によって廃液及び空気が分岐手段20まで送られ、分岐手段20では、廃液及び空気は各色の液体カートリッジ3から記録ヘッド1ヘの液体供給のための圧力が最適になるように管理され、各液体カートリッジに分配されて送液される。
このように、吸引ポンプ6の動作によって生み出された圧力で液体カートリッジ3から送液を行うことで、供給専用のポンプは不要になる。
このとき、廃液の送液だけで、液体カートリッジ3に供給に必要な圧力を発生させることができない場合には、吸引キャップ5を開放状態にして吸引ポンプ6で空気を吸引して液体カートリッジ3に送ることで、必要な加圧を行うことができる。
次に、分岐手段による廃液などの各液体カートリッジへの分配量の管理方法について説明する。
まず、分岐手段20として、1つの経路(排出経路7)から4方向に経路(分岐排出経路21a〜21d)を切り替えることのできる切替弁を使用する。
この場合には、各液体カートリッジ3内の圧力を検出して、圧力が不十分な液体カートリッジ3に対して分岐手段20の切替弁を切り替えて、圧力が不十分な液体カートリッジに廃液や空気を送ることができる。
また、分岐手段20として、すべての液体カートリッジ3が分岐手段20を通じて相互に通じ合うものを使用することで、すべての液体カートリッジ3を同一の系とし、内圧を全て等しくすることができる。
この場合、分岐手段20において各液体カートリッジ3間で常に自由に流体が移動できることで、廃液収容室13の内圧が他の液体カートリッジ3の廃液収容室13より低い場合は他の液体カートリッジ3の廃液収容室13から廃液や空気が流れ込み、高い場合は他の液体カートリッジ3へ廃液や空気が流れ出る。
したがって、互いに通じている系内のある一箇所の圧力のみを検知して、吸引ポンプ6から適切な量の廃液や空気を送ればよい。
この場合、吸引ポンプ6として吸引動作を行っていないときでも常に流路が閉じているチューブポンプを使用している。
このようなチューブポンプの一例について図7を参照して説明する。図7は同チューブポンプの模式的説明図である。
このチューブポンプは、ポンプケース40の一部の内周面に沿って這い回されたチューブ41と、回転部材42に取り付けられてチューブ41を扱くように押し潰すコロ43とを有し、回転部材42がいずれの位置で停止していても、いずれかのコロ43がチューブ41を押し潰して流路を閉じている。
なお、前述したように、各色で廃液収容室13と液体収容室12の接触面積を異ならせることで、各色の液体を異なる圧力で供給することもできる。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体カートリッジについて図8を参照して説明する。図8は同カートリッジの模式的説明図である。
前述した第1、第2実施形態に係る画像形成装置における液体供給排出系においては、廃液収容室の圧力が大きくなりすぎた場合に、廃液収容室内の廃液や空気を吸引キャップに逆流させて廃液を処理することができない。
つまり、液体カートリッジ3から供給された液体は印字によって消費されるため、吸引ポンプ6から廃液収容室13に戻される廃液量は、液体収容室12から供給された液体の量よりも必ず少なくなる。
この場合、印字で消費される液体の量を加味し、前述したように廃液収容室と液体収容室12の接触面積を、廃液のみで廃液収容室13を満たし、液体収容室12の圧力を目標とする値にすることはできる。
ただし、このような構成を採用した場合、液体収容室12に過剰な圧力が加わってしまった場合に、廃液収容室13内の圧力を下げることができなければ、過剰圧力が加わったままになる。
そこで、本実施形態の液体カートリッジでは、廃液収容室13に気体と気体(ここでは廃液)を分離する気液分離手段25を備えている。この気液分離手段25は、廃液収容室13内の圧力が所定値以上になったときに開いてカートリッジケース11外に空気を排出する。
この気液分離手段25は、気体を透過させ、かつ、インクなどの液体を通過させない特性をもった多孔質からなり、材質としてはPTFEなどの撥水性の樹脂繊維膜で構成される気液分離部材と、一次側と二次側圧力又はそれぞれの圧力と系の異なる圧力との差を、ある値に保持する調整弁である差圧弁とからなる。
そして、廃液収容室13には、吸引ポンプ6で空気を取り込み、廃液と空気によって廃液収容室を満たしておき、液体収容室12内の圧力が過剰になり、廃液収容室13内の圧力が所定値以上になったときに、気液分離手段25から空気のみを排出して廃液収容室13の圧力を低下させる。
これにより、過剰な圧力が液体収容室12内に加わったままになることを防止できる。
ここで、水平打ち方式の画像形成装置における維持回復動作について図9を参照して説明する。図9は同説明に供する模式的説明図である。
水平打ち方式の画像形成装置では、記録ヘッド1の液滴吐出面を垂直方向に沿って配置して、ノズル1aから液滴を水平方向に向けて吐出させる。
このような構成にした場合の維持回復動作は、図9(a)に示すように、吸引キャップ5で液滴吐出面を密封して、吸引ポンプ5によってノズル1aから吸引キャップ5内に吸引排出した後、同図(b)に示すように、吸引キャップ5の大気開放弁60を開き、同図(c)に示すように、吸引キャップ5内に排出された廃液をすべて排出させた後、同図(d)に示すように、デキャップを行う。
ここで、吸引キャップ5内に廃液を吸引排出させた場合、デキャップによる廃液の垂れを防止するためには、吸引キャップ5内の廃液を吸い切るまで吸引ポンプ6を駆動する必要があり、このとき、必ず空気を吸引することになる。
そのため、このような記録ヘッド配置の画像形成装置に使用する場合には、上述したように廃液収容室13に気液分離手段を備える構成は有効である。
次に、廃液収容室内の圧力検出手段の一例について図10を参照して説明する。図10は同説明に供する液体カートリッジの模式的説明図である。
ここでは、液体収容室12を押している弾性部材18の伸縮量を検出している。すなわち、液体収容室12の弾性部材18で押されている壁面とともに動くフィラ31と、フィラ31を検知するセンサ32とを備えている。なお、第2実施形態では廃液収容室13側に設ける。
このとき、フィラ31がセンサ32を横切る方向も検出すれば、廃液収容室13の圧力が所定値又は所定範囲より高いか低いかも検出することができる。
なお、圧力検出には圧力に直接感応する感圧センサを用いることもできる。
次に、本発明の第4実施形態に係る液体カートリッジについて図11を参照して説明する。図11は同液体カートリッジの模式的説明図である。
本実施形態では、液体収容室12の壁部51と、廃液収容室13の壁部52とを連結部材53で連結することにより、廃液収容室13の圧力変化を液体収容室12に加えるようにしている。ここで、連結部材53及び壁部51、52で本発明の壁部材を構成している。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図12及び図13を参照して説明する。なお、図12は同装置の機構部の側面説明図、図13は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドと同ヘッドに供給するインクを収容するヘッドタンクを一体化した記録ヘッド234を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有し、一方の記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、他方の記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、ここでは2ヘッド構成で4色の液滴を吐出する構成としているが、1ヘッド当たり4ノズル列配置とし、1個のヘッドで4色の各色を吐出させることもできる。
また、記録ヘッド234のタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって液体カートリッジである各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。なお、このインクカートリッジ210は前記各実施形態で説明した液体カートリッジで構成される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための吸引キャップ282aと、保湿キャップ282bと、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284と、吸引キャップ282aに接続された図示しない吸引ポンプなどを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け288を配置し、この空吐出受け288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
1 記録ヘッド
2 ヘッドタンク
3 液体カートリッジ
4 供給経路
5 吸引キャップ
6 吸引ポンプ
7 排出経路
11 カートリッジケース
12 液体収容室
13 廃液収容室
16 仕切り壁
18 弾性部材
20 分岐手段

Claims (5)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに供給する液体を収容する交換可能な液体カートリッジと、
    前記記録ヘッドの液滴吐出を密封する吸引キャップ及び前記吸引キャップに接続された吸引手段を含む吸引排出手段と、を備え、
    前記液体カートリッジは、
    前記液体を収容する液体収容室と、
    前記吸引手段から送られる前記液体の廃液を収容する廃液収容室と、を有し、
    前記液体収容室は、収容された前記液体の量に応じて容積が変化可能であり、
    前記廃液収容室は、収容された前記廃液の量に応じて容積が変化可能であり、
    前記液体収容室と前記廃液収容室とは、対向配置され、
    前記液体収容室及び前記廃液収容室の一方の容積が増加するときに他方の容積が減少し、一方の容積が減少するときに他方の容積が増加する方向に変位する壁部材を有し、
    前記液体収容室を前記廃液収容室から加わる圧力と反対方向に加圧する弾性部材を備え、
    前記液体カートリッジの廃液収容室に前記吸引手段で前記廃液及び空気を送り込んで前記液体収容室から前記記録ヘッド側に前記液体を加圧供給する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の前記液体カートリッジを備え、
    複数の前記液体カートリッジの各廃液収容室を相互に接続する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  3. 前記吸引手段と複数の廃液収容室とは、接続経路を切替可能な分岐手段を介して接続されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  4. 前記廃液収容室には気液分離手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  5. 液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの液滴吐出面を密封する吸引キャップ及び前記吸引キャップに接続された吸引手段を含む吸引排出手段と、を備える画像形成装置に交換可能に装着される、前記記録ヘッドに供給する液体を収容する液体カートリッジであって、
    前記液体を収容する液体収容室と、
    前記吸引手段から送られる前記液体の廃液を収容する廃液収容室と、を有し、
    前記液体収容室は、収容された前記液体の量に応じて容積が変化可能であり、
    前記廃液収容室は、収容された前記廃液の量に応じて容積が変化可能であり、
    前記液体収容室と前記廃液収容室とは、対向配置され、
    前記液体収容室及び前記廃液収容室の一方の容積が増加するときに他方の容積が減少し、一方の容積が減少するときに他方の容積が増加する方向に変位する壁部材を有し、
    前記液体収容室を前記廃液収容室から加わる圧力と反対方向に加圧する弾性部材を備えている
    ことを特徴とする液体カートリッジ。
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