JP2013192408A - 電気車用電源システム及び電力供給制御方法 - Google Patents

電気車用電源システム及び電力供給制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】交流区間を走行可能な電気車の架線・バッテリハイブリッド化を可能とする技術の提案。
【解決手段】電源システム1Aは、主変圧器20の二次巻線22に接続された主電動機4に電力を供給する主変換回路30と、三次巻線23に接続されて補機に電力を供給する補機用変換回路40とを備えるとともに、高速度遮断器BHBを介して補機用変換回路40の直流リンク部に接続されるともに、接触器Kpを介して主変換回路30の直流リンク部に接続されたバッテリ50Aを備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気車用電源システム等に関する。
直流電車にバッテリを搭載し、架線からの供給電力(架線電力)とバッテリの放電電力(直流電力)との一方或いは両方によって主電動機を駆動して走行する架線・バッテリハイブリッド電車が知られている。このハイブリッド電車には、回生エネルギーによってバッテリを充電したり、非電化区間ではバッテリの放電電力(直流電力)によって走行可能になるといった特長がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−253084号公報
開発されたハイブリッド電車としても、本出願人が開発した架線・バッテリハイブリッドLRV「Hi−tram」の他、多くの電車が存在する。しかし、何れのハイブリッド電車についても直流電車であり、交流電車については開発が進んでいないのが実情である。また、機関車については、ハイブリッドのディーゼル機関車の開発が進んでいるが、電気機関車のハイブリッド化は進んでいない。勿論、交流電気車の他、交直流電気車についても同様である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交流区間を走行可能な電気車の架線・バッテリハイブリッド化を可能とする技術を提案することである。
上記課題を解決するための第1の形態は、
架線からの交流電力をもとに走行する架線モードと、バッテリ(例えば、図1のバッテリ50A)の出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システム(例えば、図1の電源システム1A)であって、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部(例えば、図1の主回路側コンバータ31)及び第1インバータ部(例えば、図1のインバータ32)を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路(例えば、図1の主変換回路30)と、
前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部(例えば、図1の補機側コンバータ41)及び第2インバータ部(例えば、図1の静止形インバータ42)を有し、補機に電力を供給する補機用変換回路(例えば、図1の補機用変換回路40)と、
前記主変換回路の直流リンク部と前記バッテリとを接続する第1接触器(例えば、図1の接触器Kp)と、
制御装置(例えば、図1の制御部60)と、
を備え、
前記バッテリは、前記補機用変換回路の直流リンク部に接続され、前記架線モード時に前記第2コンバータ部のコンバータ動作による2次側出力電力で充電可能に構成されており、
前記制御装置は、
前記第1接触器を開放し、前記第2コンバータ部をコンバータ動作させることで前記架線モードに切り替える架線モード切替手段と、
前記第1接触器を投入し、前記第2コンバータ部をインバータ動作させることで前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
を有する、
電気車用電源システムである。
また、他の形態として、
主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有して補機に電力を供給する補機用変換回路と、前記補機用変換回路の直流リンク部に接続されて前記第2コンバータ部のコンバータ動作による2次側出力電力で充電可能に構成されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードと切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
前記主変換回路の直流リンク部と前記バッテリとの接続を開放し、前記第2コンバータ部をコンバータ動作させて前記架線モードに切り替えるステップと、
前記主変換回路の直流リンク部と前記バッテリとを接続し、前記第2コンバータ部をインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるステップと、
を含む電力供給制御方法を構成しても良い。
この第1の形態等によれば、主電動機に電力を供給する主変換回路と、補機に電力を供給する補機用変換回路との他に、主変換回路の直流リンク部に第1接触器を介して接続されるとともに、補機用変換回路の直流リンク部に接続されたバッテリを備え、架線からの交流電力をもとに走行する架線モードと、バッテリの出力電圧をもとに走行するバッテリモードとを切り替え可能な電気車用電源システムが実現される。
すなわち、架線モードでは、第1接触器を開放することでバッテリを主変換回路の直流リンク部から切り離し、架線からの交流電力が主変換回路によって主電動機に供給される。またこのとき、架線からの交流電力が補機用変換回路によって補機に供給されるともに、第2コンバータ部のコンバータ動作によってバッテリが充電される。一方、バッテリモードでは、第1接触器を投入することでバッテリを主変換回路の直流リンク部に接続し、バッテリからの直流電力が第1インバータ部によって主電動機に供給されるとともに、第2コンバータ部のインバータ動作によって補機にも供給される。これにより、交流区間を走行可能な電気車における架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
また、第2の形態として、第1の形態の電気車用電源システムであって、
前記第1コンバータ部は、動作停止時に純ブリッジ回路として機能するよう構成され、
前記バッテリモード切替手段は、更に、前記第1コンバータ部の動作を停止させ、
前記バッテリモードにおいて、インバータ動作によって前記第2コンバータ部の1次側に発生する電力が前記主変圧器を介して前記第1コンバータ部に印加されるよう構成されてなり、前記バッテリモードにおける前記第1コンバータ部の2次側電圧と、前記バッテリの出力電圧とが略同一に設計されてなることを特徴とする電気車用電源システムを構成しても良い。
この第2の形態によれば、第1コンバータ部は、動作停止時に純ブリッジ回路(単相全波整流回路)として機能するように構成されている。そして、バッテリモードへの切り替えは、更に、第1コンバータ部の動作を停止させることでなされる。つまり、バッテリモードでは、主変換回路の直流リンク部には、第1コンバータ部の二次側電圧と、バッテリの出力電圧とが印加されるが、この両電圧は略同一となる。
また、第3の形態として、第1の形態の電気車用電源システムであって、
前記2次巻線と前記第1コンバータ部とを接続する第2接触器(例えば、図11の接触器Ks)を更に備え、
前記バッテリモード切替手段は、更に、前記第1コンバータ部の動作を停止させるとともに、前記2接触器を開放する、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第3の形態によれば、電気車用電源システムは、主変圧器の2次巻線と第1コンバータ部とを接続する第2接触器を更に備えて構成される。そして、バッテリモードへの切り替えは、更に、第1コンバータ部の動作を停止させるとともに、第2接触器を開放することでなされる。これにより、バッテリモードでは、主変換回路の直流リンク部には、バッテリの出力電圧のみが印加される。
また、第4の形態として、第1〜第3の何れかの形態の電気車用電源システムであって、
前記制御装置は、電気車の停止時に、前記第1接触器を投入し、前記架線からの交流電力をもとに前記第1コンバータ部に前記バッテリへの充電電力を供給させる制御を行う急速充電制御手段を有する、
電気車用電源システムを構成しても良い。
この第4の形態によれば、電気車の停止時に、架線からの交流電力をもとに、第1コンバータ部がバッテリへの充電電力を供給する急速充電を行うことができる。第1接触器の投入によって主変換回路の直流リンク部とバッテリとが接続されることで、架線からの交流電力が第1コンバータ部を介してバッテリに供給可能となる。大容量の充電電力をバッテリに供給できるため、急速充電が可能となる。
第1実施形態における電源システムの構成図。 架線モードにおける電力供給動作の説明図。 バッテリモードにおける電力供給動作の説明図。 主回路コンバータの回路構成図。 バッテリの急速充電における電力供給動作の説明図。 架線モードでの起動の際の制御手順の説明図。 架線モードからバッテリモードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードから架線モードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードでの起動の際の制御手順の説明図。 バッテリの急速充電の際の制御手順の説明図。 第2実施形態における電源システムの構成図。 架線モードでの起動の際の制御手順の説明図。 架線モードからバッテリモードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードから架線モードへの切り替えの際の制御手順の説明図。 バッテリモードでの起動の際の制御手順の説明図。 バッテリの急速充電の際の制御手順の説明図。 第3実施形態における電源システムの構成図。 第4実施形態における電源システムの構成図。 第5実施形態における電源システムの構成図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下では、電車の回路構成について説明するが、LRVや機関車にも本発明の適用可能である。また、交直流電気車に応用することも可能である。すなわち、本発明の適用可能な実施形態は以下に限定されるものではない。
[第1実施形態]
<構成>
図1は、第1実施形態における電源システム1Aの回路構成図である。この電源システム1Aは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30と、補機用変換回路40と、バッテリ50Aと、接触器Kn,Kpと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部60とを備えて構成される。
主変圧器20の一次巻線21は、真空遮断器VCBを介してパンタグラフ2と接続され、二次巻線22は、主回路側コンバータ31の入力端(一次側)に接続され、三次巻線23は、補機側コンバータ41の入力端(一次側)に接続されている。この主変圧器20は、一次巻線21に架線電圧の「20000V」の単相交流電圧が印加されると、二次巻線22に「1000V」の単相交流電圧が発生し、三次巻線23に「440V」の単相交流電圧が発生するように、一次巻線21と、二次巻線22及び三次巻線23それぞれとの巻線比が構成されている。
主変換回路30は、主電動機4を駆動するための電力供給系統であり、主回路側コンバータ31(第1コンバータ部)と、インバータ32(第1インバータ部)とを有している。
主回路側コンバータ31の入力端(一次側)は、主変圧器20の二次巻線22に接続され、出力端(二次側)は、インバータ32の入力端(一次側)に接続されている。この主回路側コンバータ31は、入力端(一次側)に入力される交流電圧(単相1000V)を直流電圧(1800V)に変換する位相同期方式のPWMコンバータとして機能する。
インバータ32の入力端(一次側)は、主回路側コンバータ31の出力端(二次側)に接続され、出力端(二次側)は、主電動機4に接続されている。このインバータ32は、入力端(一次側)に入力される直流電圧(900V〜1800V)を、三相交流電力に変換して主電動機4に駆動電力を供給する。
主電動機4は、インバータ32から電力が供給されることで車軸を回転させる主電動機(メインモータ)であり、例えば三相誘導電動機で実現される。なお、図面では、1台のインバータで4台の電動機を制御する1C4M方式を図示しているが、これは一例であり、1C1M方式などの他の方式にも本実施形態を適用可能であることは勿論である。
補機用変換回路40は、空調装置や照明装置といった補助的な機器(補機)を駆動するための電力供給系統であり、補機側コンバータ41(第2コンバータ部)と、静止形インバータ42(第2インバータ部)とを有している。
補機側コンバータ41の入力端(一次側)は、主変圧器20の三次巻線23に接続され、出力端(二次側)は、静止形インバータ42の入力端(一次側)に接続されている。この補機側コンバータ41は、入力端(一次側)に入力される交流電力(単相440V)を直流電力に変換する位相同期方式のPWMコンバータとして機能する(順方向運転)。また、出力端(二次側)に入力される直流電力を交流電力(単相440V)に変換するPWMインバータとして機能する(逆方向運転)ことも可能である。
静止形インバータ42は、入力端(一次側)に入力された直流電力を交流電力(三相440V)に変換して補機に供給する。
そして、主変換回路30の直流リンク部(主回路側コンバータ31とインバータ32との間)と、補機用変換回路40の直流リンク部(補機側コンバータ41と静止形インバータ42との間)とが、接触器Kn,Kpを介して接続されている。
バッテリ50Aは、例えばリチウムイオンバッテリ等のバッテリセルを複数接続したバッテリモジュールであり、定格電圧が「900V以上1800V以下」に構成されている。このバッテリ50Aは、高速度遮断器BHB及びリアクトルLを介して、補機用変換回路40の直流リンク部(補機側コンバータ41と静止形インバータ42との間)に接続されているとともに、更に、接触器Kn,Kpを介して、主変換回路30の直流リンク部(主回路側コンバータ31とインバータ32との間)に接続されている。なお、接触器Knは、接地側の接触器であり、走行モードの切り替えにおいて常時投入されて問題ない(本実施形態では、常時投入)ため、原理的には設けなくとも支障はない。
制御部60は、CPUや各種メモリ(ROMやRAM等)から構成されるコンピュータや各種の電子回路によって実現され、制御装置として機能する。この制御部60は、後述する走行モードの切り替え制御を行う。具体的には、主回路側コンバータ31や補機側コンバータ41、インバータ32、静止形インバータ42それぞれの動作を制御するとともに、真空遮断器VCBや接触器Kn,Kp、高速度遮断器BHBそれぞれの投入/開放を制御する。
<走行モード>
電源システム1Aにおける走行モードを説明する。走行モードには、「架線モード」及び「バッテリモード」の2種類がある。
(A)架線モード
架線モードは、架線から供給される交流電圧(単相20000V)によって主電動機4を駆動して走行するモードである。
図2は、架線モードにおける電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。架線モードでは、パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBが投入されている。高速度遮断器BHB、及び、接触器Knは、ともに投入され、接触器Kpは開放されている。また、主回路側コンバータ31、及び、補機側コンバータ41は、ともにコンバータ動作をするように制御されている。
電気の流れを見ると、架線電圧である交流電圧(単相20000V)が主変圧器20の一次巻線21に印加され、二次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生し、三次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生している。二次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31によって直流電圧(1800V)に変換され、更にインバータ32によって三相交流電圧に変換されて主電動機4に供給される。一方、三次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41によって直流電圧(900V以上)に変換され、静止形インバータ42に供給されているとともに、バッテリ50Aが充電されている。なお、バッテリ50Aが満充電状態であるなど、充電の必要が無いときには、高速度遮断器BHBを開放することができる。
(B)バッテリモード
バッテリモードは、バッテリ50Aの蓄積電力によって主電動機4を駆動して走行するモードである。
図3は、バッテリモードにおける電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。バッテリモードでは、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。接触器Kn,Kp、及び、高速度遮断器BHBは、ともに投入されている。また、主回路側コンバータ31は動作停止しており、補機側コンバータ41はインバータ動作をするように制御されている。
電気の流れを見ると、バッテリ50Aの放電電圧(直流900V以上)が、インバータ32によって三相交流電力に変換されて主電動機4に供給される。また、バッテリ50Aの放電電圧(直流900V以上)が、静止形インバータ42に供給されるとともに、補機側コンバータ41によって交流電圧(単相440V)に変換され、主変圧器20の三次巻線23に印加される。主変圧器20の三次巻線23に交流電圧(単相440V)が印加されていることで、一次巻線21を介して、二次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生する。一次巻線21に発生する電圧は架線モードと同じである。主変圧器20の二次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31の入力端(一次側)に入力されるが、主回路側コンバータ31は動作停止しているため、直流電圧(900V)に変換されてインバータ32に供給される。つまり、インバータ32の入力端(一次側)には、バッテリ50Aからの直流電圧(900V以上)と、主回路側コンバータ31からの直流電圧(900V)とが供給される。
ここで、動作停止している主回路側コンバータ31の出力が「900V」の直流電圧になる理由を説明する。図4は、主回路側コンバータ31の回路構成図である。主回路側コンバータ31が動作停止している場合には、IGBTが非導通となっており、ダイオードで構成された単相全波整流回路(単相ブリッジ整流回路)と等価となる。すなわち、いわゆる純ブリッジ回路として機能する。主回路側コンバータ31の負荷側は純抵抗負荷(インダクタンスを含まない)とみなせるため、入力端子間に入力される交流電圧の「0.9倍」の直流電圧が、出力端子間に出力される。つまり、主回路側コンバータ31が動作停止している場合、その入力端(一次側)に入力される「単相1000V」の交流電圧の「0.9倍」である「900V」の直流電圧が、出力端(二次側)から出力される。
また、補機側コンバータ41も同様の回路構成であり、動作停止している場合、入力端(一次側)に入力される交流電圧の「0.9倍」の直流電圧が、出力端(二次側)から出力される。
なお、バッテリモードの状態のように、主変換回路30の直流リンク部と補機用変換回路40の直流リンク部とが接続され、互いの直流リンク部の電圧と、バッテリ50Aの端子電圧とが共通化された状態の電圧のことを、以下「中間共通電圧」という。
(C)急速充電
続いて、架線の供給電力によってバッテリ50Aを急速充電する場合を説明する。なお、この急速充電は、例えば駅などの停車場の停車中に行われる。
図5は、急速充電の際の電源システム1Aの電力供給動作を示す図である。急速充電の際には、停車中であるため、インバータ32は停止している。そして、急速充電時には、接触器Kn,Kp、及び、高速度遮断器BHBは、ともに投入される。また、パンタグラフ2が上昇して架線に接触し、真空遮断器VCBは投入される。主回路側コンバータ31、及び、補機側コンバータ41は、ともにコンバータ動作するように制御されている。
電気の流れは、主変圧器20の一次巻線21に、架線から供給される交流電圧(単相20000V)が印加され、二次巻線22に交流電圧(単相1000V)が発生し、三次巻線23に交流電圧(単相440V)が発生する。二次巻線22に発生した交流電圧(単相1000V)は、主回路側コンバータ31によって直流電圧に変換され、バッテリ50Aが充電される。このとき、主回路側コンバータ31の変調率制御によって、その出力端(二次側)からの出力電流(すなわち、バッテリ50Aの充電電流)が制御される。架線電力及び主回路側コンバータ31の出力はともに大容量であるため、バッテリ50Aの急速充電が可能となる。
また、主変圧器20の三次巻線23に発生した交流電圧(単相440V)は、補機側コンバータ41の入力端(一次側)に入力されるが、補機側コンバータ41は、動作停止又は出力端(二次側)の出力電流(すなわち、バッテリ50Aの充電電流)が0となるように制御されているため、補機側コンバータ41の出力電力によるバッテリ50Aの充電はなされない。
<走行モードの切り替え>
次に、これらの走行モードの切り替えの際の制御手順を説明する。この制御は、制御部60によってなされる。
(a)架線モードでの起動
図6は、停車中から架線モードで起動する場合の制御手順である。但し、接触器Kn、及び、高速度遮断器BHBは、ともに投入されている。また、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。主回路側コンバータ31、インバータ32、補機側コンバータ41は、ともに動作停止している。
先ず、接触器Kpを開放させる(ステップA1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップA3)、その後、真空遮断器VCBを投入する(ステップA5)。これにより、主変圧器20の一次巻線21に架線電圧である「単相20000V」の交流電力が印加され、二次巻線22に「単相1000V」の交流電力が発生し、三次巻線23に「単相440V」の交流電力が発生する。
そして、主回路側コンバータ31の入力端(一次側)に「単相1000V」の交流電圧が印加されるが、主回路側コンバータ31は停止しているため、この時点では出力端(二次側)からは「約900V」の直流電圧が出力される。また、補機側コンバータ41の入力端(一次側)に「単相440V」の交流電圧が印加されるが、補機側コンバータ41は停止しているため、出力端(二次側)からは「約369V」の直流電圧が出力されようとする。しかし、バッテリ50Aの両端電圧(バッテリ電圧)が「900V以上」であるため、補機側コンバータ41が有するダイオードによって逆流阻止されて、補機用変換回路40の直流リンク部の電圧は、バッテリ50Aの両端電圧(バッテリ電圧)である「900V以上」に維持される。
次いで、補機側コンバータ41を、変調率制御によって出力電圧が「直流900V以上」となるように、コンバータ動作させる(ステップA7)。また、主回路側コンバータ31を、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるように、コンバータ動作させる(ステップA9)。その後、インバータ32を起動する(ステップA11)。すると、インバータ32によって、主回路側コンバータ31から出力される「1800V」の直流電力が三相交流電力に変換されて、主電動機4に供給される。
(b)架線モードからバッテリモードへ切り替え
図7は、架線モードからバッテリモードへ切り替える場合の制御手順である。
先ず、インバータ32を停止させ(ステップB1)、次いで、主回路側コンバータ31を停止させる(ステップB3)。これにより、主回路側コンバータ31の出力端(二次側)の出力電力が「直流900V」となる。次いで、接触器Kpを投入する(ステップB5)。これにより、バッテリ50Aから放電される「900V以上」の直流電力が、主変換回路30の直流リンク部に供給され、インバータ32の入力端(一次側)に入力される。「900V以上」が中間共通電圧となる。
そして、補機側コンバータ41を、CVCF制御によるインバータ動作に変更させる(ステップB7)。これにより、バッテリ50Aから放電される直流電圧(900V)が、補機側コンバータ41によって交流電圧(単相440V)に変換されて三次巻線23に印加される。続いて、真空遮断器VCBを開放させ(ステップB9)、パンタグラフ2を下降させる(ステップB11)。その後、インバータ32を起動(再起動)させる(ステップB13)。
(c)バッテリモードから架線モードへ切り替え、
図8は、バッテリモードから架線モードへ切り替える場合の制御手順である。先ず、インバータ32を停止させる(ステップC1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップC3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップC5)。続いて、補機側コンバータ41を、変調率制御によるコンバータ動作に変更する(ステップC7)。そして、接触器Kpを開放し(ステップC9)、主回路側コンバータ31を、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるよう、コンバータ動作させる(ステップC11)。その後、インバータ32を起動(再起動)させる(ステップC13)、
(d)バッテリモードでの起動
図9は、停車中からバッテリモードで起動する場合の制御手順である。但し、接触器Kn、及び、高速度遮断器BHBは、ともに投入されている。また、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。主回路側コンバータ31、インバータ32、及び、補機側コンバータ41は、ともに動作停止している。
先ず、接触器Kpを投入する(ステップD1)。次いで、補機側コンバータ41を、CVCF制御によって出力電圧が「単相440V」となるよう、インバータ動作させる(ステップD3)。その後、インバータ32を起動させる(ステップD5)、
(e)バッテリモードでの急速充電
図10は、停車中にバッテリ50Aを急速充電する際の制御手順である。先ず、インバータ32を停止させる(ステップE1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップE3)、その後、真空遮断器VCBを投入する(ステップE5)。続いて、補機側コンバータ41を、動作停止、又は、出力電流(バッテリ50Aの充電電流)が「0」になるように変調率制御によるコンバータ動作をさせる(ステップE7)。そして、接触器Kpを投入する(ステップE9)。その後、主回路側コンバータ31を、所与の充電電流指令に応じた出力電流(充電電流)になるよう、変調率制御によるコンバータ動作をさせて、バッテリ50Aを充電する(ステップE11)。
バッテリ50Aの充電が完了すると(ステップE13)、走行するモード(バッテリモード/架線モード)を判断する。すなわち、「バッテリモード」で走行するならば(ステップE15:バッテリ)、主回路側コンバータ31を停止させる(ステップE17)。次いで、補機側コンバータ41を、出力電圧が「単相440V」となるよう、CVCF制御によるインバータ動作に変更させる(ステップE19)。続いて、真空遮断器VCBを開放し(ステップE21)、パンタグラフ2を下降させる(ステップE23)。その後、インバータ32を起動(再起動)する(ステップE31)。
一方、「架線モード」で走行するならば(ステップE15:バッテリ)、接触器Kpを開放させ(ステップE25)、補機側コンバータ41を、出力電圧が「直流900V」となるよう、変調率制御によるコンバータ動作に変更させる(ステップE27)。また、主回路側コンバータ31を、出力電圧が「直流1800V」となるよう、変調率制御によるコンバータ動作に変更させる(ステップE29)。その後、インバータ32を起動(再起動)する(ステップE31)。
<作用効果>
このように、本実施形態の電源システム1Aは、主電動機4の駆動電力を供給する主変換回路30と、補機へ電力を供給する補機用変換回路40とを備えて構成されるとともに、バッテリ50Aが、高速度遮断器BHBを介して補機用変換回路40の直流リンク部に接続されるとともに、更に、接触器Kpを介して主変換回路30の直流リンク部に接続されている。
これより、接触器Kpの開放/投入を切り替え、主回路側コンバータ31及び補機側コンバータ41のコンバータ/インバータ動作を切り替えることで、架線からの供給電力(交流電力)によって主電動機4を駆動して走行する架線モードと、バッテリ50Aの放電電力(直流電力)によって主電動機4を駆動して走行するバッテリモードとの切り替えが可能となり、交流電気車の架線・バッテリハイブリッド化が実現される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態は、上述の第1実施形態において、主回路側コンバータ31の入力端(一次側)を、接触器Ksを介して主変圧器20の二次巻線22に接続する構成とした実施形態である。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同符号を付し、詳細な説明を省略或いは簡略する。
<構成>
図11は、第2実施形態における電源システム1Bの回路構成図である。電源システム1Bは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30Bと、補機用変換回路40Bと、バッテリ50Bと、接触器Kn,Kpと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部60Bとを備えて構成される。主変換回路30Bは、接触器Ksと、主回路側コンバータ31Bと、インバータ32Bとを有している。
接触器Ksは、主変圧器20の二次巻線22と、主回路側コンバータ31Bの入力端(一次側)との間に設けられている。この接触器Ksは、架線モード、及び、バッテリ50Bの急速充電の際に投入され、バッテリモードでは開放される。第2実施形態では、バッテリ50Bの定格電圧を「750V」として説明するが、接触器Ksによって、バッテリ50Bの定格電圧を、三次巻線23の電圧の0.9倍以上の直流電圧(例えば、440V×0.9=396V以上)であれば自由に設計することが可能である。
すなわち、主変圧器20の二次巻線22に「単相1000V」の直流電圧が発生している状態で、主回路側コンバータ31Bが動作停止している場合、その出力端(二次側)には「900V以上」の直流電圧が発生する。このため、第1実施形態における電源システム1Aでは、バッテリ50Aの定格電圧を、この主回路側コンバータ31の出力電圧に等しい「900V」に構成する必要があった。しかし、第2実施形態によれば、バッテリモードにおいて、接触器Ksを開放することで、主回路側コンバータ31Bの出力が0となり、主変換回路30Bの直流リンク部には、バッテリ50Bの放電電圧のみが印加される。これにより、バッテリモードにおける中間共通電圧を下げることができ、バッテリ50Bの定格電圧を、三次巻線23の電圧の0.9倍以上の直流電圧であれば自由に設計することができる。
<走行モードの切り替え>
続いて、電源システム1Bにおける走行モードの切り替えを説明する。
(a)架線モードでの起動
なお、架線モードにおける電力供給動作は、上述の第1実施形態における架線モードの供給動作(図2参照)と同様である。
図12は、停止中から架線モードで起動する場合の制御手順である。但し、接触器Kn、及び、高速度遮断器BHBは、ともに投入されている。また、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。主回路側コンバータ31B、インバータ32B、及び、補機側コンバータ41Bは、ともに動作停止している。
先ず、接触器Kpを開放させ(ステップA1)、接触器Ksを投入する(ステップA2)。次いで、パンタグラフ2を上昇させて架線に接触させ(ステップA3)、その後、真空遮断器VCBを投入する(ステップA5)。続いて、補機側コンバータ41Bを、変調率制御によって出力電圧が「直流900V以上」となるように、コンバータ動作させる(ステップA7)。また、主回路側コンバータ31を、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるように、コンバータ動作させる(ステップA9)。その後、インバータ32Bを起動する(ステップA11)。
(b)架線モードからバッテリモードへ切り替え
図13は、架線モードからバッテリモードへ切り替える場合の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させ(ステップB1)、次いで、主回路側コンバータ31Bを停止させる(ステップB3)。続いて、接触器Ksを開放し(ステップB4)、接触器Kpを投入する(ステップB5)。そして、補機側コンバータ41Bを、CVCF制御によるインバータ動作に変更させる(ステップB7)。続いて、真空遮断器VCBを開放させ(ステップB9)、パンタグラフ2を下降させる(ステップB11)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)させる(ステップB13)。
(c)バッテリモードから架線モードへ切り替え、
図14は、バッテリモードから架線モードへ切り替える場合の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップC1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップC3)、真空遮断器VCBを投入する(ステップC5)。続いて、補機側コンバータ41Bを、変調率制御によるコンバータ動作に変更する(ステップC7)。そして、接触器Kpを開放し(ステップC9)、接触器Ksを投入する(ステップC10)。更に、主回路側コンバータ31Bを、変調率制御によって出力電圧が「直流1800V」となるよう、コンバータ動作させる(ステップC11)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)させる(ステップC13)、
(d)バッテリモードでの起動
図15は、停車中からバッテリモードで起動する場合の制御手順である。但し、接触器Kn、及び、高速度遮断器BHBは、ともに投入されている。また、パンタグラフ2は下降され、真空遮断器VCBは開放されている。主回路側コンバータ31B、補機側コンバータ4B1、及び、インバータ32Bは、ともに動作停止している。
先ず、接触器Kpを投入し(ステップD1)、接触器Ksを開放する(ステップ2)。次いで、補機側コンバータ41Bを、CVCF制御によって出力電圧が「単相440V」となるよう、インバータ動作させる(ステップ3)。その後、インバータ32Bを起動させる(ステップD5)。
(e)バッテリ50Bの急速充電
図16は、バッテリ50Bを急速充電する際の制御手順である。先ず、インバータ32Bを停止させる(ステップE1)。次いで、パンタグラフ2を上昇させ(ステップE3)、その後、真空遮断器VCBを投入する(ステップE5)。続いて、補機側コンバータ41Bを、動作停止、又は、出力電流(バッテリ50Bの充電電流)が「0」になるように変調率制御によるコンバータ動作に変更させる(ステップE7)。そして、接触器Ksを投入し(ステップE8)、接触器Kpを投入する(ステップE9)。その後、主回路側コンバータ31Bを、所与の充電電流指令に応じた出力電流(充電電流)になるよう、変調率制御によるコンバータ動作をさせて、バッテリ50Bを充電する(ステップE11)。
バッテリ50Bの充電が完了すると(ステップE13)、走行モードを判断する。すなわち、「バッテリモード」で走行するならば(ステップE15:バッテリ)、主回路側コンバータ31Bを停止させ(ステップE17)、接触器Ksを開放する(ステップE18)。次いで、補機側コンバータ41Bを、出力電圧が「単相440V」となるよう、CVCF制御によるインバータ動作に変更させる(ステップE19)。続いて、真空遮断器VCBを開放し(ステップE21)、パンタグラフ2を下降させる(ステップE23)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)する(ステップE31)。
一方、「架線モード」で走行するならば(ステップE15:架線)、接触器Kpを開放させ(ステップE25)、補機側コンバータ41Bを、出力電圧が「直流900V」となるよう、変調率制御によるコンバータ動作に変更させる(ステップE27)。その後、インバータ32Bを起動(再起動)させる(ステップE29)。
<作用効果>
このように、第2実施形態における電源システム1Bは、第1実施形態における電源システム1Aにおいて、主変圧器20の二次巻線22と主回路側コンバータ31との間に、接触器Ksが接続されて構成される。そして、バッテリモードにおいて、接触器Ksを開放することで、動作停止している主回路側コンバータ31Bの出力を0(ゼロ)とすることができる。つまり、主変換回路30Bの直流リンク部には、バッテリ50Bの放電電圧のみが印加されることになる。これにより、第1実施形態における作用効果に加えて、バッテリ50Bの定格電圧を、三次巻線23の電圧の0.9倍以上の直流電圧であれば自由に設計することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。第3実施形態と第1実施形態との主な違いは、主変圧器20Cの二次巻線22C及び三次巻線23Cの降圧電圧をともに等しく「1000V」とし、バッテリ50Cの定格電圧を「1500V」とし、主変換回路30C及び補機用変換回路40Cの直流リンク部をともに「1500V」とした点である。すなわち、走行モードに関わらず、直流リンク部の電圧を共通とし、中間共通電圧を「1500V」とした。なお、以下において、上述の第1及び第2実施形態と同一要素については同符号を付し、詳細な説明を省略或いは簡略する。
<構成>
図17は、第3実施形態における電源システム1Cの回路構成図である。電源システム1Cは、真空遮断器VCBと、主変圧器20CCと、主変換回路30Cと、補機用変換回路40Cと、バッテリ50Cと、接触器Kn,Kpと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部60とを備えて構成される。
主変圧器20Cは、一次巻線21Cに架線電圧の「20000V」の単相交流電圧が印加されると、二次巻線22C及び三次巻線23Cそれぞれに「1000V」の単相交流電圧を発生するように、一次巻線21Cと、二次巻線22C及び三次巻線23Cそれぞれとの巻線比が構成されている。
主回路側コンバータ31Cは、主変圧器20Cの二次巻線22Cから入力端(一次側)に入力される「単相1000V」の交流電圧を、「1500V」の直流電圧に変換して出力する。
補機側コンバータ41Cは、主変圧器20Cの三次巻線23Cから入力端(一次側)に入力される「単相1000V」の交流電圧を「1500V」の直流電力に変換して出力するコンバータ動作(順方向運転)と、出力端(二次側)から入力される「1500V」の直流電圧を「単相1000V」の交流電力に変換して出力するインバータ動作(逆方向運転)とが可能に構成されている。
バッテリ50Cは、定格電圧が「1500V」に設計されている。なお、本実施形態では、走行モードの切り替えにおいても接触器Kn,Kpは常時投入されるため、原理的には設けなくとも支障はない。
つまり、何れの走行モードにおいても、主変換回路30の直流リンク部と補機用変換回路40の直流リンク部との電圧が共通化され、架線モード及びバッテリモードの何れにおいても、中間共通電圧「1500V」の直流電圧が印加される。
また、架線モード、バッテリモード及び急速充電それぞれにおける電力供給動作は、架線モードにおいて接触器Kpが投入された状態となり、バッテリモードにおいて主回路側コンバータ31Cをコンバータ動作させる他は、図2,図3,図5と同様である。
<走行モードの切り替え>
走行モードにおける電力供給動作や、第1実施形態における走行モードの切り替えの制御手順(図6〜図10参照)とほぼ同様であるが、次の2点で異なる。すなわち、架線モードにおいて、接触器Kpを開放しないこと(図6のステップA1、図8のステップC9、図10のステップE25)、バッテリモードにおいて、主回路側コンバータ31Cを停止させず、コンバータ動作をするように制御すること(図7のステップB3、図10のステップE17)である。
<作用効果>
このように、第3実施形態における電源システム1Cは、第1実施形態の電源システム1Aと比べて、主変圧器20Cの二次巻線22C及び三次巻線23Cそれぞれの降圧電圧を等しくし、何れの走行モードにおいても、バッテリ50Cの定格電圧と、主変換回路30C及び補機用変換回路40Cの直流リンク部の直流リンク部の電圧を共通とした構成である。これにより、第1実施形態における作用効果に加えて、主変圧器20の負荷バランスや高調波低減の効果が得られる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態を説明する。第4実施形態と第1実施形態との主な違いは、主変圧器20Dの二次巻線22D及び三次巻線23Dの降圧電圧をともに等しく「440V」とし、バッテリ50Dの定格電圧を「750V」とし、主変換回路30D及び補機用変換回路40Dの直流リンク部をともに「750V」とした点である。すなわち、走行モードに関わらず、直流リンク部の電圧を共通とし、中間共通電圧を「750V」とした。なお、以下の説明において、上述の第1〜第3実施形態と同一の構成要素については同符号を付し、詳細な説明を省略或いは簡略する。
<構成>
図18は、第4実施形態における電源システム1Dの回路構成図である。電源システム1Dは、真空遮断器VCBと、主変圧器20Dと、主変換回路30Dと、補機用変換回路40Dと、バッテリ50Dと、接触器Kn,Kpと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部60Dとを備えて構成される。
主変圧器20Dは、一次巻線21Dに架線電圧の「20000V」の単相交流電圧が印加されると、二次巻線22D及び三次巻線23Dそれぞれに「440V」の単相交流電圧を発生するように、一次巻線21Dと、二次巻線22D及び三次巻線23Dそれぞれとの巻線比が構成されている。
主回路側コンバータ31Dは、主変圧器20Dの二次巻線22Dから入力端(一次側)に入力される「単相440V」の交流電圧を、「750V」の直流電圧に変換して出力する。
補機側コンバータ41Dは、主変圧器20Dの三次巻線23Dから入力端(一次側)に入力される「単相440V」の交流電圧を「750V」の直流電圧に変換して出力するコンバータ動作(順方向運転)と、出力端(二次側)から入力される「750V」の直流電力を「単相440V」の交流電圧に変換して出力するインバータ動作(逆方向運転)とが可能に構成されている。
バッテリ50Dは、定格電圧が「750V」に設計されている。なお、本実施形態では、走行モードの切り替えにおいても接触器Kn,Kpは常時投入されるため、原理的には設けなくとも支障はない。
つまり、何れの走行モードにおいても、主変換回路30Dの直流リンク部と補機用変換回路40Dの直流リンク部と野電圧が共通化され、架線モード及びバッテリモードの何れにおいても、中間共通電圧「750V」の直流電圧が印加される。また、架線モード、バッテリモード及び急速充電それぞれにおける電力供給動作は、架線モードにおいて接触器Kpが投入された状態となり、バッテリモードにおいて主回路側コンバータ31Dをコンバータ動作させる他は、図2,図3,図5と同様である。
<走行モードの切り替え>
走行モードにおける電力供給動作や、第1実施形態における走行モードの切り替えの制御手順(図6〜図10参照)とほぼ同様であるが、次の2点で異なる。すなわち、架線モードにおいて、接触器Kpを開放しないこと(図6のステップA1、図8のステップC9、図10のステップE25)、バッテリモードにおいて、主回路側コンバータ31Dを停止させず、コンバータ動作をするように制御すること(図7のステップB3、図10のステップE17)である。
<作用効果>
このように、第4実施形態における電源システム1Dは、第1実施形態の電源システム1Aと比べて、主変圧器20Dの二次巻線22D及び三次巻線23Dそれぞれの降圧電圧を等しくし、何れの走行モードにおいても、バッテリ50Dの定格電圧と、主変換回路30D及び補機用変換回路40Dの直流リンク部の電圧を共通とした構成である。これにより、第1実施形態における作用効果に加えて、主変圧器20Dの負荷バランスや高調波低減の効果が得られる。
なお、第3実施形態と第4実施形態とは中間共通電圧が異なる。バッテリ及び各種機器のコストや、バッテリの設置スペース、駆動力の要求仕様等に応じて、第3実施形態と第4実施形態の何れかを選択することができる。また、中間共通電圧として、第3実施形態では1500V、第4実施形態では750Vとして説明したが、これは一例である。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態を説明する。第5実施形態と第1実施形態との主な違いは、バッテリ50Eの定格電圧を「1500V」とし、バッテリモードにおける中間共通電圧を「1500V」とした点である。なお、以下の説明において、上述の第1〜第4実施形態と同一の構成要素については同符号を付し、詳細な説明を省略或いは簡略する。
<構成>
図19は、第5実施形態における電源システム1Eの回路構成図である。電源システム1Eは、真空遮断器VCBと、主変圧器20と、主変換回路30Eと、補機用変換回路40Eと、バッテリ50Eと、接触器Kn,Kpと、高速度遮断器BHBと、リアクトルLと、制御部60Eとを備えて構成される。
補機側コンバータ41Eは、主変圧器20Eの三次巻線23Eから入力端(一次側)に入力される「単相440V」の交流電圧を「1500V」の直流電圧に変換して出力するコンバータ動作(順方向運転)と、出力端(二次側)から入力される「1500V」の直流電圧を「単相440V」の交流電圧に変換して入力端(一次側)から出力するインバータ動作(逆方向運転)とを行うことが可能に構成されている。
バッテリ50Eは、定格電圧が「1500V」に設計されている。つまり、主変換回路30Eの直流リンク部には、架線モードでは「1800V」の直流電圧が印加され、バッテリモードでは「1500V」の直流電圧が印加される。バッテリモードでは、主変換回路30Eの直流リンク部と補機用変換回路40Eの直流リンク部とが接続されるため、互いの直流リンク部の電圧が共通化され、「1500V」の直流電圧が中間共通電圧となる。
<走行モードの切り替え>
走行モードにおける電力供給動作や、第1実施形態における走行モードの切り替えの制御手順(図6〜図10参照)とほぼ同様であるが、次の点で異なる。すなわち、バッテリモードにおいて、主回路側コンバータ31を停止させず、出力電圧が「1500V」になるようコンバータ動作をするように制御する(図7のステップB3、図10のステップE17)。
<作用効果>
このように、第5実施形態における電源システム1Eは、バッテリ50Eの定格電圧が「1500V」に構成される。これにより、第1実施形態における作用効果に加えて、バッテリモードにおいてインバータ32Eに入力される直流電力(直流1500V)が第1実施形態の場合(直流750V)と比較して高くなることから、特にバッテリモードにおける主電動機4の駆動トルクを向上させることができる。
[第1〜第5の実施形態の共通の作用効果]
本実施形態における電源システム1A〜1Eを交流電気車に搭載することで、交流電気車の架線・バッテリハイブリッド化が可能となる。
これにより、様々な作用効果が奏される。
例えば、上述の実施形態では、主電動機4への駆動電力の供給、すなわち力行時の説明を主にしたが、バッテリ50A〜50Eは、主変換回路30の直流リンク部に接続されているため、回生時には、主電動機4で発生した電力がバッテリ50A〜50Eに蓄積されることになる。これにより、回生エネルギーをバッテリ50A〜50Eに蓄積することで、回生失効を防止し、エネルギーの有効利用が可能となる。
また、架線モードとバッテリモードとの切り替えが可能となるため、架線の停電時にバッテリモードに切り替えることで、最寄り駅まで走行するといったことが可能となる。
また、交流区間では架線電圧が「20000V〜25000V程度」と高いため、バッテリの急速充電時に、パンタ点に流れる電流が数十アンペアと小さくて済む。架線電圧が「1500V程度」となる直流区間で急速充電を行おうとすると、大電流に対応した特殊な架線を用いる必要があるが、交流区間では通常(従来)のトロリー線で問題無い。例えば、100kWのバッテリ充電を行う場合には、50A(=10000W/20000V)のパンタ点電流となる。
また、交流電気車ではあるが、バッテリモードに切り替えることで、直流区間も走行できる。直流区間をバッテリモードで走行する際には、真空遮断器VCBを開放しておくことで、万が一、パンタグラフ2が上昇して架線に接触しても、架線電圧(直流電圧)が主変圧器20に印加されることがないため、直流偏磁が発生しない。なお、交流電気車は高圧用に設計されているため、直流区間(1500V程度程度)においてパンタグラフ2が上昇し、架線に接触したとしても、電圧的に問題が生じることはない。
1A〜1E 電源システム
VCB 真空遮断器
20 主変圧器、21 一次巻線、22 二次巻線、23 三次巻線
30 主変換回路、31 主回路側コンバータ、32インバータ
40 補機用変換回路、41 補機側コンバータ、42 静止形インバータ
50A〜50E バッテリ
K,Ks,Kp,Kn 接触器、BHB 高速度遮断器、L リアクトル
60 制御部

Claims (5)

  1. 架線からの交流電力をもとに走行する架線モードと、バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードとを切替可能な電気車用電源システムであって、
    主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有し、主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、
    前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有し、補機に電力を供給する補機用変換回路と、
    前記主変換回路の直流リンク部と前記バッテリとを接続する第1接触器と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記バッテリは、前記補機用変換回路の直流リンク部に接続され、前記架線モード時に前記第2コンバータ部のコンバータ動作による2次側出力電力で充電可能に構成されており、
    前記制御装置は、
    前記第1接触器を開放し、前記第2コンバータ部をコンバータ動作させることで前記架線モードに切り替える架線モード切替手段と、
    前記第1接触器を投入し、前記第2コンバータ部をインバータ動作させることで前記バッテリモードに切り替えるバッテリモード切替手段と、
    を有する、
    電気車用電源システム。
  2. 前記第1コンバータ部は、動作停止時に純ブリッジ回路として機能するよう構成され、
    前記バッテリモード切替手段は、更に、前記第1コンバータ部の動作を停止させ、
    前記バッテリモードにおいて、インバータ動作によって前記第2コンバータ部の1次側に発生する電力が前記主変圧器を介して前記第1コンバータ部に印加されるよう構成されてなり、前記バッテリモードにおける前記第1コンバータ部の2次側電圧と、前記バッテリの出力電圧とが略同一に設計されてなることを特徴とする請求項1に記載の電気車用電源システム。
  3. 前記2次巻線と前記第1コンバータ部とを接続する第2接触器を更に備え、
    前記バッテリモード切替手段は、更に、前記第1コンバータ部の動作を停止させるとともに、前記2接触器を開放する、
    請求項1に記載の電気車用電源システム。
  4. 前記制御装置は、電気車の停止時に、前記第1接触器を投入し、前記架線からの交流電力をもとに前記第1コンバータ部に前記バッテリへの充電電力を供給させる制御を行う急速充電制御手段を有する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の電気車用電源システム。
  5. 主変圧器の2次巻線に接続された第1コンバータ部及び第1インバータ部を有して主電動機を駆動する電力を供給する主変換回路と、前記主変圧器の3次巻線に接続された第2コンバータ部及び第2インバータ部を有して補機に電力を供給する補機用変換回路と、前記補機用変換回路の直流リンク部に接続されて前記第2コンバータ部のコンバータ動作による2次側出力電力で充電可能に構成されたバッテリとを備えた電気車用電源システムにおいて、架線からの交流電力をもとに走行する架線モードと、前記バッテリの出力電力をもとに走行するバッテリモードと切り替えて電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
    前記主変換回路の直流リンク部と前記バッテリとの接続を開放し、前記第2コンバータ部をコンバータ動作させて前記架線モードに切り替えるステップと、
    前記主変換回路の直流リンク部と前記バッテリとを接続し、前記第2コンバータ部をインバータ動作させて前記バッテリモードに切り替えるステップと、
    を含む電力供給制御方法。
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