JP2013192053A - 画像読取装置および画像読取用一体型ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】オフアキシャル光学素子を用いた画像読取用一体型ユニットの小型化を図ると共に、画像読取装置全体の小型化を図ることができる画像読取装置および画像読取用一体型ユニットを提供する。
【解決手段】副走査断面において、複数の反射光学素子間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、画像読取用一体型ユニットの対角方向であって第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明手段、複数の反射光学素子、結像光学系、そして読取手段を含む画像読取用一体型ユニット、およびこれを用いて原稿の画像情報を読取る画像読取装置に関し、イメージスキャナーやデジタル複写機等の装置に好適なものである。
従来より、イメージスキャナーやデジタル複写機等の画像読取装置が種々提案されている。図4は、一体走査光学系ユニット407を有する画像読取装置の要部概略図である。一体型走査光学系ユニット407は、原稿台ガラス(原稿台)402上の原稿面に載置された原稿401を照明する照明手段403により照明された原稿401からの光束を読取る読取手段(ラインセンサーもしくはイメージセンサー)405を有する。
さらに原稿401からの光束を読取手段405に導く複数のミラー404a〜404d、原稿401からの画像情報に基づく光束を読取手段405面上に結像させる結像光学系(結像レンズ)406等を有する。このように構成された一体走査光学系ユニット407は、駆動手段としての駆動モータ(副走査モータ)408により、同図に示す原稿面と平行な矢印A方向(副走査方向)に走査される。一体型走査光学系ユニット407を構成する各要素は、その各要素の相対位置関係を変えずに原稿を走査するものである。
図4において、原稿401からの光束が、第1ミラー404a、第2ミラー404b、第3ミラー404c、第4ミラー404dでそれぞれ反射されて、折り返された光路が形成される。そして、第4反射光学素子404dで反射した光束は、結像光学系406により、読取手段405面上へ結像される。
このような構成において、読取手段405で読取られた原稿の画像情報は電気信号として特定の画像処理部(不図示)に送られ、特定の信号処理を施された後に出力されるようになっている。なお、画像読取装置は、本装置を駆動するための電源部(不図示)を併せ持っている。
この種の画像読取装置においては、従来より、キャリッジ(画像読取用一体型ユニット)全体の小型化が要望されている。この解決法として、反射光学素子の反射回数を増やしながら、画像読取用一体型ユニット全体の小型化を進める方法が提案されている(特許文献1)。また、画像読取装置において、結像光学系を構成面が一般に非共軸となるオフアキシャル光学素子で構成し、非対称収差の発生が少なく、良好な像性能を維持する簡易な構成が提案されている(特許文献2)。
特開2008−278418号公報 特開2006−215374号公報
しかしながら、上記の画像読取装置においては、以下に示す改善の余地があった。即ち、特許文献1では、キャリッジ(一体型走査光学系ユニット)の小型化を図るミラーの配置が提案されているが、副走査方向へのより小型化がなされることが望ましいものであった。また、特許文献2では、2つのオフアキシャル光学素子からなる結像光学系により、簡易な構成としているが、ミラーを配置する際に原稿面と結像光学系間の上下方向(原稿面401の法線方向)の空間がより有効に活用されることが望ましいものであった。
本発明の目的は、オフアキシャル光学素子を用いた画像読取用一体型ユニットの小型化を図ると共に、画像読取装置全体の小型化を図ることができる画像読取装置および画像読取用一体型ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像読取装置の代表的な構成は、原稿面を照明する照明手段と、原稿面に載置される原稿からの光束を反射させる複数の反射光学素子と、前記複数の反射光学素子で反射される光束を結像させる結像光学系であって、原稿面からの光路に沿って順に設けられる第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向が原稿面に対して傾斜した方向である結像光学系と、前記結像光学系の結像位置で主走査方向に複数の読取画素を備える読取手段と、を一体的に設けた画像読取用一体型ユニットを副走査方向に相対移動させて、原稿の画像情報を読取る画像読取装置であって、副走査断面において、前記複数の反射光学素子間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、前記画像読取用一体型ユニットの対角方向であって前記第1のオフアキシャル光学素子、前記第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向としたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像読取用一体型ユニットの代表的な構成は、原稿面を照明する照明手段と、原稿面に載置される原稿からの光束を反射させる複数の反射光学素子と、前記複数の反射光学素子で反射される光束を結像させる結像光学系であって、原稿面からの光路に沿って順に設けられる第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向が原稿面に対して傾斜した方向である結像光学系と、前記結像光学系の結像位置で長手方向に複数の読取画素を備える読取手段と、を一体的に設けた画像読取用一体型ユニットであって、前記長手方向に直交する断面において、前記複数の反射光学素子間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、前記画像読取用一体型ユニットの対角方向であって前記第1のオフアキシャル光学素子、前記第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向としたことを特徴とする。
本発明によれば、オフアキシャル光学素子を用いた画像読取用一体型ユニットの小型化を図ると共に、画像読取装置全体の小型化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像読取用一体型ユニットおよび画像読取装置の要部構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取用一体型ユニットおよび画像読取装置の要部構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像読取用一体型ユニットおよび画像読取装置の要部構成図である。 従来の画像読取用一体型ユニットおよび画像読取装置の要部構成図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像読取用一体型ユニットおよび画像読取装置の要部構成図である。ここで、以下の説明において、画像読取用一体型ユニット107の左右方向とは、駆動手段(副走査モータ)108によって画像読取用一体型ユニット107が駆動される方向のことで、副走査方向に相当している。また画像読取用一体型ユニットの上下方向とは、原稿面101の法線方向(鉛直方向)のことであり、上側の方向とは原稿面101側の方向のことであり、下側の方向とはその逆の方向のことである。また主走査方向とは、読取手段105の画素の並ぶ長手方向(紙面垂直方向)である。
(画像読取装置と画像読取用一体型ユニット)
図中、1は画像読取装置本体、102は原稿台(原稿台ガラス)であり、その原稿台102の上面である原稿面に原稿101が載置されている。107は一体型走査光学系ユニットであり、照明手段103、光路を折り返す反射光学素子としての複数の反射光学素子104a〜104c、結像光学系106、読取手段105を一体的に収納している。図1で、照明手段103は、画像読取用一体型ユニット107の外側窪みにあって、複数ミラー104a〜104c、結像光学系106、読取手段105と共に一体的に設けられている。
画像読取用一体型ユニット107は、モータ等の駆動装置108により副走査方向(図1において矢印A方向)へ原稿101に対して相対移動し、固定された原稿101の画像情報を読取っている。なお、画像読取用一体型ユニット107に対し、原稿101を移動させて原稿101の画像情報を読取るようにしても良い。
103は照明手段であり、蛍光灯やハロゲンランプより成っており、原稿台102に載置した原稿を101を照明している。104a、104b、104cは、各々順に第1、第2、第3ミラーであり、原稿101からの光束を反射させ光路を折り曲げる。
106は2つのオフアキシャル光学素子106a、106bからなる結像光学系であり、複数のミラー104a、104b、104cで反射された原稿101の画像情報に基づく光束を読取手段105面上に結像させている。オフアキシャル光学素子106a、106bを備えたオフアキシャル光学系は、像中心と瞳中心を通る光線に沿った基準軸を考えたとき、構成面の基準軸との交点における面法線が基準軸上にない曲面(オフアキシャル曲面)を含む光学系として定義される。
本実施形態では、結像光学系106の2つのオフアキシャル光学素子106a、106bのうち、第1オフアキシャル光学素子106aは、第2オフアキシャル光学素子106bに比べて原稿面101に近い位置(図中上側)になるように配置している。
105は読取手段であり、ラインセンサー(もしくはイメージセンサー)の電荷結合素子より成っており、結像光学系106の結像位置であって、主走査方向(紙面垂直な長手方向)に複数の読取画素を配置している。108は駆動装置としての副走査モータであり、一体型走査光学系ユニット107を副走査方向に移動させている。本実施形態において、読取手段105は結像光学系106の結像位置にあり、一体型走査光学系ユニット107の原稿面101から法線方向の遠い端部に配置している。
(小型化を指向した光路配置)
先ず、主走査方向に直交する副走査断面において、原稿面からの光路に沿って順に設けられる第1のオフアキシャル光学素子106a、第2のオフアキシャル光学素子106b間における光束の中心光線の方向が原稿面に対して傾斜した方向に設定される。そして、複数のミラー間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、画像読取用一体型ユニット107の対角方向であって第1、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向とする。このように複数のミラーが配置される。
本実施形態では、第1、第2ミラー104a、104b間、第2、第3ミラー104b、104c間、の光束の中心光線が、2つのオフアキシャル光学素子106a、106bを結ぶ方向と同じ方向性(いわゆる右肩上がり)の傾斜を備える対角方向とされる。このように、複数のミラーが配置される。
更に本実施形態においては、ミラー104a、104b間の光束の中心光線は、以下に示す3つの線で形成される三角形の領域内を通過する。即ち、第1のオフアキシャル光学素子106aの中心光線反射点を通る副走査方向の線、第2のオフアキシャル光学素子106bの中心光線反射点を通る原稿面の法線、第1、第2のオフアキシャル光学素子106a、106bを結ぶ光束の中心光線である。
この三角形領域内の通過は、複数のミラー間(反射光学素子間)で折り曲げられる光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線が該当すれば良いが、本実施形態においては、ミラー104a、104b間の光束の中心光線が該当する。本実施形態においては、ミラー104a、104b間の光束の中心光線が、第1、第2のオフアキシャル光学素子106a、106bに最も接近した光路をとるものであり、装置の小型化のために上記三角形領域内を通過する。
また、本実施形態においては、ミラー104cから第1のオフアキシャル光学素子への入射光束、前記第2のオフアキシャル光学素子から読取手段への射出光束の少なくとも一方の中心光線は、原稿面と平行もしくは平行に近い方向とされる。なお、平行に近い方向は平行からのずれ角度の絶対値が10度以内の方向とする。
なお、本実施形態において、原稿面からの光束を最初に反射する第1反射光学素子としての第1ミラー104aが他のミラー104b、104cより原稿面101から遠くの位置(図中下側)に配置される。また、第2ミラー104bが第2オフアキシャル光学素子106bより副走査方向で読取手段105に近い位置(図中右側)に配置される。そして、画像読取用一体型ユニット107内の1つの対角方向に複数のミラー104a〜104cが配置されるが、他の対角方向には照明手段103と結像光学系106が配置される。
更に、本実施形態においては、小型化のために以下の条件式(1)を満たすようにする。ここで、第1のオフアキシャル光学素子106a、第2のオフアキシャル光学素子106b間における光束の中心光線と副走査方向のなす角度をω、複数の反射光学素子間の光束の中心光線と副走査方向のなす角度の平均値をθとする。また、反射光学素子としてのミラー間の反射面間隔の副走査方向における最大値L1に対する、原稿面の法線方向における原稿面から第1ミラー104aまでの間隔L2のなす角度であるarctan(L2/L1)をαとする。
ω>α>θ ・・・・・(1)
ω≦θの場合には、複数の反射光学素子間の光束の中心光線と副走査方向のなす角度の平均値θが大きくなるため、原稿面の法線方向における小型化を阻害する。同様に、ω≦αの場合にも、原稿面の法線方向における小型化を阻害する。また、α≦θの場合には、
複数の反射光学素子間の光束の中心光線と副走査方向のなす角度の平均値θが画像読取用一体型ユニット(キャリッジ)の対角方向であるα以上と大きくなるため、原稿面の法線方向における小型化を阻害する。
上記の条件式(1)を満たすことによって、適切なミラー配置となり、画像読取用一体型ユニット(キャリッジ)内の空間が有効に活用できる。本実施形態では、第1ミラーと第2ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角度=27.0°、第2ミラーと第3ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角度=11.0°であり、θ=19.0°となる。また、L1=45.8mm、L2=26.0mmよりα=29.6°となる一方、ω=40.0°である。
このように本実施形態では、画像読取用一体型ユニット(キャリッジ)を有する画像読取装置において、複数のミラーを含めた各要素の配置を適切に設定することにより、画像読取用一体型ユニットの小型化を図ると共に装置全体の小型化を図ることができる。
《第2の実施形態》
図2は、本実施形態の画像読取装置の要部概略図である。同図において、図1に示した要素と同一要素は、同符番を付し、同一機能を有するものとして説明を省略する。本実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、ミラーを204a〜204eに増やしたことである。
走査用の複数のミラーは、第1、第2、第3、第4、第5ミラー204a、204b、204c、204d、204eの5枚のミラーより成っている。本実施形態では、原稿101からの光束が、第1ミラー204aで反射された後、第2ミラー204bへ入射し、第2ミラー204bで反射された光束が第3ミラー204cへ入射するように各ミラーを配置している。更に第3ミラー204cで反射された後、第4ミラー204dへ入射し、第4ミラー204dで反射された光束が第5ミラー204eへ入射するように各ミラーを配置している。更に第5ミラーで反射された光束が、結像光学系106に入射するように各ミラーを配置している。
(小型化を指向した光路配置)
第1の実施形態と同様に、副走査断面において、複数のミラー間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を以下のようにする。即ち、画像読取用一体型ユニット207の対角方向であって、第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向とする。このように複数のミラーが配置される。
本実施形態では、第1、第2ミラー204a、204b間、第2、第3ミラー204b、204c間、の光束の中心光線が、2つのオフアキシャル光学素子106a、106bを結ぶ方向と同じ方向性(いわゆる右肩上がり)の傾斜を備える方向とされる。また、第3、第4ミラー204c、204d間、第4、第5ミラー204d、204e間での光束の中心光線も、2つのオフアキシャル光学素子106a、106bを結ぶ方向と同じ方向性(いわゆる右肩上がり)の傾斜を備える方向とされる。このように、複数のミラーが配置される。
更に本実施形態においては、ミラー204a、204b間の光束、およびミラー204d、204e間の光束の中心光線が、第1の実施形態で説明した三角形の領域内を通過する。また、本実施形態においては、ミラー204eから第1のオフアキシャル光学素子への入射光束の中心光線は原稿面と非平行である。しかし、第2のオフアキシャル光学素子から読取手段への射出光束の中心光線は、原稿面と平行もしくは平行に近い方向(ずれ角度の絶対値は10度以内)とされる。
なお、本実施形態において、第1ミラー204aが他のミラー204b、204c、204d、204eより原稿面101から遠くの位置(図中下側)に配置される。また第2ミラー204b、第4ミラー204dが第2オフアキシャル光学素子106bより副走査方向で読取手段105に近い位置(図中右側)に配置される。
本実施形態において、上述したように画像読取用一体型ユニット207内の1つの対角方向に複数のミラー204a〜204eが配置されるが、他の対角方向に照明手段103と結像光学系106が配置される。
本実施形態では、第1ミラーと第2ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=58.0°、第2ミラーと第3ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=34.0°である。また、第3ミラーと第4ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=26.0°、第4ミラーと第5ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=34.0°である。これより、θ=38.0°となる。また、L1=38.0mm、L2=37.0mmよりα=44.2°となる一方、ω=50.0°である。
このように本実施形態ではキャリッジを有する画像読取装置において複数のミラーを含めた各要素の配置を適切に設定することにより、画像読取用一体型ユニットの小型化を図ると共に画像読取装置全体の小型化を図ることができる。
《第3の実施形態》
図3は、本実施形態の画像読取装置の要部概略図である。同図において、図1に示した要素と同一要素は、同符番を付し、同一機能を有するものとして説明を省略する。本実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、ミラーを304a〜304eに増やしたことである。走査用の複数のミラーは第1、第2、第3、第4、第5ミラー304a、304b、304c、304d、304eの5枚のミラーより成っている。
本実施形態では、原稿101からの光束が、第1ミラー304aで反射された後、第2ミラー304bへ入射し、第2ミラー304bで反射された光束が第3ミラー304cへ入射するように各ミラーを配置している。更に第3ミラー304cで反射された後、第4ミラー304dへ入射し、第4ミラー304dで反射された光束が第5ミラー304eへ入射するように各ミラーを配置している。更に第5ミラーで反射された光束が結像光学系106に入射するように各ミラーを配置している。
(小型化を指向した光路配置)
第1の実施形態と同様に、副走査断面において、複数のミラー間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、以下のようにする。即ち、画像読取用一体型ユニット307の対角方向であって、第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向とする。このように複数のミラーが配置される。
本実施形態では、第1、第2ミラー304a、304b間、第2、第3ミラー304b、304c間、の光束の中心光線が、2つのオフアキシャル光学素子106a、106bを結ぶ方向と同じ方向性(いわゆる右肩上がり)の傾斜を備える方向とされる。また、第3、第4ミラー304c、304d間、第4、第5ミラー304d、304e間での光束の中心光線も、2つのオフアキシャル光学素子106a、106bを結ぶ方向と同じ方向性(いわゆる右肩上がり)の傾斜を備える方向とされる。このように、複数のミラーが配置される。
更に本実施形態においては、ミラー304a、304b間の光束の中心光線が、第1の実施形態で説明した三角形の領域内を通過する。また、本実施形態においては、ミラー304eから第1のオフアキシャル光学素子への入射光束の中心光線が、原稿面と平行もしくは平行に近い方向(ずれ角度の絶対値は10度以内)とされる。更に、第2のオフアキシャル光学素子から読取手段への射出光束の両方の中心光線も、原稿面と平行もしくは平行に近い方向(ずれ角度の絶対値は10度以内)とされる。
なお、本実施形態において、第1ミラー304aが他のミラー304b、304c、304d、304eより原稿面101から遠くの位置(図中下側)に配置される。また第2ミラー304b、第4ミラー304dが第2オフアキシャル光学素子106bより副走査方向で読取手段105に近い位置(図中右側)に配置される。
本実施形態において、上述したように画像読取用一体型ユニット307内の1つの対角方向に複数のミラー304a〜304eが配置されるが、他の対角方向に照明手段103と結像光学系106が配置される。
本実施形態では、第1ミラーと第2ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=32.0°、第2ミラーと第3ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=24.0°である。また、第3ミラーと第4ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=32.0°、第4ミラーと第5ミラーの反射面間の光束と副走査方向のなす角=20.0°である。これより、θ=27.0°となる。また、L1=51.2mm、L2=40.0mmよりα=38.0°となる一方、ω=40.0°である。
このように本実施形態ではキャリッジを有する画像読取装置において複数のミラーを含めた各要素の配置を適切に設定することにより、画像読取用一体型ユニットの小型化を図ると共に画像読取装置全体の小型化を図ることができる。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、原稿面を長手方向(主走査方向)に照明する照明手段103は、原稿面を片側より照明する形態であったが、両側から照明する形態であっても良い。また、反射光学素子として、光束を反射し光路を折り曲げるミラーを示したが、同様の機能を有するプリズム等に置き換えても良い。
1・・画像読取装置、103・・照明手段、104a〜104c・・ミラー、105・・読取手段、106a、106b・・オフアキシャル光学素子、106・・結像光学系、107・・画像読取用一体型ユニット、204a〜204e、207・・画像読取用一体型ユニット、304a〜304e・・ミラー、307・・画像読取用一体型ユニット

Claims (8)

  1. 原稿面を照明する照明手段と、原稿面に載置される原稿からの光束を反射させる複数の反射光学素子と、前記複数の反射光学素子で反射される光束を結像させる結像光学系であって、原稿面からの光路に沿って順に設けられる第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向が原稿面に対して傾斜した方向である結像光学系と、前記結像光学系の結像位置で主走査方向に複数の読取画素を備える読取手段と、を一体的に設けた画像読取用一体型ユニットを副走査方向に相対移動させて、原稿の画像情報を読取る画像読取装置であって、
    副走査断面において、前記複数の反射光学素子間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、前記画像読取用一体型ユニットの対角方向であって前記第1のオフアキシャル光学素子、前記第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向としたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2のオフアキシャル光学素子と前記読取手段は、原稿面の法線方向で前記第1のオフアキシャル光学素子より遠い位置に配置され、
    前記読取手段は、前記画像読取用一体型ユニットの副走査方向における端部に配置され、前記複数の反射光学素子の少なくとも1つは、副走査方向で第2のオフアキシャル光学素子より前記読取手段に近い位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記少なくとも一つの光束の中心光線は、前記第1のオフアキシャル光学素子の中心光線反射点を通る前記副走査方向の線と、前記第2のオフアキシャル光学素子の中心光線反射点を通る原稿面の法線と、前記第1のオフアキシャル光学素子と前記第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線と、で形成される三角形の領域内を通過することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記複数の反射光学素子のうち、原稿面からの光束を最初に反射する第1反射光学素子が原稿面の法線方向に原稿面から最も離れた位置に設けられ、
    第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線と副走査方向のなす角度をω、
    複数の反射光学素子間の光束の中心光線と副走査方向のなす角度の平均値をθ、
    反射光学素子間の反射面間隔の副走査方向における最大値に対する、原稿面の法線方向における原稿面から第1反射光学素子までの間隔のなす角度をα、
    とするとき、
    ω>α>θ
    なる条件を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1のオフアキシャル光学素子への入射光束、前記第2のオフアキシャル光学素子からの射出光束の少なくとも一方の中心光線は、原稿面と平行もしくは平行に近い方向であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記対角方向とは別の対角方向に、前記照明手段および前記読取手段が設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記反射光学素子はミラーであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 原稿面を照明する照明手段と、原稿面に載置される原稿からの光束を反射させる複数の反射光学素子と、前記複数の反射光学素子で反射される光束を結像させる結像光学系であって、原稿面からの光路に沿って順に設けられる第1のオフアキシャル光学素子、第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向が原稿面に対して傾斜した方向である結像光学系と、前記結像光学系の結像位置で長手方向に複数の読取画素を備える読取手段と、を一体的に設けた画像読取用一体型ユニットであって、
    前記長手方向に直交する断面において、前記複数の反射光学素子間における光束のうち、少なくとも一つの光束の中心光線の方向を、前記画像読取用一体型ユニットの対角方向であって前記第1のオフアキシャル光学素子、前記第2のオフアキシャル光学素子間における光束の中心光線の方向と同じ方向性の傾斜を備える方向としたことを特徴とする画像読取用一体型ユニット。
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